JPH06125872A - 内視鏡の管路洗浄装置 - Google Patents
内視鏡の管路洗浄装置Info
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- JPH06125872A JPH06125872A JP4304366A JP30436692A JPH06125872A JP H06125872 A JPH06125872 A JP H06125872A JP 4304366 A JP4304366 A JP 4304366A JP 30436692 A JP30436692 A JP 30436692A JP H06125872 A JPH06125872 A JP H06125872A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 内視鏡における管路を洗浄液を用いて洗浄
し、次いでこの洗浄液を管路から排出する操作を容易に
行えるようにする。 【構成】 内部が密閉されたタンク20に洗浄水流入部
22は、洗浄水流入部と、洗浄水流出部25及び空気接
続部26とが接続されこれらには、電磁作動式の開閉弁
24,30及び31が設けられ、蓋体20bには、タン
ク内への外気の吸い込みは可能で、逆止弁40が設けら
れている。弁開閉制御手段は、洗浄水流出部の開閉弁3
0制御するタイマ46と、タイマで設定された時間が経
過すると、空気供給部26の開閉弁31と、洗浄水流入
部23の開閉弁24とを開かせるリレースイッチ47
と、タンク20内の洗浄水の液面高さを検出して、洗浄
水流入部の開閉弁24を閉鎖させる液面センサ48とか
らなる。
し、次いでこの洗浄液を管路から排出する操作を容易に
行えるようにする。 【構成】 内部が密閉されたタンク20に洗浄水流入部
22は、洗浄水流入部と、洗浄水流出部25及び空気接
続部26とが接続されこれらには、電磁作動式の開閉弁
24,30及び31が設けられ、蓋体20bには、タン
ク内への外気の吸い込みは可能で、逆止弁40が設けら
れている。弁開閉制御手段は、洗浄水流出部の開閉弁3
0制御するタイマ46と、タイマで設定された時間が経
過すると、空気供給部26の開閉弁31と、洗浄水流入
部23の開閉弁24とを開かせるリレースイッチ47
と、タンク20内の洗浄水の液面高さを検出して、洗浄
水流入部の開閉弁24を閉鎖させる液面センサ48とか
らなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡を使用して検査
等を行った後に、この内視鏡における送気通路,送水通
路,吸引通路等を構成する管路を洗浄するための内視鏡
の管路洗浄装置に関するものである。
等を行った後に、この内視鏡における送気通路,送水通
路,吸引通路等を構成する管路を洗浄するための内視鏡
の管路洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は人体における体腔内等に挿入さ
れて、検査,診断や、治療等を行うためのものであるか
ら、その使用の都度洗浄しなければならない。ここで、
内視鏡には、その挿入部の先端に設けられる観察窓等を
洗浄するために、洗浄用の流体として、洗浄液及び加圧
エアを供給する通路が設けられており、また体内汚物を
吸引除去するための吸引通路も設けられている。この吸
引通路は、独立の通路として設けられる場合もあるが、
挿入部の細径化の観点から、鉗子その他の処置具を挿通
するための処置具挿通路を吸引通路の一部として共用し
ているのが一般的である。
れて、検査,診断や、治療等を行うためのものであるか
ら、その使用の都度洗浄しなければならない。ここで、
内視鏡には、その挿入部の先端に設けられる観察窓等を
洗浄するために、洗浄用の流体として、洗浄液及び加圧
エアを供給する通路が設けられており、また体内汚物を
吸引除去するための吸引通路も設けられている。この吸
引通路は、独立の通路として設けられる場合もあるが、
挿入部の細径化の観点から、鉗子その他の処置具を挿通
するための処置具挿通路を吸引通路の一部として共用し
ているのが一般的である。
【0003】吸引通路を処置具挿通路と共用する場合で
あれ、独立の通路を設ける場合であれ、送気通路,送水
通路及び吸引通路は内視鏡の本体操作部に連設したライ
トガイド軟性部内にまで延在されて、このライトガイド
軟性部の先端における光源装置への接続コネクタ部に接
続部を設けて、それぞれ加圧エア供給部,洗浄液供給部
及び吸引源に着脱可能に接続されるようになっている。
従って、これら各管路を洗浄するには、まず各接続部に
洗浄液供給装置を接続して、管路内に洗浄液を送り込む
ことによって、管路内の洗浄を行い、次いで加圧エア供
給装置を接続して、管路内に滞留する洗浄液を排出す
る。
あれ、独立の通路を設ける場合であれ、送気通路,送水
通路及び吸引通路は内視鏡の本体操作部に連設したライ
トガイド軟性部内にまで延在されて、このライトガイド
軟性部の先端における光源装置への接続コネクタ部に接
続部を設けて、それぞれ加圧エア供給部,洗浄液供給部
及び吸引源に着脱可能に接続されるようになっている。
従って、これら各管路を洗浄するには、まず各接続部に
洗浄液供給装置を接続して、管路内に洗浄液を送り込む
ことによって、管路内の洗浄を行い、次いで加圧エア供
給装置を接続して、管路内に滞留する洗浄液を排出す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、管路
の洗浄は、洗浄液の供給と加圧エアの供給とを行わなけ
ればならず、このために供給経路の切り換えを行う必要
がある等のことから、操作性が悪いという問題点があっ
た。送気及び送水用の管路と吸引用の管路とは別々に洗
浄しなければならないことから、管路全体を完全に洗浄
する操作は極めて面倒となる。
の洗浄は、洗浄液の供給と加圧エアの供給とを行わなけ
ればならず、このために供給経路の切り換えを行う必要
がある等のことから、操作性が悪いという問題点があっ
た。送気及び送水用の管路と吸引用の管路とは別々に洗
浄しなければならないことから、管路全体を完全に洗浄
する操作は極めて面倒となる。
【0005】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、簡単な構成によっ
て、内視鏡の管路を容易かつ円滑に洗浄できるようにす
ることにある。
あって、その目的とするところは、簡単な構成によっ
て、内視鏡の管路を容易かつ円滑に洗浄できるようにす
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、密閉タンクを有し、この密閉タンク
に洗浄液を供給する洗浄液流入路、密閉タンクから洗浄
液を送り出す洗浄液流出路及び加圧された空気を供給す
る空気供給路のそれぞれを接続すると共に、この密閉タ
ンク内に外気の吸引を許容し、内部空気流出を防止する
逆止弁を装着し、前記洗浄液流入路,洗浄液流出路及び
空気供給路をそれぞれ開閉する弁を設け、かつ洗浄液流
出路及び空気供給路の弁装着位置の下流側で合流させ
て、前記管路への接続通路を形成し、前記各弁は、弁開
閉制御手段によって、前記洗浄液流出路が開放状態にあ
る時には、前記洗浄液流入路及び空気供給路を閉鎖し、
洗浄液流入路が開放されて、密閉タンク内に洗浄液を補
給する際に、この密閉タンク内で増加する空気圧を利用
して、前記空気供給路から前記管路に滞留する洗浄液を
排出するように制御される構成としたことをその特徴と
するものである。
ために、本発明は、密閉タンクを有し、この密閉タンク
に洗浄液を供給する洗浄液流入路、密閉タンクから洗浄
液を送り出す洗浄液流出路及び加圧された空気を供給す
る空気供給路のそれぞれを接続すると共に、この密閉タ
ンク内に外気の吸引を許容し、内部空気流出を防止する
逆止弁を装着し、前記洗浄液流入路,洗浄液流出路及び
空気供給路をそれぞれ開閉する弁を設け、かつ洗浄液流
出路及び空気供給路の弁装着位置の下流側で合流させ
て、前記管路への接続通路を形成し、前記各弁は、弁開
閉制御手段によって、前記洗浄液流出路が開放状態にあ
る時には、前記洗浄液流入路及び空気供給路を閉鎖し、
洗浄液流入路が開放されて、密閉タンク内に洗浄液を補
給する際に、この密閉タンク内で増加する空気圧を利用
して、前記空気供給路から前記管路に滞留する洗浄液を
排出するように制御される構成としたことをその特徴と
するものである。
【0007】
【作用】密閉タンク内に洗浄液を供給するが、この洗浄
液は、例えば水道水の蛇口から得られる。而して、蛇口
に配管を接続して、栓は開いたままの状態とするが、洗
浄液流入路には弁が設けられているから、この弁により
密閉タンク内に洗浄液の供給及び供給の停止の制御を行
うことができる。次に、接続通路に内視鏡の管路に接続
する。ここで、内視鏡の管路としては、通常送気通路,
送水通路及び吸引通路がある。ただし、送気通路と送水
通路とは送気送水バルブを介して相互に通じている。し
かも、送気通路と送水通路とはライトガイド軟性部の接
続コネクタ部における接続部では、同心円状に開口して
いるので、この接続部に接続通路を接続する。また、吸
引通路はこの送気通路及び送水通路の接続部とは異なる
位置において開口する接続部を構成している。従って、
両管路を洗浄する場合には、接続通路を2つに分岐させ
て、一方を送気送水用通路部とし、他方を吸引用通路部
となし、これら各通路部に送気通路及び送水通路の接続
部と、吸引通路の接続部を接続させればよい。そして、
内視鏡は密閉タンクより低い位置に配置しておく。
液は、例えば水道水の蛇口から得られる。而して、蛇口
に配管を接続して、栓は開いたままの状態とするが、洗
浄液流入路には弁が設けられているから、この弁により
密閉タンク内に洗浄液の供給及び供給の停止の制御を行
うことができる。次に、接続通路に内視鏡の管路に接続
する。ここで、内視鏡の管路としては、通常送気通路,
送水通路及び吸引通路がある。ただし、送気通路と送水
通路とは送気送水バルブを介して相互に通じている。し
かも、送気通路と送水通路とはライトガイド軟性部の接
続コネクタ部における接続部では、同心円状に開口して
いるので、この接続部に接続通路を接続する。また、吸
引通路はこの送気通路及び送水通路の接続部とは異なる
位置において開口する接続部を構成している。従って、
両管路を洗浄する場合には、接続通路を2つに分岐させ
て、一方を送気送水用通路部とし、他方を吸引用通路部
となし、これら各通路部に送気通路及び送水通路の接続
部と、吸引通路の接続部を接続させればよい。そして、
内視鏡は密閉タンクより低い位置に配置しておく。
【0008】以上の状態で、弁開閉制御手段により洗浄
液流入路,洗浄液流出路及び空気供給路の弁の作動を制
御することによって、管路の洗浄を行う。
液流入路,洗浄液流出路及び空気供給路の弁の作動を制
御することによって、管路の洗浄を行う。
【0009】今、密閉タンクの液面が所定の高さ位置と
なっているとする。この状態で、洗浄液流入路及び空気
供給路は閉鎖状態となし、洗浄液流出路の流路を開く。
これによって、密閉タンク内の洗浄液はそれより低い位
置に置かれた内視鏡の管路内に送り込まれる。この管路
の先端は開口状態となっているから、管路に供給された
洗浄液は、この先端開口部から流出し、この間に管路の
内部の洗浄が行われる。このように、密閉タンクから洗
浄液が流出すると、タンク内の空間領域が増大するが、
逆止弁を介して外気からの吸い込みが行われるので、こ
の密閉タンク内の圧力が低下することはない。そして、
この洗浄液を供給して行われる管路の洗浄が終了する
と、洗浄液流出路を閉鎖して、洗浄液流入路を開放する
ことによって、密閉タンク内に洗浄液を補給する。これ
によって、タンク内の液面が上昇して空間領域が狭めら
れる。しかしながら、このタンクは密閉されており、逆
止弁はタンク内から外気に向けて空気を流出させるよう
にはなっていないから、タンク内の圧力が上昇する。そ
こで、この洗浄液の補給と同時に、または補給が終了し
た後に、空気供給路を開放する。これによって、タンク
内で液面上昇により加圧された空気が空気供給路から管
路に圧送されて、管路内に滞留する洗浄液を排出するこ
とができ、もって管路の洗浄が終了する。
なっているとする。この状態で、洗浄液流入路及び空気
供給路は閉鎖状態となし、洗浄液流出路の流路を開く。
これによって、密閉タンク内の洗浄液はそれより低い位
置に置かれた内視鏡の管路内に送り込まれる。この管路
の先端は開口状態となっているから、管路に供給された
洗浄液は、この先端開口部から流出し、この間に管路の
内部の洗浄が行われる。このように、密閉タンクから洗
浄液が流出すると、タンク内の空間領域が増大するが、
逆止弁を介して外気からの吸い込みが行われるので、こ
の密閉タンク内の圧力が低下することはない。そして、
この洗浄液を供給して行われる管路の洗浄が終了する
と、洗浄液流出路を閉鎖して、洗浄液流入路を開放する
ことによって、密閉タンク内に洗浄液を補給する。これ
によって、タンク内の液面が上昇して空間領域が狭めら
れる。しかしながら、このタンクは密閉されており、逆
止弁はタンク内から外気に向けて空気を流出させるよう
にはなっていないから、タンク内の圧力が上昇する。そ
こで、この洗浄液の補給と同時に、または補給が終了し
た後に、空気供給路を開放する。これによって、タンク
内で液面上昇により加圧された空気が空気供給路から管
路に圧送されて、管路内に滞留する洗浄液を排出するこ
とができ、もって管路の洗浄が終了する。
【0010】以上の動作は、弁開閉制御手段により弁の
切り換えを行うことにより実行される。このためには、
例えばこれらの弁を電磁弁で構成し、この弁開閉制御手
段からの信号に基づいて弁の開閉制御を行うようにす
る。ここで、管路への洗浄液の供給は、時間制御または
流量制御により行うことができる。
切り換えを行うことにより実行される。このためには、
例えばこれらの弁を電磁弁で構成し、この弁開閉制御手
段からの信号に基づいて弁の開閉制御を行うようにす
る。ここで、管路への洗浄液の供給は、時間制御または
流量制御により行うことができる。
【0011】時間制御の場合には、タイマと、リレー回
路及び液面センサを用いる。この液面センサは液面レベ
ルが最上昇位置となったことを検出するものである。而
して、管路の洗浄を開始するに当っては、まずタイマを
作動させて、このタイマで設定された時間だけ洗浄液流
出路を開放して、管路内に洗浄液を供給する。そして、
タイマの設定時間が経過すると、この洗浄液流出路を閉
鎖して、リレー回路によって、洗浄液流入路の流路を開
いて密閉タンク内に洗浄液を供給し、液面センサにより
液面レベルが最上昇位置となったことを検出するとこの
洗浄液流入路を閉鎖する。この洗浄液流入路の開放と同
時に、空気供給路を開放するか、または空気供給路は洗
浄液流入路が閉鎖された後に開くようにしても良い。
路及び液面センサを用いる。この液面センサは液面レベ
ルが最上昇位置となったことを検出するものである。而
して、管路の洗浄を開始するに当っては、まずタイマを
作動させて、このタイマで設定された時間だけ洗浄液流
出路を開放して、管路内に洗浄液を供給する。そして、
タイマの設定時間が経過すると、この洗浄液流出路を閉
鎖して、リレー回路によって、洗浄液流入路の流路を開
いて密閉タンク内に洗浄液を供給し、液面センサにより
液面レベルが最上昇位置となったことを検出するとこの
洗浄液流入路を閉鎖する。この洗浄液流入路の開放と同
時に、空気供給路を開放するか、または空気供給路は洗
浄液流入路が閉鎖された後に開くようにしても良い。
【0012】一方、流量制御の場合には、密閉タンクの
内部の液面を検出する液面センサとして、最上昇位置で
ある上限液面センサと最下降位置である下限液面センサ
とを設けるようにする。また、この流量制御を行う際に
は、洗浄液流出路及び空気供給路はいずれかが選択的に
開く流路切換弁とすることができる。そして、上限液面
センサにより液面が上昇位置にあることが検出される
と、流路切換弁が洗浄液流出路を開放する状態となり、
また洗浄液流入路は閉鎖状態となり、また下限液面セン
サにより液面が最下降位置にあることを検出した時に
は、流路切換弁が空気供給路を開放する状態となり、ま
た洗浄液流入路が開放状態となるように設定する。
内部の液面を検出する液面センサとして、最上昇位置で
ある上限液面センサと最下降位置である下限液面センサ
とを設けるようにする。また、この流量制御を行う際に
は、洗浄液流出路及び空気供給路はいずれかが選択的に
開く流路切換弁とすることができる。そして、上限液面
センサにより液面が上昇位置にあることが検出される
と、流路切換弁が洗浄液流出路を開放する状態となり、
また洗浄液流入路は閉鎖状態となり、また下限液面セン
サにより液面が最下降位置にあることを検出した時に
は、流路切換弁が空気供給路を開放する状態となり、ま
た洗浄液流入路が開放状態となるように設定する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず、図1に内視鏡に設けられている管路
の構成を示す。図中において、1は内視鏡を示し、この
内視鏡1は、体腔内に挿入される挿入部1aと、本体操
作部1b及び光源装置に接続されるライトガイド軟性部
1cとから大略構成される。そして、この内視鏡1に設
けられる管路としては、その代表的なものとして、送気
管路及び送水管路と、吸引管路とがある。なお、これら
以外にも補助送水路等を設けたものもある。ただし、以
下の説明においては、これら送気管路,送水管路及び吸
引管路の洗浄について説明するが、補助送水路等他の管
路も設けられている場合には、それらについても同様の
手法で洗浄が行われる。
に説明する。まず、図1に内視鏡に設けられている管路
の構成を示す。図中において、1は内視鏡を示し、この
内視鏡1は、体腔内に挿入される挿入部1aと、本体操
作部1b及び光源装置に接続されるライトガイド軟性部
1cとから大略構成される。そして、この内視鏡1に設
けられる管路としては、その代表的なものとして、送気
管路及び送水管路と、吸引管路とがある。なお、これら
以外にも補助送水路等を設けたものもある。ただし、以
下の説明においては、これら送気管路,送水管路及び吸
引管路の洗浄について説明するが、補助送水路等他の管
路も設けられている場合には、それらについても同様の
手法で洗浄が行われる。
【0014】送気管路と送水管路とは、本体操作部1b
に設けた送気送水バルブ2により制御され、また吸引管
路は吸引バルブ3により制御されるものであり、これら
の管路を構成する通路部としては、送気管路及び送水管
路は、送気送水バルブ2を挟んで上流側送気通路4,上
流側送水通路5と、下流側送気通路6,下流側送水通路
7とからなり、下流側送気通路6及び下流側送水通路7
は挿入部1aの先端近傍位置で合流した合流通路8とな
っており、この合流通路8の先端には、観察窓に向けて
開口するノズル9が接続されている。一方、吸引管路も
吸引バルブ3を挟んで上流側吸引通路10と下流側吸引
通路11とに分けられている。そして、下流側吸引通路
11は、通常は、鉗子その他の処置具を挿通するための
処置具挿通路と共用されており、先端部分は挿入部の先
端部に開口している。
に設けた送気送水バルブ2により制御され、また吸引管
路は吸引バルブ3により制御されるものであり、これら
の管路を構成する通路部としては、送気管路及び送水管
路は、送気送水バルブ2を挟んで上流側送気通路4,上
流側送水通路5と、下流側送気通路6,下流側送水通路
7とからなり、下流側送気通路6及び下流側送水通路7
は挿入部1aの先端近傍位置で合流した合流通路8とな
っており、この合流通路8の先端には、観察窓に向けて
開口するノズル9が接続されている。一方、吸引管路も
吸引バルブ3を挟んで上流側吸引通路10と下流側吸引
通路11とに分けられている。そして、下流側吸引通路
11は、通常は、鉗子その他の処置具を挿通するための
処置具挿通路と共用されており、先端部分は挿入部の先
端部に開口している。
【0015】下流側送気通路6,下流側送水通路7及び
下流側吸引通路11は、それぞれライトガイド軟性部1
cにおける光源装置への接続コネクタ部1dにまで延在
されており、この接続コネクタ部1dにおいて、下流側
吸引通路11は、吸引機構を構成する吸引ポンプ12a
及び吸引タンク12bに通じる配管13が着脱可能に接
続される接続部11aとなっている。一方、下流側送気
通路6及び下流側送水通路7のうち、下流側送水通路7
は接続コネクタ部1dにおいて、後述するように下流側
送気通路6の加圧エア供給通路6bと同心円状となった
送気送水接続部14における内管部14aとなってお
り、この内管部14aには、送水タンク15からの送水
管16が着脱可能に接続されるようになっている。ま
た、下流側送気通路6は、接続コネクタ部1d内で分岐
して、一方はエアポンプ17からのエア配管18に着脱
可能に接続される給気通路6aとなり、また他方は加圧
エア供給通路6bとなって送気送水接続部14の外管部
14bなっており、この外管部14bには、送水タンク
15に接続した液面加圧用配管19が着脱可能に接続さ
れるようになっている。而して、接続部11a,送気送
水接続部14及び給気通路6aは、それぞれ配管13,
送水管16と液面加圧用配管19及びエア供給管18と
分離した状態では、通路を閉鎖する機構を備えている。
下流側吸引通路11は、それぞれライトガイド軟性部1
cにおける光源装置への接続コネクタ部1dにまで延在
されており、この接続コネクタ部1dにおいて、下流側
吸引通路11は、吸引機構を構成する吸引ポンプ12a
及び吸引タンク12bに通じる配管13が着脱可能に接
続される接続部11aとなっている。一方、下流側送気
通路6及び下流側送水通路7のうち、下流側送水通路7
は接続コネクタ部1dにおいて、後述するように下流側
送気通路6の加圧エア供給通路6bと同心円状となった
送気送水接続部14における内管部14aとなってお
り、この内管部14aには、送水タンク15からの送水
管16が着脱可能に接続されるようになっている。ま
た、下流側送気通路6は、接続コネクタ部1d内で分岐
して、一方はエアポンプ17からのエア配管18に着脱
可能に接続される給気通路6aとなり、また他方は加圧
エア供給通路6bとなって送気送水接続部14の外管部
14bなっており、この外管部14bには、送水タンク
15に接続した液面加圧用配管19が着脱可能に接続さ
れるようになっている。而して、接続部11a,送気送
水接続部14及び給気通路6aは、それぞれ配管13,
送水管16と液面加圧用配管19及びエア供給管18と
分離した状態では、通路を閉鎖する機構を備えている。
【0016】これら送気,送水及び吸引の作動制御は送
気送水バルブ2及び吸引バルブ3により操作される。即
ち、各バルブ2,3は、弁体2a,3aと、この弁体2
a,3aに連結され、手指で操作される操作ボタン2
b,3bとを備えている。そして、その作動は、常時は
大気開放状態に保持されており、送気送水バルブ2の操
作ボタン2bに手指を当てると、送気状態となり、また
操作ボタン2bを押し込むと送水状態となるように通路
の接続の切り換えが行われ、また吸引バルブ3は操作ボ
タン2bを押し込むことによって吸引操作が可能となる
が、これらの構成については周知であるから、その詳細
な説明は省略する。
気送水バルブ2及び吸引バルブ3により操作される。即
ち、各バルブ2,3は、弁体2a,3aと、この弁体2
a,3aに連結され、手指で操作される操作ボタン2
b,3bとを備えている。そして、その作動は、常時は
大気開放状態に保持されており、送気送水バルブ2の操
作ボタン2bに手指を当てると、送気状態となり、また
操作ボタン2bを押し込むと送水状態となるように通路
の接続の切り換えが行われ、また吸引バルブ3は操作ボ
タン2bを押し込むことによって吸引操作が可能となる
が、これらの構成については周知であるから、その詳細
な説明は省略する。
【0017】内視鏡1における管路は以上のように構成
されるが、内視鏡1は、患者の体腔内等に挿入される関
係から、その使用の都度洗浄を行う必要があり、この管
路全体をも完全に洗浄する必要がある。そこで、以下に
内視鏡1の管路洗浄装置の構成について説明する。
されるが、内視鏡1は、患者の体腔内等に挿入される関
係から、その使用の都度洗浄を行う必要があり、この管
路全体をも完全に洗浄する必要がある。そこで、以下に
内視鏡1の管路洗浄装置の構成について説明する。
【0018】図2は本発明の第1の実施例を示すもので
あって、図中20は洗浄水を貯留するタンクで、このタ
ンク20は本体部20aと、この本体部20aに螺合さ
れる蓋体20bとから構成され、蓋体20bと本体部2
0aとの間にはシール部材20cを介装することによっ
て内部は密閉されている。タンク20には、水道用の蛇
口21から水道水を供給されるようになっている。この
ために、洗浄水流入部22が設けられている。この洗浄
水流入部22は、蛇口21に着脱可能に連結される流入
配管23aと、タンク20内に導かれた流入配管23b
と、両流入配管23a,23b間を開閉する電磁作動式
の開閉弁24とから構成されている。また、タンク20
には、洗浄水流出部25と空気供給部26とが接続され
ている。洗浄水流出部25は、タンク20の下部位置に
接続した流出配管27を有し、この流出配管27は弁ユ
ニット28に接続されている。また、空気供給部26は
空気供給配管29を有し、この空気供給配管29はタン
ク20の蓋体20bに接続されており、タンク20の液
面上の空気が加圧された時に、この空気供給配管29に
加圧空気を送り出すようになっている。
あって、図中20は洗浄水を貯留するタンクで、このタ
ンク20は本体部20aと、この本体部20aに螺合さ
れる蓋体20bとから構成され、蓋体20bと本体部2
0aとの間にはシール部材20cを介装することによっ
て内部は密閉されている。タンク20には、水道用の蛇
口21から水道水を供給されるようになっている。この
ために、洗浄水流入部22が設けられている。この洗浄
水流入部22は、蛇口21に着脱可能に連結される流入
配管23aと、タンク20内に導かれた流入配管23b
と、両流入配管23a,23b間を開閉する電磁作動式
の開閉弁24とから構成されている。また、タンク20
には、洗浄水流出部25と空気供給部26とが接続され
ている。洗浄水流出部25は、タンク20の下部位置に
接続した流出配管27を有し、この流出配管27は弁ユ
ニット28に接続されている。また、空気供給部26は
空気供給配管29を有し、この空気供給配管29はタン
ク20の蓋体20bに接続されており、タンク20の液
面上の空気が加圧された時に、この空気供給配管29に
加圧空気を送り出すようになっている。
【0019】弁ユニット28には、電磁作動式の開閉弁
30,31が設けられている。開閉弁30は、流出配管
27が接続される洗浄水流出通路32を開閉するための
ものであり、また開閉弁31は空気供給通路33を開閉
するためのものである。そして、これら洗浄水流出通路
32及び空気供給通路33は途中で合流して、流体通路
34となっている。この流体通路34は、切換弁35に
よって、送気送水用接続通路36に接続する状態と、吸
引用接続通路37に接続する状態との間に切り換えるよ
うになっている。
30,31が設けられている。開閉弁30は、流出配管
27が接続される洗浄水流出通路32を開閉するための
ものであり、また開閉弁31は空気供給通路33を開閉
するためのものである。そして、これら洗浄水流出通路
32及び空気供給通路33は途中で合流して、流体通路
34となっている。この流体通路34は、切換弁35に
よって、送気送水用接続通路36に接続する状態と、吸
引用接続通路37に接続する状態との間に切り換えるよ
うになっている。
【0020】開閉弁24,30及び31は同じ構造のも
のであって、具体的には、図3に示した構造となってい
る。同図から明らかなように、弁室C内に弁体Vが臨
み、この弁体Vには復帰ばねRが作用すると共に、ソレ
ノイドSに囲繞されたプランジャPが連結されている。
弁体Vは常時においては、弁室Cに開口する一対のポー
トA及びBが連通しない状態に保持されており、ソレノ
イドSに通電すると、弁体Vが復帰ばねRに抗する方向
に変位して、ポートA,B間が連通する状態となる。
のであって、具体的には、図3に示した構造となってい
る。同図から明らかなように、弁室C内に弁体Vが臨
み、この弁体Vには復帰ばねRが作用すると共に、ソレ
ノイドSに囲繞されたプランジャPが連結されている。
弁体Vは常時においては、弁室Cに開口する一対のポー
トA及びBが連通しない状態に保持されており、ソレノ
イドSに通電すると、弁体Vが復帰ばねRに抗する方向
に変位して、ポートA,B間が連通する状態となる。
【0021】また、図4に切換弁35の構成を示す。切
換弁35の弁室35aには、流体通路34,送気送水用
接続通路36及び吸引用接続通路37が接続されてお
り、また弁体38が設けられている。この弁体38の両
端には操作ロッド38a,38bが連設されており、こ
の操作ロッド38a,38bはケーシングから外部に突
出する状態となっている。従って、操作ロッド38a側
を押し込めば、流体通路34は、送気送水用接続通路3
6と連通し、また操作ロッド38b側を押し込めば、流
体通路34は吸引用接続通路37と連通することにな
る。そして、これらの各位置で、弁体38を位置決め保
持するために、操作ロッド38a,38b側の周胴部に
形成した凹部と、この凹部に係合するクリックボールと
からなるクリック手段39a,39bが設けられてい
る。
換弁35の弁室35aには、流体通路34,送気送水用
接続通路36及び吸引用接続通路37が接続されてお
り、また弁体38が設けられている。この弁体38の両
端には操作ロッド38a,38bが連設されており、こ
の操作ロッド38a,38bはケーシングから外部に突
出する状態となっている。従って、操作ロッド38a側
を押し込めば、流体通路34は、送気送水用接続通路3
6と連通し、また操作ロッド38b側を押し込めば、流
体通路34は吸引用接続通路37と連通することにな
る。そして、これらの各位置で、弁体38を位置決め保
持するために、操作ロッド38a,38b側の周胴部に
形成した凹部と、この凹部に係合するクリックボールと
からなるクリック手段39a,39bが設けられてい
る。
【0022】さらに、タンク20の蓋体20bには、逆
止弁40が設けられている。この逆止弁40は、図5に
示したように、蓋体20bに形成した開口41に保持筒
42を装着し、この保持筒42に螺合されるキャップ4
3に設けられるものであって、このキャップ43にはタ
ンク20と外部との間の通路を形成する透孔44に弾性
部材45を、その一部がキャップ43の内面に固着する
ように装着されており、タンク20内が外部より低圧状
態になると、タンク20内に外気を吸い込むことができ
るが、タンク20と外部とが同じ圧力乃至タンク20内
の圧力の方が高い場合には、外部と連通しないように保
持される。
止弁40が設けられている。この逆止弁40は、図5に
示したように、蓋体20bに形成した開口41に保持筒
42を装着し、この保持筒42に螺合されるキャップ4
3に設けられるものであって、このキャップ43にはタ
ンク20と外部との間の通路を形成する透孔44に弾性
部材45を、その一部がキャップ43の内面に固着する
ように装着されており、タンク20内が外部より低圧状
態になると、タンク20内に外気を吸い込むことができ
るが、タンク20と外部とが同じ圧力乃至タンク20内
の圧力の方が高い場合には、外部と連通しないように保
持される。
【0023】次に、開閉弁24,30及び31は、弁開
閉制御手段により開閉制御が行われる。この弁開閉制御
手段は、図6に示したように、タイマ46と、リレース
イッチ47及び液面センサ48とから構成される。タイ
マ46は、洗浄水流出部25の開閉弁30の作動を制御
するもので、このタイマ46で設定されている時間だけ
開閉弁30が開くようになっている。また、リレースイ
ッチ47は、タイマ46で設定された時間が経過する
と、このタイマ46からの信号でONして、空気供給部
26の開閉弁31と、洗浄水流入部23の開閉弁24と
が開くようになっている。さらに、液面センサ48は、
タンク20内の洗浄水の液面が所定の高さ位置にまで上
昇したことを検出する上限液面センサであって、例えば
図2に示したように、リミットスイッチ48aと、マグ
ネット付きのフロート48bとから構成される周知の構
造のもの等が用いられる。そして、この液面センサ48
によりタンク20内の液面が上限位置となったことを検
出すると、洗浄水流入部22の開閉弁24及び空気供給
部26の開閉弁31が閉鎖状態になる。而して、この管
路洗浄装置には、作動スイッチ49が設けられており、
この作動スイッチ49がONされると、タイマ46の作
動が開始するようになっている。ただし、作動スイッチ
49がONされた時に、タンク20内の液面が上限位置
となっていない場合もある。このような状態で、直ちに
タイマ46が作動して、洗浄水の内視鏡1の管路への供
給を開始すると、洗浄水が不足することになる。そこ
で、作動スイッチ49がONされても、液面センサ48
で洗浄水の液面が所定の上限位置となるまでは、タイマ
46が作動せず、洗浄水流入部22の開閉弁24が開い
て、洗浄水をタンク20内に流入させ、液面センサ48
で液面が所定の高さ位置となったことを検出した時に、
この信号がトリガ信号としてタイマ46に入力されて、
初めてタイマ46が作動開始するようになっている。
閉制御手段により開閉制御が行われる。この弁開閉制御
手段は、図6に示したように、タイマ46と、リレース
イッチ47及び液面センサ48とから構成される。タイ
マ46は、洗浄水流出部25の開閉弁30の作動を制御
するもので、このタイマ46で設定されている時間だけ
開閉弁30が開くようになっている。また、リレースイ
ッチ47は、タイマ46で設定された時間が経過する
と、このタイマ46からの信号でONして、空気供給部
26の開閉弁31と、洗浄水流入部23の開閉弁24と
が開くようになっている。さらに、液面センサ48は、
タンク20内の洗浄水の液面が所定の高さ位置にまで上
昇したことを検出する上限液面センサであって、例えば
図2に示したように、リミットスイッチ48aと、マグ
ネット付きのフロート48bとから構成される周知の構
造のもの等が用いられる。そして、この液面センサ48
によりタンク20内の液面が上限位置となったことを検
出すると、洗浄水流入部22の開閉弁24及び空気供給
部26の開閉弁31が閉鎖状態になる。而して、この管
路洗浄装置には、作動スイッチ49が設けられており、
この作動スイッチ49がONされると、タイマ46の作
動が開始するようになっている。ただし、作動スイッチ
49がONされた時に、タンク20内の液面が上限位置
となっていない場合もある。このような状態で、直ちに
タイマ46が作動して、洗浄水の内視鏡1の管路への供
給を開始すると、洗浄水が不足することになる。そこ
で、作動スイッチ49がONされても、液面センサ48
で洗浄水の液面が所定の上限位置となるまでは、タイマ
46が作動せず、洗浄水流入部22の開閉弁24が開い
て、洗浄水をタンク20内に流入させ、液面センサ48
で液面が所定の高さ位置となったことを検出した時に、
この信号がトリガ信号としてタイマ46に入力されて、
初めてタイマ46が作動開始するようになっている。
【0024】管路洗浄装置はこのように構成されるが、
以下にこの管路洗浄装置を用いて内視鏡1の管路の洗浄
を行うための作動について説明する。まず、水道水の蛇
口21に洗浄水流入部22の流入配管23aを接続し、
また送気送水用接続通路36及び吸引用接続通路37を
内視鏡1におけるライトガイド軟性部1cの接続コネク
タ部1dに設けた送気送水接続部14及び接続部11a
に接続する。ここで、これら送気送水接続部14及び接
続部11aに開閉機構が設けられている場合には、接続
時に開閉機構を開き、下流側送気通路6の給気通路6a
は閉鎖状態に保持する。これに対して、これら各接続部
分に閉鎖機構を設けていない場合には、給気通路6aに
は別途閉鎖手段を装着する。
以下にこの管路洗浄装置を用いて内視鏡1の管路の洗浄
を行うための作動について説明する。まず、水道水の蛇
口21に洗浄水流入部22の流入配管23aを接続し、
また送気送水用接続通路36及び吸引用接続通路37を
内視鏡1におけるライトガイド軟性部1cの接続コネク
タ部1dに設けた送気送水接続部14及び接続部11a
に接続する。ここで、これら送気送水接続部14及び接
続部11aに開閉機構が設けられている場合には、接続
時に開閉機構を開き、下流側送気通路6の給気通路6a
は閉鎖状態に保持する。これに対して、これら各接続部
分に閉鎖機構を設けていない場合には、給気通路6aに
は別途閉鎖手段を装着する。
【0025】内視鏡1の管路への洗浄水の供給はタンク
20の液面と内視鏡1との高低差に基づいて行うように
なされており、従って内視鏡1はタンク20より下方に
配置する。また、蛇口21は開いた状態にして、常時タ
ンク20内に洗浄水を供給できるようにしておく。さら
に、送気送水側を洗浄するのか、吸引側を洗浄するのか
を選択して、その選択に基づいて切換弁35の切り換え
を行う。ところで、送気送水バルブ2及び吸引バルブ3
は、作動状態にしなければ、上流側送気通路4,上流側
送水通路5及び上流側吸引通路10にまで洗浄水を行き
わたらせることができない。そこで、これら送気送水バ
ルブ2及び吸引バルブ3を作動状態に保持するために、
バルブ作動部材50を本体操作部1bに連結する。この
バルブ作動部材50は、例えば図7に示したような構造
のものを用いることができる。即ち、本体操作部1bに
着脱可能に装着される本体カバー51と、この本体カバ
ー51に設けられ、送気送水バルブ2及び吸引バルブ3
を作動状態に保持するために、ゴム等の弾性部材からな
る作動部片52,53とから構成される。吸引バルブ3
はその操作ボタン3bを押し込めば作動状態となるの
で、作動部片52は固定的に設ける。また、送気送水バ
ルブ3は、その操作ボタン2bの上面の大気開放口を閉
鎖すると、送気状態となり、操作ボタン2bを押し込む
と、送水状態となるから、作動部片53は、この2位置
に変位可能な構成とする。このために、作動部片53に
は押し込みボタン53aが設けられ、この押し込みボタ
ン53aを押し込んだ位置で係止するために、クリック
機構54が装着されている。
20の液面と内視鏡1との高低差に基づいて行うように
なされており、従って内視鏡1はタンク20より下方に
配置する。また、蛇口21は開いた状態にして、常時タ
ンク20内に洗浄水を供給できるようにしておく。さら
に、送気送水側を洗浄するのか、吸引側を洗浄するのか
を選択して、その選択に基づいて切換弁35の切り換え
を行う。ところで、送気送水バルブ2及び吸引バルブ3
は、作動状態にしなければ、上流側送気通路4,上流側
送水通路5及び上流側吸引通路10にまで洗浄水を行き
わたらせることができない。そこで、これら送気送水バ
ルブ2及び吸引バルブ3を作動状態に保持するために、
バルブ作動部材50を本体操作部1bに連結する。この
バルブ作動部材50は、例えば図7に示したような構造
のものを用いることができる。即ち、本体操作部1bに
着脱可能に装着される本体カバー51と、この本体カバ
ー51に設けられ、送気送水バルブ2及び吸引バルブ3
を作動状態に保持するために、ゴム等の弾性部材からな
る作動部片52,53とから構成される。吸引バルブ3
はその操作ボタン3bを押し込めば作動状態となるの
で、作動部片52は固定的に設ける。また、送気送水バ
ルブ3は、その操作ボタン2bの上面の大気開放口を閉
鎖すると、送気状態となり、操作ボタン2bを押し込む
と、送水状態となるから、作動部片53は、この2位置
に変位可能な構成とする。このために、作動部片53に
は押し込みボタン53aが設けられ、この押し込みボタ
ン53aを押し込んだ位置で係止するために、クリック
機構54が装着されている。
【0026】而して、内視鏡1の管路の洗浄を、送気管
路,送水管路,吸引管路の順に行うものとする。まず、
送気管路の洗浄を行うには、弁作動部材50の作動部片
52を送気状態となる位置に保持し、また切換弁35
を、流体通路34が送気送水用接続通路36と接続する
状態とする。そこで、作動スイッチ49をONすると、
まず液面センサ48によって、タンク20内の液面が上
限位置となっているか否かの検出が行われる。上限位置
となっていない場合には、洗浄水流入部22の開閉弁2
4が開いて、水道水がタンク20内に流入する。そし
て、液面が上限位置となって、それが液面センサ48に
より検出されると、開閉弁24が閉鎖される。この状態
で、または当初から液面が上限位置となっていると直ち
に、タイマ46が作動して、時間の計測を開始すると共
に、このタイマ46の作動開始信号に基づいて、洗浄水
流出部25の開閉弁30が開き、タンク20内の洗浄水
は、流出配管27から洗浄水流出通路32,流体通路3
4及び送気送水用接続通路36を順次経て下流側送気通
路6に流入し、送気送水バルブ2を経て上流側送気通路
4に及び、そして合流通路8に至り、この合流通路8の
先端に設けられているノズル9から外部に排出される。
また、送水系管路を構成する下流側送水通路7も送気送
水接続部14に開口しているが、この下流側送水通路7
は送気送水バルブ2の位置で閉塞しており、また洗浄水
の圧力はタンク20と内視鏡1との高低差に基づく位置
のエネルギから得られる、比較的低い圧力であるから、
この送水管路側に洗浄水が流入することはない。ここ
で、タンク20は密閉されているが、逆止弁40の作用
によって外気の吸い込みが可能であるから、洗浄水の流
出で液面が低下しても、外気の吸い込みによりタンク2
0内の空気圧は低下しない。
路,送水管路,吸引管路の順に行うものとする。まず、
送気管路の洗浄を行うには、弁作動部材50の作動部片
52を送気状態となる位置に保持し、また切換弁35
を、流体通路34が送気送水用接続通路36と接続する
状態とする。そこで、作動スイッチ49をONすると、
まず液面センサ48によって、タンク20内の液面が上
限位置となっているか否かの検出が行われる。上限位置
となっていない場合には、洗浄水流入部22の開閉弁2
4が開いて、水道水がタンク20内に流入する。そし
て、液面が上限位置となって、それが液面センサ48に
より検出されると、開閉弁24が閉鎖される。この状態
で、または当初から液面が上限位置となっていると直ち
に、タイマ46が作動して、時間の計測を開始すると共
に、このタイマ46の作動開始信号に基づいて、洗浄水
流出部25の開閉弁30が開き、タンク20内の洗浄水
は、流出配管27から洗浄水流出通路32,流体通路3
4及び送気送水用接続通路36を順次経て下流側送気通
路6に流入し、送気送水バルブ2を経て上流側送気通路
4に及び、そして合流通路8に至り、この合流通路8の
先端に設けられているノズル9から外部に排出される。
また、送水系管路を構成する下流側送水通路7も送気送
水接続部14に開口しているが、この下流側送水通路7
は送気送水バルブ2の位置で閉塞しており、また洗浄水
の圧力はタンク20と内視鏡1との高低差に基づく位置
のエネルギから得られる、比較的低い圧力であるから、
この送水管路側に洗浄水が流入することはない。ここ
で、タンク20は密閉されているが、逆止弁40の作用
によって外気の吸い込みが可能であるから、洗浄水の流
出で液面が低下しても、外気の吸い込みによりタンク2
0内の空気圧は低下しない。
【0027】タイマ46で設定した時間だけ開閉弁30
が開いており、この間に送気管路に十分な洗浄水が供給
されて、その洗浄が完了する。そして、設定時間が経過
すると、開閉弁30が閉じられる。これと共に、リレー
スイッチ47が働いて、空気供給部26の開閉弁31が
開放されると共に、洗浄水流入部22の開閉弁24も開
放される。これによって、空気供給配管29及び空気供
給通路33が流体通路34及び送気送水用接続通路36
と連通することになる。そして、洗浄水流入部22から
タンク20内に洗浄水が補給されることによって、洗浄
水の液面が上昇するのに伴って、内部の空気圧が上昇し
て、タンク20内で加圧された空気が、空気供給配管2
9,空気供給通路33,流体通路34及び送気送水用接
続通路36を順次介して送気送水接続部14から送気管
路に送り込まれる。ここで、タンク20と外気との間に
は外気の吸い込みのみを可能とする逆止弁40が介装さ
れているので、タンク20側から空気を外部に流出させ
ることはない。従って、洗浄水の液面が上昇するに従っ
て加圧されたタンク20内の空気は円滑かつ確実に内視
鏡1の送気管路に送り込まれて、内部に滞留する洗浄水
をノズル9から押し出すようにして排出される。そし
て、液面が上限位置まで達すると、それが液面センサ4
8で検出されて、開閉弁24及び31が閉鎖され、これ
によって送気管路の洗浄が完了する。
が開いており、この間に送気管路に十分な洗浄水が供給
されて、その洗浄が完了する。そして、設定時間が経過
すると、開閉弁30が閉じられる。これと共に、リレー
スイッチ47が働いて、空気供給部26の開閉弁31が
開放されると共に、洗浄水流入部22の開閉弁24も開
放される。これによって、空気供給配管29及び空気供
給通路33が流体通路34及び送気送水用接続通路36
と連通することになる。そして、洗浄水流入部22から
タンク20内に洗浄水が補給されることによって、洗浄
水の液面が上昇するのに伴って、内部の空気圧が上昇し
て、タンク20内で加圧された空気が、空気供給配管2
9,空気供給通路33,流体通路34及び送気送水用接
続通路36を順次介して送気送水接続部14から送気管
路に送り込まれる。ここで、タンク20と外気との間に
は外気の吸い込みのみを可能とする逆止弁40が介装さ
れているので、タンク20側から空気を外部に流出させ
ることはない。従って、洗浄水の液面が上昇するに従っ
て加圧されたタンク20内の空気は円滑かつ確実に内視
鏡1の送気管路に送り込まれて、内部に滞留する洗浄水
をノズル9から押し出すようにして排出される。そし
て、液面が上限位置まで達すると、それが液面センサ4
8で検出されて、開閉弁24及び31が閉鎖され、これ
によって送気管路の洗浄が完了する。
【0028】この送気管路の洗浄が完了すると、弁作動
部材50の操作ボタン53aを押し込んで、送気送水バ
ルブ2を送水状態に切り換えて、再び作動スイッチ49
をONすると、送水管路の洗浄が前述と同じ動作により
行われる。さらに、この送水管路の洗浄も終了すると、
切換弁35を切り換えて、流体通路34を吸引用接続通
路37と連通する状態に切り換え、同様の動作を繰り返
すことによって、下流側吸引通路11及び上流側吸引通
路10からなる吸引管路も洗浄できるようになって、内
視鏡1の管路は全て完全に洗浄され、かつ洗浄後の洗浄
水の排出も行われる。
部材50の操作ボタン53aを押し込んで、送気送水バ
ルブ2を送水状態に切り換えて、再び作動スイッチ49
をONすると、送水管路の洗浄が前述と同じ動作により
行われる。さらに、この送水管路の洗浄も終了すると、
切換弁35を切り換えて、流体通路34を吸引用接続通
路37と連通する状態に切り換え、同様の動作を繰り返
すことによって、下流側吸引通路11及び上流側吸引通
路10からなる吸引管路も洗浄できるようになって、内
視鏡1の管路は全て完全に洗浄され、かつ洗浄後の洗浄
水の排出も行われる。
【0029】なお、以上の説明では送気管路,送水管路
及び吸引管路の洗浄操作をマニュアル操作で切り換える
ようにしているが、これら各管路の洗浄を自動的に切り
換えて行うようにすれば、送気送水用接続通路36及び
吸引用接続通路37を内視鏡1に接続して、作動スイッ
チ49を操作するだけで、全ての管路の洗浄が自動的に
行われる。また、空気を供給する際に、より高い圧力で
供給するようにするには、洗浄水流出部25が閉鎖され
た後、直ちに空気供給部26の開閉弁31を開くのでは
なく、タンク20に洗浄水が完全に補給された後に開く
ように設定すれば良い。
及び吸引管路の洗浄操作をマニュアル操作で切り換える
ようにしているが、これら各管路の洗浄を自動的に切り
換えて行うようにすれば、送気送水用接続通路36及び
吸引用接続通路37を内視鏡1に接続して、作動スイッ
チ49を操作するだけで、全ての管路の洗浄が自動的に
行われる。また、空気を供給する際に、より高い圧力で
供給するようにするには、洗浄水流出部25が閉鎖され
た後、直ちに空気供給部26の開閉弁31を開くのでは
なく、タンク20に洗浄水が完全に補給された後に開く
ように設定すれば良い。
【0030】ところで、前述の実施例においては、洗浄
水の供給を時間制御により行うように構成したが、流量
制御により洗浄水の供給を行うことも可能である。この
場合には、図8に示したように、液面センサ60とし
て、上限液面位置を検出する上限液面センサ60aと、
下限液面位置を検出する下限液面センサ60bとを設け
る。また、洗浄水流出通路32と空気供給通路33は、
それぞれ開閉弁30,31により開閉制御を行うように
しても良いが、これらを流体通路34に選択的に連通さ
せるための流路切換弁61とを設ける構成とすることも
できる。この流路切換弁61は、図9に示したように、
洗浄水流出通路32,空気供給通路33及び流体通路3
4が開口する弁室62に、流体流出路27を洗浄水流出
通路32に連通させる状態と、空気供給配管29を空気
供給通路33に連通させる状態との間に切り換える弁体
63を設けて、この弁体63には、復帰ばね64によっ
て、常時には空気供給配管29を空気供給通路33と連
通する状態に付勢すると共に、ソレノイド65に囲繞さ
れたプランジャ66と連結させておき、このソレノイド
65を通電すると、流体流出路27と洗浄水流出通路3
2との間が連通する状態に切り換わるように構成する。
水の供給を時間制御により行うように構成したが、流量
制御により洗浄水の供給を行うことも可能である。この
場合には、図8に示したように、液面センサ60とし
て、上限液面位置を検出する上限液面センサ60aと、
下限液面位置を検出する下限液面センサ60bとを設け
る。また、洗浄水流出通路32と空気供給通路33は、
それぞれ開閉弁30,31により開閉制御を行うように
しても良いが、これらを流体通路34に選択的に連通さ
せるための流路切換弁61とを設ける構成とすることも
できる。この流路切換弁61は、図9に示したように、
洗浄水流出通路32,空気供給通路33及び流体通路3
4が開口する弁室62に、流体流出路27を洗浄水流出
通路32に連通させる状態と、空気供給配管29を空気
供給通路33に連通させる状態との間に切り換える弁体
63を設けて、この弁体63には、復帰ばね64によっ
て、常時には空気供給配管29を空気供給通路33と連
通する状態に付勢すると共に、ソレノイド65に囲繞さ
れたプランジャ66と連結させておき、このソレノイド
65を通電すると、流体流出路27と洗浄水流出通路3
2との間が連通する状態に切り換わるように構成する。
【0031】このように構成すると、上限液面センサ6
0aによって液面が上限位置にあることを検出すると、
洗浄水流入部22の開閉弁24が閉鎖すると共に、流路
切換弁61によって、流路切換弁61により流体流出路
27が洗浄水流出通路32と接続され、流体通路34に
洗浄水を管路に供給し、下限液面センサ60bによって
洗浄水の液面が下限位置まで低下したことが検出される
と、空気供給配管29が空気供給通路33と接続する状
態に切り換わると共に、洗浄水流入部22の開閉弁24
が開いて洗浄水がタンク20内に補給されるようにな
る。ここで、一度流路切換弁61が空気供給通路33が
流体通路34と接続する状態に切り換わると、作動スイ
ッチ49がONされた状態で、上限液面センサ60aに
よってタンク20内の洗浄水の液面が上限位置まで上昇
したことを検出しない限り、洗浄水流出通路32が流体
通路34と接続する状態には切り換わらないように設定
しておく必要がある。
0aによって液面が上限位置にあることを検出すると、
洗浄水流入部22の開閉弁24が閉鎖すると共に、流路
切換弁61によって、流路切換弁61により流体流出路
27が洗浄水流出通路32と接続され、流体通路34に
洗浄水を管路に供給し、下限液面センサ60bによって
洗浄水の液面が下限位置まで低下したことが検出される
と、空気供給配管29が空気供給通路33と接続する状
態に切り換わると共に、洗浄水流入部22の開閉弁24
が開いて洗浄水がタンク20内に補給されるようにな
る。ここで、一度流路切換弁61が空気供給通路33が
流体通路34と接続する状態に切り換わると、作動スイ
ッチ49がONされた状態で、上限液面センサ60aに
よってタンク20内の洗浄水の液面が上限位置まで上昇
したことを検出しない限り、洗浄水流出通路32が流体
通路34と接続する状態には切り換わらないように設定
しておく必要がある。
【0032】なお、前述の各実施例では、送気送水用の
管路及び吸引用の管路を洗浄できるようにするために、
切換弁35を設けるように構成したが、例えば送気送水
用の管路のみ、または吸引用の管路のみの洗浄を行う場
合には、これらの管路を流体通路を直接接続するように
構成すれば良い。また、洗浄水としては、蛇口から得ら
れる水道水を用いるように構成したが、これ以外にも、
消毒液等の供給装置により供給するようにしても良い。
管路及び吸引用の管路を洗浄できるようにするために、
切換弁35を設けるように構成したが、例えば送気送水
用の管路のみ、または吸引用の管路のみの洗浄を行う場
合には、これらの管路を流体通路を直接接続するように
構成すれば良い。また、洗浄水としては、蛇口から得ら
れる水道水を用いるように構成したが、これ以外にも、
消毒液等の供給装置により供給するようにしても良い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、洗浄液
を貯留する密閉タンクに、洗浄液を供給する洗浄液流入
路と、洗浄液を送り出す洗浄液流出路及び加圧された空
気を供給する空気供給路とを接続すると共に、この密閉
タンク内に外気の吸引を許すが、内部の空気が流出する
のを防止する逆止弁を装着して、これら洗浄液流入路,
洗浄液流出路及び空気供給路にそれぞれ弁を設け、かつ
洗浄液流出路及び空気供給路は、それらの弁装着位置の
下流側で合流させて、管路への接続通路を形成し、これ
ら各開閉弁は、弁開閉制御手段によって、洗浄液流出路
が開放状態にある時には、洗浄液流入路及び空気供給路
を閉鎖し、洗浄液流入路が開放されて、密閉タンク内に
洗浄液を補給する際に、この密閉タンク内で増加する空
気圧を利用して、空気供給路から管路に滞留する洗浄液
を排出するように制御されるようにしたので、管路内に
洗浄液を供給してその洗浄を行った後に、管路内に残存
する洗浄液を除去するまでの操作を連続的に行うことが
でき、しかも洗浄液や空気を圧送する手段を備える必要
がないので、洗浄装置の構成を著しく簡略化できる等の
効果を奏する。
を貯留する密閉タンクに、洗浄液を供給する洗浄液流入
路と、洗浄液を送り出す洗浄液流出路及び加圧された空
気を供給する空気供給路とを接続すると共に、この密閉
タンク内に外気の吸引を許すが、内部の空気が流出する
のを防止する逆止弁を装着して、これら洗浄液流入路,
洗浄液流出路及び空気供給路にそれぞれ弁を設け、かつ
洗浄液流出路及び空気供給路は、それらの弁装着位置の
下流側で合流させて、管路への接続通路を形成し、これ
ら各開閉弁は、弁開閉制御手段によって、洗浄液流出路
が開放状態にある時には、洗浄液流入路及び空気供給路
を閉鎖し、洗浄液流入路が開放されて、密閉タンク内に
洗浄液を補給する際に、この密閉タンク内で増加する空
気圧を利用して、空気供給路から管路に滞留する洗浄液
を排出するように制御されるようにしたので、管路内に
洗浄液を供給してその洗浄を行った後に、管路内に残存
する洗浄液を除去するまでの操作を連続的に行うことが
でき、しかも洗浄液や空気を圧送する手段を備える必要
がないので、洗浄装置の構成を著しく簡略化できる等の
効果を奏する。
【図1】内視鏡の管路構成を示す説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す内視鏡の管路洗浄
装置の構成説明図である。
装置の構成説明図である。
【図3】開閉弁の構成説明図である。
【図4】切換弁の構成説明図である。
【図5】逆止弁の構成説明図である。
【図6】弁開閉制御手段の構成説明図である。
【図7】バルブ操作手段の構成説明図である。
【図8】本発明の第2の実施例を示す内視鏡の管路洗浄
装置の構成説明図である。
装置の構成説明図である。
【図9】流路切換弁の構成説明図である。
1 内視鏡 2 送気送水バルブ 3 吸引バルブ 4 上流側送気通路 5 上流側送水通路 6 下流側送気通路 7 下流側送水通路 10 上流側吸引通路 11 下流側吸引通路 11a 接続部 14 送気送水接続部 20 タンク 21 蛇口 22 洗浄水流入部 24,30,31 開閉弁 25 洗浄水流出部 26 空気供給部 32 洗浄水流出通路 33 空気供給通路 34 流体通路 35 赤禍弁 40 逆止弁 46 タイマ 47 リレースイッチ 48,60 液面センサ 50 バルブ操作部材 61 流路切換弁
Claims (5)
- 【請求項1】 内視鏡に設けた送気管,送水管,吸引管
等の管路を洗浄するための洗浄装置において、密閉タン
クを有し、この密閉タンクに洗浄液を供給する洗浄液流
入路、密閉タンクから洗浄液を送り出す洗浄液流出路及
び加圧された空気を供給する空気供給路のそれぞれを接
続すると共に、この密閉タンク内に外気の吸引を許容
し、内部空気流出を防止する逆止弁を装着し、前記洗浄
液流入路,洗浄液流出路及び空気供給路をそれぞれ開閉
する弁を設け、かつ洗浄液流出路及び空気供給路の弁装
着位置の下流側で合流させて、前記管路への接続通路を
形成し、前記各弁は、弁開閉制御手段によって、前記洗
浄液流出路が開放状態にある時には、前記洗浄液流入路
及び空気供給路を閉鎖し、洗浄液流入路が開放されて、
密閉タンク内に洗浄液を補給する際に、この密閉タンク
内で増加する空気圧を利用して、前記空気供給路から前
記管路に滞留する洗浄液を排出するように制御される構
成としたことを特徴とする内視鏡の管路洗浄装置。 - 【請求項2】 前記各弁を電磁開閉式の開閉弁で構成
し、この開閉弁の開閉動作を制御するために、前記弁開
閉制御手段は、洗浄液流出路を所定時間だけ開放するタ
イマと、このタイマで設定された時間が経過して、この
洗浄液流出路が閉鎖された後に、空気供給路及び洗浄液
流入路の開閉弁が開くように制御されるリレー手段と、
密閉タンク内の液面が所定の高さ位置となったことを検
出して、洗浄液流入路の開閉弁を閉じるように制御する
ための液面センサとから構成したことを特徴とする請求
項1記載の内視鏡の管路洗浄装置。 - 【請求項3】 前記各弁を、洗浄液流出路及び空気供給
路には、流路の切り換えを行う電磁作動式流路切換弁と
なし、また洗浄液流入路の電磁開閉式の開閉弁で構成
し、これら各電磁弁の開閉動作を制御するために、前記
弁開閉制御手段は、密閉タンクの上限液面位置と下限液
面位置とを検出する一対の液面センサからなり、洗浄液
流出路が開放されて、洗浄液を内視鏡の管路に供給する
ことによって、密閉タンクの液面が下限液面となったこ
とを下限液面センサにより検出した時に、洗浄液流出路
を閉鎖し、かつ洗浄液流入路の開閉弁を開いて、密閉タ
ンクに洗浄液を補給すると共に、空気供給路が開放する
ようになし、また洗浄液の液面が上限液面位置となった
ことを上限液面センサで検出した時に、その検出信号に
基づいて洗浄液流入路の開閉弁と閉じ、かつ洗浄液流出
路を開放するようにしたことを特徴とする請求項1記載
の内視鏡の管路洗浄装置。 - 【請求項4】 前記接続通路を、内視鏡の送気管及び送
水管に通じる送気送水用通路部と、吸引通路に通じる吸
引用通路部とに分岐させて、これら2つの通路部を切換
弁により開閉制御できる構成としたことを特徴とする請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載の内視鏡の管路洗
浄装置。 - 【請求項5】 前記内視鏡には、その本体操作部に設け
た送気送水バルブ及び吸引バルブを作動状態に保持する
バルブ操作手段を着脱可能に装着し、送気送水バルブの
操作部は、送気状態または送水状態のいずれかに選択可
能な構成としたことを特徴とする請求項1乃至請求項4
のいずれかに記載の内視鏡の管路洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04304366A JP3104440B2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 内視鏡の管路洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04304366A JP3104440B2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 内視鏡の管路洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06125872A true JPH06125872A (ja) | 1994-05-10 |
JP3104440B2 JP3104440B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=17932161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04304366A Expired - Fee Related JP3104440B2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 内視鏡の管路洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3104440B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009233114A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Fujifilm Corp | 内視鏡洗浄消毒装置 |
JP2015116259A (ja) * | 2013-12-17 | 2015-06-25 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 内視鏡洗浄消毒装置 |
-
1992
- 1992-10-19 JP JP04304366A patent/JP3104440B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009233114A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Fujifilm Corp | 内視鏡洗浄消毒装置 |
JP2015116259A (ja) * | 2013-12-17 | 2015-06-25 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 内視鏡洗浄消毒装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3104440B2 (ja) | 2000-10-30 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |