JPH06124911A - 横型ボート - Google Patents

横型ボート

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Publication number
JPH06124911A
JPH06124911A JP29651692A JP29651692A JPH06124911A JP H06124911 A JPH06124911 A JP H06124911A JP 29651692 A JP29651692 A JP 29651692A JP 29651692 A JP29651692 A JP 29651692A JP H06124911 A JPH06124911 A JP H06124911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
grooves
boat
supporting
falling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29651692A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Honma
浩幸 本間
Yoshimi Umetsu
淑実 梅津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Ceramics Co Ltd filed Critical Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority to JP29651692A priority Critical patent/JPH06124911A/ja
Publication of JPH06124911A publication Critical patent/JPH06124911A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱処理中にウエハに余分な応力が発生せず、
高品質のウエハを製造できる横型ボートを提供する。 【構成】 複数の半導体ウエハを積載するための横型ボ
ートにおいて、ウエハ荷重支持部材15,22とウエハ
倒れ防止部材17,20,22を設け、ウエハ荷重支持
部材15,22が平坦な支持部15a,22aを有し、
支持部15a,22aがウエハ1の重量を支持する構成
になっていて、ウエハ倒れ防止部材17,20,22が
複数の溝16,21,22bを有し、溝16,21,2
2bの側壁がウエハ1の倒れを防止する構成になってお
り、ウエハ1を積載した時に溝16,21,22bの底
面とウエハ周端面の間に隙間が形成され、溝16,2
1,22bと支持部15a、22aがウエハの周方向で
ずれた位置に配置される構成になっていることを特徴と
する横型ボート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の半導体ウエハ
を積載するための横型ボートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、シリコンウエハの酸化・拡散処
理工程では、多数のシリコンウエハをウエハ用ボートに
積載し、ウエハ用ボートを拡散炉内に挿入して所定の熱
処理を行う。ウエハ用ボートは一般に、ウエハを水平方
向に積載する縦型ボートとウエハを鉛直方向に積載する
横型ボートに分類できる。一般に、横型ボートは縦型ボ
ートよりも多数のウエハを収容できるので有利である。
横型ボートはフォークを用いて拡散炉に出し入れする構
成になっている。
【0003】従来の横型ボートは、ウエハを支持するた
めの棒状の支持部材を数本有していて、各支持部材には
同形の溝が多数設けられている。そして、各支持部材の
溝内にウエハを順次配置し、多数のウエハを支持部材に
沿って一列に積載するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の横型ボートにおいては、複数の支持部材の溝内に1枚
のウエハが配置される。ウエハの重量は専らウエハの下
方に位置する支持部材に加わる。そして、支持部材の溝
の底部がウエハの重量を支持することになる。下側に位
置しウエハの重量を支えている支持部材の溝は、同時に
溝の側壁でウエハの倒れを防止する作用も行う。
【0005】一方、ウエハの横付近に位置する支持部材
は主にウエハの倒れを防止する働きを行う。従来の横型
ボートでは、ウエハの横付近に位置する支持部材の溝の
底部もウエハの周端面に接触する構成になっている。
【0006】このように従来の横型ボートにおいては、
支持部材の溝が、ウエハの重量を支持する働きとウエハ
の倒れを防止する働きの両方を任う構成になっていた。
【0007】ところで、一般にウエハとボートの熱膨張
係数(率)は異なっている。さて、ウエハは室温の下で
ボートに積載される。そして熱処理時にはウエハとボー
トが高温にさらされ、両者は共に熱膨張を起すが、その
度合は異なる。このため従来の横型ボートにおいては、
特にウエハの下側に位置する支持部材間でウエハに応力
が発生し易く、スリップ等の問題が生じていた。他方、
ボート自体にも応力が生じ、特に溝の周辺の寿命が短く
なっていた。
【0008】この発明は、熱処理中にウエハに余分な応
力が発生せず、高品質のウエハを製造するための横型ボ
ートを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の半導体
ウエハを積載するための横型ボートにおいて、ウエハ荷
重支持部材15,22とウエハ倒れ防止部材17,2
0,22を設け、ウエハ荷重支持部材15,22が平坦
な支持部15a,22aを有し、支持部15a,22a
がウエハ1の重量を支持する構成になっていて、ウエハ
倒れ防止部材17,20,22が複数の溝16,21,
22bを有し、溝16,21,22bの側壁がウエハ1
の倒れを防止する構成になっており、ウエハ1を積載し
た時に溝16,21,22bの底面とウエハ周端面の間
に隙間が形成され、溝16,21,22bと支持部15
a、22aがウエハの周方向でずれた位置に配置される
構成になっていることを特徴とする横型ボートを要旨と
している。
【0010】
【作用】ウエハ荷重支持部材15,22の平坦な支持部
15a,22aがウエハ1のオリフラ部と接触してウエ
ハ1の重量を支える。一方、ウエハ倒れ防止部材17,
20,22に設けた溝16,21,22bの側壁がウエ
ハ1の倒れを防止する。そして、溝16,21,22b
の底面とウエハ周端面の間に隙間が形成され、溝16,
21,22bの底面がウエハに接触しない構成になって
いる。また、溝16、21、22bと支持部15a、2
2aがウエハ1の周方向でずれた位置に配置される。従
って、ウエハには、ウエハとボートの熱膨張差に起因す
る応力は発生しない。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明による横型ボートの断面図である。
【0012】図1に想像線で示したシリコンウエハ1
は、全体的に薄い円板形状をしていて、その一部が切欠
いてある。ウエハは略円形の表裏面2と線状の周端面3
を有している。切欠部4は通常オリフラと呼ばれてい
る。
【0013】横型ボート10のボート本体11は全体的
に細長い樋形状に形成されている。ボート本体11の両
側には長手方向に沿って複数の足12が設けられ下方に
突出している。足の屈曲部の下面にはボート10をフォ
ークで支持するための支持部13が形成されている。ボ
ート本体11には多数の切欠部14が形成されている。
この切欠部14は強度的に問題が生じない程度に設けて
あり、ボート自体の熱容量を減らすのに役立っている。
横型ボートは例えばSi含浸SiCで構成することがで
きる。
【0014】ボート本体11の中央部には、長手方向に
沿ってウエハ荷重支持部材15が設けられている。ウエ
ハ荷重支持部材15は断面凸形であり、その頂面が平坦
になっていてそこが支持面15aとして機能する。図1
で支持面15aはウエハのオリフラ部分4を支持してい
る。ここで注意すべき点は、ウエハ荷重支持部材15に
は溝を設けずに、平坦な支持面15aでウエハを支持す
ることである。従って、ウエハ荷重支持部材15はウエ
ハの倒れを防ぐ働きは全く有していない。
【0015】ウエハ荷重支持部材15の両隣り及びボー
ト本体11の両側部には長手方向に沿ってウエハ倒れ防
止部材17が設けられている。この実施例では全部で4
本のウエハ倒れ防止部材17が配置されている。図1で
左端及び右端のウエハ倒れ防止部材17は、ウエハを設
置した際にウエハの真横位置よりもやや下方にくるよう
に配置されている。内側のウエハ倒れ防止部材17はウ
エハの斜め下45度付近に来るように配置されている。
各ウエハ倒れ防止部材17は、板状のベースとベース上
に突出した多数の突起から構成され、突起の間に溝16
が形成されている。突起は溝16の側壁となる。溝16
の底面はベースによって画成されているが、溝16の底
面すなわちベースはウエハ1の周端面3に接触しないよ
うに構成されている。従って、ウエハ倒れ防止部材17
はウエハ1の重量を全く支持せず、溝16の内に配置さ
れたウエハが倒れるのを防止するだけである。すなわ
ち、表裏面2が突起(溝16の側壁)に支持されること
によってウエハがほぼ鉛直に保たれるのである。この
際、ウエハ1の(オリフラ4以外の)周端面3は溝の中
でも常に非接触に保たれるためより高品質のウエハを製
造することができる。
【0016】ウエハ倒れ防止部材は多数の溝を形成した
丸棒や角棒で構成することもできる。ただし、この場合
にも溝の底面がウエハ1に接触しないようにウエハ倒れ
防止部材を構成することが重要である。
【0017】次に、図2を参照して本発明の他の実施例
を簡単に説明する。図2では、簡単のために横型ボート
のフレームは省略し、ウエハ荷重支持部材22とウエハ
倒れ防止部材21,22のみを示した。
【0018】この実施例では、部材22がウエハを支持
するための平坦な支持面22aとウエハの倒れを防ぐ突
起を有している。支持面22aと突起は、同一位置では
なくウエハの周方向にずれて配置されている。支持面2
2aはウエハ1のオリフラ14を支持するだけで、ウエ
ハの倒れは防止しない。隣り合う突起の間には溝22a
が形成され、その中にウエハ1が配置される。溝22b
の底部はウエハ1に接触せず、溝22bの側壁(突起)
がウエハの倒れを防止する。
【0019】また、この実施例ではウエハ倒れ防止部材
20は多数の溝21を形成した丸棒で形成してある。た
だし、この場合にも溝21の底面がウエハ1に接触しな
いようにウエハ倒れ防止部材を構成することが重要であ
る。ウエハ倒れ防止部材20は、角棒であってもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明の横型ボートにおいては、ウエハ
荷重支持部材15,22の平坦な支持部15a,22a
がウエハ1の重量を支え、一方、ウエハ倒れ防止部材1
7,20,22に設けた溝16,21,22bの側壁が
ウエハ1の倒れを防止する。そして、溝16,21,2
2bの底面とウエハ周端面の間には隙間が形成され、溝
16,21,22bの底面がウエハに接触しない構成に
なっている。また、溝16、21、22bと支持部15
a、22aがウエハ1の周方向でずれた位置に配置され
る構成になっている。従って、ウエハには、ウエハとボ
ートの熱膨張差に起因する応力は発生せず、高品質の半
導体ウエハを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による横型ボートの実施例を示す断面
図。
【図2】本発明による横型ボートの他の実施例の主要部
を示す断面図。
【符号の説明】
1 ウエハ 4 オリフラ 15,22 ウエハ荷重支持部材 15a,22a 支持部 17,20,22 ウエハ倒れ防止部材 16,21,22b 溝 ◆

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半導体ウエハを積載するための横
    型ボートにおいて、ウエハ荷重支持部材(15,22)
    とウエハ倒れ防止部材(17,20,22)を設け、ウ
    エハ荷重支持部材(15,22)が平坦な支持部(15
    a,22a)を有し、支持部(15a,22a)がウエ
    ハ(1)の重量を支持する構成になっていて、ウエハ倒
    れ防止部材(17,20,22)が複数の溝(16,2
    1,22b)を有し、溝(16,21,22b)の側壁
    がウエハ(1)の倒れを防止する構成になっており、ウ
    エハ(1)を積載した時に溝(16,21,22b)の
    底面とウエハ周端面の間に隙間が形成され、溝(16,
    21,22b)と支持部(15a、22a)がウエハの
    周方向でずれた位置に配置される構成になっていること
    を特徴とする横型ボート。
JP29651692A 1992-10-09 1992-10-09 横型ボート Pending JPH06124911A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29651692A JPH06124911A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 横型ボート

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JP29651692A JPH06124911A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 横型ボート

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Publication Number Publication Date
JPH06124911A true JPH06124911A (ja) 1994-05-06

Family

ID=17834554

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29651692A Pending JPH06124911A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 横型ボート

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JP (1) JPH06124911A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7055702B1 (en) 2000-06-06 2006-06-06 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Slip resistant horizontal semiconductor wafer boat

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7055702B1 (en) 2000-06-06 2006-06-06 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Slip resistant horizontal semiconductor wafer boat

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