JPH06121474A - 電気所の巡視・点検支援装置 - Google Patents

電気所の巡視・点検支援装置

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JPH06121474A
JPH06121474A JP4270018A JP27001892A JPH06121474A JP H06121474 A JPH06121474 A JP H06121474A JP 4270018 A JP4270018 A JP 4270018A JP 27001892 A JP27001892 A JP 27001892A JP H06121474 A JPH06121474 A JP H06121474A
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JP
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abnormal
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plant
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JP4270018A
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English (en)
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Toshimitsu Yamaguchi
利光 山口
Hiroko Saito
裕子 斎藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/16Electric power substations

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  • Alarm Systems (AREA)
  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラント情報に基づき機器の異常兆候の診断
を行い、異常と診断された場合、その異常部位の図面を
表示することにより、巡視・点検時の巡視員の作業効率
向上と異常の検出・確定時間の短縮を図る。 【構成】 プラントのセンサー情報などを取り込むプラ
ント情報入力手段と、プラント運転状態をデータベース
に蓄積管理するプラント運転状態蓄積管理手段と、蓄積
管理されたデータベースを基に機器の異常兆候を診断す
る異常兆候診断手段と、その診断結果により平常時、異
常時の点検項目チェックリストを出力する平常時(又
は、異常時)点検項目チェックリスト出力手段と、異常
機器の所在位置を指示した図面を出力する異常兆候箇所
図面出力手段と、その機器の過去の保守・点検記録を出
力する保守・点検記録出力手段とから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変電所等の電気所にお
けるプラント機器の巡視・点検業務を支援する巡視・点
検支援装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現代社会においては電力は不可欠なもの
であり、停電による影響が大きな社会的問題になるよう
に電力の安定供給に対する要求は、今後とも益々増大す
る傾向にある。特に、変電プラントに事故が発生した場
合は、その影響は非常に大きなものとなる可能性がある
ことから、事故に至る前兆現象をとらえて事故の発生を
未然に防止する事が重要である。
【0003】このため、変電所においては半月に1回ま
たは1カ月に1回程度の割合で巡視・点検を行い、各機
器に関する各種データを収集し、その異常の有無を判断
している。
【0004】従来、このような変電所における巡視・点
検作業の一例として、巡視員が図15に示すような巡視・
点検項目チェックリストにより各機器を順次パトロール
することによって行われており、機器の異常の有無はそ
のチェックリストの結果によって人間が判断する方法が
あった。即ち、図15に示すガス絶縁開閉装置(GIS)
や変圧器などにより、あらかじめ決められている監視項
目ごとにチェックの着眼点とその管理値を示してあり、
その項目にしたがって異常の有無をチェックしていく。
例えば、GISの場合には図にも示してあるように異
常、異臭などの機器全体の概況チェックから、ガス圧や
油圧が管理値内に入っているか否かなどのチェックを
し、その結果により人間が機器の異常兆候を判断してい
た。
【0005】しかし、近年電力需要の増大と共に275 K
V、500 KVといった高電圧大容量のガス絶縁開閉装置
(GIS)が変電所に設置されるようになってきてお
り、これに伴い、隠ぺい化、ブラックボックス化された
部分が多くなり機器の状態を定量的に把握し、機器の異
常兆候を予知し必要に応じて保守を実施する予知保全技
術の確立が必要となってきている。
【0006】最近、携帯式のコンピュータを用いて巡視
・点検作業を支援しようとする考えかたもある(特開平
3−222639号)。この発明は、携帯式コンピュータに点
検データを入力し、この点検データと判定基準値とを比
較して点検が正常か否かを判定し、もし異常であれば異
常を示す判定結果を表示し、続いて異常判定時の関連調
査項目を表示するというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の巡視・点検項目
チェックリストはプラント機器を熟知した経験豊かな運
転員等によって分析され、その結果により異常状態が見
られた場合には、再度巡視員を現場に出向かせ機器の診
断をおこなわせている。このため常に機器異常を診断で
きるベテラン運転員が必要なこと、人間系での診断のた
め時間がかかること、診断結果によっては再度現場に出
向かなければいけないことなど、異常の検出・確定に多
くの時間を要しているという問題がある。
【0008】又、特開平3−222639号公報に開示された
発明では、異常と判定された部位を図面として表示又は
出力するようには構成されていないので、異常個所の確
定にやはり多くの時間を要するといった問題がある。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、プラント情報に基づき機器の異常兆候の診断を
行い、その診断の結果異常と判断された場合、その異常
部位の図面を表示することにより適切な巡視・点検支援
を行い、巡視・点検時の巡視員の作業効率向上と異常の
検出・確定時間の短縮を図ることを可能とした電気所巡
視・点検支援装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の構成を実施例に対応する図1によって説明する。
【0011】本発明では、電気所プラントのセンサー情
報などを取り込むプラント情報入力手段と、プラント運
転状態データをデータベースに蓄積管理するプラント運
転状態蓄積管理手段と、蓄積管理されたデータベースを
基に機器の異常兆候を診断する異常兆候診断手段と、そ
の診断結果により平常時、異常時の点検項目チェックリ
ストを出力する平常時(又は、異常時)点検項目チェッ
クリスト出力手段と、異常機器の所在位置を指示した図
面を出力する異常兆候箇所図面出力手段と、その機器の
過去の保守・点検記録を出力する保守・点検記録出力手
段とから構成した。
【0012】
【作用】電気所プラントから入力した情報を蓄積管理
し、その蓄積管理した情報とプラント機器診断の異常兆
候判定基準から機器の異常兆候を診断する。その診断の
結果、異常兆候が見られた場合は異常時点検項目チェッ
クリストを出力するとともに異常兆候箇所を明示した機
器図面を出力する。更に異常兆候が検出された機器の過
去の保守・点検記録を出力する。又、機器異常兆候診断
の結果、異常兆候が見られない場合は平常時巡視・点検
該当日時か否かをチェックし、該当日時の場合には平常
時点検項目チェックリストを出力する。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。図1
は、本発明による電気所巡視・点検支援装置の一実施例
の構成図である。図1において、1は巡視・点検対象の
変電所等の電気所プラント、2は運転制御室に設置され
た巡視・点検支援装置である。
【0014】11はプラントを構成する変電機器、21はプ
ラント1の各変電機器11に取り付けてあるセンサーや機
器の運転状態の情報を随時入力するプラント情報入力手
段、22は入力したプラント情報を蓄積管理するプラント
運転状態蓄積管理手段、DB1はプラント運転状態を格
納・保存するプラント運転状態データベース、23はプラ
ント運転状態データベースのプラント情報と電力用機器
診断の異常兆候判定基準DB2とから機器の異常兆候を
診断する異常兆候診断手段、24は異常兆候有りの場合D
B3の異常時点検項目データベースを基に異常時点検項
目を生成する異常時点検項目チェックリスト出力手段、
DB5は機器図面と各機器に設置されているセンサーと
の位置関係を対応させた機器図面情報データベースであ
り、25はそのデータベースを基に異常兆候箇所をマーキ
ングした図面を出力する異常兆候箇所図面出力手段であ
る。26は点検記録データベースDB6を基に、異常兆候
を示した機器の過去の保守・点検記録を出力する手段で
ある。又、異常兆候診断手段23により異常兆候が見られ
なかった場合で、かつ平常時巡視・点検日時に該当する
場合に起動される手段27は、平常時点検項目データベー
スDB4を基に平常時点検項目チェックリストを出力す
る手段である。O1は異常時点検項目チェックリスト、
異常兆候箇所をマーキングした機器図面、異常兆候を検
出した機器の保守・点検記録及び平常時点検項目チェッ
クリストを出力する出力装置である。
【0015】プラント情報入力手段21によって入力した
各機器の情報をプラント運転状態蓄積管理手段22によっ
てデータベースDB1に格納する処理と、格納されたデ
ータベースと異常兆候判定基準DB2から異常兆候を判
定する異常兆候診断手段23の処理と、異常時点検項目チ
ェックリスト出力手段24が異常点検項目データベースD
B3を基に異常時点検項目を出力する処理と、異常兆候
箇所図面出力手段25が機器図面情報データベースDB5
を基に図面に異常兆候箇所をマーキングしCRTに表示
する処理と、過去点検記録出力手段26が保守・点検記録
データベースDB6を基に異常機器に該当する保守・点
検記録を出力する処理と、23の異常兆候診断手段の処理
の結果、異常兆候が見つからなかった場合で、かつ平常
時の巡視・点検スケジュールに該当する場合に、平常時
点検項目チェックリストを出力する処理について説明す
る。
【0016】先ず、異常兆候の診断項目については変電
所の各機器によって異なっており、概略は図2のように
分類できる。これらの情報は、図1のプラント情報入力
手段21によってとりこまれ、プラント運転状態蓄積管理
手段22によってプラント運転状態データベースDB1に
格納される。DB1の構造を図3に示す。
【0017】このプラント運転状態データベースDB1
は、変電所の変電設備の機器1A(例えばGISや変圧
器等)と、その機器に取り付けられているセンサー情報
の種類、即ち診断項目1B(例えばガス圧、油圧、油
温、油面等)と、入力したセンサー情報の最新の計測値
1Cと、過去n回の計測値1Dから構成している。
【0018】異常兆候診断手段23は、DB1の各機器1
Aの各診断項目1B毎に最断の計測値1Cと過去n回の
計測値を読みだし、異常兆候判定基準DB2を基に各機
器の異常兆候を診断する。この異常兆候判定基準DB2
は図4に示すような構成になっており、各機器毎に異常
兆候を判定するための条件が記憶されている。例えば、
GISの場合はガス圧が1日あたりXXKgf/cm2
以上の低下が発生した場合にはガス圧異常と判定する条
件や、変圧器の場合には油温がXX℃以上であれば変圧
器の温度異常と判断すべき条件が記憶されている。異常
兆候の診断方法の一例として、図5のフローチャートを
参照して以下に説明する。
【0019】F1の処理にて異常兆候判断基準DB2を
読み込み、F2の処理にてプラント運転状態データベー
スDB1(以下DB1と称す)を読み込む。F3にて機
器の検索インデックスI及び診断項目の検索インデック
スJを初期化する。F4の処理にて、前記F2の処理に
て取りだしたDB1の機器(I)の診断項目(J)の最
新の計測値及び過去n回の計測値を参照し、F5の処理
にて前記計測値とDB2の異常兆候判定基準から異常兆
候を判定する。この異常兆候有無の判定方法としては、
例えばガス圧低下兆候の判定は現在値と過去n回の計測
値から変化率を算出し、DB2の判定条件に示してある
設定値以上の圧力低下の傾向が見られた場合には、異常
兆候があると判定する方法などがある。
【0020】F6の処理にて、異常兆候の有無をチェッ
クし異常が有った場合には、F7に進み、異常がなかっ
た場合にはF8に進む。F7の処理にて異常兆候を検出
した機器(I)と診断項目(J)を記憶する。F8の処
理にて機器(I)に対する全ての診断項目についてチェ
ックしたかを判断し全て完了した場合はF10へ、未完の
場合には、F9に進む。F9の処理にて診断項目の検索
インデックスJを更新し、F4の処理を続ける。F10の
処理にて全ての機器の異常兆候状態を判定したか否かを
チェックし、チェック完了の場合はF12に進み、未完の
場合にはF11に進む。F11の処理にて機器検索インデッ
クスIを更新し、診断項目検索インデックスJを初期化
する。F12にて検索した機器の中に異常兆候が見つかっ
たものがあったか否かをチェックし、有った場合にはF
13の処理にて、F7の処理で記憶した異常兆候機器
(I)と異常兆候診断項目(J)を異常時点検項目チェ
ックリスト出力処理24の受け渡しパラメータとしてセッ
トし、F14の処理にて異常時点検項目チェックリスト出
力手段24を起動し処理を終了する。無かった場合にはF
15に進み平常時の巡視・点検日に該当するか否かをチェ
ックし、そのスケジュールに該当する場合には平常時点
検項目チェックリスト出力手段27を起動し処理を終了す
る。平常時の巡視・点検は、たとえば半月に1回あるい
は1カ月に1回程度の割合で実施されており、その該当
日時はあらかじめシステムに記憶させておく。該当日で
ない場合には処理を終了する。次に、異常時点検項目チ
ェックリスト出力手段24の処理内容を説明する。先ず機
器異常時点検項目データベース3の構造を図6に示す。
【0021】この機器異常時点検項目データベースDB
3(以下DB3と称す)は、変電所の変電設備の機器2
Aとその機器のセンサー情報の種類、即ち診断項目2B
とその機器が異常兆候を検出したときの点検内容2Cと
チェックすべき部位2Dから構成している。
【0022】異常時点検項目チェックリスト出力手段24
は、異常兆候診断手段23から受け渡された異常兆候機器
(I)と異常兆候診断項目(J)からDB3を検索し、
該当する点検内容と点検部位を取り出し、出力機器O1
に異常時点検項目チェックリストとして出力する。異常
時点検項目チェックリスト出力方法の一例として図7の
フローチャートを参照して以下に説明する。
【0023】S1の処理にて異常兆候診断手段23から受
け渡された異常兆候機器(I)と異常兆候診断項目
(J)から一組のデータを取り出す。S2にてS1で取
り出した異常兆候機器と異常兆候診断項目からDB3を
検索し、該当する点検内容2Cと点検部位2Dを取り出
す。S3の処理にてS2で取りだした点検内容と点検部
位より、異常時点検項目チェックリストを編集し出力機
器O1に出力する。S4の処理にて全ての異常兆候機器
(I)と異常兆候診断項目(J)を処理したかをチェッ
クし、“NO”の場合にはS1にもどり次の異常兆候機
器と異常兆候診断項目について処理を行う。“YES”
の場合にはS5の処理にて異常兆候診断手段23から受け
渡された異常兆候機器(I)と異常兆候診断項目(J)
を異常兆候箇所図面出力手段25への受け渡しパラメータ
としてセットする。S6の処理にて異常兆候箇所図面出
力手段25を起動し終了する。次に異常兆候箇所図面出力
手段25の処理について説明する。
【0024】先ず、機器図面情報データベースDB5の
構造を図8に示す。この機器図面情報データベースDB
5(以下、DB5と称す)は、変電所の変電設備の機器
3Aと、そ機器の出力用図面情報3Bと、その機器に取
り付けられているセンサー情報、即ち診断項目3Cと、
異常兆候結果を図面上に出力する箇所を示す座標3D
と、その指示マーク3Eとから構成している。この診断
項目3Cは、変圧器、しゃ断器などの各機器に取り付け
てあるセンサー単位で構成されており、例えば油温、油
面、異常音、異常振動、漏れ電流などからなっている。
【0025】異常兆候箇所図面出力手段25は、異常時点
検項目チェックリストから受け渡された異常兆候機器
(I)と異常兆候診断項目(J)からDB5を検索し、
それに該当する機器の図面情報を出力し、異常兆候が見
られた箇所にその指示マークを出力する。この異常兆候
箇所を示した図面の例を図9に示す。即ち異常兆候が見
られたガス区分単位(例えば開閉装置等の機器をSF6
ガス等の不活性で高絶縁性の気体を絶縁材料として金属
ケース等の中に封入してある単位)毎に枠で囲み、その
中にガス圧低下であればGマークを出力する。異常兆候
箇所の図面出力方法の一例として、図10のフローチャー
トを参照して以下に説明する。
【0026】P1の処理にて機器の検索インデックスI
を初期化する。P2の処理にて異常時点検項目チェック
リスト出力手段24から受け渡された異常兆候機器(I)
を取り出す。P3の処理にて異常兆候機器(I)に該当
する出力用図面情報を機器図面情報データベースDB5
から取り出し、出力機器O1に出力する。P4にて異常
兆候診断項目(J)の検索インデックスJを初期化し、
P5の処理にて異常兆候機器(I)と異常兆候診断項目
(J)に該当する異常兆候箇所指示座標3D及び異常兆
候診断項目指示マーク3EをDB5から取り出す。P6
の処理にてP5で取りだした異常兆候箇所指示座標3D
を基にP3の処理で出力した機器図面上に異常兆候箇所
指示マーク3Eを出力する。P7の処理にて異常兆候機
器(I)に対する異常兆候診断項目(J)を全て処理し
たかをチェックし、“NO”であればP8に進み、“Y
ES”であればP9の処理をする。P8の処理では異常
兆候診断項目の検索インデックスを更新し次の異常兆候
診断項目を処理するためにP5に戻る。P9の処理にて
異常兆候機器全てを処理したかをチェックし“NO”で
あればP10に進み、“YES”の場合にはP11に進む。
P10の処理では異常兆候機器の検索インデックスを更新
し、次の異常兆候機器を処理するためにP2に戻る。P
11の処理にて異常時点検項目チェックリスト出力処理24
から受け渡された異常兆候機器を保守・点検記録出力手
段26への受け渡しパラメータとしてセットする。P12の
処理にて保守・点検記録出力手段26を起動し終了する。
次に保守・点検記録出力手段26の処理について説明す
る。
【0027】先ず保守・点検記録データベースDB6の
構造を図11に示す。この保守・点検記録データベースD
B6(以下、DB6と称す)は、過去に保守・点検を実
施した機器4Aと、保守・点検した年・月・日4Bと、
保守・点検区分4Cと、保守点検した内容4Dから構成
している。
【0028】保守・点検記録出力処理26は、異常兆候箇
所図面出力手段25より受け渡された異常兆候機器により
DB6を検索し、該当機器の保守・点検記録データを取
り出し出力機器O1に過去の保守・点検記録データとし
て出力する。保守・点検記録処理の一例として、図12の
フローチャートを参照して以下に説明する。
【0029】L1の処理にて異常兆候機器の検索インデ
ックスIを初期化し、L2の処理にて異常兆候箇所図面
出力手段25から受け渡された異常兆候機器(I)のデー
タを取り出す。L3の処理にて異常兆候機器(I)をK
EYとして、DB6を検索する。L4の処理にてDB6
に異常兆候機器(I)に該当したデータが存在したか否
かをチェックし、該当データが無ければL7に進む。該
当データが存在した場合には、L5の処理にて異常兆候
機器(I)に該当する保守・点検年・月・日と、保守・
点検区分と保守・点検内容をDB6から取り出す。L6
の処理にて、L5で取りだした情報を保守・点検記録と
して編集し、出力機器O1に出力する。L7の処理にて
異常兆候機器を全て処理したか否かをチェックし、“N
O”の場合には、L8にて検索インデックスを更新し、
次の異常兆候機器について処理をする。L7にて“YE
S”の場合には、処理を終了する。
【0030】次は、異常兆候診断手段23の処理の結果、
異常兆候機器が検出されなかった場合、かつ平常時巡視
・点検日に該当する場合に起動される平常時点検項目チ
ェックリスト出力手段27について説明する。先ず平常時
点検項目データベースDB4の構造を図13に示す。この
平常時点検項目データベースDB4(以下、DB4と称
す)は、変電所の変電設備の機器5Aと、その機器の平
常時点検項目5Bとから構成している。
【0031】平常時点検項目チェックリスト出力手段27
は、DB4の各機器毎の平常時点検項目を取り出し、平
常時点検項目チェックリストとして編集し、出力機器O
1へ出力する。又、このチェックリスト出力時に各機器
の計測値をDB1から取り出し、巡視員の参考データと
して出力機器O1に出力する。平常時点検項目チェック
リスト出力方法の一例として、図14のフローチャートを
参照して以下に説明する。
【0032】N1の処理にて、DB4の機器インデック
スIを初期化し、N2の処理にてDB4の機器(I)の
平常時点検項目5Bを取り出す。N3の処理にて、取り
だした平常時点項目5Bから平常時点検項目チェックリ
ストを編集し、出力機器O1に出力する。N4の処理に
て全ての機器を処理したか否かをチェックし、“NO”
の場合にはN5の処理にて機器検索インデックスIを更
新し、次の機器の平常時検項目を取り出すためにN2に
戻る。“YES”の場合には巡視員の参考データとして
各機器の計測値をDB1から取り出し、出力機器O1に
出力して処理を終了する。上記実施例の効果を列挙する
と次の通りである。 (1)プラント情報に基づき機器の異常診断を行うこと
により、機器の異常兆候を事前に検出可能となる。
【0033】(2)機器の異常兆候が検出結果された場
合、その結果に基づいた適切な巡視・点検項目チェック
リストが自動出力されること及び異常兆候が検出された
機器の部位をマーキングした図面を出力することによ
り、巡視・点検時の巡視員の巡視精度向上と異常の検出
・確定時間の短縮が図かれる。 (3)過去の保守・点検記録の自動出力により、機器の
異常検出・確定時の判断に役立つ。 (4)平常時の点検項目チェックリストの自動出力によ
り、巡視員への確実な指示が可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればプ
ラント情報に基づき機器の異常兆候の診断を行い、その
診断の結果により機器の異常兆候が検出結果された場
合、その結果に基づいた適切な巡視・点検項目チェック
リストが自動出力されること及び異常兆候が検出された
機器の部位をマーキングした図面を出力することによ
り、巡視・点検時の巡視員の巡視精度向上と異常の検出
・確定時間の短縮が図かれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による変電所巡視・点検支援装置を説明
するための一実施例の構成図、
【図2】異常兆候診断項目概要、
【図3】プラント運転状態データベース構成図、
【図4】異常兆候判定基準の構成、
【図5】異常兆候診断手段の処理内容を示すフローチャ
ート、
【図6】異常時点検項目データベース構成図、
【図7】異常時点検項目チェックリスト出力手段の処理
内容を示すフローチャート、
【図8】機器図面情報データベース構成図、
【図9】異常兆候箇所指示図面例、
【図10】異常兆候箇所図面出力手段の処理内容を示す
フローチャート、
【図11】保守・点検記録データベース構成図、
【図12】保守・点検記録出力手段の処理内容を示すフ
ローチャート、
【図13】平常時点検項目データベース構成図、
【図14】平常時点検項目チェックリスト出力手段の処
理内容を示すフローチャート、
【図15】従来の巡視・点検項目チェックリストの一例
である。
【符号の説明】
1…プラント 11…変電機器 2…変電所巡視・点検支援装置 21…プラント情報入力手段 22…プラント運転状態蓄積管理手段 23…異常兆候診断手段 24…異常時点検項目チェックリスト出力手段 25…異常兆候箇所図面出力手段 26…保守・点検記録出力手段 27…平常時点検項目チェックリスト出力手段 DB1…プラント運転状態データベース DB2…異常兆候判定基準 DB3…異常時点検項目データベース DB4…平常時点検項目データベース DB5…機器図面情報データベース DB6…保守・点検記録データベース O1…出力装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気所のプラント情報に基づき機器の異
    常診断を行い機器の巡視・点検項目を出力するようにし
    た巡視・点検支援装置において、プラント運転状態デー
    タを蓄積管理する手段と、蓄積管理したプラント運転状
    態データをプラント機器診断の異常兆候判定基準により
    異常兆候を診断する手段と、診断の結果によりプラント
    の巡視・点検部位を指示するための巡視・点検項目チェ
    ックリストを出力する手段と、プラント機器異常検出の
    場合には異常兆候箇所を明示した図面を出力する手段を
    備えたことを特徴とする電気所の巡視・点検支援装置。
  2. 【請求項2】 異常兆候診断の結果、異常であると診断
    された機器について、過去の保守・点検記録を出力する
    手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電気所
    の巡視・点検支援装置。
JP4270018A 1992-10-08 1992-10-08 電気所の巡視・点検支援装置 Pending JPH06121474A (ja)

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