JPH0611747U - 負圧を利用した吸引用具 - Google Patents

負圧を利用した吸引用具

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Publication number
JPH0611747U
JPH0611747U JP5663792U JP5663792U JPH0611747U JP H0611747 U JPH0611747 U JP H0611747U JP 5663792 U JP5663792 U JP 5663792U JP 5663792 U JP5663792 U JP 5663792U JP H0611747 U JPH0611747 U JP H0611747U
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JP
Japan
Prior art keywords
container
negative pressure
suction
suction port
opening
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Pending
Application number
JP5663792U
Other languages
English (en)
Inventor
明 橋本
Original Assignee
株式会社キュア
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Application filed by 株式会社キュア filed Critical 株式会社キュア
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、毒蛇に噛まれた時や、注射針を誤
刺した時の応急処置を迅速且つ確実に行うとともに、安
全に行うこと目的としている。 【構成】 このため、内部を負圧状態とすべく容器の開
口部に閉塞部材を設け、前記容器の少なくとも開口部側
部位を保持する保持部を設け、この保持部には吸引時に
一端が前記閉塞部材を貫通し容器内の負圧により液体を
他端側から一端を経て容器内に吸引する吸引口部を係合
して設けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は負圧を利用した吸引用具に係り、特に体内に誤って注入された毒物 や注射針の誤刺時の汚染血液を速やかに吸引する負圧を利用した吸引用具に関す る。
【0002】
【従来の技術】
日常生活、例えば仕事中において尖鋭な物によって皮膚を傷つけてしまい、体 内の血液中に有害物質が混入する場合がある。
【0003】 例えば、使用済み注射針等の廃棄作業時にこの注射針を誤刺してしまう場合が ある。このような時に最初に取るべき応急処置としては、まず血液を絞り出して 傷口を消毒することである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、毒蛇に噛まれた場合や、使用済みの注射針を誤刺した時等には、体 内の毒物や汚染血液を速やかに絞り出す必要があることは周知であるが、このよ うな場合の応急処置として汚染血液を吸引する用具がなかったため、例えば毒物 や汚染血液を口内に一時吸い込み、その後に口内から吐き出す行為を繰り返す方 策等が行われていた。
【0005】 しかし、毒物を口によって吸い出す場合、口内に傷があるとその傷から毒物が 血液内に混入する惧れがあり、危険を伴うとともに、迅速且つ確実に応急処置を 行うことができず、実用上不利であるという不都合があった。
【0006】 また、尖鋭な物、例えば画鋲や釘等を踏みつけてしまった時等は、口を利用す ることが非常に困難であるとともに、不衛生であり、傷口が化膿する惧れがあっ て実用上不利であるという不都合があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、この考案は、上述不都合を除去するために、内部を負圧状態とすべく 容器の開口部に閉塞部材を設け、前記容器の少なくとも開口部側部位を保持する 保持部を設け、この保持部には吸引時に一端が前記閉塞部材を貫通し容器内の負 圧により液体を他端側から一端を経て容器内に吸引する吸引口部を係合して設け たことを特徴とする。
【0008】
【作用】
上述の如く考案したことにより、液体を吸引する際には、保持部を握持し、吸 引口部を患部の周縁部位に当接して押圧し、吸引口部と容器内とを連通し、容器 内の負圧によって液体を吸引している。
【0009】
【実施例】
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に説明する。
【0010】 図1〜図4はこの考案の実施例を示すものである。図1において、2は吸引用 具、4は容器である。
【0011】 前記吸引用具2は、容器4を有している。この容器4は、有底筒状に形成され ているとともに、1つの開口部6が形成されている。この開口部6には、例えば 弾性体により形成された閉塞部材8が固着されている。このとき、前記容器4内 は、負圧状態に維持されている。
【0012】 また、前記容器4の少なくとも開口部6側部位を保持する保持部10を設け、 この保持部10には、吸引時に一端が前記閉塞部材8を貫通し、前記容器4内の 負圧により液体、例えば汚染血液を他端側から容器4内に吸引する吸引口部12 を係合して設けている。
【0013】 詳述すれば、保持部10の一側(図1において右側)には、前記容器4を係合 する第1係合部14が設けられている。この第1係合部14の外側部位には、延 長部16が分岐して設けられており、この延長部16の先端部位には、前記保持 部10の内側方向(図1において下側)に突出する係合凸部18が設けられてい る。
【0014】 また、前記保持部10の他側(図1において左側)には、吸引口部12が係合 する吸引口部用の第2係合部20が設けられている。この第2係合部20と前記 第1係合部14とは、第3係合部22により連絡されている。
【0015】 更に、前記吸引口部12は、一側(図1において右側)が尖鋭であり、吸引口 部12よりも小径な筒状部材24が設けられているとともに、他側(図1におい て左側)に吸引口26が形成されている。前記筒状部材24は、前記第3係合部 22に係合されている。
【0016】 更にまた、前記第2係合部20の外周部位には、キャップ取付凹部28が形成 されており、このキャップ取付凹部28には、断面U字形状のキャップ30が係 合されている。
【0017】 前記キャップ30は、吸引部材2の使用時以外に吸引口部12が不必要に他の 部材に接することを防止するものである。
【0018】 次に作用について説明する。
【0019】 汚染血液を吸引する際には、先ず、保持部10を握持し、この保持部10のキ ャップ取付凹部28に係合されているキャップ30を取り外し、吸引口部12を 露出させる。
【0020】 次に、図4に示す如く、前記吸引口部12の吸引口26を患部の周縁部位に当 接して押圧し、筒状部材24によって閉塞部材8を貫通させ、前記吸引口部12 と容器4内とを連通し、この容器4内の負圧によって汚染血液を吸引する。
【0021】 このとき、汚染血液は、図3に示す如く、吸引口26から筒状部材24を経て 容器4内に収容される。
【0022】 これにより、例えば毒蛇に噛まれた時や、注射針を誤刺した時の応急処置を迅 速且つ確実に行うことができるとともに、安全に行うことができ、実用上有利で ある。
【0023】 また、尖鋭な物、例えば画鋲や釘等を踏みつけてしまった時でも、応急処置を 容易に且つ衛生的に行うことができ、傷口の化膿を確実に防止し得て、実用上有 利である。
【0024】 更に、吸引用具2を使用することにより、汚染血液内に雑菌等が含まれている 場合でも、直接汚染血液に接することなく応急処置を行うことができ、実用上有 利である。
【0025】 更にまた、係合凸部18を設けたことにより、搬送時にポケット等に吸引用具 2を係合でき、携帯可能であるとともに、前記吸引用具2のポケットからの脱落 を防止し得て、実用上有利である。
【0026】 なお、この発明は上述実施例に限定されるものではなく、種々の応用改変が可 能である。
【0027】 例えば、この発明の実施例においては、1個の保持部に容器用の第1係合部と 吸引口部用の第2、第3係合部とを形成する構成としたが、一の保持部に容器用 の第1係合部を設けるとともに、他の保持部に吸引口部用の第2、第3係合部を 形成して使用することも可能である。
【0028】
【考案の効果】
以上詳細に説明した如くこの考案によれば、内部を負圧状態とすべく容器の開 口部に閉塞部材を設け、前記容器の少なくとも開口部側部位を保持する保持部を 設け、この保持部には吸引時に一端が前記閉塞部材を貫通し容器内の負圧により 液体を他端側から一端を経て容器内に吸引する吸引口部を係合して設けたので、 毒蛇に噛まれた時や、注射針を誤刺した時の応急処置を迅速且つ確実に行うこと ができるとともに、安全に行うことができ、実用上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す吸引用具の断面図であ
る。
【図2】吸引用具の保持部と吸引口部とキャップとの取
付状態を示す概略断面図である。
【図3】吸引用具の拡大断面図である。
【図4】吸引用具の使用状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】 2 吸引用具 4 容器 6 開口部 8 閉塞部材 10 保持部 12 吸引口部 14 容器用係合部 16 延長部 18 係合凸部 20 第1吸引口部用係合部 22 第2吸引口部用係合部 24 筒状部材 26 吸引口 28 キャップ取付凹部 30 キャップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を負圧状態とすべく容器の開口部に
    閉塞部材を設け、前記容器の少なくとも開口部側部位を
    保持する保持部を設け、この保持部には吸引時に一端が
    前記閉塞部材を貫通し容器内の負圧により液体を他端側
    から一端を経て容器内に吸引する吸引口部を係合して設
    けたことを特徴とする負圧を利用した吸引用具。
JP5663792U 1992-07-21 1992-07-21 負圧を利用した吸引用具 Pending JPH0611747U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5663792U JPH0611747U (ja) 1992-07-21 1992-07-21 負圧を利用した吸引用具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5663792U JPH0611747U (ja) 1992-07-21 1992-07-21 負圧を利用した吸引用具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0611747U true JPH0611747U (ja) 1994-02-15

Family

ID=13032851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5663792U Pending JPH0611747U (ja) 1992-07-21 1992-07-21 負圧を利用した吸引用具

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JP (1) JPH0611747U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006512115A (ja) * 2002-12-17 2006-04-13 デンバー バイオメディカル,インク. 体液を引き出すための装置

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