JP2594486Y2 - マニホールド電磁弁 - Google Patents

マニホールド電磁弁

Info

Publication number
JP2594486Y2
JP2594486Y2 JP1993037135U JP3713593U JP2594486Y2 JP 2594486 Y2 JP2594486 Y2 JP 2594486Y2 JP 1993037135 U JP1993037135 U JP 1993037135U JP 3713593 U JP3713593 U JP 3713593U JP 2594486 Y2 JP2594486 Y2 JP 2594486Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
opening
valve
supply
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993037135U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH078676U (ja
Inventor
朝彦 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koganei Corp
Original Assignee
Koganei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koganei Corp filed Critical Koganei Corp
Priority to JP1993037135U priority Critical patent/JP2594486Y2/ja
Publication of JPH078676U publication Critical patent/JPH078676U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2594486Y2 publication Critical patent/JP2594486Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Valve Housings (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は給気ポートと排気ポート
が形成されたマニホールドにそれぞれソレノイドにより
作動する複数の電磁弁が搭載されたマニホールド電磁弁
に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁弁を複数個使用する場合に、これら
の弁を1個所に集中して取り付けるようにしたマニホー
ルド電磁弁が、たとえば、新版油空圧便覧(株式会社オ
ーム社1989年2月25日発行) の第479頁に示されるよ
うに知られている。
【0003】このようなマニホールド電磁弁のうち、5
ポート電磁弁を複数個搭載し得るようにしたマニホール
ド電磁弁の一例を示すと、図1のとおりであり、ブロッ
ク状のマニホールド1には、流体圧源に接続される給気
ポート2と、2つの排気ポート3,4が形成されてい
る。このマニホールド1には複数の電磁弁5a〜5cが
取り付けられている。
【0004】電磁弁5aが5ポート2位置電磁弁である
とすると、その内部構造は図2の通りとなっている。こ
の電磁弁5aは間接作動式の弁であり、弁ブロック部
6、パイロット部7およびソレノイド部8とを有してい
る。弁ブロック部6には弁孔6aが形成され、この弁孔
6a内にスプール軸9が軸方向に往復動自在に装着され
ており、このスプール軸9には圧縮コイルばね10によ
り図2において左方向に向かうばね力つまり弾発力が付
勢されている。
【0005】スプール軸9の左端部は、パイロット部7
内に形成されたパイロット圧室11内に位置しており、
この部分にはピストン12が設けられている。ソレノイ
ド部8への通電によりパイロット圧室11内に流体が供
給されると、スプール軸9は圧縮コイルばね10の弾発
力に抗して図中右方向に移動する。ソレノイド部8への
通電が解かれて圧縮コイルばね10の弾発力により図に
おいて左側に移動した状態を第1位置とし、ソレノイド
部8に通電がなされてスプール軸9が右方向に移動した
状態を第2位置とすると、図2にはスプール軸9が第1
位置となった状態が示されている。
【0006】マニホールド1には第1給排ポート15と
第2給排ポート16とが形成されており、スプール軸9
が第1位置となった状態では、給気ポート2に連通して
形成された給気用開口部2aと、第1給排ポート15に
連通して形成された第1給排用開口部15aとが弁孔6
aを介して図2に示すように連通するようになってい
る。このときには、第2給排ポート16に連通して形成
された第2給排用開口部16aと、第1排気ポート3に
連通して形成された第1排気用開口部3aとが弁孔6a
を介して連通するようになっている。
【0007】一方、スプール軸9が第2位置となった状
態では、給気用開口部2aと第2給排用開口部16aと
が連通状態となり、同時に第2排気ポート4に連通して
形成された第2排気用開口部4aと第1給排用開口部1
5aとが連通状態となる。このように、スプール軸9が
第1位置と第2位置とに切り換わったときに上述した連
通状態となるように、スプール軸9には所定間隔毎に複
数のシール材13a〜13eが設けられ、これらの間に
スプール溝が形成されている。
【0008】したがって、図2に示すように、両給排ポ
ート15,16が空圧シリンダ20に接続されている場
合には、スプール軸9が第2位置となると、第2給排ポ
ート16からホース22を介してシリンダ20内に流体
が供給されるとともに、第1給排ポート15およびホー
ス21を介してシリンダ20内の流体が排出されること
になる。これにより、シリンダ20のピストンロッド2
3が矢印で示す方向に前進することになる。逆に、図2
に示すように、スプール軸9が第1位置になると、シリ
ンダ20のピストンロッド23は後退移動することにな
る。
【0009】図2に示すシリンダ20は複動シリンダで
あるので、図示する電磁弁は5ポート二位置切換弁とな
っている。図1に示す電磁弁5a〜5cが全て複動シリ
ンダの作動を制御するのであれば、図2に示す構造の電
磁弁5aをマニホールド1に搭載することになる。
【0010】しかしながら、図9に示すように、単動シ
リンダ20aの作動を制御する電磁弁5bを1つのマニ
ホールド1に他の電磁弁5a,5cに混在させて搭載す
ることが必要となる場合がある。この場合には、ピスト
ンロッド23aを前進させる場合にのみ流体をシリンダ
20a内に供給し、ピストンロッド23aの後退は内蔵
されたコイルばね24の弾発力により達成されるので、
第2給排ポート16のみが使用されることになる。した
がって、第1給排ポート15と第2排気ポート4は不使
用の状態となる。
【0011】図9においては、スプール軸9が第2位置
となった状態を示し、この状態ではシリンダ20a内の
流体が弁孔6aを介して連通状態となった開口部16a
と3aを通って第1排気ポート3から排出されることに
なる。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】このように、5ポート
二位置切換弁の搭載を前提とした構造のマニホールドに
3ポート二位置切換弁が混載される場合には、排気ポー
ト3,4の流通抵抗は、5ポート二位置切換弁を前提と
したものとなる。このため、図9に示すように、3ポー
ト切換弁をマニホールド1に装着してばね24の弾発力
によりシリンダ20a内のピストンロッド23aを後退
移動させる場合には、十分な流路面積が確保されないこ
とから、迅速にシリンダ内の流体を排出させることがで
きないことになる。
【0013】シリンダ20aを上下方向に設置して、ピ
ストンロッド23aをその自重およびピストンロッド2
3aの先端に取り付けられた図示しない部材の荷重で後
退移動させるような場合にも、5ポート切換弁が搭載さ
れることを前提とした排気ポートのサイズでは、ピスト
ンロッド23を迅速に後退移動させることができないこ
とになる。
【0014】本考案の目的は、複数の電磁弁に集中的に
流体を供給する給気ポートと、それぞれの電磁弁からの
排気を集中的に行う2つの排気ポートとが設けられたマ
ニホールドに対して搭載される3ポート電磁弁の機能を
有する電磁弁に、2つの排気ポートを利用して排気させ
るようにして、流体圧機器から迅速に排気を行うように
し得るようにすることにある。
【0015】本考案の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本願明細書の記述および添付図面から明らか
になるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
考案のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0017】すなわち、本願考案にあっては、5ポート
電磁弁を搭載し得るようにマニホールドには1つの給気
ポートと2つの排気ポートとが形成されている。電磁弁
の弁ブロック部には給気ポートに連通する給気用開口部
と、それぞれの排気ポートに連通する第1と第2の2つ
の排気用開口部とが、スプール軸を案内する弁孔に開口
して形成されている。さらに、シリンダ等の流体圧機器
に連通する2つの給排用開口部が弁孔に開口して形成さ
れている。スプール軸は流体圧機器からの流体を排出さ
せる第1位置と、流体圧機器に流体を供給させる第2位
置とに移動し、第1位置にあっては、それぞれの給排ポ
ートからの流体を2つの排気ポートに案内するようにな
っている。
【0018】さらに、本考案にあっては、流体圧機器に
連通する1つの給排用開口部を弁孔に開口して形成する
とともに、1つの排気ポートと連通する排気連通用開口
部を弁孔に開口して形成し、スプール軸が流体圧機器か
らの流体を排出させる第1位置となったときには、給排
ポートは1つの排気ポートには直接、そして他の排気ポ
ートにはバイパス通路を介して連通状態となる。
【0019】
【作用】上記した手段のうち、2つの給排ポートをそれ
ぞれ流体圧機器に接続するようにしたタイプにあって
は、マニホールドに形成された給気ポートからの流体が
それぞれの給排ポートを介して流体圧機器に供給され
る。この場合には、流体圧機器からの流体を外部に排出
する際には、マニホールドに設けられた2つの排気ポー
トが使用されることになる。したがって、実質的に3ポ
ート電磁弁の機能を有する電磁弁を、5ポート電磁弁を
搭載するようにマニホールドに形成された2つの排気ポ
ートを利用して、実質的に3ポート電磁弁の機能を有す
る電磁弁の排気特性を向上させることができる。
【0020】流体圧機器に対して1つの給排ポートを設
けた場合にあっても、5ポート電磁弁を搭載すべく2つ
の排気ポートを形成したマニホールドに対して、流体圧
機器からの流体を排出する際には、2つの排気ポートを
利用して3ポート電磁弁の機能を有する電磁弁を搭載す
ることができる。したがって、排気が迅速になされると
いう優れた排気特性を得ることができる。
【0021】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0022】(実施例1) 図3および図4は本考案の一実施例に係るマニホールド
電磁弁を示す断面図であり、この場合には図1に示され
るように、マニホールド1に3つの電磁弁5a〜5cが
取り付けられており、そのうち電磁弁5bの部分が図3
および図4に示すように機能的に3ポート電磁二位置切
換弁となっている。図1に示す場合には、他の電磁弁5
a,5cは図2に示す5ポート二位置切換弁となってい
る。
【0023】マニホールド1の構造は、5ポート電磁弁
を搭載し得るように、マニホールド1には中央部に給気
ポート2が形成され、この給気ポート2のマニホールド
1の幅方向両側には第1排気ポート3と第2排気ポート
4とが形成されている。さらに、電磁弁5bの弁ブロッ
ク部6には、図2に示す5ポート電磁弁と同様に、スプ
ール軸9の軸方向中央部に給気用開口部2aが形成され
ており、この両側に第1給排用開口部15aと第2給排
用開口部16aとが形成されている。
【0024】そして、第1給排用開口部15aに隣接さ
せて第2排気用開口部4aが形成され、第2給排用開口
部16aに隣接させて第1排気用開口部3aが形成され
ている。
【0025】スプール軸9には所定の間隔毎にシール材
13a〜13eが設けられ、これらのシール材の相互間
にスプール溝9aが形成されており、シール材13a〜
13eとスプール溝9aとによりスプール部が形成され
ている。
【0026】スプール軸9が図3に示すように第1位置
となった状態では給気用開口部2aはスプール部のシー
ル材13c,13dにより閉塞され、第1給排用開口部
15aと第2排気用開口部4aとがスプール溝9aによ
り連通されるとともに、第2給排用開口部16aと第1
排気用開口部3aとがスプール溝9aにより連通されて
いる。
【0027】さらに、このスプール軸9が図4に示すよ
うに第2位置となった状態では第1および第2排気用開
口部3a,4aがシール材13a,13eによりを閉塞
され、給気用開口部2aは第1および第2給排用開口部
15a,16aにスプール溝9aにより連通されること
になる。
【0028】次に、スプール軸9を図3に示す第1位置
と、図4に示す第2位置とに作動させるためのソレノイ
ド部8の構造について、図3を参照して説明する。ソレ
ノイド部8のボビン31にはその外周に導線等を巻回し
てソレノイド32が形成されており、これらの外側には
ヨーク33が設けられている。ボビン31の後端部には
固定コア34が嵌合されており、先端部にはプランジャ
35が軸方向に摺動自在に装着されている。これらのソ
レノイド部8を構成する部材は、例えば樹脂等からなる
ハウジング36により密閉されている。
【0029】プランジャ35の前方部には弁座部37が
配設され、この弁座部37には給気孔38がプランジャ
35に向けて開口されており、プランジャ35の前方に
は流体室39が形成されている。給気孔38は連通流路
40により給気ポート2に連通している。プランジャ3
5の先端部には給気孔38を閉塞する弁体41が設けら
れており、プランジャ35にはこれを後退させる方向の
弾発力が圧縮コイルばね42により付勢されている。し
たがって、ソレノイド32に通電されていない場合に
は、コイルばね42の弾発力により給気孔38は開放さ
れるようになっている。
【0030】ソレノイド部8には、パイロット圧室11
に連通する流体室43が形成されており、この流体室4
3に開口して排気孔44が形成されている。この排気孔
44は連通流路45により排気ポート3に連通してい
る。排気孔44を開閉するために、流体室43内には弁
体46が配置されており、この弁体46には排気孔44
を閉塞する方向の弾発力がコイルばね47により付勢さ
れている。なお、このコイルばね47の弾発力はコイル
ばね42の弾発力よりも弱く設定されている。
【0031】プランジャ35と弁体46との距離は、流
体室39と流体室43とを連通させる連通孔48内を貫
通する連動ピン49により所定の距離に設定されてい
る。
【0032】ソレノイド部8のソレノイド32が通電さ
れていない場合には、図3に示すように、給気孔38が
弁体41により閉塞されることになるので、パイロット
圧室11内には流体が供給されることなく、スプール軸
9は圧縮コイルばね10の弾発力により図において左側
の第1位置つまり排気位置となる。
【0033】一方、ソレノイド32に通電がなされる
と、コイルばね42の弾発力に抗してプランジャ35が
後退移動することになる。これにより、給気孔38が開
かれるとともに、排気孔44が弁体46により閉じられ
ることになるので、給気ポート2内の流体が連通流路4
0、流体室39,43を介してパイロット圧室11内に
供給されることになり、スプール軸9がピストン12と
ともに、図中右側に移動して図4に示す第2位置つまり
給気位置となる。
【0034】このような構造の電磁弁5bを単動シリン
ダ20aに接続した場合には、このシリンダ20aのピ
ストンロッド23aを前進させる際には、図4に示すよ
うに、ソレノイド32に通電してスプール軸9を第2位
置に作動させる。これにより、給気ポート3に供給され
た流体は2つの給排ポート15,16を通ってシリンダ
20a内に供給されることになるので、少ない流通抵抗
の状態のもとでシリンダ20a内にエアが流入すること
になる。
【0035】一方、図3に示すように、ソレノイド32
に対する通電を解くと、スプール軸9は圧縮コイルばね
10の弾発力により第2位置となる。これにより、シリ
ンダ20a内のエアは、2つの給排ポート15,16を
通って外部に排出されるので、少ない流通抵抗の状態の
もとでシリンダ20a内の流体は迅速に排気されて、ピ
ストンロッド23aは迅速に後退移動することになる。
【0036】図3および図4に示すシリンダ20aはピ
ストン23aがその自重で後退移動するようになってい
るが、通常ではコイルばね24の弾発力により後退移動
させている。
【0037】(実施例2) 図5は本考案の他の実施例に係るマニホールド電磁弁を
示す図であり、この場合にはそれぞれの給排ポート1
5,16を別々のエアホース21a,22aにより図示
しない単動シリンダに接続するようにしている。この実
施例においては、前記実施例と共通する部材には同一の
符号が付されている。
【0038】(実施例3) 図6は本考案のさらに他の実施例に係るマニホールド電
磁弁を示す図であり、第1給排ポート15は栓51によ
り閉塞されており、第2給排ポート16が単動シリンダ
に接続されるようになっている。この場合には第2給排
ポート16にシリンダ内から排出されるエアを外部に案
内するために、スプール軸9にはこれが図6に示すよう
に第1位置となった状態のもとで、第2給排用開口部1
6aのエアを第2排気用開口部4aに案内するためのバ
イパス通路52がスプール軸9内に形成されている。他
の構造は前記それぞれの実施例と同様となっており、共
通する部材には同一の符号が付されている。
【0039】(実施例4) 図7は本考案のさらに他の実施例に係るマニホールド電
磁弁を示す図であり、この場合には図6に示す実施例で
はバイパス通路52がスプール軸9に形成されているの
に対して、バイパス通路52aが弁ブロック部6内に形
成されている。その他の構造は図6に示すものと同様と
なっている。
【0040】(実施例5) 図8は本考案のさらに他の実施例に係るマニホールド電
磁弁を示す図であり、この場合には弁ブロック部6の構
造は図3〜図5に示す場合と同様であるが、マニホール
ド1の部分の構造が相違している。つまり、マニホール
ド1のうちこの電磁弁5bに対応する部分には、1つの
給排ポート16のみが設けられており、この給排ポート
16に2つの給排用開口部15a,16aが連通してい
る。
【0041】したがって、この実施例の場合には、機能
的に3ポート電磁弁をマニホールド1の所定の個所に取
り付けることが予め設定されている場合に有効であり、
その場所には1つの給排ポート16が形成されることに
なる。
【0042】図5〜図8に示されたマニホールド電磁弁
におけるソレノイド部8の内部構造は、図3に示す場合
と同様となっている。
【0043】以上、本考案者によってなされた考案を実
施例に基づき具体的に説明したが、本考案は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0044】たとえば、図示する場合には流体圧機器と
してシリンダ20,20aが使用された場合を示した
が、給排ポートから流体の供給と排出とを行う場合であ
ればどのような流体圧機器にも適用することが可能であ
る。また、図示する場合にはパイロット圧室11を有す
る間接パイロット式の電磁弁がマニホールドに搭載され
ているが、直接作動式の電磁弁を搭載することも可能で
ある。
【0045】さらに、スプール軸9の作動位置の数は、
二位置に限られず三位置の電磁弁をマニホールドに搭載
する場合にも本考案を適用することができる。また、1
つのマニホールド1に搭載される電磁弁の数は、図1に
示す3つに限られず、任意の数の電磁弁を搭載する場合
に適用することができる。
【0046】
【考案の効果】本願において開示される考案のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0047】(1).5ポート電磁弁が搭載されるマニホー
ルドに対して機能的に3ポート電磁弁となった電磁弁を
搭載する場合に、マニホールドの給排ポートに戻された
流体を2つの排気ポートから外部に排出することができ
る。
【0048】(2).この結果、給排ポートに接続された給
排ポートからの流体を小さい流通抵抗のもとで迅速に外
部に排出することができ、流体圧機器の排気特性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マニホールド電磁弁の一例の全体構成を示す概
略斜視図である。
【図2】マニホールドに搭載された5ポート電磁弁を示
す断面図である。
【図3】本考案の一実施例に係るマニホールド電磁弁
を、流体圧機器内の流体を排気させるべくスプール軸が
排気用の第1位置となった状態で示す断面図である。
【図4】流体圧機器内に流体を供給すべくスプール軸を
給気用の第2位置に設定した状態における図4に示すマ
ニホールド電磁弁の断面図である。
【図5】本考案の他の実施例に係るマニホールド電磁弁
を示す断面図である。
【図6】本考案のさらに他の実施例に係るマニホールド
電磁弁を示す断面図である。
【図7】本考案のさらに他の実施例に係るマニホールド
電磁弁を示す断面図である。
【図8】本考案のさらに他の実施例に係るマニホールド
電磁弁を示す断面図である。
【図9】マニホールドに搭載された従来の3ポート電磁
弁を示す断面図である。
【符号の説明】
1 マニホールド 2 給気ポート 2a 給気用開口部 3 排気ポート(第1排気ポート) 3a 第1排気用開口部 4 排気ポート(第2排気ポート) 4a 第2排気用開口部 5a〜5c 電磁弁 6 弁ブロック部 6a 弁孔 7 パイロット部 8 ソレノイド部 9 スプール軸 9a スプール溝 10 圧縮コイルばね 11 パイロット圧室 12 ピストン 13a〜13e シール材 15 第1給排ポート 15a 第1給排用開口部(排気連通用開口部) 16 第2給排ポート 16a 第2給排用開口部 20,20a 空圧シリンダ(流体圧機器) 21,21a ホース 22,22a ホース 23,23a ピストンロッド 24 コイルばね 31 ボビン 32 ソレノイド 33 ヨーク 34 固定コア 35 プランジャ 36 ハウジング 37 弁座部 38 給気孔 39,43 流体室 40,45 連通流路 41,46 弁体 42,47 圧縮コイルばね 44 排気孔 48 連通孔 49 連動ピン 51 栓 52,52a バイパス通路

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給気ポートと第1および第2排気ポート
    とが形成されたマニホールドに、それぞれ弁孔が形成さ
    れた弁ブロック部を有しかつ前記弁孔内に摺動自在にス
    プール軸が設けられた複数の電磁弁を有するマニホール
    ド電磁弁において、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成され、前記給
    気ポートに連通する給気用開口部と、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成され、前記第
    1排気ポートに連通する第1排気用開口部と、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成され、前記第
    2排気ポートに連通する第2排気用開口部と、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成され、流体圧
    機器に連通する第1給排用開口部と、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成され、流体圧
    機器に連通する第2給排用開口部と、 前記スプール軸に形成され、当該スプール軸が第1位置
    となった状態のもとで前記給気用開口部を閉塞するとと
    もに前記第1排気用開口部と前記第2給排用開口部とを
    連通させかつ前記第2排気用開口部と前記第1給排用開
    口部とを連通させる一方、前記スプール軸が第2位置と
    なった状態のもとで前記給気用開口部を前記第1および
    第2給排用開口部に連通させるとともに前記第1および
    第2排気用開口部を閉塞するスプール部とを有し、 前記流体圧機器から排出された流体が2つの排気ポート
    から排出されるようにしたことを特徴とするマニホール
    ド電磁弁。
  2. 【請求項2】 給気ポートと第1および第2排気ポート
    とが形成されたマニホールドに、それぞれ弁孔が形成さ
    れた弁ブロック部を有しかつ前記弁孔内に摺動自在にス
    プール軸が設けられた複数の電磁弁を有するマニホール
    ド電磁弁において、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成され、前記給
    気ポートに連通する給気用開口部と、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成され、前記第
    1排気ポートに連通する第1排気用開口部と、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成され、前記第
    2排気ポートに連通する第2排気用開口部と、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成され、流体圧
    機器に連通する給排用開口部と、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成された排気連
    通用開口部と、 前記スプール軸が第1位置となった状態のもとで前記給
    気用開口部を閉塞するとともに前記第1排気用開口部と
    前記給排用開口部とを連通させる一方、前記スプール軸
    が第2位置となった状態のもとで前記給気用開口部を前
    記給排用開口部に連通させるとともに前記第1および第
    2排気用開口部を閉塞するスプール部と、 前記スプール軸が前記第1位置となった状態のもとで前
    記第2排気用開口部と前記給排用開口部とを連通するバ
    イパス通路とを有し、 前記流体圧機器から排出された流体が2つの排気ポート
    から排出されるようにしたことを特徴とするマニホール
    ド電磁弁。
JP1993037135U 1993-07-07 1993-07-07 マニホールド電磁弁 Expired - Fee Related JP2594486Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993037135U JP2594486Y2 (ja) 1993-07-07 1993-07-07 マニホールド電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993037135U JP2594486Y2 (ja) 1993-07-07 1993-07-07 マニホールド電磁弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH078676U JPH078676U (ja) 1995-02-07
JP2594486Y2 true JP2594486Y2 (ja) 1999-04-26

Family

ID=12489179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993037135U Expired - Fee Related JP2594486Y2 (ja) 1993-07-07 1993-07-07 マニホールド電磁弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2594486Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100989600B1 (ko) * 2010-07-02 2010-10-25 케이시시정공 주식회사 철도차량 도어용 내한성 솔레노이드 밸브

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6205337B2 (ja) * 2014-11-10 2017-09-27 Ckd株式会社 電磁弁マニホールド
JP2017115962A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 株式会社デンソー 電磁スプール弁

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100989600B1 (ko) * 2010-07-02 2010-10-25 케이시시정공 주식회사 철도차량 도어용 내한성 솔레노이드 밸브

Also Published As

Publication number Publication date
JPH078676U (ja) 1995-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2787600B2 (ja) パイロット制御される方向切換弁
US20030106423A1 (en) Independent and regenerative mode fluid control system
US6516706B2 (en) Actuator having internal valve structure
JP2594486Y2 (ja) マニホールド電磁弁
US5829481A (en) Pressure-control valve mounted on a base-mount selector valve
JP2004011736A (ja) 電磁弁
US4825907A (en) Low restriction fluid control valve
US3522821A (en) Pilot actuated valve
JPH0432538Y2 (ja)
JP2589249Y2 (ja) マニホールド電磁弁
JP3827833B2 (ja) 電磁弁
EP1070854A2 (en) Multiway valve
JP2544693Y2 (ja) 安全制御装置
US3877483A (en) Solenoid operated four port valve
JP2804227B2 (ja) マニホールド電磁弁
US4870891A (en) Pneumatically controlled air motor
JP4117636B2 (ja) 省エネルギ駆動用電磁弁
JP4118474B2 (ja) 方向制御弁
JPH0544625Y2 (ja)
JP2604658Y2 (ja) マニホールド電磁弁用の排気干渉防止装置
JPH0726619Y2 (ja) パイロット式切換弁
US6701822B2 (en) Independent and regenerative mode fluid control system
JPH0658444A (ja) 方向制御弁
JPS63106408A (ja) ブレ−キ機構付きロツドレスシリンダ
JP4277240B2 (ja) 省エネルギ駆動用電磁弁

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees