JPH061236Y2 - 触媒コンバ−タ - Google Patents

触媒コンバ−タ

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JPH061236Y2
JPH061236Y2 JP1987031060U JP3106087U JPH061236Y2 JP H061236 Y2 JPH061236 Y2 JP H061236Y2 JP 1987031060 U JP1987031060 U JP 1987031060U JP 3106087 U JP3106087 U JP 3106087U JP H061236 Y2 JPH061236 Y2 JP H061236Y2
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JP
Japan
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core
thin plate
communication hole
exhaust gas
corrugated
Prior art date
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Application number
JP1987031060U
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English (en)
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JPS63141633U (ja
Inventor
政幸 川田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は触媒コンバータの改良に関する。
(従来技術及びその問題点) 触媒コンバータのなかには、実公昭52−32753号
公報にも見られるように、ケーシング内に収容される触
媒の担体が平薄板と波薄板とを重ね合せてロール形成さ
れたコアからなるものが知られている。
ところで、ケーシング内に収容された触媒の浄化効率を
見たときに、必ずしも全体的に均一ではない。すなわ
ち、排気ガスが直接的に当たる上流部と、この上流部で
ある程度浄化された後の排気ガスが通過する下流部とを
比較したときに、この下流側では反応物質の濃度が小さ
なものとなつていることから、当然の如く浄化効率が低
い。特に、前述のように触媒の担体がロール形成された
コアから形成されているものにあつては、このコア内の
排気ガス通路が軸方向に延びる構造となるため、コアの
中央部とその外周部とを比較したときには、排気ガスの
当たり量が多い中央部が浄化効率に優れる。
そこで、本考案の目的は、ケーシング内に収容された触
媒の浄化効率を極力均一なものとするようにした触媒コ
ンバータを提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用) 前述の目的を達成するために本考案にあっては、ケーシ
ング内に収容された触媒の担体が、金属製の平薄板と波
薄板とを重ね合せてロール形成されたコアからなり、該
コア内に、前記平薄板と前記波薄板とで該コアの軸心方
向に延びる複数の排気ガス通路が形成されている触媒コ
ンバータにおいて、 前記平薄板又は前記波薄板の少なくとも一方に、前記各
排気ガス通路を連通する連通孔が形成されると共に、少
なくとも前記コアの上流側軸心中央部には前記連通孔が
形成されていない、 構成としてある。
上述の構成により、上記連通孔が設けられている部位
(コアの上流側軸心中央部を除く部位)においては、そ
の連通孔によりコア内の各排気ガス通路が連通されるた
め、排気ガスが連通孔を通って迷走することになり、当
該部位においては、触媒と排気ガスとの接触頻度が高め
られ、浄化効率が高められる。この結果、触媒の浄化効
率の不均一性を低減することができることになる。
その一方、少なくともコアの上流側軸心中央部において
は、連通孔によりコア内の各排気ガス通路が連通されて
いないため、排気ガスが連通孔を通って迷走することに
ならず、触媒と排気ガスとの接触頻度が低い状態とさ
れ、大きな熱負荷を受け易いこのコアの上流側軸心中央
部において、触媒反応の反応熱、排気ガスからの熱移動
が抑制されることになる。このため、耐久性の低下を抑
制することができることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は自動車用エンジンの排気系Eを示すもので、こ
の排気系Eは、エンジン本体(図示省略)側から、順
に、排気マニホルド1、排気管2、サイレンサ3とで構
成され、上記排気管2には、排気ガス中の有害成分を浄
化する触媒コンバータ10が配設されている。
触媒コンバータ10は第3図に示すように、ケーシング
12を有し、このケーシング12はステンレス製とされ
て、その内部に触媒14が断熱材16を介して収容され
ている。
断熱材16は、ここでは、インターラムマットが採用さ
れている。インターラムマットは、既知のように、ヒル
石をセラミックスファイバに接着させたもので、ヒル石
(vermiculite)はAl、Feを含有する加水マグネシウ
ムケイ酸塩を成分とし、高温下ではその容積が約6〜2
0倍に膨張する特性を備えている。
前記触媒14について説明すると、第1図、第4図に示
すように、そのコア(担体)18は共にステンレス薄板
から帯状に形成された平薄板20と波薄板22とを重ね
合せ、この平薄板20と波薄板22とを重ね合せたもの
を渦状に巻き込むことにより形成されている。そして、
このコア18には、前記実公昭52−32753号公報
開示のものと同様に、平薄板20と波薄板22の表裏に
コティングすることによつて触媒(Pt等)の担持がな
されている。
このコア18において、その一部を形成する波薄板22
には、第1図に示すように、板面22aに開口する連通
孔24が形成されている。すなわち、本実施例にあって
は、第5図に示すように、排気ガスの流れ(図中、矢
印)に対し、コア18の下流側部位26と、上流側外周
部28とに位置する波薄板22に上記連通孔24が設け
られ、上流側中央部30にはこのような連通孔24を設
けない構成とされている。
このような構成とすることにより、連通孔24を設けた
部位26,28においては、平薄板20と波薄板22と
で仕切られるガス通路32(コア18の軸方向に延びて
いる)の他に、上記連通孔24によつて各ガス通路32
間を結ぶ連通路が形成されることとなる。すなわち、波
薄板22によって仕切られた各ガス通路32は連通孔2
4によって互いに連通し合うこととなる。このため、連
通孔24の設けられた部位26,28、つまり大量の排
気ガスが直接当たる上流側中央部30を除く部位にあっ
ては、そこを通過する排気ガスは連通孔24を通って各
ガス通路32間を往き来し、丁度、迷走するような形で
移行することなって、この結果、触媒との接触頻度が高
められ、触媒反応が促進されることとなる。
第6図以後の図面は、本考案の変形例を示すもので、以
下の説明においては、上記第1実施例と同一の要素には
同一の参照符号を付すことによりその説明を省略する。
第6図は、波薄板22に代えて平薄板20に対して連通
孔24を設けた変形例を示すものである。第7図は、波
薄板22と平薄板20とに、共に、連通孔24を設ける
ようにした変形例を示すものである。
第8図、第9図は連通孔24を設ける部位に関する変形
例を示すもので、第8図は連通孔24を設ける部位をコ
ア18の下流側部位26としてある。換言すれば、上流
側部位34には、連通孔24を設けない構成とされてい
る。このような構成とすることにより、排気ガスからの
熱負荷に弱いというこの種のコア18において、熱負荷
の大きい上流側部位34には連通孔24を設けないこと
とすることで耐久性の低下が抑えられることなる。第9
図は、連通孔24を設ける部位を、コア18の外周部3
6全域としてある。このような構成とすることにより、
熱放散が大きく、中央部38に比べて低い温度となり易
い外周部36の触媒反応が連通孔24によって促進され
ることとなる。
以上、連通孔24に関する変形例を示したが、これら変
形例の組合せは自在である。
第10図、第11図は第2実施例を示すもので、本実施
例においては、上記第9図の変形例と同様にコア18の
外周部36に連通孔24を設けると共に、当該部位36
におけるガス通路32の通路面積を中央部38より大き
くする構成とされている。このような構成は、コア18
の製造において、第10図に示すように波薄板22を巻
回始端40側では波ピツチl及び波高さhを小さく、巻
回終端42側では波ピツチL及び波高さHを大きくする
ことによって簡単に形成することが可能である。
このような構成とすることにより、上記第9図の変形例
の効果の他に、排気ガス通過量の少ない外周部36での
P,Pb等反応生成物の目詰まりを防止できるという利
点を有する。
(考案の効果) 本考案は以上述べたように、触媒の浄化効率の不均一性
を低減することができると共に、耐久性の低下を抑制す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は第1実施例を示すもので、 第1図は要部を部分的に拡大して示す断面図、 第2図はエンジンの排気系の全体構成図、第3図は触媒
コンバータの断面図、 第4図は触媒コンバータ内に収容される触媒の正面図、 第5図は連通孔を設ける部位を示す説明図である。 第6図は連通孔を平薄板に設けるとした変形例を示す図
である。 第7図は連通孔を波薄板、平薄板に設けるとした変形例
を示す図である。 第8図は連通孔を設ける部位の変形例を示す説明図であ
る。 第9図は連通孔を設ける部位の他の変形例を示す説明図
である。 第10図、第11図は第2実施例を示すもので、 第10図はコア18の展開図、 第11図はガス通路の通路面積を大きくし且つ連通孔を
設けた部位を示す説明図である。 E:排気系 10…触媒コンバータ 12…ケーシング 14…触媒 18…コア(担体) 20…平薄板 22…波薄板 24:連通孔 32……ガス通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内に収容された触媒の担体が、
    金属製の平薄板と波薄板とを重ね合せてロール形成され
    たコアからなり、該コア内に、前記平薄板と前記波薄板
    とで該コアの軸心方向に延びる複数の排気ガス通路が形
    成されている触媒コンバータにおいて、 前記平薄板又は前記波薄板の少なくとも一方に、前記各
    排気ガス通路を連通する連通孔が形成されると共に、少
    なくとも前記コアの上流側軸心中央部には前記連通孔が
    形成されていない、 ことを特徴とする触媒コンバータ。
JP1987031060U 1987-03-05 1987-03-05 触媒コンバ−タ Expired - Lifetime JPH061236Y2 (ja)

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JP1987031060U JPH061236Y2 (ja) 1987-03-05 1987-03-05 触媒コンバ−タ

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JPS63141633U JPS63141633U (ja) 1988-09-19
JPH061236Y2 true JPH061236Y2 (ja) 1994-01-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI224023B (en) * 1998-09-09 2004-11-21 Babcock Hitachi Kk Exhaust emission control catalyst structure
JP6044173B2 (ja) * 2012-08-10 2016-12-14 株式会社富士通ゼネラル 脱臭機

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JPS5739714Y2 (ja) * 1974-06-24 1982-09-01
DE2924592C2 (de) * 1979-06-19 1983-05-26 Süddeutsche Kühlerfabrik Julius Fr. Behr GmbH & Co KG, 7000 Stuttgart Verfahren zum Herstellen einer Trägermatrix für einen katalytischen Reaktor zur Abgasreinigung bei Brennkraftmaschinen von Kraftfahrzeugen
JPS6290742U (ja) * 1985-11-28 1987-06-10
JPS63126029U (ja) * 1987-02-10 1988-08-17

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