JPH0224623Y2 - - Google Patents

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JPH0224623Y2
JPH0224623Y2 JP5294785U JP5294785U JPH0224623Y2 JP H0224623 Y2 JPH0224623 Y2 JP H0224623Y2 JP 5294785 U JP5294785 U JP 5294785U JP 5294785 U JP5294785 U JP 5294785U JP H0224623 Y2 JPH0224623 Y2 JP H0224623Y2
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valve
chamber
piston
switching valve
hydraulic
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、さく岩機やブレーカ等の液圧式打
撃装置の切換弁制御機構に関し、特に、シリンダ
とバルブプラグとの間に円筒状の切換弁を摺嵌す
る弁室を形成し、弁室の前後端部を低圧回路と連
通させると共に、切換弁を常時一方に付勢する弁
規制液室とピストンの往復動で開閉される制御ポ
ートに連通して切換弁を移動させる弁制御液室と
で切換弁の制御を行うことにより切換弁の小形軽
量化を図り、打撃装置の効率を向上させるもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、さく岩機やブレーカ等には、シリンダ内
に前後に小径部を有するピストンを摺嵌して前部
液圧室と後部液圧室とを形成し、後部液圧室に円
筒状の切換弁をピストンと同心状に摺嵌し、この
切換弁の前後方向への移動によつて後部液圧室の
液圧を高圧と低圧とに切換えてピストンを往復動
させる打撃機構や、切換弁としてピストンとは別
個にスプールバルブを設ける形式の打撃機構を用
いたものがあるが、前者は切換弁が破損しやす
く、かつエネルギー効率が悪く、後者は液圧通路
が錯綜し合理的な液圧通路の配置が困難であり、
シリンダのピストン周辺と切換弁周辺との精密な
加工を別工程で行なわねばならない。
そこで、シリンダ内に、前後に小径部を有する
ピストンを摺嵌し、シリンダにバルブプラグを嵌
着して、前部液圧室と後部液圧室とを形成し、何
れか一方の液圧室の液圧を切換弁で高圧と低圧と
に切換えてピストンを往復動させる液圧式打撃装
置において、バルブプラグ外周とシリンダ内周と
の間に円筒状の切換弁をピストンと同心状に摺嵌
する弁室を形成し、前部液圧室及び後部液圧室か
ら弁室へ、ピストンの往復動に伴つて開閉される
弁切換用の液圧通路を設けると共に、弁室の前端
部及び後端部を低圧回路へ連通させ切換弁がピス
トンによつて直動されず破損を防止でき、また、
高圧ポートの開閉時の切換弁の急加速による作動
液量の変動を少なくし脈動と動力損失を低減させ
る液圧式打撃機構(特願昭59−140252号参照)が
提案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この形式の液圧的打撃機構で
は、弁室の前端部及び後端部を低圧回路へ連通さ
せ、切換弁の端部ではポートの開閉を行わないよ
うにするため、切換弁には、液圧室の給排液を行
う給液孔と排液孔、及び、切換弁の前後への切換
移動の制御を行う前進液室と後退液室とを形成す
る段部とそれに夫々連通する孔が設けられるの
で、切換弁の構造が複雑で全長が長く重量が大と
なり打撃装置の効率が悪い。また、切換弁の加工
工数も増加する。
この考案は、液圧式打撃機構における上記問題
を解決するものである。
而して、この考案は、切換弁の構造を簡単にし
て加工工数を低減させると共に、小形軽量化する
ことにより高い容積効率の得られる液圧式打撃装
置の切換弁制御機構を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案では、前後に小径部を有するピストン
をシリンダ内に摺嵌して前部液圧室と後部液圧室
とを形成し、このシリンダにバルブプラグを嵌着
して、バルブプラグ外周とシリンダ内周との間
に、円筒状の切換弁をピストンと同心状に摺嵌す
る弁室を形成し、この弁室の前端部及び後端部を
常時低圧回路と連通させ、切換弁で一方の液圧室
の液圧を高圧と低圧とに切換えてピストンを往復
動させる液圧式打撃装置において、切換弁を常時
一方に付勢する弁規制液室と、ピストンの往復動
によつて開閉される制御ポートに連通して切換弁
を移動させる弁制御液室とを設けて切換弁の制御
を行う。
〔作 用〕
この液圧式打撃装置の切換弁制御機構は、シリ
ンダ内の一方の液圧室の液圧を切換弁で高圧と低
圧とに切換えてピストンを往復動させる。
切換弁の切換えは、液室と連通する制御ポート
をピストンの往復動で開閉することにより、弁規
制液室で一方に付勢されている切換弁を移動さ
せ、高圧ポートと低圧ポートとを交互に開閉して
行われる。ここで切換弁の移動制御は弁制御液室
のみで行われるため、切換弁は構造が簡単になり
小形軽量化される。
〔実施例〕 以下、図面を参照してこの考案の実施例を説明
する。
第1図はこの発明の一実施例である液圧的打撃
機構の構成を示す縦断面であり、シリンダ1内に
はピストン2が前後方向へ往復動可能に摺嵌さ
れ、シリンダ1の後部にバルブプラグ12が嵌着
されている。ここで、第1図イはピストン2が前
進した状態を、第1図ロはピストン2が後退した
状態を夫々示している。ピストン2は、大径部2
a、前方小径部2b、後方小径部2cを有し、こ
の径の相違により前部液圧室3と後部液圧室4と
を形成している。後方小径部2cは、前方小径部
2bより更に径が小さく、従つて、ピストン2
は、後部液圧室4側の受圧面積が前部液圧室3側
の受圧面積より大である。前部液室3は、高圧回
路6によつて液圧源(図示せず)と接続されてい
る。
シリンダ1の後部に嵌着されているバルブプラ
グ12は、前方の外径を小さくして、その外周と
シリンダ1の内周との間に、円筒状の切換弁5を
ピストン2と同心状に摺嵌する弁室17を形成し
ている。第2図は弁室17付近の拡大断面図であ
る。
弁室17には、後端部に低圧ポート14、その
前方に高圧ポート13、弁制御ポート20が順に
設けられており、高圧ポート13は高圧回路6に
より液圧源(図示せず)と接続され、低圧ポート
14は低圧回路10によりタンク(図示せず)に
接続され、弁制御ポート20は弁制御通路26に
よりシリンダ1の前部に設けられた制御ポート2
8,36に接続されている。また弁室17の前端
部も低圧回路10を経てタンクに接続されてい
る。弁室17の内側には、バルブプラグ12に穿
設された給排液孔24を介して後部液圧室4と常
時連通している給排液室18が設けられている。
切換弁5の外周は、後方が大径となるよう段付
とし、この段部で弁規制液室25が形成されてお
り、また、切換弁5の内周は、前方が小径となる
よう段付とし、この段部で弁制御液室23が形成
されている。弁制御液室23側の受圧面積は弁規
制液室25側の受圧面積より大きい。切換弁5に
は、前進位置で高圧ポート13を給排液室18
へ、後退位置で低圧ポート14を給排液室18へ
と切換えて連通させる給排液切換孔19が穿設さ
れており、また、弁制御ポート20と弁制御液室
23とを連通させる弁制御孔27が穿設されてい
る。弁規制液室25は常時高圧ポート13に連通
している。
シリンダ1には前述の如く、制御ポート28,
36が設けられ、更にその後方に低圧回路10を
介してタンクに接続される排液ポート32が設け
られている。第1の制御ポート28は、ピストン
2の前後進によつて開閉される。ピストン2の大
径部2aには、ピストン2の前進位置で第2の制
御ポート36と排液ポート32とを連通させる溝
33が設けられている。21は高圧用アキユムレ
ータ、15は低圧用アキユムレータである。
次に動作を説明する。
第1図ロの如く切換弁5が前方にある状態で
は、高圧ポート13と給排液室18とが給排切換
孔19を介して連通しているので、後部液圧室4
と前部液圧室3とは、共に高圧回路6に連通す
る。このとき、ピストン2の後部液室4側の受圧
面積は、前部液室3側の受圧面積より大であるか
ら、ピストン2は前進する。この状態では、第1
の制御ポート28が前部液圧室3側に開かれてお
り、第2の制御ポート36がピストン2の大径部
2aで閉じられているので、弁制御通路26、弁
制御ポート20を介して前部液圧室3と連通して
いる弁制御液室23は高圧となつている。従つ
て、弁規制液室25と弁制御液室23とは共に高
圧であり、弁制御液室23側の受圧面積が弁規制
液室25側の受圧面積より大であるため切換弁5
は前方に保持されている。
ピストン2が前進すると、第1図イの如く、ピ
ストン2の大径部2aで第1の制御ポート28が
閉じられ、第2の制御ポート36が溝33を介し
て排液ポート32と連通するので弁制御通路26
弁制御液室23が低圧となる。このとき弁規制液
室25は高圧のままであるから、切換弁5は後退
する。切換弁5が後退すると、給排液切換孔19
によつて給排液室18が低圧ポート14に連通さ
れるので、後部液圧室4は低圧回路10に連通す
る。
前進したピストン2はロツド(図示せず)を打
撃して前進を停止し、後部液圧室4が低圧となつ
ているため後退を始める。
ピストン2が後退すると、第1の制御ポート2
8が前部液圧室3側に開かれ、第2の制御ポート
36が大径部2aで閉じられるため、弁制御通路
26を介して弁制御液室23が再び高圧となり切
換弁5が前進する。
切換弁5が前進すると給排液室18が高圧ポー
ト13と連通し、後部液圧室4の圧力が上昇し
て、慣性により後退を続けようとするピストン2
は制動を受け、後退の運動エネルギーが高圧液の
形で高圧用アキユムレータに蓄積される。後退を
停止したピストン2は再び前進行程に入り同様の
サイクルが繰返される。
〔考案の効果〕
この考案の液圧式打撃装置の切換弁制御機構は
上述の如く構成されているため、切換弁に設けら
れる段部と孔の数が減少して構造が簡単になり、
加工工数が低減され、また小形軽量化が可能で容
積効率が向上し切換弁の切換移動に消費されるエ
ネルギーが減少する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例である液圧式打
撃機構の構成を示す縦断面図、第2図は、弁室付
近の拡大断面図である。 図中、1はシリンダ、2はピストン、3は前部
液圧室、4は後部液圧室、5は切換弁、6は高圧
回路、10は低圧回路、12はバルブプラグ、1
7は弁室、23は弁制御液室、25は弁規制液
室、28,36は制御ポートである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前後に小径部を有するピストンをシリンダ内に
    摺嵌して前部液圧室と後部液圧室とを形成し、前
    記シリンダにバルブプラグを嵌着して、バルブプ
    ラグ外周とシリンダ内周との間に、円筒状の切換
    弁をピストンと同心状に摺嵌する弁室を形成し、
    該弁室の前端部及び後端部を常時低圧回路と連通
    させ、切換弁で前記液圧室の何れか一方の液圧を
    高圧と低圧とに切換えてピストンを往復動させる
    液圧式打撃装置において、前記切換弁を常時一方
    に付勢する弁規制液室と、ピストンの往復動によ
    つて開閉される制御ポートに連通して切換弁を移
    動させる弁制御液室とを設けたことを特徴とする
    液圧式打撃装置の切換弁制御機構。
JP5294785U 1985-04-10 1985-04-10 Expired JPH0224623Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5294785U JPH0224623Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5294785U JPH0224623Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

Publications (2)

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JPS61169587U JPS61169587U (ja) 1986-10-21
JPH0224623Y2 true JPH0224623Y2 (ja) 1990-07-05

Family

ID=30573353

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5294785U Expired JPH0224623Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

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JP (1) JPH0224623Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10493610B2 (en) 2014-01-31 2019-12-03 Furukawa Rock Drill Co., Ltd. Hydraulic hammering device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10493610B2 (en) 2014-01-31 2019-12-03 Furukawa Rock Drill Co., Ltd. Hydraulic hammering device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61169587U (ja) 1986-10-21

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