JPH06124556A - 磁気ディスク駆動装置 - Google Patents

磁気ディスク駆動装置

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JPH06124556A
JPH06124556A JP4273041A JP27304192A JPH06124556A JP H06124556 A JPH06124556 A JP H06124556A JP 4273041 A JP4273041 A JP 4273041A JP 27304192 A JP27304192 A JP 27304192A JP H06124556 A JPH06124556 A JP H06124556A
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magnetic disk
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spreader
magnetic head
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Isao Asano
功 浅野
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バリ取りによる形状の変化があっても部品機
能に影響がなく、かつ複数のディスクに対応すると共に
簡単な金型構造により成形できるスプレッダを有する磁
気ディスク駆動装置を提供する。 【構成】 スプレッダ9のカム面10は、磁気ヘッド3
と接触する側の半分の部分を弧状に形成し、残りの半分
の部分の上面を略平面とした。したがって、ロードビー
ムの摺動する部分は弧状に形成されているので、摩擦力
を小さくして確実にリトラクト動作を行える。また、カ
ム面10の半分の部分のみ弧状であり、他は平面状であ
るので、複数のディスク1に対応するスプレッダであっ
ても単純な金型で成形を行え、かつパーティングライン
をカム面10と異なる部分とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬質の磁気ディスクを
回動駆動して情報の記録及び/又は再生を行う磁気ディ
スク駆動装置に係り、特に、カム機能を有するスプレッ
ダを設けて停電時などに磁気ヘッドを退避させるように
した磁気ディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】硬質の磁気ディスク、いわゆる、ハード
ディスクを使用した磁気ディスク駆動装置は、ハードデ
ィスクを高速で回転させ、この回転によってハードディ
スク表面に生じる空気流を利用して磁気ヘッドをハード
ディスク表面から微小量浮上させ、信号の書き込み又は
読み出しを行っている。このように空気流を利用して磁
気ヘッドを浮上させるためには、浮上力を得るだけの回
転数を確保する必要がある。この回転数が確保できない
と磁気ヘッドがハードディスクにクラッシュして、ハー
ドディスクや磁気ヘッドの損傷を招くことになる。も
し、ハードディスクが損傷すると、その損傷を受けた部
分の情報が損なわれ、磁気ヘッドが損傷すると、その磁
気ディスク駆動装置の使用が不可能になるという重大な
結果を招来する。このようなヘッドクラッシュは、振動
や衝撃が原因となる場合のほか、ハードディスクを回転
駆動するスピンドルモータへの通電が停電などにより遮
断された場合にも起こりうるので、スピンドルモータへ
の通電遮断時に磁気ヘッドをハードディスク上から退避
させるオートリトラクト機構を備えた磁気ディスク駆動
装置が、従来より種々提案されている。そして、近年一
般に採用されているオートリトラクト機構は、スピンド
ルモータの慣性回転により発生する逆起電力を利用して
磁気ヘッド移送装置を駆動するという方式のもので、こ
の方式は構造を複雑化させず消費電力も少ないため有利
とされている。また、磁気ヘッドの退避動作を案内する
カム面を形成したスプレッダを付設し、このスプレッダ
に乗り上げさせることで退避時の磁気ヘッドをハードデ
ィスク上から確実に離間させるようにすれば、少ない部
品点数で高い信頼性が得られるため有利とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、スプレッダと磁気ヘッドのロードビームとの摩
擦力を小さくするために、スプレッダは円筒形に形成さ
れていた。図16(a),(b)は1枚ディスク用スプ
レッダ体を説明するためのもので、(a)は1枚ディス
ク用スプレッダ体の金型を示す説明図、(b)はその金
型により成形された1枚ディスク用スプレッダ体の正面
図である。これらの図において、60は上型、61は下
型、62はキャビティ、63は図示しない可動型の挿入
部分、64は1枚ディスク用スプレッダ体、64aは上
側磁気ヘッド用スプレッダ、64bは下側磁気ヘッド用
スプレッダ、65はカム面、66はパーティングライン
である。1枚ディスク用スプレッダ体64を製作する場
合、金型は図16(a)に示すように上側磁気ヘッド用
スプレッダ64aと下側磁気ヘッド用スプレッダ64b
との中間で割って上型60、下型61としているので、
上型60と下型61との接合面、つまりパーティングラ
イン66は、図16(b)に示すように、成形された1
枚ディスク用スプレッダ体64の側面中央にできてい
た。したがって、パーティングライン66にバリが発生
し、これを取り去る際に形状が変化してもスプレッダの
部品機能には何ら影響はなかった。
【0004】次に、2枚ディスク用スプレッダの場合に
ついて説明する。図16(c),(d)は2枚ディスク
用スプレッダ体を説明するためのもので、図16(c)
は2枚ディスク用スプレッダ体の金型を示す説明図、図
16(d)はその金型により成形された2枚ディスク用
スプレッダ体の正面図である。これらの図において、6
7は第1の型、68は第2の型、69は第1のキャビテ
ィ、70は第2のキャビティ、71は図示しない可動型
挿入部分、72は上ディスク用スプレッダ、72aは上
側磁気ヘッド用スプレッダ、72bは下側磁気ヘッド用
スプレッダ、73は下ディスク用スプレッダ、73aは
上側磁気ヘッド用スプレッダ部、73bは下側磁気ヘッ
ド用スプレッダ部、74はカム面である。2枚ディスク
用スプレッダ体は図16(d)に示すように、上ディス
ク用スプレッダ72と下ディスク用スプレッダ73は一
体に成形されている。このような2枚ディスク用スプレ
ッダ体は金型製作を容易にする必要から、できるだけ少
ない割型からなる金型で成形すると、図16(c)に示
すように、2つのスプレッダ72,73の中央を貫く面
で割った第1の金型67と第2の金型68の構成とな
る。しかしながら、このような金型67,68で2枚デ
ィスク用スプレッダ体を成形した場合、パーティングラ
イン66は、図16(d)に示すようにスプレッダ72
a,73aの上面中央、及びスプレッダ72b,73b
の下面中央にそれぞれできてしまい、パーティングライ
ン66に発生したバリを取り去ると、形状が変化してヘ
ッドの退避動作不良等が生じ、スプレッダの部品機能に
悪影響が生じた。
【0005】次に、図17乃至図19は従来のスプレッ
ダの退避動作を説明するもので、図17はスプレッダの
動作説明図、図18は要部拡大説明図、図19はスライ
ダ部分の説明図である。これらの図において、75はス
プレッダ、76は上側磁気ヘッド用スプレッダ、77は
下側磁気ヘッド用スプレッダ、78はカム面、79は頂
部、80,81は斜面部、82は磁気ヘッドのロードビ
ームである。停電等によりオートリトラクト動作となる
と、上側磁気ヘッドのロードビーム82はハードディス
クの外周側に移送され、図17、図18に示すように、
スプレッダ部76のカム面78の斜面部80に突き当た
る(なお、図及び説明では上側磁気ヘッドのリトラクト
動作のみ示し説明するが、下側磁気ヘッドについても同
様の動作がなされている)。この際、ロードビーム82
は所定のスピードを持って突き当たり、ロードビーム8
2は斜面80を昇ぼって頂部79を越え、図17、図1
8に1点鎖線で示す位置にロードビーム82は至り、保
持される。そして、異常事態から回復し、装置を駆動さ
せると、ロードビーム82はリトラクト動作と逆方向
(ハードディスクの中心方向)に移送されて斜面部81
を昇ぼり、頂部79を越えてハードディスク上の記録ゾ
ーンへ移送される。ところで、ロードビーム82の斜面
部80,81は、図17に示すようにロードビーム82
先端側の斜面部80の傾斜角度θ1の方が、ロードビー
ム82奥側の斜面部81の傾斜角度θ2より小さく設定
されているので、オートリトラクト動作により、ロード
ビーム82が頂部79を越える際、ロードビーム82は
図18に示すようにジャンプする。このようにジャンプ
すると、ロードビーム82がスプレッダ75に着地した
際、ロードビーム82に振動が発生し、この振動により
図19に示すようにロードビーム82の先端にフレキシ
ャを介して取り付けられているスライダ(磁気ヘッド)
が振動しフレキシャにダメージを与える。また、逆方向
に移送されるヘッドロード時も斜面部81にロードビー
ムがぶつかりスライダが振動することがある。この場合
ハードディスク上にスライダをロードする際、ハードデ
ィスクを損傷させる危険がある。
【0006】次に、図22は従来のスプレッダのHD0
とHD1との関係を示す説明図で、この図に示すよう
に、従来のスプレッダ83,84のカム面85,86の
形状はHD0とHD1とも同一形状に形成されている。
リトラクト動作を行うと前述したようにロードビーム8
2はスプレッダ83,84の斜面部87、頂部88、そ
して斜面部89へ移動する。この際のロードビーム82
のリトラクト動作に要する力Fは、ロード時、アンロー
ド時、図22に示すようになるが、各ヘッドに対応する
カム面85,86の形状が同一形状であるので、各ロー
ドビーム82,82のリトラクト動作に要する力Fは同
様のタイミングでカーブを描き、これらが合成され、頂
部88を乗り越える際の必要最大力Fが大きくなってし
まう。特に、ハードディスクを増やすと共に、上記必要
最大力Fが大きくなり、ロードビーム82をリトラクト
動作させる駆動力が大きなものを必要とした。
【0007】次に、図20(a),(b)は従来のロー
ドビーム、フレキシャ、及びスプレッダの関係を示すも
ので、この図に示すように、ロードビーム30には両側
縁部が折り返されて側板部30a,30aが形成され、
フレキシャ31は平板状のままで固設されている。そし
て、従来、スプレッダ32は図20(a)に示すよう
に、ロードビーム30の先端に当接する位置に配設され
ている。このような構成であるとロードビーム30はそ
の中心からずれた位置でスプレッダ22によりハードデ
ィスクから持ち上げられることになるので、ロードビー
ム30には捩じる力が作用し、図21に示すように、ロ
ードビーム30(フレキシャ31)の先端のスライダ
(磁気ヘッド)が傾いてハードディスクに離接され、不
要な振動が生じてハードディスクを損傷したり、リード
/ライトをスムースに行えないおそれがあった。このよ
うな構成において、前述の問題を解決するために、スプ
レッダ32の配置を変えてスプレッダ32をフレキシャ
31に当接する位置に配置すれば、ロードビーム30の
中心からのずれている距離が小さくなってロードビーム
30はほとんど捩じられない。ところが、このように構
成すると図20(b)に示すように、スプレッダ32が
当接する部分には、フレキシャ31の側縁部とロードビ
ーム30の側縁部とによる段部33が形成されており、
したがつて、リトラクト時、スプレッダ32が段部33
を摺動し、摺動抵抗が変動するなどによりスムースにリ
トラクト動作を行えないものであった。
【0008】本発明の第1の目的は、バリ取りによる形
状の変化があっても部品機能に影響がなく、かつ複数の
ディスクに対応するとともに簡単な金型構造により成形
できるスプレッダを有する磁気ディスク駆動装置を提供
することにある。本発明の第2の目的は、ロード/アン
ロード動作によるロードビームの振動が発生せず、リー
ド/ライトをスムースに行える磁気ディスク駆動装置を
提供することにある。本発明の第3の目的は、ロードビ
ームの駆動力のピークを分散させてロード/アンロード
動作における必要最大力を小さくし、ロード/アンロー
ド動作を確実に行えるようにした磁気ディスク駆動装置
を提供することにある。本発明の第4の目的は、スプレ
ッダをフレキシャに当接する位置に配置して、スプレッ
ダがリトラクト時に、フレキシャの側縁部に当接して
も、スプレッダがロードビームの側縁部に当接すること
がなく、スムースにリトラクト動作を行える磁気ディス
ク駆動装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、硬質
のディスク状基板の表面に磁気記録層が形成された磁気
ディスクと、この磁気ディスクを回動駆動するディスク
回転用モータと、上記磁気ディスクの上記磁気記録層に
対し信号の書き込み/読み出しを行う磁気ヘッドと、こ
の磁気ヘッドを上記磁気ディスク表面から浮上可能に支
持する支持部材と、この支持部材を介して上記磁気ヘッ
ドを上記磁気ディスクの半径方向へ移送するヘッド移送
手段と、上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクから退避さ
せるべく上記ヘッド移送手段を駆動する駆動手段と、上
記磁気ヘッドの退避動作を案内するカム面が形成されて
退避時の上記磁気ヘッドを上記磁気ディスク表面から離
間させるスプレッダとを備えた磁気ディスク駆動装置に
おいて、上記スプレッダのカム面は、上記支持部材と接
触する側の半分の部分を弧状に形成し、残り半分の部分
の上面を略平面とした第1の手段により達成される。
【0010】また上記第2の目的は、硬質のディスク状
基板の表面に磁気記録層が形成された磁気ディスクと、
この磁気ディスクを回動駆動するディスク回転用モータ
と、上記磁気ディスクの上記磁気記録層に対し信号の書
き込み/読み出しを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッド
を上記磁気ディスク表面から浮上可能に支持する支持部
材と、この支持部材を介して上記磁気ヘッドを上記磁気
ディスクの半径方向へ移送するヘッド移送手段と、上記
磁気ヘッドを上記磁気ディスクから退避させるべく上記
ヘッド移送手段を駆動する駆動手段と、上記磁気ヘッド
の退避動作を案内するカム面が形成されて退避時の上記
磁気ヘッドを上記磁気ディスク表面から離間させるスプ
レッダとを備えた磁気ディスク駆動装置において、上記
スプレッダのカム面には、頂部を有し、この頂部の両側
でかつ上記磁気ヘッドの移送方向に沿って斜面部をそれ
ぞれ設け、この両斜面部の傾斜角度を略等しくした第2
の手段により達成される。
【0011】上記第3の目的は、硬質のディスク状基板
の表面に磁気記録層が形成された磁気ディスクと、この
磁気ディスクを回動駆動するディスク回転用モータと、
上記磁気ディスクの上記磁気記録層に対し信号の書き込
み/読み出しを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッドを上
記磁気ディスク表面から浮上可能に支持する支持部材
と、この支持部材を介して上記磁気ヘッドを上記磁気デ
ィスクの半径方向へ移送するヘッド移送手段と、上記磁
気ヘッドを上記磁気ディスクから退避させるべく上記ヘ
ッド移送手段を駆動する駆動手段と、上記磁気ヘッドの
退避動作を案内するカム面が形成されて退避時の上記磁
気ヘッドを上記磁気ディスク表面から離間させるスプレ
ッダとを備えた磁気ディスク駆動装置において、上記各
スプレッダの頂部の位置をずらせて配置し、上記ロード
ビームの駆動力のピークを分散させた第3の手段により
達成される。
【0012】上記第4の目的は、硬質のディスク状基板
の表面に磁気記録層が形成された磁気ディスクと、この
磁気ディスクを回動駆動するディスク回転用モータと、
上記磁気ディスクの上記磁気記録層に対し信号の書き込
み/読み出しを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッドをフ
レキシャを介して上記磁気ディスク表面から浮上可能に
支持するロードビームと、このロードビームを介して上
記磁気ヘッドを上記磁気ディスクの半径方向へ移送する
ヘッド移送手段と、上記磁気ヘッドを上記磁気ディスク
から退避させるべく上記ヘッド移送手段を駆動する駆動
手段と、上記磁気ヘッドの退避動作を案内するカム面が
形成されて退避時の上記磁気ヘッドを上記磁気ディスク
表面から離間させるスプレッダとを備えた磁気ディスク
駆動装置において、上記ロードビームの先端に取り付け
られた上記フレキシャの側縁部は、上記ロードビームの
側縁部を覆うように側板部を屈曲形成した第4の手段に
より達成される。
【0013】
【作用】第1の手段においては、ロードビームの摺動す
る部分は弧状に形成されているので、摩擦力を小さくし
て確実にリトラクト動作を行える。また、カム面の半分
の部分のみ弧状であり、他は平面状であるので、複数の
ディスクに対応するスプレッダであっても単純な金型で
成形を行え、かつパーティングラインをカム面と異なる
部分とすることができる。
【0014】第2の手段においては、頂部を越えたロー
ドビームを奥側の斜面部でなめらかに受けるので、ロー
ドビームが頂部を乗り越える際に振動を生じない。
【0015】第3の手段においては、各ロードビームで
のピークのタイミングをずらして、各ピークを分散して
発生させ、各ピーク毎の値としては、比較的小さな値に
抑えることができる。
【0016】第4の手段においては、スプレッダをフレ
キシャに当接する位置に配置して、スプレッダがリトラ
クト時に、フレキシャの側縁部に当接しても、この側縁
部にロードビームの側縁部はカバーされているので、ス
プレッダがロードビームの側縁部に当接することがな
く、スムースにロード/アンロード動作を行える。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1ない
し図7は本発明に係る磁気ディスク駆動装置の第1の実
施例を説明するためのもので、図1は全体構成を示す斜
視図、図2(a),(b),(c)はスプレッダの平面
図、縦断面図、及び背断面図、図3(a),(b)はス
プレッダの要部正面図、及び側面図、図4はスプレッダ
の製作金型を示す説明図、図5(a),(b)はロード
ビームとスプレッダの接触状態を示す説明図、図6
(a),(b)は磁気ヘッドを取り付けてあるロードビ
ームの平面図、及び正面図、図7はスプレッダによるリ
トラクト動作を示す説明図である。これらの図におい
て、硬質の磁気ディスク(以下、ハードディスクと称
す)1は、スピンドルモータのロータと一体の回転軸2
にねじ止めされ、該ロータと一体に回転するようになっ
ている。本実施例では、ハードディスク1を2枚、回転
軸2に固定してある。ハードディスク1の表面に形成さ
れた磁気記録層に対して信号の書き込み/読み出しを行
う磁気ヘッド3は、ロードビーム4を介して、ボイスコ
イルモータ(以下、VCMと称する)5に支持されてお
り、このVCM5を図1の矢印方向に移動させることに
より、磁気ヘッド3はハードディスク1の半径方向に沿
って所望の記録トラックへと移送される。なお、ハード
ディスク1の両面の磁気記録層と対向する位置にそれぞ
れ磁気ヘッド3が配設されており、回転軸2を介してハ
ードディスク1を高速回転させると、各磁気ヘッド3は
ロードビーム4のばね力に抗する空気流によってハード
ディスク1の表面から微小量浮上するようになってい
る。一方、ハードディスク1の外周縁の近傍にはシャー
シ6に固定されたスプレッダ体7が配設されている。こ
のスプレッダ体7は、図2(a)〜(c)に示すよう
に、取付基部8の側面に突設され、2枚のハードディス
ク1,1の両側にそれぞれ対応するスプレッダ9,9,
9,9と、この各スプレッダ9の表面に形成されたカム
面10とから主に構成されている。この各スプレッダ9
のカム面10は、図3(b)に示すように、頂部11
と、この頂部11から先端へ下がる斜面部12と、頂部
11から上記斜面部12と反対側に下がる斜面部13と
が設けられている。また、各スプレッダ9のカム面10
は、図3(a)に示すように、略右半分(スプレッダ体
7をシャーシ6に固定したとき、ロードビーム4の基部
がある側)を円弧状にして形成されている。このカム面
10の最大厚さ部分(従来例では中央部に相当する)か
ら、金型成型時の抜けに必要な微小な勾配を付けた平面
部14が設けられ、この平面部14の左端部15は垂直
な平面となっている。
【0018】次に、このような構成されたスプレッダ体
7の成形方法について説明する。まず、成形金型につい
て説明すると、図4に示すように、金型は、割り面を垂
直とした第1の型16と、第2の型17と、図示しない
可動型とからなり、これら型16,17を型締めしてキ
ャビティ18,18が構成されている。このキャビティ
18は、第1の型16の接合面を平坦面とし、第2の型
17側の接合面に凹部を形成して構成されている。そし
て、成形工程を説明すると、図4のような型締め状態
で、溶融した樹脂を射出してキャビティ18内に充填す
る。そして、冷却固化後、型開きし、離型し、図2
(a)〜(c)に示すようなスプレッダ体7が得られ
る。
【0019】次に、このように構成された上記第1の実
施例の動作について説明する。磁気ディスク駆動装置の
運転中に停電などによってスピンドルモータへの通電が
遮断されると、検出手段が通電停止を検出してスイッチ
ング手段のスイッチ切換えが行われ、スピンドルモータ
のロータの慣性回転によって生じる逆起電力が整流手段
を経てVCM5へ送られる。これにより、VCM5が駆
動されて磁気ヘッド3はハードディスク1の半径方向外
周側へ移送されていき、スプレッダ9のカム面10に到
達したロードビーム4が斜面部12上を摺動するのに伴
って磁気ヘッド3はハードディスク1の表面から離間し
ていく。そして、ロードビーム4がスプレッダ9の頂部
11を乗り越え、この退避動作が終了する。
【0020】ところで、スプレッダ9とロードビーム4
の摺動状態は、図5(a)に示すように、ロードビーム
4が最初にスプレッダ9の斜面部12に当接する時には
ロードビーム4は、水平であるが、リトラクト動作が進
み、ロードビーム4がスプレッダ9の斜面部12に乗り
上げると、図5(b)に示すように磁気ヘッド3側が上
がってロードビーム4は傾斜状態となる。この傾斜状態
では、ロードビーム4とスプレッダ9のカム面10との
接触点はスブレッダ9の中央より右側(図5において)
に移動する。したがって、本第1の実施例の如く、スプ
レッダ9の右半分のみにカム面10を形成しておいて
も、ロードビーム4のリトラクト動作に支障はない。ま
た、スプレッダ9は、図7に示すように、斜面部12の
傾斜角θ1と斜面部13の傾斜角θ2を同じ角度としてあ
る(本実施例ではθ1=θ2=9°としてある)。したが
って、リトラクト動作時、ロードビーム4がスプレッダ
9に当接して斜面部12に乗り上げると、図7に示すよ
うに頂部11を乗り越え、ロードビーム4は斜面部13
を摺接しながら移動するので、図18に示す従来例のよ
うにロードビームがジャンプして着地することがなく、
ロードビームに振動が発生しない。このように上記第1
の実施例にあっては、頂部11を越えたロードビーム4
を奥側の斜面部13でなめらかに受けるので、ロードビ
ーム4の着地時の衝撃がなくなり振動も発生せず、ヘッ
ドのロード/アンロードをスムースに行なえる。
【0021】図8は本発明に係る磁気ディスク駆動装置
の第2の実施例を説明するためのもので、図8(a),
(b)はスプレッダとロードビーム及びフレキシャとの
関係を示す縦断面図、及び平面図である。図8におい
て、19はロードビーム、20はロードビーム19の先
端にかしめあるいはスポット溶接等により固設されたフ
レキシャ、21はフレキシャ20に取付けられたスライ
ダ(磁気ヘッド)、22はスプレッダである。このロー
ドビーム19は、図8(b)に示すように、先細り形状
とされるとともに、両側縁部が折り返されて側板部19
a,19aが形成されている。また、フレキシャ20は
その両側縁部が折り返されて側板部20a,20aが形
成されている。このフレキシャ20の側板部20a,2
0aはロードビーム19の側板部19a,19aの外側
に位置している。したがって、図8(a)に示すように
スプレッダ22をフレキシャ20に当接する位置に配置
しても、スプレッダ22はリトラクト時に、フレキシャ
20の側縁部20bに当接するが、この側縁部20bに
ロードビーム19の側縁部19bはカバーされているの
で、スプレッダ22がロードビーム19の側縁部19b
に当接することがなく、スムースにロード/アンロード
動作を行える。
【0022】図9は本発明に係る磁気ディスク駆動装置
の第3の実施例を説明するためのもので、図9(a),
(b)は第3の実施例のロードビームを示す縦断面図、
及び平面図である。図9において、35はロードビー
ム、36はロードビーム35の先端に図示しないフレキ
シャを介して取付けられたスライダ、37はスプレッダ
である。このロードビーム35は、図9(b)に示すよ
うに先細り形状とされるとともに、両側縁部が折り返さ
れて側板部35a,35aが形成され、また、ロードビ
ーム35は、スプレッダ37側の両側縁部から切り込ま
れて逃げ用切欠き部38が設けられ、この逃げ用切欠き
部38はロードビーム35の中央部に達している。した
がって、図9(a)に示すようにロード/アンロード動
作時、スプレッダ37はロードビーム35の逃げ用切欠
き部38に当接するが、この当接位置Mはロードビーム
35の中央にあるので、ロード/アンロード動作により
磁気ヘッド3をハードディスク1から離す力がロードビ
ーム35に作用してもロードビーム35は捩じれること
がなく、スムースにロード/アンロード動作を行える。
【0023】図10及び図11は本発明に係る磁気ディ
スク駆動装置の第4の実施例を説明するためのもので、
図10は第4の実施例を示す縦断面図、図11は図10
の第4の実施例の比較のために示す従来例の縦断面図で
ある。図11に示すように、従来、ロードビーム40の
中央部にプラスチック製の突起部41が一体成形されて
おり、リトラクト時には、ロードビーム40がスプレッ
ダ42に直接接触しないで、突起部41がスプレッダ4
2に接触するようになっていた。このように構成する
と、ロードビーム40を捩じらずにリトラクト動作をな
し得るが、ロードビーム40に別部品の突起41を成形
加工しなければならないので、コスト高となっていた。
そこで、本実施例では、図10に示すように、ロードビ
ーム60の中央部でスプレッダ9に対向する部分に、突
部61が絞り加工により一体形成されている。リトラク
ト時には、図10に示すように、ロードビーム60の突
部61がスプレッダ9に接触する。
【0024】図12は本発明に係る磁気ディスク駆動装
置の第5の実施例を説明するためのもので、図12
(a),(b)は第5の実施例の各ロードビームの位置
関係と力のタイミングを示す説明図である。本実施例で
は、図12(a)に示すように、スプレッダ50,51
のカム面52,53の形状をHD0(上側磁気ヘッド)
とHD1(下側磁気ヘッド)で異なる形状にしてある。
即ち、HD0に対応するスプレッダ50のカム面52の
頂部54をスプレッダ50の先端寄りの位置に配置し、
HD1に対応するスプレッダ51のカム面53の頂部5
5をスプレッダ51の先端から離れた位置に配置し、両
頂部54,55をずらしてある。56,57は、各スプ
レッダ50,51の傾斜面である。図12(b)は各ロ
ードビーム4,4の移送に必要な力の合成力を示す説明
図である。この図から明らかなように、リトラクト動作
時(アンロード時)、HD0のロードビーム4とHD1
のロードビーム4が両スプレッダ50,51の斜面部5
6,57に乗り上げると、次第に力Fが大きくなり、先
ず、HD0のロードビーム4がスプレッダ50の頂部5
4に達して1つ目のピークP1を形成する。さらに、各
ロードビーム4,4が外方に移送されると、頂部54を
乗り越えたHD0のロードビーム4の力Fは小さくなる
が、HD1のロードビーム4がスプレッダ51の頂部5
5に達して2つ目のピークP2を形成する。このように
第5の実施例では、各ロードビーム4,4がスプレッダ
50,51の頂部54,55を乗り越えるタイミングを
ずらせてあるので、ピークPが分散されて各ピーク
1,P2時での力Fを小さくできる。したがって、ロー
ド/アンロード動作における必要最大力Fを小さくで
き、確実にロード/アンロード動作を行える。なお、カ
ム部52,53の位置をずらすと、ハードディスク1上
のデータゾーンを減少させることになるため、斜面部5
6,57をずらすだけの方が実用上好ましい。この場
合、ロード時のみ必要な力Fを小さくできることになる
が、実用上充分な効果がある。また、このような効果
は、各磁気ヘッド3,3の方を分散させることでも得ら
れるが、磁気ヘッド3,3を分散させた場合、ハードデ
ィスク1のデータゾーンを減少させ、かつスプレッダの
長さが長くなるため、不利であった。また、図12に示
す実施例では1枚のハードディスク1に対するHD0と
HD1の関係で説明したが、本発明はこれに限られるも
のでなく、複数枚のハードディスク1,…にそれぞれH
D0とHD1を対応させてあるものでも、各ロードビー
ム4,…が各スプレッダの頂部を乗り越えるタイミング
をずらせてあればよい。また、第5の実施例では、例え
ば2枚のハードディスク間のスプレッダにおいて、両ス
プレッダの頂部の位置をずらせれば、両スプレッダ間の
距離を縮小できてハードディスク間の距離を短くでき、
装置の薄型化を図れる。
【0025】図13は本発明に係る磁気ディスク駆動装
置の第6の実施例を説明するためのもので、図13は第
6の実施例のスプレッダを示す説明図である。この種の
スプレッダは対摩耗性向上のために潤滑剤を表面に塗布
する場合がある。しかしながら、アウトガス(Out Ga
s)の少ないある種の潤滑剤は粘度が小さく、寿命が短
いという欠点があった。そこで、第6の実施例では、ス
プレッダ45の本体部寄りの部分、つまり、リトラクト
動作が終了してロードビーム46が停止される位置に、
潤滑剤保持用溝47が設けられている。潤滑剤保持用溝
47には、毛細管現象によって潤滑剤48が溜められて
いるので、ロードビーム46が潤滑剤保持用溝47上を
摺動する毎に、ロードビーム46とスプレッダ45の間
に潤滑剤が供給される。
【0026】図14及び図15は本発明に係る磁気ディ
スク駆動装置の第7の実施例を説明するためのもので、
図14は第7の実施例のヘッドベースを示す説明図、図
15は図14に示す第7の実施例の比較のために示す従
来のヘッドベースの説明図である。先ず、従来の磁気デ
ィスク駆動装置のヘッドベース部分を説明する。図15
において、90はヘッドベース、91はロードビーム、
92はロードビームの先端にフレキシャを介して取り付
けられた磁気ヘッド、93はロードビームを取り付ける
凹状の取付部、94はカウンタウエイトである。この種
の磁気ディスク駆動装置においては、複数枚のハードデ
ィスクを使用したドライブをメイン機種として、その中
からハードディスクを1あるいは数枚外して、より容量
の小さいドライブを作ることにより商品のバラエティー
拡大及び旧製品の置き換え等が行われている。ここで、
ハードディスク1を抜く場合、ロードビーム等からなる
スウィングアーム部のバランスを保つために、従来はヘ
ッドベース90の取付部93にカウンタウエイト94を
取り付けていた。このような構造であると、別部材とし
てカウンタウエイト94を用意しておかなければなら
ず、かつカウンタウエイト94の取付工程も必要であっ
た。そこで、第7の実施例では、ヘッドベースを元々カ
ウンタウエイト付きの状態で作成しておき、使用ディス
ク枚数に応じてそのカウンタウエイトを切り落すように
しておけば、部品費の削減及び工程の短縮が可能とな
る。図14において、95はヘッドベース、96はロー
ドビーム、97はロードビーム96の先端にフレキシャ
を介して取り付けられた磁気ヘッド、98はヘッドベー
ス95に設けられた、ロードビーム96を取り付ける凹
状の取付部、99はヘッドベース95に一体成形された
カウンタウエイトである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、上記スプレッダのカム面は、上記磁気ヘ
ッドと接触する側の半分の弧状に形成し、残りの半分の
部分の上面を略平面としたため、ロードビームの摺動す
る部分は弧状に形成されているので、摩擦力を小さくし
て確実にリトラクト動作を行なえる。また、カム面の半
分の部分のみ弧状であり、他は平面状であるので、複数
のディスクに対応するスプレッダであっても、バリ取り
による形状の変化があっても部品機能に影響がなく、か
つ複数のディスクに対応するとともに簡単な金型構造に
より成形を行え、かつパーティングラインをカム面と異
なる部分とすることができる。
【0028】請求項2に記載の発明によれば、上記スプ
レッダのカム面には、頂部を有し、この頂部の両側でか
つ上記磁気ヘッドの移送方向に沿って斜面部をそれぞれ
設け、この両斜面部の傾斜角度を略等しくしたため、頂
部を越えたロードビームを奥側の斜面部でなめらかに受
けるので、ロードビームが頂部を乗り越える際に振動が
発生せず、リード/ライトをスムースに行なえる。
【0029】請求項3に記載の発明によれば、上記各ス
プレッダの頂部の位置をずらせて配置し、上記ロードビ
ームの駆動力のピークを分散させたので、ロードビーム
の駆動力のピークを分散させてリトラクト動作における
必要最大力を小さくし、リトラクト動作を確実に行え
る。
【0030】請求項4に記載の発明によれば、上記ロー
ドビームの先端に取り付けられた上記フレキシャの側縁
部は、上記ロードビームの側縁部を覆うように側板部を
屈曲形成したので、スプレッダをフレキシャに当接する
位置に配置しても、スプレッダはリトラクト時に、フレ
キシャの側縁部に当接するが、スプレッダがロードビー
ムの側縁部に当接することがなく、スムースにリトラク
ト動作を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る磁気ディスク駆動
装置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る磁気ディスク駆動
装置のスプレッダの説明図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る磁気ディスク駆動
装置のスプレッダの要部説明図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る磁気ディスク駆動
装置のスプレッダの製作金型を示す説明図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る磁気ディスク駆動
装置のロードビームとスプレッダの接触状態を示す説明
図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係る磁気ディスク駆動
装置の磁気ヘッドを取り付けてあるロードビームの説明
図である。
【図7】本発明の第1の実施例に係る磁気ディスク駆動
装置のスプレッダによるリトラクト動作を示す説明図で
ある。
【図8】本発明の第2の実施例に係る磁気ディスク駆動
装置のスプレッダとロードビーム及びフレキシャとのと
関係を示す説明図である。
【図9】本発明の第3の実施例に係る磁気ディスク駆動
装置のロードビームを示す説明図である。
【図10】本発明の第4の実施例に係る磁気ディスク駆
動装置を示す説明図である。
【図11】図10に示すの第4の実施例の比較のために
示す従来のロードビームの説明図である。
【図12】本発明の第5の実施例に係る磁気ディスク駆
動装置を示す説明図である。
【図13】本発明の第6の実施例に係る磁気ディスク駆
動装置のスプレッダを示す説明図である。
【図14】本発明の第7の実施例に係る磁気ディスク駆
動装置のヘッドベースを示す説明図である。
【図15】図14に示すの第7の実施例の比較のために
示す従来のヘッドベースの説明図である。
【図16】従来の金型を示す説明図である。
【図17】従来のスプレッダの要部を示す説明図であ
る。
【図18】従来のスプレッダのリトラクト動作を示す説
明図である。
【図19】従来のスプレッダによるスライダの振動状態
を示す説明図である。
【図20】従来のロードビームとスプレッダの関係を示
す説明図である。
【図21】従来のロードビームの説明図である。
【図22】従来のスプレッダと必要な力の関係を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク 2 回転軸 3 磁気ヘッド 4 ロードビーム 5 ボイスコイルモータ 7 スプレッダ体 9 スプレッダ 10 カム面 11 頂部 12,13 斜面部 14 平面部 19 ロードビーム 19a,19a,20a,20a 側板部 20 フレキシャ 22 スプレッダ 50,51 スプレッダ 52,53 カム面 54,55 頂部 56,57 傾斜面 67 スプレッダ 68,69 スプレッダ 70 カム面 71 頂部 72,73 斜面部 74 ロードビーム θ1,θ2 傾斜角度

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質のディスク状基板の表面に磁気記録
    層が形成された磁気ディスクと、 この磁気ディスクを回動駆動するディスク回転用モータ
    と、 上記磁気ディスクの上記磁気記録層に対し信号の書き込
    み/読み出しを行う磁気ヘッドと、 この磁気ヘッドを上記磁気ディスク表面から浮上可能に
    支持する支持部材と、 この支持部材を介して上記磁気ヘッドを上記磁気ディス
    クの半径方向へ移送するヘッド移送手段と、 上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクから退避させるべく
    上記ヘッド移送手段を駆動する駆動手段と、 上記磁気ヘッドの退避動作を案内するカム面が形成され
    て退避時の上記磁気ヘッドを上記磁気ディスク表面から
    離間させるスプレッダとを備えた磁気ディスク駆動装置
    において、 上記スプレッダのカム面は、上記支持部材と接触する側
    の半分の部分を弧状に形成し、残り半分の部分の上面を
    略平面としたことを特徴とする磁気ディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 硬質のディスク状基板の表面に磁気記録
    層が形成された磁気ディスクと、 この磁気ディスクを回動駆動するディスク回転用モータ
    と、 上記磁気ディスクの上記磁気記録層に対し信号の書き込
    み/読み出しを行う磁気ヘッドと、 この磁気ヘッドを上記磁気ディスク表面から浮上可能に
    支持する支持部材と、 この支持部材を介して上記磁気ヘッドを上記磁気ディス
    クの半径方向へ移送するヘッド移送手段と、 上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクから退避させるべく
    上記ヘッド移送手段を駆動する駆動手段と、 上記磁気ヘッドの退避動作を案内するカム面が形成され
    て退避時の上記磁気ヘッドを上記磁気ディスク表面から
    離間させるスプレッダとを備えた磁気ディスク駆動装置
    において、 上記スプレッダのカム面には、頂部を有し、この頂部の
    両側でかつ上記磁気ヘッドの移送方向に沿って斜面部を
    それぞれ設け、この両斜面部の傾斜角度を略等しくした
    ことを特徴とする磁気ディスク駆動装置。
  3. 【請求項3】 硬質のディスク状基板の表面に磁気記録
    層が形成された磁気ディスクと、 この磁気ディスクを回動駆動するディスク回転用モータ
    と、 上記磁気ディスクの上記磁気記録層に対し信号の書き込
    み/読み出しを行う磁気ヘッドと、 この磁気ヘッドを上記磁気ディスク表面から浮上可能に
    支持する支持部材と、 この支持部材を介して上記磁気ヘッドを上記磁気ディス
    クの半径方向へ移送するヘッド移送手段と、 上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクから退避させるべく
    上記ヘッド移送手段を駆動する駆動手段と、 上記磁気ヘッドの退避動作を案内するカム面が形成され
    て退避時の上記磁気ヘッドを上記磁気ディスク表面から
    離間させるスプレッダとを備えた磁気ディスク駆動装置
    において、 上記各スプレッダの頂部の位置をずらせて配置し、上記
    ロードビームの駆動力のピークを分散させたことを特徴
    とする磁気ディスク駆動装置。
  4. 【請求項4】 硬質のディスク状基板の表面に磁気記録
    層が形成された磁気ディスクと、 この磁気ディスクを回動駆動するディスク回転用モータ
    と、 上記磁気ディスクの上記磁気記録層に対し信号の書き込
    み/読み出しを行う磁気ヘッドと、 この磁気ヘッドをフレキシャを介して上記磁気ディスク
    表面から浮上可能に支持するロードビームと、 このロードビームを介して上記磁気ヘッドを上記磁気デ
    ィスクの半径方向へ移送するヘッド移送手段と、 上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクから退避させるべく
    上記ヘッド移送手段を駆動する駆動手段と、 上記磁気ヘッドの退避動作を案内するカム面が形成され
    て退避時の上記磁気ヘッドを上記磁気ディスク表面から
    離間させるスプレッダとを備えた磁気ディスク駆動装置
    において、 上記ロードビームの先端に取り付けられた上記フレキシ
    ャの側縁部は、上記ロードビームの側縁部を覆うように
    側板部を屈曲形成したことを特徴とする磁気ディスク駆
    動装置。
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