JPH06118876A - 印字用シート - Google Patents

印字用シート

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JPH06118876A
JPH06118876A JP26759992A JP26759992A JPH06118876A JP H06118876 A JPH06118876 A JP H06118876A JP 26759992 A JP26759992 A JP 26759992A JP 26759992 A JP26759992 A JP 26759992A JP H06118876 A JPH06118876 A JP H06118876A
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labels
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラベル印字機を使いやすいようにする。 【構成】 ラベル印字機により印字される複数のラベル
21が表面に配設された複合シート1からなる印字用シ
ートであって、この複合シート1は複数のラベル21が
形成された表面シート2と、この表面シート2の裏面に
形成された粘着材層3と、上記表面シート2を上記粘着
材層を介して粘着保持する剥離紙4とから構成され、上
記複数のラベル21は粘着材層を介して剥離紙4上に所
定間隔で行列を形成するように縦横に配列され、上記複
合シート1の表面には複合シート1等の種類を特定する
情報が印加された横制御ラベル23と縦制御ラベル24
とが配置されている。上記複数のラベルは押し切り半裁
によって剥離紙4上に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書類、備品あるいはそ
の他の小物などに付されるラベルが貼設された印字用シ
ートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】書類や備品あるいは身の周りの小物につ
いては、その内容や所属を特定するために、所要事項を
記入した小さなラベルが貼付されることが多い。従来、
剥離紙に粘着材を介してこのようなラベルが貼設された
シートが市販されており、利用者はこのようなシート上
のラベルに所要事項(タイトル等)を記入してそれを剥
離紙から剥がし、その後対象物に貼り付けることが行な
われていた。
【0003】しかし、一々ラベルに肉筆でタイトル等を
記入するのは面倒であること、および肉筆ではあまり美
麗ではなくかつ見ばえがしないことから、上記のような
市販のシート上のラベルに印字するための、小型で携帯
自由の印字機が開発されるに到っている。
【0004】例えば、上記のような印字機としては、実
開平1−178948号公報によって開示されたものが
知られている。しかし、この公報に開示されたラベル印
字装置は、中央部で二つ折りにしてその表裏にタイトル
等を書き込む書類見出し用の小さな左右対称ラベル(耳
ラベル)に印字するのが専用のものであり、しかも、上
記耳ラベルは細長いテープ状の剥離紙に一列に貼設され
ており、このテープのリールが印字機の内部に装填さ
れ、それが引き出されながら印字されるというものであ
る。すなわち、上記実開平1−178948号公報によ
って開示されたものは、広く市販されている矩形状のシ
ートに行列を形成するように縦横に貼着されたラベルに
印字可能なものではない。ただし、一枚のラベルに形成
された左右対称の二つの印字面には、中心線に対して文
字が互いに逆向きにになるように印字されるよう構成さ
れているなどの工夫は試みられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常表
記が必要なラベルは、上記のような二つ折り方式の書類
用のラベルに限られるものではなく、各種の備品、ロッ
カー、戸棚あるいは身の周りの小物等適用範囲は広く、
またその用途に応じて、ラベルのサイズも様々であり、
結局実開平1−178948号公報に開示あるものは、
汎用性に欠けるという不都合があった。
【0006】そのようなことから、図1に例示するよう
な汎用的なラベル印字機が提案されている。このラベル
印字機Pは、平面視が略矩形でありかつの前後にシート
挿入口P4とシート排出口P5とを有する印字機本体P
1と、この印字機本体P1の表面に設けられた多数の入
力キーが配設されているキーボードP2とから基本構成
されている。
【0007】上記印字機本体P1の内部には、図外のラ
ベルの表面に印字する印字機構、上記シート挿入口P4
から挿入されたシート1を印字機本体P1内でシート排
出口P5に向けて移動させるシート送り機構、各種の入
力情報を基に上記印字機構やシート送り機構に適切な作
動指示を与えるためのいわゆる超小型コンピュータであ
る制御機構などが内装されている。
【0008】そして、上記キーボードP2から、ラベル
に印字する文字や、シートおよびラベルに関する寸法情
報などを入力することによって、シート挿入口P4から
印字機本体P1内に挿入されたシート1上のラベル2に
入力された所定のタイトル等が適正に印字されるように
なっている。入力情報は液晶表示部P3に表示されるよ
うになっている。
【0009】すなわち、図1に示すようなラベル印字機
Pにあっては、複合シート1の表面に配置されるラベル
21の寸法は適宜に設定されるため、ラベルの適用範囲
が大きく広がり、実開平1−178948号公報に開示
されているような書類専用の耳ラベルだけではなく、備
品用、ロッカー用、戸棚用あるいはその他の小物用な
ど、そのサイズが様々であるあらゆる用途のラベルを対
象としてタイトル等を印字することができ、極めて便利
である。
【0010】しかしながら、図1に示すようなラベル印
字機Pにおいては、適用ラベルの範囲が大幅に拡大した
ことに伴って、このラベル印字機Pを操作するに際して
は、ラベル1の大きさや、その上に配設されているラベ
ル21の寸法や配列状態を表す情報を予めキーボードP
2から入力しなければならず、その操作がはなはだ煩雑
であるという問題点を有している。
【0011】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、上記のような汎用性を備え
たラベル印字機Pに対する制御用の入力操作を最小限に
抑制することができ、その結果上記ラベル印字機Pを非
常に使いやすいものにすることができる印字用シートを
提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
印字用シートは、ラベル印字機により印字される複数の
ラベルが表面に配設された複合シートからなる印字用シ
ートであって、この複合シートは複数のラベルが形成さ
れた表面シートと、この表面シートの裏面に形成された
粘着材層と、上記表面シートを上記粘着材層を介して粘
着保持する剥離紙とから構成され、上記複数のラベルは
粘着材層を介して剥離紙上に所定間隔で行列を形成する
ように縦横に配列され、上記複合シートの表面には上記
複合シートおよびラベルの種類を特定する情報が印加さ
れていることを特徴とするものである。
【0013】本発明の請求項2記載の印字用シートは、
請求項1記載の印字用シートにおいて、剥離紙の側縁部
近傍には制御用ラベルが粘着保持され、この制御用ラベ
ルには上記の上記複合シートおよびラベルの種類を特定
する情報が印加されていることを特徴とするものであ
る。
【0014】本発明の請求項3記載の印字用シートは、
請求項1または2記載の印字用シートにおいて、上記表
面シート上には半裁によって複数のラベルが形成されて
いることを特徴とするものである。
【0015】
【作用】上記請求項1記載の印字用シートによれば、複
合シートの表面にはラベルの位置を特定する情報が印加
されているため、ラベル印字機に、印字のために挿入さ
れた複合シートの表面に印加されている上記ラベルの位
置を特定する情報を読み取り、この読み取った情報をも
とにラベル印字機内での複合シートの移動速度、移動ピ
ッチ、印字機構の適切な稼働等の印字操作を行なわせる
ことは可能であり、従来のように、印字に際して予め上
記のような情報をラベル印字機に設けられたキーボード
などの入力装置から操作者がわざわざ入力することな
く、ラベル印字機は適切に複合シート上のラベルにタイ
トル等を出力することが可能になり、従来のように印字
の都度上記のような複合シートやラベルの種類を特定す
る情報を印字機に設けられたキーボードなどから入力す
る必要はなくなり、手軽にラベル印字機を利用すること
ができるようになるなどその効果は大きい。
【0016】上記請求項2記載の印字用シートによれ
ば、上記複合シートおよびラベルの種類を特定する情報
は、剥離紙の側縁部近傍に粘着保持された制御用ラベル
に印加されているため、中央部に位置した本来のラベル
の邪魔にならない状態で上記位置特定等の情報が複合シ
ート上に配置される。
【0017】上記請求項3記載の印字用シートによれ
ば、上記表面シート上には押し切り半裁によって複数の
ラベルが形成されているため、ラベル上にタイトル等を
印字後この印字されたラベルのみを他とは分離して容易
に引き剥がすことでき、利用する上で好都合である。
【0018】また、剥離紙の上にそれと同形のラベルが
形成していない表面シートを粘着材を介して積層し、そ
の後ラベルを形成させるように表面シートのみの押し切
り半裁する手法によって複合シートつくるようにすれ
ば、複合シートを大量に生産する上で好都合である。
【0019】
【実施例】図1は、本発明に係る印字用シートに印字す
るために適用されるラベル印字機およびこのラベル印字
機に対向させて配置した印字用シートそれぞれの一例を
示す平面図である。まず、上記ラベル印字機Pについ
て、その概要を説明する。
【0020】ラベル印字機Pは、平面視が略矩形であり
かつの前後にシート挿入口P4とシート排出口P5とを
有する印字機本体P1と、この印字機本体P1の表面に
設けられた多数の入力キーが配設されているキーボード
P2とから基本構成されている。印字機本体P1の前後
にはシート挿入口P4およびシート排出口P5が設けら
れている。キーボードP2から入力された情報は、液晶
表示部P3に表示されるようになっている。
【0021】上記印字機本体P1の内部には、図示して
いない印字機構、シート送り機構、ラベル情報読取り機
構、および制御機構などが内蔵されている。上記印字機
構はラベルの表面に印字するための機構であり、熱的に
印字する公知のサーマルヘッドやプラテンなどが内装さ
れている。
【0022】上記シート送り機構は、シート挿入口P4
から挿入された複合シート1を印字機本体P1内でシー
ト排出口P5に向けて移動させるためのものであり、給
送ローラおよび排送ローラ等から構成され、これらのロ
ーラは内装された駆動手段からの駆動力を得て作動し、
印字機本体P1内に挿入された複合シート1を移送する
ようになっている。
【0023】また、ラベル情報読取り機構は、複合シー
ト1の表面に印加されたラベルの位置やその他に関する
情報を読み取るための機構であり、印加が印刷で行なわ
れている場合は、読取り機構として公知の光学的な読取
り手段が適用され、印加が磁気の付与によって行なわれ
ている場合には、公知の電磁機的な読取り手段が適用さ
れる。
【0024】さらに、制御機構はいわゆる超小型コンピ
ュータであって、この制御機構はキーボードP2から入
力される印字情報、および、挿入された複合シート1か
ら読み取った主に上記シート送り機構が作動するための
複合シート1に関する各種の寸法情報をもとに、上記印
字機構やシート送り機構に適切な作動指令信号を発信す
るようになっている。
【0025】従って、複合シート1をラベル印字機Pの
シート挿入口P4から印字機本体P1内に挿入し、キー
ボードP2に配設された各種のキーを操作して、複合シ
ート1上のラベル21に印字すべき文字等を入力し、そ
の後所定の印字キーを押せば、設定された所定のラベル
21に入力したタイトル等が印字されるようになってい
る。
【0026】図2は、本考案に係る複合シート(印字用
シート)の一例を示す平面図である。また、図3は図2
のA−A線断面図であり、(イ)はラベルではない余白
部分を剥離紙上に残した複合シートを示し、(ロ)はラ
ベルではない余白部分を剥離紙上に残した複合シートを
示している。
【0027】これらの図に示すように、複合シート1
は、基板としての剥離紙4と、この剥離紙4の表面に貼
付された表面シート2と、この表面シート2の裏面に形
成された粘着材層3とから構成されている。そして、表
面シート2は、タイトル等が印字される縦横に規則正し
く配列されたラベル21と、印字はされないが制御用に
使用される横制御用ラベル23および縦制御用ラベル2
4と、ラベル21間に存在する非印字個所である余白部
分22とから構成されている。
【0028】表面シート2の余白部分22(図2におい
ては点描で表示している)は、印字には全く係ることは
ないため、予め取り除いておいてもよく、そのようにし
たのが図3の(ロ)に示す複合シート1である。従っ
て、この場合は表面シート2はラベル21のみで構成さ
れた状態になっている。
【0029】上記剥離紙4は、粘着材が粘着しない性質
を有しており、通常腰の強い紙材の表面にハイデンシテ
ィポリエチレンやテトラフルオロエチレンなどの皮膜を
形成させたものが用いられる。また、上記粘着材層3
は、表面シート2の裏面にゴム系のエラストマーやアク
リル樹脂のような粘着材が塗布されて形成される。
【0030】上記の制御用ラベル23、24は、ラベル
21の位置を特定するためのものであり、横制御用ラベ
ル23は複合シート1の上方に設けられ、縦制御用ラベ
ル24は複合シート1の左側部に設けられている。そし
て、これら制御用ラベル23、24の表面には、複合シ
ート1の種類やラベル21の種類を特定するための情報
が印加されている。
【0031】なお、上記複合シート1の種類やラベル2
1の種類を特定するための情報とは、複合シート1の寸
法情報、貼着されているラベル21の位置情報、ラベル
21の寸法情報、あるいはラベル21の数量情報等印字
に際して必要なあらゆる情報のことである。
【0032】また、ここで印加とは操作者あるいはラベ
ル印字機P内に内蔵された制御機構が認識可能に印を付
すことをいい、どのような状態で印が付されているか、
およびその印の認識方法の如何は問わない。従って、目
視可能に印が付されているものも、穿孔や切欠きによっ
て形状的に印が付されているものも、磁気的または電気
的に印が付されているものも印加されたものに含まれ
る。
【0033】本実施例では、横制御用ラベル23には横
方向に左から数字「1」、「2」、「3」が印刷されて
おり、さらにこれらの数字の下には白抜きの逆三角形が
印刷されている。この逆三角形の指す部分が各ラベル2
1の横方向の中心を示している。上記数字と逆三角形と
でラベル21の列情報を形成している。
【0034】同様に、縦制御用ラベル24には縦方向に
上から英字「A」、「B」、「C」、「D」、「E」、
「F」、「G」、「H」、「I」が印刷されており、そ
の右横には上記同様の白抜きの逆三角形が描かれてお
り、この逆三角形の指す部分が各ラベル21の縦方向の
中心を示している。上記英字と逆三角形とでラベル21
の行情報を形成している。
【0035】そして、横制御用ラベル23には、複合シ
ート1をラベル印字機Pのシート挿入口P4に挿入する
方向を示す白抜きの矢印と、その横に複合シート1につ
いての各種の情報を示した二桁の英字(シートNo.)
が印刷されている。この二桁の英字の組み合わせは、26
2=650 となり、650の事柄についての情報を
表現することができる。また、英字に数字を追加すれ
ば、362=1260 となり、1260の事柄につい
ての情報を表現することができる。英字または英数字の
桁数をさらに増加させればさらに多くの情報を表現する
ことができるが、実際問題としてそれ程多くの情報は必
要ではない。
【0036】そして、ラベル印字機Pの制御機構には、
予め各シートNo.に対応した複合シート1上のラベル
21の寸法情報や配列情報などが予め入力されている。
例えば、図2に示す例では、シートNo.が「AB」で
あり、「AB」であれば、複合シート1の大きさは縦が
15cm、横が10.5cmの長方形であり、また3
列、9行の位置に合計27枚のラベル21が貼着されて
いる、などを表現するものと予め決められている。従っ
て、シートNo.が英字で構成されている場合には、最
大限650種類の複合シート1について特定することが
でき、それらがすべてラベル印字機P内の制御機構の中
に記憶されている。
【0037】そして、例えば図2に例示する複合シート
1がラベル印字機Pに挿入されると、上記ラベル情報読
取り機構が上記シートNo.「AB」を読み取り、これ
によって複合シート1の種類を判別し、上記の印字機構
およびシート送り機構に上記シートNo.「AB」に合
致した作動をするように指令信号が発信される。従っ
て、この指令信号を受けた印字機構とシート送り機構と
は、シートNo.「AB」の複合シート1に適合した作
動をする。
【0038】本実施例においては、上記シートNo.は
ラベル情報読取り機構が読み取るように構成されている
が、特にこれに限定されるものではなく、シートNo.
をキーボードP2から入力するようにしてもよい。
【0039】なお、縦制御ラベル24に付された行情
報、および上記横制御ラベル23に付された列情報は、
印字が必要なラベル21を特定するためのものであり、
例えばB行、2列のラベル21に印字を希望するとき
は、「B21」とラベル印字機PのキーボードP2から
入力する。そうすると、ラベル印字機P内の制御機構
は、ラベル印字機構に「B21」以外のラベル21には
印字せず、「B21」のラベル21にのみ印字するよう
に指令信号が発信され、結局選択したラベル21にのみ
印字されることになる。
【0040】また、本実施例においては、ラベル21の
行、列の選択は、キーボードP2から入力されるように
構成されているが、行情報の英字、および列情報の数字
の上を黒く塗り潰すことによって印字したいラベル21
を表示するようにし、この塗り潰した行列を光学的に読
み取って、制御機構に入力するようにしてもよい。
【0041】このような複合シート1は、通常以下のよ
うにして大量に製造される。まず、大きな平板状の剥離
紙が用意され、この上に同じ大きさの、裏面に粘着材層
3が塗布されかつラベル21が形成されていない表面シ
ート2が貼着される。そして、この表面シート2が貼着
された面に所定の印刷が施され、その後シートの表面シ
ート2側を、ラベル21、横制御用ラベル23および縦
制御用ラベル24の形状を押し切り半裁するように設定
されたトムソン裁断機で押し切り半裁する。この場合、
上記トムソン裁断機は表面シート2のみ裁断するように
設定される。従って、トムソン裁断機で押し切りを行な
ったあとは、図3の(イ)に示すように、複合シート1
の表面シート2部分のみが裁断された状態になり、剥離
紙4は切断されていない。従って、上記押し切りの後複
合シート1の余白部分22を取り去ると、同図の(ロ)
に示すように、剥離紙4の上にはラベルのみが残留した
状態になる。
【0042】また、帯状の剥離紙4を巻き取った剥離紙
ロールと、印刷前の帯状の表面シート2を巻き取った表
面シートロールとを用意し、これらのロールを同じに巻
き出ししながら、表面シート2には印刷と粘着材の塗布
を行ない、その後剥離紙4と合体させつつトムソン裁断
機で表面シート2のみを半裁し、最後に切断して連続的
に複合シート1を得るようにする製造方法も好適に適用
可能である。
【0043】本発明の印字用シートは、以上詳述したよ
うに、剥離紙4の上に粘着材層3を介して縦横に行列を
形成するように多数のラベル21が貼着され、かつ、印
字を適切にラベル21上にのみ行なわせる制御情報が印
加された制御用ラベル23、24が設けられているた
め、このような複合シート1を適切に利用することによ
って、従来非常に煩雑であったラベル印字機Pを用いた
各種寸法のラベル21への印字が容易になり、ラベル印
字機Pをより使い易いものにすることができ好都合であ
る。
【0044】図4は、複合シート1の他の例を示す平面
図である。この複合シート1の場合は、ファイルボック
ス用のものを例示している。この場合、複合シート1は
横長に設定されており、6行、2列で合計12枚のラベ
ル21が1枚の剥離紙4上に貼設されている。また、こ
の例の場合は、レイアウト上の制約から、縦制御用ラベ
ル24にシートNo.が付されている。
【0045】本発明の印字用シートは、図2および図4
に例示したものに限らず、各種のサイズのラベル21を
設定することが可能であり、それらの寸法情報その他を
複合シート1上に印刷その他で予め印加しておくことに
より、面倒な操作を行なうことなくラベル印字機Pを容
易に使いこなすことができ非常に便利である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明の印字用シー
トは、ラベル印字機により印字される複数のラベルが表
面に配設された複合シートからなる印字用シートであっ
て、この複合シートは複数のラベルが形成された表面シ
ートと、この表面シートの裏面に形成された粘着材層
と、上記表面シートを上記粘着材層を介して粘着保持す
る剥離紙とから構成され、上記複数のラベルは粘着材層
を介して剥離紙上に所定間隔で行列を形成するように縦
横に配列され、上記複合シートの表面には複合シートの
種類およびラベルの種類を特定する情報が印加されてい
ることを特徴とするものである。
【0047】従って、ラベル印字機に、印字のために挿
入された複合シートの表面に印加されている上記ラベル
の位置を特定する情報を読み取り、この読み取った情報
をもとにラベル印字機内での複合シートの移動速度、移
動ピッチ、印字機構の適切な稼働等の印字操作を行なわ
せることは可能であり、その結果、ラベル印字機は適切
に複合シート上のラベルにタイトル等を出力することが
できるようになり、従来のように印字の都度上記のよう
な複合シート等の種類を特定する情報を印字機に設けら
れたキーボードなどから操作者がわざわざ入力する必要
はなくなり、手軽にラベル印字機を利用することができ
るようになるなどその効果は大きい。
【0048】上記複合シートおよびラベルの種類を特定
する情報は、剥離紙の側縁部近傍に粘着保持された制御
用ラベルに印加するようにすれば、中央部に位置した本
来のラベルの邪魔にならない状態で上記位置特定等の情
報を複合シート上に配置することができるなど、基板と
なる剥離紙を有効に利用でき好都合である。
【0049】上記表面シート上に押し切りによって複数
のラベルを形成させるようにすれば、ラベル上にタイト
ル等を印字後この印字されたラベルのみを他とは分離し
て容易に引き剥がすことでき、利用する上で好都合であ
る。
【0050】また、剥離紙の上にそれと同形のラベルが
形成していない表面シートを粘着材を介して積層し、そ
の後ラベルを形成させるように表面シートのみの押し切
りする手法によって複合シートつくるようにすれば、複
合シートを大量に生産する上で好都合である。
【0051】以上のように、本発明の印字用ラベルは、
ラベル印字機を非常に使い易いものにすることができる
ものであり、ラベル印字機を普及させる上で必須のもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印字用ラベルが適用されるラベル印字
機の一例を示す平面図である。
【図2】本発明に係る印字用ラベルの一例を示す平面図
である。
【図3】図2のA−A線断面図であり、(イ)は剥離紙
上に表面シートの余白部分を残留させたものを示し、
(ロ)は上記の余白部分を剥離したものを示す。
【図4】本発明に係る印字用ラベルの他の例を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 複合シート 2 表面シート 21 ラベル 22 余白部分 23 横制御用ラベル 24 縦制御用ラベル 3 粘着材層 4 剥離紙 P ラベル印字機 P1 印字機本体 P2 キーボード P3 液晶表示部 P4 シート挿入口 P5 シート排出口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベル印字機により印字される複数のラ
    ベルが表面に配設された複合シートからなる印字用シー
    トであって、この複合シートは複数のラベルが形成され
    た表面シートと、この表面シートの裏面に形成された粘
    着材層と、上記表面シートを上記粘着材層を介して粘着
    保持する剥離紙とから構成され、上記複数のラベルは粘
    着材層を介して剥離紙上に所定間隔で行列を形成するよ
    うに縦横に配列され、上記複合シートの表面には上記複
    合シートおよびラベルの種類を特定する情報が印加され
    ていることを特徴とする印字用シート。
  2. 【請求項2】 剥離紙の側縁部近傍には制御用ラベルが
    粘着保持され、この制御用ラベルには上記の上記複合シ
    ートおよびラベルの種類を特定する情報が印加されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の印字用シート。
  3. 【請求項3】 上記表面シート上には半裁によって複数
    のラベルが形成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の印字用シート。
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JPS58120074U (ja) * 1982-02-12 1983-08-16 富士通株式会社 ラベル印字用紙
JPS6026077U (ja) * 1983-07-29 1985-02-22 トッパン・ム−ア株式会社 ラベル用紙

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