JP2016173192A - 減温器 - Google Patents

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Abstract

【課題】スプレー水管から噴霧されたスプレー水の保護管の表面への付着をより確実に防止すること。
【解決手段】過熱蒸気の流路100A内に流路100Aに交差して延在配置され内部に冷却用のスプレー水が供給されるスプレー水管2と、スプレー水管2に流路100Aの下流側に向けて設けられてスプレー水管2に供給されたスプレー水を噴霧可能に設けられた単孔3Aのスプレーノズル3と、スプレー水管2の長手方向に沿って延在すると共にスプレー水管2の外周に間隔を保って配置され内部に過熱蒸気よりも低温であってスプレー水よりも高温のウォーミング蒸気が導入される保護管5と、保護管5にスプレーノズル3の位置に対応して開口して設けられた窓部6と、保護管5に窓部6の周囲に貫通して形成された複数の噴射孔7と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、事業用ボイラや産業用ボイラにおいて過熱蒸気の過熱を低減する減温器に関する。
従来の減温器として、例えば、特許文献1および特許文献2に記載されている。特許文献1に記載の蒸気温度低減器は、スプレー水ノズルが取付けられ過熱蒸気の流路内に配されたスプレー水管の外周に間隔を保って、蒸気を噴出する開口を有する保護管を配置し、保護管の内部を低温蒸気管と連通するとともに、スプレー水管と保護管との間に低温蒸気を常に最低流量流し続ける手段を設けるものである。
また、特許文献2に記載の過熱低減器は、蒸気配管中に突出した冷却流体噴霧用のスプレーノズルと、その外側にスプレーノズル保護筒を設け、この保護筒の表面に冷却流体噴霧用開口窓を設けて、スプレー水を過熱蒸気流中に噴霧するとともに、スプレーノズルと保護筒との間の隙間に、過熱蒸気とスプレー水の中間温度の流体を流すようにした過熱低減器において、スプレーノズル保護筒の流体噴霧用開口窓の周辺に、過熱蒸気と冷却用スプレー水の中間温度の蒸気を噴出させる中間温度蒸気の噴出孔を設けたものである。
実公平6−012330号公報 特許第4058681号公報
特許文献1および特許文献2では、スプレー水管やスプレーノズルに保護管を設けて過熱蒸気との温度差による熱応力を緩和するようにしている。また、特許文献2では、流体噴霧用開口窓から噴霧されたスプレー水が、スプレーノズル保護筒表面に巻き返ってきても、開口窓周辺に設けられた噴出孔より中間温度蒸気が噴出して、この巻返りのスプレー水を押し戻して保護筒表面に付着するのを防止するので、温度差による熱応力が低減され、保護筒の割れ等の損傷を防ぐようにしている。
しかし、特許文献2に係るスプレーノズルは、噴霧孔が多数設けられていることから、スプレー水の噴流が分散してしまい、巻返りが顕著である。この結果、特許文献2では、開口窓周辺に噴出孔があっても、巻返ったスプレー水のスプレーノズル保護筒表面への付着を防ぐ効果は低い。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、スプレー水管から噴霧されたスプレー水の保護管の表面への付着をより確実に防止することのできる減温器を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の減温器は、過熱蒸気の流路内に前記流路に交差して延在配置され内部に冷却用のスプレー水が供給されるスプレー水管と、前記スプレー水管に前記流路の下流側に向けて設けられて前記スプレー水管に供給された前記スプレー水を噴霧可能に設けられた単孔のスプレーノズルと、前記スプレー水管の長手方向に沿って延在すると共に前記スプレー水管の外周に間隔を保って配置され内部に前記過熱蒸気よりも低温であってスプレー水よりも高温の蒸気が導入される保護管と、前記保護管に前記スプレーノズルの位置に対応して開口して設けられた窓部と、前記保護管に前記窓部の周囲に貫通して形成された複数の噴射孔と、を備えることを特徴とする。
この減温器によれば、スプレー水がスプレーノズルの単孔から噴霧されることで過熱蒸気が減温される。また、保護管に供給された蒸気が窓部から吐出されることで、スプレーノズルの近傍において、スプレー水と過熱蒸気との温度差が低減される。即ち、保護管に供給された蒸気がスプレー水と過熱蒸気との温度差の緩衝材として緩衝部を形成する。しかも、スプレーノズルは、単孔であることから、スプレー水が単孔のみから噴霧されるため、当該単孔からの噴流の周囲にエゼクター効果が生じ、周囲の過熱蒸気を引き込む作用が生じる。この結果、保護管の外面を通過した後の過熱蒸気がスプレー水側に引き寄せられることで、スプレーノズルから噴出された直後のスプレー水の周囲でスプレーノズル側に巻き返る過熱蒸気の巻き返し領域が縮小され、スプレーノズル側への過熱蒸気の巻き返し量を低減することができる。そして、この過熱蒸気の巻き返しに対向するように噴射孔から蒸気が吐出されるため、スプレー水の作用で低減された過熱蒸気の巻き返しを噴射孔から吐出された蒸気によって抑制することができる。この結果、スプレー水管から噴霧されたスプレー水が過熱蒸気の巻き返しにより保護管の表面へ付着する事態をより確実に防止することができる。
また、本発明の減温器では、前記噴射孔は、前記保護管の周方向において前記窓部が設けられた範囲内であって、前記保護管の延在方向における前記窓部の両側に設けられていることを特徴とする。
この減温器によれば、保護管の外面を通過する過熱蒸気の過熱蒸気がスプレー水側に引き寄せられ、スプレーノズルから噴出された直後のスプレー水の周囲でスプレーノズル側に巻き返る過熱蒸気の巻き返し領域が縮小され、スプレーノズル側への過熱蒸気の巻き返し量を低減することにより、噴射孔は、保護管の周方向において窓部が設けられた範囲内であって、保護管の延在方向における窓部の両側のような範囲に設けるだけでも、過熱蒸気の巻き返しを吐出された蒸気によって抑制することができる。
また、本発明の減温器では、前記噴射孔は、前記保護管の周方向において前記窓部が設けられた位置に対して90度の位置を含む範囲に設けられていることを特徴とする。
この減温器によれば、保護管の外面を通過し、保護管の外面から剥離する箇所の過熱蒸気の過熱蒸気に対し、噴射孔から吐出された蒸気によって過熱蒸気を保護管から遠ざけるように運動量を加えることになる。このため、過熱蒸気の主流と剥離領域の境界における過熱蒸気のせん断流の速度差が小さくなり、剥離した後の巻き返しの流渦の強さが低減される。この結果、スプレーノズル側に巻き返る過熱蒸気の逆流の速度が遅くなり、スプレー水が過熱蒸気の巻き返しにより保護管の表面へ付着する事態をより確実に防止することができる。
また、本発明の減温器では、前記噴射孔は、前記保護管の延在方向において前記流路の径方向に亘る範囲に設けられていることを特徴とする。
この減温器によれば、噴射孔から吐出された蒸気が流路の径方向に亘る範囲に及ぶため、スプレー水管から噴霧されたスプレー水が過熱蒸気の巻き返しにより保護管の表面へ付着する事態をより確実に防止することができる。
本発明によれば、スプレー水管から噴霧されたスプレー水の保護管の表面への付着をより確実に防止することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る減温器の概略構成図である。 図2は、本発明の実施形態に係る減温器におけるノズル部分の展開図である。 図3は、本発明の実施形態に係る減温器における作用を示す説明図である。 図4は、本発明の実施形態に係る減温器における保護管のノズル部分の他の例の展開図である。 図5は、本発明の実施形態に係る減温器における保護管のノズル部分の他の例の展開図である。 図6は、本発明の実施形態に係る減温器における他の例の作用を示す説明図である。 図7は、本発明の実施形態に係る減温器における保護管のノズル部分の他の例の展開図である。 図8は、本発明の実施形態に係る減温器における他の例の作用を示す説明図である。 図9は、本発明の実施形態に係る減温器が適用されるボイラの概略構成図である。 図10は、本発明の実施形態に係る減温器が適用されるボイラの概略構成図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る減温器の概略構成図である。図2は、本実施形態に係る減温器における保護管のノズル部分の展開図である。図3は、本実施形態に係る減温器における作用を示す説明図である。
図1に示すように、減温器1は、過熱蒸気管100の流路100A内に配置され、過熱蒸気を減温するものである。この減温器1は、スプレー水管2と、スプレーノズル3と、スプレー水管台4と、保護管5と、窓部6と、噴射孔7と、を備えている。
スプレー水管2は、過熱蒸気を通過させる過熱蒸気管100の流路100A内に、流路100Aに交差して延在配置されている。スプレー水管2は、過熱蒸気管100から外側に膨出して形成された膨出部100B内に閉塞された先端が収納され、基端側が膨出部100Bと対向する側で貫通して形成された貫通孔100Cに挿通されている。このスプレー水管2は、貫通孔100Cに挿通されて過熱蒸気管100の外側に出た基端側から内部に冷却用のスプレー水が供給される。
スプレーノズル3は、スプレー水管2において過熱蒸気管100の流路100A内の中央の位置に設けられている。スプレーノズル3は、スプレー水管2の内外に連通する単孔3Aを有し、この単孔3Aからスプレー水管2の内部に供給されたスプレー水を噴霧することが可能に設けられている。単孔3Aは、過熱蒸気管100の流路100Aにおける過熱蒸気の流通方向Vの下流側に向けて設けられている。即ち、スプレーノズル3は、過熱蒸気の流通方向Vの下流側に向けて、スプレー水を噴霧するように設けられている。このため、スプレー水は、過熱蒸気管100の流路100A内に流通される過熱蒸気よりも高圧の水である。
スプレー水管台4は、過熱蒸気管100の貫通孔100Cに連通し、過熱蒸気管100の外側に突出して設けられている。このスプレー水管台4は、スプレー水管2において貫通孔100Cから過熱蒸気管100の流路100A外に延出した部分の外周に間隔を保って配置されている。そして、スプレー水管台4は、突出端がスプレー水管2の外周に接合して間隔が閉塞されることで、スプレー水管2を支持している。
保護管5は、スプレー水管2の長手方向に沿って延在して設けられ、スプレー水管2の外周に間隔を保って配置されている。具体的に、保護管5は、スプレー水管2の閉塞された先端を、閉塞された先端で覆い、そこからスプレー水管2の長手方向に沿ってスプレー水管2の基端側に延在して設けられ、延在端が過熱蒸気管100の貫通孔100Cを通じて過熱蒸気管100の外側に出てスプレー水管台4の内部に至り配置されている。そして、保護管5は、基端がスプレー水管台4の内面に接合されることで、スプレー水管台4の内部においてスプレー水管台4がスプレー水管2に接合して閉塞された突出側の空間に連通して設けられている。このスプレー水管台4の突出側の空間は、ウォーミング蒸気管4Aが接続され、このウォーミング蒸気管4Aからウォーミング蒸気が供給される。ウォーミング蒸気は、過熱蒸気管100の流路100Aにおける過熱蒸気よりも低温の蒸気である。そして、ウォーミング蒸気は、スプレー水管台4の突出側の空間を介して保護管5内のスプレー水管2の外周との間隔に供給される。
窓部6は、保護管5においてスプレーノズル3の位置に対応して開口して設けられている。即ち、保護管5内のスプレー水管2の外周との間隔は、窓部6の位置であってスプレーノズル3の位置で過熱蒸気管100の流路100A内に通じている。従って、保護管5内のスプレー水管2の外周との間隔に供給されたウォーミング蒸気は、窓部6から過熱蒸気管100の流路100A内に吐出される。このため、ウォーミング蒸気は、過熱蒸気管100の流路100A内に流通される過熱蒸気よりも低温であってスプレー水よりも高温であり、過熱蒸気よりも高圧の蒸気である。なお、窓部6は、その周縁にスプレーノズル3側(保護管5の内側)に向けて屈曲する鍔部6Aが形成されている。
噴射孔7は、保護管5において窓部6の周囲で貫通して複数形成されている。従って、保護管5内のスプレー水管2の外周との間隔に供給されたウォーミング蒸気は、噴射孔7からも過熱蒸気管100の流路100A内に吐出される。
本実施形態において、スプレーノズル3の単孔3Aは、図2に示すように、過熱蒸気管100の流路100Aにおける過熱蒸気の流通方向Vの下流側から見て、過熱蒸気管100の流路100Aの中央に配置されている。また、窓部6は、単孔3Aを中心とした位置に形成されている。そして、噴射孔7は、窓部6の周りを囲むように設けられ、かつ過熱蒸気管100の流路100Aにおける過熱蒸気の流通方向Vの下流側に向く範囲に設けられている。
なお、過熱蒸気管100の流路100A内において、本減温器1の過熱蒸気の流通方向Vの下流側にて過熱蒸気管100の内面に沿って配置された筒部材は、減温器保護筒8である。
このように、本実施形態の減温器1は、過熱蒸気の流路100A内に流路100Aに交差して延在配置され内部に冷却用のスプレー水が供給されるスプレー水管2と、スプレー水管2に流路100Aの下流側に向けて設けられてスプレー水管2に供給されたスプレー水を噴霧可能に設けられた単孔3Aのスプレーノズル3と、スプレー水管2の長手方向に沿って延在すると共にスプレー水管2の外周に間隔を保って配置され内部に過熱蒸気よりも低温であってスプレー水よりも高温のウォーミング蒸気が導入される保護管5と、保護管5にスプレーノズル3の位置に対応して開口して設けられた窓部6と、保護管5に窓部6の周囲に貫通して形成された複数の噴射孔7と、を備える。
この減温器1によれば、図3に示すように、スプレー水Sがスプレーノズル3の単孔3Aから噴霧されることで過熱蒸気が減温される。また、ウォーミング蒸気が窓部6から吐出されることで、スプレーノズル3の近傍において、スプレー水Sと過熱蒸気との温度差が低減される。即ち、ウォーミング蒸気がスプレー水Sと過熱蒸気との温度差の緩衝材として緩衝部を形成する。
しかも、スプレーノズル3は、単孔3Aであることから、スプレー水Sが単孔3Aのみから噴霧されるため、図3に示すように、当該単孔3Aからの噴流の周囲にエゼクター効果が生じ、周囲の過熱蒸気を一点鎖線から破線で示すように引き込む作用が生じる。この結果、保護管5の外面を通過した後の過熱蒸気がスプレー水S側に引き寄せられることで、スプレーノズル3から噴出された直後のスプレー水Sの周囲でスプレーノズル3側に巻き返る過熱蒸気の巻き返し領域が縮小され、スプレーノズル3側への過熱蒸気の巻き返し量を低減することができる。そして、この過熱蒸気の巻き返しに対向するように噴射孔7からウォーミング蒸気Wが吐出されるため、スプレー水Sの作用で低減された過熱蒸気の巻き返しを噴射孔7から吐出されたウォーミング蒸気Wによって抑制することができる。この結果、スプレー水管2から噴霧されたスプレー水Sが過熱蒸気の巻き返しにより保護管5の表面へ付着する事態をより確実に防止することができる。従って、スプレー水Sの保護管5の表面への付着で温度差による熱応力がより低減され、保護管の割れなどの損傷を確実に防ぐことができる。
図4は、本施形態に係る減温器における保護管のノズル部分の他の例の展開図である。図5は、本実施形態に係る減温器における保護管のノズル部分の他の例の展開図である。図6は、本実施形態に係る減温器における他の例の作用を示す説明図である。
なお、図4〜図6に示す形態は、図2および図3に示す形態に対して噴射孔7の配置が異なり、他の構成は同様であるため、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
噴射孔7は、保護管5において窓部6の周囲で貫通して複数形成されている。具体的に、図4および図5に示すように、噴射孔7は、保護管5の周方向において窓部6が設けられた範囲内であって、保護管5の延在方向における窓部6の両側に設けられている。
本実施形態において、スプレーノズル3の単孔3Aは、図4および図5に示すように、過熱蒸気管100の流路100Aにおける過熱蒸気の流通方向Vの下流側から見て、過熱蒸気管100の流路100Aの中央に配置されている。また、窓部6は、単孔3Aを中心とした位置に形成されている。そして、噴射孔7は、保護管5の周方向において窓部6が設けられた範囲内であって、保護管5の延在方向における窓部6の両側に設けられていることで、過熱蒸気管100の流路100Aにおける過熱蒸気の流通方向Vの下流側に向く範囲に設けられている。しかも、噴射孔7は、保護管5の延在方向における窓部6の両側であって、過熱蒸気管100の流路100Aの径方向に至る範囲となる保護管5全体に及んで設けられている。
このように、本実施形態の減温器1は、過熱蒸気の流路100A内に流路100Aに交差して延在配置され内部に冷却用のスプレー水が供給されるスプレー水管2と、スプレー水管2に流路100Aの下流側に向けて設けられてスプレー水管2に供給されたスプレー水を噴霧可能に設けられた単孔3Aのスプレーノズル3と、スプレー水管2の長手方向に沿って延在すると共にスプレー水管2の外周に間隔を保って配置され内部に過熱蒸気よりも低温であってスプレー水よりも高温のウォーミング蒸気が導入される保護管5と、保護管5にスプレーノズル3の位置に対応して開口して設けられた窓部6と、保護管5に窓部6の周囲に貫通して形成された複数の噴射孔7と、を備え、噴射孔7は、保護管5の周方向において窓部6が設けられた範囲内であって、保護管5の延在方向における窓部6の両側に設けられている。
この減温器1によれば、図6に示すように、スプレー水Sがスプレーノズル3の単孔3Aから噴霧されることで過熱蒸気が減温される。また、ウォーミング蒸気が窓部6から吐出されることで、スプレーノズル3の近傍において、スプレー水Sと過熱蒸気との温度差が低減される。即ち、ウォーミング蒸気がスプレー水Sと過熱蒸気との温度差の緩衝材として緩衝部を形成する。
しかも、スプレーノズル3は、単孔3Aであることから、スプレー水Sが単孔3Aのみから噴霧されるため、図6に示すように、当該単孔3Aからの噴流の周囲にエゼクター効果が生じ、周囲の過熱蒸気を引き込む作用が生じる。この結果、保護管5の外面を通過した後の過熱蒸気がスプレー水S側に引き寄せられることで、スプレーノズル3から噴出された直後のスプレー水Sの周囲でスプレーノズル3側に巻き返る過熱蒸気の巻き返し領域が縮小され、スプレーノズル3側への過熱蒸気の巻き返し量を低減することができる。そして、この過熱蒸気の巻き返しに対向するように噴射孔7からウォーミング蒸気Wが吐出されるため、スプレー水Sの作用で低減された過熱蒸気の巻き返しを噴射孔7から吐出されたウォーミング蒸気Wによって抑制することができる。この結果、スプレー水管2から噴霧されたスプレー水Sが過熱蒸気の巻き返しにより保護管5の表面へ付着する事態をより確実に防止することができる。従って、スプレー水Sの保護管5の表面への付着で温度差による熱応力がより低減され、保護管5の割れなどの損傷を確実に防ぐことができる。
また、上記のごとく、保護管5の外面を通過する過熱蒸気がスプレー水S側に引き寄せられ、スプレーノズル3から噴出された直後のスプレー水Sの周囲でスプレーノズル3側に巻き返る過熱蒸気の巻き返し領域が縮小され、スプレーノズル3側への過熱蒸気の巻き返し量を低減することにより、噴射孔7は、保護管5の周方向において窓部6が設けられた範囲内であって、保護管5の延在方向における窓部6の両側のような範囲に設けただけでも、過熱蒸気の巻き返しを吐出されたウォーミング蒸気Wによって抑制することができる。
また、噴射孔7が、保護管5の延在方向において流路100Aの径方向に亘る範囲に設けられていることで、噴射孔7から吐出されたウォーミング蒸気Wが流路100Aの径方向に亘る範囲に及ぶため、スプレー水管2から噴霧されたスプレー水Sが過熱蒸気の巻き返しにより保護管5の表面へ付着する事態をより確実に防止することができる。
図7は、本実施形態に係る減温器における保護管のノズル部分の他の例の展開図である。図8は、本実施形態に係る減温器における他の例の作用を示す説明図である。
なお、図7および図8に示す形態は、図2および図3に示す形態に対して噴射孔7の配置が異なり、他の構成は同様であるため、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
噴射孔7は、保護管5において窓部6の周囲で貫通して複数形成されている。具体的に、図7に示すように、噴射孔7は、保護管5の周方向において窓部6が設けられた位置に対して90度の位置を含む範囲に設けられている。
本実施形態において、スプレーノズル3の単孔3Aは、図7に示すように、過熱蒸気管100の流路100Aにおける過熱蒸気の流通方向Vの下流側から見て、過熱蒸気管100の流路100Aの中央に配置されている。また、窓部6は、単孔3Aを中心とした位置に形成されている。そして、噴射孔7は、保護管5の周方向において窓部6が設けられた位置に対して90度の位置を含む範囲に設けられていることで、過熱蒸気管100の流路100Aにおける過熱蒸気の流通方向Vに対して90度傾いて向く範囲に設けられている。しかも、噴射孔7は、保護管5の延在方向において、過熱蒸気管100の流路100Aの径方向に至る範囲となる保護管5全体に及んで設けられている。
このように、本実施形態の減温器1は、過熱蒸気の流路100A内に流路100Aに交差して延在配置され内部に冷却用のスプレー水が供給されるスプレー水管2と、スプレー水管2に流路100Aの下流側に向けて設けられてスプレー水管2に供給されたスプレー水を噴霧可能に設けられた単孔3Aのスプレーノズル3と、スプレー水管2の長手方向に沿って延在すると共にスプレー水管2の外周に間隔を保って配置され内部に過熱蒸気よりも低温であってスプレー水よりも高温のウォーミング蒸気が導入される保護管5と、保護管5にスプレーノズル3の位置に対応して開口して設けられた窓部6と、保護管5に窓部6の周囲に貫通して形成された複数の噴射孔7と、を備え、噴射孔7は、保護管5の周方向において窓部6が設けられた位置に対して90度の位置を含む範囲に設けられている。本実施形態では、図7に示すように、噴射孔7は、保護管5の周方向において窓部6が設けられた位置に対して80度〜90度の範囲に設けられている。また、図には明示しないが、噴射孔7は、保護管5の周方向において窓部6が設けられた位置に対して80度〜120度の範囲に設けられていればよい。
この減温器1によれば、図8に示すように、スプレー水Sがスプレーノズル3の単孔3Aから噴霧されることで過熱蒸気が減温される。また、ウォーミング蒸気が窓部6から吐出されることで、スプレーノズル3の近傍において、スプレー水Sと過熱蒸気との温度差が低減される。即ち、ウォーミング蒸気がスプレー水Sと過熱蒸気との温度差の緩衝材として緩衝部を形成する。
しかも、スプレーノズル3は、単孔3Aであることから、スプレー水Sが単孔3Aのみから噴霧されるため、図8に示すように、当該単孔3Aからの噴流の周囲にエゼクター効果が生じ、周囲の過熱蒸気を引き込む作用が生じる。この結果、保護管5の外面を通過した後の過熱蒸気がスプレー水S側に引き寄せられることで、スプレーノズル3から噴出された直後のスプレー水Sの周囲でスプレーノズル3側に巻き返る過熱蒸気の巻き返し領域が縮小され、スプレーノズル3側への過熱蒸気の巻き返し量を低減することができる。そして、この過熱蒸気の巻き返しに対向するように噴射孔7からウォーミング蒸気Wが吐出されるため、スプレー水Sの作用で低減された過熱蒸気の巻き返しを噴射孔7から吐出されたウォーミング蒸気Wによって抑制することができる。この結果、スプレー水管2から噴霧されたスプレー水Sが過熱蒸気の巻き返しにより保護管5の表面へ付着する事態をより確実に防止することができる。従って、スプレー水Sの保護管5の表面への付着で温度差による熱応力がより低減され、保護管5の割れなどの損傷を確実に防ぐことができる。
しかも、噴射孔7が、保護管5の周方向において窓部6が設けられた位置に対して90度の位置を含む範囲に設けられていることで、図8に示すように、保護管5の外面を通過し、保護管5の外面から剥離する箇所の過熱蒸気に対し、ウォーミング蒸気Wによって過熱蒸気を保護管5から遠ざけるように運動量を加えることになる。このため、過熱蒸気の主流と剥離領域の境界における過熱蒸気のせん断流の速度差が小さくなり、剥離した後の巻き返しの流渦の強さが低減される。この結果、スプレーノズル3側に巻き返る過熱蒸気の逆流の速度が遅くなり、スプレー水Sが過熱蒸気の巻き返しにより保護管5の表面へ付着する事態をより確実に防止することができる。
また、噴射孔7が、保護管5の延在方向において流路100Aの径方向に亘る範囲に設けられていることで、噴射孔7から吐出されたウォーミング蒸気Wが流路100Aの径方向に亘る範囲に及ぶため、スプレー水管2から噴霧されたスプレー水Sが過熱蒸気の巻き返しにより保護管5の表面へ付着する事態をより確実に防止することができる。
図9は、本実施形態に係る減温器が適用されるボイラの概略構成図である。図10は、本実施形態に係る減温器が適用されるボイラの概略構成図である。
ここで、上述した減温器1が適用されるボイラについて説明する。図9に示すボイラは、ボイラ10で燃料を燃焼させて蒸気を発生させ、当該蒸気で蒸気タービン11を回して発電するコンベンショナル発電プラントにおけるコンベンショナルボイラである。
即ち、ボイラ10の火炉21内において壁管21Aを流通する水が、ボイラ10の燃焼装置22により加熱される。燃焼装置22により加熱された水は、汽水分離器23を通って過熱器24に流入するまでの間に蒸気となる。この蒸気は、過熱器24および主蒸気配管(本実施形態の過熱蒸気管100に相当する)26を順に通って、蒸気タービン11に供給される。蒸気タービン11に供給された蒸気は、高圧タービン31、低温再熱蒸気配管27、再熱器25、高温再熱蒸気配管(本実施形態の過熱蒸気管100に相当する)28、中圧タービン32、低圧タービン33を順に通って、復水器12に流入する。このとき、蒸気タービン11は、流通した蒸気により回転することで、蒸気タービンロータ34を介して発電機13を回転駆動させ、発電機13において電力を発生させる。復水器12に流入した蒸気は、冷却ライン36によって凝集されることで水に戻される。復水器12で凝集された水は、火炉21内の壁管21Aへ供給される。
また、図10に示すボイラは、ガスタービン41と蒸気タービン42を動力として発電を行うコンバインドサイクル発電プラントにおいて、ガスタービン41からの排ガス(高温排気)を取り入れて蒸気タービン42に供給する蒸気を発生する排熱回収ボイラ40である。
即ち、ガスタービン41は、圧縮機51で圧縮された圧縮空気と燃料との混合気を燃焼器52で燃焼して発生した燃焼ガスによりタービン53が回転駆動されることで、ガスタービンロータ54を介して発電機43を回転駆動させ、発電機43において電力を発生させる。そして、タービン53を回転駆動させた燃焼ガスは、排ガスとして排熱回収ボイラ40に送られる。この排熱回収ボイラ40は、過熱器61に供給される水が排ガスと熱交換して蒸気となる。この蒸気は、過熱器61および主蒸気配管(本実施形態の過熱蒸気管100に相当する)62を順に通って、蒸気タービン42に供給される。蒸気タービン42は、流通した蒸気により回転することで、蒸気タービンロータ63を介して発電機44を回転駆動させ、発電機44において電力を発生させる。
本実施形態の減温器1は、ボイラ10,40において、蒸気タービン11,42に流入する蒸気の過熱度が高い場合、この蒸気の過熱度をスプレー水により調整するために適用される。
1 減温器
2 スプレー水管
3 スプレーノズル
3A 単孔
5 保護管
6 窓部
7 噴射孔
100 過熱蒸気管
100A 流路

Claims (4)

  1. 過熱蒸気の流路内に前記流路に交差して延在配置され内部に冷却用のスプレー水が供給されるスプレー水管と、
    前記スプレー水管に前記流路の下流側に向けて設けられて前記スプレー水管に供給された前記スプレー水を噴霧可能に設けられた単孔のスプレーノズルと、
    前記スプレー水管の長手方向に沿って延在すると共に前記スプレー水管の外周に間隔を保って配置され内部に前記過熱蒸気よりも低温であってスプレー水よりも高温の蒸気が導入される保護管と、
    前記保護管に前記スプレーノズルの位置に対応して開口して設けられた窓部と、
    前記保護管に前記窓部の周囲に貫通して形成された複数の噴射孔と、
    を備えることを特徴とする減温器。
  2. 前記噴射孔は、前記保護管の周方向において前記窓部が設けられた範囲内であって、前記保護管の延在方向における前記窓部の両側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の減温器。
  3. 前記噴射孔は、前記保護管の周方向において前記窓部が設けられた位置に対して90度の位置を含む範囲に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の減温器。
  4. 前記噴射孔は、前記保護管の延在方向において前記流路の径方向に亘る範囲に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の減温器。
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