JPH06117420A - 空圧操作形液圧シリンダ - Google Patents

空圧操作形液圧シリンダ

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JPH06117420A
JPH06117420A JP4027284A JP2728492A JPH06117420A JP H06117420 A JPH06117420 A JP H06117420A JP 4027284 A JP4027284 A JP 4027284A JP 2728492 A JP2728492 A JP 2728492A JP H06117420 A JPH06117420 A JP H06117420A
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JP
Japan
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hydraulic cylinder
cylinder
hydraulic
liquid
piston
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JP4027284A
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Yoichi Inoue
洋一 井上
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PURUTONCHIEN KK
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PURUTONCHIEN KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本発明はシリンダのピストンの両側に液圧を印
加して中間停止させる場合の同停止操作を確実に惹起さ
せると共に、同液圧シリンダにおけるピストン両側への
液圧供給を構造簡素且つ小形なものにして円滑且つ合理
的に制御できるようにした。 【構成】内側液圧シリンダ1の一端側に第1外側液圧シ
リンダ2を、他端側に第2外側液圧シリンダ3を夫々外
挿し、第1、第2外側液圧シリンダの内端側に給排気口
P1,P3を夫々設け、液圧を同各外端側から内側液圧
シリンダ1の両端を通じピストン両側に供給する構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液圧ピストンを内蔵せる
内側液圧シリンダを内挿シリンダとしてその左右に一双
の空圧操作形の液圧シリンダを外挿して二重シリンダ構
造とした空圧操作形液圧シリンダに関する。
【0002】本発明において、空圧操作形液圧シリンダ
とは液圧ピストンの一方の移動を空圧操作される液圧に
て行ない、他方の移動を空圧にて直接行なうものを意味
しない。本発明において空圧操作形液圧シリンダとは空
圧にて液に直接的に圧力を与え液圧ピストンの一方側へ
該加圧液を供給してこれを往動させると共に、同様に空
圧にて液に直接的に圧力を与え液圧ピストンの他方側へ
加圧液を供給してこれを復動させる形式のものであっ
て、上記各加圧液の給排を一双の二重シリンダ構造内に
おいて行なうようにしたものを意味する。
【0003】
【従来の技術】空圧にて液圧シリンダのピストン両側へ
の液の給排を行ない、同ピストンの往動と復動を行なう
空圧操作形液圧シリンダとして、空圧シリンダと液圧シ
リンダとを連装し、空圧シリンダのピストンを空圧作動
させて液圧シリンダのピストンを従動させるものが提案
されている。
【0004】例えば、実開昭61−157706号には
空圧シリンダと従動液圧シリンダとを直列に連装し、空
圧シリンダのピストンの作動を従動液圧シリンダのピス
トンに伝達し、該従動液圧ピストンの両側の液をシリン
ダ内に形成した通液間隙を介しシリンダの一端から他端
へと交互に転流させ、該転流量を調整することによりピ
ストンロッドのスピードを調整する技術が開示されてい
る(但し、この先行例は液圧ロックによる中間停止に関
しては何等思考するものではない)。
【0005】又、例えば特開昭52−106077号
(第1図)においては、空圧シリンダと従動液圧シリン
ダとを並列に連装し、空圧シリンダのピストンの空圧作
動を従動液圧シリンダのピストンに伝達し、該従動液圧
ピストンの両側の液をシリンダ外に形成した給排回路を
介して同両側へ転流し従動液圧ピストンの停止位置を設
定している。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】而して、上記空圧シ
リンダと従動液圧シリンダとを直列に連装したものは、
シリンダ全体が長大となり、ピストンロッドの伸長スペ
ースを加味すると、長さ方向に設置スペースを多く占有
する欠点がある。
【0007】又上記空圧シリンダと従動液圧シリンダと
を並列に連装したものはシリンダ全体の径方向への大形
化を招来し、加えてストロークの長いピストンロッドを
二連並装し円滑に平行動させねばならない難度の高い製
作技術が要求される。
【0008】又液圧シリンダ内の液をシリンダ外に形成
した給排回路を介して液圧ピストンの両側へ交互に給排
する構造であると、液の管路内抵抗が著しく増加し空圧
シリンダの特徴である高速特性を大幅に減殺することに
なり、装置も大形となる欠点がある。
【0009】
【問題点を解決するための手段】本発明は上記現状を技
術的背景として開発されたものであって、上記問題点を
有する空圧シリンダと従動液圧シリンダの直列連装又は
並列連装形を排し、これらとは基本構造を異にする、従
ってこれらの蔵する上記問題点をも解消することができ
る、独自の双頭形二重シリンダ構造にして適正な空・液
圧作動ができるようにした空圧操作形液圧シリンダを提
供するものである。
【0010】これを要述すれば、液圧ピストンを内蔵す
る内側液圧シリンダを内挿シリンダとしてその左右に一
双の二重シリンダ構造を形成し、その各外挿シリンダを
空圧にて保有液を圧送する第1,第2外側液圧シリンダ
とし、第1外側液圧シリンダから空圧にて保有液を圧送
して内側液圧シリンダの一方側へ供給し液圧ピストンを
往動させると共に、第2外側液圧シリンダから空圧にて
保有液を圧送し内側液圧シリンダの他方側へ供給して液
圧ピストンを復動させ、上記液圧ピストンの両側に液圧
が印加されて制御できる構成とすると共に、上記第1,
第2外側液圧シリンダの空圧操作用の給排気口を各シリ
ンダの内端部に配し、同各外端部において内側液圧シリ
ンダの各端部と連通し第1,第2外側液圧シリンダ内の
保有液を内側液圧シリンダの液圧ピストンの両側へ供給
し液圧を印加するように構成したものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、内側液圧シリンダを内挿シリ
ンダとしてその左右に二重シリンダ構造を形成し、その
各外挿シリンダを空・液圧シリンダたる第1,第2外側
液圧シリンダとして内側液圧シリンダの液圧ピストンを
液圧操作するように構成したので、内側液圧シリンダの
液圧ピストンの両側に液圧を与えてその作動を制御する
機構を簡潔且つ合理的に形成でき、前記空圧シリンダと
液圧シリンダとを直列連装にした場合のようなシリンダ
全体の長大化を招かず、略内側液圧シリンダの長さに留
めることができ、その設置スペースを省約することがで
きる。
【0012】又空圧シリンダと液圧シリンダと並列連装
した場合のような径方向の大形化を伴なわず、シリンダ
全体の径を外側液圧シリンダの直径の範囲内に縮小する
ことができ、長さ方向ばかりか径方向の設置スペースを
も省約することができる。
【0013】第1,第2外側液圧シリンダ内に保有され
た液はその内端部から空圧を与えられて各外端側へ流出
されつつ内側液圧シリンダ内の液圧ピストンの左右側へ
夫々圧送されると共に、各圧送に伴なう負圧側液は相互
に第1,第2外側液圧シリンダの外端部から同シリンダ
内へ退流され、該第1,第2外側液圧シリンダと内側液
圧シリンダ間における相乗動作によって液圧ピストンの
両側への液の供給及び退流を適正且つ有効に惹起させ、
目的の動作が簡素な構造にして確実に得られる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0015】1は内側液圧シリンダを示す。該内側液圧
シリンダ1は液圧ピストン6を内蔵し、該液圧ピストン
6のピストンロッド6aを内側液圧シリンダ1の一端又
は両端から突出する。
【0016】該内側液圧シリンダ1を内挿シリンダとし
てその一方側を二重シリンダ構造として、その外挿シリ
ンダを空圧にて保有液を圧送する第1外側液圧シリンダ
2とすると共に、同様にその他方側を二重シリンダ構造
として、その外挿シリンダを空圧にて保有液を圧送する
第2外側液圧シリンダ3とする。
【0017】上記内側液圧シリンダ1を内挿シリンダと
して一双の二重シリンダ構造を形成する手段として、例
えば内側液圧シリンダ1を中心として一本の外挿シリン
ダを挿合し、該外挿シリンダを二分する隔壁27を設
け、該隔壁27の一方側に第1外側液圧シリンダ2を形
成し、同他方側に第2外側液圧シリンダ3を形成する。
【0018】第1外側液圧シリンダ2は液を保有する液
室7を有すると共に、該液室7内の保有液に圧送空圧を
与える空圧手段を備え、同様に第2外側液圧シリンダ3
は液を保有する液室8を有すると共に、該液室8内の保
有液に圧送空圧を与える空圧手段を備え、該液室7内の
保有液に空圧を与える圧縮空気の給排気口P1を例えば
上記隔壁27に設け、同様に上記液室8内の保有液に空
圧を与える圧縮空気の給排気口P3を例えば上記隔壁2
7に設ける。即ち、第1,第2外側液圧シリンダ2,3
の隣接する側の各内端部に上記給排気口P1,P3を配
する。
【0019】上記第1,第2外側液圧シリンダ2,3を
別個の外挿シリンダによって形成し、夫々の隣接する側
の内端部に上記圧縮空気の給排気口P1,P3を夫々設
けても良い。
【0020】上記第1,第2外側液圧シリンダ2,3の
保有液に空圧を与える手段として、図1乃至図3に示す
実施例は、各外側液圧シリンダ2、3内に内側液圧シリ
ンダ1の外周を摺動するようにこれを包囲する環状の空
圧ピストン4a,5aを内蔵する。
【0021】上記内外側液圧シリンダ1,2の外端部の
両シリンダ間をヘッド25にて密閉し、該ヘッド25と
上記空圧ピストン4aの一方側間に上記液室7を形成す
ると共に、該空圧ピストン4aの他方側空室内に上記圧
縮空気の給排気口P1から圧縮空気を供給する構成とす
る。
【0022】同様に上記内外側液圧シリンダ1,3端部
の両シリンダ間をヘッド26にて密閉し、該ヘッド26
と上記空圧ピストン5aの一方側間に上記液室8を形成
すると共に、該空圧ピストン5aの他方側空室内に上記
圧縮空気の給排気口P3から圧縮空気を供給する構成と
する。
【0023】又、図4は上記第1,第2外側液圧シリン
ダ2,3の保有液に空圧を与える手段として、伸縮弾性
を富有する、例えばゴム系の空圧チューブ4b,5bを
夫々設けた場合を示す。該空圧チューブ4b,5bを各
外側液圧シリンダ2,3内に内挿(内側液圧シリンダ1
に外挿)し、一端を例えば上記隔壁27に固定し、他端
を上記ヘッド25,26に夫々固定し、他は自由可撓性
を有する如く配置する。
【0024】該各空圧チューブ4b,5bの一端側外周
に上記給排気口P1,P3を夫々開口させ、同各チュー
ブ4b,5bの内周に液室7,8を夫々形成する。該空
圧チューブ4b,5bは円筒状のものを用いたが、風船
状チューブを空圧チューブとして第1,第2外側液圧シ
リンダ2,3内に夫々内蔵し、該風船状チューブ内に給
排気口P1,P3から圧縮空気を夫々注入し、これを膨
らませることによってその反作用として保有液に空圧を
与え圧送する構成としても良い。
【0025】又、図5は上記第1外側液圧シリンダ2及
び第2外側液圧シリンダ3の保有液圧送用空圧を各外側
液圧シリンダ2,3内に供給した加圧エアを保有液に直
接作用させて与える構成とした実施例を示す。即ち、第
1,第2外側液圧シリンダ2,3内空間の上部に上記給
排気口P1,P3と連通する空圧間隙4c,5cを同各
外側液圧シリンダ2,3の略全長に亘って形成してお
き、該空圧間隙4c,5c内に上記給排気口P1,P3
から夫々圧縮空気を注入することによって、保有液に空
圧を与える構成とする。
【0026】上記の如くした第1外側液圧シリンダ2の
液室7と上記内側液圧シリンダ1内蔵の液圧ピストン4
aの一方側に形成された液室14とを、即ちシリンダ2
の外端とシリンダ1の一端とを給排流路9を介して連通
すると共に、該連通部に給排液の開閉を掌どる第1切換
開閉弁11を設ける。
【0027】同様に第2外側液圧シリンダ3の液室8と
上記内側液圧シリンダ1内蔵の液圧ピストン6の他方側
に形成された液室13とを、即ちシリンダ3の外端とシ
リンダ1の他端とを、給排流路10を介して連通すると
共に、該連通部に給排液の開閉を掌どる第2切換開閉弁
12を設ける。
【0028】P2は第2切換開閉弁12を開閉動させる
ための圧縮空気の給気口であり、P4は第1切換開閉弁
11を開閉動させるための圧縮空気の給気口であり、各
圧縮空気の給気口P4,P2から圧縮空気を注入するこ
とによって、切換弁11,12をバネ30,31に抗し
て移動させて給排流路9,10を開にし(図2参照)、
第1,第2外側液圧シリンダ2,3の液室7,8と内側
液圧シリンダ1の液室14,13間における通液を許容
し、又、給気を解除して同切換開閉弁11,12をバネ
30,31の弾発力により復動させることにより給排流
路9,10を閉にして(図1,図3参照)、第1,第2
外側液圧シリンダ2,3の液室7,8と内側液圧シリン
ダ1の液室14,13間における通液を遮断する。
【0029】上記第1,第2切換開閉弁11,12は内
側液圧シリンダ1の液圧ピストン6の移動時には同時に
開とされ、停止時には同時に閉とされる。
【0030】上記液室7,8と液室14,13の連通及
び第1,第2切換開閉弁11,12の設置は上記ヘッド
25,26内において行なう。
【0031】該ヘッド25,26には液圧ピストン6両
側の液の補給及び交換を行なう給液口20,21を夫々
設けると共に、上記給排流路9,10において通流する
液の速度を調整する速度調整弁15,16を夫々設け
る。
【0032】図において17は上記給排気口P1,P3
と給気口P2,P4への圧縮空気の給排を行なう空気圧
制御回路であって、5ポート3位置切換弁18と一対の
シャトル弁19とを組合せて成る。
【0033】次に本発明の構成を図1乃至図3を参照し
つつその作用面から説明する。
【0034】先ず、図1の状態において空気圧制御回路
17の操作により管路24を通じ給排気口P1より圧縮
空気を給気し、同時に管路22,23を通じ給気口P
2,P4へ圧縮空気を給気して第1,第2切換開閉弁1
1,12を図2に示すように開とし(給排流路9,10
の通液を可とし)、内側液圧シリンダ1の液室14と第
1外側液圧シリンダ2の液室7とを給排流路9を介して
連通させると同時に、内側液圧シリンダ1の液室13と
第2外側液圧シリンダ3の液室8とを給排流路10を介
して連通させる。
【0035】同各連通状態においてシリンダ2の内端の
給排気口P1より圧縮空気が給気され、空圧ピストン4
aをヘッド25側に向け前進させる。この結果液室7内
の保有液に空圧が与えられ、該保有液を給排流路9を介
してシリンダ2外端から液圧ピストン6の一方側の液室
14内に圧送し、液圧ピストン6を往動させる。
【0036】該液圧ピストン6の往動により同ピストン
他方側の液室13内の液が給排流路10を介して第2外
側液圧シリンダ3の外端から液室8内に退流し、空圧ピ
ストン5aを給排気口P3側に後退させつつ同給排気口
P3より排気する。
【0037】斯くして図3に示すように、内側液圧シリ
ンダ1の液圧ピストン6が所定位置に到達した時、空気
圧制御回路17の操作により給排気口P1への給気を停
止し、同時に給気口P4,P2への給気を停止する。こ
の結果第1,第2切換弁11,12はバネ30,31に
より復動して給排流路9,10を閉とし、前記液室7,
14及び液室8,13の通流を遮断する。該遮断によっ
て内側液圧シリンダ1の液圧ピストン6は液を介してロ
ック状態となる、この結果ピストンロッド6aは中間停
止状態となり、不用意な外力が加わってもガタ又は移動
を生ずることがない。
【0038】次に液圧ピストン6を復動させる場合につ
いて説明する。
【0039】図3の中間停止状態において空気圧制御回
路17の操作により5ポート3位置切換弁18を切換え
ることにより管路29を通じ給排気口P3より圧縮空気
を給気し、同時に管路23,22を通じ給気口P4,P
2へ圧縮空気を給気して第1,第2切換開閉弁11,1
2を図2に示すように開とし(給排流路9,10の通液
を可とし)、内側液圧シリンダ1の液室14と第1外側
液圧シリンダ2の液室7とを給排流路9を介して連通さ
せると同時に、内側液圧シリンダ1の液室13と第2外
側液圧シリンダ3の液室8とを給排流路10を介して連
通させる。
【0040】同各連通状態においてシリンダ3内端の給
排気口P3より圧縮空気が給気され、空圧ピストン5a
をヘッド26側に向け前進させる。この結果液室8内の
保有液に空圧が与えられ、該保有液を給排流路10を介
しシリンダ3外端から液圧ピストン6他方側の液室13
内に圧送し、液圧ピストン6を復動させる。該液圧ピス
トン6の復動により同ピストン一方側の液室14内の液
が給排流路9を介して第1外側液圧シリンダ2の外端か
ら液室7内に退流し、空圧ピストン4aを給排気口P1
側に後退させつつ同給排気口P1より排気する。
【0041】尚、図4の空圧チューブ4b,5bを空圧
手段として用いた実施例及び図5の液と接する空圧間隙
4c,5cへの給気を空圧手段として用いた実施例にお
いても、その動作は図1乃至図3の空圧ピストン4a,
5aを用いた場合と全く同様である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
側液圧シリンダを内挿シリンダとしてその左右に二重シ
リンダ構造を形成し、その各外挿シリンダを空・液圧シ
リンダたる第1,第2外側液圧シリンダとして内側液圧
シリンダの液圧ピストンを液圧操作するように構成した
ので、液圧ピストンの両側に液圧を印加して中間停止さ
せる高精度のシリンダ構造が従来の空圧シリンダと液圧
シリンダとを直列連装にした場合のようなシリンダ全体
の長大化を招かずに、略内側液圧シリンダの長さに留め
且つその設置スペースを著しく省約して容易に形成でき
る。
【0043】又、従来の空圧シリンダと液圧シリンダと
を並列連装した場合のような径方向の大形化を伴わず、
シリンダ全体の径を外側液圧シリンダの直径の範囲内に
縮小することができ、長さ方向ばかりか径方向の設置ス
ペースをも省約することができる。
【0044】本発明は第1,第2外側液圧シリンダ内に
保有された液へ各シリンダの内端側から空圧を与えて同
各外端側へ流出させつつ内側液圧シリンダの両端へ流入
し液圧ピストンの左右側へ夫々圧送するように構成する
と共に、各圧送に伴なう負圧側液を相互に第1,第2外
側液圧シリンダの外端から同各シリンダ内へ交互に退流
させるように構成して合理的に液圧ピストンの往復動並
びに中間停止を行なわせることができ、液圧ピストンの
両側への液の供給及び退流を上記の如く第1,第2外側
液圧シリンダと内側液圧シリンダ間において交互に行な
わせる相乗動作により、液圧ピストンを液圧制御する所
期のシリンダが簡潔且合理的に形成でき、簡素にして確
実な動作が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す空圧操作形液圧シリ
ンダの断面図である。
【図2】液圧ピストンを往動させる切換開閉弁の開状態
を示す同断面図である。
【図3】液圧ピストンの中間停止状態を示す同断面図で
ある。
【図4】第2実施例を示す同断面図である。
【図5】第3実施例を示す同断面図である。
【符号の説明】
1 内側液圧シリンダ 2 空圧にて液を圧送する第1外側液圧シリン
ダ 3 同第2液圧シリンダ 4a,5a 空圧ピストン 4b,5b 空圧チューブ 4c,5c 空圧間隙 6 液圧ピストン 7,8,13,14 液室 9,10 給排流路 11 第1切換開閉弁 12 第2切換開閉弁 P1,P3 給排気口 P2,P4 給気口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液圧ピストンを内蔵した内側液圧シリンダ
    の一端側を空圧にて保有液を圧送する空圧操作形第1外
    側液圧シリンダに内挿して二重シリンダ構造とすると共
    に、同内側液圧シリンダの他端側を空圧にて保有液を圧
    送する空圧操作形第2外側液圧シリンダに内挿して二重
    シリンダ構造とし、上記第1外側液圧シリンダと内側液
    圧シリンダとを同第1外側液圧シリンダ内保有液を上記
    空圧圧送にて上記液圧ピストンで画成される内側液圧シ
    リンダ内の一方側へ供給する如く連通させ、上記第2外
    側液圧シリンダと内側液圧シリンダとを同第2外側液圧
    シリンダ内保有液を上記空圧圧送にて上記液圧ピストン
    で画成される内側液圧シリンダ内の他方側へ供給する如
    く連通させ、上記第1外側液圧シリンダと第2外側液圧
    シリンダの各内端部に上記空圧用の給排気口を配し、同
    各外端部に上記第1外側液圧シリンダと第2外側液圧シ
    リンダの保有液を上記内側液圧シリンダの液圧ピストン
    の両側へ供給する上記連通部を配したことを特徴とする
    空圧操作形液圧シリンダ。
  2. 【請求項2】上記第1外側液圧シリンダ及び第2外側液
    圧シリンダ内保有液の圧送用空圧を各外側液圧シリンダ
    に内蔵した空圧ピストンにて与える構成した請求項1記
    載の空圧操作形液圧シリンダ。
  3. 【請求項3】上記第1外側液圧シリンダ及び第2外側液
    圧シリンダ内保有液の圧送用空圧を各外側液圧シリンダ
    に内蔵した空圧チューブにて与える構成とした請求項1
    記載の空圧操作形液圧シリンダ。
  4. 【請求項4】上記第1外側液圧シリンダ及び第2外側液
    圧シリンダ内保有液の圧送用空圧を各外側液圧シリンダ
    内に供給した加圧エアを保有液に直接作用させて与える
    構成とした請求項1記載の空圧操作形液圧シリンダ。
JP4027284A 1992-01-17 1992-01-17 空圧操作形液圧シリンダ Pending JPH06117420A (ja)

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