JPH06124531A - マガジン制御を有するスタッカー／オートローダー装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 総合的な装置能力を低下させることなく、不
適当なマガジンの使用を検出できるスタッカー／オート
ローダーを提供することが本発明の目的である。 【構成】 位置決め装置は、マガジンから特定のカート
リッジまたはカセットをロードまたはアンロードするた
めにマガジンを特定の位置まで移動させる。制御装置は
テープ駆動装置および、ロードおよびアンロード位置の
間でのマガジン、の動作を制御する。各マガジンは独特
の識別コードを含み、正しいマガジンが挿入されたかど
うかを決定するためにこのコードがスタッカーまたはオ
ートローダーによって読取られる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、低コストで極めて多量
のデータ蓄積容量を持つ必要のある用途で注目されてい
るスタッカー／オートローダー装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】種々のスタッカー／オートローダー装置
が、１／４インチおよび１／２インチテープカートリッ
ジ、４ｍｍおよび８ｍｍテープカセットならびに書込可
能な光テープまたはディスクのような種々のメディア型
式の必要に応えるように製作されてきた。

【０００３】標準的なスタッカー／オートローダー装置
は単独のテープ駆動装置と単独のマガジンとを有してい
る。テープカセットまたはカートリッジを含む特別に設
計されたマガジンが、スタッカー／オートローダー装置
のマガジンホルダー内に設けられる。多くの装置は、そ
れがロードされた後にマガジンを閉じるドアを有してい
る。マガジンが動いている間は、操作者の不正操作を防
止するため、このドアは機械的または電気的のいずれか
によって物理的にロックされることが多い。

【０００４】接続されているホストからのコマンドを基
に動作するスタッカー／オートローダー装置は、特定の
カセットをテープ駆動装置の前面に置く、というように
マガジンを特別の位置に移動させるために機械式のマガ
ジン位置決め装置に信号を送る。信号は次にローディン
グ機構に伝えられて、カセットをテープ駆動装置内にロ
ードさせるカセットロード動作を実行させる。次にテー
プ駆動装置は、１つまたはそれ以上の読取りまたは書込
み動作を実行するよう作動される。

【０００５】動作が終了すると、カセットをマガジンに
戻すアンロード動作が開始される。制御ユニットは次
に、別のカセットのローディングを可能とするよう、マ
ガジンを新しい位置に移動させ、以降これを繰り返す。
いくつかの装置はマガジン内のカセットをシーケンシャ
ルな順序で、すなわち最初にカセット１、次にカセット
２、続いてカセット３、そして以下同様に、動作させる
のみだとしても、装置としてはカセットまたはカートリ
ッジがローディング／アンローディングに関してランダ
ムに選択できるように設計することができる。

【０００６】完全なマガジン動作の終了時点で、操作者
がスタッカー／オートローダードアを開き、マガジンを
取出して、それを後の使用のために収納する。操作者は
次に別のマガジンを取付け、ホストはスタッカー／オー
トローダー装置に対してその動作を継続させる。

【０００７】単独の駆動装置を持つ装置と比較すると、
スタッカー／オートローダーは、スタッカーに関しては
４から１６倍の範囲で、そしてオートローダーに関して
は５０からそれ以上へと、標準的要素において総合容量
を増加させることが可能である。このことは、低い総合
装置コストで達成される。ユーザーはテープカートリッ
ジにロードされた多くのマガジンを持っていることもあ
るので、スタッカー／オートローダーは効率的に、そし
て低コストのライブラリ装置として動作することができ
る。

【０００８】しかし、多くのマガジンを使用するという
ことは、不適当なマガジンを操作者がロードしてしまう
危険を増加させることでもある。ホストは普通、１つま
たはそれ以上のカセット／カートリッジの内容を読取る
ことによって不適当なマガジンの使用を検出することが
できるが、このことは時間を消費する動作であるため総
合的な装置の能力を低下させることになる。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、総合的な装
置能力を低下させることなく、不適当なマガジンの使用
を検出できるスタッカー／オートローダーを提供する。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明は、テープカセッ
トまたはカートリッジを持つマガジンを使用して動作す
るテープ駆動装置に関して説明される。加えて、書込可
能な光テープカセットまたはディスクで動作するために
適当なスタッカー／オートローダーが説明される。

【００１１】本発明のスタッカー／オートローダー装置
は、キャビネット、１つのテープ駆動装置または複数の
テープ駆動装置、スタッカー装置内に４から１６のテー
プカセットおよびオートローダー装置内に５０またはそ
れ以上のテープカセットまたはカートリッジを、含む１
つまたはそれ以上のマガジンを有している。加えて、特
定のカートリッジまたはカセットをローディングまたは
アンローディング可能とするためマガジンを特別の位置
に移動させるのに、機械式マガジン位置決め装置が用い
られる。ローダー／アンローダー装置は、選ばれたカセ
ット／カートリッジをマガジンからテープ駆動装置にロ
ードし、そしてそれを駆動装置からアンロードしてマガ
ジンに戻す。電気的制御装置は（単数または複数の）マ
ガジン内の（単数または複数の）テープ駆動装置の動作
を制御し、そして電源は総てのユニットのために必要で
ある。最後に、テープ駆動電子回路と制御電子回路と
が、マガジンの位置決めとカートリッジロード／アンロ
ード装置の動作が駆動電子回路から直接に制御されるよ
うに、１つのユニット内に結合されることもできる。

【００１２】しかし、本発明はカセットマガジン番号お
よびマガジン内に収納されているカセット／カートリッ
ジ上の実際のデータ内容の情報をも提供する装置によっ
て、従来技術装置と結び付いた、操作者による誤操作の
危険を最少化する。

【００１３】

【実施例】オートローダー装図１およびスタッカー装図
２が、それぞれ図１−Ａおよび図１−Ｂに示されてい
る。オートローダー装置はキャビネット１０およびテー
プ駆動装置１２を含んでいる。時には、２つまたはさら
に多くのテープ駆動装置が、特にオートローダー装置に
含まれることがある。オートローダー装置１のカートリ
ッジキャラセル１４、またはスタッカー装置２のマガジ
ン１４′は、スタッカー装置２においては４から１６の
テープカセットを、そしてオートローダー装置１におい
ては５０またはそれ以上のカセットまたはカートリッジ
を含むことができる。機械式制御ユニット１６は、特定
のカートリッジまたはカセットのローディングまたはア
ンローディングを可能とするような、マガジン１４′ま
たはカートリッジキャラセル１４の、特別の位置への移
動を制御する。ローダー／アンローダー装置１８は選択
されたカセットまたはカートリッジをキャラセル１４ま
たはマガジン１４′からテープ駆動装置１２にロード
し、あるいはそれを駆動装置１２からキャラセル１４ま
たはマガジン１４′に戻してアンロードする。電子制御
ユニット２０はテープ駆動装置１２およびキャラセル１
４またはマガジン１４′の動作を制御する。電源装置２
２はスタッカー装置２またはオートローダー装置１の全
体に電力を供給する（以下、マガジン１４′およびキャ
ラセル１４は交換可能として使用される）。

【００１４】図２は、図１−Ａおよび図１−Ｂでそれぞ
れ示されたようなオートローダー装置１またはスタッカ
ー装置２のための電子回路装置のブロック図である。入
力／出力制御器２４はホストからの命令を受け、または
逆にホストに命令を送る。マイクロプロセッサー２６は
制御器２４およびメモリー２８からの入力データを処理
する。機構制御ユニット１６およびカセットローダー１
８を制御するためにマイクロプロセッサー２６はインタ
ーフェース３０を介して命令を送り、逆に、インターフ
ェース３０を介して命令を受ける。制御ユニット１６お
よびカセットローダー１８の位置は次に、マイクロプロ
セッサー２６に送られて、そしてメモリー２８内に蓄積
され、特定のカートリッジまたはカセットの特定の位置
が常時知られるようになる。

【００１５】図３は、そこにロードされた７つのカート
リッジＣ０，Ｃ１，Ｃ２，Ｃ３，Ｃ４，Ｃ５およびＣ６
を持つマガジン１４′を示している。各マガジン１４′
には、小さなプレート３２が取付けられている。このプ
レート３２には、前もって規定された領域における穴の
存在、または穴の非存在によって規定されるナンバーコ
ードまたは識別ナンバーが設けられる。プレート３２
は、マガジン１４′が挿入されている時にスタッカー装
置２またはオートローダー装置１によつて感知される。

【００１６】図４は、異なるマガジン数の最大数を規定
することの可能な穴の総数を持つディスク３２の穴配置
がどのようなものであるかを示している。図４に示され
る穴配置は、穴ロケーション３１ａ〜３１ｄ，３３ａ〜
３３ｄ，３５ａ〜３５ｄおよび３７ａ〜３７ｄによって
規定される１６個の異なるマガジンを許容する。穴ロケ
ーション３１ｂ，３３ｃ，３５ａ，３５ｃ，３５ｄおよ
び３７ｂは、描かれている配置においては「無穴条件」
を表現している。加えて、プレート３２の特別の領域３
４は、「常閉」として規定されている。次に、この特別
の領域３４は、マガジン１４′がロードされたこと、そ
してマガジン１４′がプレート３２を含んでいることを
検出するために使用される。

【００１７】こうして、総てのマガジン１４′が識別プ
レート３２を含んでいる。スタッカー装置２またはオー
トローダー装置１内のマガジン保持ユニット内に挿入さ
れた時、マガジン保持ユニットは識別プレート３２の存
在と、実際の識別番号を検出する。この目的のために、
マガジン保持ユニットは図５−Ａに示すようなセンサー
３６を有している。センサー３６は、識別プレート３２
内の有穴または無穴条件の存在を検出する。

【００１８】センサー３６は、示されているように電気
的接続を得るためにスプリング４２によって負荷されて
いる接点４０に対して取付けられているピン３８を用い
ることもできる。ピン３８が、それがマガジン１４′の
プレート３２にある穴に合致するように位置決めされて
いれば、対応する接点４０は開いたままである。しか
し、プレート３２が実際の領域において何の穴も含んで
いなければ、マガジン１４′がロードされた時にピン３
８は押し入れられて、対応する接点４０は閉じられる。
これは図５−Ｂに描かれている。

【００１９】このため、プレート３２上の穴パターンに
よって与えられるコードナンバーは、スタッカー装置ま
たはオートローダー装置によって電気的に読み取られ
る、そして正しいＩＤ番号を持つマガジン１４′が挿入
されたかどうかを決めるために用いられる、開かれた、
そして閉じられた接点の組合せに変換される。加えて、
動作上の誤まりを減らすため、各マガジン１４′には、
操作者によって読まれるネームまたはナンバータグ等の
ような表示が設けられており、それらは挿入されたプレ
ート３２の実際のコードに相応している。

【００２０】プレート３２からコードパターンを読出す
ための別の実施例は、検出方法として光を利用して設計
される装置である。そのような装置は図６−Ａに示され
ている。

【００２１】図６−Ａにおいては、スタッカー装置２ま
たはオートローダー装置１のマガジン保持ユニット内の
光発信器４４ａおよび４４ｂがプレート３２に向けて光
を発信し、そして光は穴を持たない領域からは反射さ
れ、また穴を持つ領域からは反射されない。図６−Ａに
示すように、プレート３２は全く穴を有することがない
ようにもできる。穴パターンは、ブランクまたは白の反
射領域４３ｂ，４５ａおよび４５ｂならびに黒の非反射
領域４３ａ，４３ｃおよび４５ｃのような、一連の反射
および非反射領域によって置換され得る。光発信器４４
ａおよび４４ｂを用いることによって、マガジン１４′
が挿入されていることを感知し、またはマガジン１４′
のコードを検出するための、スタッカー装置２またはオ
ートローダー装置１用の機械式センサーは不必要とな
る。

【００２２】別の検出用装置が図６−Ｂに示されてお
り、ここではマガジン１４′には、例えばいくつかの磁
気ピン４８ａ，４８ｂおよび／または４８ｃを保持す
る、特別のホルダーが備えられるプレート３２の穴の総
てまたは１部にピン４８ａ，４８ｂおよび／または４８
ｃのように１つのまたは複数の磁気ピンを挿入すること
により、マガジン番号がコード化される。マガジン１
４′がスタッカー／オートローダー内に挿入されると、
センサー装置が各ピン４８ａ，４８ｂおよび／または４
８ｃの存在を感知する。磁気ピンを用いることによって
接触型のセンサー装置が不必要となる。各ピン４８ａ，
４８ｂおよび／または４８ｃの存在または非存在は、ホ
ール効果磁気感応素子５０を用いて感知される。結果と
して、スタッカー装置２またはオートローダー装置１の
制御ユニット１６は挿入されたマガジン１４′を識別す
ることができる。

【００２３】前に説明した各感知方法は、操作者の誤り
を減少させることを効果的に実施するものである。加え
て、各マガジン１４′は操作者によって読取られる番号
または名称表示を含んでいる。各表示はプレート３２の
数に相応させられる。この表示は名称タグの形式であっ
てもよいし、あるいは番号または名称を直接的に示すＬ
ＥＤまたはＬＣＤユニットのような、いくらかの電子的
表示の形式を用いることによってさらに高性能化された
ものであってもよい。次に操作者は必要とされているマ
ガジン１４′の名称またはコードに関する情報を与え
る。スタッカー２またはオートローダー１は正しいコー
ド番号を試験し、不正なマガジンがロードされていれば
直ちに操作者に警告を発する。

【００２４】図７に示されているように、図２のスタッ
カー装置またはオートローダー装置には、さらに各マガ
ジン内の各カセットの内容に関するキー情報を物理的に
記憶するための装置を含んでいる。示されているよう
に、スタッカーまたはオートローダーの制御ユニット５
４は、フラッシュメモリーまたはＥＥＰＲＯＭのような
不揮発性メモリーユニット５２と、加えてＲＡＭ２８を
含んでいる。マガジン内の各マガジンおよび各カセット
の実際の内容に関する情報は不揮発性メモリー５２内に
蓄積される。情報は各マガジン上の処理が行なわれるに
従って更新される。スタッカー装置２またはオートロー
ダー装置１内にメモリーユニット５２を含むことによっ
て、各装置はさらに効率的に動作する。スタッカー装置
２またはオートローダー装置１自身が、内容情報を持つ
機能を有するので、各マガジンのそして各カセットの内
容に関するトラックをホスト側で持つ必要がなくなる。

【００２５】しかし、マガジンがいくつかのスタッカー
装置またはオートローダー装置内で使用されるならば問
題が発生する。このことが起きると、１つまたはそれ以
上のカートリッジはマガジンが１つのスタッカー装置ま
たはオートローダー装置内に挿入された時に更新され、
もしこのマガジンが後に別のスタッカー装置またはオー
トローダー装置内に挿入されるならば、それは別のスタ
ッカー装置またはオートローダー装置によって記録され
たものであるため、この第２の装置は実際のマガジンの
内容に関して正しくない情報を持つことになる。

【００２６】この問題は、マガジン１４′内のカセット
またはカートリッジの１つに、例えば最初または最後の
カセットまたはカートリッジに、マガジン１４′内のカ
セットまたはカートリッジの内容に関する実際に記録さ
れた情報を含ませることによって解決される。これは各
記録動作の終わりに行なわれなくてはならない。次に、
スタッカー装置２またはオートローダー１は、特定のカ
セットから特別のマガジンデータ情報を最初に読出すこ
とによって、新しく挿入されたマガジンに関する動作を
開始する。

【００２７】加えて、前に指摘した問題も、カセットの
１つに特別なマガジンデータを書込む必要なしで解決さ
れる。この解決策は図８に示されているが、その図では
各マガジン１４′にはそれ自身の不揮発性メモリー５６
が取付けられている。メモリー５６に関する電力はマガ
ジン１４′がロードされている時にマガジンホルダーか
ら供給されるので、内蔵電池は必要ではない。加えて、
不揮発性メモリー５６は、データがメモリーとスタッカ
ー装置２またはオートローダー装置１との間で伝送され
ている時を除いては、電力を必要としない。図８に示さ
れているように接点５５ａ，５５ｂおよび５５ｃは、マ
ガジン１４′がスタッカー装置２またはオートローダー
装置１内に挿入された時に、不揮発性メモリー５６をス
タッカーまたはオートローダー制御ユニット５４（図７
に示されている）に電気的に接続させる。電池の電力が
不必要であると説明したが、バッテリーバックアップを
持つ揮発性メモリーを使用することもできる。

【００２８】マガジン１４′がロードされた時、データ
はスタッカー装置２またはオートローダー装置１の制御
ユニット５４から不揮発性メモリー５６へ、あるいはそ
の逆に、伝送される。このデータ伝送動作は、４ビット
または８ビットあるいはそれ以上の並列なビットによる
並列動作として、またはシリアル動作として実行され
る。一般的には、マガジンホルダーとマガジン１４′と
の間の電気的接点の数を最小にできることから、シリア
ル動作が望ましい。

【００２９】次に不揮発性メモリー５６には、製造時あ
るいはそのマガジン１４′が使用される最初の時、のい
ずれかに特定のマガジン番号が記録される。この番号は
次に、スタッカーまたはオートローダーの制御ユニット
５４によって読み返される。このことは前に説明した機
械式コードディスク装置を置換する。

【００３０】マガジン１４′内に不揮発性メモリー５６
を組込むことによって、スタッカーまたはオートローダ
ー制御ユニット５４もまた、メモリー５６内に別の特定
のデータ情報を記録することができる。これには、マガ
ジン１４′内の各カセットまたはカートリッジの実際の
内容に関するデータ情報が含まれる。１つまたはそれ以
上のカセット上の情報が更新される都度、スタッカー／
オートローダーは不揮発性メモリー５６内の実際のカセ
ット内容に関する更新された情報を蓄積する。このこと
は、多くのスタッカー装置またはオートローダー装置内
でマガジンの自由な交換を可能とし、そして完全に更新
された総合装置を維持させる。マガジン１４′内の１つ
またはそれ以上のカセット上のデータが更新される都
度、マガジン１４′内の不揮発性メモリー５６もまた、
新しいデータ内容に関する情報で更新される。各装置は
マガジン１４′内の不揮発性メモリー５６の内容を読出
すことができ、そしてそれを各記録動作後には更新され
た状態に保つことができるので、マガジンは自由に異な
るスタッカー装置またはオートローダー装置間を移動す
ることができる。

【００３１】不揮発性メモリーユニット５６を持つマガ
ジン１４′のそのような設計はまた、カートリッジが記
録され、または読出された回数、および各カートリッジ
の作業までも、追跡するのに用いられる。結果として、
スタッカー装置２またはオートローダー装置１内の制御
ユニット５４は、各マガジン１４′内の各カセットまた
はカートリッジの使用と作業の行跡を保つことができ、
そして大きな問題が起こる前に性能上の機能不良や破損
したカートリッジに関して操作者に警報することができ
る。

【００３２】この装置に、機械式ディスクコード装置ま
たは不揮発性メモリー装置のいずれかが装備されたとし
ても、マガジン蓄積装置が各マガジンからマガジン識別
番号を読み、そして１つのまたは複数の表示器に、各蓄
積されているマガジンの数を示すように用いられること
のない、マガジン用の特別のマガジン蓄積装置を設計す
ることが可能である。

【００３３】図９に示されるように、各マガジン１４
ａ，１４ｂ，１４ｃおよび１４ｄの近くのＬＥＤまたは
ＬＣＤ表示器６０ａ，６０ｂ，６０ｃおよび６０ｄが実
際のマガジン番号を示すために使用されることもでき
る。マガジン１４ａ，１４ｂ，１４ｃおよび１４ｄ内に
不揮発性メモリーが用いられている時には、それら表示
器６０ａ，６０ｂ，６０ｃおよび６０ｄはまた、電気制
御ユニット５８を通して、使用者、顧客リスト、支払い
額等のような、マガジンの実際の内容を読出すこともで
きる。これはさらに、操作者によるエラーの可能性を減
少させることもできる。

【００３４】当業技術者にとっては、別の変更や変形を
考案することができるとしても、本発明の保証された範
囲内のあらゆる変形や変更も、無理なく、しかも適正に
本発明の範囲に含められるものと確信する。

【００３５】本発明によれば、前記パターンは複数の穴
であるようにもできる。

【００３６】本発明によれば、前記パターンは複数の反
射用領域であるようにもできる。

【００３７】本発明によれば、前記識別装置が、前記マ
ガジンに複合的に関係している複数の磁気ピンを含むよ
うにもできる。

【００３８】本発明によれば、前記決定装置が前記パタ
ーンを機械的に光学的に、磁気的に、および／または電
気的に感知するようにもできる。

【００３９】本発明による装置には、さらに前記マガジ
ンおよび前記複数の蓄積媒体のデータ記録内容を蓄積す
るためのメモリー装置を含むこともできる。

【００４０】本発明によれば、前記メモリー装置が不揮
発性メモリーおよび／またはバックアップ電池を持つ揮
発性メモリーであるようにもできる。

【００４１】本発明によれば、前記マガジンが、さら
に、前記パターンを蓄積するための内部的不揮発性メモ
リーを含み、前記内部的メモリー内の前記パターンが前
記制御装置によって読取られるようにもできる。

【００４２】本発明による装置にはさらに、前記内部的
メモリー内に蓄積されている情報を更新するための装置
を含み、新しいデータが前記複数の蓄積媒体のうちの少
なくとも１つに記録された時に前記情報が更新されるよ
うにもできる。

【００４３】本発明によれば、前記情報は前記複数の蓄
積媒体の各々の上の、記録作業および／または動作の回
数を含み、前記情報は前記制御装置によって読取られる
ようにもできる。

【００４４】本発明による装置はさらに、複数のマガジ
ンを保持するための保持装置と、そして前記保持装置内
の前記複数のマガジンの前記コードを表示するための表
示装置とを有することもできる。

【００４５】本発明によれば、前記表示装置が、前記複
数のマガジンの各々の内容に関する情報を表示するよう
にもできる。

【００４６】

【発明の効果】総合的な装置能力を低下させることな
く、不適当なマガジンの使用を検出できるスタッカー／
オートローダーが提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】カートリッジを収容するためのキャラセル／マ
ガジンを用いた標準的なオートローダー／スタッカー組
立のブロック図。

【図２】図１に示されたオートローダーまたはスタッカ
ーのための電子装置のブロック図。

【図３】挿入されたマガジンを感知するための識別用デ
ィスクを持つ、本発明のマガジンの概略図。

【図４】識別用プレートの穴配置を示す図。

【図５】電気的接触を用いてプレート内の穴を検出する
ためにマガジンホルダー上に取付けられる感知用ユニッ
トおよび、感知用ユニットの開いた、そして閉じた位置
状態を示す図。

【図６】光学構成要素または磁気ピンを用いてプレート
内の穴を検出するための感知用ユニットの別の実施例を
示す図。

【図７】不揮発性メモリーユニットを含むオートローダ
ーまたはスタッカー組立用の電子制御ユニットのブロッ
ク図。

【図８】マガジンが挿入された時に不揮発メモリーユニ
ットと制御ユニットを接続する接触部を示す図。

【図９】各マガジンに関する表示を含むスタッカー内に
マガジンが取付けられていない時の、マガジン用の収容
装置を示す図。

【符号の説明】

１ オートローダー装置 ２ スタッカー装置 １０ キャビネット １２ テープ駆動装置 １４ キャラセル １６ 制御ユニット １８ ローダー／アンローダー装置 ２０ 制御ユニット ２２ 電源装置 ２４ 入／出力制御器 ２６ マイクロプロセッサー ２８ メモリー ３０ インターフェース ３２ プレート ３６ センサー ３８ ピン ４０ 接点 ４４，４６ 光発信器 ４８ 磁気ピン ５０ ホール素子 ５２ メモリー ５４ 制御ユニット ５６ メモリー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 駆動装置内で用いられる複数の可動蓄積
   媒体をスタッキングまたはオートローディングするため
   の装置において、マガジンであって、前記マガジンから
   前記複数の前記蓄積媒体のうちの選択された１つをロー
   ディングまたはアンローディングするための移動装置を
   含むマガジンと、前記マガジンから前記複数の蓄積媒体
   のうちの前記選択された１つのローディングまたはアン
   ローディングを可能とするように、前記マガジンを前記
   移送装置に関する特定の位置に移動させるための位置決
   め装置と、前記位置決め装置、前記移送装置および前記
   駆動装置の動作を制御するための制御装置と、前記マガ
   ジンを独特に識別するコード化されたパターンを持つプ
   レートを含む、前記マガジンに不可分的に複合的に関係
   している識別装置と、そして前記位置決め装置によって
   移動された前記マガジンを表わす前記パターンを感知
   し、そして正しいマガジンが前記位置決め装置によって
   移動されたことを検証するための決定装置と、を含むこ
   とを特徴とする装置。