JPH06122706A - オレフィンを重合および共重合する為の触媒および方法 - Google Patents
オレフィンを重合および共重合する為の触媒および方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 遷移金属化合物としての少なくとも1種類の
メタロセンと下記式IIのおよび/または式III の少なく
とも1種類および式IVの少なくとも1種類のアルミニウ
ム化合物で構成される、オレフィンの重合または共重合
用の触媒系: 【化1】 但し、上記各式中、R14はC1 〜C6-アルキル、C6 〜
C18- アリール、ベンジルまたは水素原子であり、pは
2〜50であり、R15、R16およびR17は互いに同じか異
なり、水素原子、アルキル基、アルキルシリル基、アル
コキシ基、アリール基、アリールオキシ基、アルケニル
基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、アリー
ルアルケニル基、ハロゲン原子または -OSiR15R16R17の
基である。 【効果】 製造が困難で且つ多大な費用が掛り、重合に
比較的に多量に使用することからポリマーからの除去を
必要とするメチルアルミノキサンの使用量を減らして、
なお充分な触媒活性を示す触媒系が得られた。
メタロセンと下記式IIのおよび/または式III の少なく
とも1種類および式IVの少なくとも1種類のアルミニウ
ム化合物で構成される、オレフィンの重合または共重合
用の触媒系: 【化1】 但し、上記各式中、R14はC1 〜C6-アルキル、C6 〜
C18- アリール、ベンジルまたは水素原子であり、pは
2〜50であり、R15、R16およびR17は互いに同じか異
なり、水素原子、アルキル基、アルキルシリル基、アル
コキシ基、アリール基、アリールオキシ基、アルケニル
基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、アリー
ルアルケニル基、ハロゲン原子または -OSiR15R16R17の
基である。 【効果】 製造が困難で且つ多大な費用が掛り、重合に
比較的に多量に使用することからポリマーからの除去を
必要とするメチルアルミノキサンの使用量を減らして、
なお充分な触媒活性を示す触媒系が得られた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、先ず第一にメタロセン
および助触媒としての少なくとも二種類の異なるアルミ
ニウム化合物より成るオレフィンの重合用触媒系に関す
る。
および助触媒としての少なくとも二種類の異なるアルミ
ニウム化合物より成るオレフィンの重合用触媒系に関す
る。
【0002】
【従来の技術】可溶性メタロセン化合物とオリゴマーの
アルミノキサンとの組合せを基礎とする触媒は公知であ
る。これらの系はエチレン、プロピレンおよび更に高級
なオレフィンを重合する為に使用することができる〔ヨ
ーロッパ特許出願公開第185,918号明細書;J.
Am.Chem.Soc.109(1987)654
4〕。 ポリオレフィンワックスおよび高立体規則性の
ポリオレフィンはメタロセン/アルミノキサン−触媒系
によって製造できる(ヨーロッパ特許出願公開第32
1,852号明細書およびヨーロッパ特許出願公開第3
87,690号明細書)。 使用する助触媒がアルミノ
キサンであることがこれらの全ての方法に共通してい
る。このアルミニウム化合物は製造に費用が掛り且つ困
難である。更に、Al/メタロセン−比が1,000よ
り大きくあるべきであり、若干の場合には10,000
より大きくあるべきであるので、重合に比較的に多量に
必要とされる。それ故、生じるポリマー中に含まれる残
留灰分は相応して多く、複雑で費用の掛かる精製段階に
よって除かなければならない。
アルミノキサンとの組合せを基礎とする触媒は公知であ
る。これらの系はエチレン、プロピレンおよび更に高級
なオレフィンを重合する為に使用することができる〔ヨ
ーロッパ特許出願公開第185,918号明細書;J.
Am.Chem.Soc.109(1987)654
4〕。 ポリオレフィンワックスおよび高立体規則性の
ポリオレフィンはメタロセン/アルミノキサン−触媒系
によって製造できる(ヨーロッパ特許出願公開第32
1,852号明細書およびヨーロッパ特許出願公開第3
87,690号明細書)。 使用する助触媒がアルミノ
キサンであることがこれらの全ての方法に共通してい
る。このアルミニウム化合物は製造に費用が掛り且つ困
難である。更に、Al/メタロセン−比が1,000よ
り大きくあるべきであり、若干の場合には10,000
より大きくあるべきであるので、重合に比較的に多量に
必要とされる。それ故、生じるポリマー中に含まれる残
留灰分は相応して多く、複雑で費用の掛かる精製段階に
よって除かなければならない。
【0003】それ故に、アルミノキサンの必要量を減ら
すかまたはアルミノキサンを他の助触媒に交換すること
に興味を持たれている。しかしながら従来に提案された
解決法は全て満足なものでない。
すかまたはアルミノキサンを他の助触媒に交換すること
に興味を持たれている。しかしながら従来に提案された
解決法は全て満足なものでない。
【0004】例えばメタロセンとしてのエチレンビス
(インデニル)ZrCl2 およびオレフィンとしてのプ
ロピレンとの組合せにおいて、メチルアルミノキサン
(MAO)の全部をと組合せて二倍量のトリメチルアル
ミニウムに交換することが、10kg(PP)/g(メ
タロセン)×時から63g(PP)/g(メタロセン)
×時(0.6% )に重合活性を低下させる〔Macro
molecules、23(1990)4489〕。
(インデニル)ZrCl2 およびオレフィンとしてのプ
ロピレンとの組合せにおいて、メチルアルミノキサン
(MAO)の全部をと組合せて二倍量のトリメチルアル
ミニウムに交換することが、10kg(PP)/g(メ
タロセン)×時から63g(PP)/g(メタロセン)
×時(0.6% )に重合活性を低下させる〔Macro
molecules、23(1990)4489〕。
【0005】Adv.Organomet.Chem.
18(1980)99によると、ジルコノセン/トリア
ルキルアルミニウム系はプロペンを重合することができ
ず、そしてエチレンに対しても不活性であるかまたは活
性が非常に低い。
18(1980)99によると、ジルコノセン/トリア
ルキルアルミニウム系はプロペンを重合することができ
ず、そしてエチレンに対しても不活性であるかまたは活
性が非常に低い。
【0006】MAOをトリメチルアルミニウムに交換す
る時の僅かな不活性化作用がCp2ZrCl2 /−エチ
レン系で観察されている。しかしながらこの種の系はプ
ロキラルなオレフィン、例えばプロペンを重合して、ア
イソタクチック−またはシンジオタクチック−ポリマー
をもたらすことができない。あまり興味をもたれないア
タクチック−ポリマーしか生じない。
る時の僅かな不活性化作用がCp2ZrCl2 /−エチ
レン系で観察されている。しかしながらこの種の系はプ
ロキラルなオレフィン、例えばプロペンを重合して、ア
イソタクチック−またはシンジオタクチック−ポリマー
をもたらすことができない。あまり興味をもたれないア
タクチック−ポリマーしか生じない。
【0007】J.Polym.Sci.、パートA、P
ol.Chem.、29(1991)第459頁には、
MAOおよびMAOとトリメチルアルミニウムとの混合
物の存在下にrac−エチレン(1−インデニル)2 Z
rCl2 を使用してプロペンを重合することが開示され
ている。MAOの全部または一部をトリメチルアルミニ
ウムに交換することは同様に重合活性の著しい低下また
は喪失をもたらす。
ol.Chem.、29(1991)第459頁には、
MAOおよびMAOとトリメチルアルミニウムとの混合
物の存在下にrac−エチレン(1−インデニル)2 Z
rCl2 を使用してプロペンを重合することが開示され
ている。MAOの全部または一部をトリメチルアルミニ
ウムに交換することは同様に重合活性の著しい低下また
は喪失をもたらす。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】それ故の本発明の課題
は、助触媒、特にMAOの量を許容し得る程度の活性の
損失のもとで減少させることのできる、オレフィンの重
合の為の触媒系または方法を見出すことである。
は、助触媒、特にMAOの量を許容し得る程度の活性の
損失のもとで減少させることのできる、オレフィンの重
合の為の触媒系または方法を見出すことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、遷移金属化合
物としての少なくとも1種類のメタロセンと式II
物としての少なくとも1種類のメタロセンと式II
【0010】
【化4】 〔式中、R14は互いに同じでも異なっていてもよく、炭
素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数6〜18のア
リール基、ベンジル基または水素原子でありそしてpは
2〜50の整数である。〕で表されるおよび/または式
III
素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数6〜18のア
リール基、ベンジル基または水素原子でありそしてpは
2〜50の整数である。〕で表されるおよび/または式
III
【0011】
【化5】 〔式中、R14およびpは上記の意味を有する。〕で表さ
れる少なくとも1種類のアルミニウム化合物および式IV
れる少なくとも1種類のアルミニウム化合物および式IV
【0012】
【化6】 〔式中、R15、R16およびR17は互いに同じでも異なっ
ていてもよく、水素原子、炭素原子数1〜10のアルキ
ル基、炭素原子数1〜15のアルキルシリル基、炭素原
子数1〜10のアルコキシ基、炭素原子数6〜10のア
リール基、炭素原子数6〜10のアリールオキシ基、炭
素原子数2〜10のアルケニル基、炭素原子数7〜40
のアリールアルキル基、炭素原子数7〜40のアルキル
アリール基、炭素原子数8〜40のアリールアルケニル
基、ハロゲン原子または式−OSiR15R16R17 (式
中、R15、R16およびR17は上記と同じ意味を有す
る。)で表される残基である。〕で表される少なくとも
1種類のアルミニウム化合物で構成される、オレフィン
の重合または共重合の為の触媒系に関する。
ていてもよく、水素原子、炭素原子数1〜10のアルキ
ル基、炭素原子数1〜15のアルキルシリル基、炭素原
子数1〜10のアルコキシ基、炭素原子数6〜10のア
リール基、炭素原子数6〜10のアリールオキシ基、炭
素原子数2〜10のアルケニル基、炭素原子数7〜40
のアリールアルキル基、炭素原子数7〜40のアルキル
アリール基、炭素原子数8〜40のアリールアルケニル
基、ハロゲン原子または式−OSiR15R16R17 (式
中、R15、R16およびR17は上記と同じ意味を有す
る。)で表される残基である。〕で表される少なくとも
1種類のアルミニウム化合物で構成される、オレフィン
の重合または共重合の為の触媒系に関する。
【0013】本発明の触媒系は好ましくは式IIおよび/
またはIII の化合物を式IVの化合物と組み合わせて含有
しているのが有利である。更にメタロセンも使用するの
が有利である。
またはIII の化合物を式IVの化合物と組み合わせて含有
しているのが有利である。更にメタロセンも使用するの
が有利である。
【0014】本発明の触媒系の構成成分であるメタロセ
ンは式Iまたは1a
ンは式Iまたは1a
【0015】
【化7】 〔式中、M1 は周期律表の第IVb、第Vbまたは第V
Ib族の金属であり、R1 およびR2 は互いに同じでも
異なっていてもよく、水素原子、炭素原子数1〜10の
アルキル基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、炭素
原子数6〜10のアリール基、炭素原子数6〜10のア
リールオキシ基、炭素原子数2〜10のアルケニル基、
炭素原子数7〜40のアリールアルキル基、炭素原子数
7〜40のアルキルアリール基、炭素原子数8〜40の
アリールアルケニル基またはハロゲン原子であり、R3
〜R6 は互いに同じでも異なっていてもよく、中心原子
M1 とサンドイッチ構 造を形成し得る単環式−または
多環式炭化水素残基であり、R7 は
Ib族の金属であり、R1 およびR2 は互いに同じでも
異なっていてもよく、水素原子、炭素原子数1〜10の
アルキル基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、炭素
原子数6〜10のアリール基、炭素原子数6〜10のア
リールオキシ基、炭素原子数2〜10のアルケニル基、
炭素原子数7〜40のアリールアルキル基、炭素原子数
7〜40のアルキルアリール基、炭素原子数8〜40の
アリールアルケニル基またはハロゲン原子であり、R3
〜R6 は互いに同じでも異なっていてもよく、中心原子
M1 とサンドイッチ構 造を形成し得る単環式−または
多環式炭化水素残基であり、R7 は
【0016】
【化8】 =BR11、=AlR11、−Ge−、−Sn−、−O−、
−S−、=SO、=SO2 、=NR11、=CO、=PR
11または=P(O)R11であり、その際R11、R12およ
びR13は互いに同じでも異なっていてもよく、水素原
子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜10のアルキル基、
炭素原子数1〜10のフルオロアルキル基、炭素原子数
6〜10のアリール基、炭素原子数6〜10のフルオロ
アリール基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、炭素
原子数2〜10のアルケニル基、炭素原子数7〜40の
アリールアルキル基、炭素原子数8〜40のアリールア
ルケニル基または炭素原子数7〜40のアルキルアリー
ル基であるかまたはR11とR12またはR11とR13とはそ
れぞれそれらの結合する原子と一緒に成って環を形成し
てもよく、そしてM2 は珪素、ゲルマニウムまたは錫で
あり、R8 およびR9 は互いに同じでも異なっていても
よく、R11について記載した意味を有しそしてmおよび
nは互いに同じでも異なっていてもよく、0、1または
2であり、m+nは0、1または2である。〕で表され
る化合物である。
−S−、=SO、=SO2 、=NR11、=CO、=PR
11または=P(O)R11であり、その際R11、R12およ
びR13は互いに同じでも異なっていてもよく、水素原
子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜10のアルキル基、
炭素原子数1〜10のフルオロアルキル基、炭素原子数
6〜10のアリール基、炭素原子数6〜10のフルオロ
アリール基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、炭素
原子数2〜10のアルケニル基、炭素原子数7〜40の
アリールアルキル基、炭素原子数8〜40のアリールア
ルケニル基または炭素原子数7〜40のアルキルアリー
ル基であるかまたはR11とR12またはR11とR13とはそ
れぞれそれらの結合する原子と一緒に成って環を形成し
てもよく、そしてM2 は珪素、ゲルマニウムまたは錫で
あり、R8 およびR9 は互いに同じでも異なっていても
よく、R11について記載した意味を有しそしてmおよび
nは互いに同じでも異なっていてもよく、0、1または
2であり、m+nは0、1または2である。〕で表され
る化合物である。
【0017】化合物I〜IVにおいて、アルキル基は直
鎖状のまたは枝分かれしたアルキル基である。ハロゲン
(ハロゲン化)は弗素原子、塩素原子、臭素原子または
沃素原子、特に弗素原子または塩素原子である。
鎖状のまたは枝分かれしたアルキル基である。ハロゲン
(ハロゲン化)は弗素原子、塩素原子、臭素原子または
沃素原子、特に弗素原子または塩素原子である。
【0018】式IまたはIa中、M1 は周期律表の第I
Vb、第Vbまたは第VIb族の金属であり、例えばチ
タニウム、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニ
オブ、タンタル、クロム、モリブデンまたはタングステ
ン、特にジルコニウム、ハフニウムまたはチタニウムで
ある。
Vb、第Vbまたは第VIb族の金属であり、例えばチ
タニウム、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニ
オブ、タンタル、クロム、モリブデンまたはタングステ
ン、特にジルコニウム、ハフニウムまたはチタニウムで
ある。
【0019】R1 およびR2 は互いに同じでも異なって
いてもよく、水素原子、炭素原子数1〜10のアルキル
基、好ましくは炭素原子数1〜3のアルキル基、炭素原
子数1〜10のアルコキシ基、好ましくは炭素原子数1
〜3のアルコキシ基、炭素原子数6〜10、殊に6〜8
のアリール基、炭素原子数6〜10、殊に6〜8のアリ
ールオキシ基、炭素原子数2〜10、殊に2〜4のアル
ケニル基、炭素原子数7〜40、殊に7〜10のアリー
ルアルキル基、炭素原子数7〜40、殊に7〜12のア
ルキルアリール基、炭素原子数8〜40、殊に8〜12
のアリールアルケニル基またはハロゲン原子、殊に塩素
原子である。
いてもよく、水素原子、炭素原子数1〜10のアルキル
基、好ましくは炭素原子数1〜3のアルキル基、炭素原
子数1〜10のアルコキシ基、好ましくは炭素原子数1
〜3のアルコキシ基、炭素原子数6〜10、殊に6〜8
のアリール基、炭素原子数6〜10、殊に6〜8のアリ
ールオキシ基、炭素原子数2〜10、殊に2〜4のアル
ケニル基、炭素原子数7〜40、殊に7〜10のアリー
ルアルキル基、炭素原子数7〜40、殊に7〜12のア
ルキルアリール基、炭素原子数8〜40、殊に8〜12
のアリールアルケニル基またはハロゲン原子、殊に塩素
原子である。
【0020】R3 〜R6 は互いに同じでも異なっていて
もよく、好ましくはシクロペンタジエニル、インデニル
またはフルオレニルである。これらの残基は追加的に置
換基を有していてもよい。この種の置換された残基R3
〜R6 の例にはジアルキルシクロペンタジエニル、トリ
アルキルシクロペンタジエニル、アルキルインデニル、
ジアルキルインデニル、トリアルキルインデニル、アル
キルテトラヒドロインデニルまたはベンゾ融合したイン
デニルがある。
もよく、好ましくはシクロペンタジエニル、インデニル
またはフルオレニルである。これらの残基は追加的に置
換基を有していてもよい。この種の置換された残基R3
〜R6 の例にはジアルキルシクロペンタジエニル、トリ
アルキルシクロペンタジエニル、アルキルインデニル、
ジアルキルインデニル、トリアルキルインデニル、アル
キルテトラヒドロインデニルまたはベンゾ融合したイン
デニルがある。
【0021】R7 は
【0022】
【化9】 =BR11、=AlR11、−Ge−、−Sn−、−O−、
−S−、=SO、=SO 2 、=NR11、=CO、=PR
11または=P(O)R11であり、その際R11、R12およ
びR13は互いに同じでも異なっていてもよく、水素原
子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜10のアルキル基、
殊に炭素原子数1〜4のアルキル基、特にメチル基、炭
素原子数1〜10のフルオロアルキル基、好ましくはC
F 3 基、炭素原子数6〜10のアリール基、好ましくは
炭素原子数6〜8のアリール基、炭素原子数6〜10の
フルオロアリール基、好ましくはペンタフルオロフェニ
ル基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、好ましくは
炭素原子数1〜4のアルコキシ基、特にメトキシ基、炭
素原子数2〜10のアルケニル基、好ましくは炭素原子
数2〜4のアルケニル基、炭素原子数7〜40のアリー
ルアルキル基、好ましくは炭素原子数7〜10のアリー
ルアルキル基、炭素原子数8〜40のアリールアルケニ
ル基、好ましくは炭素原子数8〜12のアリールアルケ
ニル基または炭素原子数7〜40のアルキルアリール
基、好ましくは炭素原子数7〜12のアルキルアリール
基であるかまたはR11とR12またはR11とR13とはそれ
ぞれそれらの結合する原子と一緒に成って環を形成して
もよい。
−S−、=SO、=SO 2 、=NR11、=CO、=PR
11または=P(O)R11であり、その際R11、R12およ
びR13は互いに同じでも異なっていてもよく、水素原
子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜10のアルキル基、
殊に炭素原子数1〜4のアルキル基、特にメチル基、炭
素原子数1〜10のフルオロアルキル基、好ましくはC
F 3 基、炭素原子数6〜10のアリール基、好ましくは
炭素原子数6〜8のアリール基、炭素原子数6〜10の
フルオロアリール基、好ましくはペンタフルオロフェニ
ル基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、好ましくは
炭素原子数1〜4のアルコキシ基、特にメトキシ基、炭
素原子数2〜10のアルケニル基、好ましくは炭素原子
数2〜4のアルケニル基、炭素原子数7〜40のアリー
ルアルキル基、好ましくは炭素原子数7〜10のアリー
ルアルキル基、炭素原子数8〜40のアリールアルケニ
ル基、好ましくは炭素原子数8〜12のアリールアルケ
ニル基または炭素原子数7〜40のアルキルアリール
基、好ましくは炭素原子数7〜12のアルキルアリール
基であるかまたはR11とR12またはR11とR13とはそれ
ぞれそれらの結合する原子と一緒に成って環を形成して
もよい。
【0023】M2 は珪素、ゲルマニウムまたは錫、特に
珪素またはゲルマニウムである。R7 は=CR11R12、
=SiR11R12、=GeR11R12、−O−、−S−、=
SO、=PR11または=P(O)R11であるのが有利で
ある。
珪素またはゲルマニウムである。R7 は=CR11R12、
=SiR11R12、=GeR11R12、−O−、−S−、=
SO、=PR11または=P(O)R11であるのが有利で
ある。
【0024】R8 およびR9 は互いに同じでも異なって
いてもよく、R11と同じ意味を持つ。mおよびnは互い
に同じでも異なっていてもよく、0、1または2、殊に
0または1であり、m+nは0、1または2、殊に0ま
たは1である。
いてもよく、R11と同じ意味を持つ。mおよびnは互い
に同じでも異なっていてもよく、0、1または2、殊に
0または1であり、m+nは0、1または2、殊に0ま
たは1である。
【0025】これらメタロセンの製法は文献から公知で
ある〔例えば、Journal of Organom
etallic Chem.288(1985)63;
同、369(1989)343;同、369(198
9)359;Chemistry Letters(1
989)1853;ヨーロッパ特許出願公開第387,
690号明細書;ヨーロッパ特許出願公開第320,7
62号明細書参照)。本発明によると、助触媒はメタロ
センと一緒に使用する。これらには二種類のアルミニウ
ム化合物の代表例である。
ある〔例えば、Journal of Organom
etallic Chem.288(1985)63;
同、369(1989)343;同、369(198
9)359;Chemistry Letters(1
989)1853;ヨーロッパ特許出願公開第387,
690号明細書;ヨーロッパ特許出願公開第320,7
62号明細書参照)。本発明によると、助触媒はメタロ
センと一緒に使用する。これらには二種類のアルミニウ
ム化合物の代表例である。
【0026】第一の種類は式IIおよび/または式III の
アルミノキンサンであり、ただし式IIおよびIII 中の残
基R14は互いに同じでも異なっていてもよく、炭素原子
数1〜6のアルキル基、炭素原子数6〜18のアリール
基、ベンジルまたは水素原子でありそしてpは2〜5
0、殊に10〜35の整数である。
アルミノキンサンであり、ただし式IIおよびIII 中の残
基R14は互いに同じでも異なっていてもよく、炭素原子
数1〜6のアルキル基、炭素原子数6〜18のアリール
基、ベンジルまたは水素原子でありそしてpは2〜5
0、殊に10〜35の整数である。
【0027】残基R14は好ましくは互いに同じでありそ
してメチル、イソブチル、フェニルまたはベンジルであ
り、特に好ましくはメチルである。基R14が異なる場合
には、メチルと水素原子または場合によってはメチルと
イソブチルであるのが好ましく、水素原子またはイソブ
チルは0.01〜40% の量で存在するのが有利である
(基R14の数)。
してメチル、イソブチル、フェニルまたはベンジルであ
り、特に好ましくはメチルである。基R14が異なる場合
には、メチルと水素原子または場合によってはメチルと
イソブチルであるのが好ましく、水素原子またはイソブ
チルは0.01〜40% の量で存在するのが有利である
(基R14の数)。
【0028】アルミノキサンは公知の方法によって色々
なルートで製造できる。かゝる方法の一つは、例えばア
ルミニウム−炭化水素化合物および/またはアルミニウ
ムヒドリド−炭化水素化合物を水(気体、固体、液体ま
たは結合した、例えば結晶水)と不活性溶剤(例えばト
ルエン)中で反応させることより成る。異なるアルキル
基R14を持つアルミノキサンを製造する為には、二種類
の異なったアルミニウム−トリアルキル(AlR3 +A
lR'3 )──所望の組成に依存する──を水と反応させ
る (S.Pasynkiewicz、Polyhedr
on 9(1990)429およびヨーロッパ特許出願
公開第302,424号明細書参照〕。
なルートで製造できる。かゝる方法の一つは、例えばア
ルミニウム−炭化水素化合物および/またはアルミニウ
ムヒドリド−炭化水素化合物を水(気体、固体、液体ま
たは結合した、例えば結晶水)と不活性溶剤(例えばト
ルエン)中で反応させることより成る。異なるアルキル
基R14を持つアルミノキサンを製造する為には、二種類
の異なったアルミニウム−トリアルキル(AlR3 +A
lR'3 )──所望の組成に依存する──を水と反応させ
る (S.Pasynkiewicz、Polyhedr
on 9(1990)429およびヨーロッパ特許出願
公開第302,424号明細書参照〕。
【0029】アルミノキサンIIおよびIII の正確な構造
は知られていない。製造方法に無関係に、全てのアルミ
ノキサン溶液は、遊離状態でまたは付加物として存在す
る未反応アルミニウム出発化合物の含有量が変化すると
いう共通点を有している。
は知られていない。製造方法に無関係に、全てのアルミ
ノキサン溶液は、遊離状態でまたは付加物として存在す
る未反応アルミニウム出発化合物の含有量が変化すると
いう共通点を有している。
【0030】第二の種類は式IV(AlR15R16R17)
の化合物であり、この場合、R15、R16およびR17は互
いに同じでも異なっていてもよく、水素原子、炭素原子
数1〜10、殊に炭素原子数1〜8のアルキル基、炭素
原子数1〜15、殊に炭素原子数1〜6のアルキルシリ
ル基、炭素原子数1〜10、殊に炭素原子数1〜8のア
ルコキシ基、炭素原子数6〜10、殊に炭素原子数6〜
8のアリール基、炭素原子数6〜10、殊に炭素原子数
6〜8のアリールオキシ基、炭素原子数2〜10、殊に
炭素原子数2〜4のアルケニル基、炭素原子数7〜4
0、殊に炭素原子数7〜10のアリールアルキル基、炭
素原子数7〜40、殊に炭素原子数7〜12のアルキル
アリール基、炭素原子数8〜40、殊に炭素原子数8〜
12のアリールアルケニル基、ハロゲン原子、殊に塩素
原子または臭素原子または式−OSiR15R16R17 残
基である。
の化合物であり、この場合、R15、R16およびR17は互
いに同じでも異なっていてもよく、水素原子、炭素原子
数1〜10、殊に炭素原子数1〜8のアルキル基、炭素
原子数1〜15、殊に炭素原子数1〜6のアルキルシリ
ル基、炭素原子数1〜10、殊に炭素原子数1〜8のア
ルコキシ基、炭素原子数6〜10、殊に炭素原子数6〜
8のアリール基、炭素原子数6〜10、殊に炭素原子数
6〜8のアリールオキシ基、炭素原子数2〜10、殊に
炭素原子数2〜4のアルケニル基、炭素原子数7〜4
0、殊に炭素原子数7〜10のアリールアルキル基、炭
素原子数7〜40、殊に炭素原子数7〜12のアルキル
アリール基、炭素原子数8〜40、殊に炭素原子数8〜
12のアリールアルケニル基、ハロゲン原子、殊に塩素
原子または臭素原子または式−OSiR15R16R17 残
基である。
【0031】第二の種類の特に有利なアルミニウム化合
物は、トリアルキルアルミニウム、ジアルキルアルミニ
ウム−ハライド、アルキルアルミニウム−ジハライド、
ジアルキルアルミニウム−ヒドリド、ジアルキルアルミ
ニウム−OSiR15R16R17化合物、上記化合物のアリ
ール/アルキル−同属体の混合物、および上記化合物の
アルコキシ/アルキル、アルコキシ/アルール、アルー
ルオキシ/アルキルおよびアリールオキシ/アリール同
属体の各混合物、特に実施例に記載の化合物IVがあ
る。
物は、トリアルキルアルミニウム、ジアルキルアルミニ
ウム−ハライド、アルキルアルミニウム−ジハライド、
ジアルキルアルミニウム−ヒドリド、ジアルキルアルミ
ニウム−OSiR15R16R17化合物、上記化合物のアリ
ール/アルキル−同属体の混合物、および上記化合物の
アルコキシ/アルキル、アルコキシ/アルール、アルー
ルオキシ/アルキルおよびアリールオキシ/アリール同
属体の各混合物、特に実施例に記載の化合物IVがあ
る。
【0032】本発明の触媒系は特にメタロセン、助触媒
1および助触媒2より成る。助触媒1および2を組合せ
ることによって、式IIおよび/またはIII (アルミノキ
サン、第一の種類)の化合物の少なくとも1種類と式I
Vの化合物の少なくとも1種類とをいずれの場合にも重
合に提供することを保証しなければならない。
1および助触媒2より成る。助触媒1および2を組合せ
ることによって、式IIおよび/またはIII (アルミノキ
サン、第一の種類)の化合物の少なくとも1種類と式I
Vの化合物の少なくとも1種類とをいずれの場合にも重
合に提供することを保証しなければならない。
【0033】ここでは式IIおよび/またはIII の化合物
を式IVの化合物と組み合わせるのが有利である。更に
メタロセンIまたはIaを用いるのが有利である。
を式IVの化合物と組み合わせるのが有利である。更に
メタロセンIまたはIaを用いるのが有利である。
【0034】助触媒1は第一の種類のアルミニウム化合
物の少なくとも1種類または第二の種類の化合物の少な
くとも1種類より成る。助触媒1は溶剤なしでまたは不
活性炭化水素に溶解して使用する。炭化水素は、脂肪族
炭化水素または芳香族炭化水素である。トルエンまたは
ベンジンが有利である。助触媒1──純粋な状態または
溶解したもの──は重合反応の前に液状のモノマーまた
は重合に使用する懸濁媒体に添加する。
物の少なくとも1種類または第二の種類の化合物の少な
くとも1種類より成る。助触媒1は溶剤なしでまたは不
活性炭化水素に溶解して使用する。炭化水素は、脂肪族
炭化水素または芳香族炭化水素である。トルエンまたは
ベンジンが有利である。助触媒1──純粋な状態または
溶解したもの──は重合反応の前に液状のモノマーまた
は重合に使用する懸濁媒体に添加する。
【0035】助触媒1の量は、1dm3 の重合媒体当た
り0.01〜100mmol(アルミニウム化合物)、
好ましくは0.1〜10mmol(アルミニウム化合
物)である。
り0.01〜100mmol(アルミニウム化合物)、
好ましくは0.1〜10mmol(アルミニウム化合
物)である。
【0036】助触媒2は第一の種類のアルミニウム化合
物の少なくとも1種類および/または第二の種類の化合
物の少なくとも1種類より成る。助触媒2は溶剤なしに
または好ましくは不活性炭化水素に溶解してまたは懸濁
した懸濁液として使用する。脂肪族−または芳香族炭化
水素、好ましくはトルエンまたはベンジンを使用する。
物の少なくとも1種類および/または第二の種類の化合
物の少なくとも1種類より成る。助触媒2は溶剤なしに
または好ましくは不活性炭化水素に溶解してまたは懸濁
した懸濁液として使用する。脂肪族−または芳香族炭化
水素、好ましくはトルエンまたはベンジンを使用する。
【0037】助触媒2──純粋な状態、懸濁状態または
溶解状態──を重合反応前にメタロセンまたはメタロセ
ン混合物と接触させる。メタロセンは固体としてまたは
不活性炭化水素、殊にベンジンまたはトルエンに溶解し
て添加する。メタロセンは助触媒2溶液または懸濁液中
に固体として溶解するのが好ましくは助触媒2が固体で
ある場合には、この固体をメタロセンまたはメタロセン
の混合物を炭化水素、好ましい。ベンジン、例えばペン
タン、ヘキサンまたはオクタンに溶解した溶液と混合し
てもよい。この溶剤は除いてもよく、そして助触媒2お
よびメタロセンまたはメタロセン混合物の両方を溶解し
ない炭化水素に交換してもい。場合によっては助触媒2
は担体、例えばシリカゲル、酸化アルミニウム、固体の
アルミノキサン、他の無機担体材料に担持させるかまた
は場合によっては微細なポリオレフィン粉末に担持させ
る。 メタロセンは担持されたこれら助触媒2に、溶解
したメタロセンと担持された助触媒2とを攪拌すること
によって適用する。その溶剤を除きそして助触媒2およ
びメタロセンの両方を溶解しない炭化水素に交換する。
溶解状態──を重合反応前にメタロセンまたはメタロセ
ン混合物と接触させる。メタロセンは固体としてまたは
不活性炭化水素、殊にベンジンまたはトルエンに溶解し
て添加する。メタロセンは助触媒2溶液または懸濁液中
に固体として溶解するのが好ましくは助触媒2が固体で
ある場合には、この固体をメタロセンまたはメタロセン
の混合物を炭化水素、好ましい。ベンジン、例えばペン
タン、ヘキサンまたはオクタンに溶解した溶液と混合し
てもよい。この溶剤は除いてもよく、そして助触媒2お
よびメタロセンまたはメタロセン混合物の両方を溶解し
ない炭化水素に交換してもい。場合によっては助触媒2
は担体、例えばシリカゲル、酸化アルミニウム、固体の
アルミノキサン、他の無機担体材料に担持させるかまた
は場合によっては微細なポリオレフィン粉末に担持させ
る。 メタロセンは担持されたこれら助触媒2に、溶解
したメタロセンと担持された助触媒2とを攪拌すること
によって適用する。その溶剤を除きそして助触媒2およ
びメタロセンの両方を溶解しない炭化水素に交換する。
【0038】助触媒2は、1dm3 の重合媒体当たり
0.01〜100mmol(アルミニウム化合物)、好
ましくは0.1〜10mmol(アルミニウム化合物)
の量で使用する。
0.01〜100mmol(アルミニウム化合物)、好
ましくは0.1〜10mmol(アルミニウム化合物)
の量で使用する。
【0039】メタロセンは1dm3 の重合媒体当たり1
0-8〜10-3モル、殊に10-7〜10-4モルの濃度で使
用する。助触媒2/メタロセンの組合せを好ましくは重
合媒体および助触媒1が既に導入されている反応器中に
配量供給する。これで重合が開始される。
0-8〜10-3モル、殊に10-7〜10-4モルの濃度で使
用する。助触媒2/メタロセンの組合せを好ましくは重
合媒体および助触媒1が既に導入されている反応器中に
配量供給する。これで重合が開始される。
【0040】重合を連続的に実施する場合には、重合媒
体/助触媒1およびメタロセン/助触媒2を連続的に配
量供給する。重合反応で使用する前に助触媒2によって
メタロセンを予備活性化することも可能である。これは
重合活性を著しく向上させそして粒子形態を改善する。
体/助触媒1およびメタロセン/助触媒2を連続的に配
量供給する。重合反応で使用する前に助触媒2によって
メタロセンを予備活性化することも可能である。これは
重合活性を著しく向上させそして粒子形態を改善する。
【0041】予備活性化時間は1分〜60時間、好まし
くは5〜60分である。予備活性化は−78〜100
℃、好ましくは0〜70℃の温度で実施する。メタロセ
ンを予備活性化してもよい。この目的の為に、助触媒2
/メタロセンの組合せを、重合系に導入する前に、オレ
フィン、好ましくは重合で用いるオレフィンと接触させ
る。これは−78〜100℃、殊に0〜70℃の温度で
実施する。
くは5〜60分である。予備活性化は−78〜100
℃、好ましくは0〜70℃の温度で実施する。メタロセ
ンを予備活性化してもよい。この目的の為に、助触媒2
/メタロセンの組合せを、重合系に導入する前に、オレ
フィン、好ましくは重合で用いるオレフィンと接触させ
る。これは−78〜100℃、殊に0〜70℃の温度で
実施する。
【0042】オレフィン中の触媒毒を除く為に、アルキ
ルアルミニウム化合物、例えばAlMe3 またはAlE
t3 によって精製するのが有利である。この精製は重合
系自体で実施するかまたは、オレフィンを重合系に導入
する以前にAl化合物と接触させそして次いで再び除い
てもよい。ポリマー中の残留灰分含有量をできるだけ少
なくすることに興味をもたれており、モノマーの精製を
重合系の外で実施するのが有利である。
ルアルミニウム化合物、例えばAlMe3 またはAlE
t3 によって精製するのが有利である。この精製は重合
系自体で実施するかまたは、オレフィンを重合系に導入
する以前にAl化合物と接触させそして次いで再び除い
てもよい。ポリマー中の残留灰分含有量をできるだけ少
なくすることに興味をもたれており、モノマーの精製を
重合系の外で実施するのが有利である。
【0043】重合または共重合は公知の様に、溶液状
態、懸濁状態または気相中で連続的にまたは不連続的に
一段階または多段階で−60〜200℃、好ましくは3
0〜80℃の温度で実施する。式 Ra −CH=CH−
Rb で表されるオレフィンを重合または共重合する。こ
の式中、Ra およびRb は互いに同じでも異なっていて
もよく、水素原子または炭素原子数1〜14のアルキル
基である。しかしながらRa およびRb はそれらが結合
するC−原子と一緒に環を形成していてもよい。この種
のオレフィンの例には、エチレン、プロピレン、1−ブ
テン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−
オクテン、ノルボルネンまたはノルボルナジエンがあ
る。プロピレンおよびエチレンを重合または共重合する
のが特に有利である。
態、懸濁状態または気相中で連続的にまたは不連続的に
一段階または多段階で−60〜200℃、好ましくは3
0〜80℃の温度で実施する。式 Ra −CH=CH−
Rb で表されるオレフィンを重合または共重合する。こ
の式中、Ra およびRb は互いに同じでも異なっていて
もよく、水素原子または炭素原子数1〜14のアルキル
基である。しかしながらRa およびRb はそれらが結合
するC−原子と一緒に環を形成していてもよい。この種
のオレフィンの例には、エチレン、プロピレン、1−ブ
テン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−
オクテン、ノルボルネンまたはノルボルナジエンがあ
る。プロピレンおよびエチレンを重合または共重合する
のが特に有利である。
【0044】必要な場合には、分子量調整剤として水素
を添加する。重合系の全圧は0.5〜100barであ
る。特に工業的に興味の持たれる5〜64barの圧力
範囲内で重合するのが有利である。
を添加する。重合系の全圧は0.5〜100barであ
る。特に工業的に興味の持たれる5〜64barの圧力
範囲内で重合するのが有利である。
【0045】本発明に従うメタロセンの優れた水素調整
能力によって、高分子量とワックスとの間の全分子量範
囲を一つのメタロセンによってカバーできる。要するに
本発明は、本発明の触媒系を使用することを特徴とす
る、オレフィンの上述の重合−または共重合法にも関す
る。
能力によって、高分子量とワックスとの間の全分子量範
囲を一つのメタロセンによってカバーできる。要するに
本発明は、本発明の触媒系を使用することを特徴とす
る、オレフィンの上述の重合−または共重合法にも関す
る。
【0046】重合を懸濁重合または溶液重合として実施
する場合には、チグラー低圧法で慣用される不活性の溶
剤を用いる。例えば重合を脂肪族- または脂環式炭化水
素中で実施する。挙げることのできるかゝる溶剤の例と
しては、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン、イソオクタン、シクロヘキサンおよびメチルシク
ロヘキサンが挙げられる。
する場合には、チグラー低圧法で慣用される不活性の溶
剤を用いる。例えば重合を脂肪族- または脂環式炭化水
素中で実施する。挙げることのできるかゝる溶剤の例と
しては、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン、イソオクタン、シクロヘキサンおよびメチルシク
ロヘキサンが挙げられる。
【0047】更に、ベンジンまたは水素化ジーゼル油留
分も使用できる。トルエンも使用できる。重合を液状の
モノマー中で実施するのが有利である。もし不活性溶剤
を用いる場合には、モノマーを気体または液体として配
量供給する。
分も使用できる。トルエンも使用できる。重合を液状の
モノマー中で実施するのが有利である。もし不活性溶剤
を用いる場合には、モノマーを気体または液体として配
量供給する。
【0048】重合時間は、本発明で使用する触媒系が時
間の経過と共に重合活性が僅かしか下がらないことが判
っているので、任意である。本発明の重合法は、製造に
費用がかかり且つ製造が困難であるアルミノキサンを二
種類の助触媒系の組合せによって安価なアルミニウム化
合物に部分的に交換できる点に特徴がある。更に本発明
の方法は追加的に、重合系のアルミニウムの全体量を減
少させることを可能とし、このことが結果的に重合生成
物中に残留灰分含有量を減少させる。
間の経過と共に重合活性が僅かしか下がらないことが判
っているので、任意である。本発明の重合法は、製造に
費用がかかり且つ製造が困難であるアルミノキサンを二
種類の助触媒系の組合せによって安価なアルミニウム化
合物に部分的に交換できる点に特徴がある。更に本発明
の方法は追加的に、重合系のアルミニウムの全体量を減
少させることを可能とし、このことが結果的に重合生成
物中に残留灰分含有量を減少させる。
【0049】
【実施例】以下の実施例にて本発明を更に詳細に説明す
る。 VN =粘度数(cm3 /g) MAO=メチルアルミノキサン、 PP =ポリプロピレン Me =メチル Et =エチル Ph =フェニル Flu=フルオレニル Cp =シクロペンタジエニル Ind=インデニル C =比較例実施例1〜9および比較例1〜6 乾燥した24dm3 反応器をプロピレンでフラッシュ洗
浄しそして12dm3の液状プロピレンを導入する。次
いで、助触媒1の30cm3 のトルエン溶液(表1参
照;メチルアルミノキサンの平均オリゴマー度p=1
9)を添加しそしてこの混合物を30℃で15分攪拌す
る。これと平行して、5.0mgのrac−ジメチルシ
リル(1−インデニル)2 ZrCl2 を、助触媒2の1
5cm3 のトルエン溶液(表1参照;メチルアルミノキ
サンの平均オリゴマー度p=19)に溶解しそして15
分放置して予備活性化する。この溶液を次に反応器に導
入し、熱の供給によって70℃(10℃/分)に加熱し
そして重合系を冷却によって1時間の間70℃に維持す
る。20dm3 (標準状態)のCO2 ガスを添加しそし
てガス状の過剰のモノマーを除くことによって重合を中
止する。メタロセン活性および得られるポリマーの粘度
数を表1に示す。 表1
る。 VN =粘度数(cm3 /g) MAO=メチルアルミノキサン、 PP =ポリプロピレン Me =メチル Et =エチル Ph =フェニル Flu=フルオレニル Cp =シクロペンタジエニル Ind=インデニル C =比較例実施例1〜9および比較例1〜6 乾燥した24dm3 反応器をプロピレンでフラッシュ洗
浄しそして12dm3の液状プロピレンを導入する。次
いで、助触媒1の30cm3 のトルエン溶液(表1参
照;メチルアルミノキサンの平均オリゴマー度p=1
9)を添加しそしてこの混合物を30℃で15分攪拌す
る。これと平行して、5.0mgのrac−ジメチルシ
リル(1−インデニル)2 ZrCl2 を、助触媒2の1
5cm3 のトルエン溶液(表1参照;メチルアルミノキ
サンの平均オリゴマー度p=19)に溶解しそして15
分放置して予備活性化する。この溶液を次に反応器に導
入し、熱の供給によって70℃(10℃/分)に加熱し
そして重合系を冷却によって1時間の間70℃に維持す
る。20dm3 (標準状態)のCO2 ガスを添加しそし
てガス状の過剰のモノマーを除くことによって重合を中
止する。メタロセン活性および得られるポリマーの粘度
数を表1に示す。 表1
【0050】
【表1】 実施例1〜5は、助触媒1としてのMAOをAlMe3
に交換したにもかかわらず、メタロセン活性が低下し
(比較例1参照)、同時にAlMe3 の量を収量を更に
損失することなしに1/10に減らすことができること
が判る(実施例1および実施例5)。倍の量のAlMe
3 は、活性を向上させないので、利益をもたらさない
(実施例1および2)。
に交換したにもかかわらず、メタロセン活性が低下し
(比較例1参照)、同時にAlMe3 の量を収量を更に
損失することなしに1/10に減らすことができること
が判る(実施例1および実施例5)。倍の量のAlMe
3 は、活性を向上させないので、利益をもたらさない
(実施例1および2)。
【0051】全量のMAOを交換すると(本発明に従う
ものでない)、殆ど不活性の重合系がもたらされる(比
較例2〜4参照)。実施例6は、AlMe3 と実施例1
からの助触媒2とを追加的に混合することが活性の向上
を可能とすることを示している。反対に、比較例5にお
いて半分のMAOを実施例1からの助触媒2に交換する
ことがメタロセン活性を半減させてしまう。
ものでない)、殆ど不活性の重合系がもたらされる(比
較例2〜4参照)。実施例6は、AlMe3 と実施例1
からの助触媒2とを追加的に混合することが活性の向上
を可能とすることを示している。反対に、比較例5にお
いて半分のMAOを実施例1からの助触媒2に交換する
ことがメタロセン活性を半減させてしまう。
【0052】実施例7の助触媒2の場合にMAOの量を
増やすことが、実施例4と比較してメタロセン活性を著
しく向上させる。反対に、比較例6に記載した助触媒1
および2へのMAOを配分が、実施例7と比較してメタ
ロセン活性を低下させてしまう。
増やすことが、実施例4と比較してメタロセン活性を著
しく向上させる。反対に、比較例6に記載した助触媒1
および2へのMAOを配分が、実施例7と比較してメタ
ロセン活性を低下させてしまう。
【0053】MAOが助触媒1としてAlMe3 に交換
されている実施例1〜7に替えて、MAOを場合によっ
ては本発明に従って助触媒2においてもAlMe3 に交
換してもよい。これは、実施例8および9によって例示
している。
されている実施例1〜7に替えて、MAOを場合によっ
ては本発明に従って助触媒2においてもAlMe3 に交
換してもよい。これは、実施例8および9によって例示
している。
【0054】実施例10〜15 操作は実施例1と同様であるが、AlMe3 を表2に掲
載したアルミニウム化合物に交換する。 実施例16〜27 操作は実施例3と同様であるが、rac−ジメチルシリ
ル(1−インデニル) 2 ZrCl2 を表3に掲載したメ
タロセンに交換する。 実施例28 実施例18と同様に実施するが、更に50g のエチレン
を重合の間、一様な速度で配量供給する。メタロセン活
性は164kg(コポリマー)/g (メタロセン)×時
でありそしてポリマーのVNは194cm3 /gであ
る。得られるランダムコポリマーは5.6% のエチレン
を含有している。
載したアルミニウム化合物に交換する。 実施例16〜27 操作は実施例3と同様であるが、rac−ジメチルシリ
ル(1−インデニル) 2 ZrCl2 を表3に掲載したメ
タロセンに交換する。 実施例28 実施例18と同様に実施するが、更に50g のエチレン
を重合の間、一様な速度で配量供給する。メタロセン活
性は164kg(コポリマー)/g (メタロセン)×時
でありそしてポリマーのVNは194cm3 /gであ
る。得られるランダムコポリマーは5.6% のエチレン
を含有している。
【0055】実施例29 実施例18と同様に実施するが、250g のエチレンを
30分の重合の後に添加する。メタロセン活性は219
kg(コポリマー)/g (メタロセン)×時でありそし
てポリマーのVNは234cm3 /gである。このブロ
ックコポリマーは19.5% のエチレンを含有してい
る。
30分の重合の後に添加する。メタロセン活性は219
kg(コポリマー)/g (メタロセン)×時でありそし
てポリマーのVNは234cm3 /gである。このブロ
ックコポリマーは19.5% のエチレンを含有してい
る。
【0056】実施例30 実施例18と同様に実施するが、48dm3 (標準状
態)の水素を、プロピレンを添加する以前に反応器に配
量供給する。メタロセン活性は173kg(PP)/g
(メタロセン)×時でありそしてポリプロピレン−ワッ
クスのVNは18cm3 /gである。
態)の水素を、プロピレンを添加する以前に反応器に配
量供給する。メタロセン活性は173kg(PP)/g
(メタロセン)×時でありそしてポリプロピレン−ワッ
クスのVNは18cm3 /gである。
【0057】実施例31 乾燥した24dm3 反応器を窒素でフラッシュ洗浄しそ
して、芳香族化合物が除かれている12dm3 のベンジ
ン留分(沸点範囲100〜120℃)を導入する。次い
で反応器の気相空間から、2barのエチレンの注入お
よび圧力開放を4回繰り返すことによってフラッシュ洗
浄して窒素を除く。次いで、30cm3のトルエン中の
15mmolのトリメチルアルミニウムを添加し、反応
器を攪拌下に15分に亘って60℃に加熱しそしてエチ
レンの添加によって全体圧を5barに調節する。これ
と平行して、5mgのrac−エチレン(2−メチル−
1−インデニル)2 −ジルコニウム−ジクロライドを、
メチルアルミノキサンの20cm3 のトルエン溶液(=
30mmolのMAO、平均オリゴマー度p=14)に
溶解し、15分放置しそして反応器に導入する。重合を
70℃で1時間実施し、系の圧力をエチレンの配量供給
によって5barに維持する。395g のポリプロピレ
ンが得られる。ポリエチレンのVNは305cm3 /g
であった。
して、芳香族化合物が除かれている12dm3 のベンジ
ン留分(沸点範囲100〜120℃)を導入する。次い
で反応器の気相空間から、2barのエチレンの注入お
よび圧力開放を4回繰り返すことによってフラッシュ洗
浄して窒素を除く。次いで、30cm3のトルエン中の
15mmolのトリメチルアルミニウムを添加し、反応
器を攪拌下に15分に亘って60℃に加熱しそしてエチ
レンの添加によって全体圧を5barに調節する。これ
と平行して、5mgのrac−エチレン(2−メチル−
1−インデニル)2 −ジルコニウム−ジクロライドを、
メチルアルミノキサンの20cm3 のトルエン溶液(=
30mmolのMAO、平均オリゴマー度p=14)に
溶解し、15分放置しそして反応器に導入する。重合を
70℃で1時間実施し、系の圧力をエチレンの配量供給
によって5barに維持する。395g のポリプロピレ
ンが得られる。ポリエチレンのVNは305cm3 /g
であった。
【0058】実施例32 実施例18と同様に実施するが、メチルアルミノキサン
のトルエン溶液を同じ量およびモル濃度のイソブチルメ
チルアルミノキサンのヘプタン溶液に替える。メタロセ
ン活性は137.5kg(PP)/g (メタロセン)×
時でありそしてポリマーは159cm3 /g のVNを有
している。イソブチルメチルアルミノキサンはイソブチ
ルAlMe2 とAlMe2 との混合物をヘプタン中で水
と反応させることによって得られ、9mol% のイソブ
チル単位および91mol% のメチル単位を含有してい
る。
のトルエン溶液を同じ量およびモル濃度のイソブチルメ
チルアルミノキサンのヘプタン溶液に替える。メタロセ
ン活性は137.5kg(PP)/g (メタロセン)×
時でありそしてポリマーは159cm3 /g のVNを有
している。イソブチルメチルアルミノキサンはイソブチ
ルAlMe2 とAlMe2 との混合物をヘプタン中で水
と反応させることによって得られ、9mol% のイソブ
チル単位および91mol% のメチル単位を含有してい
る。
【0059】実施例33 実施例18を繰り返すが、メチルアルミノキサンのトル
エン溶液を同じ量およびモル濃度のメチルアルミノキサ
ン−ヒドリド溶液(トルエン中でMe2 AlHと水とか
ら製造される)に交換する。メタロセン活性は119k
g(PP)/g(メタロセン)×時でありそしてポリマ
ーは160cm3 /g のVNを有している。
エン溶液を同じ量およびモル濃度のメチルアルミノキサ
ン−ヒドリド溶液(トルエン中でMe2 AlHと水とか
ら製造される)に交換する。メタロセン活性は119k
g(PP)/g(メタロセン)×時でありそしてポリマ
ーは160cm3 /g のVNを有している。
【0060】実施例34 実施例3と同様に実施するが、用いる助触媒1溶液がヘ
プタンにトリイソブチルアルミニウムを溶解した34.
5mlの溶液(26mmolのAl)である。反応をガ
ス状の過剰のモノマーを速やかに除くことによって終了
する。トリイソブチルアルミニウムを助触媒として使用
する場合には、生じる反応生成物が不快な臭気を発する
ので、CO2 を用いて重合を終了することができなかっ
た。しかしながら必要な場合には、反応を場合によって
は例えばアルコールを用いて終了することができる。
1.27kgのポリプロピレンが得られ、これは254
kg(PP)/g(メタロセン)×時のメタロセン活性
に相当する。用いるメチルアルミノキサンの量を基準と
すると、活性は63.5g (PP)/mmol(MA
O)でありそして助触媒1および助触媒2のアルミニウ
ムの全量を基準とすると、活性は27.6g (PP)/
mmol(Al)である。ポリマーのVNは62cm3
/gである。
プタンにトリイソブチルアルミニウムを溶解した34.
5mlの溶液(26mmolのAl)である。反応をガ
ス状の過剰のモノマーを速やかに除くことによって終了
する。トリイソブチルアルミニウムを助触媒として使用
する場合には、生じる反応生成物が不快な臭気を発する
ので、CO2 を用いて重合を終了することができなかっ
た。しかしながら必要な場合には、反応を場合によって
は例えばアルコールを用いて終了することができる。
1.27kgのポリプロピレンが得られ、これは254
kg(PP)/g(メタロセン)×時のメタロセン活性
に相当する。用いるメチルアルミノキサンの量を基準と
すると、活性は63.5g (PP)/mmol(MA
O)でありそして助触媒1および助触媒2のアルミニウ
ムの全量を基準とすると、活性は27.6g (PP)/
mmol(Al)である。ポリマーのVNは62cm3
/gである。
【0061】実施例35 実施例8と同様に実施するが、助触媒2は20mmol
のトリイソブチルアルミニウム(18.3mlのトルエ
ン溶液)である。重合は50mlのエタノールを用いて
終了する。2.41kgのポリプロピレンが得られ、こ
れは480kg(PP)/g(メタロセン)×時のメタ
ロセン活性、46g(PP)/mmol(MAO)また
は33.5g (PP)/mmol(全アルミニウム)に
相当する。ポリマーのVNは51cm3 /gである。
のトリイソブチルアルミニウム(18.3mlのトルエ
ン溶液)である。重合は50mlのエタノールを用いて
終了する。2.41kgのポリプロピレンが得られ、こ
れは480kg(PP)/g(メタロセン)×時のメタ
ロセン活性、46g(PP)/mmol(MAO)また
は33.5g (PP)/mmol(全アルミニウム)に
相当する。ポリマーのVNは51cm3 /gである。
【0062】実施例36 実施例35と同様に実施するが、用いるメタロセンは1
0mgのrac−Me 2 Si(2−Me−1−インデニ
ル)2 ZrCl2 である。重合温度は50℃でありそし
て重合をガス状の過剰のモノマーを速やかに除くことに
よって終了する。2.51kgのポリプロピレンが得ら
れ、これは251kg(PP)/g(メタロセン)×時
のメタロセン活性に相当する。ポリマーのVNは265
cm3 /gである。
0mgのrac−Me 2 Si(2−Me−1−インデニ
ル)2 ZrCl2 である。重合温度は50℃でありそし
て重合をガス状の過剰のモノマーを速やかに除くことに
よって終了する。2.51kgのポリプロピレンが得ら
れ、これは251kg(PP)/g(メタロセン)×時
のメタロセン活性に相当する。ポリマーのVNは265
cm3 /gである。
【0063】実施例37 実施例34と同様に実施するが、用いるメタロセンは5
mgのrac−Me2Si(2−Me−1−インデニ
ル)2 ZrCl2 である。重合温度は50℃でありそし
て重合をガス状の過剰のモノマーを速やかに除くことに
よって終了する。1.37kgのポリプロピレンが得ら
れ、これは274kg(PP)/g(メタロセン)×時
のメタロセン活性に相当する。ポリマーのVNは269
cm3 /gである。
mgのrac−Me2Si(2−Me−1−インデニ
ル)2 ZrCl2 である。重合温度は50℃でありそし
て重合をガス状の過剰のモノマーを速やかに除くことに
よって終了する。1.37kgのポリプロピレンが得ら
れ、これは274kg(PP)/g(メタロセン)×時
のメタロセン活性に相当する。ポリマーのVNは269
cm3 /gである。
【0064】実施例38 実施例35と同様に実施するが、用いるメタロセンは
8.2mgのrac−フェニル(メチル)シリル(2−
Me−4,6−ジイソプロピル−1−インデニル)2 Z
rCl2 であり、重合温度は50℃でありそして重合を
ガス状の過剰のモノマーを速やかに除くことによって終
了する。3.12kgのポリプロピレンが得られ、これ
は380kg(PP)/g(メタロセン)×時のメタロ
セン活性に相当する。ポリマーのVNは573cm3 /
gであり、そして分子量は、ゲルパーミッションクロマ
トグラフィー(GPC)で測定してMW =777,00
0g/molである。
8.2mgのrac−フェニル(メチル)シリル(2−
Me−4,6−ジイソプロピル−1−インデニル)2 Z
rCl2 であり、重合温度は50℃でありそして重合を
ガス状の過剰のモノマーを速やかに除くことによって終
了する。3.12kgのポリプロピレンが得られ、これ
は380kg(PP)/g(メタロセン)×時のメタロ
セン活性に相当する。ポリマーのVNは573cm3 /
gであり、そして分子量は、ゲルパーミッションクロマ
トグラフィー(GPC)で測定してMW =777,00
0g/molである。
【0065】比較例7 実施例38と同様に実施するが、トリイソブチルアルミ
ニウムを同じモル量のメチルアルミノキサンに交換す
る。ポリマーのVNは478cm3 /g でありそしてM
W は566,000g /molである。
ニウムを同じモル量のメチルアルミノキサンに交換す
る。ポリマーのVNは478cm3 /g でありそしてM
W は566,000g /molである。
Claims (8)
- 【請求項1】 遷移金属化合物としての少なくとも1種
類のメタロセンと式II 【化1】 〔式中、R14は互いに同じでも異なっていてもよく、炭
素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数6〜18のア
リール基、ベンジル基または水素原子でありそしてpは
2〜50の整数である。〕で表されるおよび/または式
III 【化2】 〔式中、R14およびpは上記の意味を有する。〕で表さ
れる環状の種類の少なくとも1種類のアルミニウム化合
物および式IV 【化3】 〔式中、R15、R16およびR17は互いに同じでも異なっ
ていてもよく、水素原子、炭素原子数1〜10のアルキ
ル基、炭素原子数1〜15のアルキルシリル基、炭素原
子数1〜10のアルコキシ基、炭素原子数6〜10のア
リール基、炭素原子数6〜10のアリールオキシ基、炭
素原子数2〜10のアルケニル基、炭素原子数7〜40
のアリールアルキル基、炭素原子数7〜40のアルキル
アリール基、炭素原子数8〜40のアリールアルケニル
基、ハロゲン原子または式−OSiR15R16R17 (式
中、R15、R16およびR17は上記と同じ意味を有す
る。)で表される残基である。〕で表される少なくとも
1種類のアルミニウム化合物で構成される、オレフィン
の重合または共重合の為の触媒系。 - 【請求項2】 遷移金属化合物として少なくとも1種類
のメタロセン、助触媒1および助触媒2で構成され、助
触媒1が式IIおよび/または式III の少なくとも1種類
の化合物または式IVの少なくとも1種類の化合物より成
りそして助触媒2が式IIおよび/または式III の少なく
とも1種類の化合物および/または式IVの少なくとも1
種類の化合物より成るそして助触媒2が重合反応の前に
メタロセンと接触させられている、請求項1に記載の触
媒系。 - 【請求項3】 式IIおよび/または式III の化合物およ
び式IVの化合物を含有する請求項1または2に記載の触
媒系。 - 【請求項4】 式IIまたはIII の化合物がメチルアルミ
ノキサンである請求項1〜3のいずれか一つに記載の触
媒系。 - 【請求項5】 式IVの化合物がトリアルキルアルミニウ
ム、ジアルキルアルミニウムハライド、アルキルアルミ
ニウム−ジハライド、ジアルキルアルミニウムヒドリド
またはジアルキルアルミニウム−OSiR15R16R17で
ある請求項1〜4のいずれか一つに記載の触媒系。 - 【請求項6】 式IVの化合物がトリメチルアルミニウ
ム、ジエチルアルミニウム−ヒドリド、ジエチルアルミ
ニウム−クロライド、ジメチルアルミニウム−フルオラ
イド、エチルアルミニウム−ジクロライド、トリエチル
アルミニウムまたはジエチルアルミニウム−OSiH
(CH3 )(C2 H5 )である請求項1〜5のいずれか
一つに記載の触媒系。 - 【請求項7】 式 式 Ra −CH=CH−Rb 〔式中、Ra およびRb は互いに同じでも異なっていて
もよく、水素原子または炭素原子数1〜14の炭化水素
基であるかまたはRa およびRb はそれらが結合する原
子と一緒に環を形成し得る。〕で表されるオレフィンを
溶液状態で、懸濁状態でまたは気相で−60〜200℃
の温度、0.5〜100bar の圧力のもとで遷移金属化
合物としてのメタロセンと助触媒から形成される触媒の
存在下に重合または共重合することによってオレフィン
ポリマーを製造する方法において、請求項1〜6のいず
れか一つに記載の触媒を使用することを特徴とする、上
記方法。 - 【請求項8】 オレフィンの重合で触媒として請求項1
〜6のいずれか一つに記載の触媒系を使用する方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4202163 | 1992-01-27 | ||
DE4202163:4 | 1992-01-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06122706A true JPH06122706A (ja) | 1994-05-06 |
JP3459272B2 JP3459272B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=6450335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01109793A Ceased JP3459272B2 (ja) | 1992-01-27 | 1993-01-26 | オレフィンの重合および共重合方法 |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US5985784A (ja) |
EP (1) | EP0553757B1 (ja) |
JP (1) | JP3459272B2 (ja) |
KR (1) | KR100268539B1 (ja) |
AT (1) | ATE143384T1 (ja) |
AU (1) | AU669684B2 (ja) |
CA (1) | CA2088114A1 (ja) |
DE (1) | DE59303908D1 (ja) |
ES (1) | ES2093287T3 (ja) |
TW (1) | TW304963B (ja) |
ZA (1) | ZA93548B (ja) |
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---|---|---|---|---|
JPH06100614A (ja) * | 1992-08-06 | 1994-04-12 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | オレフィン重合用触媒およびこれを用いるオレフィンの重合方法 |
TW298593B (ja) * | 1993-02-12 | 1997-02-21 | Hoechst Ag | |
US6211109B1 (en) * | 1995-07-18 | 2001-04-03 | Fina Technology, Inc. | Process for treating silica with alumoxane |
US6818585B2 (en) | 1998-12-30 | 2004-11-16 | Univation Technologies, Llc | Catalyst compounds, catalyst systems thereof and their use in a polymerization process |
US6034192A (en) * | 1998-12-30 | 2000-03-07 | Univation Technologies, Llc | Germanium bridged metallocenes producing polymers with increased melt strength |
DE19922020A1 (de) * | 1999-05-12 | 2000-11-16 | Targor Gmbh | Übergangsmetallverbindung, Katalysatorsystem, Verfahren zu seiner Herstellung und seine Verwendung zur Polymerisation von Olefinen |
US6444765B1 (en) * | 2000-06-14 | 2002-09-03 | Equistar Chemicals, Lp | Olefin polymerization process for producing broad MWD polymers |
WO2003014166A1 (en) * | 2001-08-07 | 2003-02-20 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Process for producing polymer |
US7700707B2 (en) | 2002-10-15 | 2010-04-20 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Polyolefin adhesive compositions and articles made therefrom |
KR101113341B1 (ko) | 2002-10-15 | 2012-09-27 | 엑손모빌 케미칼 패턴츠 인코포레이티드 | 올레핀 중합용 다중 촉매 시스템 및 이로부터 제조된중합체 |
JP2006509898A (ja) | 2002-12-16 | 2006-03-23 | バーゼル、ポリオレフィン、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング | アルミノキサンを少量含む担持触媒組成物の製造 |
JP5695419B2 (ja) | 2007-08-29 | 2015-04-08 | アルベマール・コーポレーシヨン | ジアルキルアルミニウム陽イオンの前駆剤から生じるアルミノキサン触媒活性剤、同物質の製造方法、ならびにオレフィンの触媒および重合におけるその用途 |
BRPI0703586B1 (pt) | 2007-10-19 | 2018-02-06 | Braskem S.A | Catalisador metaloceno suportado, e, copolímeros de etileno com alfa-olefinas de alto e ultra alto peso molecular |
JP7471726B2 (ja) * | 2020-08-12 | 2024-04-22 | エルジー・ケム・リミテッド | メタロセン担持触媒の製造方法、メタロセン担持触媒およびこれを利用したポリオレフィンの製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US4701432A (en) * | 1985-11-15 | 1987-10-20 | Exxon Chemical Patents Inc. | Supported polymerization catalyst |
US4794096A (en) * | 1987-04-03 | 1988-12-27 | Fina Technology, Inc. | Hafnium metallocene catalyst for the polymerization of olefins |
JP2538588B2 (ja) * | 1987-04-03 | 1996-09-25 | 三井石油化学工業株式会社 | オレフイン重合用固体触媒の製法 |
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DE3726067A1 (de) | 1987-08-06 | 1989-02-16 | Hoechst Ag | Verfahren zur herstellung von 1-olefinpolymeren |
DE3742934A1 (de) | 1987-12-18 | 1989-06-29 | Hoechst Ag | Verfahren zur herstellung einer chiralen, stereorigiden metallocen-verbindung |
DE3743321A1 (de) * | 1987-12-21 | 1989-06-29 | Hoechst Ag | 1-olefinpolymerwachs und verfahren zu seiner herstellung |
DE3907965A1 (de) * | 1989-03-11 | 1990-09-13 | Hoechst Ag | Verfahren zur herstellung eines syndiotaktischen polyolefins |
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1992
- 1992-12-15 TW TW081110038A patent/TW304963B/zh active
-
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