JPH06123193A - シャッター降下時の障害物感知装置 - Google Patents
シャッター降下時の障害物感知装置Info
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- JPH06123193A JPH06123193A JP4273904A JP27390492A JPH06123193A JP H06123193 A JPH06123193 A JP H06123193A JP 4273904 A JP4273904 A JP 4273904A JP 27390492 A JP27390492 A JP 27390492A JP H06123193 A JPH06123193 A JP H06123193A
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- JP
- Japan
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- shutter
- switch
- obstacle
- transmitter
- slat
- Prior art date
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E06—DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
- E06B—FIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
- E06B9/00—Screening or protective devices for wall or similar openings, with or without operating or securing mechanisms; Closures of similar construction
- E06B9/56—Operating, guiding or securing devices or arrangements for roll-type closures; Spring drums; Tape drums; Counterweighting arrangements therefor
- E06B9/68—Operating devices or mechanisms, e.g. with electric drive
- E06B2009/6809—Control
- E06B2009/6818—Control using sensors
- E06B2009/6836—Control using sensors sensing obstacle
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E06—DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
- E06B—FIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
- E06B9/00—Screening or protective devices for wall or similar openings, with or without operating or securing mechanisms; Closures of similar construction
- E06B9/56—Operating, guiding or securing devices or arrangements for roll-type closures; Spring drums; Tape drums; Counterweighting arrangements therefor
- E06B9/80—Safety measures against dropping or unauthorised opening; Braking or immobilising devices; Devices for limiting unrolling
- E06B9/82—Safety measures against dropping or unauthorised opening; Braking or immobilising devices; Devices for limiting unrolling automatic
- E06B9/88—Safety measures against dropping or unauthorised opening; Braking or immobilising devices; Devices for limiting unrolling automatic for limiting unrolling
- E06B2009/885—Braking mechanism activated by the bottom bar
Landscapes
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】無線送受信の有利さを生かし、且つボトムスラ
ット及び帯状スイッチの構造を格別に変更することな
く、シャッター降下時の安全性を確保し、同時にシャッ
ターの降下完了が判別できる障害物感知装置を提供す
る。 【構成】無線手段(5,9) を利用してシャッター(2) を制
御駆動するシャッター(2) の降下時における障害物感知
装置であって、前記無線手段(5,9) の一例としては、発
信用アンテナ(91)付きの発信器(9) をエンドスラット(2
2)の一端部に付設すると共に、シャッター駆動モータ
(3) の近傍に設置される受信器(5) の受信用アンテナ(5
1)をリード線状アンテナとして、前記発信器(9) に対向
するシャッターガイド用縦枠(6) のほぼ全長にわたって
延設しており、またエンドスラット(22)の両端部に、前
記弾性帯状スイッチ(8) の下段空洞(82)の弾性変形範囲
内の高さを有する剛性材料からなるエンドキャップ(92)
が固設している。
ット及び帯状スイッチの構造を格別に変更することな
く、シャッター降下時の安全性を確保し、同時にシャッ
ターの降下完了が判別できる障害物感知装置を提供す
る。 【構成】無線手段(5,9) を利用してシャッター(2) を制
御駆動するシャッター(2) の降下時における障害物感知
装置であって、前記無線手段(5,9) の一例としては、発
信用アンテナ(91)付きの発信器(9) をエンドスラット(2
2)の一端部に付設すると共に、シャッター駆動モータ
(3) の近傍に設置される受信器(5) の受信用アンテナ(5
1)をリード線状アンテナとして、前記発信器(9) に対向
するシャッターガイド用縦枠(6) のほぼ全長にわたって
延設しており、またエンドスラット(22)の両端部に、前
記弾性帯状スイッチ(8) の下段空洞(82)の弾性変形範囲
内の高さを有する剛性材料からなるエンドキャップ(92)
が固設している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の出入口や窓など
に設置される電動シャッターのシャッター降下時におけ
る安全性を確保する一方で、円滑なシャッター動作と耐
久性とが保障されると共に、その降下完了をも確実に判
断し得る障害物感知装置に関する。
に設置される電動シャッターのシャッター降下時におけ
る安全性を確保する一方で、円滑なシャッター動作と耐
久性とが保障されると共に、その降下完了をも確実に判
断し得る障害物感知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来も、電動シャッターの降下時におい
てエンドスラットが所定の大きさ以上の異物に接触した
場合、これを自動的に感知して降下を停止させ、安全性
を確保し、或いはシャッターの破損を防止することが行
われている。
てエンドスラットが所定の大きさ以上の異物に接触した
場合、これを自動的に感知して降下を停止させ、安全性
を確保し、或いはシャッターの破損を防止することが行
われている。
【0003】この障害物感知手段としては、例えばシャ
ッターの最下端にあるエンドスラット(以下、単にボト
ムスラットという。)の下端に、その長手方向の全長に
わたって内部が空洞で、断面が略楕円形状をした帯状の
弾性スイッチを固設し、該スイッチに異物が接触すると
その部分で前記楕円形状が押圧変形され直ちにスイッチ
が入り、シャッターの降下を自動的に停止させる技術が
公知である。しかし、前記帯状スイッチの場合、その感
知対象がシャッターの破損につながらないような小石な
どの異物であっても、これを感知してシャッターの駆動
用モーターを停止させ、或いは反転させ、シャッターを
感知位置で停止させるか或いはそこから所定距離を上昇
させて、全開状態か又は半開状態としてしまうもので、
この異物を取り除かない限り、シャッターの下端に僅か
な隙間を残し或いは半開や全開の状態で、降下を完了し
たものとしてしまうことになる。その結果、外気や風雨
が前記隙間や開口から侵入してシャッター本来の気密性
及び水密性を損なわせることになる。
ッターの最下端にあるエンドスラット(以下、単にボト
ムスラットという。)の下端に、その長手方向の全長に
わたって内部が空洞で、断面が略楕円形状をした帯状の
弾性スイッチを固設し、該スイッチに異物が接触すると
その部分で前記楕円形状が押圧変形され直ちにスイッチ
が入り、シャッターの降下を自動的に停止させる技術が
公知である。しかし、前記帯状スイッチの場合、その感
知対象がシャッターの破損につながらないような小石な
どの異物であっても、これを感知してシャッターの駆動
用モーターを停止させ、或いは反転させ、シャッターを
感知位置で停止させるか或いはそこから所定距離を上昇
させて、全開状態か又は半開状態としてしまうもので、
この異物を取り除かない限り、シャッターの下端に僅か
な隙間を残し或いは半開や全開の状態で、降下を完了し
たものとしてしまうことになる。その結果、外気や風雨
が前記隙間や開口から侵入してシャッター本来の気密性
及び水密性を損なわせることになる。
【0004】特開昭63−189586号公報には、上
述の安全性を確保すると共に、前述の不都合を回避する
ための提案がなされている。即ち、同公報によるとボト
ムスラットの下端に、上記帯状のスイッチが所定の寸法
分だけ上下に自由動し得る空間部を形成し、前記寸法の
範囲内にある異物であれば帯状のスイッチはボトムスラ
ット内の前記空間を押し上げられるのみでスイッチが入
らず、そのままシャッターの降下が継続し全閉にまで至
る。また、前記寸法を越える大きさ、即ちシャッターの
破損につながる大きさ、或いはボトムスラットの下部に
隙間ができる大きさの異物であるときは、帯状のスイッ
チがボトムスラットに形成された前記空間部内を所定寸
法押し上げられ、次いで同スイッチが弾性変形して初め
てスイッチが入り、シャッター駆動用モーターを停止さ
せ或いは反転させるようにするものである。
述の安全性を確保すると共に、前述の不都合を回避する
ための提案がなされている。即ち、同公報によるとボト
ムスラットの下端に、上記帯状のスイッチが所定の寸法
分だけ上下に自由動し得る空間部を形成し、前記寸法の
範囲内にある異物であれば帯状のスイッチはボトムスラ
ット内の前記空間を押し上げられるのみでスイッチが入
らず、そのままシャッターの降下が継続し全閉にまで至
る。また、前記寸法を越える大きさ、即ちシャッターの
破損につながる大きさ、或いはボトムスラットの下部に
隙間ができる大きさの異物であるときは、帯状のスイッ
チがボトムスラットに形成された前記空間部内を所定寸
法押し上げられ、次いで同スイッチが弾性変形して初め
てスイッチが入り、シャッター駆動用モーターを停止さ
せ或いは反転させるようにするものである。
【0005】一方、前記帯状スイッチのON,OFF信
号の伝達手段にも様々な方式が採用されている。最も一
般的な手段としてはリード線が用いられており、その他
の手段として光電的な手段も多く採用されている。ま
た、最近では配線上の問題や折曲げの繰返しによるリー
ド線の短命化の問題等を回避し、或いは塵芥等による光
電機能の低下等の問題を解消するため、上記信号伝達手
段として送信器及び受信器をシャッター設備の内部或い
は外部に取付け、無線により制御部を介してシャッター
の巻取モータの駆動制御を行うようにする提案がなされ
ている(例えば、実開昭61−22895号公報、実開
平4−15915号公報を参照)。
号の伝達手段にも様々な方式が採用されている。最も一
般的な手段としてはリード線が用いられており、その他
の手段として光電的な手段も多く採用されている。ま
た、最近では配線上の問題や折曲げの繰返しによるリー
ド線の短命化の問題等を回避し、或いは塵芥等による光
電機能の低下等の問題を解消するため、上記信号伝達手
段として送信器及び受信器をシャッター設備の内部或い
は外部に取付け、無線により制御部を介してシャッター
の巻取モータの駆動制御を行うようにする提案がなされ
ている(例えば、実開昭61−22895号公報、実開
平4−15915号公報を参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開昭
63−189586号公報に開示された障害物感知スイ
ッチの場合、ボトムスラットの下端に帯状スイッチの自
由動を許容するための空間部を別途形成しなければなら
ず、同時に帯状スイッチの形状も断面が略楕円形の単純
な形状では足りず、上部にボトムスラットの前記空間部
に挿入する突出部を全長にわたり突設させる必要があ
る。しかも、ボトムスラットの前記空間部及び帯状スイ
ッチの前記突出部の加工にはその性質上から高精度な加
工が要求される。しかも、前記空間部及び突出部の寸法
は、一旦設定されてしまうと容易にはその寸法を変更す
ることができない。
63−189586号公報に開示された障害物感知スイ
ッチの場合、ボトムスラットの下端に帯状スイッチの自
由動を許容するための空間部を別途形成しなければなら
ず、同時に帯状スイッチの形状も断面が略楕円形の単純
な形状では足りず、上部にボトムスラットの前記空間部
に挿入する突出部を全長にわたり突設させる必要があ
る。しかも、ボトムスラットの前記空間部及び帯状スイ
ッチの前記突出部の加工にはその性質上から高精度な加
工が要求される。しかも、前記空間部及び突出部の寸法
は、一旦設定されてしまうと容易にはその寸法を変更す
ることができない。
【0007】一方、上記無線による障害物感知スイッチ
の信号伝達方式によれば、送受信器のそれぞれにアンテ
ナを装備させる必要がある。この場合、シャッターの開
閉動作に支障を来すことなく、且つ無線の有効性を活用
しようとすると、長尺のアンテナを使用することはでき
ず、送受信器の双方共に極めて小型化されたアンテナを
装着せざるを得ない。しかも、リード線の使用を回避す
る必要があるため、送信器の電源も商用電源を使用する
ことができないことが前提となり、また大出力の送信器
を使用した場合の他の電波に対する弊害を考慮すると、
送信器には微弱な電波を発信させることが望ましく、従
って小出力の小型バッテリーを付設せざるを得ない。そ
のため、送受信器間の距離、特に両者間のアンテナ位置
を出来るかぎり近づけて設置することが好ましいにも関
わらず、シャッターの開閉動作に適合させようとする
と、どうしても送信器はボトムスラットに、また受信器
は駆動モータや制御部が装着されているシャッターボッ
クス内に装備するのが一般的である。
の信号伝達方式によれば、送受信器のそれぞれにアンテ
ナを装備させる必要がある。この場合、シャッターの開
閉動作に支障を来すことなく、且つ無線の有効性を活用
しようとすると、長尺のアンテナを使用することはでき
ず、送受信器の双方共に極めて小型化されたアンテナを
装着せざるを得ない。しかも、リード線の使用を回避す
る必要があるため、送信器の電源も商用電源を使用する
ことができないことが前提となり、また大出力の送信器
を使用した場合の他の電波に対する弊害を考慮すると、
送信器には微弱な電波を発信させることが望ましく、従
って小出力の小型バッテリーを付設せざるを得ない。そ
のため、送受信器間の距離、特に両者間のアンテナ位置
を出来るかぎり近づけて設置することが好ましいにも関
わらず、シャッターの開閉動作に適合させようとする
と、どうしても送信器はボトムスラットに、また受信器
は駆動モータや制御部が装着されているシャッターボッ
クス内に装備するのが一般的である。
【0008】しかして、このことはボトムスラットの昇
降に伴って昇降する無線発信器と、シャッターボックス
内に固定された無線受信器との間の距離が、シャッター
の開閉時において変更し、この距離の変化に基づき同受
信器に受信される電波に強弱が生じることを意味し、し
かも前記送信器から送信されるのは、通常は送信器が受
信器から最も遠距離となるシャッターの閉鎖する時点で
あり、そのためには出来るかぎり大出力の無線送信器を
設置したいところである。
降に伴って昇降する無線発信器と、シャッターボックス
内に固定された無線受信器との間の距離が、シャッター
の開閉時において変更し、この距離の変化に基づき同受
信器に受信される電波に強弱が生じることを意味し、し
かも前記送信器から送信されるのは、通常は送信器が受
信器から最も遠距離となるシャッターの閉鎖する時点で
あり、そのためには出来るかぎり大出力の無線送信器を
設置したいところである。
【0009】しかしながら、いずれにしても上述した理
由から送信器を受信器の近くに設置することも、送信器
の出力を大きくすることも不可能である。
由から送信器を受信器の近くに設置することも、送信器
の出力を大きくすることも不可能である。
【0010】本発明は弾性帯状スイッチと無線の利点を
生かすと共に、その不具合を解消することを目的として
なされたものであり、ボトムスラット及び帯状スイッチ
の構造を格別に複雑化することなく、同時に小型で微弱
な電波を発信する送信器を使用して、帯状スイッチのO
N,OFF信号を確実に制御部に送り、シャッター降下
時の安全性を確保すると同時に、シャッターの降下完了
が的確に判断し得る障害物感知装置を提供するものであ
る。
生かすと共に、その不具合を解消することを目的として
なされたものであり、ボトムスラット及び帯状スイッチ
の構造を格別に複雑化することなく、同時に小型で微弱
な電波を発信する送信器を使用して、帯状スイッチのO
N,OFF信号を確実に制御部に送り、シャッター降下
時の安全性を確保すると同時に、シャッターの降下完了
が的確に判断し得る障害物感知装置を提供するものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は最下端のボトムスラットに障害物感知用の
弾性帯状スイッチを備えると共に、該弾性帯状スイッチ
の感知信号を無線手段を介して制御部に送り、シャッタ
ーを制御駆動するシャッターの降下時における障害物感
知装置であって、前記無線手段は前記ボトムスラットの
一端部に付設された発信用アンテナ付きの発信器と、シ
ャッター駆動モータの近傍に設置される受信器本体と、
前記発信器に対向するシャッターガイド用縦枠のほぼ全
長にわたって延設された受信用アンテナとを備えてなる
ことを特徴とするシャッター降下時の障害物感知装置を
第1の主要な構成とするものであり、また前記無線手段
として、前記ボトムスラットの一端部に付設された発信
器本体と、前記ボトムスラットを含むシャッター構成部
材である全スラット及びシャッター巻上ドラムを受信用
のアンテナとして兼用することを第2の主要な構成とし
ている。
め、本発明は最下端のボトムスラットに障害物感知用の
弾性帯状スイッチを備えると共に、該弾性帯状スイッチ
の感知信号を無線手段を介して制御部に送り、シャッタ
ーを制御駆動するシャッターの降下時における障害物感
知装置であって、前記無線手段は前記ボトムスラットの
一端部に付設された発信用アンテナ付きの発信器と、シ
ャッター駆動モータの近傍に設置される受信器本体と、
前記発信器に対向するシャッターガイド用縦枠のほぼ全
長にわたって延設された受信用アンテナとを備えてなる
ことを特徴とするシャッター降下時の障害物感知装置を
第1の主要な構成とするものであり、また前記無線手段
として、前記ボトムスラットの一端部に付設された発信
器本体と、前記ボトムスラットを含むシャッター構成部
材である全スラット及びシャッター巻上ドラムを受信用
のアンテナとして兼用することを第2の主要な構成とし
ている。
【0012】好ましくは、前記弾性帯状スイッチが長手
方向に貫通する上下2段の空洞を有し、上部空洞の上下
内壁面に全長にわたりスイッチ端子が対向して延設され
てなり、前記ボトムスラットの両端部には、前記弾性帯
状スイッチの下部空洞の弾性変形範囲内の高さを有する
剛性材料からなるエンドキャップが固設される。
方向に貫通する上下2段の空洞を有し、上部空洞の上下
内壁面に全長にわたりスイッチ端子が対向して延設され
てなり、前記ボトムスラットの両端部には、前記弾性帯
状スイッチの下部空洞の弾性変形範囲内の高さを有する
剛性材料からなるエンドキャップが固設される。
【0013】更に、前記ボトムスラットを含むシャッタ
ー構成部材である全スラット及びシャッター巻上ドラム
を受信用のアンテナとして兼用する場合は、前記ボトム
スラット、全スラット間、及びシャッター巻上ドラムを
互いに絶縁関係としている。
ー構成部材である全スラット及びシャッター巻上ドラム
を受信用のアンテナとして兼用する場合は、前記ボトム
スラット、全スラット間、及びシャッター巻上ドラムを
互いに絶縁関係としている。
【0014】
【作用】シャッターが降下を開始し、その途中に異物が
なければそのまま降下を続けてボトムスラットの両端に
設けた剛性材料からなるキャップ体が最下限位置に到達
する。このとき、前記キャップ体の下端から僅かに突出
する弾性帯状スイッチの下縁が先に下枠に当接し、肉厚
の薄い下段の空洞だけが弾性的に変形するが、前記キャ
ップ体によりそれ以上の変形は止まり、上段の空洞を変
形させることはない。そのため、弾性帯状スイッチは作
動せず、無線送信器からの信号も制御装置には送られず
に、シャッター駆動モータは所定の回転数で停止し、シ
ャッターを完全に閉鎖する。こうして、異常がない通常
の作動時には弾性帯状スイッチはON動作せず、無線送
信器も作動しない。シャッターが完全に閉まったかどう
かの判断は、例えばシャッターの完全閉塞時における前
記駆動モータの回転数を予め設定しておき、その回転数
をカウントすることによりなされるようにする。しか
し、この例に限定されるものではないことは勿論であ
る。
なければそのまま降下を続けてボトムスラットの両端に
設けた剛性材料からなるキャップ体が最下限位置に到達
する。このとき、前記キャップ体の下端から僅かに突出
する弾性帯状スイッチの下縁が先に下枠に当接し、肉厚
の薄い下段の空洞だけが弾性的に変形するが、前記キャ
ップ体によりそれ以上の変形は止まり、上段の空洞を変
形させることはない。そのため、弾性帯状スイッチは作
動せず、無線送信器からの信号も制御装置には送られず
に、シャッター駆動モータは所定の回転数で停止し、シ
ャッターを完全に閉鎖する。こうして、異常がない通常
の作動時には弾性帯状スイッチはON動作せず、無線送
信器も作動しない。シャッターが完全に閉まったかどう
かの判断は、例えばシャッターの完全閉塞時における前
記駆動モータの回転数を予め設定しておき、その回転数
をカウントすることによりなされるようにする。しか
し、この例に限定されるものではないことは勿論であ
る。
【0015】もしシャッターの降下時に所定の寸法以上
の異物が存在するときは、上下段の空洞が双方共に押圧
されて変形し、弾性帯状スイッチが作動し、無線送信器
から送信電波が無線受信器のアンテナ51に送られ、駆動
モーターを一旦停止させて、そのまま停止状態におく
か、或いはシャッターを開く方向に巻上用ドラムを逆転
させる。ここで、本発明によれば前記受信用アンテナは
縦枠の全長にわたり張設され、或いは全スラットと巻上
ドラムを受信用アンテナとしているため、ボトムスラッ
トの上下動作によって、受信用アンテナと無線送信器の
アンテナとの間の距離は極めて短い距離間で変化しな
い。従って、受信用アンテナに届く電波の強さはボトム
スラットの位置により殆ど影響されず、常時一定の強さ
の電波が受信されることになり、しかも極めて小さな出
力の無線送信器の採用が可能となる。
の異物が存在するときは、上下段の空洞が双方共に押圧
されて変形し、弾性帯状スイッチが作動し、無線送信器
から送信電波が無線受信器のアンテナ51に送られ、駆動
モーターを一旦停止させて、そのまま停止状態におく
か、或いはシャッターを開く方向に巻上用ドラムを逆転
させる。ここで、本発明によれば前記受信用アンテナは
縦枠の全長にわたり張設され、或いは全スラットと巻上
ドラムを受信用アンテナとしているため、ボトムスラッ
トの上下動作によって、受信用アンテナと無線送信器の
アンテナとの間の距離は極めて短い距離間で変化しな
い。従って、受信用アンテナに届く電波の強さはボトム
スラットの位置により殆ど影響されず、常時一定の強さ
の電波が受信されることになり、しかも極めて小さな出
力の無線送信器の採用が可能となる。
【0016】スラットと、巻上用ドラムと、更には巻上
用ドラム保持具の全てを受信用アンテナとして利用する
場合は、各スラット、巻上用ドラム、巻上用ドラム保持
具、左右縦枠及びシャッターボックスは互いに電気的に
絶縁状態にある。そのため、各スラットの表面には、例
えばアルマイト処理等の絶縁処理が施され、また最上段
のスラットと巻上用ドラムとの間に配される取付けバン
ドを絶縁材により構成する。
用ドラム保持具の全てを受信用アンテナとして利用する
場合は、各スラット、巻上用ドラム、巻上用ドラム保持
具、左右縦枠及びシャッターボックスは互いに電気的に
絶縁状態にある。そのため、各スラットの表面には、例
えばアルマイト処理等の絶縁処理が施され、また最上段
のスラットと巻上用ドラムとの間に配される取付けバン
ドを絶縁材により構成する。
【0017】かかるシャッター構成における送受信原理
を説明すると、送信器から発信される高周波電波はバー
アンテナから空間に放射され、水平面内のX,Y方向に
それぞれ電界成分Exと磁界成分Hyが生じ、空間を垂直Z
方向に伝播する。このとき、送信器が取り付けられたボ
トムスラットには、電界成分ExによりI1xなる高周波電
流が誘起される。更に、この高周波電流I1xによりボト
ムスラットから再び電波が空間に放射され、電界成分E
1x と磁界成分H1y が生じ、次いでボトムスラットの直
上のスラットにI2xなる高周波電流を誘起する。これが
繰り返されて、最上段のスラットにINxなる高周波電流
を誘起し、取付けバンド、巻上用ドラムを経て巻上用ド
ラム保持具に至り、同巻上用ドラム保持具に接続された
受信器のアンテナフィード線を流れて受信器の同調回路
に入り受信される。
を説明すると、送信器から発信される高周波電波はバー
アンテナから空間に放射され、水平面内のX,Y方向に
それぞれ電界成分Exと磁界成分Hyが生じ、空間を垂直Z
方向に伝播する。このとき、送信器が取り付けられたボ
トムスラットには、電界成分ExによりI1xなる高周波電
流が誘起される。更に、この高周波電流I1xによりボト
ムスラットから再び電波が空間に放射され、電界成分E
1x と磁界成分H1y が生じ、次いでボトムスラットの直
上のスラットにI2xなる高周波電流を誘起する。これが
繰り返されて、最上段のスラットにINxなる高周波電流
を誘起し、取付けバンド、巻上用ドラムを経て巻上用ド
ラム保持具に至り、同巻上用ドラム保持具に接続された
受信器のアンテナフィード線を流れて受信器の同調回路
に入り受信される。
【0018】即ち、無線送信器のバーアンテナを放射器
として、各スラットに順次高周波電流を誘起し、スラッ
トの長さ方向(X方向) 成分の電流がスラットとその間の
絶縁空間をリレーして伝わり、巻上用ドラムを受波器と
して高周波信号が誘起され、受信器に至り、微弱な電波
出力の送信器であっても、効率的に且つ確実に伝送され
る。以上の原理は、スラットが巻上用ドラムに巻かれて
いる状態にあっても変わるものでなく、結果として送受
信アンテナ間の距離は常時一定であり、しかも極めて近
接状態に設定できるため、上述したごとく微弱な電波出
力の送信器であっても、受信能力は送信器の位置、換言
するとボトムスラットの位置とは無関係に充分に発揮さ
れることになる。
として、各スラットに順次高周波電流を誘起し、スラッ
トの長さ方向(X方向) 成分の電流がスラットとその間の
絶縁空間をリレーして伝わり、巻上用ドラムを受波器と
して高周波信号が誘起され、受信器に至り、微弱な電波
出力の送信器であっても、効率的に且つ確実に伝送され
る。以上の原理は、スラットが巻上用ドラムに巻かれて
いる状態にあっても変わるものでなく、結果として送受
信アンテナ間の距離は常時一定であり、しかも極めて近
接状態に設定できるため、上述したごとく微弱な電波出
力の送信器であっても、受信能力は送信器の位置、換言
するとボトムスラットの位置とは無関係に充分に発揮さ
れることになる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に基づいて具体的
に説明する。図1乃至図7は本発明の第1実施例に関
し、図1は電動シャッターの全体構成の一部を切開して
示す正面図、図2は図1におけるA−A線矢視図、図3
はボトムスラットの端部を示す斜視図、図4は弾性帯状
スイッチのボトムスラットに対する装着状態を示す断面
図、図5及び図6は前記弾性帯状スイッチの動作説明
図、図7はシャッター閉鎖完了時のボトムスラット端部
の接地状態を示す正面図である。
に説明する。図1乃至図7は本発明の第1実施例に関
し、図1は電動シャッターの全体構成の一部を切開して
示す正面図、図2は図1におけるA−A線矢視図、図3
はボトムスラットの端部を示す斜視図、図4は弾性帯状
スイッチのボトムスラットに対する装着状態を示す断面
図、図5及び図6は前記弾性帯状スイッチの動作説明
図、図7はシャッター閉鎖完了時のボトムスラット端部
の接地状態を示す正面図である。
【0020】図1において、1はシャッターボックスで
あり、該シャッターボックス1の内部にはシャッター2
の図示せぬ巻上用ドラム、同ドラム駆動用モータ3、制
御装置4、無線受信器5等が収容されている。6,6は
略コ字状断面を有するシャッター2のガイドレールを兼
用する左右の縦枠であり、その下端には下枠7が取り付
けられている。
あり、該シャッターボックス1の内部にはシャッター2
の図示せぬ巻上用ドラム、同ドラム駆動用モータ3、制
御装置4、無線受信器5等が収容されている。6,6は
略コ字状断面を有するシャッター2のガイドレールを兼
用する左右の縦枠であり、その下端には下枠7が取り付
けられている。
【0021】シャッター2は鎧状に連結された多数の平
板状のスラット21,21,…から構成され、その最下端のボ
トムスラット22の下端には全長にわたって帯状の弾性帯
状スイッチ8が取り付けてある。この弾性帯状スイッチ
8はゴム等の弾性絶縁素材から形成され、図4に明示す
ごとく断面の全体形状が略スペード状をなしており、そ
の全長にわたって上下2段の空洞81,82 が形成されてい
る。そして、上段の空洞81の上下内面には導電性ゴム材
からなる導電材83,83 が所定の間隔をもって全長にわた
り対向固着されており、また下段の空洞82を形成する壁
面部分は他の壁面部分より薄く形成されている。かかる
構成からなる弾性帯状スイッチ8は上端から突出するT
字状の突出部84をボトムスラット22の下端に区画して形
成された挿入間隙23に嵌挿して固定される。
板状のスラット21,21,…から構成され、その最下端のボ
トムスラット22の下端には全長にわたって帯状の弾性帯
状スイッチ8が取り付けてある。この弾性帯状スイッチ
8はゴム等の弾性絶縁素材から形成され、図4に明示す
ごとく断面の全体形状が略スペード状をなしており、そ
の全長にわたって上下2段の空洞81,82 が形成されてい
る。そして、上段の空洞81の上下内面には導電性ゴム材
からなる導電材83,83 が所定の間隔をもって全長にわた
り対向固着されており、また下段の空洞82を形成する壁
面部分は他の壁面部分より薄く形成されている。かかる
構成からなる弾性帯状スイッチ8は上端から突出するT
字状の突出部84をボトムスラット22の下端に区画して形
成された挿入間隙23に嵌挿して固定される。
【0022】また、前記ボトムスラット22には、その中
空部24の一端部に図3に示すごとく無線送信器9が嵌挿
固定される。該無線送信器9は市販の小型送信器を使用
することができ、例えばボタン電池を内蔵した全体が合
成樹脂製ケース体93に納められ、その端部側面には剛性
材からなるキャップ体92に収納され、合成樹脂により被
嵌封止された送信用バーアンテナ91を固着している。同
端部からは無線送信器9の端子につながるプラグ93が延
出している。前記送信用バーアンテナ91は、例えばフェ
ライトコアに前記無線送信器9に接続されたコイルが巻
かれた構造を有している。そして、前記プラグ94は上記
弾性帯状スイッチ8に設けられたコンセント84に接続さ
れる。前記剛性材料からなるキャップ体92は、ボトムス
ラット22の上記無線送信器9が取り付けられた端部とは
反対側の端部にも固着されており、両キャップ体92,92
共に、その下端位置を上記弾性帯状スイッチ8の下段空
洞82が弾性変形できる範囲内に設定している。
空部24の一端部に図3に示すごとく無線送信器9が嵌挿
固定される。該無線送信器9は市販の小型送信器を使用
することができ、例えばボタン電池を内蔵した全体が合
成樹脂製ケース体93に納められ、その端部側面には剛性
材からなるキャップ体92に収納され、合成樹脂により被
嵌封止された送信用バーアンテナ91を固着している。同
端部からは無線送信器9の端子につながるプラグ93が延
出している。前記送信用バーアンテナ91は、例えばフェ
ライトコアに前記無線送信器9に接続されたコイルが巻
かれた構造を有している。そして、前記プラグ94は上記
弾性帯状スイッチ8に設けられたコンセント84に接続さ
れる。前記剛性材料からなるキャップ体92は、ボトムス
ラット22の上記無線送信器9が取り付けられた端部とは
反対側の端部にも固着されており、両キャップ体92,92
共に、その下端位置を上記弾性帯状スイッチ8の下段空
洞82が弾性変形できる範囲内に設定している。
【0023】一方の無線受信器5はシャッターボックス
1の内部に収容された上記制御装置4とつながってい
る。そして、同無線受信器5に装着される本実施例にお
ける受信用無線アンテナ51は、図1及び図2に示すごと
く長さ方向に断面T字状の係着片52を有する合成樹脂に
より被覆されたリード線タイプのアンテナ51であり、左
右の縦枠6,6のうち、一方の縦枠6の内部に全長にわ
たって形成されているアンテナ固定部61に添設固定され
る。本実施例にあっては、同アンテナ固定部61はT溝状
に形成され、受信用無線アンテナ51の上記係着片52が同
アンテナ固定部61に挿通されて固定される。前記縦枠6
のシャッター2の左右端部が挿入されて上下に案内する
ガイドレール部には、例えば図2に示すごとくモヘアの
ごとき絶縁材62が対向して添設されており、シャッター
2の左右端部と縦枠6との間は絶縁状態におかれてい
る。
1の内部に収容された上記制御装置4とつながってい
る。そして、同無線受信器5に装着される本実施例にお
ける受信用無線アンテナ51は、図1及び図2に示すごと
く長さ方向に断面T字状の係着片52を有する合成樹脂に
より被覆されたリード線タイプのアンテナ51であり、左
右の縦枠6,6のうち、一方の縦枠6の内部に全長にわ
たって形成されているアンテナ固定部61に添設固定され
る。本実施例にあっては、同アンテナ固定部61はT溝状
に形成され、受信用無線アンテナ51の上記係着片52が同
アンテナ固定部61に挿通されて固定される。前記縦枠6
のシャッター2の左右端部が挿入されて上下に案内する
ガイドレール部には、例えば図2に示すごとくモヘアの
ごとき絶縁材62が対向して添設されており、シャッター
2の左右端部と縦枠6との間は絶縁状態におかれてい
る。
【0024】制御装置4は、この種の自動シャッターが
通常備えている、例えば図示せぬ外部のスイッチ盤の操
作に基づくシャッター2の開閉駆動、シャッター2の降
下時における異物の存在による駆動停止等の制御回路以
外に、次のような制御回路を備えさせることもできる。
即ち、前記ボトムスラット22の左右両端部と前記両縦枠
6,6 間の所定の位置に、シャッター2の降下継続用スイ
ッチとして図示せぬリミットスイッチを設け、その設置
位置はシャッター2が降下して最下限位置に到達し、前
記帯状の弾性帯状スイッチ8が作動する直前か、或いは
その作動と同時に作動する位置に設定する。このリミッ
トスイッチを適宜手段を介して前記制御装置4の入力側
とつなぐようにする。そして、上述の制御回路とは別
に、前記リミットスイッチがON動作に入った以降は、シ
ャッター2の障害物感知用の弾性帯状スイッチ8のON動
作を無効にし、たとえその間に前記弾性帯状スイッチ8
がONとなり、異物を感知したとしてもシャッター2の降
下駆動をそのまま継続させ、シャッターが完全に閉まる
までの時間を計算して降下駆動を持続させるような制御
回路が組み込まれる。勿論、前記リミットスイッチの作
動前における弾性帯状スイッチ8の作動は従前と同様に
有効に働き、異物が存在することに基づくシャッター2
の降下駆動を停止すると同時に警報を発し、或いはシャ
ッターを上昇駆動に切替えるようにしている。
通常備えている、例えば図示せぬ外部のスイッチ盤の操
作に基づくシャッター2の開閉駆動、シャッター2の降
下時における異物の存在による駆動停止等の制御回路以
外に、次のような制御回路を備えさせることもできる。
即ち、前記ボトムスラット22の左右両端部と前記両縦枠
6,6 間の所定の位置に、シャッター2の降下継続用スイ
ッチとして図示せぬリミットスイッチを設け、その設置
位置はシャッター2が降下して最下限位置に到達し、前
記帯状の弾性帯状スイッチ8が作動する直前か、或いは
その作動と同時に作動する位置に設定する。このリミッ
トスイッチを適宜手段を介して前記制御装置4の入力側
とつなぐようにする。そして、上述の制御回路とは別
に、前記リミットスイッチがON動作に入った以降は、シ
ャッター2の障害物感知用の弾性帯状スイッチ8のON動
作を無効にし、たとえその間に前記弾性帯状スイッチ8
がONとなり、異物を感知したとしてもシャッター2の降
下駆動をそのまま継続させ、シャッターが完全に閉まる
までの時間を計算して降下駆動を持続させるような制御
回路が組み込まれる。勿論、前記リミットスイッチの作
動前における弾性帯状スイッチ8の作動は従前と同様に
有効に働き、異物が存在することに基づくシャッター2
の降下駆動を停止すると同時に警報を発し、或いはシャ
ッターを上昇駆動に切替えるようにしている。
【0025】以上の構成において、本発明の図1に示す
障害物感知装置の動作の一例を説明すると、シャッター
2が降下を開始したのち、その途中に異物がなければそ
のまま降下を続けてボトムスラット22の両端に設けた剛
性材料からなるキャップ体92が最下限位置に到達する。
このとき、前記キャップ体92の下端から僅かに突出する
弾性帯状スイッチ8の下縁が先に下枠7に当接し、弾性
帯状スイッチ8はシャッター2の降下に伴いボトムスラ
ット22と下枠7との間に挟まれた状態で押圧され、肉厚
の薄い下段の空洞82だけが図6に示すごとく弾性的に変
形することになるが、ここで前記キャップ体92の下端が
下枠7に達すると、それ以上の変形は止まり、上段の空
洞81を変形させることがない。そのため、導電材83,83
同士も接触することがなく、無線送信器9を介する弾性
帯状スイッチ8からの信号も制御装置4に送られず、シ
ャッター駆動モータ3は所定の回転数で停止してシャッ
ター2の降下も停止する。こうして、異常がない通常の
作動時にはシャッター2が完全に閉まったあとも弾性帯
状スイッチ8はON動作せず、無線送信器9も作動しな
い。シャッター2が完全に閉まったかどうかの判断は、
例えばシャッターの完全閉塞時における前記駆動モータ
3の回転数を予め設定しておき、その回転数をカウント
することによりなされるようにする。しかし、この例に
限定されるものではないことは勿論である。
障害物感知装置の動作の一例を説明すると、シャッター
2が降下を開始したのち、その途中に異物がなければそ
のまま降下を続けてボトムスラット22の両端に設けた剛
性材料からなるキャップ体92が最下限位置に到達する。
このとき、前記キャップ体92の下端から僅かに突出する
弾性帯状スイッチ8の下縁が先に下枠7に当接し、弾性
帯状スイッチ8はシャッター2の降下に伴いボトムスラ
ット22と下枠7との間に挟まれた状態で押圧され、肉厚
の薄い下段の空洞82だけが図6に示すごとく弾性的に変
形することになるが、ここで前記キャップ体92の下端が
下枠7に達すると、それ以上の変形は止まり、上段の空
洞81を変形させることがない。そのため、導電材83,83
同士も接触することがなく、無線送信器9を介する弾性
帯状スイッチ8からの信号も制御装置4に送られず、シ
ャッター駆動モータ3は所定の回転数で停止してシャッ
ター2の降下も停止する。こうして、異常がない通常の
作動時にはシャッター2が完全に閉まったあとも弾性帯
状スイッチ8はON動作せず、無線送信器9も作動しな
い。シャッター2が完全に閉まったかどうかの判断は、
例えばシャッターの完全閉塞時における前記駆動モータ
3の回転数を予め設定しておき、その回転数をカウント
することによりなされるようにする。しかし、この例に
限定されるものではないことは勿論である。
【0026】もしシャッター2の降下時に所定の寸法以
上の異物が存在するときは、図5に示すごとく上下段の
空洞81,82 が双方共に押圧されて変形し、導電材83,83
が接触して弾性帯状スイッチ8が作動し、無線送信器9
のバーアンテナ91から送信電波が無線受信器5のコード
状受信用アンテナ51に送られ、駆動モーター3を一旦停
止させ、そのまま停止状態におくか、或いはシャッター
を開く方向に巻上用ドラム2aを逆転させる。ここで、
本実施例によれば前記コード状受信用アンテナ51は縦枠
6の全長にわたり張設されているため、ボトムスラット
22が上下のいずれの位置にあっても、受信用アンテナ51
と無線送信器9のバーアンテナ91との間の距離は、図2
に示すごとく極めて短く且つ常にほぼ一定でなる。従っ
て、受信用アンテナ51に届く電波の強さはボトムスラッ
ト22の位置により殆ど影響されず、常時一定の強さの電
波が受信されることになり、しかも極めて小さな出力の
無線送信器9の採用が可能となる。
上の異物が存在するときは、図5に示すごとく上下段の
空洞81,82 が双方共に押圧されて変形し、導電材83,83
が接触して弾性帯状スイッチ8が作動し、無線送信器9
のバーアンテナ91から送信電波が無線受信器5のコード
状受信用アンテナ51に送られ、駆動モーター3を一旦停
止させ、そのまま停止状態におくか、或いはシャッター
を開く方向に巻上用ドラム2aを逆転させる。ここで、
本実施例によれば前記コード状受信用アンテナ51は縦枠
6の全長にわたり張設されているため、ボトムスラット
22が上下のいずれの位置にあっても、受信用アンテナ51
と無線送信器9のバーアンテナ91との間の距離は、図2
に示すごとく極めて短く且つ常にほぼ一定でなる。従っ
て、受信用アンテナ51に届く電波の強さはボトムスラッ
ト22の位置により殆ど影響されず、常時一定の強さの電
波が受信されることになり、しかも極めて小さな出力の
無線送信器9の採用が可能となる。
【0027】また、本実施例において既述したごとくシ
ャッター降下継続用スイッチとしての図示せぬリミット
スイッチを設ける場合には、同リミットスイッチが作動
すると同時又はその直後に弾性帯状スイッチ8がONと
なるが、駆動モーター3は障害物を感知したとは見做さ
ず降下をそのまま継続させシャッター2の降下が完了し
てから停止するようになる。もしシャッター2の降下時
に所定の寸法以上の異物が存在するときは、リミットス
イッチが作動される前に、図5に示すごとく弾性帯状ス
イッチ8が作動して駆動モーター3を一旦停止させ、リ
ミットスイッチのON動作があるか否かを確認したうえ
で、リミットスイッチのON動作がないときはそのまま停
止状態におくか、或いはシャッターを開く方向に図示せ
ぬ巻上用ドラムを逆転させる。また、シャッター2が降
下し、ボトムスラット22が最下限位置に到達すると同時
又はその直前に、リミットスイッチがONとなっている場
合は、同スイッチのON以降は弾性帯状スイッチ8のON動
作を無効にして、予め設定された時間内もしくは閉鎖位
置までシャッター2の降下を継続させた後、駆動モータ
ー3を停止させてシャッター2の閉鎖を完了させる。
ャッター降下継続用スイッチとしての図示せぬリミット
スイッチを設ける場合には、同リミットスイッチが作動
すると同時又はその直後に弾性帯状スイッチ8がONと
なるが、駆動モーター3は障害物を感知したとは見做さ
ず降下をそのまま継続させシャッター2の降下が完了し
てから停止するようになる。もしシャッター2の降下時
に所定の寸法以上の異物が存在するときは、リミットス
イッチが作動される前に、図5に示すごとく弾性帯状ス
イッチ8が作動して駆動モーター3を一旦停止させ、リ
ミットスイッチのON動作があるか否かを確認したうえ
で、リミットスイッチのON動作がないときはそのまま停
止状態におくか、或いはシャッターを開く方向に図示せ
ぬ巻上用ドラムを逆転させる。また、シャッター2が降
下し、ボトムスラット22が最下限位置に到達すると同時
又はその直前に、リミットスイッチがONとなっている場
合は、同スイッチのON以降は弾性帯状スイッチ8のON動
作を無効にして、予め設定された時間内もしくは閉鎖位
置までシャッター2の降下を継続させた後、駆動モータ
ー3を停止させてシャッター2の閉鎖を完了させる。
【0028】図8〜図11は本発明の第2実施例を示し
ており、上記実施例におけるリード線タイプの受信用ア
ンテナ51の使用に代えて、本実施例ではシャッター2
の構成部材であるスラット21と、巻上用ドラム2a
と、更には巻上用ドラム保持具2bの全てを上記受信用
アンテナ52として利用するものである。
ており、上記実施例におけるリード線タイプの受信用ア
ンテナ51の使用に代えて、本実施例ではシャッター2
の構成部材であるスラット21と、巻上用ドラム2a
と、更には巻上用ドラム保持具2bの全てを上記受信用
アンテナ52として利用するものである。
【0029】即ち、本実施例における電動シャッターの
全体構成は、ほぼ上記第1実施例と同様であり、各スラ
ット21,22、巻上用ドラム2a及び巻上用ドラム保
持具2bと、左右縦枠6及びシャッターボックスとは電
気的に絶縁状態にある。更には前記各スラット21,2
2間、並びに最上段のスラット21と巻上用ドラム2a
及び巻上用ドラム保持具2bとの間も電気的には絶縁状
態に構成されている。そのため、各スラット21,22
の表面には、例えばアルマイト処理等の絶縁処理が施さ
れており、また最上段のスラット21と巻上用ドラム2
aとの間に配される取付けバンド10は良導体又は絶縁
材により構成されている。
全体構成は、ほぼ上記第1実施例と同様であり、各スラ
ット21,22、巻上用ドラム2a及び巻上用ドラム保
持具2bと、左右縦枠6及びシャッターボックスとは電
気的に絶縁状態にある。更には前記各スラット21,2
2間、並びに最上段のスラット21と巻上用ドラム2a
及び巻上用ドラム保持具2bとの間も電気的には絶縁状
態に構成されている。そのため、各スラット21,22
の表面には、例えばアルマイト処理等の絶縁処理が施さ
れており、また最上段のスラット21と巻上用ドラム2
aとの間に配される取付けバンド10は良導体又は絶縁
材により構成されている。
【0030】かかるシャッター構成において、本実施例
では無線受信器5をシャッターボックス1内に収容し
て、図9に示すごとく制御装置4に接続すると共に、前
記巻上用ドラム保持具2bとの間をアンテナフィード線
2cを介してつないでいる。一方、無線送信器9は、図
10に示すごとく上記第1実施例と同様にボトムスラッ
ト22の一端に嵌挿固着されている。但し、この場合の送
信用バーアンテナ91は、ボトムスラット22の長さ方向に
平行になるよう設置される。
では無線受信器5をシャッターボックス1内に収容し
て、図9に示すごとく制御装置4に接続すると共に、前
記巻上用ドラム保持具2bとの間をアンテナフィード線
2cを介してつないでいる。一方、無線送信器9は、図
10に示すごとく上記第1実施例と同様にボトムスラッ
ト22の一端に嵌挿固着されている。但し、この場合の送
信用バーアンテナ91は、ボトムスラット22の長さ方向に
平行になるよう設置される。
【0031】次に、本実施例の送受信原理を図11に基
づいて説明する。いま、送信器9から発信された高周波
電波は、バーアンテナ91から空間に放射され、電界成分
Exと磁界成分Hyが生じ、空間をZ 方向に伝播する。この
とき、電界成分Exにより送信器9が取り付けられボトム
スラット22にI1xなる高周波電流が誘起される。更に、
この高周波電流I1xによりボトムスラット22から再び電
波が空間に放射され、電界成分E1x と磁界成分H1y が生
じ、次いでボトムスラット22の上段のスラット21にI2x
なる高周波電流を誘起する。これが繰り返されて、最上
段のスラット21にINxなる高周波電流を誘起し、取付け
バンド10、巻上用ドラム2aを経て巻上用ドラム保持具
2bに至り、同巻上用ドラム保持具2bに接続された受
信器5のアンテナフィード線2cを流れて受信器5の同
調回路に入り受信される。
づいて説明する。いま、送信器9から発信された高周波
電波は、バーアンテナ91から空間に放射され、電界成分
Exと磁界成分Hyが生じ、空間をZ 方向に伝播する。この
とき、電界成分Exにより送信器9が取り付けられボトム
スラット22にI1xなる高周波電流が誘起される。更に、
この高周波電流I1xによりボトムスラット22から再び電
波が空間に放射され、電界成分E1x と磁界成分H1y が生
じ、次いでボトムスラット22の上段のスラット21にI2x
なる高周波電流を誘起する。これが繰り返されて、最上
段のスラット21にINxなる高周波電流を誘起し、取付け
バンド10、巻上用ドラム2aを経て巻上用ドラム保持具
2bに至り、同巻上用ドラム保持具2bに接続された受
信器5のアンテナフィード線2cを流れて受信器5の同
調回路に入り受信される。
【0032】即ち、無線送信器9のバーアンテナ91を放
射器として、各スラット22,21,…に順次高周波電流を誘
起し、スラット21の長さ方向(X方向) 成分の電流がスラ
ット21とその間の絶縁空間をリレーして伝わり、巻上用
ドラム2aを受波器として高周波信号が誘起され、無線
受信器5に至り、微弱な電波出力の無線送信器9であっ
ても、効率的に且つ確実に伝送される。以上の原理は、
スラット21が巻上用ドラム2aに巻かれている状態に
あっても変わるものでなく、結果として送受信アンテナ
間の距離は常時一定であり、しかも極めて近接状態に設
定できるため、上述したごとく微弱な電波出力の送信器
9であっても、受信能力は送信器9の位置、換言すると
ボトムスラット22の位置とは無関係に充分に発揮され
ることになる。
射器として、各スラット22,21,…に順次高周波電流を誘
起し、スラット21の長さ方向(X方向) 成分の電流がスラ
ット21とその間の絶縁空間をリレーして伝わり、巻上用
ドラム2aを受波器として高周波信号が誘起され、無線
受信器5に至り、微弱な電波出力の無線送信器9であっ
ても、効率的に且つ確実に伝送される。以上の原理は、
スラット21が巻上用ドラム2aに巻かれている状態に
あっても変わるものでなく、結果として送受信アンテナ
間の距離は常時一定であり、しかも極めて近接状態に設
定できるため、上述したごとく微弱な電波出力の送信器
9であっても、受信能力は送信器9の位置、換言すると
ボトムスラット22の位置とは無関係に充分に発揮され
ることになる。
【0033】なお、本発明において使用する電波は固有
の周波数を設定し、送受信に際して外部の無用な電波に
影響されないように、また隣合うシャッターから発信さ
れる電波との混同を避けるようにしている。
の周波数を設定し、送受信に際して外部の無用な電波に
影響されないように、また隣合うシャッターから発信さ
れる電波との混同を避けるようにしている。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
によれば無線送信器をアンテナと共にボトムスラットの
一端部に取り付け、シャッターボックス内に装着された
無線受信器に使用される受信用アンテナを、リード線状
のアンテナ線を縦枠内部の全長にわたり張設するか、或
いはシャッターの構成部材である全スラット及びシャッ
ター巻上用ドラムをアンテナとして利用するものである
ため、シャッターの開閉動作に関わらず送信用アンテナ
と受信用アンテナとが近接状態で且つほぼ一定の距離に
保たれ、たとえ微小出力の送信器からの微弱な電波であ
っても確実に受信器により受信され、シャッターの降下
時における障害物感知信号が的確にシャッター制御部に
伝えることが可能となり、シャッター閉鎖時の安全性が
確保される。また、シャッターが、その降下の下限位置
の近傍に、例えば小石のようなシャッターの破損につな
がらないような小さな障害物が存在するときは、ボトム
スラットの両端に設置される剛性材からなるキャップ体
が接地するまで降下するが、弾性帯状スイッチは作動す
ることなく、小石などによるシャッターの無用な誤動作
をなくし、完全な閉鎖状態が得られてシャッター本来の
気密性及び水密性が確保される。
によれば無線送信器をアンテナと共にボトムスラットの
一端部に取り付け、シャッターボックス内に装着された
無線受信器に使用される受信用アンテナを、リード線状
のアンテナ線を縦枠内部の全長にわたり張設するか、或
いはシャッターの構成部材である全スラット及びシャッ
ター巻上用ドラムをアンテナとして利用するものである
ため、シャッターの開閉動作に関わらず送信用アンテナ
と受信用アンテナとが近接状態で且つほぼ一定の距離に
保たれ、たとえ微小出力の送信器からの微弱な電波であ
っても確実に受信器により受信され、シャッターの降下
時における障害物感知信号が的確にシャッター制御部に
伝えることが可能となり、シャッター閉鎖時の安全性が
確保される。また、シャッターが、その降下の下限位置
の近傍に、例えば小石のようなシャッターの破損につな
がらないような小さな障害物が存在するときは、ボトム
スラットの両端に設置される剛性材からなるキャップ体
が接地するまで降下するが、弾性帯状スイッチは作動す
ることなく、小石などによるシャッターの無用な誤動作
をなくし、完全な閉鎖状態が得られてシャッター本来の
気密性及び水密性が確保される。
【図1】本発明の第1実施例であるシャッター降下時の
障害物感知装置を装備したシャッターの一部を切開した
全体構成を示す概略正面図である。
障害物感知装置を装備したシャッターの一部を切開した
全体構成を示す概略正面図である。
【図2】図1のA−A線の矢視拡大断面図である。
【図3】ボトムスラットの端部に本発明の無線送信器を
取り付けるための取付状態説明図である。
取り付けるための取付状態説明図である。
【図4】本発明の弾性帯状スイッチの構造例を示す図1
のB−B線の矢視拡大断面図である。
のB−B線の矢視拡大断面図である。
【図5】同スイッチの作動時の状態を示す断面図であ
る。
る。
【図6】本発明のシャッター完全閉鎖時における前記ス
イッチの状態を示す断面図である。
イッチの状態を示す断面図である。
【図7】本発明のシャッター完全閉鎖時におけるボトム
スラットの左右端部の位置説明図である。
スラットの左右端部の位置説明図である。
【図8】本発明の第2実施例であるシャッター降下時の
障害物感知装置を装備したシャッターの一部を切開した
全体構成を示す概略正面図である。
障害物感知装置を装備したシャッターの一部を切開した
全体構成を示す概略正面図である。
【図9】同シャッター巻上時における主要部の概要を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図10】ボトムスラットの端部に第2実施例の無線送
信器が取り付けられている状態を示す説明図である。
信器が取り付けられている状態を示す説明図である。
【図11】第2実施例の無線伝播原理を説明するための
機構図である。
機構図である。
1 シャッターボックス 2 シャッター 2a 巻上用ドラム 2b 巻上用ドラム保持具 3 駆動用モータ 4 制御装置 5 無線受信器 6 縦枠(ガイドレール) 7 下枠 8 弾性帯状スイッチ 9 無線送信器 10 取付バンド 21 スラット 22 ボトムスラット 51,52 受信用アンテナ 81 上段空洞 82 下段空洞 83 導電材 91 送信用アンテナ 92 (剛体からなる)キャップ体 93 ケース体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
Claims (5)
- 【請求項1】 最下端のエンドスラット(22)に障害物感
知用の弾性帯状スイッチ(8) を備えると共に、該弾性帯
状スイッチ(8) の感知信号を無線手段(5,9) を介して制
御部(4) に送り、シャッター(2) を制御駆動するシャッ
ター(2) の降下時における障害物感知装置であって、 前記無線手段(5,9) は、前記エンドスラット(22)の一端
部に付設された発信用アンテナ(91)付きの発信器(9)
と、シャッター駆動モータ(3) の近傍に設置される受信
器(5) と、前記発信器(9) に対向するシャッターガイド
用縦枠(6) のほぼ全長にわたって延設された受信用アン
テナ(51)とを備えてなることを特徴とするシャッター降
下時の障害物感知装置。 - 【請求項2】 最下端のエンドスラット(22)に障害物感
知用の弾性帯状スイッチ(8) を備えると共に、該弾性帯
状スイッチ(8) の感知信号を無線手段(5,9) を介して制
御部(4) に送り、シャッター(2) を制御駆動するシャッ
ター(2) の降下時における障害物感知装置であって、 前記無線手段(5,9) は、前記エンドスラット(22)の一端
部に付設された発信器(9) と、前記エンドスラット(22)
を含むシャッター構成部材である全スラット(21,21) 及
びシャッター巻上ドラム(2a)を受信用のアンテナ(52)と
して兼用したシャッター駆動モータ(3) の近傍に設置さ
れる無線受信器(5) とを備えてなることを特徴とするシ
ャッター降下時の障害物感知装置。 - 【請求項3】 前記弾性帯状スイッチ(8) は、長手方向
に貫通する上下2段の空洞(81,82) を有し、上段空洞(8
1)の上下内壁面に全長にわたりスイッチ端子(93,93) が
対向して延設されてなる請求項1又は2記載の障害物感
知装置。 - 【請求項4】 前記エンドスラット(22)の両端部には、
前記弾性帯状スイッチ(8) の下段空洞(82)の弾性変形範
囲内の高さを有する剛性材料からなるエンドキャップ(9
2)が固設されてなる請求項1又は2記載の障害物感知装
置。 - 【請求項5】 前記エンドスラット(22)と、全スラット
(21)間と、シャッター巻上ドラム(2a)とが互いに絶縁関
係にある請求項2記載の障害物感知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4273904A JP2868676B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | シャッター降下時の障害物感知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4273904A JP2868676B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | シャッター降下時の障害物感知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06123193A true JPH06123193A (ja) | 1994-05-06 |
JP2868676B2 JP2868676B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=17534197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4273904A Expired - Lifetime JP2868676B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | シャッター降下時の障害物感知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2868676B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002168077A (ja) * | 2000-12-01 | 2002-06-11 | Bridgestone Corp | シャッター装置 |
JP2006514186A (ja) * | 2003-03-20 | 2006-04-27 | アドルフ ゾイスター ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー | シャッター |
JP2007023561A (ja) * | 2005-07-14 | 2007-02-01 | Sanwa Shutter Corp | 建築用開閉装置における防犯装置 |
JP2007332768A (ja) * | 1999-01-08 | 2007-12-27 | Bunka Shuter Service Kk | 開閉装置の制御信号送受信装置 |
CN108505917A (zh) * | 2018-05-31 | 2018-09-07 | 泉州市巨将防盗设备有限公司 | 一种导电胶条及应用该导电胶条的卷帘门遇阻控制系统 |
WO2024116189A1 (en) * | 2022-12-02 | 2024-06-06 | Danziman Tech Ltd | System for detecting presence of an obstacle during closing of an electric roller shutter or an electric sliding gate, and applications thereof |
-
1992
- 1992-10-13 JP JP4273904A patent/JP2868676B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2868676B2 (ja) | 1999-03-10 |
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