JPH06119419A - 重なり閉図形の情報管理装置 - Google Patents

重なり閉図形の情報管理装置

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JPH06119419A
JPH06119419A JP29634392A JP29634392A JPH06119419A JP H06119419 A JPH06119419 A JP H06119419A JP 29634392 A JP29634392 A JP 29634392A JP 29634392 A JP29634392 A JP 29634392A JP H06119419 A JPH06119419 A JP H06119419A
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JP29634392A
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Akihiko Shirasaki
昭彦 白崎
Katsuo Ikeda
克夫 池田
Michihiko Mino
導彦 美濃
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 循環性を有する任意の重なり閉図形における
各閉図形間の重なり合いの情報を、表現および管理し得
る重なり閉図形の情報管理装置を提供することである。 【構成】 重なり閉図形を構成する各閉図形の位置、大
きさ、幾何形状等の図形情報が入力されると(ステップ
S100)、その図形情報に基づいて、各閉図形が他の
閉図形と共有しそれ以上分割できない最小閉図形と、他
の閉図形と共有しない最小閉図形とに分割される(ステ
ップS120)。次に、各閉図形の構造が分割された最
小閉図形の集合として表現され、記憶される(ステップ
S140)。次に、各閉図形の間の重なり合いの情報が
入力されると(ステップS150)、各閉図形に属する
最小閉図形の内、他の閉図形と共有する最小閉図形に対
して、可視/不可視の属性情報が与えられ、記憶される
(ステップS170)。これによって、循環性を有する
任意の重なり閉図形における各閉図形間の重なり合いの
情報を、表現し管理することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、重なり閉図形の情報
管理装置に関する。より特定的には、互いに重なり合っ
た複数の閉図形について、人間との対話処理により各閉
図形の位置、大きさ、幾何形状や、閉図形間の重なり合
いの情報を作成、修正、編集する図形処理装置におい
て、各閉図形間の重なり合いの情報を管理する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】人間との対話処理により各種の図形情報
を作成、修正、編集する図形処理装置として、例えばパ
ーソナルコンピューターやCAD(Computer
Aided Design)装置が従来から知られてい
る。このような図形処理装置が、例えば印刷製版業界で
用いられる印刷物のレイアウト図面である版下図面のよ
うな、互いに重なり合った複数の閉図形(以下、重なり
閉図形と称する)に関する処理を行う場合、各閉図形間
の重なり合いの情報を管理する必要がある。
【0003】従来の図形処理装置は、上記のような重な
り閉図形に関する処理を行う場合、各閉図形の位置、大
きさ、幾何形状の情報を独立したレイヤ(記憶領域)に
配分し、各レイヤの上下関係として各閉図形の重なり関
係を表現することにより、各閉図形間の重なり合いの情
報を管理するようにしていた。
【0004】以下、従来の図形処理装置で採用されてい
る重なり閉図形の管理方式を図13〜図15を参照し
て、より詳細に説明する。図13は、重なり閉図形の一
例を示す図である。この図13の重なり閉図形では、長
方形L4の上に長方形L5が重なり、長方形L5の上に
正三角形L6が重なっている。まず、各閉図形L4〜L
6の位置,大きさ,幾何形状、および各閉図形間の重な
り合いの情報を管理するために、図14に示すような3
つの独立したレイヤ21〜23が図形処理装置内で準備
される。図14において、第1のレイヤ21には長方形
L4の位置,大きさ,幾何形状の情報が記憶され、同様
に第2のレイヤ22には長方形L5の情報が記憶され、
第3のレイヤ23には正三角形L6の情報が記憶され
る。また、図形処理装置は、レイヤ間の上下関係に関す
る情報を、第1のレイヤ21が最も下で、その上が第2
のレイヤ22、最も上が第3のレイヤ23として記憶す
る。
【0005】ここで、図13に示す重なり閉図形をCR
T等の画面上に表示する場合を考える。図形処理装置
は、まず最も下のレイヤである第1のレイヤ21に記憶
された長方形L4の位置,大きさ,幾何形状の情報に基
づいて、画面上に長方形L4を表示し、さらに第1のレ
イヤ21固有の色またはパターン(オペレータの設定等
により、予め定められている)で長方形L4の内部を塗
り潰す。次に、図形処理装置は、第2のレイヤ22に記
憶された長方形L5の位置,大きさ,幾何形状の情報に
基づいて、同じ画面上に長方形L5を表示し、さらに第
2のレイヤ22固有の色またはパターンで長方形L5の
内部を塗り潰す。最後に、図形処理装置は、第3のレイ
ヤ23に記憶された正三角形L6の位置,大きさ,幾何
形状の情報に基づいて、同じ画面上に正三角形L6を表
示し、さらに第3のレイヤ23固有の色またはパターン
で正三角形L6の内部を塗り潰す。このようにして表示
された重なり閉図形が図15に示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の重なり閉図形の管理方式では、循環性を有
する重なり閉図形、例えば図16に示すように、閉図形
L7の上に閉図形L8、閉図形L8の上に閉図形L9、
さらに閉図形L9の上に閉図形L7が重なっているよう
な閉図形を表現することができず、各閉図形間の重なり
合いの情報を管理できないという問題点があった。
【0007】それゆえに、この発明の目的は、上記のよ
うな循環性を有する任意の重なり閉図形における各閉図
形間の重なり合いの情報を表現および管理し得る重なり
閉図形の情報管理装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
複数の閉図形が重なり合って構成される重なり閉図形に
関する図形情報を管理する装置であって、重なり閉図形
を構成する各閉図形の図形情報に基づいて、各閉図形
を、他の閉図形と共有しそれ以上分割できない最小閉図
形の領域と、他の閉図形と共有しない最小閉図形の領域
とに分割する分割手段と、重なり閉図形を構成する各閉
図形の構造を、分割手段によって分割された最小閉図形
の集合を用いて表現された構造データとして記憶する記
憶手段と、記憶手段に記憶された構造データにおいて、
任意の閉図形間で共有する最小閉図形のそれぞれに対
し、可視/不可視の属性情報を付与することにより、各
閉図形間の重なり合いの関係を規定する重なり関係規定
手段とを備える。
【0009】
【作用】請求項1に係る発明においては、重なり閉図形
を構成する各閉図形を、他の閉図形と共有しそれ以上分
割できない最小閉図形の領域と、他の閉図形と共有しな
い最小閉図形の領域とに分割し、重なり閉図形を構成す
る各閉図形の構造を、分割された最小閉図形の集合を用
いて表現された構造データとして記憶し、記憶された構
造データにおいて、任意の閉図形間で共有する最小閉図
形のそれぞれに対し、可視/不可視の属性情報を付与す
ることにより、各閉図形間の重なり合いの関係を規定す
るようにしている。これによって、本発明では、循環性
を有する任意の重なり閉図形について、任意の閉図形の
間の重なり合いの情報を表現し、管理することを可能に
している。
【0010】
【実施例】図1は、この発明の一実施例である図形処理
装置の構成を示す概略ブロック図である。図1におい
て、この図形処理装置は、周知のCPU(セントラル・
プロセッシング・ユニット)1,ROM(リード・オン
リ・メモリ)2,RAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)3および端末制御部6を含むデータ処理ユニット1
0と、図形情報の入力や出力、さらに人間との対話処理
による図形情報の作成,修正,編集操作の指示を行う端
末機12とを備えている。
【0011】CPU1は、システムバス7を介して、R
OM2およびRAM3とデータ伝送可能に接続されてい
る。CPU1は、ROM2に格納されたプログラムに従
ってデータ処理を行う。RAM3は、CPU1のデータ
処理に必要なデータを適宜記憶する。さらに、CPU1
は、システムバス7を介して、端末制御部6と接続され
ている。端末制御部6は、端末機12と接続されてい
る。したがって、CPU1は、端末制御部6を介して端
末機12との間でデータ伝送を行う。
【0012】次に、データ処理ユニット10が実行する
重なり閉図形のための処理の概要を、図2に示すフロー
チャートを参照して以下に説明する。
【0013】まず、ステップS100において、CPU
1は、端末機12からの指示により閉図形の位置、大き
さ、幾何形状等の図形情報を入力する処理を開始する。
より具体的に言うと、CPU1は、端末機12からオペ
レータに対して、閉図形の位置、大きさ、幾何形状の情
報の入力を要求する。
【0014】次に、ステップS110において、CPU
1は、端末機12から入力された閉図形の位置、大き
さ、幾何形状の情報を、各閉図形毎に固有の識別情報
(以下、IDと称する)を与えて、RAM3の所定の領
域に格納する。本実施例では、閉図形の位置、大きさ、
幾何形状の情報を、図3に示すように、頂点数と頂点の
座標列とで表現し、RAM3に格納するようにしてい
る。
【0015】上記ステップS110で入力された閉図形
が複数の場合、ステップS120において、CPU1
は、各閉図形の位置、大きさ、幾何形状から、重なり部
分の最小閉図形を抽出し、その抽出結果に基づいて、各
閉図形を他の閉図形と共有する最小閉図形の領域と、他
の閉図形と共有しない最小閉図形の領域とに分割する。
本実施例では、重なり部分の最小閉図形の抽出と各最小
閉図形への分割は、公知の方法(例えば、特開平3−1
71378号公報の「閉領域自動認識装置」)によって
行っている。なお、最小閉図形とは、それ以上分割でき
ない閉図形である。
【0016】ここで、上記特開平3−171378号公
報に開示された「閉領域自動認識装置」の原理について
簡単に説明する。まず、入力された各閉図形のデータに
基づいて、各閉図形を重ね合わせた図形を、ノード(開
放点ノードまたは屈曲点ノードまたは分岐点ノード)
と、アーク(ノード間を結ぶベクトル)で表記したグラ
フが作成される。次に、作成されたグラフ上で、1つの
アークを追跡アークとして一方の方向に追跡が開始さ
れ、そのアークに接続する他のアークが次のアークとし
て追跡される。このとき、アークの追跡が分岐点ノード
に到達したときは、そのノードに接続するアークの内、
追跡中のアークから見て最も右に折れるアークが次のア
ークとして追跡される。追跡中のアークが、再び追跡開
始アークの追跡開始時の方向に戻ると、1つのアーク列
に対するアークの追跡が終了する。上記と同様の操作を
追跡開始アークまたは追跡方向を変えて行い、すべての
アークが両方向追跡されるまで追跡を繰り返すと、複数
のアーク列が抽出される。そして、抽出されたアーク列
の内、回る向きが左回りであるアーク列を除去すること
により、最小閉図形が網羅的に抽出される。
【0017】次に、ステップS130において、CPU
1は、ステップS120で得られた各最小閉図形の位
置、大きさ、幾何形状の情報を、最小閉図形毎に固有の
IDを与えて、RAM3の所定の領域に格納する。本実
施例では、図3に示す閉図形の場合と同様に、各最小閉
図形の位置、大きさ、幾何形状の情報を、図4に示すよ
うに、頂点数と頂点の座標列で表現し、RAM3に格納
するようにしている。
【0018】次に、ステップS140において、CPU
1は、各閉図形の構造に関する情報を、分割された最小
閉図形の集合により表現し、RAM3の所定の領域に格
納する。本実施例では、各閉図形の構造に関する情報
を、図5に示すように、その構成要素である最小閉図形
の数と、その閉図形に属する各最小閉図形のIDおよび
後述する可視/不可視属性の列とで表現し、RAM3に
格納するようにしている。ここで、すべての可視/不可
視属性の値は、「可視」を表す値に初期化されている。
【0019】次に、ステップS150において、CPU
1は、最小閉図形を共有する、すなわち重なり部分を有
する2つの閉図形を検索し、端末機12からオペレータ
に対して、その2つの閉図形の間の重なり合いの情報の
入力を要求する。
【0020】次に、ステップS160において、CPU
1は、端末機12から入力された2つの閉図形の間の重
なり合いの情報をRAM3の所定の領域に格納する。本
実施例では、図6に示すように、下側の閉図形のID
と、上側の閉図形のIDと、共有する最小閉図形の数
と、共有する最小閉図形のIDの列とで表現し、RAM
3に格納するようにしている。
【0021】次に、ステップS170において、CPU
1は、2つの閉図形の間の重なり合いの情報に従って、
RAM3に格納された2つの閉図形の間で共有する各最
小閉図形の集合における各要素の可視/不可視属性を変
更する。本実施例では、図6の各下側閉図形のIDにつ
いて、その各共有最小閉図形のIDに対応する図5の可
視/不可視属性を「不可視」を表す値に設定するように
している。
【0022】最後に、ステップS180において、CP
U1は、各最小閉図形の位置、大きさ、幾何形状に基づ
いて、すべての最小閉図形を端末機12の画面上に表示
し、さらに可視/不可視属性が「可視」である各最小閉
図形の内部を予め定められた固有の色またはパターンで
塗り潰し、オペレータに提示する。
【0023】図7〜図9は、図16に示した循環性を有
する重なり閉図形を図1に示す図形処理装置で作成する
様子を示している。以下、これら図7〜図9を参照し
て、循環性を有する重なり閉図形の作成動作をより具体
的に説明する。
【0024】まず、前述のステップS100とステップ
S110において、図7に示す閉図形L1〜L3の位
置、大きさ、幾何形状の情報が入力され、RAM3に記
憶される。次に、ステップS120において、図8に示
される2つの閉図形間で共有される最小閉図形ML1〜
ML3が抽出され、図形全体として最小閉図形ML1〜
ML12に分割される。また、ステップS130におい
て、最小閉図形ML1〜ML12の位置、大きさ、幾何
形状の情報がRAM3に記憶される。
【0025】次に、ステップS140では、図10に示
すように、閉図形L1が最小閉図形ML1,ML3,M
L4,ML5,ML6の集合の形態で、閉図形L2が最
小閉図形ML1,ML2,ML7,ML8,ML9の集
合の形態で、閉図形L3が最小閉図形ML2,ML3,
ML10,ML11,ML12の集合形態で、それぞれ
表現されてRAM3に記憶される。なお、このとき各最
小閉図形の可視/不可視情報が、「可視」を表すonに
初期化される。
【0026】ここで、ステップS150において、オペ
レータの操作により、最小閉図形ML1を共有する2つ
の閉図形L1とL2との間、最小閉図形ML2を共有す
る2つの閉図形L2とL3との間、最小閉図形ML3を
共有する2つの閉図形L1とL3との間の重なり合いの
情報が端末機12から入力され、ステップS160にお
いて、図11に示すようにRAM3に記憶される。
【0027】次に、ステップS170では、まず図11
の閉図形L1とL2との間の共有最小閉図形ML1につ
いて、図10における下側の閉図形L1の構成要素であ
る最小閉図形ML1の可視/不可視属性が、「不可視」
を表すoffに変更される。同様の処理が閉図形L2と
L3との間の共有最小閉図形ML2、閉図形L3とL1
との間の共有最小閉図形ML3についても行われる。そ
の結果、図10に示す記憶情報は図12に示すように変
更される。
【0028】最後に、ステップS180では、すべての
最小閉図形が端末機12に表示される。また、ステップ
S180では、最小閉図形ML3,ML4,ML5,M
L6が閉図形L1に属し、かつそれらの可視/不可視属
性が閉図形L1についてonであることから、最小閉図
形ML3,ML4,ML5,ML6の内部が閉図形L1
に固有の色またはパターンで塗り潰される。上記と同様
の処理が、最小閉図形ML1,ML7,ML8,ML9
と閉図形L2について、最小閉図形ML3,ML10,
ML11,ML12と閉図形L3についても行われる
と、図9に示す重なり閉図形がオペレータに提示され
る。
【0029】以上説明した本実施例の図形処理装置によ
れば、重なり閉図形を構成する各閉図形の位置、大き
さ、幾何形状の情報から、その重なり部分の最小閉図形
を抽出し、この抽出結果に基づいて、各閉図形を、他の
閉図形と共有する最小閉図形の領域と、他の閉図形と共
有しない最小閉図形の領域とに分割し、各閉図形の構造
を分割された最小閉図形の集合を用いて表現された構造
データとして記憶し、記憶された構造データにおいて、
任意の2つの閉図形間で共有する最小閉図形のそれぞれ
に対し、可視/不可視の属性情報を付与することによ
り、各閉図形間の重なり合いの関係を規定するようにし
ているので、循環性を有する任意の重なり閉図形におけ
る各閉図形の位置、大きさ、幾何形状の情報と、任意の
2つの閉図形の間の重なり合いの情報とを表現し、管理
することができる。
【0030】また、本実施例の図形処理装置によれば、
図9に例示した重なり閉図形をオペレータに提示した
後、オペレータがその重なり合いの情報を修正したい場
合、このような修正作業は、図6に示す上側閉図形ID
と下側閉図形IDとの入替処理と、それら2つの閉図形
の間の共有最小閉図形に対応する図5の可視/不可視属
性の値の切換処理との簡単な処理により実現できる。
【0031】なお、本実施例の図形処理装置では、重な
り閉図形を構成する各閉図形の位置、大きさ、幾何形状
の情報から、その重なり部分の最小閉図形を抽出し、こ
の抽出結果に基づいて、各閉図形を、他の閉図形と共有
する最小閉図形の領域と、他の閉図形と共有しない最小
閉図形の領域とに分割するようにしているが、これに代
えて、他の閉図形と重なっていない部分の最小閉図形を
抽出し、この抽出結果に基づいて、各閉図形を、他の閉
図形と共有する最小閉図形の領域と、他の閉図形と共有
しない最小閉図形の領域とに分割するようにしてもよ
い。また、このような抽出作業を行わず、各閉図形を、
他の閉図形と共有する最小閉図形の領域と、他の閉図形
と共有しない最小閉図形の領域とに分割することも可能
である。
【0032】さらに、本実施例の図形処理装置では、任
意の2つの閉図形間で共有する最小閉図形のそれぞれに
対し、可視/不可視の属性情報を付与することにより、
各閉図形間の重なり合いの関係を規定するようにしてい
るが、3つ以上の閉図形間であっても同様に実施でき
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
重なり閉図形を構成する各閉図形を、他の閉図形と共有
しそれ以上分割できない最小閉図形の領域と、他の閉図
形と共有しない最小閉図形の領域とに分割し、重なり閉
図形を構成する各閉図形の構造を、分割された最小閉図
形の集合を用いて表現された構造データとして記憶し、
記憶された構造データにおいて、任意の閉図形間で共有
する最小閉図形のそれぞれに対し、可視/不可視の属性
情報を付与することにより、各閉図形間の重なり合いの
関係を規定するようにしているので、循環性を有する任
意の重なり閉図形について、各閉図形の図形的特徴と、
任意の閉図形の間の重なり合いの情報とを表現し、管理
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の図形処理装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】図1に示すデータ処理ユニット10が実行する
重なり閉図形のための処理の概要を示すフローチャート
である。
【図3】図1に示すRAM3において、重なり閉図形を
構成する各閉図形についての図形情報の格納形式の一例
を示す図解図である。
【図4】図1に示すRAM3において、各閉図形から分
割された各最小閉図形についての図形情報の格納形式の
一例を示す図解図である。
【図5】図1に示すRAM3において、重なり閉図形を
構成する各閉図形の構造を最小閉図形の集合により表現
した構造データの格納形式の一例を示す図解図である。
【図6】図1に示すRAM3において、2つの閉図形の
間の重なり合いの情報の格納形式の一例を示す図解図で
ある。
【図7】循環性を有する重なり閉図形の一例を示す図解
図であり、最小閉図形の概念を明確にするために、各閉
図形の間の重なり部分を透視した状態で示している。
【図8】図7に示す重なり閉図形を、各最小閉図形に分
割した状態を示す図解図である。
【図9】図7に示す重なり閉図形を、図1に示す図形処
理装置によって処理し、かつ表示した状態を示す図解図
である。
【図10】図7に示す重なり閉図形を構成する各閉図形
の構造を、図5に示す格納形式に従って、最小閉図形の
集合により表現した構造データのリストを示す図解図で
ある。
【図11】図7に示す重なり閉図形における任意の2つ
の閉図形の間の重なり合いの情報を、図6に示す格納形
式に従って、RAM3に格納した状態を示す図解図であ
る。
【図12】図10に示す各閉図形の構造データリストに
おける各最小閉図形の可視/不可視属性を、図11に示
す任意の2つの閉図形の間の重なり合いの情報に基づい
て、書き換えた結果を示す図解図である。
【図13】循環性を持たない重なり閉図形の一例を示す
図解図である。
【図14】従来の図形処理装置で採用されている重なり
閉図形の情報管理方式を説明するための図解図である。
【図15】図13に示す重なり閉図形を、従来の図形処
理装置によって処理し、かつ表示した状態を示す図解図
である。
【図16】循環性を有する重なり閉図形の一例を示す図
解図である。
【符号の説明】
1:CPU 2:ROM 3:RAM 6:端末制御部 10:データ処理ユニット 12:端末機 L1〜L3:閉図形 ML1〜ML12:最小閉図形

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の閉図形が重なり合って構成される重
    なり閉図形に関する図形情報を管理する装置であって、 重なり閉図形を構成する各閉図形の図形情報に基づい
    て、各閉図形を、他の閉図形と共有しそれ以上分割でき
    ない最小閉図形の領域と、他の閉図形と共有しない最小
    閉図形の領域とに分割する分割手段と、 重なり閉図形を構成する各閉図形の構造を、前記分割手
    段によって分割された最小閉図形の集合を用いて表現さ
    れた構造データとして記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された構造データにおいて、任意の
    閉図形間で共有する最小閉図形のそれぞれに対し、可視
    /不可視の属性情報を付与することにより、各閉図形間
    の重なり合いの関係を規定する重なり関係規定手段とを
    備える、重なり閉図形の情報管理装置。
JP29634392A 1992-10-06 1992-10-06 重なり閉図形の情報管理装置 Pending JPH06119419A (ja)

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