JPH06117952A - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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Publication number
JPH06117952A
JPH06117952A JP26725392A JP26725392A JPH06117952A JP H06117952 A JPH06117952 A JP H06117952A JP 26725392 A JP26725392 A JP 26725392A JP 26725392 A JP26725392 A JP 26725392A JP H06117952 A JPH06117952 A JP H06117952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
oil
sensor
introduction path
high frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP26725392A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuo Nishimura
悦夫 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、急峻な高周波脈動圧力がセンサ素
子14に直接印加されるのを防止し、これにより過大な
圧力シール対策をなくしてシール性能を向上させるとと
もに、圧力漏れ等のトラブルをなくしてセンサ素子14
の信頼性を向上させることを目的とするものである。 【構成】 センサ素子14への液体の導入路12に、適
当な口径,長さのオリフィス部12aを設け、このオリ
フィス部12aにより高周波圧力成分を減衰させるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車のトラ
ンスミッションオイルの油圧など、液体の圧力を検出す
る圧力センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は例えば特開平3−226638号
公報に示された従来の圧力センサである油圧センサの一
例を示す断面図である。図において、1はオイルを導入
するための圧力導入口1aが設けられているハウジング
であり、このハウジング1の先端部には、油圧センサを
測定部位に螺着するためのねじ部1bが形成されてい
る。2はハウジング1に密着固定されている円筒状のガ
ラス台座、3はガラス台座2上に接着されているシリコ
ン薄板製の受圧ダイヤフラムであり、この受圧ダイヤフ
ラム3のガラス台座2と反対の面には、受圧ダイヤフラ
ム3の歪みを検出するゲージ抵抗(図示せず)が4つ設
けられている。
【0003】4はハウジング1上に設けられガラス台座
2が貫通している基板であり、この基板4には電気配線
が施されており、受圧ダイヤフラム3上のゲージ抵抗が
ワイヤ5を介して接続されている。6はハウジング1に
結合されガラス台座2,受圧ダイヤフラム3及び基板4
等を保護しているケースである。
【0004】次に、動作について説明する。まず、この
油圧センサは、ハウジング1のねじ部1bで、油圧を検
出すべき部位に螺着される。この状態で、圧力導入口1
a及びガラス台座2内にオイルが導入され、受圧ダイヤ
フラム3に油圧が直接印加される。これにより、受圧ダ
イヤフラム3は、受ける油圧の大きさに応じて歪む。こ
のときの受圧ダイヤフラム3の歪みがゲージ抵抗により
検出され、基板4を介して外部に出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の油圧センサにおいては、例えばトランスミッシ
ョンオイルの油圧を検出する場合、ギヤポンプの回転数
やギヤの歯数に応じて生じた急峻な高周波脈動圧力が受
圧ダイヤフラム3に直接印加される。このため、受圧ダ
イヤフラム3自身やガラス台座2とハウジング1との間
などに過大な圧力シール対策が必要であり、また受圧ダ
イヤフラム3のガラス台座2への接着部にクラックが生
じ、圧力漏れが発生するなどの問題点があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、急峻な高周波
脈動圧力がセンサ素子に直接印加されるのを防止するこ
とができ、これによりシール性能を向上させることがで
きるとともに、センサ素子の信頼性を向上させることが
できる圧力センサを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る圧力セン
サは、センサ素子への液体の導入路に、オリフィス径
1.2mm以下、オリフィス長3mm以上のオリフィス
部と、このオリフィス部とセンサ素子との間に位置する
径2mm以上の大径部とを設けたものである。
【0008】
【作用】この発明においては、圧力媒体となる液体がオ
リフィス部を通過する際に、圧力損失が生じて高周波脈
動圧力成分が減衰する。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の一実施例による油圧センサの断面
図である。図において、11はオイルを導入するための
導入路12が設けられているハウジングであり、このハ
ウジング11の先端部には、ねじ部11aが形成されて
いる。また、導入路12は、先端部側に位置する小径の
オリフィス部12aと、このオリフィス部12aに連続
した大径部12bとからなっている。
【0010】13はハウジング11内に収容されたホル
ダ、14はホルダ13に保持されており圧力を電気信号
に変換するセンサ素子であり、このセンサ素子14は、
素子本体14aと、導入路12から素子本体14a内に
オイルを導入する導圧パイプ14bとからなっている。
また、素子本体14a内には、図示は省略したが、従来
例と同様のガラス台座や受圧ダイヤフラムが設けられて
いる。
【0011】15はホルダ14内に設けられている基板
であり、この基板15の電気配線には、リード線16を
介して素子本体14a内の受圧ダイヤフラム上のゲージ
抵抗が接続されている。17は導圧パイプ14bとハウ
ジング11との間に設けられているOリングである。
【0012】上記のように構成された半導体式の油圧セ
ンサにおいては、導入路12及び導圧パイプ14b内を
経て素子本体14a内にオイルが導入されることによ
り、受圧ダイヤフラムに油圧が印加され、従来同様に油
圧が電気信号として検出される。このとき、上述したよ
うに急峻な高周波脈動圧力が発生するが、この高周波脈
動成分は、オリフィス部12a及び大径部12bを通過
することにより減衰する。
【0013】即ち、オリフィス部12aを通過する際の
オイルの圧力損失ΔPは、オリフィス径Rの4乗に反比
例し、かつオリフィス長Lに比例しているので、これら
RとLとを適切な値に設定することにより、圧力媒体で
あるオイルのせん断圧力損失を増大させることが可能と
なる。特に、自動車用油脂類については、R≦φ1.2
mm、L≧3mmの条件のとき、サージ圧周波数1kH
z以上で最大圧力値が50%以下となることが確認でき
る。
【0014】このように、オリフィス部12aでの圧力
損失を増大させて高周波脈動成分を減衰させることによ
り、急峻な高周波脈動圧力がセンサ素子14、特に受圧
ダイヤフラムに直接印加されるのが防止される。従っ
て、過大な圧力シール対策を必要とせず、シール性能を
向上させることができるとともに、圧力漏れ等のトラブ
ルを防止してセンサ素子の信頼性を向上させることがで
きる。
【0015】なお、上記実施例ではトランスミッション
オイルの油圧を検出する油圧センサについて示したが、
他のオイルの油圧を検出するためのものであってもよ
く、また油以外の液体の圧力を検出する圧力センサにも
この発明は適用できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の圧力セ
ンサは、センサ素子への液体の導入路に、適当な口径,
長さのオリフィス部を設け、このオリフィス部により高
周波圧力成分を減衰させるようにしたので、急峻な高周
波脈動圧力がセンサ素子に直接印加されるのを防止する
ことができ、これにより過大な圧力シール対策をなくし
てシール性能を向上させることができるとともに、圧力
漏れ等のトラブルをなくしてセンサ素子の信頼性を向上
させることができるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による油圧センサの断面図
である。
【図2】従来の油圧センサの一例の断面図である。
【符号の説明】
11 ハウジング 12 導入路 12a オリフィス部 12b 大径部 14 センサ素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導入された液体の圧力を検出するセンサ
    素子がハウジングに収容されている圧力センサにおい
    て、上記センサ素子への上記液体の導入路が、オリフィ
    ス径1.2mm以下、オリフィス長3mm以上のオリフ
    ィス部と、このオリフィス部と上記センサ素子との間に
    位置する径2mm以上の大径部とを有していることを特
    徴とする圧力センサ。
JP26725392A 1992-10-06 1992-10-06 圧力センサ Pending JPH06117952A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26725392A JPH06117952A (ja) 1992-10-06 1992-10-06 圧力センサ

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JP26725392A JPH06117952A (ja) 1992-10-06 1992-10-06 圧力センサ

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JPH06117952A true JPH06117952A (ja) 1994-04-28

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ID=17442270

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000510239A (ja) * 1996-05-10 2000-08-08 コルネアル・インデユストリ 管を通して人体内に出入りする流体の圧力測定装置
KR102146046B1 (ko) * 2019-03-26 2020-08-19 한국단자공업 주식회사 압력센서

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WO2020197168A1 (ko) * 2019-03-26 2020-10-01 한국단자공업 주식회사 압력센서
US20220163419A1 (en) * 2019-03-26 2022-05-26 Korea Electric Terminal Co., Ltd. Pressure sensor
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