JPH06124558A - 磁気ヘッドサスペンション - Google Patents

磁気ヘッドサスペンション

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JPH06124558A
JPH06124558A JP27263592A JP27263592A JPH06124558A JP H06124558 A JPH06124558 A JP H06124558A JP 27263592 A JP27263592 A JP 27263592A JP 27263592 A JP27263592 A JP 27263592A JP H06124558 A JPH06124558 A JP H06124558A
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JP
Japan
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magnetic head
slider
head suspension
conductive path
load beam
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Application number
JP27263592A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Kodaira
英一 小平
Mikio Tokuyama
幹夫 徳山
Toshihiko Shimizu
利彦 清水
Shigeo Nakamura
滋男 中村
Kenji Mori
健次 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】磁気ヘッドサスペンションを構成するロードビ
ームあるいはジンバルばね40の少なくとも一面にAl
23,SiO2,Si34 等からなる絶縁層を形成し、
さらにその上に電気導電路23を直接形成した。また、
スライダ10の電極と磁気ヘッドサスペンション上の電
気導電路23を、その表面に電気導電路を形成し、スラ
イダ10の端面の形に沿って、略直角に折り曲げた絶縁
テープで接続した。 【効果】チューブ被覆導線を使う必要がなく、電気配線
がディスクに接触して断線する心配が無い。スライダに
余計な負荷がかかることなくスライダのディスク面のう
ねり振動への良好な追従特性が保たれる。さらに、磁気
ヘッドサスペンションの振動を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置用磁気
ヘッドサスペンションに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置は、磁気ヘッドを搭載
したスライダに所定の荷重を与えるために必要な十分高
い剛性のロードビームと、磁気ヘッドを搭載したスライ
ダがディスク面のうねり振動へ追従するために必要な十
分低い剛性を有するジンバルばねとからなる磁気ヘッド
サスペンションが、磁気ヘッドを搭載したスライダに押
し付け荷重を与えており、ディスク停止中はスライダと
ディスクは接触状態となっている。そして、ディスクが
回転することによってスライダとディスク間に発生する
浮上力と、押し付け荷重とがつり合う位置でスライダは
浮上する。また、スライダに形成された電極と磁気ディ
スク装置のリード/ライト(Read/Write)回路との電気
的接続は、チューブ被覆導線を介して行われ、このチュ
ーブ被覆導線は磁気ヘッドサスペンション上に引き回し
て配置される。近年、磁気ディスク装置の小形化が進ん
でディスク間隔が狭くなり、スライダや磁気ヘッドサス
ペンションの小形化が進むと、チューブ被覆導線がスラ
イダや磁気ヘッドサスペンションに対して相対的に大き
くなり、チューブ被覆導線の剛性による負荷がスライダ
のディスク面のうねり振動への追従特性を低下させた
り、さらに、ディスク面にチューブ被覆導線が接触して
断線するといった問題が生じている。また、磁気ディス
ク装置の記憶容量の増大を図るため、高感度の磁気ヘッ
ドとして、MRヘッドの開発が近年進んでいる。ところ
が、MRヘッドは高感度の磁気ヘッドではあるが、リー
ド専用なので、ライト用に従来形の薄膜ヘッド等もスラ
イダ上に併せて搭載しなければならず、結局、リード/
ライト用の電気配線が4本必要となる。従って、従来の
薄膜ヘッド等のようにリード/ライトが共通で、2本の
電気配線で良かった場合と比較して、さらにチューブ被
覆導線の剛性が大きくなり、スライダの運動特性に悪影
響を及ぼす傾向にある。特開平1−162212 号公報には、
チューブ被覆導線に代わり、複数の導体を含んだ絶縁プ
ラスチックフィルムを用いることで、磁気ヘッドサスペ
ンションとスライダの電極との電気的接続を行う手段を
提示している。また、絶縁プラスチックフィルムが防振
材の役目を果たすことも提示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決するためになされたもので、その目的
は磁気ディスク装置の小形化が進みディスク間隔が狭く
なっても電気配線の断線の心配がない磁気ヘッドサスペ
ンションを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、磁気ヘッドを搭載したスライダ
に所定の荷重を与えるために必要な十分高い剛性を有す
るロードビームと、該磁気ヘッドを搭載したスライダが
ディスク面のうねり振動へ追従するために必要な十分低
い剛性を有するジンバルばねとからなる磁気ディスク装
置用磁気ヘッドサスペンションにおいて、前記磁気ヘッ
ドサスペンションの少なくとも一面に絶縁層を形成し、
さらに前記絶縁層上に電気導電路を直接形成した。
【0005】
【作用】磁気ヘッドサスペンション上に絶縁層を形成
し、さらに絶縁層上に電気導電路を直接形成したこと
で、チューブ被覆導線を磁気ヘッドサスペンション上に
配置する必要がなくなり、電気導電路はディスク面に接
触しないので断線することがなくなる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図に基づき
説明する。図1は本発明の第1実施例に関わる磁気ヘッ
ドサスペンションシステムを表す上面図であり、図2は
第1実施例に関する磁気ヘッドサスペンションシステム
の側面図である。磁気ヘッドサスペンションシステム1
は磁気ヘッド11を搭載するスライダ10と、スライダ
10に対し押し付け荷重を与えるロードビーム20と、
ロードビーム20が与える押し付け荷重をスライダ10
へ伝え、かつ、ディスクのうねり振動に対しスライダ1
0が十分に追従するように低い剛性を持ったジンバルば
ね40と、スライダ10上に形成した電極11とロード
ビーム20上に形成した電気導電路23とを電気的に接
続する電気配線30と、ロードビーム20上に形成され
た電気導電路23と不図示の磁気ヘッドサスペンション
システム駆動回路とを電気的に接続する電気配線50
と、ロードビーム20と接続されロードビーム20より
さらに剛性の高いアーム80とからなる。
【0007】さらに図3から図5を用いて、図1及び図
2に示した磁気ヘッドサスペンションの詳細について説
明する。図3は図1で示した第1実施例に関する磁気ヘ
ッドサスペンションシステム1の構成要素であるロード
ビーム20のA−A断面図である。ロードビーム20は
金属層21と、金属層21上でスライダ取付面の反対側
に形成された絶縁層22と、絶縁層22上に形成された
電気導電路23とからなる。金属層21は、例えば、S
US304等の金属薄板からなり、そのばね力によりス
ライダ10を不図示の磁気ディスク面上に所定の荷重で
押し付ける。金属層21の両端には所定の剛性を与える
ために、フランジ部24が折り曲げ形成されている。金
属層21のスライダ取付面の反対側には、スパッタある
いはCVD等の手段により絶縁層22を形成する。スパッ
タあるいはCVDで形成される絶縁層22は、例えば、
Al23,SiO2,Si34 等である。スパッタ、あ
るいはCVD等の手段で絶縁層22の厚さを任意の厚さ
に制御することは容易である。特に、絶縁層22を、金
属層21と比較して弾性を有するSiO2 とした場合に
は、スパッタあるいはCVD等の手段により、絶縁層2
2であるSiO2 の厚さを任意の場所で、かつ任意の厚
さに制御することによって、絶縁層22が防振材として
作用し、ロードビーム20の任意の振動モードを低減す
ることが可能となる。ロードビーム20の振動を抑制す
ることで、スライダ10上に形成された磁気ヘッド11
を図示しない磁気ディスク面上に高速,高精度に位置決
めすることが容易になる。絶縁層22上にはフォトリソ
グラフィ技術やめっき技術を利用して電気導電路23を
形成することができる。ここで電気導電路23の一形成
法について簡単に説明する。まず、スパッタあるいはC
VDで形成した絶縁層22上に薄い銅層を形成し、フォ
トレジストを被覆する。次に電気導電路23の形に形成
したマスク上からフォトレジスト層に光を照射し、電気
導電路23に相当する部分以外のフォトレジストを除去
する。さらに、フォトレジストを除去した銅層部分をエ
ッチング加工する。最後に残ったフォトレジストを除去
することにより、銅からなる電気導電路23が形成でき
る。本実施例では、リード用の磁気ヘッドとして高感度
なMRヘッドを想定しており、絶縁層22上に電気導電
路23を4本形成している。また、MRヘッドを搭載す
るためにスライダ10は、センタレール方式のスライダ
としている。もちろん従来の薄膜ヘッド等を使用する場
合は電気導電路23は2本でよいので、本実施例より磁
気ヘッドサスペンション上に電気導電路23を形成する
のは容易になる。電気導電路23はできるだけ薄く、か
つ幅広とする方が電気抵抗が小さくなり、記録電流によ
る発熱量が減少し、S/N比が向上するので好ましい。
本実施例では電気導電路23として銅を用いたが、他の
金属、例えば、アルミニウムや、その合金であってもよ
い。また、電気導電路23上をさらに絶縁層でコーティ
ングしても良い。本実施例に示したようにロードビーム
20上に、直接、電気導電路23を形成したことで、電
気配線としてチューブ被覆導線を用いていた場合と異な
り、チューブ被覆導線が磁気ディスクに接触して断線す
ることがなくなり、さらに磁気ヘッドサスペンションシ
ステムの小形化、ひいては磁気ディスク装置の小形化が
容易になる。図4は第1実施例に関する磁気ヘッドサス
ペンションシステムのロードビーム20とジンバルばね
40、及びスライダ10との接続部の拡大上面図、図5
は同じく拡大正面図である。ジンバルばね40は、例え
ば、SUS304等の弾性金属薄板からなり、ロードビ
ーム20の長手方向軸線と略平行して延びる外側ばね部
45,46とロードビーム20から離れた位置におい
て、外側ばね部45,46を接続し、他端を自由端とし
た、中央ばね部47とからなる。ジンバルばね40は、
外側ばね部45,46が中央ばね部47で接続された部
分と反対側の一端を、ロードビーム20の一端に、接着
等の手段により取り付けられている。中央ばね部47の
上面側の略中央部には例えば半球状の荷重伝達用突起4
8が設けられており、この荷重伝達用突起48により、
ロードビーム20の自由端から、中央ばね部47へ押し
付け荷重を伝達する。また、中央ばね部47の下面に
は、スライダ10が接着等の手段により、取り付けられ
ている。スライダ10は図示しない磁気ディスクと対抗
する面に浮上用レール13,14,15を有している。
センタレール15はMR磁気ヘッド及び薄膜磁気ヘッド
12を搭載するのに十分な幅を有している。また、スラ
イダ10の浮上面と垂直な面にはMR磁気ヘッド及び薄
膜磁気ヘッド12とつながった電極11が四つ形成され
ており、ロードビーム20上に形成された電気導電路2
3と、表面を絶縁した導電細線30を用いて接続してい
る。
【0008】図6は第2実施例に関わる磁気ヘッドサス
ペンションシステムのロードビーム20とジンバルばね
40、及びスライダ10との接続部の拡大上面図、図7
は同じく拡大正面図である。また、図8は第2実施例に
関するロードビーム部のA−A断面図である。第2実施
例における、基本構成は第1実施例と同じであるが、第
1実施例と異なるのは、ロードビーム20のスライダ1
0の取付面側に電気導電路23を形成している点であ
る。第2実施例では、第1実施例と異なりロードビーム
20のスライダ取付面側に絶縁層22と電気導電路23
を形成しているので、スライダ10上に形成した電極1
1とロードビーム20上の電気導電路23間の配線30
をスライダ10の側面に沿って行え、第1実施例と比較
して表面を絶縁した導電細線30の剛性がスライダ10
に作用しにくく、スライダ10のローリング及び、ピッ
チング運動特性に悪影響を与えにくい構成である。
【0009】図9は本発明の第3実施例に関わる磁気ヘ
ッドサスペンションシステムのロードビーム20とジン
バルばね40、及びスライダ10との接続部の拡大上面
図、図10は第3実施例に関するロードビーム部及びジ
ンバルばね部のA−A断面図、図11は図9の拡大正面
図である。第3実施例では、ロードビーム20の基本構
成は第2実施例と同じであるが、ジンバルばね40のス
ライダ取付側の反対面、すなわちロードビーム20と接
続する面に電気導電路43を形成している。ジンバルば
ね40は、例えば、SUS304等の弾性金属薄板41
上にスパッタ、あるいは、CVD等の手段によりAl2
3、あるいはSiO2、あるいはSi34などからなる
絶縁層42を形成している。さらに、絶縁層42上には
フォトリソグラフィ技術やめっき技術を用いて電気導電
路43が形成されている。ロードビーム20上に形成さ
れた電気導電路23と、ジンバルばね40上に形成され
た電気導電路43は位置合わせを行い、その接触部で接
着剤60を用いて接続される。あるいはロードビーム2
0上の電気導電路23とジンバルばね40上の電気導電
路43との電気的接続は、図12及び図13に示す様に
絶縁性の樹脂フィルム71中に導電性の粒子72を分散
させて厚み方向に導電性を有し、面方向に絶縁性を有す
る異方性導電膜70を用いて行うこともできる。絶縁樹
脂フィルム71としては、熱可塑性のスチレン系樹脂、
あるいは熱硬化性のエポキシ系樹脂のどちらでもよい。
また、導電性粒子72としては、ニッケル粒子,はんだ
ボール等の金属粒子や、カーボン粒子及びプラスチック
粒子に金属めっきを施したものでもよい。ロードビーム
20とジンバルばね40間に異方性導電膜70を挟持
し、加圧,加熱することでロードビーム20上の電気導
電路23とジンバルばね40上の電気導電路43の電気
的接続がなされる。異方性導電膜70を用いた場合に
は、電気導電路同士の精密な位置決めが不必要である。
また、スライダ10上に形成した電極11とジンバルば
ね40上に形成された電気導電路43との電気的接続
は、表面に電気導電路32が形成された絶縁テープ31
を用いて行う。図14は第3実施例に関するスライダ部
の拡大斜視図である。スライダ10上に形成された電極
11は、一般にスライダ10の空気流出端側で浮上面と
垂直な面に形成されている。本実施例では、スライダ1
0上に形成された電極11とジンバルばね40上の電気
導電路43とを、電気導電路32が表面に形成された絶
縁テープ31を用いて接続している。絶縁テープ31
は、例えば、ポリイミド,ガラス入りエポキシ,ポリエ
ステル等の高分子樹脂から形成される。また、絶縁テー
プ31上の電気導電路32は圧延銅や電解銅が使用でき
る。さらに、絶縁テープ31上の電気導電路32には、
最終的にSn,Auはんだ等のめっき処理を行う。スラ
イダ10上に形成された電極11と絶縁テープ31上の
電気導電路32との電気接続は、Au等の金属からなる
バンプを介して行う。絶縁テープ31上の電気導電路3
2にSnめっき処理が施されていれば、電気導電路32
とAuバンプとの接合は、Au−Sn共晶合金で接合さ
れる。また、電気導電路32にAuめっきが施されてい
れば、Au−Auの熱圧着により接合される。ジンバル
ばね40上の電気導電路43と絶縁テープ31上の電気
導電路32の接合も同様に行える。さらに、絶縁テープ
32をあらかじめスライダ10の形に沿って、略直角に
折り曲げておくことにより絶縁テープ31の剛性による
負荷がスライダ10に作用することがなく、スライダ1
0のディスク面のうねり振動への良好な追従性を保つこ
とができる。さらに、絶縁テープ32のスリットを入れ
ることにより、絶縁テープ32の剛性をさらに低下させ
ることもできる。また、ロードビーム20上に形成した
電気導電路23と不図示の磁気ヘッドサスペンション駆
動回路との電気的接続も表面に電気導電路52を形成し
た絶縁テープ51を用いて行える。絶縁テープ51は絶
縁テープ31と同様の構成になっている。ロードビーム
20上の電気導電路23と、絶縁テープ51上の電気導
電路52の電気的接続は異方性導電膜を用いて行えば容
易である。
【0010】図15は本発明の第4実施例に関わる磁気
ヘッドサスペンションシステムを表す上面図であり、図
16は同じく正面図である。磁気ヘッドサスペンション
システム1は磁気ヘッド11を搭載するスライダ10
と、スライダ10に対し押し付け荷重を与えるロードビ
ーム20と、ロードビーム20が与える押し付け荷重を
スライダ10へ伝えるジンバルばね40と、スライダ1
0上に搭載された磁気ヘッドの電極11とロードビーム
20上に形成された電気導電路23とを電気的に接続す
る電気配管30と、ロードビーム20上に形成された電
気導電路23と不図示の磁気ヘッドサスペンションシス
テム駆動回路とを電気的に接続する電気配線50とから
なる。本実施例では、ロードビーム20とジンバルばね
40は一体形成されて、磁気ヘッドサスペンションをな
している。磁気ヘッドサスペンションのロードビーム部
20は第1実施例と同様に金属層21と、金属層21上
でスライダ取付面の反対側に形成された絶縁層22と、
絶縁層22上に形成された電気導電路23とからなる。
金属層21の両端には所定の剛性を与えるために、フラ
ンジ部24が折り曲げ形成されている。ロードビーム部
20とジンバルばね部40とは、第1実施例における外
側ばね部に相当するハーフエッチングばね部45,45
で接続されており、さらに中央ばね部47において、ス
ライダ10が接着等の手段により接続されている。第4
実施例では、ロードビーム20とジンバルばね40が一
体形成されているので、第1実施例と比較して磁気ヘッ
ドサスペンションの小形化に適している。従って、本発
明のように磁気ヘッドサスペンション上に直接導電路を
形成することによって、小形化に対して従来例よりも大
きな効果が望める。
【0011】図17は本発明の第5実施例に関わる磁気
ヘッドサスペンションシステムを表す上面図であり、図
18は同じく正面図である。本実施例でも、第4実施例
の場合と同様に、ロードビーム20とジンバルばね40
は一体形成されて、磁気ヘッドサスペンションをなして
いる。磁気ヘッドサスペンションのロードビーム部20
は第2実施例と同様に金属層21と、金属層21上でス
ライダ取付面側に形成された絶縁層22と、絶縁層22
上に形成された電気導電路23とからなる。図18では
電気導電路23とスライダ10上に形成した電極11と
の電気的接続を表面が絶縁された導電細線30を用いて
行っている。また、図19に示すように、ロードビーム
部20上の電気導電路23とスライダ10上の電極11
の接続は電気導電路32を形成した絶縁テープ31を用
いて行ってもよい。
【0012】図20は本発明による磁気ヘッドサスペン
ションシステム1を搭載した磁気ディスク装置の断面図
である。本実施例では3枚の磁気ディスク100をディ
スク間隔2mmで実装し、スピンドルモータ101で駆動
している。磁気ヘッドサスペンションシステム1を用い
ることで、ディスク間隔2mmの狭い空間に磁気ヘッドサ
スペンションシステムの実装が可能となり、しかも電気
配線の断線の心配がなくなる。磁気ヘッドサスペンショ
ンシステム1は、アーム80に取り付けられボイスコイ
ルモータ111で駆動される。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、チュ−ブ秘覆導線を使
う必要がなく、電気配線がディスクに接触して断線する
心配がない。スライダに余計な負荷がかかることなくス
ライダのディスク面のうねり振動への良好な追従特性が
保たれる。さらに磁気ヘッドサスペンションの振動を抑
制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に関する磁気ヘッドサスペ
ンションシステムの上面図。
【図2】本発明の第1実施例に関する磁気ヘッドサスペ
ンションシステムの側面図。
【図3】本発明の第1実施例に関するロードビーム部の
断面図。
【図4】本発明の第1実施例に関する磁気ヘッドサスペ
ンションシステムの要部の拡大上面図。
【図5】本発明の第1実施例に関する磁気ヘッドサスペ
ンションシステムの要部の拡大正面図。
【図6】本発明の第2実施例に関する磁気ヘッドサスペ
ンションシステムの要部の拡大上面図。
【図7】本発明の第2実施例に関する磁気ヘッドサスペ
ンションシステムの要部の拡大正面図。
【図8】本発明の第2実施例に関するロードビーム部の
断面図。
【図9】本発明の第3実施例に関する磁気ヘッドサスペ
ンションシステムの要部の拡大上面図。
【図10】本発明の第3実施例に関するロードビーム部
及びジンバルばね部の断面図。
【図11】本発明の第3実施例に関する磁気ヘッドサス
ペンションシステムの要部の拡大正面図。
【図12】本発明の第3実施例に関するロードビーム部
及びジンバルばね部の接合前の断面図。
【図13】本発明の第3実施例に関するロードビーム部
及びジンバルばね部の接合後の断面図。
【図14】本発明の第3実施例に関するスライダ部の拡
大斜視図。
【図15】本発明の第4実施例に関する磁気ヘッドサス
ペンションシステムの上面図。
【図16】本発明の第4実施例に関する磁気ヘッドサス
ペンションシステムの正面図。
【図17】本発明の第5実施例に関する磁気ヘッドサス
ペンションシステムの上面図。
【図18】本発明の第5実施例に関する磁気ヘッドサス
ペンションシステムの正面図。
【図19】本発明の第5実施例に関する磁気ヘッドサス
ペンションシステムの正面図。
【図20】本発明による磁気ヘッドサスペンションシス
テムを用いた磁気ディスク装置の断面図。
【符号の説明】
10…スライダ、20…ロードアーム、23…ロードア
ーム上の電気導電路、40…ジンバルばね。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 滋男 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所小田原工場内 (72)発明者 森 健次 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッドを搭載したスライダに所定の荷
    重を与えるために必要な十分高い剛性を有するロードビ
    ームと、前記磁気ヘッドを搭載した前記スライダがディ
    スク面のうねり振動へ追従するために必要な十分低い剛
    性を有するジンバルばねからなる磁気ディスク装置用の
    磁気ヘッドサスペンションにおいて、前記磁気ヘッドサ
    スペンションの少なくとも一面に絶縁層を形成し、前記
    絶縁層上に電気導電路を形成したことを特徴とする磁気
    ヘッドサスペンション。
JP27263592A 1992-10-12 1992-10-12 磁気ヘッドサスペンション Pending JPH06124558A (ja)

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