JPH0612330Y2 - 蒸気温度低減器 - Google Patents
蒸気温度低減器Info
- Publication number
- JPH0612330Y2 JPH0612330Y2 JP1987188856U JP18885687U JPH0612330Y2 JP H0612330 Y2 JPH0612330 Y2 JP H0612330Y2 JP 1987188856 U JP1987188856 U JP 1987188856U JP 18885687 U JP18885687 U JP 18885687U JP H0612330 Y2 JPH0612330 Y2 JP H0612330Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reheater
- spray water
- steam
- temperature
- pipe
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Pipeline Systems (AREA)
- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、事業用・産業用ボイラにおいて過熱を低減す
る蒸気温度低減器の改良に関する。
る蒸気温度低減器の改良に関する。
従来の技術の一例としての再熱器系統を第３図に、また
再熱器過熱低減器の概略構造を第４図に示す。
再熱器過熱低減器の概略構造を第４図に示す。
第３図において、高圧タービン等から排出された蒸気
は、低温再熱蒸気管(1)から低温側再熱器(2)に導かれ、
過熱されて更に高温側再熱器(3)へ送られ過熱される。
その場合、蒸気は低温側再熱器(2)から高温側再熱器(3)
へ送られる途中、高温になると、再熱器過熱低減器(4)
の再熱器スプレー水管(5)から水または蒸気をスプレー
して、温度を一定の温度となるようにしている。
は、低温再熱蒸気管(1)から低温側再熱器(2)に導かれ、
過熱されて更に高温側再熱器(3)へ送られ過熱される。
その場合、蒸気は低温側再熱器(2)から高温側再熱器(3)
へ送られる途中、高温になると、再熱器過熱低減器(4)
の再熱器スプレー水管(5)から水または蒸気をスプレー
して、温度を一定の温度となるようにしている。
第４図において、(4)は再熱器過熱低減器、(5)は再熱器
スプレー水管、(6)は再熱器過熱低減器保護筒、(7)は再
熱器スプレー水管台、(8)は再熱器スプレー水ノズルで
ある。
スプレー水管、(6)は再熱器過熱低減器保護筒、(7)は再
熱器スプレー水管台、(8)は再熱器スプレー水ノズルで
ある。
再熱器スプレーは間欠的に投入されるので、これが投入
されない時は、スプレー水は再熱器スプレー水管(5)の
中に滞留した状態にある。したがって高温のスプレー水
は自然放熱により次第に冷却され、長時間再熱器スプレ
ーが投入されない場合には、大気温度近くまで冷却され
ることになる。その後に再熱器スプレーが投入される
と、この冷えたスプレー水が高温の再熱器過熱低減器
(4)に流入し、その内部の再熱器スプレー水管台(7)およ
び再熱器スプレー水ノズル(8)等に大きな温度差による
繰り返し熱応力が発生して、当該部の寿命低下や破損の
原因となっていた。
されない時は、スプレー水は再熱器スプレー水管(5)の
中に滞留した状態にある。したがって高温のスプレー水
は自然放熱により次第に冷却され、長時間再熱器スプレ
ーが投入されない場合には、大気温度近くまで冷却され
ることになる。その後に再熱器スプレーが投入される
と、この冷えたスプレー水が高温の再熱器過熱低減器
(4)に流入し、その内部の再熱器スプレー水管台(7)およ
び再熱器スプレー水ノズル(8)等に大きな温度差による
繰り返し熱応力が発生して、当該部の寿命低下や破損の
原因となっていた。
本考案は従来の技術における前記問題点を解決するため
に、スプレー水ノズルが取付けられた過熱蒸気の流路内
に配されたスプレー水管の外周に間隔を保って、蒸気を
噴出する開口を有する保護管を配置し、同保護管の内部
を低温蒸気管と連通するとともに、上記スプレー水管と
上記保護管との間に低温蒸気を常に最低流量流し続ける
手段を設けたことを特徴とする蒸気温度低減器を提案す
るものである。
に、スプレー水ノズルが取付けられた過熱蒸気の流路内
に配されたスプレー水管の外周に間隔を保って、蒸気を
噴出する開口を有する保護管を配置し、同保護管の内部
を低温蒸気管と連通するとともに、上記スプレー水管と
上記保護管との間に低温蒸気を常に最低流量流し続ける
手段を設けたことを特徴とする蒸気温度低減器を提案す
るものである。
本考案では、上記のように構成したので、蒸気温度低減
器のスプレー水管台やスプレー水ノズル等が、低温蒸気
により常に適温に保たれる。
器のスプレー水管台やスプレー水ノズル等が、低温蒸気
により常に適温に保たれる。
第１図は本考案の一実施例としての再熱器過熱低減器の
縦断面図、第２図は同実施例が適用された再熱器系統を
示す図である。
縦断面図、第２図は同実施例が適用された再熱器系統を
示す図である。
まず第１図において、再熱器スプレー水管(5)は、再熱
器スプレー水管台(7)の上部より再熱器過熱低減器(4)の
内部まで貫通して配置されており、その内部のほぼ中央
部に蒸気流の下流に向いた再熱器スプレー水ノズル(8)
が取付けられて、スプレー水が噴出されるようになって
いる。また、補助スプレー蒸気管(9)が再熱器スプレー
水管台(7)の横方向より導入されるよう接続され、再熱
器スプレー水管(5)の外周を囲うように２重となってい
る保護管(10)に接続されている。この保護管(10)は、再
熱器スプレー水ノズル(8)の部分に穴が設けられて、ス
プレー水の噴射に支障がないように構成されている。な
お(6)は再熱器過熱低減器保護筒である。
器スプレー水管台(7)の上部より再熱器過熱低減器(4)の
内部まで貫通して配置されており、その内部のほぼ中央
部に蒸気流の下流に向いた再熱器スプレー水ノズル(8)
が取付けられて、スプレー水が噴出されるようになって
いる。また、補助スプレー蒸気管(9)が再熱器スプレー
水管台(7)の横方向より導入されるよう接続され、再熱
器スプレー水管(5)の外周を囲うように２重となってい
る保護管(10)に接続されている。この保護管(10)は、再
熱器スプレー水ノズル(8)の部分に穴が設けられて、ス
プレー水の噴射に支障がないように構成されている。な
お(6)は再熱器過熱低減器保護筒である。
次に第２図において、低温再熱蒸気管(1)、低温側再熱
器(2)、高温側再熱器(3)、再熱器過熱低減器(4)、再熱
器スプレー水管(5)等の配置は前記第３図と同様なので
詳細な説明を省略するが、本実施例においては、補助ス
プレー蒸気管(9)が、低温再熱蒸気管(1)から分岐して再
熱器過熱低減器(4)に導入されている。その導入部につ
いては前記第１図において説明したとおりである。
器(2)、高温側再熱器(3)、再熱器過熱低減器(4)、再熱
器スプレー水管(5)等の配置は前記第３図と同様なので
詳細な説明を省略するが、本実施例においては、補助ス
プレー蒸気管(9)が、低温再熱蒸気管(1)から分岐して再
熱器過熱低減器(4)に導入されている。その導入部につ
いては前記第１図において説明したとおりである。
上記のような構成において、補助スプレー蒸気は低温再
熱蒸気管(1)から取出され、補助スプレー蒸気管(9)を通
じて再熱器過熱低減器(4)に少量づつ連続的に投入され
る。第１図において、補助スプレー蒸気の温度Ｔｂは、
再熱器スプレー水の温度Ｔａよりも高く、再熱蒸気（過
熱蒸気）の温度Ｔｃよりも低い、すなわち Ｔａ＜Ｔｂ＜Ｔｃ であるから、従来生じていた再熱器スプレー水と再熱蒸
気（過熱蒸気）との高温度差が解消される。すなわち、
補助スプレー蒸気がいわば緩衝部を形成することにな
る。
熱蒸気管(1)から取出され、補助スプレー蒸気管(9)を通
じて再熱器過熱低減器(4)に少量づつ連続的に投入され
る。第１図において、補助スプレー蒸気の温度Ｔｂは、
再熱器スプレー水の温度Ｔａよりも高く、再熱蒸気（過
熱蒸気）の温度Ｔｃよりも低い、すなわち Ｔａ＜Ｔｂ＜Ｔｃ であるから、従来生じていた再熱器スプレー水と再熱蒸
気（過熱蒸気）との高温度差が解消される。すなわち、
補助スプレー蒸気がいわば緩衝部を形成することにな
る。
なお、補助スプレー蒸気は常に所定の最低流量流し続け
る。
る。
本考案によれば、蒸気温度低減器のスプレー水管台やス
プレー水ノズル等に従来発生していた高い熱応力が緩和
され、その寿命を延ばすことができる。
プレー水ノズル等に従来発生していた高い熱応力が緩和
され、その寿命を延ばすことができる。
第１図は本考案の一実施例の縦断面図、第２図は同実施
例が適用された再熱器系統を示す図、第３図および第４
図は従来の技術を示す図である。 (1)……低温再熱蒸気管；(2)……低温側再熱器； (3)……高温側再熱器；(4)……再熱器過熱低減器； (5)……再熱器スプレー水管； (6)……再熱器過熱低減器保護筒； (7)……再熱器スプレー水管台； (8)……再熱器スプレー水ノズル； (9)……補助スプレー蒸気管；(10)……保護管。
例が適用された再熱器系統を示す図、第３図および第４
図は従来の技術を示す図である。 (1)……低温再熱蒸気管；(2)……低温側再熱器； (3)……高温側再熱器；(4)……再熱器過熱低減器； (5)……再熱器スプレー水管； (6)……再熱器過熱低減器保護筒； (7)……再熱器スプレー水管台； (8)……再熱器スプレー水ノズル； (9)……補助スプレー蒸気管；(10)……保護管。
Claims (1)
- 【請求項１】スプレー水ノズルが取付けられ過熱蒸気の
流路内に配されたスプレー水管の外周に間隔を保って、
蒸気を噴出する開口を有する保護管を配置し、同保護管
の内部を低温蒸気管と連通するとともに、上記スプレー
水管と上記保護管との間に低温蒸気を常に最低流量流し
続ける手段を設けたことを特徴とする蒸気温度低減器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987188856U JPH0612330Y2 (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 | 蒸気温度低減器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987188856U JPH0612330Y2 (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 | 蒸気温度低減器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0194709U JPH0194709U (ja) | 1989-06-22 |
| JPH0612330Y2 true JPH0612330Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=31479922
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987188856U Expired - Lifetime JPH0612330Y2 (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 | 蒸気温度低減器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612330Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016173192A (ja) * | 2015-03-16 | 2016-09-29 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 減温器 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2695174B2 (ja) * | 1988-01-29 | 1997-12-24 | バブコツク日立株式会社 | 過熱低減器 |
| JP2006234203A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Babcock Hitachi Kk | ボイラ装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61115811U (ja) * | 1985-01-07 | 1986-07-22 |
-
1987
- 1987-12-14 JP JP1987188856U patent/JPH0612330Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016173192A (ja) * | 2015-03-16 | 2016-09-29 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 減温器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0194709U (ja) | 1989-06-22 |
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