JPH06123271A - 内燃機関用点火制御装置 - Google Patents

内燃機関用点火制御装置

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Publication number
JPH06123271A
JPH06123271A JP14672392A JP14672392A JPH06123271A JP H06123271 A JPH06123271 A JP H06123271A JP 14672392 A JP14672392 A JP 14672392A JP 14672392 A JP14672392 A JP 14672392A JP H06123271 A JPH06123271 A JP H06123271A
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JP
Japan
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ignition
transformer
combustion engine
internal combustion
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP14672392A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Takeuchi
学 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAIYAMONDO DENKI KK
Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
DAIYAMONDO DENKI KK
Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関用点火装置において、点火装置の2
次電圧の立上り時間の早い点火トランスを使用しても、
点火プラグギャップ20の放電時間を長くすることにより
内燃機関の点火に必要かつ十分なエネルギーが供給で
き、これによりくすぶり対策と内燃機関の出力向上を目
的とする。 【構成】 点火トランス18の1次側に直流電源2と点火
信号入力端子10を備え、この2次側の少なくとも一方に
点火プラグギャップ20を備え、この2次側の一方をコン
デンサ32を介してアースに接続し、さらに前記点火トラ
ンス18の2次側には昇圧トランス38の2次側が配置さ
れ、前記昇圧トランス38の1次側に前記昇圧トランスの
2次電圧を検出する発振回路44と、前記昇圧トランス38
の2次電圧の出力結果により開閉するスイッチング素子
40を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高電圧火花点火を行
なう内燃機関用点火装置の点火制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関用点火装置(以下単に
「点火装置」と呼ぶ)には、1次側にコンデンサを設
け、これに電荷を蓄えることによって点火を行なうもの
と、1次側にトランジスタを設け、この動作により点火
を行なうものがある。その1例を図3、4に示し、以下
にその構成と作用を述べる。
【0003】図3において2は直流電源であり、これが
直流−直流変換機(以下「コンバータ」と呼ぶ)4に入
力され、この出力がダイオード6のアノードに、またカ
ソードはサイリスタ8のアノードに接続され、このサイ
リスタ8のカソードはアースへ、ゲートは点火信号入力
端子10へ接続さている。またダイオード6のカソードは
コンデンサ12の+側にも接続されており、前記コンデン
サ12の−側は、並列に接続されるダイオード14と点火ト
ランス18の1次側を介してアースに接続されている。な
おダイオード14のアノードはコンデンサ12側に、カソー
ドはアース側へ接続されている。
【0004】前記点火トランス18の2次側の両方は点火
プラグギャップ(以下単に「ギャップ」と呼ぶ)20-20
を介してアースに接続されている。
【0005】なお前記サイリスタ8のアノード−カソー
ド間は、点火信号入力端子10に点火信号が入力されてい
る間は閉じ、前記信号が入力されていない間は開いてい
る。
【0006】上記点火装置の作用は、直流電源2から出
力される12Vの電圧をコンバータ4により数百ボルト(通
常400V程度)まで昇圧され、この電圧がコンデンサ12へ
出力されるとこれに電荷が蓄えられ、点火信号入力端子
10に点火信号が入力されるとコンデンサ12の作用により
点火トランス18の1次側に電流が流れる(以下点火トラ
ンス18の1次側に流れる電流を「1次電流」と呼ぶ)。
【0007】周知の如く、1次電流が流れることによ
り、点火トランス18の2次側には高電圧が発生し、これ
がギャップ20-20の絶縁破壊電圧を超えると、このギャ
ップ20-20において、放電が始まる。この放電によって
内燃機関の点火(以下「飛火」と呼ぶ)に必要かつ十分
なエネルギーが供給されれば、所望の点火が完了する。
【0008】図4において、2は直流電源でこれが点火
トランス18の1次側の一方に接続され、他方はトランジ
スタ16のコレクタへ、このトランジスタ16のエミッタは
アースへ、ベースは点火信号入力端子10へそれぞれ接続
され、前記点火トランス18の2次側の両方は、ギャップ
20-20を介してアースへ接続されている。
【0009】なお前記トランジスタ16のコレクタとエミ
ッタ間は、点火信号入力端子10に点火信号が入力されて
いる間は導通し、前記信号が入力されていない間は開放
している。
【0010】上記点火コイルの作用は、前記点火信号入
力端子10に点火信号が入力されている場合、すなわちト
ランジスタ16のエミッタとコレクタが導通している間
は、ギャップ20-20に放電するのに十分な1次電流は流
れないが、点火信号入力端子10に渡来した点火信号が途
切れた瞬間、すなわちトランジスタ16のコレクタとエミ
ッタ間が開放状態の時は、点火トランス18の1次コイル
の自己誘導作用により、数百ボルトの電圧がこの点火ト
ランス18の1次側に発生し、この電圧が点火トランス18
の巻数比に応じて昇圧され、点火トランス18の2次側に
高電圧を発生させ、これがギャップ20-20に供給され放
電が始まる。そしてこの放電によって飛火に必要かつ充
分なエネルギーが供給されれば、所望の点火が完了す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の点火装置
を、例えば過給器付き2サイクルエンジンのような高温
燃焼型の内燃機関に使用する場合は、冷え型の点火プラ
グを使用するが、エンジン始動時等内燃機関の内部が高
温でない場合には、ギャップ20-20にカーボン等が堆積
し、飛火が正常に行なわれない、いわゆる点火プラグの
くすぶりが問題となる。また燃焼室に直接燃料を噴射す
る方式の内燃機関においては、始動時以外でもギャップ
20-20にカーボン等が堆積し、点火プラグのくすぶりが
問題となる。
【0012】上記課題を解決するために、後述する方法
で2次電圧の立上り時間を早くする点火トランス18を備
える点火装置を使用するが、単に2次電圧の立上り時間
を早くしただけでは、ギャップ20-20間に放電があって
も放電時間が短く、これにより飛火に必要かつ充分なエ
ネルギーが供給できない場合もあり、所望の点火が行な
われない場合がある。
【0013】なお上述の2次電圧の立上り時間短縮方法
の1例を図2に示す。図2において50は「従来の技術」
で述べた点火トランス18の1次側コイルで、この軸方向
に沿って複数の、同一巻数の、1次コイルユニット51を
並置して、それらを並列接続している。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では点火トランスの2次側に設けられる
2つのギャップの内1つのギャップの代わりに、コンデ
ンサと発振回路を備える、点火トランスの1次側の直流
電源に接続される、2次電圧を制御する回路(以下「デ
ュレーションコントロール回路」と呼ぶ)を接続する。
【0015】
【作用】内燃機関の回転数が低回転であったり、また空
燃比が薄い等により燃焼状態が不安定な場合でも、デュ
レーションコントロール回路30によりギャップの放電時
間を長くすることができ、これにより燃焼状態を安定化
できる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を図1に示す。図1において
2は直流電源であり、これがコンバータ4に入力され、こ
の出力がダイオード6のアノードに、またカソードはサ
イリスタ8のアノードに接続され、このサイリスタ8のカ
ソードはアースへ、ゲートは点火信号入力端子10へ接続
さている。またダイオード6のカソードはコンデンサ12
の+側にも接続されており、前記コンデンサ12の−側
は、並列に接続されるダイオード14と点火トランス18の
1次側を介してアースに接続されている。なおダイオー
ド14のアノードはコンデンサ12側に、カソードはアース
側へ接続されている。
【0017】なお「発明が解決しようとする課題」でも
述べたが、図1において点火トランス18は2次電圧の立
上りを早くするため、1例として図2に示す構成になっ
ている。図2において50は点火トランス18の1次側コイ
ルで、この軸方向に沿って複数の、同一巻数の、1次コ
イルユニット51を並置して、それらを並列接続してい
る。
【0018】また前記点火トランス18の2次側の一方に
は後述のデュレーションコントロール回路30が接続さ
れ、他方はギャップ20を介してアースに接続されてい
る。
【0019】次に前記デュレーションコントロール回路
30について構成を述べる。点火トランス18の2次側の一
方はコンデンサ32を介してアースへ、またコンデンサ32
はダイオード34のアノードに接続され、このカソードは
アースに接続され、前記ダイオード34のアノードはダイ
オード36のアノードへ、このカソードは昇圧トランス38
の2次側を介してアースへ接続されている。
【0020】前記昇圧トランス38の1次側は一方を直流
電源2に接続し、他方は電解効果トランジスタ(以下「F
ET」と呼ぶ)40のドレインへ、前記FETのソースはアー
スへ、ゲートはツェナダイオード42のカソードと発振回
路44の出力へ接続され、前記ツェナダイオード42のアノ
ードと発振回路44はアースへ接続され、発振回路44の入
力側は前記点火トランス18の2次側の一方とコンデンサ
32との接続点に接続されている。なお本実施例において
はスイッチング素子にFETを使用しているが、これは他
のスイッチの動作をする素子を使用してもよい。
【0021】次に上記構成の点火装置の動作を述べる
が、「従来の技術」において説明したものと同一または
相当分については説明を省略する。
【0022】通常直流電源2は12V程度であるが、これを
コンバータ4により数百ボルトに昇圧し、これがコンデ
ンサ12へ与えられ、ここで電荷が蓄えられる。この時点
火信号入力端子10に点火信号が入力されるとコンデンサ
12の作用により点火トランス18に1次電流が流れ、これ
により点火トランス18の2次側に設けてあるギャップ20
において放電が始まる。
【0023】またギャップ20に放電が始まるまでに、デ
ュレーションコントロール回路30内のA点の電圧を発振
回路44に送り、これにより発振回路44がFET42に動作信
号を送ることによりこのソース−ドレイン間が導通、遮
断を繰返し、昇圧トランス38の2次側(A点)の電圧を
高くする。
【0024】以上のようにデュレーションコントロール
回路30のA点の電圧を高く保つことにより、点火トラン
ス18の2次側は常に高い電圧が保持でき、これによりギ
ャップ20に起こる放電の時間を長く保つことが可能にな
る。
【0025】なお上記実施例では、点火トランス18の1
次側はサイリスタ8、コンデンサ12等により構成され
る、いわゆるCDI点火方式の構成を示しているが、この
1次側は、例えば「従来の技術」で述べた、図4に示す
トランジスタ等で構成されるものでも同じ作用を得るこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】前述の点火装置の構成により、2次側の
電圧立上り時間の早い点火トランスを使用しても、ギャ
ップ20の放電時間を制御することにより内燃機関の点火
に必要かつ十分なエネルギーが供給でき、これによりく
すぶり対策と内燃機関の出力向上が可能となる。
【0027】また点火トラス18の2次電圧の立上りが早
いコイルが使用できることにより、内燃機関の高回転時
にも電圧低下のない点火ができ、かつ点火トランス18だ
けでは不足する2次エネルギーをデュレーションコント
ロール回路30から供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す内燃機関用点火コイル
の回路図である。
【図2】 本発明の実施例に使用する点火トランスの1
次側コイルの構造図である。
【図3】 1次側をサイリスタとコンデンサ等で構成す
る内燃機関用点火コイルのの1例を示す回路図である。
【図4】 1次側をトランジスタ等で構成する内燃機関
用点火コイルの1例を示す回路図である。
【符号の説明】
2 直流電源 4 直流−直流変換機 6、14、34、36 ダイオード 8 サイリスタ 10 点火信号入力端子 12 コンデンサ 16 トランジスタ 18 点火トランス 20 点火プラグギャップ 30 デュレーションコントロール回路 32 コンデンサ 38 昇圧トランス 40 電解効果トランジスタ 42 ツェナダイオード 44 発振回路 50 点火トランスの1次側コイル 51 1次コイルユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点火トランスの1次側に直流電源と点火
    信号入力端子を備え、前記点火トランスの2次側の少な
    くとも一方に点火プラグギャップを備える内燃機関用点
    火装置において、前記内燃機関用点火装置の点火トラン
    スの2次側の一方をコンデンサを介してアースに接続
    し、さらに前記点火トランスの2次側には昇圧トランス
    の2次側が配置され、前記昇圧トランスの1次側に前記
    昇圧トランスの2次電圧を検出する発振回路と、前記昇
    圧トランスの2次電圧の出力結果により開閉するスイッ
    チング素子を備える内燃機関用点火制御装置。
JP14672392A 1992-05-11 1992-05-11 内燃機関用点火制御装置 Pending JPH06123271A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5529028A (en) * 1978-08-19 1980-03-01 Nippon Soken Inc Igniting of engine
JPS6129066B2 (ja) * 1977-09-08 1986-07-04 Siemens Ag

Patent Citations (2)

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