JPH06117495A - 補強ベルト、補強ベルト製造方法及び補強ベルト製造装置 - Google Patents

補強ベルト、補強ベルト製造方法及び補強ベルト製造装置

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JPH06117495A
JPH06117495A JP4272755A JP27275592A JPH06117495A JP H06117495 A JPH06117495 A JP H06117495A JP 4272755 A JP4272755 A JP 4272755A JP 27275592 A JP27275592 A JP 27275592A JP H06117495 A JPH06117495 A JP H06117495A
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JP
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load bearing
belt
bearing members
guide
pulley
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Application number
JP4272755A
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English (en)
Inventor
Jonathan Schanin
シャニン ジョナサン
Shmuel Harel
ハエル サミュエル
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Fenrir AG
Original Assignee
Fenrir AG
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強度が高められベルトの寿命が長くなった本
質的に均衡されたベルトを提供すること。 【構成】 本発明は偶数個数のコ−ド状荷重支承部材
(5、6)で構成される補強荷重支承層を含むエンドレ
ス・ベルトを提供するものである。荷重支承部材はそれ
ぞれ複数個ではあるが少なくとも1個以上の完全巻き状
態で前記荷重支承層内に延在する。前記ピッチ角で発生
される不釣り合いの力の成分を釣り合わせる目的から、
荷重支承部材は対の状態で配列される。時計方向に延在
する各荷重支承部材は前記荷重支承層内で反時計方向に
延在する対応する荷重支承部材を備えている。前記荷重
支承層の長手方向の遷移帯域(A)内にのみ荷重支承部
材はそれぞれベルトの長手方向延在部に対してピッチ角
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は補強荷重支承層を含むエ
ンドレス・ベルトに関するもので且つ当該ベルトを生産
する方法に関するものである。本発明は更にこうした生
産方法を実施する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4、414、047号(ウェ
ツエル等)及び米国特許第4、415、397号(ウェ
ツエル等)はコ−ド状荷重支承部材をエラストマ−・ベ
−ス上に螺旋形態に巻くことにより荷重支承層を提供す
る。巻き上げにより形成されるピッチ角度はベルトの運
動方向に直角の不均衡な力成分をベルト内に発生する。
この直角の力成分は駆動及び被駆動ホイ−ル又はプ−リ
−により均衡がとられ、こうして磨耗を生じ、ベルトの
寿命と効率を低減化させる。
【0003】ドイツ特許40 16 367(シャニン
等)には堅固ではあるが柔らかく出来るエラストマ−状
材料に埋設されるコ−ドを有する予め成型した荷重支承
部材を使用して補強ベルトを生産する方法が開示されて
いる。一実施態様においては、荷重支承層は、荷重支承
部材をエラストマ−状ベ−スと平行に巻き、所定の運動
をさせ、各巻きの完了直前に荷重支承部材で側部方向に
ずらすことにより提供される。この方法は本質的に平衡
なベルトを提供するが、それでも側部方向へのステップ
があることから、不均衡な遷移帯域が問題となる。又、
この設計ではベルト内に不均衡な力の成分を生じるが、
回転方向と直角の遷移帯域に限定され、前掲の限定とい
う問題を伴う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この問題に対する良好
な解決策については1985年12月6日、8545週
のセクションQ64,アクセス番号85−281833
/45,デルウエント・パブリケ−ションズ社、ロンド
ン、GBの図説ソ連邦発明及び1985年4月30日の
SU,A,1153146(ODESS POLY)か
ら公知である。この刊行物は同一レベル上でベルト内側
に存在する2個のコ−ド状荷重支承部材を備えたベルト
を示し、一方の荷重支承部材がベルトの長さ方向軸線の
片側に存在する左巻きの螺旋に巻かれ、他方の荷重支承
部材が他方の側で右巻きの螺旋状に巻かれる。ベルトの
作動時に、このベルトは一方の荷重支承部材の角度によ
り生じる横方向の作用が他方の荷重支承部材の角度によ
り釣り合わされることからプ−リ−・フランジに対して
押し付けられない。同様の構造についてもDE,A1,
1650695(コンチンメンタル・グンミ)で公知で
ある。
【0005】US,A,2983637(シュミット)
は長さ方向引っ張り又は引っ張り作用が再び平衡化さ
れ、横方向にクリ−プするベルトの傾向が無くされるよ
う反対方向の傾斜又はピッチを有する螺旋体を形成すべ
く反対方向に2層に巻かれた2個の荷重支承部材を有す
るベルトを示している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の主たる目的は、
強度が高められ、寿命が長くなった本質的に釣り合って
いるベルトを提供することにある。これは本発明によれ
ば、特許請求の範囲の請求項1乃至7の各項に特許請求
されたベルトで達成される。
【0007】本発明の他の目的は荷重支承部材を巻き付
けるのに要求される時間を低減化することにより前述し
たベルトの製造をなす一層効率的な方法を提供すること
にある。本発明によれば、これは特許請求の範囲の請求
項8乃至12の各項による方法で達成される。
【0008】本発明の更に他の目的は、前述した本質的
に平衡なベルトの製造を成す前述した方法を実施する比
較的簡単で廉価な装置を提供することにある。本発明に
よればこれは特許請求の範囲の請求項13乃至19の各
項による装置により達成される。
【0009】ここで好適実施態様について以下の例示的
図面を参照しながら一層詳細に説明する。
【0010】
【実施例】図1は全体的にエンドレス・ベルト1を示
す。図2の駆動ベルトは当技術において圧縮部材として
知られている本体部材2、それぞれ偶数個数のコ−ド状
荷重支承部材から成る多数の巻きで構成される荷重支承
層3及び張力部材4を含む。本体部材2及び張力部材4
に対しては好適には熱可塑性材料の如きエラストマ−材
料が使用される。荷重支承部材は好適にはポリエステル
又はアリミドの如き合成樹脂コ−ド製である。本体部材
2、荷重支承部材の巻き及び張力部材4は共に堅固に付
着される。この付着は前述したドイツ特許40 16
367に説明された如き方法で達成可能である。これら
の方法の開示内容について参考として本明細書に折り込
んである。
【0011】図2に示される如く、ベルトの荷重支承層
3は図3又は図4に示された形式のものに出来る。しか
しながら、他の構成が可能であり、この点についても以
下に説明する。
【0012】図3に示された実施態様においては、内側
端部5.2、6.2及び外側端部5.1,6.1を有す
る2個の荷重支承部材5及び6の一対のものがそれぞれ
略4個の完全な巻きを以て荷重支承層内に延在してい
る。荷重支承部材5は時計方向に延在し、一方、荷重支
承部材6は反対の反時計方向に延在している。両方の実
施態様において、2個の荷重支承部材5及び6は本体部
材2の幅の中間部分において長手方向に延在する中心線
7に対して対称的に配列してある。2つの荷重支承部材
5及び6は2個の半鏡像を形成する。荷重支承部材5及
び6は荷重支承層の限定された長手方向遷移帯域A内で
のみ中心線7に対して或るピッチ角度と編寄を形成す
る。遷移帯域Aの外部で、荷重支承部材5及び6の巻き
が中心線7と平行に延在している。荷重支承部材が螺旋
状に巻かれ中心線7に対して一定のピッチ角度を形成す
る公知の構造と比較して、図3の構成は結果的に2個の
荷重支承部材の有効長さが長くなり、又、ベルトの強度
が強くなる。荷重支承部材の有効長さの10乃至25%
増強が容易に達成可能である。
【0013】図3に示された実施態様の他の重要な特徴
は、荷重支承部材5及び6が直線状になり、中心線7と
平行で且つ本体部材2の外側縁部2.1及び2.2と平
行になるよう遷移帯域Aの外側に位置付けられる点にあ
る。荷重支承部材5及び6は本体部材2の幅の外部には
出ず、その幅内に完全に残っている。従って、荷重支承
部材はこの荷重支承部材が螺旋状に巻かれて中心線7に
対して極めて小さいピッチ角度の下に本体部材2の幅外
に出ない公知構造における相当の長さにわたり要求され
回避出来ないようなものと同様、本体部材2の外側縁部
2.1及び2.2に沿って切断する必要性がない。エラ
ストマ−材料内にコ−ドが配設してある予め成型済みの
荷重支承部材を使用する、ドイツ特許40 16 36
7に開示されたベルト生産方法を使用する場合、コ−ド
自体は本体部材2の外側縁部に到達せず、むしろその外
側端部においてもエラストマ−材料内に完全に埋設した
状態に残る。コ−ドの横方向の保護に対する公知の構成
における要求された付加的上部カバ−層は本例の場合、
有利に省略可能である。
【0014】外側端部5.1及び6.1における端面
は、その通常の方向が中心線7の方向にあるか又は前記
荷重支承層の内側に向かった状態で配向されているのが
好ましい。
【0015】遷移帯域Aにおいて、中心線7に対して荷
重支承部材が形成するピッチ角度は45°以上にすべき
である。しかしながら、70°乃至89°の間の値が好
ましい。
【0016】図4の実施態様において、荷重支承層は荷
重支承部材8乃至11の2対により構成される。こうし
た場合、両方の対の荷重支承部材8乃至11の内側端部
8.2乃至11.2及び外側端部8.1乃至11.1を
設け、こうして又、遷移帯域A1、A2を相互に長手方
向に変位させることが好ましい(変位D)。
【0017】図3に示された実施態様において、荷重支
承部材5及び6の外側端部5.1、内側端部5.2及び
外側端部6.1及び内側端部6.2は同様に相互に対し
て変位可能であろう。
【0018】勿論、2対以上の荷重支承部材を使用して
本発明による均衡ベルトを生産できる。しかしながら、
これは例えばコンベヤ−・ベルトの如き比較的幅の広い
ベルトに対してのみ適していよう。
【0019】複数個ではあるが少なくとも1個以上の各
完全巻きにて荷重支承層の中心線7に対して鏡像対称的
に対の形態で荷重支承部材の偶数(好適には2個のみ)
を同時に巻くことにより本発明による荷重支承層を生産
することが好ましい。図5及び図6の模式図に表された
装置にはベルト作成又は成型プ−リ−18が備えられ、
このプ−リ−の溝形状は圧縮部材たる本体部材2のフラ
ンクと一致し、この部材は可変速ギア・モ−タ−22に
より回転可能である。プ−リ−18から或る距離にプ−
リ−18と整合した状態で第2の遊びプ−リ−24が配
設してある。遊びプ−リ−24は、雌ネジが備えられて
1度の回転自由度のみを有するネジ28上に乗るブロッ
ク26に回転自在に設置してある。従って、(ハンドル
30により)ネジ28を回転させると、遊びプ−リ−2
4を含むブロック26が並進運動を生じ、プ−リ−18
と遊びプ−リ−24の間の中心距離を変えることが出来
る。ブロック26に取り付けられたフオ−ク状突出部3
4を通過する棒32はブロックがネジ26の周りで回転
するのを防止する一方、前述の並進運動を可能にする。
明らかに、遊びプ−リ−24とその設置ブロック26に
対して相対的に静止状態になっているブラケット33の
間にネジ28と棒32が設置してある。
【0020】更に、2個のガイド・ブロック35及び3
6が備えられ、これらのガイド・ブロックを通じて2個
の荷重支承部材5及び6が通過し、本体部材2上に巻か
れる途中で(図示せざる)2個の供給リ−ル37、3
7’から引き出される。ガイド・ブロック35及び36
は部分的に左巻きで且つ部分的に右巻きのネジになった
リ−ド・スクリュ−38上に設置してある。左側のガイ
ド・ブロック35には左巻き雌ネジが設けてある。右側
のガイド・ブロック36には右雌ネジが設けてある。リ
−ド・スリュ−38は可変速ステッピング・モ−タ−4
0に接続され、この可変速ステッピング・モ−タ−40
の速度は制御素子42により成型プ−リ−18の駆動を
する可変速ギア・モ−タ−22に対して所定の比率に維
持出来る。回転時にリ−ド・クリュ−38はガイド・ブ
ロック35及び36をその軸線に平行な反対方向に並進
運動させるようにする。
【0021】ガイド・ブロック35及び36の下方には
高温空気のジェットを発生する送風機44が備えてあ
り、(図示せざる)各ノズル46及び46’はガイド・
ブロック35、36を通過した荷重支承部材5及び6が
本体部材2の表面と接触する点に向けられる。接着過程
に対して熱が要求される。
【0022】前述した如き装置は以下の如く作動する。
本体部材2は2個のプ−リ−、即ち成型プ−リ−18と
遊びプ−リ−24上に設置され、これらのプ−リ−はハ
ンドル30を回すことにより、エンドレス圧縮部材ベル
トが確実に締め付けられる迄離れて移動する。2個の荷
重支承部材5及び6の前端部は次に供給リ−ル37及び
37’から引き離され(それぞれ最初の横方向位置、即
ち、本体部材2の外側縁部に反対する位置にセットされ
た)ガイド・ブロック35、36を通じて係合され且つ
例えばその表面にスポット溶接されることで本体部材2
に取り付けられる。ここで高温空気ジェットが入力さ
れ、成型プ−リ−18が本体部材2を移動状態にセット
する可変速ギア・モ−タ−22を励起することで回転状
態にセットされ、かくして荷重支承部材5及び6に沿っ
て妨げられ、これらの部材はジェットにより加熱されて
本体部材2の均等に加熱された(従って、軟化された)
表面に付着される。
【0023】図3の構成を得るため本体部材2の各回転
完了直前にガイド・ブロック35及び36の同期的ステ
ッピング作用が要求される。こうしたステッピング作用
はリ−ド・クリュ−38を間欠的に始動させて回転さ
せ、反対方向に向かって多数の段階にてガイド・ブロッ
ク35及び36を運ぶ制御素子42により制御される。
プ−リ−18の回転速度とガイド・ブロック35、36
の線状速度の間の所要の関係は本体部材2の幅及び荷重
支承部材5、6の直径又は幅の関数だけでなく、本体部
材2の表面速度、その長さ及び遷移帯域の所望の長さで
ある。
【0024】特に、ドイツ特許40 16 367に開
示された如き生産方法が使用される場合は、荷重支承部
材の外側端部がその巻き上げ完了時点に実施される切断
作用により生産可能である。
【0025】図4の構成は本明細書で先に説明した装置
による2段階の方法で又は1段階の方法による多数のガ
イド・ブロックの使用に生産可能である。
【0026】異なるガイド・ブロックが要求され、ガイ
ド・ブロックが何ら横断運動をせずベルト構成用のプ−
リ−18と固定整合状態にあることを除き、張力部材1
2の適用が同様の状態を呈する。
【0027】図4及び図6に示された装置においては、
リ−ド・スクリュ−38とガイド・ブロック35、36
の代わりに図7に示された如きアッセンブリ−を使用す
ることも可能であろう。荷重支承部材5、6に対するガ
イド・ホイ−ル50、51が備えられ、これらのホイ−
ルはガイド・ブロック52、53に回転自在に設置して
ある。ガイド・ブロック52、53はこれも固定軸5
4、55上に回転自在に設置され、当該固定軸の向きは
図5及び図6の実施態様におけるリ−ド・スクリュ−3
8の向きと直角になっている。可変速ステッピング・モ
−タ−40と同様の(図示せざる)駆動手段は巻き上げ
中にガイド・ブロック52、53に固定軸54、55上
での反対方向の回転運動を与えるため設けなければなら
ないであろう。
【0028】図8はこの場合もガイド・ブロック60、
61が、部分的に左側及び部分的に右側のネジ・リ−ド
・スクリュ−62上に設置されている他のガイド・アッ
セブリ−を示す。左側のガイド・ブロック60には左雌
ネジが設けられ、右側のガイド・ブロック61にはそれ
ぞれ右雌ネジが設けてある。リ−ド・スクリュ−62は
この場合も可変速ステッピング・モ−タ−63に接続さ
れ、このステッピング・モ−タ−の作動によりガイド・
ブロック60、61は反対方向に線状並進運動を生ぜし
める。上段部においてロ−ラ−66、67が設けてある
棒64、65がガイド・ブロック60、61内に直線状
上下運動をするよう設置してある。ロ−ラ−66、67
は71の箇所に軸線を有する双ア−ム・レバ−70のア
−ム68、69と接触している。双ア−ム・レバ−70
は棒64、65の間の接続手段を形成し、これは前記棒
を常時反対方向に移動させる。棒64、65の他端部に
は2個のウイング74、75が固定的に設置され、これ
は相互に対して傾斜した向きになっている図7に示され
た如き形式のガイド・ホイ−ル72、73を支承してい
る。ガイド・ホイ−ルには荷重支承部材5、6を直接、
本体部材2に案内する周方向溝が備えてある。ガイド・
ホイ−ル72、73により圧力が荷重支承部材5、6に
与えられ、これが本体部材2の上面に対して押し付けら
れる。図8のガイド・アッセンブリ−の場合、この圧力
を巻き上げ中、本質的に一定に維持し且つ両方の荷重支
承部材5、6に対して同一状態に維持出来る。これは特
にドイツ特許40 16 367に開示された如き生産
方法を使用する場合に重要である。巻き上げ中に本質的
に一定に圧力を残すことは主として(図7に示されたア
ッセブリ−における回転運動の代わりに)ガイド・ブロ
ック60、61の直線状運動に起因する。両方の荷重支
承部材5、6に加える圧力が巻き上げ中に同一状態を保
つことは主として接続手段たる双ア−ム・レバ−に起因
するが、これは例えば、棒64を下方に移動させ、かく
して例えば荷重支承部材6の厚さ変動に起因して棒65
が上方向へ移動される際の荷重支承部材5にかかる圧力
を高める。両方のガイド・ホイ−ル72、73の傾斜は
ガイド・ホイ−ル72、73両者の外側縁部がその個々
の内側縁部より本体部材2の表面により近くなり、そこ
で荷重支承部材及び/又はその異なる巻きが(巻き作用
が外側方向に実施された際の)共に極めて隣接して巻く
ことが出来るようになり、又これらがガイド溝から滑り
出すのを防止するという利点を備えている。付加的固定
手段は何ら要求されない。
【0029】本発明を図解する目的から適用された実施
態様では平Vベルトを説明しているが、本発明は他の形
式のベルトにも適用可能であることを理解すべきであ
る。特に、Vベルト、可変速ベルト、調時ベルト、リブ
付きベルト及び平ベルト又は平又は形ベルトといった駆
動ベルトについても説明可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンドレス・ベルトを使用する斜視図。
【図2】荷重支承層を含むエンドレス駆動ベルトの横断
面を示す斜視図。
【図3】本発明によるベルトの荷重支承層の部分断面
図。
【図4】本発明による更に他のベルトの荷重支承層の部
分断面図。
【図5】本発明による装置の模式図。
【図6】図5の装置の側面図
【図7】ガイド・アッセブリ−の模式図。
【図8】他のガイド・アッセブリ−の模式図。
【符号の説明】
1……ベルト 2……本体部材 3……荷重支持層 3……張力部材 5,6…… 荷重支承部材 7……中心線 8〜11…… 荷重支承部材 18…成型プ−
リ− 22……モーター 24…遊びプー
リー 26……ブロック 28…ネジ 30……ハンドル 34…フオ−ク
状突出部 35,36…ガイド・ブロック 37,37’…
供給リ−ル 38……リ−ド・スクリュ− 40…モーター

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷重支承層を含むエンドレス・ベルトで
    あって、 前記荷重支承層が長手方向延在部を有し、 前記荷重支承層が偶数個のコ−ド状荷重支承部材で構成
    され、 前記荷重支承部材が複数個であるが少なくとも1個以上
    のそれぞれ完全タ−ンを以て時計方向又は反時計方向に
    前記荷重支承層内に延在し、 前記荷重支承部材がそれぞれ各限定された長手方向遷移
    帯域内でのみ前記長手方向延在部に対して或るピッチ角
    度を形成し;前記荷重支承部材が各前記遷移帯域外側の
    前記長手方向延在部に並行に延在し;及び時計方向に延
    在する荷重支承部剤が前記荷重支承層内で反時計方向に
    延在する対応する荷重支承部材を有するよう前記荷重支
    承部材が対の形態で配列してあるとから成るエンドレス
    ・ベルト。
  2. 【請求項2】 前記荷重支承部材がベルトの中心線に対
    して鏡像対称にて対の形態に配列してある請求項1のベ
    ルト。
  3. 【請求項3】 前記荷重支承部材がそれぞれ外側端部を
    有し、前記外側端部が前記各遷移帯域外側に位置付けて
    ある請求項1又は請求項2のベルト。
  4. 【請求項4】 前記外側端部が端面を有し、前記端面が
    その通常方向が前記長手方向延在部の方向に又は前記荷
    重支承層の内側に向かった状態で配向されるようにした
    請求項3のベルト。
  5. 【請求項5】 前記荷重支承部材が前記限定された遷移
    帯域内で形成する前記ピッチ角度が少なくとも45°以
    上であるが好適には70°乃至89°の間の値を呈して
    いる請求項1乃至請求項4の各項によるベルト。
  6. 【請求項6】 前記荷重支承層が2個の荷重支承部材の
    みで構成され、前記各2個の荷重支承部材が3個以上で
    はあるが4個以下の完全なタ−ンにて前記荷重支承層内
    に延在している請求項1乃至請求項5の各項によるベル
    ト。
  7. 【請求項7】 前記荷重支承部材がそれぞれ外側端部を
    有し、異なる荷重支承部材の外側端部が相互に対して長
    手方向に変位される請求項1乃至請求項6の各項による
    ベルト。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7の各項記載による
    荷重支承層を含むエンドレス・ベルトを製造する方法で
    あって、それぞれピッチ角度がベルトの長手方向延在部
    に対して或る限定された長手方向遷移帯域内にのみ存在
    し且つ前記遷移帯域外部で前記長手方向延在部に並行の
    状態で第1数であるが少なくとも1つの荷重支承部材を
    時計方向に回し且つ等しい数ではあるが少なくとも1つ
    の荷重支承部材を反時計方向に複数回であるが少なくと
    も1回以上完全に回って巻回する段階から成る方法。
  9. 【請求項9】 前記荷重支承部材がベルトの中心線に対
    して鏡像対称的に対の状態に捲かれる請求項8の方法。
  10. 【請求項10】 少なくとも2個の荷重支承部材が同時
    的に巻回してある請求項8又は請求項9のいずれかによ
    る方法。
  11. 【請求項11】 前記遷移帯域外での前記荷重支承部材
    の巻回完了時に実施尾される切断作用により、前記荷重
    支承部材の外側端部が作成される請求項8乃至請求項1
    0の各項による方法。
  12. 【請求項12】 結果的に生じる端部又は切断面の通常
    の向きが前記長手方向延在部の方向にあるか又は前記荷
    重支承層の内側にある状態でその結果的に生じる端部又
    は切断面が配向されるよう前記切断が実施される請求項
    11の方法。
  13. 【請求項13】 請求項8乃至請求項12の各項による
    方法を実施する装置であって:単一ベルトの幅に丁度一
    致する幅を有するベルト組み上げプ−リ−;前記ベルト
    組み上げプ−リ−を回転させる第1駆動手段;前記ベル
    ト組み上げプ−リ−と整合し且つ前記ベルト組み上げプ
    −リ−から可変距離に配列された遊びプ−リ−;前記可
    変距離を調節する手段;荷重支承部材の巻き上げ中に荷
    重支承部材の少なくとも一対を同期的に案内する2個の
    ガイド手段;前記ベルト組み上げプ−リ−の回転軸線に
    対して平行方向における前記ベルト組み上げプ−リ−の
    回転中に間欠的に運動を前記ガイド手段に与える第2駆
    動手段;及び前記ベルト組み上げプ−リ−の回転速度と
    前記ガイド手段の運動速度の間の関係を制御する制御手
    段、前記ガイド手段の段階的並進運動を提供すべく前記
    圧縮部材の完全一回転に対して要求される時間前に並進
    運動が完了するよう前記制御情報手段がベルト組み上げ
    プ−リ−並びに遊びプ−リ−上に設置された圧縮部材の
    各完全回転完了直前に前記ガイド手段の前記運動を所定
    の時間にわたり丁度可能にすることから成る装置。
  14. 【請求項14】 前記ガイド手段が:前記第2駆動手段
    により回転自在に駆動される部分的に左巻き及び部分的
    に右巻きのネジ・リ−ド・スクリユ−;前記リ−ド・ス
    クリュ−の前記左巻き部分上に設置された内側左巻きネ
    ジを有する左側ガイド・ブロック;及び前記リ−ド・ス
    クリュ−の前記右巻きネジ部分上に設置された内側右巻
    きネジを有する右側ガイド・ブロックを含む請求項13
    の装置。
  15. 【請求項15】 前記ガイド手段が:第1軸線の上で回
    転出来る左側ガイド・ブロック;前記第1軸線と平行に
    配向されている第2軸線上で回転自在の右側ガイド・ブ
    ロック;前記第1及び第2軸線上の反対方向で回転運動
    を間欠的に前記ガイド・ブロックに与える目的から前記
    第2駆動手段が前記左側及び前記右側ガイド・ブロック
    に接続されている請求項13の装置。
  16. 【請求項16】 前記ガイド手段が更に荷重支承部材に
    対する周方向溝を備えたガイド・ホイ−ルを含み、前記
    ガイド・ホイ−ルが少なくとも中間素子を介して前記ガ
    イド・ブロックに回転自在に取り付けてある請求項13
    乃至請求項15の各項による装置。
  17. 【請求項17】 前記ガイド・ホイ−ルが相互に対する
    傾斜した配向にて前記ガイド・ブロックに回転自在に取
    り付けてある請求項16の装置。
  18. 【請求項18】 中間素子としての棒が前記各ガイド・
    ブロック内に直線的に移動自在に設けられ、前記ガイド
    ・ホイ−ルが前記移動可能棒に回転自在に取り付けら
    れ、カップリング手段が2本の棒が常時反対方向に移動
    すべく強制されるよう2本の棒を接続する目的で設けて
    ある請求項16又は請求項17の装置。
  19. 【請求項19】 前記第1駆動手段と第2駆動手段が可
    変速ステッピング・モ−タ−である請求項13乃至請求
    項18の各項による装置。
JP4272755A 1991-10-11 1992-10-12 補強ベルト、補強ベルト製造方法及び補強ベルト製造装置 Pending JPH06117495A (ja)

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CH92113984/6 1992-08-17
CH91/01939 1992-08-17
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GR3021603T3 (en) 1997-02-28
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AU2615492A (en) 1993-04-22
CN1071740A (zh) 1993-05-05
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