JPH0612466Y2 - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JPH0612466Y2
JPH0612466Y2 JP8648389U JP8648389U JPH0612466Y2 JP H0612466 Y2 JPH0612466 Y2 JP H0612466Y2 JP 8648389 U JP8648389 U JP 8648389U JP 8648389 U JP8648389 U JP 8648389U JP H0612466 Y2 JPH0612466 Y2 JP H0612466Y2
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JP
Japan
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floor
air
heating
room
free access
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP8648389U
Other languages
English (en)
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JPH0327530U (ja
Inventor
信一 橋本
淳 桑原
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンピュータ室などにおけるフリーアクセス
床を利用した暖房および従来の天井、ダクトによる暖房
を併用した空調装置に関する。
〔従来の技術〕
従来から、コンピュータ室を設置している建屋の床スラ
ブの上に、もう1つのフリーアクセス床を設け、このフ
リーアクセス床面を任意に取り外せるようにして、上記
床スラブとフリーアクセス床によって形成される空間部
を利用した空調チャンバ内にコンピュータ機器(オフィ
スオートメーション機器)関連のケーブルや、コンピュ
ータ冷却用の冷気などを通すことが行われている。一
方、コンピュータ室に連なる執務室において、コンピュ
ータを操作する場合、特に冬期においては足元が寒いた
め暖房が必要とされ、天井ダクトによる温風暖房方法が
一般的に行われており、今日では、床下暖房を行うもの
も出現している。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、かかる従来の天井ダクトによる温風暖房
では、室内の上部の温度は上昇するが、床付近に滞留し
ないため、足元付近は温まらないという問題があった。
また、これに対して、床スラブ内に温水配管やヒータ線
などの発熱体を埋め込み、床スラブ全体を温める床暖房
方式も提案されている。しかしこのような方式では不必
要なところまで温めるために熱ロスが大きくなり、不経
済であるばかりか、構造が繁雑になるという問題があっ
た。さらに、家庭で使用されている床カーペット式床暖
房方法も考えられるが、塵埃を嫌うコンピュータ室やこ
れに関連する執務空間の暖房方法としては、極めて不適
当である。
本考案は上記のような問題に着目してなされたものであ
り、室内の暖房を行う際に、フリーアクセス床を利用し
た発熱方法と従来の天井ダクトによる暖房方法を併用し
て、効率的かつローコストな空調装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案が提供する空調装置は、執務室などの室内の床ス
ラブ上にフリーアクセス床を設置し、両者の間に形成さ
れる空間部を空調チャンバとして利用する方法であっ
て、フリーアクセス床の一部に、上記空調チャンバと室
内とを連通する吹出しグリルを設け、空調機からダクト
を介して送気できるようにし、かつ上記フリーアクセス
床を構成する複数のフロアパネルに、それぞれ個別に発
熱体を埋設するようにしたものである。
〔作用〕
本考案におけるフリーアクセス床の各フロアパネルは、
内部に発熱体を有し、この発熱体を空調チャンバ内に配
置した配電線にそれぞれ個別に接続され、個別に加熱で
きるようにすると共に、空調機より吹出しグリルを介し
てフリーアクセス床上部の室内を、暖房することと合わ
せて、上記加熱による床暖房を同時に行えるようにし、
これによってコンピュータ室の執務空間における足元付
近の暖房を効率的に行えるようにするとともに、上記室
内の冷房もこれまで通り実施できるようにする。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。第1
図において、1はフリーアクセス床を援用した執務室
で、この執務室1の床スラブ2上には断熱材3が敷設さ
れている。4は床スラブ上に設立した複数の支柱であ
り、この支柱4上にフリーアクセス床5が支持されてい
る。6はこのフリーアクセス床5と床スラブ2との間に
形成された空調チャンバであり、ここにはコンピュータ
関連機器のケーブルが配線されている。7は上記フリー
アクセス床5の適当な複数箇所に設けられた吹出しグリ
ルで、第2図はその平面的な配置例を示す、各吹出しグ
リル7に設けられた複数ルーバ27は、風向を任意に調
整できるようになっている。また、上記吹出しグリル7
を除く部位のフリーアクセス床5は複数のフロアパネル
5aを、敷きつめたものからなる。そして、各フロアパ
ネル5aには、第3図に示すような面状の発熱体8、例
えば炭素せんいを絶縁材、耐熱材にて包んだものなど
が、埋設されている。なお、発熱体の周囲はケイ酸カル
シウム、グラスファイバ補強モルタルなどにより形成さ
れ、パネル化されている。9はこの発熱体8に電力を供
給するための電線、10は電線端のプラグであり、これ
らの発熱体8およびプラグ10は各フロアパネル5aご
とに設けられている。また、11と12は上記空調チャ
ンバ6内に配設された一対の加熱用配電線であり、これ
らの電線11,12に接続した複数のソケット13に対
し、上記の各プラグ10が差し込めるようになってい
る。
第4図は上記発熱体8の電線9と電線11,12との接
続図であり、各発熱体8は電線11,12に並列接続さ
れて、電源14に接続されるようになっている。なお、
ここでは上記ソケット13およびプラグ10の接続関係
をスイッチ15で代替して示してある。
また、第1図において、16は空調機で、例えばヒート
ポンプ式の冷凍サイクルシステムなどが用いられ、これ
には暖気供給用ダクト17、冷気供給用ダクト18、外
気取込み用ダクト19、2本の室内空気取込み用ダクト
20,21が接続されている。そして、このうち暖気供
給用ダクト17は執務室1の壁面を貫通して、上記空調
チャンバ6内に一端を開口しており、冷気供給用ダクト
18は上記壁面の上部を貫通して、直接執務室1内に一
端を開口している。また、外気取込み用ダクト19端は
執務室1外方の外気に臨んでいる。また、室内空気取込
み用ダクト20,21の各一端はそれぞれ、天井および
上記壁面を貫通して執務室1の上部および床上部に開口
している。さらに、22は暖気供給をコントロールする
開閉ダンパ、23は冷気供給をコントロールする開閉ダ
ンパ、24,25は執務室1内の上部および下部の空気
の取込みをコントロールする開閉ダンパである。なお、
26は執務室1の壁面上部に設けた排気12である。
次に動作について説明する。
まず、執務室1の暖房を行うには、上記各フロアパネル
5aのうち発熱させようとするもののプラグ10を空調
チャンバ6内に設置した電線11,12のソケット13
に差込み、商用電源14を発熱体8に供給して、これを
発熱させる。このため、かかるフロアパネル5aからな
るフリーアクセス床5の略全体が暖められて、床面付近
に暖気域を形成して床暖房を行うことができる。一方、
上記空調機16を暖房運転させると、この空調機16の
ファンが暖気を暖気供給用ダクト17を通じて、空調チ
ャンバ6内に送り込む。このため、フロアパネル5aに
よる床暖房によって、足元から執務室1内を暖気によっ
て迅速かつ効率的に暖められ、従来のような床暖房によ
る熱損失を防止できる。この場合において、室内の汚れ
た空気は、一部が排気口26から排出され、他の一部は
天井付近から空気取込み用ダクト20を通って、空調機
16に吸込まれた後、清浄化されて、再び空調チャンバ
6を通って執務室1内に循環される。なお、かかる暖房
運転の場合には、開閉ダンパ23,25が閉じられ、開
閉ダンパ22,24が開度調整される。このように、上
記床暖房において、フロアパネル5aを選択的に発熱さ
せることで、部分的に発熱を行うゾーニング暖房が行え
る。
一方、上記執務室1の冷房を行うには、上記各フロアパ
ネル5aの電源13をOFFにし、上記空調機16を冷
房運転にする。これにより、空調機16のファンは、第
5図に示すように冷気を冷気供給用ダクト18を通じて
執務室1内の上部に吐出する。これにより、冷気は室内
を上から下へ降下し、室内が冷房される。こうして、室
内を冷房した冷気は、フリーアクセス床5を這うように
して、室内の空気取込み用ダクト21を通じて空調機1
6に吸い込まれ、ここで清浄化される。そして、再び冷
気供給用ダクト18を執務室1内に送り出される。な
お、かかる冷房運転の場合には、開閉ダンパ22,24
が閉じられ、開閉ダンパ23,25の開度が調整され
る。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば執務室などの室内の床
スラブ上に、空調チャンバを介してフリーアクセス床を
設置し、このフリーアクセス床の一部に上記空調チャン
バと室内とを連通する吹出しグリルを設け、さらに、こ
の空調チャンバおよび室内に、空調機から暖気および冷
気をダクトを介してそれぞれ供給できるようになし、上
記フリーアクセス床を構成する複数のフロアパネルに、
それぞれ個別に発熱可能な発熱体を埋設するようにした
ため、暖房時には床吹出し式の暖房と床自体の発熱暖房
を併用することにより、床下空間への熱損失を抑えなが
ら、室内の暖房を足元付近から効率的に行うことがで
き、しかもフロアパネル単位の発熱を可能にしたので、
床暖房のゾーニングを実施できるとともに、吹出しグリ
ルの位置を適当に選定することによって局所的な冷暖房
が可能になる。また、上記暖気および床加熱を併用する
ことで、空調機の容量を抑えることができる。さらに、
上記フロアパネルを熱容量の大きいケイ酸カルシウム板
やモルタルを用いれば、蓄熱的な役割を持たすことも可
能となるため、省エネ的効果が得られる。さらに、フロ
アパネル5aを一枚ごとに交換可能であるため、修理や
保守、点検が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による暖房時の空調システ
ムを示す概念的断面図、第2図は第1図におけるフリー
アクセス床を示す斜視図、第3図は第2図におけるフロ
アパネルを示す斜視図、第4図は第3図に示すフロアパ
ネルの発熱体の電気的接続状態を示す回路図、第5図は
冷房時の空調システムを示す概念的断面図である。 2……床スラブ、5……フリーアクセス床、5a……フ
ロアパネル、6……空調チャンバ、7……吹出しグリ
ル、8……発熱体、10……プラグ、11,12……電
線、17,18……ダクト。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内の床スラブ上に空調チャンバを介して
    設置され、かつ個別に発熱体を埋設した複数のフロアパ
    ネルからなるフリーアクセス床と、このフリーアクセス
    床の一部に設けられ、上記空調チャンバと上記室内とを
    連通する吹き出しグリルと、上記空調チャンバおよび上
    記室内に上記暖気および冷気を個別のダクトを介してそ
    れぞれ供給する空調機とを備えた空調装置。
  2. 【請求項2】フリーアクセス床を構成する複数のフロア
    パネルは、それぞれ個別に取外し可能としたことを特徴
    とする請求項1記載の空調装置。
JP8648389U 1989-07-25 1989-07-25 空調装置 Expired - Lifetime JPH0612466Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8648389U JPH0612466Y2 (ja) 1989-07-25 1989-07-25 空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8648389U JPH0612466Y2 (ja) 1989-07-25 1989-07-25 空調装置

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Publication Number Publication Date
JPH0327530U JPH0327530U (ja) 1991-03-19
JPH0612466Y2 true JPH0612466Y2 (ja) 1994-03-30

Family

ID=31636031

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JP8648389U Expired - Lifetime JPH0612466Y2 (ja) 1989-07-25 1989-07-25 空調装置

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JP5604791B2 (ja) * 2009-02-05 2014-10-15 日本電気株式会社 空調設備、空調制御装置、その制御方法、プログラム及び記録媒体
KR101533310B1 (ko) * 2014-02-28 2015-07-06 김종일 전기 콘센트
JP6654822B2 (ja) * 2015-07-14 2020-02-26 積水化学工業株式会社 空調システム及び建物

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