JPH06125207A - ミリ波帯導波路 - Google Patents
ミリ波帯導波路Info
- Publication number
- JPH06125207A JPH06125207A JP27218192A JP27218192A JPH06125207A JP H06125207 A JPH06125207 A JP H06125207A JP 27218192 A JP27218192 A JP 27218192A JP 27218192 A JP27218192 A JP 27218192A JP H06125207 A JPH06125207 A JP H06125207A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waveguide
- block
- groove
- line
- conductive material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ミリ波帯導波路として使用される小型平面伝送
路において、通過損失の少い平面導波路を提供する。 【構成】金属ブロックを分断し、片方の導波路部金属ブ
ロック1の一面に導波路となる溝により線路3を形成
し、他方のカバー部金属ブロック2の一面に溝と対向す
る線路対向部3Aの両脇に溝11を形成し、この溝に伸
縮性導電性材料4を充てんする構造とする。これら二つ
のブロックを重ね合わせねじ止めすることにより、導電
性材料が線路3の導波路エッジに密着する。
路において、通過損失の少い平面導波路を提供する。 【構成】金属ブロックを分断し、片方の導波路部金属ブ
ロック1の一面に導波路となる溝により線路3を形成
し、他方のカバー部金属ブロック2の一面に溝と対向す
る線路対向部3Aの両脇に溝11を形成し、この溝に伸
縮性導電性材料4を充てんする構造とする。これら二つ
のブロックを重ね合わせねじ止めすることにより、導電
性材料が線路3の導波路エッジに密着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はミリ波帯導波路に関し、
特に低損失な導波路を形成するための改良されたミリ波
帯導波路に関する。
特に低損失な導波路を形成するための改良されたミリ波
帯導波路に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、30GHz以上のミリ波帯におい
ては、伝送線路として導波管が使用されるのが一般的で
あるが、複数の導波管を接続した回路は形状が大きくな
り、また実装上の制約も限られてくる。そこで平面導波
路で構成される回路が考えられている。従来、この種の
ミリ波帯導波路は、図6に示すように、金属ブロック6
1の一面に溝62を形成し、上から金属カバー63の一
面で覆うことによりこの溝62の部分をミリ波導波用の
伝送線路として使用するものである。なお、ここではこ
れらの導波路が平面の金属ブロック61の一平面上に形
成されている従来例を例示する。
ては、伝送線路として導波管が使用されるのが一般的で
あるが、複数の導波管を接続した回路は形状が大きくな
り、また実装上の制約も限られてくる。そこで平面導波
路で構成される回路が考えられている。従来、この種の
ミリ波帯導波路は、図6に示すように、金属ブロック6
1の一面に溝62を形成し、上から金属カバー63の一
面で覆うことによりこの溝62の部分をミリ波導波用の
伝送線路として使用するものである。なお、ここではこ
れらの導波路が平面の金属ブロック61の一平面上に形
成されている従来例を例示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の平面導
波路では、溝のエッジ部分とカバーとの接触を完全にす
ることが困難であり、溝のエッジ部分の僅かな接触不良
により伝送損失が大きくなるという欠点があった。
波路では、溝のエッジ部分とカバーとの接触を完全にす
ることが困難であり、溝のエッジ部分の僅かな接触不良
により伝送損失が大きくなるという欠点があった。
【0004】本発明の目的は溝のエッジ部分と金属カバ
ーとの接触を改善しミリ波帯において低損失な平面導波
路を提供することにある。
ーとの接触を改善しミリ波帯において低損失な平面導波
路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のミリ波帯導波路
は、金属ブロック同士が互いに面接触する面を形成する
ように導波路部ブロックとカバー部ブロックとに分断
し、前記導波路部ブロックの面にミリ波帯の導波路とな
る第1の溝を形成し、前記カバー部ブロックの前記導波
路と対向する位置の導波路対向部の両脇に第2の溝を形
成し、この第2の溝に伸縮性導電性材料を充てんした後
に前記二つの分断された金属ブロックの面接触する2面
を重ね合わせてねじ止めする。
は、金属ブロック同士が互いに面接触する面を形成する
ように導波路部ブロックとカバー部ブロックとに分断
し、前記導波路部ブロックの面にミリ波帯の導波路とな
る第1の溝を形成し、前記カバー部ブロックの前記導波
路と対向する位置の導波路対向部の両脇に第2の溝を形
成し、この第2の溝に伸縮性導電性材料を充てんした後
に前記二つの分断された金属ブロックの面接触する2面
を重ね合わせてねじ止めする。
【0006】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1の実施例の平面導波路の外形側
面図であり、図2,図3がそれぞれ図1のA−A断面
図、B−B断面図、図4は図1の縦断面図である。図1
の実施例は導波路部金属ブロック1、カバー部金属ブロ
ック2から構成される。次に図2は導波路部金属ブロッ
ク1の横断面を見た平面図である。図2の線路3の布線
の間にサーキュレータ5、ハイブリッド6を構成してお
り、導波管タイプの発振器7、増幅器8,9,10等が
実装されて線路3により接続されている。線路3の幅は
使用周波数帯のミリ波導波管の横幅と同じにする。図4
に示すように線路3は導波路部金属ブロック1に溝状に
掘り込まれている。
る。図1は本発明の第1の実施例の平面導波路の外形側
面図であり、図2,図3がそれぞれ図1のA−A断面
図、B−B断面図、図4は図1の縦断面図である。図1
の実施例は導波路部金属ブロック1、カバー部金属ブロ
ック2から構成される。次に図2は導波路部金属ブロッ
ク1の横断面を見た平面図である。図2の線路3の布線
の間にサーキュレータ5、ハイブリッド6を構成してお
り、導波管タイプの発振器7、増幅器8,9,10等が
実装されて線路3により接続されている。線路3の幅は
使用周波数帯のミリ波導波管の横幅と同じにする。図4
に示すように線路3は導波路部金属ブロック1に溝状に
掘り込まれている。
【0007】次にカバー部金属カバー部2には、図3,
図4に示すように線路3に対向した位置の線路対向部3
Aの両側に溝11を掘り、この溝11に導電性材料4を
充てんする構造とする。これらの導波路部金属ブロック
1とカバー部金属ブロック2を向かい合わせて面接触さ
せた後に、ねじ止めすることにより平面導波路が形成さ
れる。ねじをしめつけることにより、伸縮性のある導電
性材料4が溝11に密着し、かつ、導波路の線路3のエ
ッジ部分に隙間がなくなり、伝送損失の増加を防ぐこと
ができる。
図4に示すように線路3に対向した位置の線路対向部3
Aの両側に溝11を掘り、この溝11に導電性材料4を
充てんする構造とする。これらの導波路部金属ブロック
1とカバー部金属ブロック2を向かい合わせて面接触さ
せた後に、ねじ止めすることにより平面導波路が形成さ
れる。ねじをしめつけることにより、伸縮性のある導電
性材料4が溝11に密着し、かつ、導波路の線路3のエ
ッジ部分に隙間がなくなり、伝送損失の増加を防ぐこと
ができる。
【0008】次に本発明の第2の実施例を図5の断面図
により説明する。カバー部金属ブロック2は導波路部金
属ブロック1の線路対向部3Aの部分だけ残して他の部
分(切削部)14を削り取り、削り取った他の部分(切
削部)14に導電性材料を充てんする構造である。この
構造とすることによりカバー部2の加工が容易になる利
点がある。なお、本実施例では導波路部およびカバー部
金属ブロックの対向面は平面としたが、実装等の制約に
よりある曲面を有する対向面の場合にも本実施例を適用
できる。
により説明する。カバー部金属ブロック2は導波路部金
属ブロック1の線路対向部3Aの部分だけ残して他の部
分(切削部)14を削り取り、削り取った他の部分(切
削部)14に導電性材料を充てんする構造である。この
構造とすることによりカバー部2の加工が容易になる利
点がある。なお、本実施例では導波路部およびカバー部
金属ブロックの対向面は平面としたが、実装等の制約に
よりある曲面を有する対向面の場合にも本実施例を適用
できる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、カバー部
金属ブロックの線路対向部の両側の溝に導電性材料を充
てんすることにより、導波路部分のエッジの隙間が完全
になくなるので、伝送損失が非常に小さい線路を実現で
きる。したがって特にミリ波帯で小型な回路が要求され
る自動車や航空機搭載用伝送線路として極めて実用的な
効果がある。
金属ブロックの線路対向部の両側の溝に導電性材料を充
てんすることにより、導波路部分のエッジの隙間が完全
になくなるので、伝送損失が非常に小さい線路を実現で
きる。したがって特にミリ波帯で小型な回路が要求され
る自動車や航空機搭載用伝送線路として極めて実用的な
効果がある。
【図1】本発明の第1の実施例を示す側面図である。
【図2】図1の実施例のA−A断面図である。
【図3】図1の実施例のB−B断面図である。
【図4】図1の実施例の縦断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す縦断面図である。
【図6】従来のミリ波導波路の構造を示す縦断面図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 導波路部金属ブロック 2 カバー部金属ブロック 3 線路 3A 線路対向部 4 導電性材料 5 サーキュレータ 6 ハイブリッド 7 発振器 8,9,10 増幅器 11 溝
Claims (2)
- 【請求項1】 金属ブロック同士が互いに面接触する面
を形成するように導波路部ブロックとカバー部ブロック
とに分断し、前記導波路部ブロックの面にミリ波帯の導
波路となる第1の溝を形成し、前記カバー部ブロックの
前記導波路と対向する位置の導波路対向部の両脇に第2
の溝を形成し、この第2の溝に伸縮性導電性材料を充て
んした後に前記二つの分断された金属ブロックの面接触
する2面を重ね合わせてねじ止めすることを特徴とする
ミリ波帯導波路。 - 【請求項2】 前記カバー部ブロックの前記導波路対向
部の部分を残して所定の深さで切削し、この切削された
部分に前記伸縮性導電性材料を充てんすることを特徴と
する請求項1記載のミリ波帯導波路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27218192A JPH06125207A (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | ミリ波帯導波路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27218192A JPH06125207A (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | ミリ波帯導波路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06125207A true JPH06125207A (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=17510216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27218192A Pending JPH06125207A (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | ミリ波帯導波路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06125207A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1990011872A1 (en) * | 1989-03-31 | 1990-10-18 | Fanuc Ltd | Method for setting tool center point for robot |
JP2004526368A (ja) * | 2001-03-21 | 2004-08-26 | マイクロフェース カンパニー リミテッド | 導波管スロットアンテナ及び製造方法 |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP27218192A patent/JPH06125207A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1990011872A1 (en) * | 1989-03-31 | 1990-10-18 | Fanuc Ltd | Method for setting tool center point for robot |
JP2004526368A (ja) * | 2001-03-21 | 2004-08-26 | マイクロフェース カンパニー リミテッド | 導波管スロットアンテナ及び製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000425 |