JPH06124897A - 化学気相成長装置 - Google Patents

化学気相成長装置

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JPH06124897A
JPH06124897A JP27407892A JP27407892A JPH06124897A JP H06124897 A JPH06124897 A JP H06124897A JP 27407892 A JP27407892 A JP 27407892A JP 27407892 A JP27407892 A JP 27407892A JP H06124897 A JPH06124897 A JP H06124897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction gas
semiconductor wafer
lateral flow
gas
chemical vapor
Prior art date
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Pending
Application number
JP27407892A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Doi
伸昭 土井
Kouichirou Tsutahara
晃一郎 蔦原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Renesas Semiconductor Engineering Corp, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Renesas Semiconductor Engineering Corp
Priority to JP27407892A priority Critical patent/JPH06124897A/ja
Publication of JPH06124897A publication Critical patent/JPH06124897A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体ウエハの表面に厚さが均一な膜を形成
できる化学気相成長装置を得る。 【構成】 反応ガス噴出孔2から噴出される反応ガスの
噴出方向と平行に高さYを有する反応ガス横流れ防止フ
ィン9をガスヘッド3に設ける。反応ガス横流れ防止フ
ィン9は各々の反応ガス噴出孔2を囲むように格子状に
設けられている。反応ガス横流れ防止フィン9の部分で
は反応ガスは横流れすることなく拡散するので、半導体
ウエハ7の表面には反応ガスが均一に吹き付けられる。 【効果】 その結果、半導体ウエハ7の表面には膜厚が
均一な生成膜が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体ウエハが設置
されるステージに対向して多数の反応ガス噴出孔が設け
られたガスヘッドを有する化学気相成長装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の化学気相成長装置の断面図
である。図9は図8におけるA−A線での矢視図であ
る。
【0003】図において、1は半導体ウエハ7が搭載さ
れ、半導体ウエハ7を加熱するウエハ加熱ステージ、3
はウエハ加熱ステージ1に対向して設けられたガスヘッ
ドである。ガスヘッド3は多数個の反応ガス噴出孔2を
有する。反応ガス噴出孔2は図9に示すように一定間隔
で、半導体ウエハ7の表面全面に及ぶように、半導体ウ
エハ7の表面に対向して設けられている。ウエハ加熱ス
テージ1の外周方向には排気口4が設けられている。排
気口4は外部に接続されている。
【0004】ガスヘッド3の内部に空洞6を設けるとと
もに反応ガス噴出孔2の穴径を小さくし、空洞6内にガ
ス導入孔5から導入される反応ガスを溜め込み、反応ガ
スを各ガス噴出孔2から均一圧力で噴出するようにして
いる。
【0005】次に動作について説明する。反応ガス噴出
孔2から噴出される反応ガスがウエハ加熱ステージ1に
設置された半導体ウエハ7の表面に対して吹き付けられ
る。このとき、反応ガス噴出孔2は半導体ウエハ7の表
面全面に及んで一定間隔で設けられているので、反応ガ
スは半導体ウエハ7の表面全面に均一に吹き付けられ
る。すると熱化学反応により半導体ウエハ7の表面全面
に均一に薄膜が形成される。ここで反応ガスは通常N2
などの不活性ガスにより希釈化して使用する。
【0006】未反応のまま残された反応ガスは、ウエハ
加熱ステージ1の外周方向に設けられた排気口4を介し
て外部に排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の化学気相成長装
置は以上のように構成されており、反応ガス噴出孔2の
孔径を小さくし、空洞6に反応ガスを溜め込み、反応ガ
ス噴出孔2から均一圧力で反応ガスを噴出するようにし
ているので、反応ガス噴出孔2から噴出される反応ガス
の流れは絞り込まれておりその流速も速い。このため、
反応ガスは十分に拡散する前に半導体ウエハ7表面に吹
き付けられてしまい、その結果反応ガス噴出孔2に対向
する半導体ウエハ7の表面の一部に集中的に反応ガスが
吹き付けられることになり、図10に示すように半導体
ウエハ7の表面に形成される生成膜8のうち反応ガス噴
出孔2に対向する部分に形成された生成膜の膜厚のみが
厚くなるという問題点があった。
【0008】このような問題が生じるのを避けるため、
図11に示すようにガスヘッド3と半導体ウエハ7の表
面との距離Xを大きくし、反応ガス噴出孔2から噴出す
る反応ガスを十分拡散させた後半導体ウエハ7の表面に
吹き付けるようにすると、排気口4の吸引のため反応ガ
スの流れが全体的に排気口4側に逃げて半導体ウエハ7
の表面の中心部の反応ガスの濃度が薄くなり、その結果
半導体ウエハ7の表面の中心部に形成される生成膜8の
膜厚が図11に示すように薄くなるという別の問題点が
生じる。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、半導体ウエハの表面に厚さが均
一な膜を形成することができる化学気相成長装置を得る
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、半導体ウエ
ハが設置されるステージに対向して多数の反応ガス噴出
孔が設けられたガスヘッドを有する化学気相成長装置に
適用される。
【0011】この発明に係る化学気相成長装置は、前記
反応ガス噴出孔から噴出される反応ガスの拡散を許容
し、かつ該反応ガスの前記ステージに対する横流れを規
制する隔壁を前記ガスヘッドの反応ガス噴出孔面に設け
たことを特徴とする。
【0012】
【作用】この発明における隔壁は、反応ガス噴出孔から
噴出される反応ガスの拡散を許容し、かつ反応ガスのス
テージに対する横流れを規制するので、反応ガス噴出孔
から噴出される反応ガスは十分拡散し、かつ反応ガスが
ステージに対して横流れせず、ステージ上に設置された
半導体ウエハの表面には反応ガスが均一に吹き付けられ
る。
【0013】
【実施例】図1はこの発明に係る化学気相成長装置の一
実施例を示す断面図、図2は図1に示した装置のA−A
線での矢視図である。図において、図8に示した従来装
置との相違点は、反応ガス横流れ防止フィン9を新たに
設けたことである。反応ガス横流れ防止フィン9は高さ
Yを有する。反応ガス横流れ防止フィン9は薄い板状の
もので構成されており、その側面が反応ガス噴出孔2か
ら噴出される反応ガスの噴出方向と平行になるようにガ
スヘッド3の反応ガス噴出面に格子状に設けられてい
る。各格子は反応ガス噴出孔2を囲むように形成されて
いる。反応ガス横流れ防止フィン9は反応ガス噴出孔2
から噴出される反応ガスの拡散を許容し、かつ該反応ガ
スのウエハ加熱ステージ1に対する横流れを規制する隔
壁の役目をする。その他の構造は図8に示した従来装置
と同様である。
【0014】次に動作について説明する。反応ガス噴出
孔2からの反応ガスがウエハ加熱ステージ1上に設置さ
れた半導体ウエハ7の表面に対して吹き付けられる。こ
のとき反応ガス横流れ防止フィン9が以下のような働き
をする。
【0015】図3に示すように、ガスヘッド3と半導体
ウエハ7の表面との距離Xのうち、距離Yに相当する分
には反応ガス横流れ防止フィンが設けられている。その
ため、ガスヘッド3と半導体ウエハ7の表面の距離Xが
大きくても、距離Yの部分では横方向は反応ガス横流れ
防止フィン9により遮られているため、反応ガス噴出孔
2から噴出される反応ガスは横方向に流れることなく拡
散する。この拡散が十分に行われるように後述する諸条
件を設定しておくことにより、半導体ウエハ7の表面に
は反応ガスが均一に吹き付けられ、従来のように反応ガ
スが半導体ウエハ7の表面の一部に集中的に吹き付けら
れたり、半導体ウエハ7の表面の中心部で反応ガスの濃
度が薄くなったりすることはない。その結果、半導体ウ
エハ7の表面には熱化学反応により厚さが均一な生成膜
8が形成される。
【0016】未反応のまま残された反応ガスは排気口4
を介して外部に排出される。
【0017】なお、半導体ウエハ7の表面とガスヘッド
3との距離Xおよび反応ガス横流れ防止フィン9の高さ
Yは、形成される生成膜8の膜厚ができるだけ均一にな
るように、反応ガスの流量、反応ガス噴出孔2の穴径、
反応ガス噴出孔2の設けられる間隔に応じて決定され
る。
【0018】なお、上記実施例では反応ガス噴出孔2か
らの反応ガスを半導体ウエハ7の上方から半導体ウエハ
7の表面に吹き付ける場合について説明したが、半導体
ウエハ7の表面を下方に向け、半導体ウエハ7の表面下
方から反応ガスを上方に吹き上げ反応ガスを半導体ウエ
ハ7の表面に吹き付けるいわゆる「フェースダウン方
式」においてもこの発明は適用できる。この場合、反応
ガスは半導体ウエハ7の表面で加熱されているため、下
方のガスヘッド3の方向に舞い下がることがなく半導体
ウエハ7の表面に沿って排気方向に流れる。そのため、
ガスヘッド3が加熱された反応ガスにより汚れることが
なくなるという利点がある。
【0019】また、上記実施例では反応ガス横流れ防止
フィン9の配置形状を格子状にしたが、この形状に限定
されず、反応ガス横流れ防止フィン9の配置形状は反応
ガス噴出孔2の配列パターンに応じて変化させればよ
い。例えば、反応ガス噴出孔2の配列パターンが図4の
ような場合には反応ガス横流れ防止フィン9の配置形状
は六角形状にすることもできる。
【0020】さらに、上記実施例では反応ガス横流れ防
止フィン9が各々の反応ガス噴出孔2すべてを分割する
ように設けられているが、反応ガスの横流れを防止する
ことができれば各々の反応ガス噴出孔2すべてを分割す
る必要はなく、例えば、図5に示すよう反応ガス横流れ
防止フィン9をガスヘッド3の同心円周上に複数に形成
しても上記実施例と同様の効果が得られる。
【0021】さらに、上記実施例では薄い板状の反応ガ
ス横流れ防止フィン9で隔壁を構成したが、図6,図7
に示すように反応ガス噴出孔2の孔径のより大きい孔径
の穴10をウエハが加熱ステージ1側に複数有する隔壁
ブロック9′を設けてもよい。なお、図7は図6におけ
るB−B線での断面図である。
【0022】また、上記実施例では反応ガス横流れ防止
フィン9,隔壁ブロック9′の側面を反応ガスの噴出方
向に平行に設けたが、反応ガスの拡散を許容でき、かつ
反応ガスの横流れを防止することができれば必ずしも反
応ガスの噴出方向と平行に設ける必要はない。例えば、
反応ガス噴出孔2から反応ガス噴出方向に傾斜状に広が
る反応ガス横流れ防止フィン9あるいは隔壁ブロック
9′を設けてもよい。
【0023】要するに、反応ガス横流れ防止フィン9や
隔壁ブロック9′は反応ガス噴出孔2からの反応ガスが
十分拡散するだけの空間を形成し、かつ反応ガスの横流
れを規制する隔壁の役目をするものであればいかなる形
状のものであってもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、反応ガ
ス噴出孔から噴出される反応ガスの拡散を許容し、かつ
反応ガスのステージに対する横流れを規制する隔壁をガ
スヘッドの反応ガス噴出孔面に設けたので、反応ガス噴
出孔から噴出される反応ガスは十分拡散し、かつ反応ガ
スがステージに対して横流れせず、ステージ上に設置さ
れた半導体ウエハの表面には反応ガスが均一に吹き付け
られる。その結果、半導体ウエハの表面に厚さの均一な
膜を形成することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る化学気相成長装置の一実施例を
示す断面図である。
【図2】図1に示した装置のA−A線での矢視図であ
る。
【図3】図1に示した装置の動作を説明するための図で
ある。
【図4】図1に示した装置の反応ガス横流れ防止フィン
の他の構成例を示す図である。
【図5】図1に示した装置の反応ガス横流れ防止フィン
の他の構成例を示す図である。
【図6】図1に示した装置の反応ガス横流れ防止フィン
に代る隔壁ブロックの構成例を示す図である。
【図7】図6に示した隔壁ブロックのB−B線での断面
図である。
【図8】従来の化学気相成長装置の断面図である。
【図9】図8に示した装置のA−A線での矢視図であ
る。
【図10】図8に示した装置の問題点を説明するための
図である。
【図11】図8に示した装置の問題点を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 ウエハ加熱ステージ 2 反応ガス噴出孔 3 ガスヘッド 7 半導体ウエハ 9 反応ガス横流れ防止フィン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蔦原 晃一郎 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社北伊丹製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハが設置されるステージに対
    向して多数の反応ガス噴出孔が設けられたガスヘッドを
    有する化学気相成長装置において、 前記反応ガス噴出孔から噴出される反応ガスの拡散を許
    容し、かつ該反応ガスの前記ステージに対する横流れを
    規制する隔壁を前記ガスヘッドの反応ガス噴出孔面に設
    けたことを特徴とする化学気相成長装置。
JP27407892A 1992-10-13 1992-10-13 化学気相成長装置 Pending JPH06124897A (ja)

Priority Applications (1)

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JP27407892A JPH06124897A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 化学気相成長装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP27407892A JPH06124897A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 化学気相成長装置

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JPH06124897A true JPH06124897A (ja) 1994-05-06

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ID=17536674

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JP27407892A Pending JPH06124897A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 化学気相成長装置

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JP (1) JPH06124897A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014127664A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Showa Denko Kk 成膜装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014127664A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Showa Denko Kk 成膜装置

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