JPH06120144A - プラズマcvd装置とこれによる機能性堆積膜の形成方法 - Google Patents

プラズマcvd装置とこれによる機能性堆積膜の形成方法

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JPH06120144A
JPH06120144A JP27051692A JP27051692A JPH06120144A JP H06120144 A JPH06120144 A JP H06120144A JP 27051692 A JP27051692 A JP 27051692A JP 27051692 A JP27051692 A JP 27051692A JP H06120144 A JPH06120144 A JP H06120144A
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正太郎 岡部
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靖 藤岡
Toshihito Yoshino
豪人 吉野
Sunao Yoshisato
直 芳里
Akira Sakai
明 酒井
Masahiro Kanai
正博 金井
Hideichiro Sugiyama
秀一郎 杉山
Yutaka Echizen
裕 越前
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 形成膜中への不純物混入が少なく、高品質な
シリコン系機能素子形成を容易にすること。 【構成】 電子の電界放射を促進するための放電点火装
置を具備するプラズマCVD装置において、放電点火装
置を構成する放電促進用の電極がシリコンにて形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機能性堆積膜の形成方法
及び形成装置に関わり、特に、低温プラズマを用いた半
導体堆積膜形成装置における放電点火方法や光起電力素
子等の積層薄膜素子に用いる薄膜を基体上に形成する方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体機能性素子や集積回路及び磁性体
素子における低温プラズマプロセスは、ドライ化、低温
プロセス、微細パターン加工技術の一翼を担うものとし
て発展してきた。代表的なプラズマプロセスとしては、
物理的作用を用いたスパッタデポジションや化学反応に
よるプラズマCVDやケミカルドライエッチングが知ら
れている。
【0003】上記低温プラズマは、低圧の気体グロー放
電によって得られる。該放電の発生法のひとつとして
は、相離れた2枚の平面電極に直流もしくは高周波電界
を印加させ、電界中で加速された電子と分子の衝撃によ
って、絶縁破壊を生じさせることによってプラズマを得
る有極グロー放電法である。他の発生方法としては、高
周波電界を用いた無極放電法も知られている。
【0004】図13に代表的な有極高周波グロー放電法
によるプラズマCVD方式膜形成装置を示した。気密に
して真空排気可能な容器1316内には、対向する2枚
の平面平行電極1312,1313が設置されている。
該平面電極1312,1313には外部より高周波電圧
が印加できる様になっている。膜を形成させる基体13
18は該平面電極上に固定されている。膜形成用原料ガ
スをガス供給手段1319により容器1316内に導入
し、前記平面電極間に高周波電圧を印加して、放電を生
起させて基体上に膜を形成する。ガス種、ガス供給量、
圧力、高周波周波数および高周波電力は所望の膜質を得
るために選択する(膜形成条件)。
【0005】放電開始手段としては、電極間の電界を高
周波電力を供給する事によって増大させて、絶縁破壊に
導く方法がある。一般に放電開始電力は、電極間距離、
電極面積、ガス種、圧力に依存する。放電開始に必要な
高周波電力が、膜形成時の高周波電力よりも高いことが
多々あり、大出力の高周波電源が必要となり、装置コス
トを引き上げてしまう問題点がある。
【0006】この問題を解決するために、放電開始電力
の低いガス雰囲気にて放電を開始させ、徐々に膜形成原
料ガスに置換する方法がある。
【0007】しかし前記2方法とも放電開始時と、膜形
成時の高周波供給回路の整合条件が異なる為に、膜形成
時までに2回の整合調整が必要で煩雑な作業を強いられ
るという問題点もある。
【0008】さらに、2回の整合調整時間中に膜形成容
器内は堆積する膜に汚されてしまう。また、原料ガスも
浪費となってしまう。
【0009】製造ラインにおいては、タクトタイムの増
大、コスト増加を招く要因として好ましからざるもので
ある。
【0010】前述した問題の対策として放電点火装置が
知られている。前出図13の1308は放電点火回路で
ある。平行平面電極1312、1313間に高周波電力
と伴に直流高電圧を重畳して印加する事によって、電子
の電界放射を促進して、該電子を放電の種火とするもの
である。又、電極間の電界強度を高める為に、高周波印
加電極とは別に、近接して対向する小面積の金属電極を
設けて、直流高電圧を印加する事も行われている。
【0011】しかし、上記放電点火装置においては、直
流高電圧印加時に、しばしばアーク放電が発生し、電極
形成金属が蒸発し、基体上に形成する膜中に不純物とし
て混入し、膜質を低下させる問題が起きている。
【0012】アーク放電時の電極形成金属の基体上への
到達を防止する為に、放電点火装置作動開始時から、放
電が開始し、整合をとるまでの間、基体をシャッタによ
り放電から隔離する方法もとられている。しかし、成膜
炉壁や高周波電極に飛散した放電点火電極の形成金属
が、膜形成中にスパッタされて、基体上の形成膜中に取
り込まれ、膜質を低下させる問題点が残っている。
【0013】ところで無極放電法においても、同様の放
電開始手段が取られている。図14に、無極放電法とし
てマイクロ波プラズマCVD方式の膜形成装置を示し
た。気密にして真空排気可能な容器1416内には、高
周波電源1415にて発生し、マイクロ波導波管142
0を伝搬してきたマイクロ波をマイクロ波アプリケータ
手段1421により導入する。ガス供給手段1419に
よって容器内に導かれた膜形成用原料ガスは、前記マイ
クロ波によって解離放電し、容器内の放電空間に設置さ
れた基体1418上に膜を形成するものである。この装
置にも放電点火装置1408が設けられて放電の開始を
容易としている。
【0014】マイクロ波放電の特徴は、13.56MH
zを代表とするラジオ周波数帯の高周波放電と比較して
高密度のプラズマが得られ、ガスの解離、分解が促進し
て、高速成膜が可能な事、又、ガスの利用効率が高い事
である。反面、周波数が高い為、言い換えれば波長が短
いために、大面積にわたって均一な放電を得る事は、難
しい。均一な放電を得る為にマイクロ波放電は、ラジオ
周波数帯の高周波放電の圧力(10-2〜数Torr)よ
りも低い圧力領域(10-4〜10-1Torr)で行われ
ている。放電開始手段としてはラジオ周波数帯の高周波
放電と同様の点火装置が使用され、抱える問題も前述の
とおり同様である。
【0015】近年、機能性堆積膜の量産化に向けた研究
開発が活発に行われている。例えばアモルファスシリコ
ンを用いた大面積の太陽電池の作製においては、ホスフ
ィン(PH3)、ジボラン(B26)等のドーパントと
なる元素を含む原料ガスを主原料ガスであるシラン等に
混合してグロー放電分解することにより、所望の導電型
を有する半導体膜が得られる。従って、所望の基体上に
これらの半導体膜を順次形成することによって容易に半
導体接合ができるため、結晶シリコンの太陽電池よりも
かなり安価に太陽電池を作製できる。
【0016】そして、上述のグロー放電分解に関して、
RF(ラジオ周波数)グロー放電分解法が技術的に確立
され、広く利用されるようになってきている。しかしな
がらこの方法は上述したように小電力で堆積膜を低速で
形成する場合にのみ良質の堆積膜が得られることから、
大電力を用いて良質の堆積膜を高速で大面積にわたって
形成し、太陽電池を工業的規模で作製して電力需要を賄
い得るようにすることは甚だ困難であった。そこでこの
困難を回避する方法として、マイクロ波を用いたプラズ
マプロセスが注目されている。このプロセスが注目され
る理由は、マイクロ波の周波数帯が短いため、RFを用
いる場合より、成膜室内での電力密度を高めることが可
能であり、プラズマを効率よく発生させ、持続させるこ
とができることにある。
【0017】例えば、米国特許第4,517,223号
明細書及び同第4,504,518号明細書には、それ
ぞれのマイクロ波電力によりグロー放電を生起させ、低
圧で基体上に堆積膜を形成させる方法が開示されてい
る。これらの公報によれば、これらの堆積膜形成方法
は、低圧下で成膜を行うものであることから、大電力を
投入した場合に、堆積膜の特性悪化の原因となるラジカ
ルの再結合が少ない、プラズマ中でのポリシラン等から
なる微粉末の発生が少ない、成膜速度の向上が図れる、
といった利点があることが理解される。
【0018】しかしながら、マイクロ波を用いたプラズ
マプロセスでは、マイクロ波の波長が従来のRFに比べ
て180分の1程度と極めて短く、またRFと異なり電
極がないため、プラズマ密度の不均一性が生じやすいと
いう問題がある。例えば、帯状基体等の大面積基体上に
万遍なく均一に所望の堆積膜を形成するには幾多の未解
決の問題が残されている。
【0019】そうした問題を回避する例として、特開昭
63−55112号公報に、マイクロ波プラズマCVD
法による機能性堆積膜の製造方法が開示されている。こ
の方法は、マイクロ波導入窓が対向して設けられる装置
については、従来、図15(a)に示されるような対向
する方形のマイクロ波導入窓がその長手方向が平行とな
るように設置されていたのに対して、図15(b)に示
すようにその長手方向が互いに直交するように設置され
ている。この様に、配置されたマイクロ波導入窓からマ
イクロ波を導入することにより、マイクロ波電力を広範
囲に供給できるため、大面積にわたって機能性堆積膜を
形成できる。また、マイクロ波導入窓が互いに直交して
いると、電界(あるいは磁界)の向きが直交しているた
め、マイクロ波が対向するマイクロ波導入窓に進入する
ことがなく、マイクロ波を成膜室に閉じこめ易くなると
いう利点がある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術の
うち、有極高周波グロー放電法による製造は、放電を開
始するときに大出力の高周波電源を必要とするため、装
置コストが高くなるという問題点がある。このことを防
ぐために放電開始電力が低いガスを用いて放電を開始
し、徐々にガスを置換する方法においては、膜形成まで
に2回の整合調整が必要となり、作業が複雑になるとい
う問題点がある。この作業の複雑化は、放電開始時膜形
成時の高周波回路の整合条件が異なる場合にも生じる。
【0021】放電点火装置を加えて放電を早める方法に
おいては、放電点火電極を形成する金属により、形成さ
れる膜の質が低下するという問題点がある。
【0022】一方、図15(b)に示した対向する方形
のマイクロ波導入窓がその長手方向が直交するように配
置してマイクロ波電力を広範囲に供給するものにおいて
は、各マイクロ波導入窓を互いに直交させるように配置
しているため、放電炉の高さはマイクロ波導入窓の方形
断面の長辺と同等あるいはそれよりも長くする必要があ
り、図15(a)に示したマイクロ波導入窓を平行に配
置した場合に比べると放電炉の体積がどうしても大きく
なってしまう。放電炉の体積が大きくなると、マイクロ
波の電力密度を体積の小さい放電炉と同一にするために
は、マイクロ波の供給電力を大きくしなければならない
という問題点があった。
【0023】さらに、原料ガスの利用効率は、放電炉内
の全表面積に対するプラズマにさらされる基体表面の面
積に一致すると考えると、プラズマにさらされる基体表
面の面積が同じ場合、放電炉の体積が大きくなり、その
分全表面積も大きくなると、原料ガスの利用効率は落ち
ることになる。
【0024】また、光起電力素子等の機能性堆積膜の作
製に於いて、マイクロ波電力とともに、直流あるいは高
周波のバイアス電圧を加えることで良質の堆積膜を作製
できるものが知られている。ところが、バイアス電圧を
均一に基体表面上に加えることは容易ではなく、放電炉
の体積が大きくなると、さらにバイアスを均等に印加す
ることは難しくなり、良質な機能性堆積膜を均一に作製
することは困難であるという問題点があった。
【0025】本発明は上述の如き従来の低温プラズマプ
ロセス、特にシリコン系膜形成プロセスにおける諸問題
を克服して、形成膜中への不純物混入が少なく、高品質
なシリコン系機能素子形成を容易にする放電点火方法を
提供することを目的とするものである。
【0026】本発明の他の目的は、低温プラズマを用い
たシリコン系膜形成プロセスにおいて、放電開始を容易
にし、さらに、膜形成装置の製造コストを下げる事にあ
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマCVD
装置は、電子の電界放射を促進するための放電点火装置
を具備するプラズマCVD装置において、放電点火装置
を構成する放電促進用の電極がシリコンにて形成されて
いる。
【0028】この場合、放電促進用の電極間を調整する
ための距離調整機構を設けてもよい。
【0029】本発明の別の形態によるプラズマCVD装
置は、マイクロ波導入窓よりマイクロ波を導入すること
により放電炉内にプラズマを発生させるマイクロ波プラ
ズマCVD装置において、前記マイクロ波導入窓が複数
設けられ、放電炉内には、 各マイクロ波導入窓より導
入されるマイクロ波の導入量をその反射角度によって調
節する開閉自在に構成されたマイクロ波反射板が設けら
れている。
【0030】この場合、複数のマイクロ波導入窓のそれ
ぞれにマイクロ波反射板を設けてもよい。
【0031】また、複数のマイクロ波導入窓を方形と
し、放電炉に供給されるマイクロ波の電界の向きが、互
いに平行となるように配置してもよい。
【0032】また、放電炉の底部に、バイアス電圧を印
加するための電極を設けてもよい。
【0033】上記のような複数のマイクロ波導入窓およ
びマイクロ波反射板を設けたマイクロ波プラズマCVD
装置を用いた機能性堆積膜の形成方法としては、放電を
開始するときには、複数のマイクロ波導入窓のうちの所
定の一つに設けられたマイクロ波反射板のみを開けて一
つのマイクロ波導入窓のみからマイクロ波を導入して局
所的に放電を開始させ、次に、該放電状態を維持しなが
ら隣接するマイクロ波導入窓に設けられたマイクロ波反
射板を開けて該マイクロ波導入窓からのマイクロ波を導
入して局所的な放電領域を拡大させ、以下、同様の手順
により順次放電領域を拡大して大容量のマイクロ波プラ
ズマを形成し、機能性堆積膜を形成することとしてもよ
い。
【0034】
【作用】本発明者は、従来の低温プラズマを用いたシリ
コン系膜形成装置における上述の諸問題を解決し、前記
本発明の目的を達成すべく、鋭意研究を重ねて得た知見
を述べる。従来技術の項で説明した放電点火装置におい
て、直流電圧を印加する電極を金属からシリコンに材質
変更しても、直流高電圧を印加することによってスパー
ク(絶縁破壊)が発生すると、シリコンが溶融飛散する
場合がある。しかし、基体上のシリコン形成膜中に前記
飛散したシリコンが取り込まれても、シリコン形成膜に
与えるダメージは微々たるものであった。
【0035】また、前記シリコン電極は針状にして、1
〜3mmに近接させて対向させることで電極間の電界強
度は増大し、絶縁破壊が容易に起こることがわかった。
【0036】しかし、シリコン電極は従来の金属電極と
比較して、仕事関数が大きい為に、電極間で種火放電さ
せる為に必要な、電極からの電子の電界放出、及びイオ
ン衝突による二次電子放出を促す為には、従来の金属電
極よりも高い電圧を印加する必要がある。
【0037】前記欠点を改善すべく、上記とは別の、本
放電の種火となり得るシリコン電極からの電子放出方法
を検討した。電圧を印加したシリコン電極どうしを接触
させると、ショート状態となり、針状となった両電極の
先端には大電流が流れて該先端部ではスパークによる電
子の電界放出及び発熱による熱電子放出が促進され、本
放電の開始を誘起する種火と十分になり得る事がわかっ
た。
【0038】マイクロ波の導入するマイクロ波導入窓を
複数設け、マイクロ波の導入量を調節するためのマイク
ロ波反射板を設けた場合には、マイクロ波を効率よく使
用することができ、また、放電炉内のプラズマ発生領域
を放電開始時と膜堆積時のそれぞれに異なるものとする
ことができ、放電炉の状況に適したプラズマを発生する
ことができる。
【0039】
【実施例】(実施例1−1)図1は、本発明の放電点火
方法を採用した高周波プラズマCVD方式の膜形成装置
を示した図である。
【0040】気密保持可能に構成され、排気口117か
ら真空排気可能な容器116の内部には対向平面電極1
12、113(半径5cm、電極間距離3cm)が設置
されている。これらの各電極間には、高周波電源115
により13.56MHzの高周波電力が印加される。薄
膜が上面に形成される基体118は平面電極113上に
固定設置され、薄膜形成のための原料ガスはガス導入手
段119により容器116内に導入される。
【0041】本発明の放電点火方法を採用した放電点火
装置は、電極101,102、直流電源105および距
離調整機構106より構成されている。
【0042】平面電極112、113に隣接し、φ2m
mかつ先端が針状に加工され対向して設けられたシリコ
ン製の電極101,102には、容器外部の直流電源1
05から数十(kV)までの電圧が印加可能である。電
極101,102間の距離は、距離調整機構106によ
って0〜5mmまで調整可能である。
【0043】図1に示した膜形成装置を用いて、放電点
火方式の性能を放電開始に必要な高周波電力によって調
べた。減圧状態に排気された容器116に、膜形成用の
原料ガスとしてシラン(SiH4)をガス導入手段11
9により導入し、対向平面電極112、113間に高周
波電力を印加した。次に、放電点火装置の直流電圧印加
スイッチ107によって、直流電源105から10kV
の直流電圧を電極101,102間に印加した。
【0044】比較の為に放電点火装置を使用せずに、高
周波パワーを増加して放電開始する時点での電力もモニ
ターした。
【0045】図2に試験条件と結果を示す。本発明の放
電点火方式を用いた放電点火装置により放電開始に必要
な高周波電力が減少したことが判る。
【0046】(実施例1−2)図3は、本発明の放電点
火方法を採用したマイクロ波プラズマCVD方式の膜形
成装置を示した図である。
【0047】気密保持可能に構成され、排気口317か
ら真空排気可能な15cm+15cm+20cmの容器
316には、マイクロ波導波管320を伝般してきた
2.45GHzのマイクロ波が、マイクロ波アプリケー
タ手段321によって導入される。マイクロ波アプリケ
ータ手段の先端には、マイクロ波透過性の窓322が設
けられており、大気圧であるマイクロ波導波管320側
と減圧状態とされる容器316内部を隔離する。膜形成
用の原料ガスは、ガス供給手段319によって導入され
る。
【0048】本発明の放電点火方法を採用した放電点火
装置は、電極301,302、直流電源305および距
離調整機構306より構成されている。
【0049】平面電極31,2313に隣接し、φ2m
mかつ先端が針状に加工され対向して設けられたシリコ
ン製の電極301、302には、容器外部の直流電源3
05から数十kVまでの電圧が印加可能である。電極3
01,302間の距離は、距離調整機構306によって
0〜5mmまで調整可能である。
【0050】本実施例の装置において、成膜がなされる
基体318は、マイクロ波の導入方向と平行な台331
上に固定されている。
【0051】図3に示した膜形成装置を用いて、放電点
火方式の性能を、放電開始に必要なマイクロ波電力によ
って調べた。
【0052】減圧は排気中の容器316に、膜形成用の
原料ガスとしてシラン(SiH4)及び水素(H2)をガ
ス導入手段319によって導入した。また、マイクロ波
電力を容器316内に、マイクロ波アプリケータ手段3
21を介して投入した。
【0053】次に、放電点火装置の直流電圧印加スイッ
チ307によって、直流電源305から10kVの直流
電圧を電極301,302間に印加した。使用したマイ
クロ波電源は最大出力1.5KW連続発振仕様のもので
ある。容器内の圧力はコンダクタンス可変バルブ330
にて調整した。
【0054】図4に上記の試験の結果を示す。電極30
1,302間の距離を1mmとして放電点火装置を使用
すると、圧力が10-2Torr以上では放電開始マイク
ロ波電力を低下し、点火装置として有効であったが、圧
力が10-2Torr以下では効果が認められなかった。
【0055】シリコン電極どうしを接触させて高電圧を
印加すると10-3Torr台まで点火装置として有効で
あった。
【0056】膜形成条件が圧力5mTorr、マイクロ
波電力300Wであれば、マイクロ波電源として出力
1.5KWは必要なく、出力600W程度の小電力電源
にて十分である。点火装置の設置による装置コストの増
大に対して、マイクロ波電源の小型化の及ぼす装置コス
トの削減額は大きなものがある。
【0057】(実施例1−3)図5に示される基板ロー
ドロック搬送方式によるn−i−p3層分離膜を積層す
るための成膜装置(無電極マイクロ波CVD方式)に本
発明の放電点火装置を搭載してアモルファスシリコン太
陽電池シングルセルを作成した。さらに、放電点火装置
からの不純物混入によるセルの性能低下を調べる為に従
来の金属電極製放電点火装置を前記成膜装置に搭載して
同様にシングルセルを作成して、セルの量子効率を比較
した。
【0058】本実施例の成膜装置は、搬入室551と搬
出室505の間に、図1に示した装置をゲートバルブ5
06にて連結した構成としたものである。
【0059】シングルセルの成膜は以下の方法で行っ
た。ステンレス製の基板561を取出口551から搬入
室501内にセットし、室内を減圧状態に排気後、ゲー
トバルブ506を開放して、あらかじめ減圧に排気して
おいたn層成膜室502に搬送し、成膜室にマイクロ波
を投入後、放電点火装置572によってマイクロ波放電
を開始してn層を成膜した。
【0060】n層成膜後、同様にして基板をi層成膜室
503に搬送してi層を成膜し、さらにp層成膜室50
4でp層を成膜した。
【0061】n、i、p層の成膜条件を第1表に示す。
【0062】
【表1】 セルの量子効率測定は、AM1光照射により行った。図
6に、作製したセルの量子効率スペクトルを示した。従
来の金属電極製放電点火装置を使用して作成したセルと
比較して、本発明のシリコン電極製放電点火装置を使用
して作成したセルは短波長域、長波長域ともに量子効率
が向上している。
【0063】別途SIMSによってセルの厚さ方向元素
分析を行ったところ、従来の金属電極製放電点火装置を
使って形成したセルでは、n−i層界面付近、及びi−
p層界面付近で金属電極の構成元素が検出された。
【0064】金属電極製放電点火装置を使用した場合
の、セルの量子効率低下は、n−i層界面、及びi−p
層界面における金属電極材の混入によってもたらされた
と判定した。
【0065】以上より、本発明の放電点火方法を使用し
て低温プラズマの膜形成プロセスを行うと、高品質な形
成膜および機能性素子が得られることがわかった。
【0066】次に、本発明の第2の構成による実施例に
ついて説明する。
【0067】上述した各実施例がマイクロ波放電を行う
際の放電点火装置についてのものであるのに対し、本実
施例は、マイクロ波導入窓について改良を行ったもので
ある。
【0068】まず最初に、放電が生起していないとき
の、対向する方形のマイクロ波導入窓の相対角度と、マ
イクロ波の漏洩する電力との関係を調べる。
【0069】図7は実験で用いた装置の模式的概略を示
す図である。
【0070】図7において、701は放電炉、702,
703は方形導波管、704,705は方形のマイクロ
波導入窓、706は原料ガス導入管、707はメッシュ
状の排気口、708はマイクロ波電源、709はアイソ
レーター、710,711はパワーモニター、712は
無反射終端、713は成膜室である。
【0071】方形導波管702,703は導波管断面が
27mm×96mmの東芝社製を用い、方形のマイクロ
波導入窓704,705も同じサイズとした。従って、
放電炉内にはH01の単一モードのマイクロ波が導入され
ることになる。
【0072】マイクロ波電源708、アイソレーター7
09、パワーモニター710は導波管702によりこの
順に接続されており、さらに成膜室713中に設置され
ている放電炉701に前記マイクロ波導入窓704を介
して接続されている。マイクロ波電源708より発生し
たマイクロ波電力は、方形導波管702を通ってマイク
ロ波導入窓704から放電炉701内に供給される。こ
こで、パワーモニター710により、マイクロ波導入窓
704より放電炉内に入射する入射電力(以下これをP
fと呼ぶ)と放電炉内からの反射電力(以下これをPr
呼ぶ)をモニターする。また、アイソレーター709に
より、Prが電源708に入るのを避けるようにした。
マイクロ波導入窓704と対向して設置された、マイク
ロ波導入窓705はパワーモニター711、アイソレー
ター709とこの順に接続されており、マイクロ波導入
窓705を通って放電炉701外へ漏洩するマイクロ波
電力(以下これをPtと呼ぶ)をパワーモニター711
によりモニターする。マイクロ波導入窓704,705
は互いの相対角度を連続的に変えることができる構造と
されており、その相対角度をθとすると、マイクロ波導
入窓704,705が互いに平行であるときをθ=0°
とした。さらにパワーモニター711の他端には無反射
終端712を接続し、反射波が戻らないような構造とし
た。
【0073】(実験1)実験は図7に示した実験装置を
用い、以下のようにして行った。まず、不図示真空ポン
プにより放電炉701内を排気口707から排気した
後、原料ガス導入管706よりHe300sccmを導
入した。次に、導波管702を介してマイクロ波導入窓
704より放電が生起しない程度のマイクロ波電力(こ
の場合300Wとした)をマイクロ波電源708より供
給した。このとき、パワーモニター710によってPf
とPrをモニターした。また、もう一方のマイクロ波導
入窓705側に漏洩してくるPtを導波管703に接続
されたパワーメーター711により測定した。この測定
を、対向する導波管の相対角度(θ)を0°から180
°まで10°おきに変化させてそれぞれ行った。
【0074】図8にそのときの結果を表す。横軸は相対
する導波管702,703の相対角度、縦軸はマイクロ
波導入窓704から放電炉701に導入したマイクロ波
電力と、放電炉701からマイクロ波導入窓704を通
って導波管702へ戻っていく反射電力と、対向するマ
イクロ波導入窓705側へ漏洩するマイクロ波電力とを
示す。
【0075】図8より、放電が生起していない状態で
は、対向する導波管が平行(θ=0°)の場合は、導波
管702より導入されたマイクロ波電力の80%程度が
対向する導波管703より漏洩しているのに対して、対
向する導波管が垂直(θ=90°)の場合は、対向する
導波管703にはマイクロ波が漏洩していないことが解
る。また、θ=0°とθ=90°の場合について、さら
に供給するマイクロ波電力を増加していったとき、θ=
90°の場合には容易に放電が生起したが、θ=90°
の場合にはマイクロ波電力の入射電力を2kW導入して
も放電は生起しなかった。
【0076】(実験2)次に、放電が生起しているとき
の、対向する導波管の相対角度θとマイクロ波の漏洩す
る電力との関係について調べた。
【0077】実験は図7に示した実験装置を用い、不図
示真空ポンプにより放電炉701内を排気した後、原料
ガス導入管706よりHe300sccmを導入し、導
波管702を介して、マイクロ波電力をマイクロ波電源
708より導入し、放電を生起させた。その後、放電状
態を維持しながら供給するマイクロ波電力(Pf)を3
00Wに調整した。このときPfとPrをパワーモニター
710により測定し、さらにマイクロ波導入窓705側
に漏洩してくるPtを対向する導波管703側に接続さ
れたパワーモニター711により測定した。この測定
を、対向する導波管の相対角度を0°から180°まで
10°おきに変化させてそれぞれ行った。
【0078】図9にそのときの結果を示す。横軸は対向
する導波管702,703の相対角度、縦軸はマイクロ
波導入窓704から放電炉701に導入したマイクロ波
電力と、放電炉701からマイクロ波導入窓704を通
って導波管702へ戻っていく反射電力と、対向するマ
イクロ波導入窓705側へ漏洩するマイクロ波電力とを
示す。図5より放電が生起した場合、θを0°から90
°まで変化させても、対向する導波管703に漏洩する
マイクロ波電力はほとんどないことが解った。つまり供
給されたマイクロ波電力はそのほとんどが放電のために
消費されるか、マイクロ波を供給している側の導波管に
反射電力として戻っていくかのどちらかであり、対向す
るマイクロ波導入窓705まで、マイクロ波はほとんど
到達できないと考えられる。
【0079】以上の結果より、対向する方形のマイクロ
波導入窓を放電炉内に平行に配置した場合、放電が生起
する前は、一方のマイクロ波導入窓からマイクロ波電力
を導入すると、もう一方のマイクロ波導入窓からマイク
ロ波が大量に漏洩するが、一度放電が生起してしまえ
ば、対向する導波管の相対的位置関係によらず、供給さ
れたマイクロ波電力は効率よく放電を維持するために消
費できることがわかった。
【0080】次に、本発明の特徴を最も良く表した、図
10に示すような装置を用いて、実験を行った。図10
において1001は放電炉、1002,1003は導波
管、1004,1005はマイクロ波導入窓、1006
は原料ガス導入管、1007はメッシュ状の電極を兼ね
た排気口であり、該排気口1007は不図示のバイアス
電圧印加手段に接続されており、バイアス電圧を印加で
きるようになっている。1008はマイクロ波反射板、
1009は基体、1010は基体加熱ヒータ、1011
は成膜室、1012,1013はマイクロ波電源、10
14はシャッターである。
【0081】マイクロ波電源1012,1013はそれ
ぞれマイクロ波導入窓1004,1005に導波管10
02,1003を介して接続されており、前記マイクロ
波導入窓1004,1005を介して成膜室1011中
に設置された放電炉1001に接続されている。
【0082】ここで、マイクロ波導入窓は、マイクロ波
を透過し、同時に成膜室内部と外部の機密を保持する材
質のものが好ましい。使用するマイクロ波帯域におい
て、誘電損失tanδが小さいものであればよいが、同
時に熱電導率が高く、熱衝撃に強いものが望ましい。こ
の様な条件に好適な材質としては、ベリリア、アルミナ
セラミックス、窒化ホウ素、石英等であり、特にアルミ
ナセラミックスは最適である。
【0083】マイクロ波導入窓1004,1005は互
いに対向かつ平行(θ=0°)に設置されている。
【0084】マイクロ波導入窓1005上に設置されて
いる反射板1008は開閉を自由に行うことができ反射
板が閉じているときは放電炉1001とマイクロ波導入
窓1005との間はマイクロ波の行き来はできない構造
になっている。
【0085】(実験3)実験は図10に示した装置を用
い、以下のようにして行った。まず、不図示真空ポンプ
により放電炉1001内を排気した後、原料ガス導入管
1006よりHe300sccmを導入した。次に、マ
イクロ波反射板1008を閉じた状態で、マイクロ波電
力をマイクロ波電源1012によりマイクロ波導入窓1
004を介して、放電炉1001内に導入したところ、
放電は容易に生起した。放電が生起したのを確認した
後、マイクロ波反射板1008を開けて、マイクロ波導
入窓1005側からもマイクロ波電源1013よりマイ
クロ波電力を導入した。この時放電状態に乱れはなく、
常に安定した放電状態を維持していた。
【0086】以上の結果より、本発明の装置において、
上記反射板を設けることにより、対向する導波管のθが
0°の場合であっても、容易に放電が生起し、安定した
放電状態が得られることが判明した。
【0087】但し、これらの放電の安定性は、マイクロ
波導入窓間の距離や、導入するマイクロ波電力の大き
さ、さらに原料ガスの種類や流量により異なるため、処
方により適宜、安定放電する条件を決定する必要がある
ことは言うまでもない。
【0088】本発明のマイクロ波反射板はマイクロ波導
入窓を完全に覆う様に構成され、反射板が閉まっている
ときにはマイクロ波導入窓と放電炉との間にマイクロ波
の漏洩がなく、開いているときには逆に大きな反射体と
ならないような構造であることが望ましい。また、本発
明のマイクロ波反射板はマイクロ波導入窓に密着させる
ことが好ましい。
【0089】本発明の放電炉およびマイクロ波反射板の
材質としてはオーム損の小さい金属部材で構成されるの
が望ましい。具体的には銀、銅、アルミニウム製で構成
されるか、あるいはこれらの金属を他の材質上にメッキ
して構成されるかの何れかであれば良い。本装置に於い
てはステンレス上に銀メッキした部材を用いている。
【0090】以下実施例により、本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例に何等限定されるもの
ではない。
【0091】(実施例2−1)図10に示した装置を用
い、本発明の方法により以下に示す操作によって基体上
にアモルファスシリコン膜を形成した。
【0092】まず、不図示基体ホルダーに、あらかじめ
櫛形状の電極としてCr1000Åを蒸着により形成し
た40cm×20cm角の7059ガラス基体1009
を設置した。次に、基体加熱ヒーター1010により基
体1009を所定の温度に加熱し、シャッター1014
を閉じた状態で、放電炉1001内に原料ガス導入管1
006よりSiH4を280sccm導入し、同時併行
的に不図示マイクロ波電源より、マイクロ波電力を導波
管1002、マイクロ波導入窓1004を介して、放電
炉1001内に導入した。このとき、マイクロ波反射板
1008は閉じておき、マイクロ波導入窓1005側へ
マイクロ波が漏洩しないようにした。放電が生起した
後、マイクロ波反射板1008を開けて、対向する導波
管1003からもマイクロ波電源1013より、マイク
ロ波電力を導入してマイクロ波導入窓両側から、放電を
生起させ、マイクロ波導入窓1004,1005から導
入する電力を各々400Wに調整した。また、バイアス
電圧印加手段1005より、適当な直流バイアス電圧を
基体上に印加した。その後、放電が安定したのを確認し
た後、シャッター1009を開けて100秒間、基体上
にアモルファスシリコン膜を形成した。そのときの成膜
条件を第2表にまとめて示す。
【0093】ここで、使用した方形導波管は東芝社製の
ものであり、その長辺と短辺の長さはそれぞれ96,2
7mmであり、放電炉の高さは40mmとし、長辺の長
さよりも短くなるようにした。
【0094】
【表2】 上記方法で得られたアモルファスシリコン膜を5cm×
5cm角に切断して、それぞれの膜厚を触針式膜厚計を
用いて測定したところ、その平均値は1.23μmであ
り、基体全体の膜厚分布は5%であった。これより、平
均の成膜速度は123Å/s(±5%の分布)であるこ
とがわかる。又、上記アモルファスシリコン膜上に超音
波ハンダにより電極をつけて暗導電率(σd)の測定を
行った。その結果、暗導電率は3.0×-10±2×-10
/cmであり、基体全体にわたって、均一で良質のアモ
ルファスシリコン膜が作製されていることを確認した。
【0095】(比較例2−1)従来装置のように、対向
かつ直交しているマイクロ波導入窓を用いて、マイクロ
波反射板を除いた以外は、実施例1と同じ装置構成と成
膜条件によりアモルファスシリコン膜を作製した。但
し、放電炉の大きさは図15(b)に示すように、マイ
クロ波導入窓を平行にした場合に比べて、直交させた場
合は放電炉の高さが高くなるため、炉内の表面積も大き
くなる。また、放電炉の底部は実施例2−1と同様にメ
ッシュ状の排気口兼電極とし、不図示のバイアス電圧印
加手段によりバイアス電圧を印加できるようにした。
【0096】作製は実施例2−1と同様に、放電炉10
01内にSiH4280sccmを導入して、プラズマ
を生起させた後、対向するマイクロ波導入窓から導入す
るマイクロ波電力をそれぞれ400Wに調整し、100
秒間アモルファスシリコン膜を基体上に堆積させた。
【0097】上記の方法によって得られたアモルファス
シリコン膜の膜厚を触針式の膜厚計を用いて測定したと
ころ、1.10μmであり、平均の成膜速度は110Å
/sに対応する。また、基体全体の膜厚分布は±5%で
あった。又、上記アモルファスシリコン膜上に、超音波
ハンダにより電極をつけて、暗導電率の測定を行った結
果、暗導電率は、基体の外周部以外は3×-10S/cm
程度であったが、基体の外周部は8×-10S/cm程度
と、暗導電率が高くなっていることがわかった。
【0098】以上、実施例2−1と比較例2−1とか
ら、本発明の方法を取り入れた実施例2−1の方が、成
膜速度は大きくなり、従ってガス利用効率も向上するこ
とが判明した。更に、電気特性である暗導電率において
も、本発明の方法により、特性の均一化(特に基体の外
周部において顕著)が図れることが判明した。これは、
本発明により、放電炉底部を、基体に近づけることが可
能となり、そのため、バイアス電圧が基体に一様に印加
することができるようになったためであると考えられ
る。
【0099】(実施例2−2)図11に示すロールツー
ロール装置を用い、本発明の方法により、以下に示す操
作によって、帯状基体上にn,iおよびp型のアモルフ
ァスシリコン膜を順次連続的に形成した。図11におい
て、1101,1103は13.56MHzの高周波
(以下これをRFと略す)のプラズマCVD法による成
膜室、1102はマイクロ波プラズマCVD法による成
膜室、1104,1105は帯状基体の供給室、巻き取
り室である。それぞれの成膜室はガスゲート1106に
よって接続されている。1107は帯状基体で、供給室
から巻き取り室に搬送されるまでに、3つの成膜室を通
過して、その表面に三層の機能性堆積膜、例えば、pi
n構造光起電力素子用半導体が形成される。なお、11
08は耐熱性不織布からなる帯状シートであり、帯状基
体を巻く際に同時に巻き、帯状基体表面に傷がつくこと
を防止する。
【0100】1101〜1103の各成膜室には基体を
加熱するヒーター1109、不図示のガス供給手段から
供給される原料ガスを成膜室に導入する原料ガス導入管
1110、不図示排気手段により成膜室を排気する排気
管1111、成膜室内の成膜ガスにエネルギーを与えて
放電を生起するRF電力を供給する放電電極1112、
放電炉1117内にマイクロ波を導入するためのマイク
ロ波導入窓1113、前記マイクロ波導入窓上に設置さ
れたマイクロ波反射板1118が設けられ、成膜室11
01,1103ではRFプラズマCVD法による堆積膜
が、成膜室1102ではマイクロ波プラズマCVD法に
よる膜堆積がそれぞれ行われる。ガスゲート1106に
は掃気ガス導入管1114から掃気ガスが導入され、と
なり合う成膜室の成膜ガスの混入を阻止する。また、1
115は帯状基体1107の供給室1104および11
05の排気を行う排気管であり、1116は各成膜室1
101,1102,1103、帯状基体1107の供給
室1104および巻き取り室1105内の圧力を計測す
るための圧力計である。
【0101】まず、幅40cm、長さ50cm、厚さ
0.2mmの帯状ステンレス基板1107を、供給室1
104から巻き出され、1101〜1103の三つの成
膜室を通過して、巻き取り室1105で巻き取られるよ
うにセットした。
【0102】次に各室の真空チャンバーをそれぞれの排
気管1111,1114で十分に排気した後、引き続き
排気しながら各成膜室へ原料ガス導入管1110から、
それぞれの成膜ガスを導入し、圧力計1115を確認し
つつ、排気量を調整して各成膜室を所定の圧力に調整し
た。ガスゲート1106には掃気ガスとしてArを各々
200sccmずつ導入した。
【0103】ヒーター1109で帯状基体1107の裏
面から所定の温度で加熱し、放電電極1112からRF
電力を、またマイクロ波導入窓1113からマイクロ波
電力を導入して、マイクロ波反射板1118を用いた本
発明の方法により、各成膜室内にプラズマ放電を生起
し、帯状基体を一定速度で搬送して、帯状基体上にn,
iおよびp型のアモルファスシリコン膜を順次連続的に
形成した。各成膜室での作製条件を第3表に示す。
【0104】
【表3】 このとき、成膜室1101〜1103の成膜速度はそれ
ぞれ、20Å/s、120Å/s、15Å/sであっ
た。
【0105】上記方法で得られたアモルファスシリコン
膜を堆積した帯状基体をロールツーロール装置から取り
出し、10cm×40cmの大きさに切り離し、シング
ルチャンバーの真空蒸着装置に入れ、真空蒸着法により
第4表に示す条件でITO透明導電膜を積層し、図12
の模式断面図に示す光起電力素子を作製した。図12に
おいては、1201は基体、1202はn型層、120
3はi型層、1204はp型層、1205はITO透明
導電膜である。
【0106】
【表4】 得られた光起電力素子を5cm角に切断した後、各々を
ソーラーシュミレーターにより測定したところ、良好な
光電変換効率を示した。又、10cm×40cm基板に
おける光電変換効率の分布は5%以内であった。 (比較例2−2)図11に示した装置において、放電炉
1117の高さを実施例2−2で使用した放電炉の3倍
の高さにし、方形の対向するマイクロ波導入窓を直交さ
せて配置した以外は実施例2−2と全く同様の装置を用
い、第3表に示す成膜条件でアモルファスシリコン膜を
形成した。
【0107】このとき、成膜速度は成膜室1101〜1
103の各々で20Å/s、110Å/s、15Å/s
であり、実施例1のときに比べて成膜室1102におい
てのみ成膜速度が遅くなったため、その分、搬送速度を
遅くして、成膜室1101,1103では不図示の仕切
板により膜厚を調整し、実施例2−1と同様の層構成と
膜厚の機能性堆積膜を形成した。
【0108】上記方法で得られたアモルファスシリコン
膜を堆積した帯状基体をロールツーロール装置から取り
出し、10cm×40cmの大きさに切り離し、シング
ルチャンバーの真空蒸着装置に入れ、真空蒸着法により
第4表に示す条件でITO透明導電膜を積層し、図12
の模式断面図に示す光起電力素子を作製した。
【0109】得られた光起電力素子を5cm角に切断し
た後、各々をソーラーシュミレーターにより測定したと
ころ、基体の幅方向に対して、中央部は良好な光電変換
効率を示したが、端部では十分な光電変換効率が得られ
ないものもあるため、光電変換効率の分布は、全体で1
0%以上存在していた。
【0110】(実施例2−3)各成膜室での堆積膜形成
条件を第5表に示すように変えた以外は実施例2−2と
同様にして帯状基体上にn,i,p型のアモルファスシ
リコンゲルマニウム半導体膜を連続的に形成して光起電
力素子を作製した。
【0111】
【表5】 このとき、成膜室1101〜1103の成膜速度はそれ
ぞれ、15Å/s、125Å/s、20Å/sであっ
た。
【0112】上記方法で得られたアモルファスシリコン
膜を堆積した帯状基体をロールツーロール装置から取り
出し、10cm×40cmの大きさに切り離し、シング
ルチャンバーの真空蒸着装置に入れ、真空蒸着法により
第4表に示す条件でITO透明導電膜を積層し、図12
の模式断面図に示す光起電力素子を作製した。
【0113】得られた光起電力素子を5cm角に切断し
た後、各々をソーラーシュミレーターにより測定したと
ころ、良好な光電変換効率を示した。又、10cm×4
0cm基板における光電変換効率の分布は6%以内であ
った。
【0114】また、比較例2−2と同様に、放電炉の高
さを本実施例で使用した放電炉の3倍の高さにし、方形
の対向するマイクロ波導入窓を直交させて配置した以外
は実施例2−3と全く同様の装置により、第5表に示し
た成膜条件を用いて光起電力素子を形成した。ただし、
比較例2−2のように搬送速度を遅くし、不図示の仕切
板で膜厚の調整を行った。得られた光起電力素子を5c
m角に切断した後、各々をソーラーシュミレーターによ
り測定したところ、基体の幅方向に対して、中央部は良
好な光電変換効率を示したが、端部では十分な光電変換
効率が得られなかったものが存在した。また、光電変換
効率の分布は、全体で12%以上存在していた。
【0115】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0116】請求項1に記載のものにおいては、シリコ
ンを電極として直流電圧を印加する放電点火方法を行う
ことにより、シリコン系の膜形成プラズマプロセスにお
ける膜中への不純物混入量が減少し、高品質な膜を形成
することができるとともに機能性素子の形成を容易にす
ることができる効果がある。また、低電力での放電開始
が容易であるので、膜形成装置の製造コストを下げるこ
とができる効果がある。
【0117】請求項2に記載のものにおいては、上記効
果に加えて、電極間の距離を放電炉内の圧力状態に応じ
て変化させることにより、放電を容易に行うことができ
る効果がある。
【0118】請求項3に記載のものにおいては、基体全
体にバイアス電圧を均一に印加することが可能になり、
ガス利用効率が向上され、良質の機能性堆積膜を均一、
かつ、低コストで作製することができる効果がある。
【0119】請求項4に記載のものにおいては上記各効
果一層向上されたものとすることができる効果がある。
【0120】請求項5に記載のものにおいては、特に、
放電開始時におけるガス利用効率を向上することができ
る効果がある。
【0121】請求項6に記載のものにおいては、特に、
基体全体にバイアス電圧を均一に印加することができる
効果がある。
【0122】請求項7に記載の方法においては、良質の
機能性堆積膜を均一に作成することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放電点火方法を採用した高周波プラズ
マCVD方式の膜形成装置を示す図である。
【図2】図1に示した膜形成装置を用いて、放電点火方
式の性能を試験したときの試験条件と結果を示す図であ
る。
【図3】本発明の放電点火方法を採用したマイクロ波プ
ラズマCVD方式の膜形成装置を示す図である。
【図4】図3に示した膜形成装置を用いて、放電点火方
式の性能を、放電開始に必要なマイクロ波電力によって
調べたときの結果を示す図である。
【図5】本発明の放電点火装置による基板ロードロック
搬送方式のn−i−p3層分離膜を積層するための成膜
装置の構成を示す図である。
【図6】図5に示した装置により作製したセルの量子効
率スペクトルを示す図である。
【図7】本発明の第2の構成による実施例の性能を試験
するための比較例の構成を示す図である。
【図8】図7に示した実験装置による実験結果を示す図
である。
【図9】図7に示した実験装置による実験結果を示す図
である。
【図10】本発明の第2の構成の特徴を最も良く表す図
である。
【図11】本発明の第2の構成を用いたロールツーロー
ル装置を示す図である。
【図12】図11に示した装置により作製した光起電力
素子の模式断面図である。
【図13】従来例の構成を示す図である。
【図14】従来例の構成を示す図である。
【図15】従来例の構成を示す図である。
【符号の説明】 101,102,301,302 電極 105,305 直流電源 106,306 距離調整機構 107,307 放電点火スイッチ 112,113 対向平面電極 115 高周波電源 116,316 容器 117,317,707,1007 排気口 118,318,1201 基体 119 ガス導入手段 319 ガス供給手段 320 マイクロ波導波菅 321 マイクロ波アプリケータ手段 322 窓 330 コンダクタンス可変バルブ 331 台 501 搬入室 502 n層成膜室 503 i層成膜室 504 p層成膜室 505 搬出室 506 ゲートバルブ 551 取出口 561,1009 基板 572 放電点火装置 701,1001 放電炉 702,703 方形導波菅 704,705,1004,1005 マイクロ波導
入窓 706 原料ガス導入菅 708,1012,1013 マイクロ波電源 709 アイソレータ 710,711 パワーモニタ 712 無反射終端 713,1011 成膜室 1002,1003 導波菅 1006 原料ガス導入窓 1008 マイクロ波反射板 1010 基板加熱ヒータ 1202 n型層 1203 i型層 1204 p型層 1205 ITO導電膜層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芳里 直 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 酒井 明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 金井 正博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 杉山 秀一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 越前 裕 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子の電界放射を促進するための放電点
    火装置を具備するプラズマCVD装置において、 放電点火装置を構成する放電促進用の電極がシリコンに
    て形成されていることを特徴とするプラズマCVD装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプラズマCVD装置にお
    いて、 放電促進用の電極間を調整するための距離調整機構が設
    けられていることを特徴とするプラズマCVD装置。
  3. 【請求項3】 マイクロ波導入窓よりマイクロ波を導入
    することにより放電炉内にプラズマを発生させるマイク
    ロ波プラズマCVD装置において、 前記マイクロ波導入窓が複数設けられ、放電炉内には、
    各マイクロ波導入窓より導入されるマイクロ波の導入
    量をその反射角度によって調節する開閉自在に構成され
    たマイクロ波反射板が設けられていることを特徴とする
    マイクロ波プラズマCVD装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のマイクロ波プラズマC
    VD装置において、 複数のマイクロ波導入窓のそれぞれにマイクロ波反射板
    が設けられていることを特徴とするマイクロ波プラズマ
    CVD装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載のマイク
    ロ波プラズマCVD装置において、 複数のマイクロ波導入窓が方形であって、放電炉に供給
    されるマイクロ波の電界の向きが、互いに平行となるよ
    うに配置されていることを特徴とするマイクロ波プラズ
    マCVD装置。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至請求項5のいずれかに記載
    のマイクロ波プラズマCVD装置において、 放電炉の底部に、バイアス電圧を印加するための電極が
    設けられていることを特徴とするマイクロ波プラズマC
    VD装置。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至請求項6のいずれかに記載
    のマイクロ波プラズマCVD装置を用いた機能性堆積膜
    の形成方法であって、 放電を開始するときには、複数のマイクロ波導入窓のう
    ちの所定の一つに設けられたマイクロ波反射板のみを開
    けて一つのマイクロ波導入窓のみからマイクロ波を導入
    して局所的に放電を開始させ、次に、該放電状態を維持
    しながら隣接するマイクロ波導入窓に設けられたマイク
    ロ波反射板を開けて該マイクロ波導入窓からのマイクロ
    波を導入して局所的な放電領域を拡大させ、以下、同様
    の手順により順次放電領域を拡大して大容量のマイクロ
    波プラズマを形成し、機能性堆積膜を形成することを特
    徴とする機能性堆積膜の形成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1956618A (zh) * 2001-06-15 2007-05-02 东京毅力科创株式会社 干蚀刻方法
JP2011222991A (ja) * 2010-03-25 2011-11-04 Toray Ind Inc プラズマcvd装置及び薄膜基板の製造方法
KR20160100023A (ko) * 2015-02-13 2016-08-23 주식회사 테라텍 고전압 융합 배기부 플라즈마 정화장치

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