JPH06120776A - 標本化周波数変換装置 - Google Patents

標本化周波数変換装置

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JPH06120776A
JPH06120776A JP27011892A JP27011892A JPH06120776A JP H06120776 A JPH06120776 A JP H06120776A JP 27011892 A JP27011892 A JP 27011892A JP 27011892 A JP27011892 A JP 27011892A JP H06120776 A JPH06120776 A JP H06120776A
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JP
Japan
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sampling frequency
input
output
digital signal
timing
Prior art date
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Pending
Application number
JP27011892A
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English (en)
Inventor
Keisuke Matsuda
田 圭 右 松
Kazuhiro Nakamura
村 一 啓 中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つのフィルタ係数で任意の標本化周波数間
の変換を可能とし、入出力標本化周波数のタイミングが
非同期の場合にも対応できるようにする。 【構成】 第1の標本化周波数を有する入力ディジタル
信号を一定数保持する記憶手段101と、記憶手段10
1の入出力標本化周波数比によって決められる位置から
タップ長分だけ入力ディジタル信号を取り出し、第1の
標本化周波数をn倍化して(nはある固定値)補間する
ディジタルローパスフィルタ(FIRフィルタ)102
と、第2の標本化周波数を有する出力ディジタル信号標
本値の確度を高める直線補間手段103とを備え、第1
の標本化周波数のタイミングで入力ディジタル信号を入
力し、第2の標本化周波数のタイミングで出力ディジタ
ル信号を出力して、任意の入出力標本化周波数間の変換
を行なう。入出力標本化周波数比を更新する手段を付加
することにより、非同期結合が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1の標本化周波数を
有する入力ディジタル信号を第2の標本化周波数を有す
る出力ディジタル信号に変換するための標本化周波数変
換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオ信号等のアナログ信号をサン
プリングしてディジタル信号に変換する時の標本化周波
数Fsは、使用メディアによって異なっている。例え
ば、NTSC方式のTV信号に対応した音声信号の標本
化周波数は44.056kHz、CDの標本化周波数は
44.1kHz、衛星放送Aモード音声信号の標本化周
波数は32kHz、同Bモード音声信号の標本化周波数
は48kHzとなっている。
【0003】一般に、これらの標本化周波数の異なるメ
ディア間の相互接続をする場合には、標本化周波数の変
換を行なわなければならない。
【0004】図5は従来の標本化周波数変換装置の構成
を示しており、M/N法と呼ばれる方法を利用してい
る。図5において、オーバーサンプリングフィルタ50
1に入力される第1の標本化周波数を有する入力ディジ
タル信号は、N倍にオーバーサンプリングされて次の間
引き手段502の入力となる。ここで、Nは予め次式
(1)で計算された整数値である。間引き手段502に
入力されたディジタル信号も同じく次式(1)で求めら
れた整数Mによって、1/M倍化されて第2の標本化周
波数を有する出力ディジタル信号に変換される。
【0005】M:N=Fs1:Fs2・・・・・・・・
・・・・・・(1) ただし、Fs1は入力標本化周波数 Fs2は出力標本化周波数 M,Nは整数
【0006】このように、上記従来の標本化周波数変換
装置でも、第1の標本化周波数から第2の標本化周波数
への変換をすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の標本化周波数変換装置では、オーバーサンプリング
されたときの標本化周波数は、第1および第2の標本化
周波数の最小公倍数となるため、図5におけるオーバー
サンプリングフィルタ501の次数Nは、第1および第
2の標本化周波数の組み合わせ分だけ存在し、またそれ
に対応した数だけフィルタ係数を用意する必要があるた
め、任意の標本化周波数間での変換は事実上不可能であ
った。
【0008】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、1つのフィルタ係数で任意の標本化周波
数間の変換を可能とし、入出力標本化周波数のタイミン
グが非同期の場合にも対応できる優れた標本化周波数変
換装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、入力ディジタル信号を記憶する手段と、
第1の標本化周波数を有する入力ディジタル信号をn倍
化して補間するディジタルローパスフィルタと、第2の
標本化周波数を有する出力ディジタル信号標本値の確度
を高める直線補間手段とを備えたものである。
【0010】
【作用】したがって、本発明によれば、直線補間手段に
よる間引きをすることによって、前段のディジタルロー
パスフィルタの係数を1つに固定しても精度良く出力デ
ィジタル信号を求めることができ、任意の標本化周波数
間の変換ができるという効果を有する。さらに入力ディ
ジタル信号を記憶する手段を備えることによって、入出
力標本化周波数のタイミングが非同期の場合にも対応で
きるという効果を有する。
【0011】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の構成を示すも
のである。図1において、101は入力ディジタル信号
記憶手段であり、102は入力ディジタル信号をn倍補
間すると同時に、入出力のうち小さい方の標本化周波数
のナイキスト周波数以上の帯域を制限するためのディジ
タルローパスフィルタとしてのFIRフィルタである。
103は第2のディジタル信号標本値の確度を高めて間
引くための直線補間手段である。
【0012】次に上記第1の実施例の動作について説明
する。上記実施例において、入力ディジタル信号は、第
1の標本化周波数のタイミングで入力ディジタル信号記
憶手段101に蓄えられる。入力ディジタル信号記憶手
段101は、例えば図3のようなリングバッファを用
い、次段のFIRフィルタ102の演算に必要なタップ
数よりも多い数の標本値を保持するようにしたものであ
る。
【0013】入力ディジタル信号記憶手段101に蓄え
られた入力ディジタル信号標本は、入力ディジタル信号
記憶手段101の適当な位置から、次段のFIRフィル
タ102の演算に必要なタップ数分だけ読み出され、F
IRフィルタ102に入力される。このときの入力ディ
ジタル信号記憶手段101の適当な位置は、図3に示す
ように、最初の出力側ポインタ(図中実線で表示)の位
置を入力側ポインタの対角位置に定めておき、次からの
出力側ポインタの位置(図中破線で表示)は、予め求め
ておいた次式(2)の入出力標本化周波数比分だけ移動
することによって決定する。
【0014】τ=Fs1/Fs2・・・・・・・・・・
・・・・・・・・(2) ただし、τは入出力標本化周波数比
【0015】一方、FIRフィルタ102は、入力ディ
ジタル信号標本列を次式(3)のような固定値n倍に補
間する。
【0016】 n=256・・・・・・・・・・Fs1≦Fs2のとき =INT(256/τ)・・・Fs1>Fs2のとき・
・(3) ただし、INT(式)は式の値の整数部
【0017】ここで、FIRフィルタ102の係数は、
256倍化したときに通過帯域のゲインがOdBになる
ように設計されているので、入力標本化周波数Fs1が
出力標本化周波数Fs2よりも大きいときには、フィル
タ計算で求めた値に、次式(4)で示されるようなゲイ
ン調整を行なう。
【0018】z(k)=(k)×(n/256)・・・
・・・・・・・(4) ただし、z(k)はFIRフィルタの計算値(補間デー
タ)
【0019】FIRフィルタ102から出力された補間
データは、直線補間手段103に入力され、図4で示さ
れるように、出力ディジタル信号標本位置の両端のデー
タから、入出力標本周波数比τによって定められる係数
値αを用いて直線補間され、その結果が出力される。な
お、これら一連の計算と標本値の出力は、第2の標本化
周波数のタイミングで行われる。
【0020】このように、上記第1の実施例によれば、
直線補間手段103によって任意の2点間の値が求めら
れるので、FIRフィルタ102の係数をただ1つに固
定することができ、したがって、任意の入出力標本化周
波数間の変換ができるという効果を有する。
【0021】図2は本発明の第2の実施例の構成を示す
ものである。この第2の実施例は、上記第1の実施例と
同様な入力ディジタル信号記憶手段201、FIRフィ
ルタ202、直線補間手段203に、入出力標本化周波
数比測定手段204を付け加えたものである。この入出
力標本化周波数比測定手段204によって、入力ディジ
タル信号記憶手段201に記憶された入力標本化周波数
と出力標本化周波数とから入出力標本化周波数比を測定
して更新することにより、上記第1の実施例では、予め
求めておいて固定値であった入出力標本化周波数比τ
を、この第2の実施例では頻繁に更新することができる
ようになる。
【0022】このように、上記第2の実施例によれば、
入力ディジタル信号記憶手段201に記憶された入力標
本化周波数に基づいて入出力標本化周波数比τを更新す
ることができるので、入出力の非同期結合が可能になる
という利点を有する。
【0023】なお、上記各実施例では、FIRフィルタ
102および202で全ての補間データを求めているよ
うに説明したが、実際に計算するデータは、次段の直線
補間手段103および203で使用する出力標本値両端
の2点のデータのみでよい。この場合には全体の演算量
を大幅に減らすことができ、その分、FIRフィルタ1
02および202のタップ長を増やして演算することが
可能となるので、さらにS/N比などの精度を上げるこ
とができるという効果を有する。
【0024】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、入出力標本化周波数の組み合わせに関係なく、ディ
ジタルローパスフィルタの係数をただ1つに固定するこ
とができるので、任意の標本化周波数間の変換ができる
という効果を有する。また、入出力標本化周波数比を頻
繁に更新し、入出力標本化周波数比が更新されても、入
力ディジタル信号記憶手段が、入力ディジタル信号をデ
ィジタルローパスフィルタの計算に必要な分だけ準備し
ているので、入出力標本化周波数のタイミングが非同期
の場合でも、同期結合が可能になるという利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における標本化周波数変
換装置の概略ブロック図
【図2】本発明の第2の実施例における標本化周波数変
換装置の概略ブロック図
【図3】入力ディジタル信号記憶手段のリングバッファ
による一例を示す模式図
【図4】直線補間手段説明のための時間波形図
【図5】従来の標本化周波数変換装置の概略ブロック図
【符号の説明】
101 入力ディジタル信号記憶手段 102 FIRフィルタ(ディジタルローパスフィル
タ) 103 直線補間手段 201 入力ディジタル信号記憶手段 202 FIRフィルタ(ディジタルローパスフィル
タ) 203 直線補間手段 204 入出力標本化周波数比測定手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の標本化周波数を有する入力ディジ
    タル信号を一定数保持する記憶手段と、前記記憶手段の
    入出力標本化周波数比によって決められる位置からタッ
    プ長分だけ入力ディジタル信号を取り出し、第1の標本
    化周波数をn倍化して(nはある固定値)補間するディ
    ジタルローパスフィルタと、第2の標本化周波数を有す
    る出力ディジタル信号標本値の確度を高める直線補間手
    段とを備え、第1の標本化周波数のタイミングで入力デ
    ィジタル信号を入力し、第2の標本化周波数のタイミン
    グで出力ディジタル信号を出力し、任意の入出力標本化
    周波数間の変換を行なう標本化周波数変換装置。
  2. 【請求項2】 非同期結合を可能にするために入出力標
    本化周波数比を更新する手段を備えた請求項1記載の標
    本化周波数変換装置。
JP27011892A 1992-10-08 1992-10-08 標本化周波数変換装置 Pending JPH06120776A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005074131A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Sony Corporation サンプリングレート変換装置およびその方法、並びに、オーディオ装置
CN100342655C (zh) * 2003-06-30 2007-10-10 乐金电子(中国)研究开发中心有限公司 高阶逐次取样波形整形滤波器

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