JPH06120117A - 結像特性計測方法及び該方法で使用されるマスク - Google Patents

結像特性計測方法及び該方法で使用されるマスク

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JPH06120117A
JPH06120117A JP26465992A JP26465992A JPH06120117A JP H06120117 A JPH06120117 A JP H06120117A JP 26465992 A JP26465992 A JP 26465992A JP 26465992 A JP26465992 A JP 26465992A JP H06120117 A JPH06120117 A JP H06120117A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計測マーク像の位置検出用のセンサーの分解
能を特に向上させることなく、且つピッチの小さい実素
子パターンに対する投影光学系の結像特性をも正確に計
測する。 【構成】 レチクル29上の計測マーク39Aを、それ
ぞれ計測方向にピッチP2のライン・アンド・スペース
パターンよりなる周期的パターン40A〜40Cをピッ
チP1(P1>P2)で配列して形成する。投影光学系
のディストーション計測時には、それら周期的パターン
40A〜40Cの像をそれぞれ1個の暗線パターンの像
として位置検出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体素子、液
晶表示素子又は薄膜磁気ヘッド等をリソグラフィ工程で
製造する際に使用される投影露光装置において、投影光
学系のディストーション等の結像特性を計測する場合に
適用して好適な結像特性計測方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体素子、液晶表示素子又は薄
膜磁気ヘッド等をリソグラフィ工程で製造する際に、フ
ォトマスク又はレチクル(以下「レチクル」と総称す
る)のパターンの像を投影光学系を介して感光基板上に
結像する投影露光装置が使用されている。一般に半導体
素子等は基板上に多数層の回路パターンを重ねて形成さ
れると共に、例えば1層目の回路パターンの露光を行う
投影露光装置と2層目の回路パターンの露光を行う投影
露光装置とが異なる場合もある。従って、回路パターン
の重ね合わせ精度を高精度に維持して、最終的に製造さ
れる半導体素子等の歩留まりを高くするためには、各投
影露光装置において投影光学系の倍率誤差及びディスト
ーション等の結像特性を所定の規格内に維持する必要が
ある。そのためには、先ず投影光学系のそのような結像
特性を正確に計測する必要がある。以下、投影光学系の
結像特性としてディストーションを例にとって説明す
る。
【0003】従来、投影光学系のディストーションを計
測するためには、図7のようなテストレチクルR1が使
用されていた。図7において、テストレチクルR1の中
央部には、2本のライン・アンド・スペースパターン1
A及び1Bを所定間隔だけ離して配置した基準マーク2
が形成され、テストレチクルR1の4隅にはそれぞれ3
本のライン・アンド・スペースパターンよりなる計測マ
ーク3A〜3Dが形成されている。これら基準マーク2
及び計測マーク3A〜3Dのパターンの計測方向の暗部
又は明部の幅は4〜6μmであり、この幅はそれら基準
マーク及び計測マークの像の検出を行うセンサーの分解
能に合わせて最適化された値である。
【0004】そして、ディストーションの計測を行う場
合には、図7の計測マーク3A〜3Dを遮蔽した状態
で、図8(a)に示すように、感光基板としての例えば
レジストが塗布されたウエハWをステップアンドリピー
ト方式で位置決めしながら、そのウエハW上に図7の基
準マーク2の像2AP〜2DPが投影光学系を介して露
光される。これらの像2AP〜2DPの位置は、図7の
計測マーク3A〜3Dの像のウエハW上での設計上の位
置に合致している。次に、図8(b)に示すように、そ
のウエハW上にテストレチクルR1の計測マーク3A〜
3Dの像を投影光学系を介して重ねて露光する。これに
より、基準マーク像2AP〜2DPの中にそれぞれ計測
マーク像3AP〜3DPが露光される。
【0005】次のそのウエハWの現像を行うことによ
り、基準マーク像2AP〜2DP及び計測マーク像3A
P〜3DPがレジストの中に凹又は凸のパターンとして
形成される。これら凹又は凸のパターンは例えば顕微鏡
により観察することができる。例えば図8(b)中の基
準マーク像2DP及び計測マーク像3DPの拡大図を図
9(a)に示す。図9(a)において、基準マーク像2
DP及び計測マーク像3DPはそれぞれ数本のライン・
アンド・スペースパターンより形成されている。そし
て、図8(b)に戻り、例えば基準マーク像2DPの中
心と計測マーク像3DPの中心とのX方向の差Δx1、
基準マーク像2APの中心と計測マーク像3APの中心
とのX方向の差Δx4等を計測することにより、投影光
学系のX方向のディストーションを求めることができ
る。
【0006】次に、従来のレーザステップアライメント
(以下「LSA」という)方式の計測マークの例につき
図10を参照して説明する。図10(a)は、図7の基
準マーク2としてレチクル上に形成された第1計測マー
ク5を示し、この第1計測マーク5は、クロム蒸着膜等
の遮光部4の中に、一辺の幅がLの正方形の開口パター
ン5A,5B,5C,‥‥を計測方向に垂直な方向にピ
ッチ2L程度で並べたものである。各開口パターン5
A,5B,‥‥の幅Lは4〜6μm程度である。また、
図10(b)は図7の計測マーク3A〜3Dに相当する
第2計測マーク7を示し、この第2計測マーク7も遮光
部6の中に幅Lの正方形の開口パターン7A,7B,7
C,‥‥を計測方向と垂直な方向にピッチ2L程度で並
べたものである。
【0007】それら第1計測マーク5及び第2計測マー
ク7を順次ウエハ上に露光して現像すると、図10
(c)に示すように、レジスト膜8の中に凹状に第1計
測マーク像5P及び第2計測マーク像7Pが形成され
る。但し、レジストがネガタイプかポジタイプかに応じ
て、レジスト膜8の部分が凹部となり、計測マーク像5
P及び7Pの部分がレジスト膜になる場合もある。何れ
の場合でも、計測マーク5P及び7Pの検出は容易であ
る。そして、計測方向をXとすると、図10(c)に示
すように、X方向に垂直なY方向に延びたスリット状の
レーザスポット9を現像後のウエハ上に照射した状態
で、ウエハをレーザスポット9の方向に走査する。レー
ザスポット9のX方向の幅は、計測マーク像5P又は7
PのX方向の幅と同程度である。その走査の途中で、計
測マーク像5P又は7Pとレーザスポット9とが合致す
ると、所定の方向に強い回折光が発生することから、計
測マーク像5P又は7Pとレーザスポット9とが合致す
るX方向の位置を検出することができる。これにより、
設計上の理想位置にある第1計測マーク像5Pから第2
計測マーク7PまでのX方向の間隔Δxが求められる。
この間隔Δxは投影光学系のディストーションに対応す
る。
【0008】次に、図11を参照して従来の所謂モアレ
方式の計測マークの例につき説明する。図11(a)に
おいて、計測方向をY方向として、Y方向にピッチQ1
で三角波状の明又は暗のパターン10A,10B,10
C,‥‥を並べることにより、図7の基準マーク2とし
てレチクル上に形成された第1計測マークが構成されて
いる。また、分かり易くするため、その第1計測マーク
に重ねて表示しているように、Y方向に、ピッチQ1で
三角波状の明又は暗のパターン11A,11B,11
C,‥‥を並べることにより、図7の計測マーク3A〜
3Dに相当する第2計測マーク7が構成されている。ピ
ッチQ1は図7の計測マーク3Aのピッチと同程度であ
る。
【0009】それら第1計測マーク及び第2計測マーク
を順次ウエハ上に露光して現像すると、図11(b)に
示すように、レジスト膜の中に凹状又は凸状に第1計測
マーク像及び第2計測マーク像の重なり部が菱形のパタ
ーン12AP〜12EPよりなる重なり像12Pとして
残される。各菱形のパターン12AP〜12EPのX方
向の長さをLxとすると、このLxは、図11(a)の
第1計測マークの像と第2計測マークの像とのY方向の
横ずれ量をモアレ縞の原理で拡大したものである。従っ
て、図11(c)に示す検出信号Sからその位置の差L
x1,Lx2を計測することにより、第1計測マーク像
と第2計測マーク像とのY方向の横ずれ量、即ちY方向
のディストーションを高精度に計測できる。
【0010】また、図11(b)において、重なり像1
2Pに対してX方向に同様に菱形のパターンよりなる重
なり像13P及び14Pが形成されている。そして、そ
の各菱形の長さX方向のLxを計測するために、Y方向
に延びたスリット状のレーザスポット9を現像後のウエ
ハ上に照射した状態で、ウエハをレーザスポット9の方
向に走査する。その走査の途中で、重なり像12P〜1
4Pとレーザスポット9とが重なると、所定の方向に回
折光が発生することから、重なり像12P〜14Pとレ
ーザスポット9とが重なるそれぞれのX方向の位置の差
Lx1,Lx2を検出することができる。このLx1,
Lx2の値と、モアレマークの拡大倍率kより、ディス
トレーション量ΔY=(Lx2−Lx1)/kを高精度
に計測することができる。
【0011】次に、図12を参照して従来のボックス・
イン・ボックス方式の計測マークの例につき説明する。
ボックス・イン・ボックス方式は1対のマークでX方向
及びY方向の位置ずれ量を同時に計測できる方式であ
る。図12(a)は、図7の基準マーク2としてレチク
ル上に形成された第1計測マーク15を示し、この第1
計測マーク5は、クロム蒸着膜等の遮光部よりなる正方
形のパターンである。また、図12(b)は図7の計測
マーク3A〜3Dに相当する第2計測マーク16を示
し、この第2計測マーク16は正方形の遮光パターンの
中央部に正方形の開口(透過性)パターン17を形成し
たものである。第1計測マーク15の幅及び第2計測マ
ーク16の中央の開口パターン17の幅はそれぞれ4〜
6μmより大きい値である。
【0012】それら第1計測マーク15及び第2計測マ
ーク16を順次ウエハ上に露光して現像すると、図12
(c)に示すように、レジスト膜18の縁部に第1計測
マーク像のエッジ部15P及び第2計測マークの中央の
開口パターン17の像のエッジ部17Pが形成される。
但し、レジストがネガタイプかポジタイプかに応じて、
レジスト膜18の部分が凹部となる場合もある。そし
て、レーザスポットでそれら計測マーク像をX方向及び
Y方向に走査することにより、エッジ部15PのX方向
の中央部とエッジ部17PのX方向の中央部との位置ず
れ量Δx及びエッジ部15PのY方向の中央部とエッジ
部17PのY方向の中央部との位置ずれ量Δyを求める
ことができる。これらの位置ずれ量Δx及びΔyより、
それぞれ投影光学系のX方向及びY方向のディストーシ
ョンが求められる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の投
影光学系のディストーション用の基準マーク又は計測マ
ークは、感光基板上に投影された像を検出するためのセ
ンサーの分解能等に合わせて、それぞれ明部又は暗部の
幅が4〜6μmに設定されている。これに対して、最近
は半導体素子等の一層の高集積化に対応するべく、実際
に転写対象とされるレチクルの回路パターン等(以下
「実素子パターン」という)のパターンの暗部又は明部
の幅は0.5μmより小さくなりつつある。このため
に、ディストーション計測用のマークで計測した特性と
実素子パターンに対するディストーションの状態とが異
なり、実素子パターンに対するディストーションが正確
に計測できない不都合があった。
【0014】また、実素子パターンに対応する特性を計
測するためには、例えば図9(a)の計測マーク像2D
P及び3DPのピッチを単純に縮小して、図9(b)に
示すような基準マーク像20P及び計測マーク像21P
を形成することが考えられる。しかしながら、このよう
な微細なパターンに対して、それぞれの直線状のパター
ンの位置を計測して全体の位置ずれ量を計測することは
従来のセンサーでは困難であるという不都合がある。
【0015】次に、基準マーク又は計測マークの線幅と
実素子パターンの線幅とが異なる場合の結像特性の相違
につき説明しておく。先ず、図13(a)は計測マーク
3Aが形成されたテストレチクルR1を示し、図13
(b)は実素子パターン19が形成されたレチクルR2
を示す。この場合、計測マークマーク3Aが暗部又は明
部の幅が4〜6μmのライン・アンド・スペースパター
ンであり、実素子パターン19が暗部又は明部の幅が
0.5μmのライン・アンド・スペースパターンである
とする。また、それらレチクルを照明する露光光ILの
波長をλとして、照明されるパターンのピッチをpとす
ると、そのパターンからのn次回折光の回折角θは次式
を満たす。 p・sinθ=n・λ
【0016】即ち、パターンピッチが微細な程に、同じ
次数の回折光の回折角θは大きくなり、回折光は投影光
学系の瞳面で光軸から遠い位置を通過する。従って、図
13(a)の計測マーク3Aからの回折光は投影光学系
の瞳面で光軸に近い位置を通過し、図13(b)の実素
子パターン19からの回折光は投影光学系の瞳面で光軸
から離れた位置を通過する。その投影光学系を構成する
光学部材の面形状や屈折率が理想的な値から外れている
と、その瞳面上での通過位置の相違により諸収差が発生
する。特に、コマ収差が残存していると、図13(c)
に示すように、投影光学系PLの瞳面での通過位置によ
り、結像位置が異なり、結果としてディストーションも
異なるものになる。このために、計測マーク3Aで計測
した特性と実素子パターン19に対する特性とが異なっ
てしまうものである。
【0017】但し、従来のコヒーレンスファクター(σ
値)が0.5程度の通常照明による露光光ILを用いた
場合には、図14(a)及び(b)に示すように、テス
トレチクルR1及びレチクルR2のパターンからの回折
光DL+及びDL−が共に投影光学系PLの光軸付近を
通過する光を含む。従って、図14(a)のようにパタ
ーンピッチが粗い計測マークからの回折光も、図14
(b)のようなパターンピッチが小さい実素子パターン
からの回折光も、それぞれ投影光学系PLの瞳面の極め
て広い範囲を通過するため、結像特性の差は極く僅かで
ある。
【0018】これに対して、照明系のコヒーレンスファ
クターが小さい位相シフト法や、2次光源として光軸か
ら偏心した複数の2次光源を使用する所謂変形光源法等
を使用する場合には、レチクルのパターンからの回折光
が投影光学系の光軸付近を通過する成分をほとんど含ま
ないために、パターンピッチによって投影光学系の結像
特性に大きな差が生ずる。
【0019】例えば図15(a)及び(b)はそれぞれ
位相シフト法によるピッチの粗いパターンが形成された
レチクルR3及びピッチが小さいパターンが形成された
レチクルR4を照明している状態を示す。この場合に
は、ピッチの程度により投影光学系PLの瞳面において
回折光DL+及びDL−が通過する位置が異なり、それ
により収差の状態が異なって、それらパターンの結像位
置にも差が生ずる。これは変形光源法を用いた場合もほ
ぼ同様である。
【0020】これをまとめると、コマ収差のような非対
称収差が残存している投影光学系PLを用いる場合にお
いて、従来のピッチの粗い計測マークを用いてディスト
ーションを計測した場合には、ピッチの小さい実素子パ
ターンに対するディストーションの状態が正確に計測で
きないことになる。従って、感光基板上に多数層の回路
パターンを形成する場合の重ね合わせ精度が低下すると
いう不都合があった。
【0021】本発明は斯かる点に鑑み、従来の計測マー
ク像の位置検出用のセンサーの分解能を特に向上させる
ことなく、且つピッチの小さい実素子パターンに対する
投影光学系の結像特性をも正確に計測できる結像特性計
測方法を提供することを目的とする。更に本発明は、そ
のような結像特性計測方法に使用できるマスクを提供す
ることをも目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明による結像特性計
測方法は、マスク(29)に形成された計測用パターン
の像を投影光学系(31)を介して感光基板(33)上
に露光し、この露光された計測用パターンの像の計測方
向の位置ずれ量を計測し、この計測された位置ずれ量よ
り投影光学系(31)の結像特性を計測する方法におい
て、その計測用パターンとして計測方向に共役な方向に
所定ピッチ(P2)で明部と暗部とが配列された周期的
パターン(40A)を使用し、感光基板(33)上に露
光された周期的パターン(40A)の像の計測方向の位
置ずれ量を計測する際に、周期的パターン(40A)の
像を全体として1個の暗部よりなるパターンの像とみな
して位置ずれ量を計測するものである。
【0023】また、本発明によるマスクは、例えば図2
に示すように、それぞれ明部と暗部とが所定ピッチで配
列された周期的パターン(41,42)よりなる複数の
パターンユニット(40A,40B,40C)をその所
定ピッチ(P2)より大きな間隔(P1)で格子状に配
列してなる計測マーク(39A)を形成したものであ
る。
【0024】
【作用】斯かる本発明の結像特性計測方法によれば、計
測対象とする実素子パターンの計測方向のパターンピッ
チに対して、マスク(29)上の計測用パターンとして
の周期的パターン(40A)のピッチ(P2)をほぼ同
程度に設定する。また、実素子パターンが更に位相シフ
ト型である場合には、その周期的パターン(40A)も
例えば図2(b)に示すように位相シフター(42)を
1ピッチおきに形成することにより位相シフト型とす
る。その周期的パターン(40A)を使用して投影光学
系の結像特性を計測することにより、実素子パターンに
対する結像特性を正確に求めることができる。
【0025】また、実素子パターンのピッチが小さい場
合には、分解能が従来と変わらない位置計測用のセンサ
ーでは、その周期的パターン(40A)の個々の暗部又
は明部の幅を計測することは困難となる。そこで、本発
明では、周期的パターン(40A)の像を全体として1
個の暗線とみなしてそのエッジ位置又は中央の位置を計
測する。これにより、位置計測用のセンサーの分解能を
向上させることなく、その周期的パターン(40A)の
像の位置ずれ量を計測することができる。
【0026】また、周期的パターン(41,42)より
なる複数のパターンユニット(40A,40B,40
C)をその所定ピッチ(P2)より大きな間隔(P1)
で格子状に配列してなる計測マーク(39A)を形成し
たマスク(29)を用いて投影光学系(31)の結像特
性を計測するものとする。この場合、各パターンユニッ
ト(40A〜40C)の像をそれぞれ1個の暗線のパタ
ーンとみなして、それぞれのエッジ又は中央の位置を計
測する。そして、計測された結果を平均化することによ
り、より正確に計測用パターンの像の位置ずれ量を求め
ることができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の種々の実施例につき図1〜図
6を参照して説明する。これら実施例は投影露光装置に
おいて投影光学系のディストーションを計測する場合に
本発明を適用したものである。
【0028】図1はこれらの実施例で使用される投影露
光装置を示し、この図1において、22は露光光用の光
源である。光源22としては、高圧水銀灯又はエキシマ
レーザー光源等が使用できる。高圧水銀灯を用いる場合
には、光源22から射出された露光光は楕円鏡23で集
光された後に、図示省略されたインプットレンズを経て
フライアイレンズ24に入射する。フライアイレンズ2
4の後側(レチクル側)焦点面には多数の2次光源が形
成され、これら2次光源から射出された露光光ILは、
第1リレーレンズ25、投影式レチクルブラインド2
6、第2リレーレンズ27、メインコンデンサーレンズ
28を経てレチクル29を均一な照度で照明する。投影
式レチクルブラインド26とレチクル29のパターン形
成面とは共役であり、投影式レチクルブラインド26に
よりレチクル29上の照明領域が設定される。
【0029】露光光のもとで、レチクル29のパターン
形成面に形成されたパターン30の像が、投影光学系3
1を介してウエハステージ32上に載置されたウエハ3
3の露光面上に転写される。フライアイレンズ24の後
側焦点面は投影光学系31の瞳面とほぼ共役である。ウ
エハステージ32は、投影光学系31の光軸に垂直な面
内の任意の位置にウエハ33を位置決めするXYステー
ジ及び投影光学系31の光軸に平行な方向でウエハ33
の露光面の位置、即ちフォーカス位置を設定するZステ
ージ等より構成されている。
【0030】34はオフ・アクシスのウエハアライメン
ト系を示し、ウエハアライメント系34はウエハ33の
各ショット領域の近傍に形成されたアライメントマーク
を検出する。この場合、ウエハアライメント系34の検
出中心とレチクルの中心の共役像との間の間隔、即ち所
謂ベースライン量を求めておくことにより、ウエハアラ
イメント系34で計測したアライメントマークの位置に
基づいてウエハ33の各ショット領域のアライメントを
正確に行うことができる。更に、ウエハアライメント系
34により本実施例で使用される計測マークの像の位置
検出を行うことができる。
【0031】35はレーザステップアライメント(LS
A)方式のアライメント系を示し、LSA方式のアライ
メント系35からミラー36及び投影光学系31を介し
てウエハ33の露光面に対してレーザビームによるスリ
ット状のビームスポットが投影される。また、このビー
ムスポットに照射された回折格子パターン等から所定の
方向に回折された光が、投影光学系31及びミラー36
を介してアライメント系35に戻る。従って、アライメ
ント系35からビームスポットをウエハ33の露光面に
投影している状態でウエハステージ32を走査すると、
そのビームスポットと所定の計測マーク像等とが合致し
たときに強い反射光がアライメント系35に戻ることか
ら、その計測マーク像等の位置を検出することができ
る。
【0032】図2(a)は図1中のレチクル29のパタ
ーンを示し、この図2(a)において、レチクル29の
中央部には、2本の周期的パターン37A及び37Bを
所定間隔だけ離して配置した基準マーク38が形成さ
れ、レチクル29の4隅にはそれぞれ3個の周期的パタ
ーンよりなる計測マーク39A〜39Dが形成されてい
る。また、例えば計測マーク39Aは、図2(b)に示
すように、3個の同一の周期的パターン40A〜40C
を計測方向であるX方向にピッチP1で配列して構成さ
れている。更に、その内の周期的パターン40Aは、ピ
ッチP2で全体の幅がP1/2程度になるように形成し
たライン・アンド・スペースパターン41において、そ
の明部(光透過部)に1個おきに位相シフター42を形
成したものである。位相シフター42はそこを通過する
露光光の位相を180°異ならしめるものである。
【0033】同様に、基準マーク38の一方の周期的パ
ターン37Aは、図2(c)に示すように、2個の同一
の周期的パターン43A,43BをピッチP1で配列し
て構成されている。更に、その内の周期的パターン43
Aは、ピッチP2で全体の幅がP1/2程度になるよう
に形成したライン・アンド・スペースパターン41にお
いて、その明部(光透過部)に1個おきに位相シフター
42を形成したものである。他方の周期的パターン37
Bも同様に周期的パターン44A及び44Bより構成さ
れている。
【0034】図2(b)の本例の計測マーク39Aを図
3(b)にそのまま示し、それに対応する従来の計測マ
ーク3Aを図3(a)に示す。即ち、従来の計測マーク
3AはX方向にピッチP1で暗線パターン45A〜45
Cを配置したものである。この場合、従来の計測マーク
3Aの暗線パターン45A〜45Cが、本例では計測マ
ーク39Aの周期的パターン40A〜40Cに置き換え
られている。従来のピッチP1は12μmであり、本実
施例の周期的パターン40A〜40Cの各ライン・アン
ド・スペースパターン41のピッチP2は1μmであ
る。
【0035】次に、図2のレチクル29を用いて図1の
投影光学系31のディストーションを計測する場合につ
いて従来例と対比して説明するに、投影光学系31のデ
ィストーションの計測対象の実素子パターンの線幅は
0.5μm(ピッチで1μm)とする。また、露光光I
Lの波長を365nm(水銀灯のi線)、照明光学系の
開口数NAILを0.1とすると、図3(a)の従来の計
測マーク3Aからの1次回折光の回折角θ1は次のよう
になる。 sinθ1=0.365/12=0.030
【0036】同様に、図3(b)の本例の計測マーク3
9Aからの1次回折光の回折角θ2は次のようになる。 sinθ2=0.365/1=0.365 次に、開口数NAPLが0.5の投影光学系31でコマ収
差量が0.4μmあった場合に、図3(a)の従来の計
測マーク3A及び図3(b)の本例の計測マーク39A
を用いて、図3(b)のタイプと同じ空間周波数変調型
の位相シフト法による露光を行ってディストーションの
計測を行った。この場合、本例では図2(b)の計測マ
ーク39Aの周期的パターン40A〜40C及び図2
(c)の基準マーク38の周期的パターン43A〜44
Bの像をそれぞれ1個の暗線パターンとして、それぞれ
の中央の位置を検出した。
【0037】これらの像の計測は図1のウエハアライメ
ント系34等により行うことができる。また、そのウエ
ハアライメント系34の分解能は図2(b)のピッチP
1に共役な長さ程度でよいため、そのウエハアライメン
ト系34の分解能は従来と同程度でよい。その計測によ
り、従来の計測マーク3Aによる計測ではディストーシ
ョンはほぼ0μmであり、本例の計測マーク39Aによ
る計測ではディストーションはX方向に+0.15μm
であるという結果が得られた。
【0038】また、その0.4μmのコマ収差に基づい
て像のシフト量を計算すると、幅が6μmのライン・ア
ンド・スペースパターンでは0.02μm、幅が0.5
μmもライン・アンド・スペースパターンでは0.18
μmという結果が得られた。従って、本例の計測マーク
39Aを用いることにより、幅0.5μmの実素子パタ
ーンに対するディストーションをほぼ正確に求めること
ができることが確認された。
【0039】実際に、幅0.5μm相当の実素子パター
ンを露光した所、投影光学系31の露光フィールドの中
心での重ね合わせ誤差はほぼ0μmであったが、ディス
トーション計測結果ではX方向に+0.16μmの重ね
合わせ誤差が観測された。この誤差はディストーション
成分と方向及び量が同一であり、投影光学系31のディ
ストーションそのものによる誤差であると考えられる。
これからも、本例により正確に実素子パターンに関する
ディストーションが求められることが分かる。
【0040】また、所謂変形光源法によりレチクルを照
明する場合には、計測マークとしては図3(c)に示す
ように、それぞれ位相シフターの無いライン・アンド・
スペースパターン41のみからなる周期的パターン46
A〜46Cを所定ピッチで配列したパターンを使用すれ
ばよい。同様に、基準マークもライン・アンド・スペー
スパターンのみからなる周期的パターンを配列したパタ
ーンを使用すればよい。また、この計測マークを用いて
ディストーションの計測を行う場合にも、各周期的パタ
ーン46A〜46Cの投影像はそれぞれ1個の暗線パタ
ーンとみなして位置計測を行うことにより、図1のウエ
ハアライメント系34等を用いて位置検出を行うことが
できる。
【0041】次に、図4を参照してレーザステップアラ
イメント(LSA)方式の計測マークに本発明を適用し
て得られる計測マークの一例を説明する。図4(a)は
本例のLSA方式の第1計測マーク47を示し、この第
1計測マーク47は遮光部4において計測方向であるX
方向に垂直なY方向に、X方向にピッチP3で形成され
たライン・アンド・スペースパターン47A,47B,
47C,‥‥を所定間隔で配列したものである。また、
各ライン・アンド・スペースパターン47A,47B,
‥‥の全体の輪郭は図10(a)の従来例と同じLであ
る。また、幅Lを6μmとすると、ピッチP3は1μm
程度である。
【0042】図4(b)は本例のLSA方式の第2計測
マーク48を示し、この第2計測マーク48も遮光部6
において、X方向にピッチP3で形成されたライン・ア
ンド・スペースパターン48A,48B,48C,‥‥
をY方向に所定間隔で配列したものである。また、各ラ
イン・アンド・スペースパターン48A,48B,‥‥
の全体の輪郭は図10(b)の従来例と同じLである。
それら図4(a)及び(b)の計測マーク47及び48
をウエハ上に順次露光してそのウエハを現像すると、図
4(c)に示すように、第1計測マーク像47P及び第
2計測マーク像48Pがレジスト膜8内に形成される。
そして、従来例と同様にX方向の幅がLと共役な長さ程
度のスリット状のビームスポット9に対してそれら計測
マーク像47P及び48PをX方向に走査することによ
り、X方向の位置ずれ量Δxが求められる。
【0043】次に、図5を参照して所謂モアレ方式の計
測マークに本発明を適用して得られる計測マークの一例
を説明する。図5(a)は説明の便宜上、本例のモアレ
方式の第1計測マーク及び第2計測マークを重ねて示
し、この図5(a)において、第1計測マークは、それ
ぞれ計測方向であるY方向にピッチQ2で配列された三
角波状の3個の暗線パターンよりなる周期的パターン4
9A,49B,49C,‥‥をY方向にピッチQ1で配
列して構成されている。ピッチQ1は図11(a)の従
来例のピッチQ1と等しく、各周期的パターン49A,
49B,‥‥内でのピッチQ1は例えば1μm程度まで
も可能である。同様に、第2計測マークは、それぞれ計
測方向であるY方向にピッチQ2で配列された三角波状
の3個の暗線パターンよりなる周期的パターン50A,
50B,50C,‥‥をY方向にピッチQ1で配列して
構成されている。
【0044】図5(a)の第1計測マーク及び第2計測
マークを順次ウエハ上に露光して現像すると、図5
(b)に示すように、菱型状に分布したパターン52A
P〜52EPよりなる重なり像52P、及びこの重なり
像52Pとほぼ同一形状でX方向にずれた重なり像53
P及び54Pが形成される。そのパターン52APのX
方向の長さLxを計測する場合には、従来例と同様にス
リット状のビームスポット9に対してX方向にそれら重
なり像52P〜54Pを走査すればよい。これにより、
図5(c)に示すように、重なり像52P〜54Pの輪
郭に対応する検出信号Sが得られるので、そのX方向の
長さLxが容易に求められる。これにより、Y方向のデ
ィストーションを高精度に計測できる。
【0045】次に、図6を参照してボックス・イン・ボ
ックス方式の計測マークに本発明を適用して得られる計
測マークの一例を説明する。図6(a)は本例のボック
ス・イン・ボックス方式の第1計測マーク15を示し、
この第1計測マーク15は遮光部よりなる正方形のパタ
ーンのX方向の周縁部にピッチP4でライン・アンド・
スペースパターン55A及び55Bを形成し、Y方向に
周縁部にピッチP5でライン・アンド・スペースパター
ン56A及び56Bを形成したものである。ピッチP4
及びP5はそれぞれ1μm程度まで可能である。
【0046】図6(b)は本例のボックス・イン・ボッ
クス方式の第2計測マーク16を示し、この第2計測マ
ーク16は基本的に遮光部よりなる正方形のパターン内
に正方形の開口(透過性)パターン17を形成したもの
である。但し、その他に、その開口パターン17に近接
する遮光部において、X方向にピッチP4でライン・ア
ンド・スペースパターン57A及び57Bを形成し、Y
方向にピッチP5でライン・アンド・スペースパターン
58A及び58Bを形成してある。
【0047】図6(a)の第1計測マーク15及び図6
(b)の第2計測マーク16をウエハ上に順次露光する
と、図6(c)に示すように、第1計測マーク像15P
のエッジ及び第2計測マーク16の中央の開口パターン
の像17Pのエッジ部とが形成される。更に、例えばX
方向にはライン・アンド・スペースパターン55A,5
5Bの像55AP,55BP及びライン・アンド・スペ
ースパターン57A,57Bの像57BP,57APが
形成される。従って、この像はピッチ1μmの実素子パ
ターンと同程度の収差を受けるので、図6(c)のX方
向及びY方向の位置ずれ量を計測することにより、X方
向及びY方向のディストーションを計測することができ
る。
【0048】なお、上述実施例では、現像後のレジスト
パターンの計測により結像特性を求めているが、例えば
熱可塑性樹脂等を感光基板として用いることにより、潜
像段階で計測を行うことができる。更に、例えばウエハ
ステージ32上に設けた撮像素子により、直接投影像の
形状を検出するようにしてもよい。このように、本発明
は上述実施例に限定されず本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々の構成を取り得る。
【0049】
【発明の効果】本発明の結像特性計測方法によれば、周
期的パターンの像を全体として1個のパターンとして検
出することにより、従来の計測マーク像の位置検出用の
センサーの分解能を特に向上させることなく、且つピッ
チの小さい実素子パターンに対する投影光学系の結像特
性をも正確に計測できる利点がある。また、本発明のマ
スクを用いてその結像特性計測方法で投影光学系の結像
特性を計測することにより、平均化効果でより高精度に
結像特性を計測できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で使用される投影露光装置を示
す構成図である。
【図2】(a)は本発明の実施例で使用されるレチクル
のパターンを示す平面図、(b)は計測マークの拡大平
面図、(c)は基準マークの拡大平面図である。
【図3】(a)は従来の計測マークの拡大平面図、
(b)は図2(b)の計測マークの拡大平面図、(c)
は変形光源法に好適な計測マークの一例を示す拡大平面
図である。
【図4】(a)はレーザステップアライメント方式に好
適な第1計測マークを示す拡大平面図、(b)はレーザ
ステップアライメント方式に好適な第2計測マークを示
す拡大平面図、(c)はそれら第1計測マーク及び第2
計測マークの投影像を示す拡大平面図である。
【図5】(a)はモアレ方式に好適な第1計測マーク及
び第2計測マークを示す拡大平面図、(b)はそれら第
1計測マーク及び第2計測マークの投影図を示す拡大平
面図、(c)はレーザステップアライメント方式により
得られる検出信号を示す波形図である。
【図6】(a)はボックス・イン・ボックス方式に好適
な第1計測マークを示す拡大平面図、(b)はボックス
・イン・ボックス方式に好適な第2計測マークを示す拡
大平面図、(c)はそれら第1計測マーク及び第2計測
マークの投影像を示す拡大平面図である。
【図7】従来のテストレチクルのパターンを示す平面図
である。
【図8】(a)はウエハ上に基準マーク像を露光した状
態を示す部分平面図、(b)はウエハ上に更に計測マー
ク像を露光した状態を示す部分平面図である。
【図9】(a)は従来の基準マーク像及び計測マーク像
を示す拡大平面図、(b)は従来のマークのピッチをそ
のまま小さくした場合を示す拡大平面図である。
【図10】(a)は従来のレーザステップアライメント
方式の第1計測マークを示す拡大平面図、(b)は従来
のレーザステップアライメント方式の第2計測マークを
示す拡大平面図、(c)はそれら第1計測マーク及び第
2計測マークの投影像を示す拡大平面図である。
【図11】(a)は従来のモアレ方式の第1計測マーク
及び第2計測マークを示す拡大平面図、(b)はそれら
第1計測マーク及び第2計測マークの投影図を示す拡大
平面図である。
【図12】(a)は従来のボックス・イン・ボックス方
式の第1計測マークを示す拡大平面図、(b)は従来の
ボックス・イン・ボックス方式の第2計測マークを示す
拡大平面図、(c)はそれら第1計測マーク及び第2計
測マークの投影像を示す拡大平面図である。
【図13】(a)は従来の計測マークからの回折光を示
す光路図、(b)は従来のピッチが小さい実素子パター
ンからの回折光を示す光路図、(c)は投影光学系のコ
マ収差の説明図である。
【図14】通常の照明方式で照明した場合を示す光路図
である。
【図15】位相シフト法を用いた場合にレチクルから射
出される回折光を示す光路図である。
【符号の説明】
22 光源 24 フライアイレンズ 25 第1リレーレンズ 26 投影型レチクルブラインド 27 第2リレーレンズ 28 メインコンデンサーレンズ 29 レチクル 31 投影光学系 32 ウエハステージ 33 ウエハ 34 ウエハアライメント系 37A,37B,40A〜40C 周期性パターン 38 基準マーク 39A〜39D 計測マーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクに形成された計測用パターンの像
    を投影光学系を介して感光基板上に露光し、該露光され
    た前記計測用パターンの像の計測方向の位置ずれ量を計
    測し、該計測された位置ずれ量より前記投影光学系の結
    像特性を計測する方法において、 前記計測用パターンとして計測方向に共役な方向に所定
    ピッチで明部と暗部とが配列された周期的パターンを使
    用し、 前記感光基板上に露光された前記周期的パターンの像の
    計測方向の位置ずれ量を計測する際に、前記周期的パタ
    ーンの像を全体として1個の暗部よりなるパターンの像
    とみなして位置ずれ量を計測する事を特徴とする結像特
    性計測方法。
  2. 【請求項2】 それぞれ明部と暗部とが所定ピッチで配
    列された周期的パターンよりなる複数のパターンユニッ
    トを前記所定ピッチより大きな間隔で格子状に配列して
    なる計測マークを形成した事を特徴とするマスク。
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