JPH06121261A - 画像多面分割拡大編集再生処理装置 - Google Patents

画像多面分割拡大編集再生処理装置

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JPH06121261A
JPH06121261A JP30025592A JP30025592A JPH06121261A JP H06121261 A JPH06121261 A JP H06121261A JP 30025592 A JP30025592 A JP 30025592A JP 30025592 A JP30025592 A JP 30025592A JP H06121261 A JPH06121261 A JP H06121261A
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video
pattern
processing means
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JP30025592A
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Tsutomu Yoneda
勉 米田
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Fine Tex Kk
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Fine Tex Kk
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原画像情報を簡単な操作により多面分割、拡
大編集、接合部処理および記憶処理を施すことにより、
拡大された各々の画像情報の分解能が低下することも無
く、分割した各々の画像情報を多面配置した複数台のビ
デオプロジェクタに映像として映し出す際に各々のビデ
オプロジェクタ間の上下左右の接合部分の位置合わせお
よび映像上の接合処理を容易に、かつ正確に行わせるも
のである。 【構成】 入力画像記憶手段10、拡大編集処理手段1
2、拡大画像記憶手段14、接合部補正処理手段16、
入力手段18、再生表示手段20、再生表示記憶手段2
2、ビデオプロジェクタ24、XYターンテーブル26
およびビデオカメラ28により構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通常のテレビ受像機な
どの画像情報を多面分割、拡大編集、記憶、再生表示を
行う画像多面分割拡大編集再生処理装置に係わり、特に
多面分割した各々の拡大編集画像情報を多面配置した複
数台のビデオプロジェクタに再生表示する際、各々のビ
デオプロジェクタに映し出す各々の画像情報の各画面間
の上下および左右の接合部分の位置ズレに対する補正処
理を施すことができる画像多面分割拡大編集再生処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数台のテレビ受像機を多面配置
して、それら複数台のテレビ受像機に映し出す各々の異
なる映像を結合することによって、あたかも1つの画面
として映し出すマルチビジョンと呼ばれる方式がある。
【0003】この方法は複数台のテレビ受像機を多面配
置する構造であるため、そのテレビ受像機の各接台部分
にテレビ受像機自身の持っている外枠を含んだ状態にて
1つの画面として映像を映し出すので、そのテレビ受像
機の外枠を構造的に取り外すことができず、各テレビ受
像機間の接合部分に映像としてのつながりが無く、見る
者にとって違和感がある。また別の方法として、外粋の
無い投影型のビデオプロジェクタを複数台使用したマル
チビジョン方式もみられるが、各々のビデオプロジェク
タ間の接合部分の位置合わせが難しく、映像上の接合処
理もできないため、その投影された映像を映しだすため
のスクリーンに枠を設けている。さらに、複数台のテレ
ビ受像機またはビデオプロジェクタを使用するため、そ
の数が増えるごとに各々のテレビ受像機またはビデオプ
ロジェクタに映し出す映像を製作するための編集作業に
多大の時間と費用を必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のビデオプロジェ
クタを複数台使用したマルチビジョン方式において、元
の原画像情報を多面分割して拡大編集された各々の面の
画像情報を映像として映し出す際、各々のビデオプロジ
ェクタ間の上下、左右の接合部分における位置合わせお
よび映像上の接合処理が難しいという問題がある。
【0005】本発明は上記問題点を解決するために、分
割された画像情報を映像として映し出す際に各々のビデ
オプロジェクタ間の上下左右の接合部分の位置合わせお
よび映像上の接合処理を容易に施すことが可能な画像多
面分割拡大編集再生処理装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、原画像情報を記憶するための記憶手段と、
その記憶手段により記憶した原画像情報を多面分割する
ための分割数を入力する入力手段と、その入力手段によ
り多面分割した各々の面の画像情報を元の原画像情報の
分解能に復元するための画像拡大編集処理手段と、その
画像拡大編集処理手段により得た各々の面の画像情報を
記憶する記憶手段と、その記憶手段により得た各々の面
の画像情報を多面配置した複数台のビデオプロジェクタ
に映像として映し出すための再生表示手段と、その再生
表示手段により再生表示する際に各々の面の画像情報の
各画面間の接合部分の上下左右の位置ズレを補正処理す
るための接合部補正処理手段とを具備したことを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】本発明の画像多面分割拡大編集再生処理装置に
おいては、記憶した各々の面の画像情報を多面配置した
複数台のビデオプロジェクタに映像として映し出すため
の再生表示手段により再生表示する際、各々の面の画像
情報の各画面間の接合部分の上下左右の位置ズレに対す
る補正処理を施すものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0009】第1図は画像多面分割拡大編集再生処理装
置の概略構成図である。本装置は、入力画像記憶手段1
0、拡大編集処理手段12、拡大画像記憶手段14、接
合部補正処理手段16、入力手段18、再生表示手段2
0、再生表示記憶手段22、ビデオプロジェクタ24、
XYターンテーブル26およびビデオカメラ28とを具
備した構成となっている。入力画像記憶手段10は拡大
編集処理される原画像情報を一時記憶させるものであ
る。拡大編集処理手段12は一時記憶された原画像情報
を入力手段18の指示による分割数にて多面分割された
各々の面の画像情報を元の1画面の分解能に復元させる
ものである。拡大画像記憶手段14は拡大編集処理手段
12により拡大編集された各々の面の画像情報を一時記
憶させるものである。接合部補正処理手段16は拡大画
像記憶手段14により記憶された各々の面の画像情報を
再生表示手段20を介して各々のビデオプロジェクタに
映像として映し出す際の各々の画面間の接合部分の上下
左右の位置ズレを補正するものである。入力手段18は
多面分割する際の分割数を指示するものであり、キーボ
ードにより構成される。再生表示手段20は接合部補正
処理手段16により補正処理された各々の面の画像情報
をビデオプロジェクタに映像として映し出す際のインタ
ーフェイスであり、再生表示記憶手段22が備えている
HDDと呼ばれているハードディスクドライブあるいは
MODDと呼ばれている再書き込み可能な光ディスクド
ライブなどの外部記憶装置に接合部補正処理手段16に
より補正処理された各々の面の画像情報を記憶させるも
のである。再生表示記憶手段22はHDDあるいはMO
DDなどの外部記憶装置に接合部補正処理手段16によ
り補正処理された各々の面の画像情報を記憶させるもの
である。ビデオプロジェクタ24は再生表示記憶手段2
2により記憶された画像情報を映像として映し出すため
の投影型の表示装置である。XYターンテーブル26は
ビデオプロジェクタ24を搭載できる構造になっており
接合部補正処理手段16により各々の画面間の接合部補
正処理を行う際にビデオプロジェクタ自身を上下左右に
移動させるものである。ビデオカメラ28は接合部補正
処理手段16により生成される規則性パターンの画像情
報を各々のビデオプロジェクタによりスクリーン上に映
像として投影し、その映し出された映像をモニターする
ものである。
【0010】第2図は第1図に示した拡大編集処理手段
12における画像拡大処理方法の概念を示したものであ
る。ここで説明を簡単にするために元の原画像情報のサ
イズを横640ドットおよび縦400ドットとして説明
する。これはパーソナルコンピュータにて使用されてい
る通常のCRTモニターのドットサイズと同等であり説
明を容易にするためである。原画像(a)はあるサイ
ズ、即ちある面積のある英語でFという文字情報を持っ
ており、その原画像を4面分割することを示している。
1/4画像(b)は4面分割された原画像(a)の1/
4面を示したもので縦横比が1/2、面積比が1/4に
なることを示している。この1/4画像を何の処理も施
さずにCRTモニターあるいはビデオプロジェクタに映
像として映し出した場合、その映像は粗くあるいは小さ
くなり映像としての価値が無いといえる。拡大画像
(c)は1/4画像(b)を元の原画像(a)の持って
いる画面サイズ、即ち分解能に復元することを示してい
る。1/4画像(b)を原画像(a)の持つ分解能へ復
元するには縦横比で2倍、面積比で4倍にすることによ
り拡大画像(c)に示した元の分解能へ復元することに
なる。ここで1/4画像(b)および拡大画像(c)の
縦方向をY軸、横方向をX軸とする座標とすると、1/
4画像(b)の文字Fの任意の点P、その点PとX軸と
の交点a、Y軸との交点b、座標の原点を0とすると任
意の点PはP(a,b)と表すことができる。同様に拡
大画像(c)において、文字Fの任意の点Q、その点Q
とX軸との交点e、Y軸との交点fとすると任意の点Q
はQ(e,f)と表すことができる。ここで1/4画像
(b)を拡大して拡大画像(c)のサイズに復元するに
はX軸およびY軸の距離を各々2倍にする座標点を求め
ると、e=2a、f=2bと置き換えることができるの
で拡大画像(c)の任意の点QはQ(2a,2b)と表
すことができる。ここで1/4画像(b)を拡大して拡
大画像(c)を生成するには、1/4画像(b)の任意
の点PのX軸およびY軸の交点であるa,bを求めて拡
大画像(c)の拡大される任意の点Qの座標点を上述の
Q(2a,2b)へ代入すればその座標点を容易に求め
ることができ、さらに面積比が4倍であるので求めた各
々の座標点の面積を4倍することにより拡大画像(c)
を生成したことになる。拡大倍率をm、X軸の交点を
x、Y軸の交点をyとして一般式に置き換えると拡大画
像の任意の点XYはXY(mx,my)が成立すること
になり、その任意の点を面積倍率をnとしてn倍すれば
拡大画像を生成することができる。この様に簡単な方法
により分割画像から拡大画像が生成でき、これらの処理
は全てメモリ上にて行うため、多面分割され拡大編集さ
れた各々の画面間の接合部分の位置ズレは生じることも
無い。即ち分割された各々の画像を個別のメモリによっ
て拡大編集するのでは無く、本件の例でいえば原画像の
サイズが横640ドットおよび縦400ドットであるか
ら拡大画像のメモリは横1280ドットおよび縦800
ドットのサイズにて拡大編集処理を行うことにより、そ
のメモリ上における画面間の接合部分の位置ズレは生じ
ることは無いといえる。
【0011】第3図は第2図にて説明した拡大編集処理
手段の詳細を示したものである。第3図(a)は原画像
であり任意の点A,B,C,D,E,F,G,H,Iが
あることを示している。(b)は、本件の例でいえば4
面分割、即ち縦横比が2倍となるので原画像(a)の任
意の点Aから点Iの各々の座標点がX軸およびY軸とも
に2倍の座標点に移動したことを示している。(c)は
2倍の座標点に移動した任意の点Aから点Iの各々の点
の面積を4倍にしたことを示している、即ち原画像
(a)の拡大画像を示したものである。ここで原画像
(a)の任意の点AはA(5,4)となり、その座標点
を各々2倍にするとA(10,8)となる。(b)は任
意の点Aの座標点がX軸およびY軸ともに2倍になりA
(10,8)の座標点に移動したことを示している。X
軸およびY軸の原点00から各々の軸の外側方向に対し
て、その移動した任意の点Aを各々2倍に穴埋めすれば
任意の点Aの面積が4倍となり原画像(a)から拡大画
像(c)を簡単な方法で生成することができ、他の任意
の点も同様な方法で拡大すれば原画像(a)から拡大画
像(c)を生成することができることを示している。
【0012】第4図は接合部補正処理を施すための詳細
な構成図である。ここで拡大画像メモリ36は第1図の
拡大編集処理手段12により処理された拡大画像情報を
拡大画像記憶手段14により記憶するためのメモリを示
している。パターンジェネレータ38は接合部補正処理
を施すための規則性パターンを生成するものであり、第
5図に示してあるパターンを生成する。点線内48は第
1図の接合部補正処理手段16を示しておりカメライン
ターフェイス50、カメラフレームメモリ52、コンパ
レータ54、パターンメモリ56、データバッファ5
8、ΔXレジスタ60およびΔYレジスタ62により構
成され、データバッファ58、ΔXレジスタ60、ΔY
レジスタ62の各々に#1から#nまであるのは第1図
の入力手段18により入力される画面分割数により、そ
の数が増減するためである。Xアドレス40,Yアドレ
ス42およびデータバッファ44は接合部補正処理手段
48とメモリバス46を介して画像拡大メモリ36との
間において各種の情報を伝達するためのインターフェイ
スである。点線内68は第1図の再生表示手段20を示
しておりビデオインターフェイス70、データバッファ
72、Xモータドライバ74、Yモータドライバ76、
Xカウンタ78およびYカウンタ80により構成され第
1図の入力手段18による画面分割数により増減する。
HDD82およびMODD84は第1図の再生表示記憶
手段22を示しておりハードディスクドライブおよび光
ディスクドライブなどの外部記憶装置により構成され第
1図の入力手段18による画面分割数により増減する。
ビデオバス66は接合部補正処理手段48と各々の再生
表示手段68との間の各種の情報を伝達するためのイン
ターフェイスである。ビデオプロジェクタ86は画像情
報を映像として映し出すための投影型の表示装置であり
第1図の入力手段18により入力される画面分割数によ
り、その数が増減する。XYターンテーブル88はモー
タXM90、モータYM92および各々のモータに接続
される位置検出エンコーダXE、YEおよび上下左右の
移動メカニズムにより構成され、ビデオプロジェクタを
搭載できる構造になっておりビデオプロジェクタの位置
決めを行わせるもので、設置されるビデオプロジェクタ
の数と同じ台数が設置される。ビデオカメラ64はパタ
ーンジェネレータ38により生成される規則性パターン
即ち位置決めパターンをビデオプロジェクタによりスク
リーン上に投影して、その映し出した映像をモニターす
るものである。
【0013】第5図は第4図のパターンジェネレータ3
8が生成する規則性パターンを示しており、その規則性
パターン100、102、104、106は本件の例で
いえば4面分割であるためビデオプロジェクタ#1、#
2、#3、#4に対応している。および規則性パターン
108は4面の接合部分が理想的に接合されたことを示
すものである。各々の規則性パターン100、102、
104、106は同じ形状であり4隅に四角形が配置さ
れ、さらに格子状パターンがあるため接合部分の位置合
わせを容易に行える様に工夫されており、さらに4隅に
ある四角形を囲んでいる格子状パターンの距離a、即ち
ドット数は全て同じになっており位置合わせを施す際の
計算を容易にするものである。また理想的に接合された
ことを示す規則性パターン108において、斜線部分は
各々4面の重なる部分を示している。ビデオプロジェク
タはCRTにより発生する画像をレンズ系を介してスク
リーン上に投影することにより映像を映し出す方法であ
るため、そのレンズ系による収差などの物理的な要因に
より映し出した映像の端の部分が歪められる傾向にあ
り、各々のビデオプロジェクタにより映し出した規則性
パターンの映像の各々の端面を単純に接合させたとして
も隙間あるいは重複部分などが生じて正確な接合ができ
ないことになる。
【0014】ここで第4図および第5図を参照しながら
接合部補正処理手段の詳細を以下に説明する。なお本件
の例として第2図の4面分割を前提として以下説明す
る。第1図の入力手段18により4面分割であることと
接合部補正処理モードであることの指示がキーボードか
ら入力されると、第4図のパターンジェネレータ38は
第5図に示してある各々のビデオプロジェクタに映像と
して映し出すための規則性パターンである画像情報10
0、102、104、106を生成するとともに4面の
接合部分が理想的に接合されたことを示す規則性パター
ンである画像情報108を生成して、その生成した各々
の規則性パターンである画像情報を拡大画像メモリ36
に記憶する。その記憶された画像情報100、102、
104、106はメモリバス46およびビデオバス66
を介して各々のビデオプロジェクタに対応する再生表示
手段68のデータバッファ72に転送されるとともに記
憶され、画像情報108はメモリバス46を介して接合
部補正処理手段48のパターンメモリ56に転送される
とともに記憶される。ビデオプロジェクタ86を駆動す
るためのXYターンテーブル88の駆動モータXM9
0、YM92に接続されているエンコーダXE94、Y
E96は原点信号を持っており、通常その原点にてXY
ターンテーブル88は停止している。規則性パターンで
ある画像情報が各々の再生表示手段68のデータバッフ
ァ72に転送され記憶されると、その記憶された各々の
画像情報は再生表示手段68のビデオインターフェイス
70を介してビデオプロジェクタ86により再生表示さ
れ映像としてスクリーン上に映し出される。映し出され
た4面の中心に配置されているビデオカメラ64は、そ
の映し出された4面の映像を画像情報として接合部補正
処理手段48のカメラインターフェイス50を介してカ
メラフレームメモリ52に記憶される。カメラフレーム
メモリ52に記憶された画像情報とパターンメモリ56
に記憶された規則性パターンをコンパレータ54にて比
較することにより4面の映像の各画面の位置情報とパタ
ーンメモリ56に記憶されている規則性パターンとの差
値を計算して各々の画面のXおよびY方向の移動量を算
出する。算出された各々の移動量はビデオバス66を介
して各々の再生表示手段68のXモータドライバ74お
よびYモータドライバ76に転送され各々のXYターン
テーブル88のモータXM90およびYM92を駆動し
てXYターンテーブル88を上下左右方向に駆動するこ
とにより、XYターンテーブル88に搭載されているビ
デオプロジェクタ86はその指示された移動量を移動し
て各画面間の位置合わせを行わせるものである。その位
置合わせにおいて移動したビデオプロジェクタ86の詳
細な位置情報は各々のXYターンテーブル88を駆動す
るモータXM90およびYM92に接続されているエン
コーダXE94およびYE96により計数され、その計
数されたX軸およびY軸の情報は各々の再生表示手段6
8のXカウンタ78およびYカウンタ80に転送される
とともに記憶される。これは位置合わせをモニターする
ためのビデオカメラの1画面の分解能が約30万画素程
度であり、画面分割数が増えると必然的にビデオカメラ
の位置合わせ精度が低下することになるので、その移動
した実際の移動量を計数することにより位置合わせ精度
の低下を防ぐことを目的とするものである。次にビデオ
プロジェクタにより映し出した映像の端の部分が歪めら
れることから、その映像の端の部分を使用しない接合部
補正処理手段が必要とされるため第5図の理想的に接合
されたことを示す規則性パターン108は各画面間の接
合部分が距離a、即ち同じドット数にて重複する様にな
っている。従って正確な位置合わせが行われたとすれ
ば、各画面間の重複する接合部分の距離はaとなり、そ
の距離aの1/2に相当するX軸およびY軸の座標点を
求めることにより拡大画像メモリ36の原点00からの
X軸およびY軸の画像分割座標点を求めることができ
る。その求めた画像分割座標点は接合部補正処理手段4
8の各々のΔXレジスタ60およびΔYレジスタ62に
転送されるとともに記憶される。ここで位置合わせされ
た各々のビデオプロジェクタ86により映し出された各
画面間の映像は接合部分において距離aのドット数にて
重複しており、重複した状態にて映像を映し出すと、そ
の重複した部分の光量が増加して帯状に白く浮き上がり
映像としての価値が半減することになる。そこで各画面
の重複している接合部分の相手側に重複している距離a
の1/2に相当するX軸およびY軸のドット数を映像と
して映し出さない処理、即ち求められた画像分割座標点
において接合する相手側に重複している距離aの1/2
のドット数に相当する座標点から画像分割座標点までの
距離であるオフセット量を求め、分割された各々の画像
情報に対してオフセット量に相当する各々の画像情報を
消去した画像情報を作成する処理を施すことにより、ビ
デオプロジェクタ86にて映し出された映像の各画面間
は正確に接合され、映像として重複あるいは隙間などが
生じることは無いものである。実際の位置合わせにおい
ては、XYターンテーブル88を駆動して各画面間の位
置合わせを行うが理想的な規則性パターン108と正確
に同じにはならないことが考えられる。そのためXYタ
ーンテーブル88を駆動する際に得られた各々のエンコ
ーダXE94,YE96からの実際の移動量はXカウン
タ78およびYカウンタ80に記憶されており、その記
憶された移動量から各画面間の共通にて重複する接合部
分の実際の距離であるドット数の任意の位置に相当する
X軸およびY軸のドット数から画像分割座標点を求め、
その画像分割座標点から各画面の相手側に重複している
距離であるオフセット量を各画面ごとに求め、分割され
た各々の画像情報に対してオフセット量に相当する各々
の画像情報を消去した画像情報を作成する処理を施すこ
とにより、ビデオプロジェクタ86にて映し出された映
像の各画面間の正確な接合部補正処理がなされるもので
ある。
【0015】以上の処理を施すことにより多面分割され
た各々の画像情報の分解能が低下することも無く、ビデ
オプロジェクタにより映し出した映像の各画面間の接合
部分を正確に接合できるものである。
【0016】
【発明の効果】現状のマルチビジョンにおいては、分割
数に対応する数のビデオカメラにて撮影した各々の映像
を多大の時間と費用をかけて、その映像ソフトウエアを
製作しているが、以上説明したように本発明によれば、
分割数に係わり無く1台のビデオカメラにて撮影した映
像を簡単な操作で多面分割および接合部補正処理ができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【第1図】画像多面分割拡大編集再生処理装置の一実施
例をを示す概略構成図である。
【第2図】第1図の拡大編集処理手段の概略説明図であ
る。
【第3図】第1図の拡大編集処理手段の詳細説明図であ
る。
【第4図】第1図の接合部補正処理手段の詳細説明図で
ある。
【第5図】第1図の接合部補正処理手段を実施するため
の説明図である。
【符号の説明】
10 入力画像記憶手段 12 拡大編集処理手段 14 拡大画像記憶手段 16、48 接合部補正処理手段 18 入力手段 20、68 再生表示手段 22 再生表示記憶手段 24、86 ビデオプロジェクタ 26、88 XYターンテーブル 28、64 ビデオカメラ 36 拡大画像メモリ 38 パターンジェネレータ 40 Xアドレス 42 Yアドレス 44、58、72 データバッファ 46 メモリバス 50 カメラインターフェイス 52 カメラフレームメモリ 54 コンパレータ 56 パターンメモリ 60 ΔXレジスタ 62 ΔYレジスタ 66 ビデオバス 70 ビデオインターフェイス 74 Xモータドライバ 76 Yモータドライバ 78 Xカウンタ 80 Yカウンタ 82 HDD 84 MODD 90 XM 92 YM 94 XE 96 YE 100、102、104、106、108 規則性パタ
ーン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1画面分の原画像情報をメモリに記憶さ
    せ、その記憶した原画像情報を多面分割して、その多面
    分割した各々の面の画像情報を元の1画面の分解能に復
    元するための画像拡大編集処理手段と、その画像拡大編
    集処理手段により得た各々の面の画像情報を記憶する記
    憶手段と、その記憶手段により記憶した各々の面の画像
    情報を多面配置した複数台のビデオプロジェクタに映像
    として映し出すための再生表示手段と、その再生表示手
    段により再生表示する際に各々の画像情報の各画面間の
    接合部分の上下および左右の位置ズレを補正するための
    補正処理手段と、元の1画面の原画像情報を多面分割す
    るための分割数を入力するための入力手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像多面分割拡大編集再生処理装置。
JP30025592A 1992-09-30 1992-09-30 画像多面分割拡大編集再生処理装置 Pending JPH06121261A (ja)

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JP30025592A JPH06121261A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 画像多面分割拡大編集再生処理装置

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