JPH078676U - マニホールド電磁弁 - Google Patents

マニホールド電磁弁

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JPH078676U
JPH078676U JP3713593U JP3713593U JPH078676U JP H078676 U JPH078676 U JP H078676U JP 3713593 U JP3713593 U JP 3713593U JP 3713593 U JP3713593 U JP 3713593U JP H078676 U JPH078676 U JP H078676U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体圧機器からの排気特性を向上させること
ができるマニホールド電磁弁を提供する。 【構成】 5ポート電磁弁を搭載し得るようにマニホー
ルド1には1つの給気ポート2と2つの排気ポート3,
4とが形成されている。電磁弁の弁ブロック部6には給
気ポート2に連通する給気用開口部2aと、それぞれの
排気ポート3,4に連通する第1と第2の2つの排気用
開口部3a,4aとが、スプール軸9を案内する弁孔6
aに開口して形成されている。さらに、シリンダ等の流
体圧機器に連通する2つの給排用開口部15a,16a
が弁孔6aに開口して形成されている。スプール軸9は
流体圧機器からの流体を排出させる第1位置と、流体圧
機器に流体を供給させる第2位置とに移動し、第1位置
にあっては、それぞれの給排ポートからの流体を2つの
排気ポート3,4に案内するようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は給気ポートと排気ポートが形成されたマニホールドにそれぞれソレノ イドにより作動する複数の電磁弁が搭載されたマニホールド電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
電磁弁を複数個使用する場合に、これらの弁を1個所に集中して取り付けるよ うにしたマニホールド電磁弁が、たとえば、新版油空圧便覧(株式会社オーム社 1989年2月25日発行) の第479頁に示されるように知られている。
【0003】 このようなマニホールド電磁弁のうち、5ポート電磁弁を複数個搭載し得るよ うにしたマニホールド電磁弁の一例を示すと、図1のとおりであり、ブロック状 のマニホールド1には、流体圧源に接続される給気ポート2と、2つの排気ポー ト3,4が形成されている。このマニホールド1には複数の電磁弁5a〜5cが 取り付けられている。
【0004】 電磁弁5aが5ポート2位置電磁弁であるとすると、その内部構造は図2の通 りとなっている。この電磁弁5aは間接作動式の弁であり、弁ブロック部6、パ イロット部7およびソレノイド部8とを有している。弁ブロック部6には弁孔6 aが形成され、この弁孔6a内にスプール軸9が軸方向に往復動自在に装着され ており、このスプール軸9には圧縮コイルばね10により図2において左方向に 向かうばね力つまり弾発力が付勢されている。
【0005】 スプール軸9の左端部は、パイロット部7内に形成されたパイロット圧室11 内に位置しており、この部分にはピストン12が設けられている。ソレノイド部 8への通電によりパイロット圧室11内に流体が供給されると、スプール軸9は 圧縮コイルばね10の弾発力に抗して図中右方向に移動する。ソレノイド部8へ の通電が解かれて圧縮コイルばね10の弾発力により図において左側に移動した 状態を第1位置とし、ソレノイド部8に通電がなされてスプール軸9が右方向に 移動した状態を第2位置とすると、図2にはスプール軸9が第1位置となった状 態が示されている。
【0006】 マニホールド1には第1給排ポート15と第2給排ポート16とが形成されて おり、スプール軸9が第1位置となった状態では、給気ポート2に連通して形成 された給気用開口部2aと、第1給排ポート15に連通して形成された第1給排 用開口部15aとが弁孔6aを介して図2に示すように連通するようになってい る。このときには、第2給排ポート16に連通して形成された第2給排用開口部 16aと、第1排気ポート3に連通して形成された第1排気用開口部3aとが弁 孔6aを介して連通するようになっている。
【0007】 一方、スプール軸9が第2位置となった状態では、給気用開口部2aと第2給 排用開口部16aとが連通状態となり、同時に第2排気ポート4に連通して形成 された第2排気用開口部4aと第1給排用開口部15aとが連通状態となる。こ のように、スプール軸9が第1位置と第2位置とに切り換わったときに上述した 連通状態となるように、スプール軸9には所定間隔毎に複数のシール材13a〜 13eが設けられ、これらの間にスプール溝が形成されている。
【0008】 したがって、図2に示すように、両給排ポート15,16が空圧シリンダ20 に接続されている場合には、スプール軸9が第2位置となると、第2給排ポート 16からホース22を介してシリンダ20内に流体が供給されるとともに、第1 給排ポート15およびホース21を介してシリンダ20内の流体が排出されるこ とになる。これにより、シリンダ20のピストンロッド23が矢印で示す方向に 前進することになる。逆に、図2に示すように、スプール軸9が第1位置になる と、シリンダ20のピストンロッド23は後退移動することになる。
【0009】 図2に示すシリンダ20は複動シリンダであるので、図示する電磁弁は5ポー ト二位置切換弁となっている。図1に示す電磁弁5a〜5cが全て複動シリンダ の作動を制御するのであれば、図2に示す構造の電磁弁5aをマニホールド1に 搭載することになる。
【0010】 しかしながら、図9に示すように、単動シリンダ20aの作動を制御する電磁 弁5bを1つのマニホールド1に他の電磁弁5a,5cに混在させて搭載するこ とが必要となる場合がある。この場合には、ピストンロッド23aを前進させる 場合にのみ流体をシリンダ20a内に供給し、ピストンロッド23aの後退は内 蔵されたコイルばね24の弾発力により達成されるので、第2給排ポート16の みが使用されることになる。したがって、第1給排ポート15と第2排気ポート 4は不使用の状態となる。
【0011】 図9においては、スプール軸9が第2位置となった状態を示し、この状態では シリンダ20a内の流体が弁孔6aを介して連通状態となった開口部16aと3 aを通って第1排気ポート3から排出されることになる。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
このように、5ポート二位置切換弁の搭載を前提とした構造のマニホールドに 3ポート二位置切換弁が混載される場合には、排気ポート3,4の流通抵抗は、 5ポート二位置切換弁を前提としたものとなる。このため、図9に示すように、 3ポート切換弁をマニホールド1に装着してばね24の弾発力によりシリンダ2 0a内のピストンロッド23aを後退移動させる場合には、十分な流路面積が確 保されないことから、迅速にシリンダ内の流体を排出させることができないこと になる。
【0013】 シリンダ20aを上下方向に設置して、ピストンロッド23aをその自重およ びピストンロッド23aの先端に取り付けられた図示しない部材の荷重で後退移 動させるような場合にも、5ポート切換弁が搭載されることを前提とした排気ポ ートのサイズでは、ピストンロッド23を迅速に後退移動させることができない ことになる。
【0014】 本考案の目的は、複数の電磁弁に集中的に流体を供給する給気ポートと、それ ぞれの電磁弁からの排気を集中的に行う2つの排気ポートとが設けられたマニホ ールドに対して搭載される3ポート電磁弁の機能を有する電磁弁に、2つの排気 ポートを利用して排気させるようにして、流体圧機器から迅速に排気を行うよう にし得るようにすることにある。
【0015】 本考案の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本願明細書の記述および 添付図面から明らかになるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される考案のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば 、以下のとおりである。
【0017】 すなわち、本願考案にあっては、5ポート電磁弁を搭載し得るようにマニホー ルドには1つの給気ポートと2つの排気ポートとが形成されている。電磁弁の弁 ブロック部には給気ポートに連通する給気用開口部と、それぞれの排気ポートに 連通する第1と第2の2つの排気用開口部とが、スプール軸を案内する弁孔に開 口して形成されている。さらに、シリンダ等の流体圧機器に連通する2つの給排 用開口部が弁孔に開口して形成されている。スプール軸は流体圧機器からの流体 を排出させる第1位置と、流体圧機器に流体を供給させる第2位置とに移動し、 第1位置にあっては、それぞれの給排ポートからの流体を2つの排気ポートに案 内するようになっている。
【0018】 さらに、本考案にあっては、流体圧機器に連通する1つの給排用開口部を弁孔 に開口して形成するとともに、1つの排気ポートと連通する排気連通用開口部を 弁孔に開口して形成し、スプール軸が流体圧機器からの流体を排出させる第1位 置となったときには、給排ポートは1つの排気ポートには直接、そして他の排気 ポートにはバイパス通路を介して連通状態となる。
【0019】
【作用】
上記した手段のうち、2つの給排ポートをそれぞれ流体圧機器に接続するよう にしたタイプにあっては、マニホールドに形成された給気ポートからの流体がそ れぞれの給排ポートを介して流体圧機器に供給される。この場合には、流体圧機 器からの流体を外部に排出する際には、マニホールドに設けられた2つの排気ポ ートが使用されることになる。したがって、実質的に3ポート電磁弁の機能を有 する電磁弁を、5ポート電磁弁を搭載するようにマニホールドに形成された2つ の排気ポートを利用して、実質的に3ポート電磁弁の機能を有する電磁弁の排気 特性を向上させることができる。
【0020】 流体圧機器に対して1つの給排ポートを設けた場合にあっても、5ポート電磁 弁を搭載すべく2つの排気ポートを形成したマニホールドに対して、流体圧機器 からの流体を排出する際には、2つの排気ポートを利用して3ポート電磁弁の機 能を有する電磁弁を搭載することができる。したがって、排気が迅速になされる という優れた排気特性を得ることができる。
【0021】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0022】 (実施例1) 図3および図4は本考案の一実施例に係るマニホールド電磁弁を示す断面図で あり、この場合には図1に示されるように、マニホールド1に3つの電磁弁5a 〜5cが取り付けられており、そのうち電磁弁5bの部分が図3および図4に示 すように機能的に3ポート電磁二位置切換弁となっている。図1に示す場合には 、他の電磁弁5a,5cは図2に示す5ポート二位置切換弁となっている。
【0023】 マニホールド1の構造は、5ポート電磁弁を搭載し得るように、マニホールド 1には中央部に給気ポート2が形成され、この給気ポート2のマニホールド1の 幅方向両側には第1排気ポート3と第2排気ポート4とが形成されている。さら に、電磁弁5bの弁ブロック部6には、図2に示す5ポート電磁弁と同様に、ス プール軸9の軸方向中央部に給気用開口部2aが形成されており、この両側に第 1給排用開口部15aと第2給排用開口部16aとが形成されている。
【0024】 そして、第1給排用開口部15aに隣接させて第2排気用開口部4aが形成さ れ、第2給排用開口部16aに隣接させて第1排気用開口部3aが形成されてい る。
【0025】 スプール軸9には所定の間隔毎にシール材13a〜13eが設けられ、これら のシール材の相互間にスプール溝9aが形成されており、シール材13a〜13 eとスプール溝9aとによりスプール部が形成されている。
【0026】 スプール軸9が図3に示すように第1位置となった状態では給気用開口部2a はスプール部のシール材13c,13dにより閉塞され、第1給排用開口部15 aと第2排気用開口部4aとがスプール溝9aにより連通されるとともに、第2 給排用開口部16aと第1排気用開口部3aとがスプール溝9aにより連通され ている。
【0027】 さらに、このスプール軸9が図4に示すように第2位置となった状態では第1 および第2排気用開口部3a,4aがシール材13a,13eによりを閉塞され 、給気用開口部2aは第1および第2給排用開口部15a,16aにスプール溝 9aにより連通されることになる。
【0028】 次に、スプール軸9を図3に示す第1位置と、図4に示す第2位置とに作動さ せるためのソレノイド部8の構造について、図3を参照して説明する。 ソレノイド部8のボビン31にはその外周に導線等を巻回してソレノイド32 が形成されており、これらの外側にはヨーク33が設けられている。ボビン31 の後端部には固定コア34が嵌合されており、先端部にはプランジャ35が軸方 向に摺動自在に装着されている。これらのソレノイド部8を構成する部材は、例 えば樹脂等からなるハウジング36により密閉されている。
【0029】 プランジャ35の前方部には弁座部37が配設され、この弁座部37には給気 孔38がプランジャ35に向けて開口されており、プランジャ35の前方には流 体室39が形成されている。給気孔38は連通流路40により給気ポート2に連 通している。プランジャ35の先端部には給気孔38を閉塞する弁体41が設け られており、プランジャ35にはこれを後退させる方向の弾発力が圧縮コイルば ね42により付勢されている。したがって、ソレノイド32に通電されていない 場合には、コイルばね42の弾発力により給気孔38は開放されるようになって いる。
【0030】 ソレノイド部8には、パイロット圧室11に連通する流体室43が形成されて おり、この流体室43に開口して排気孔44が形成されている。この排気孔44 は連通流路45により排気ポート3に連通している。排気孔44を開閉するため に、流体室43内には弁体46が配置されており、この弁体46には排気孔44 を閉塞する方向の弾発力がコイルばね47により付勢されている。なお、このコ イルばね47の弾発力はコイルばね42の弾発力よりも弱く設定されている。
【0031】 プランジャ35と弁体46との距離は、流体室39と流体室43とを連通させ る連通孔48内を貫通する連動ピン49により所定の距離に設定されている。
【0032】 ソレノイド部8のソレノイド32が通電されていない場合には、図3に示すよ うに、給気孔38が弁体41により閉塞されることになるので、パイロット圧室 11内には流体が供給されることなく、スプール軸9は圧縮コイルばね10の弾 発力により図において左側の第1位置つまり排気位置となる。
【0033】 一方、ソレノイド32に通電がなされると、コイルばね42の弾発力に抗して プランジャ35が後退移動することになる。これにより、給気孔38が開かれる とともに、排気孔44が弁体46により閉じられることになるので、給気ポート 2内の流体が連通流路40、流体室39,43を介してパイロット圧室11内に 供給されることになり、スプール軸9がピストン12とともに、図中右側に移動 して図4に示す第2位置つまり給気位置となる。
【0034】 このような構造の電磁弁5bを単動シリンダ20aに接続した場合には、この シリンダ20aのピストンロッド23aを前進させる際には、図4に示すように 、ソレノイド32に通電してスプール軸9を第2位置に作動させる。これにより 、給気ポート3に供給された流体は2つの給排ポート15,16を通ってシリン ダ20a内に供給されることになるので、少ない流通抵抗の状態のもとでシリン ダ20a内にエアが流入することになる。
【0035】 一方、図3に示すように、ソレノイド32に対する通電を解くと、スプール軸 9は圧縮コイルばね10の弾発力により第2位置となる。これにより、シリンダ 20a内のエアは、2つの給排ポート15,16を通って外部に排出されるので 、少ない流通抵抗の状態のもとでシリンダ20a内の流体は迅速に排気されて、 ピストンロッド23aは迅速に後退移動することになる。
【0036】 図3および図4に示すシリンダ20aはピストン23aがその自重で後退移動 するようになっているが、通常ではコイルばね24の弾発力により後退移動させ ている。
【0037】 (実施例2) 図5は本考案の他の実施例に係るマニホールド電磁弁を示す図であり、この場 合にはそれぞれの給排ポート15,16を別々のエアホース21a,22aによ り図示しない単動シリンダに接続するようにしている。この実施例においては、 前記実施例と共通する部材には同一の符号が付されている。
【0038】 (実施例3) 図6は本考案のさらに他の実施例に係るマニホールド電磁弁を示す図であり、 第1給排ポート15は栓51により閉塞されており、第2給排ポート16が単動 シリンダに接続されるようになっている。この場合には第2給排ポート16にシ リンダ内から排出されるエアを外部に案内するために、スプール軸9にはこれが 図6に示すように第1位置となった状態のもとで、第2給排用開口部16aのエ アを第2排気用開口部4aに案内するためのバイパス通路52がスプール軸9内 に形成されている。他の構造は前記それぞれの実施例と同様となっており、共通 する部材には同一の符号が付されている。
【0039】 (実施例4) 図7は本考案のさらに他の実施例に係るマニホールド電磁弁を示す図であり、 この場合には図6に示す実施例ではバイパス通路52がスプール軸9に形成され ているのに対して、バイパス通路52aが弁ブロック部6内に形成されている。 その他の構造は図6に示すものと同様となっている。
【0040】 (実施例5) 図8は本考案のさらに他の実施例に係るマニホールド電磁弁を示す図であり、 この場合には弁ブロック部6の構造は図3〜図5に示す場合と同様であるが、マ ニホールド1の部分の構造が相違している。つまり、マニホールド1のうちこの 電磁弁5bに対応する部分には、1つの給排ポート16のみが設けられており、 この給排ポート16に2つの給排用開口部15a,16aが連通している。
【0041】 したがって、この実施例の場合には、機能的に3ポート電磁弁をマニホールド 1の所定の個所に取り付けることが予め設定されている場合に有効であり、その 場所には1つの給排ポート16が形成されることになる。
【0042】 図5〜図8に示されたマニホールド電磁弁におけるソレノイド部8の内部構造 は、図3に示す場合と同様となっている。
【0043】 以上、本考案者によってなされた考案を実施例に基づき具体的に説明したが、 本考案は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種 々変更可能であることはいうまでもない。
【0044】 たとえば、図示する場合には流体圧機器としてシリンダ20,20aが使用さ れた場合を示したが、給排ポートから流体の供給と排出とを行う場合であればど のような流体圧機器にも適用することが可能である。また、図示する場合にはパ イロット圧室11を有する間接パイロット式の電磁弁がマニホールドに搭載され ているが、直接作動式の電磁弁を搭載することも可能である。
【0045】 さらに、スプール軸9の作動位置の数は、二位置に限られず三位置の電磁弁を マニホールドに搭載する場合にも本考案を適用することができる。また、1つの マニホールド1に搭載される電磁弁の数は、図1に示す3つに限られず、任意の 数の電磁弁を搭載する場合に適用することができる。
【0046】
【考案の効果】
本願において開示される考案のうち、代表的なものによって得られる効果を簡 単に説明すれば、下記のとおりである。
【0047】 (1).5ポート電磁弁が搭載されるマニホールドに対して機能的に3ポート電磁弁 となった電磁弁を搭載する場合に、マニホールドの給排ポートに戻された流体を 2つの排気ポートから外部に排出することができる。
【0048】 (2).この結果、給排ポートに接続された給排ポートからの流体を小さい流通抵抗 のもとで迅速に外部に排出することができ、流体圧機器の排気特性を向上させる ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マニホールド電磁弁の一例の全体構成を示す概
略斜視図である。
【図2】マニホールドに搭載された5ポート電磁弁を示
す断面図である。
【図3】本考案の一実施例に係るマニホールド電磁弁
を、流体圧機器内の流体を排気させるべくスプール軸が
排気用の第1位置となった状態で示す断面図である。
【図4】流体圧機器内に流体を供給すべくスプール軸を
給気用の第2位置に設定した状態における図4に示すマ
ニホールド電磁弁の断面図である。
【図5】本考案の他の実施例に係るマニホールド電磁弁
を示す断面図である。
【図6】本考案のさらに他の実施例に係るマニホールド
電磁弁を示す断面図である。
【図7】本考案のさらに他の実施例に係るマニホールド
電磁弁を示す断面図である。
【図8】本考案のさらに他の実施例に係るマニホールド
電磁弁を示す断面図である。
【図9】マニホールドに搭載された従来の3ポート電磁
弁を示す断面図である。
【符号の説明】
1 マニホールド 2 給気ポート 2a 給気用開口部 3 排気ポート(第1排気ポート) 3a 第1排気用開口部 4 排気ポート(第2排気ポート) 4a 第2排気用開口部 5a〜5c 電磁弁 6 弁ブロック部 6a 弁孔 7 パイロット部 8 ソレノイド部 9 スプール軸 9a スプール溝 10 圧縮コイルばね 11 パイロット圧室 12 ピストン 13a〜13e シール材 15 第1給排ポート 15a 第1給排用開口部(排気連通用開口部) 16 第2給排ポート 16a 第2給排用開口部 20,20a 空圧シリンダ(流体圧機器) 21,21a ホース 22,22a ホース 23,23a ピストンロッド 24 コイルばね 31 ボビン 32 ソレノイド 33 ヨーク 34 固定コア 35 プランジャ 36 ハウジング 37 弁座部 38 給気孔 39,43 流体室 40,45 連通流路 41,46 弁体 42,47 圧縮コイルばね 44 排気孔 48 連通孔 49 連動ピン 51 栓 52,52a バイパス通路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給気ポートと第1および第2排気ポート
    とが形成されたマニホールドに、それぞれ弁孔が形成さ
    れた弁ブロック部を有しかつ前記弁孔内に摺動自在にス
    プール軸が設けられた複数の電磁弁を有するマニホール
    ド電磁弁において、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成され、前記給
    気ポートに連通する給気用開口部と、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成され、前記第
    1排気ポートに連通する第1排気用開口部と、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成され、前記第
    2排気ポートに連通する第2排気用開口部と、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成され、流体圧
    機器に連通する第1給排用開口部と、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成され、流体圧
    機器に連通する第2給排用開口部と、 前記スプール軸に形成され、当該スプール軸が第1位置
    となった状態のもとで前記給気用開口部を閉塞するとと
    もに前記第1排気用開口部と前記第2給排用開口部とを
    連通させかつ前記第2排気用開口部と前記第1給排用開
    口部とを連通させる一方、前記スプール軸が第2位置と
    なった状態のもとで前記給気用開口部を前記第1および
    第2給排用開口部に連通させるとともに前記第1および
    第2排気用開口部を閉塞するスプール部とを有し、 前記流体圧機器から排出された流体が2つの排気ポート
    から排出されるようにしたことを特徴とするマニホール
    ド電磁弁。
  2. 【請求項2】 給気ポートと第1および第2排気ポート
    とが形成されたマニホールドに、それぞれ弁孔が形成さ
    れた弁ブロック部を有しかつ前記弁孔内に摺動自在にス
    プール軸が設けられた複数の電磁弁を有するマニホール
    ド電磁弁において、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成され、前記給
    気ポートに連通する給気用開口部と、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成され、前記第
    1排気ポートに連通する第1排気用開口部と、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成され、前記第
    2排気ポートに連通する第2排気用開口部と、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成され、流体圧
    機器に連通する給排用開口部と、 前記弁ブロックに前記弁孔に開口して形成された排気連
    通用開口部と、 前記スプール軸が第1位置となった状態のもとで前記給
    気用開口部を閉塞するとともに前記第1排気用開口部と
    前記給排用開口部とを連通させる一方、前記スプール軸
    が第2位置となった状態のもとで前記給気用開口部を前
    記給排用開口部に連通させるとともに前記第1および第
    2排気用開口部を閉塞するスプール部と、 前記スプール軸が前記第1位置となった状態のもとで前
    記第2排気用開口部と前記給排用開口部とを連通するバ
    イパス通路とを有し、 前記流体圧機器から排出された流体が2つの排気ポート
    から排出されるようにしたことを特徴とするマニホール
    ド電磁弁。
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