JPH06120904A - 光空間伝送装置 - Google Patents

光空間伝送装置

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JPH06120904A
JPH06120904A JP4292199A JP29219992A JPH06120904A JP H06120904 A JPH06120904 A JP H06120904A JP 4292199 A JP4292199 A JP 4292199A JP 29219992 A JP29219992 A JP 29219992A JP H06120904 A JPH06120904 A JP H06120904A
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JP
Japan
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transmission
incident
light
optical system
lens barrel
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JP4292199A
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English (en)
Inventor
Koji Suzuki
浩次 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、特に空間を伝播する光ビームを媒介
して所望の情報を伝送する光空間伝送装置に関し、送信
光ビームを伝送対象に確実に照射することができる小型
軽量の光空間伝送装置を提案する。 【構成】本発明は、鏡筒30に遮光機構30a〜30e
を設け、所定の許容角度より大きな角度で入射する入射
光を遮光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題(図4及び図5) 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例 (1)実施例の構成(図1〜図3) (2)実施例の効果 (3)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は光空間伝送装置に関し、
特に空間を伝播する光ビームを媒介して所望の情報を伝
送する場合に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の光空間伝送装置において
は、伝送対象に送出する送信光ビームの一部を折り返し
て伝送対象の風景と共に観測することにより、送信光ビ
ームの射出方向を簡易に調整し得るようになされたもの
が提案されている(特願平 2-20916号、特願昭 63-1381
20号)。
【0004】このような光空間伝送装置は、この種の調
整機構を使用して送信光ビームが正しく伝送対象を照射
するように送信光ビームの射出方向を調整した後、伝送
対象との間で通信を開始すると、伝送対象から到来する
受信光ビームを基準にして送信光ビームの射出方向を補
正し、これにより伝送対象との間で全体としてサーボル
ープを形成する。
【0005】これによりこの種の光空間伝送装置におい
ては、通信開始後、設置構造が振動したり揺れた場合、
さらには空気が揺らぐ場合でも、送信光ビームを確実に
伝送対象に照射し得るようになされ、通信回線を確実に
確保し得るようになされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの種の光空
間伝送装置においては、このように簡易に設置して所望
の伝送対象との間で種々の情報信号を送受し得ることに
より、携帯して種々の設置場所に設置されると考えら
れ、設置場所によつては種々の外来光が入射すると考え
られる。
【0007】このうち光空間伝送装置においては、太陽
光、サーチライトの光等、光量の大きな外来光が入射す
る場合も考えられ、この場合伝送対象に確実に送信光ビ
ームを照射し得なくなる問題がある。
【0008】すなわち図4に受光光学系の概略を示すよ
うに、この種の光空間伝送装置1においては、レーザダ
イオードを駆動して所定偏波面の送信光ビームを生成
し、この送信光ビームをレンズ2を介して伝送対象に送
出する。さらに光空間伝送装置1においては、伝送対象
から到来する受信光ビームL2をこのレンズ2を介して
位置検出素子4で受光し、この位置検出素子4の受光結
果に基づいて全体の向きを補正する。
【0009】これによりこの種の光空間伝送装置1にお
いては、設置後、伝送対象との間でサーボループを形成
し、確実に送信光ビームを伝送対象に照射し得るように
なされている。
【0010】この光空間伝送装置1において、位置検出
素子4の受光面外縁とレンズ2の外縁とを結ぶ直線L1
1及びL12に対して、この直線L11及びL12が形
成する角度範囲の入射光が位置検出素子4に直接入射す
るのに対し、この角度範囲より大きな角度で入射する入
射光線L3、L4 においては、支持鏡筒6の内壁で反射
して位置検出素子4に入射する。
【0011】太陽光、サーチライトの光等、光量の大き
な外来光においては、支持鏡筒6の内壁で反射して位置
検出素子4に入射する場合でも、大きな光量で入射する
場合があり、この場合受信光ビームL2の位置検出結果
に誤差が発生するようになる。これによりこの位置検出
結果に基づいて送信光ビームの射出方向を補正すると、
正しく伝送対象を照射し得なくなる恐れがある。特に外
来光の光量が大きくなると、位置検出素子4が飽和する
ようになり、この場合は全く位置検出結果を得ることが
困難になる。
【0012】またこの種の光空間伝送装置においては、
設置時、所定のスキヤン範囲で送信光ビームの照射位置
を可変し、伝送対象から得られる反射光ビームを位置検
出素子で受光して送信光ビームの照射位置を設定するよ
うになされ、この場合もこのような外来光が位置検出素
子に入射すると、送信光ビームの照射位置を正しく伝送
対象に設定し得なくなる。
【0013】またこのスキヤンの際、受光光量を積分し
て伝送対象で反射した反射光の受光範囲について重心位
置を求めることにより、レンズ等に付着した塵埃等の影
響を受けることなく送信光ビームの照射位置を正しく設
定する方法が考えられるが、特にこの方法の場合、この
ように外来光が位置検出素子4に入射すると、照射位置
を正しく設定し得なくなる。
【0014】この問題を解決する1つの方法として、支
持鏡筒の形状を大型化する方法が考えられる。すなわち
図4に示すように、支持鏡筒8をテーパ状に形成して小
型化すれば、その分大きな角度で入射した外来光L5に
ついても、少ない反射回数で位置検出素子4に入射す
る。
【0015】従つて支持鏡筒の形状を大型化すると、そ
の分位置検出素子4に入射する外来光の反射回数を増大
することができ、位置検出素子4に入射する外来光の光
量を低減することができる。
【0016】ところがこのように支持鏡筒の形状を大型
化すると、その分光空間伝送装置1全体の形状が大型化
する。さらにこのような支持鏡筒においては、レンズ2
等の光学系を保持することにより、充分な剛性を確保す
る必要があり、支持鏡筒の形状を大型化すると、重量も
格段的に増加する問題がある。
【0017】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、外来光の影響を低減して、送信光ビームを正しく伝
送対象に照射することができる小型軽量の光空間伝送装
置を提案しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、所定の情報信号で変調した送信光
ビームL1を射出するレーザ光源16と、送信光ビーム
L1を伝送対象に送出する伝送光学系14と、伝送対象
から到来する光ビームL2を伝送光学系14を介して受
光し、光ビームL2の入射方向を検出する位置検出素子
28と、伝送光学系14を保持する鏡筒30とを備え、
鏡筒30は、伝送光学系14に対して所定の許容角度範
囲以上傾いて伝送光学系14を介して入射する入射光L
3について、該入射光L3が位置検出素子28に入射し
ないように入射光L3を遮光する遮光機構30a〜30
eを有する。
【0019】さらに本発明において、遮光機構30a〜
30eは、許容角度範囲以内の角度で伝送光学系14を
介して入射する入射光L3を透過する開口板30a〜3
0eで形成され、鏡筒30は、開口板30a〜30eを
鏡筒30内壁に支持する。
【0020】さらに本発明において、鏡筒30は、複数
の開口板30a〜30eを入射光L3の入射側から順次
鏡筒30内壁に支持し、複数の開口板30a〜30e
は、入射光L3の入射側から除々に入射光L3を透過す
る開口の大きさが小さく形成され、開口の内側端面がエ
ツジ状に形成される。
【0021】さらに本発明において、複数の開口板30
a〜30eは、伝送光学系14に対して許容範囲角度よ
り大きな角度で、かつ入射光L3の入射側の開口板30
a〜30dの入射側側面で遮光し得ない角度で入射した
入射光L3について、鏡筒30で正反射した該入射光L
3の成分を、続いて位置検出素子28側に配置した開口
板30b〜30eの入射側側面で遮光し得るように、所
定間隔で鏡筒30の内壁面に支持される。
【0022】さらに本発明において、開口板30a〜3
0eは、入射光L3の入射側側面に反射防止面を形成す
る。
【0023】さらに本発明において、遮光機構30a〜
30eは、伝送光学系14の縁部と位置検出素子28の
受光面縁部を結ぶ角度範囲以上傾いて伝送光学系14を
介して入射する入射光L3について、該入射光L3が位
置検出素子28に入射しないように許容角度範囲を設定
する。
【0024】
【作用】伝送光学系14に対して所定の許容角度範囲以
上傾いて伝送光学系14を介して入射する入射光L3に
ついて、該入射光L3が位置検出素子28に入射しない
ように入射光L3を遮光する遮光機構30a〜30eを
設けることにより、この種の入射光L3による位置検出
素子28の誤検出を未然に防止し得、確実に送信光ビー
ムを伝送対象に照射することができる。
【0025】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0026】(1)実施例の構成 図1において、10は全体として光空間伝送装置を示
し、全体を匡体11に収納し、前面に配置したガラス板
12を介して送信光ビームL1を射出すると共に、受信
光ビームL2を受光する。
【0027】ここでガラス板12は、下方向に傾いて配
置され、これにより光空間伝送装置10においては、ガ
ラス板12の前面に付着する塵、埃、水滴等の付着量を
低減し得るようになされ、これにより所望の伝送対象と
の間で安定に通信し得るようになされている。
【0028】さらに光空間伝送装置10においては、匡
体11及びガラス板12で全体を封止し、光学系への
埃、塵等の進入を未然に防止し得るようになされ、これ
により伝送対象との間で安定に通信し得るようになされ
ている。光空間伝送装置10においては、この匡体11
内部に光学ブロツク13、伝送光学系14を収納し、光
学ブロツク13においては、伝送光学系14に保持され
るようになされている。
【0029】さらに光空間伝送装置10においては、水
平方向に延長する回動中心軸Yを介して所定の支持部材
14Aに伝送光学系14を保持し、垂直方向に延長する
回動中心軸Xを介してこの支持部材14Aを匡体11に
支持するようになされている。これにより光空間伝送装
置10においては、いわゆるジンバル機構を適用して伝
送光学系14の向きを光学ブロツク13を共に可動し得
るようになされ、これにより送信光ビームの射出方向を
補正し得るようになされている。
【0030】光学ブロツク13においては、伝送光学系
14を介して伝送対象に送信光ビームL1を射出すると
共に、この伝送光学系14を介して伝送対象から到来す
る受信光ビームを受光する。すなわち光学ブロツク13
においては、所定の情報信号でレーザダイオード16を
駆動し、レーザダイオード16から射出される送信光ビ
ームL1をレンズ18で平行光線に変換した後、プリズ
ム20に導く。
【0031】ここでプリズム20は、形状の小さな直角
プリズム20A及び20Bの斜面を、形状の大きな直角
プリズム20Cの直交する2つの面にそれぞれ張り合わ
せて形成され、直角プリズム20A及び20Cの接着面
で偏向ビームスプリツタを形成し、この接着面で送信光
ビームL1を伝送光学系14側に反射するようになされ
ている。これに対して受信光ビームL2においては、送
信光ビームL1に対して偏波面が直交するように伝送対
象から送出されて伝送光学系14側から入射し、プリズ
ム20においては、送信光ビームL1の射出面から入射
する受信光ビームL2について、直角プリズム20A及
び20Cの接着面を透過して直角プリズム20B及び2
0Cの接着面に導く。
【0032】ここでプリズム20においては、レンズ2
2を介してこの接着面の透過光を受光素子24に導き、
これにより光空間伝送装置10においては、この受光素
子24の出力信号を復調して伝送対象から送出された情
報信号を受信する。さらにプリズム20においては、レ
ンズ26を介してこの接着面の反射光を位置検出素子2
8に導き、通信開始後においては、この位置検出素子2
8の受光結果に基づいて送信光ビームL1の射出方向を
補正し、設置時においては、この位置検出素子28の受
光結果に基づいて送信光ビームL1の照射位置を設定し
得るようになされている。
【0033】これにより光空間伝送装置10において
は、プリズム20を用いて送信光ビームL1及び受信光
ビームL2を分離することにより、光学系全体の構成を
簡略化、小型化し得るようになされている。
【0034】さらに光空間伝送装置10においては、レ
ーザダイオード16、レンズ18、22、26、受光素
子24、プリズム20及び位置検出素子28を一体保持
して光学ブロツク13を形成し、これによりメンテナン
ス作業等を簡略化し得るようになされている。
【0035】光空間伝送装置40においては、この光学
ブロツク13の前方に、伝送光学系14を配置し、伝送
光学系14においては、鏡筒30で凹レンズ32及び大
口径レンズ34を保持する。これにより伝送光学系14
においては、光学ブロツク13から射出された送信光ビ
ームL1を凹レンズ32で発散光に変換した後、大口径
レンズ34で略平行光線に変換するようになされ、これ
により所定のビーム形状で送信光ビームL1を射出し得
るようになされている。
【0036】同時に伝送光学系14においては、大口径
レンズ34を介して入射する受信光ビームL2をレンズ
32で平行光線に変換して光学ブロツク13に射出し、
これにより伝送対象から到来する受信光ビームL2を受
光し得るようになされている。ここで伝送光学系14に
おいて、鏡筒30は、光学ブロツク13側が小さくなる
ように、直径の異なる筒状の部材を同心円状に接続して
形成され、その内側壁面に開口板30a〜30eが配置
されるようになされている。
【0037】図2に示すようにこの開口板30a〜30
eは、板状部材をリング状に加工することにより、中心
に円形の開口を形成し、この開口が光学ブロツク13側
に近づく程小さくなるように、所定ピツチで鏡筒30の
内側壁面に支持されるようになされている。これにより
開口板30a〜30eは、位置検出素子28の受光面縁
部と大口径レンズ34の縁部とを結んで形成される角度
より大きな角度で入射した外来光を遮光し得るようにな
されている。
【0038】これにより光空間伝送装置10において
は、通信開始後においては、正しく受信光ビームL2の
入射方向を位置検出素子28で検出し得るようになさ
れ、この検出結果に基づいて伝送光学系14の向きを補
正して送信光ビームL1の射出方向を正しく補正し得る
ようになされている。
【0039】さらに光空間伝送装置10においては、設
置時にあつては、伝送対象側に送信光ビームを照射して
状態で所定範囲で伝送光学系14の向きを順次可変し、
この状態で伝送対象側のコーナーキユーブプリズム34
で反射された戻り光を位置検出素子28で検出する。こ
れにより光空間伝送装置10においては、送信光ビーム
L1の照射位置を設定し得るようになされ、このとき位
置検出素子28でこの戻り光を正しく検出し得ることに
より、送信光ビームL1の照射位置を正しく設定するこ
とができる。
【0040】特に位置検出素子28で併せて戻り光の光
量を検出して重心位置を検出することにより、伝送対象
の位置を判断して送信光ビームL1の照射位置を設定す
る場合、外来光を遮光し得ることにより、正しい光量検
出結果を得ることができ、これにより確実に送信光ビー
ムL1の照射位置を設定することができる。
【0041】さらにこのように開口板30a〜30eを
鏡筒30内壁に支持すれば、鏡筒30自体の剛性も高め
ることができることにより鏡筒を堅牢化し得、その分鏡
筒30を小型化、薄肉化して全体重量を軽量化すること
ができる。また直径の小さな鏡筒30を用いることがで
き、その分全体形状を小型化することもできる。
【0042】ところで開口板30a〜30eは、伝送光
学系14に対して許容範囲角度より大きな角度で、かつ
入射光L3の入射側の開口板30a〜30dの入射側側
面で遮光し得ない角度で入射した入射光L3について、
鏡筒30で正反射した該入射光L3の成分を、続いて位
置検出素子28側に配置した開口板30b〜30eの入
射側側面で遮光し得るように、所定間隔で鏡筒30の内
壁面に支持されるようになされている。
【0043】すなわち図3に示すように、鏡筒30の内
壁面で正反射する入射光の軌跡は、鏡筒30の上に同一
形状の鏡筒30A及び30Bを積み重ねて作図すること
により、求めることができる。この場合最下段のレンズ
34及び中段の位置検出素子28Aについて、それぞれ
縁部を結んで形成される直線L13及びL14が形成す
る角度範囲の入射光が、鏡筒30で1回正反射して位置
検出素子28に入射するようになる。
【0044】従つて、各段でレンズ34及び位置検出素
子28Aの縁部を結んで形成される直線L21及びL2
2について、この直線L21及びL22と直線L13及
びL14との交点P1及びP2からそれぞれ鏡筒30ま
で延長するように開口板M1、M2を形成すれば、この
角度範囲の入射光については、開口板M1、M2の入射
側側面で完全に遮光し得ることがわかる。
【0045】このようにしてこの実施例においては、鏡
筒30で2回正反射して位置検出素子28に入射する入
射光についても、開口板30a〜30eで完全に遮光し
得るように開口板30a〜30eを所定ピツチで配置
し、このときレンズ34の縁部及び位置検出素子28の
縁部を結ぶ角度範囲については、入射光を遮光しないよ
うに開口板30a〜30eの口径を選定し、これにより
本来必要な入射光についてはケラレ等が発生しないよう
になされている。
【0046】特にこの種の鏡筒30で反射する反射光に
おいては、散乱と伴うことにより、この実施例のよう
に、開口板30a〜30eの入射側側面で遮光すれば、
位置検出素子28への外来光の到達を確実に防止し得、
これにより送信光ビームL1の射出方向を確実に補正す
ることができる。
【0047】さらにこの実施例において、開口板30a
〜30eの内側端面は、位置検出素子28側に傾くよう
にエツジ状に形成され、これによりこの端面で入射光が
反射して位置検出素子28に入射しないようになされて
いる。
【0048】さらに開口板30a〜30eは、大口径レ
ンズ34側でなる入射側側面がナシ地処理され、これに
よりこの面の反射率を低下し、鏡筒30内で多数回反射
した入射光については、位置検出素子28に入射した場
合でも、実用上充分な光量に低減し得るようになされて
いる。
【0049】(2)実施例の効果 以上の構成によれば、鏡筒30の内側壁面に開口板30
a〜30eを配置し、レンズ34及び位置検出素子28
の受光面の縁部を結んで形成される角度より大きな角度
で入射する入射光を遮光することにより、伝送対象で反
射した送信光ビーム、伝送対象から射出された受信光ビ
ームを位置検出素子28で確実に検出し得、これにより
伝送対象に確実に送信光ビームを照射することができ
る。
【0050】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、伝送対象との間で双方向
で情報信号を送受する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、単に伝送対象に情報信号を送信するだけ
の場合等に広く適用することができる。
【0051】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、鏡筒に遮
光機構を設け、所定の許容角度より大きな角度で入射す
る入射光を遮光することにより、伝送対象で反射した送
信光ビーム及び又は伝送対象から射出された受信光ビー
ムを位置検出素子で確実に検出し得、これにより伝送対
象に確実に送信光ビームを照射することができる光空間
伝送装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光空間伝送装置を示す
略線図である。
【図2】その正面図である。
【図3】その動作の説明に供する略線図である。
【図4】従来の光空間伝送装置の概略構成を示す略線図
である。
【図5】その鏡筒をテーパ状に形成した場合を示す略線
図である。
【符号の説明】
1、10……光空間伝送装置、2、18、22、26、
32、34……レンズ、4、28……位置検出素子、
6、8、30……鏡筒、16……レーザダイオード、3
0a〜30e……開口板。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の情報信号で変調した送信光ビームを
    射出するレーザ光源と、 上記送信光ビームを伝送対象に送出する伝送光学系と、 上記伝送対象から到来する光ビームを上記伝送光学系を
    介して受光し、上記光ビームの入射方向を検出する位置
    検出素子と、 上記伝送光学系を保持する鏡筒とを具え、 上記鏡筒は、上記伝送光学系に対して所定の許容角度範
    囲以上傾いて上記伝送光学系を介して入射する入射光に
    ついて、該入射光が上記位置検出素子に入射しないよう
    に上記入射光を遮光する遮光機構を有することを特徴と
    する光空間伝送装置。
  2. 【請求項2】上記遮光機構は、上記許容角度範囲以内の
    角度で上記伝送光学系を介して入射する入射光を透過す
    る開口板で形成され、 上記鏡筒は、上記開口板を鏡筒内壁に支持することを特
    徴とする請求項1に記載の光空間伝送装置。
  3. 【請求項3】上記鏡筒は、複数の上記開口板を上記入射
    光の入射側から順次上記鏡筒内壁に支持し、 上記複数の開口板は、上記入射光の入射側から除々に入
    射光を透過する開口の大きさが小さく形成され、上記開
    口の内側端面がエツジ状に形成されたことを特徴とする
    請求項2に記載の光空間伝送装置。
  4. 【請求項4】上記複数の開口板は、上記伝送光学系に対
    して上記許容範囲角度より大きな角度で、かつ上記入射
    光の入射側の上記開口板の入射側側面で遮光し得ない角
    度で入射した上記入射光について、鏡筒で正反射した該
    入射光の成分を、続いて上記位置検出素子側に配置した
    上記開口板の入射側側面で遮光し得るように、所定間隔
    で上記鏡筒の内壁面に支持されることを特徴とする請求
    項3に記載の光空間伝送装置。
  5. 【請求項5】上記開口板は、上記入射光の入射側側面に
    反射防止面を形成したことを特徴とする請求項2、請求
    項3又は請求項4に記載の光空間伝送装置。
  6. 【請求項6】上記遮光機構は、上記伝送光学系の縁部と
    上記位置検出素子の受光面縁部を結ぶ角度範囲以上傾い
    て上記伝送光学系を介して入射する入射光について、該
    入射光が上記位置検出素子に入射しないように上記許容
    角度範囲を設定したことを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の光空間伝
    送装置。
JP4292199A 1992-10-05 1992-10-05 光空間伝送装置 Pending JPH06120904A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013065972A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Fujitsu Ltd 受光装置
JP2015087620A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 池上通信機株式会社 側壁反射低減構造、該構造を有する中空体および該中空体を用いた光伝送環境構築装置

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