JPH0516990B2 - - Google Patents
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- JPH0516990B2 JPH0516990B2 JP11119385A JP11119385A JPH0516990B2 JP H0516990 B2 JPH0516990 B2 JP H0516990B2 JP 11119385 A JP11119385 A JP 11119385A JP 11119385 A JP11119385 A JP 11119385A JP H0516990 B2 JPH0516990 B2 JP H0516990B2
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- chamber
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- piston
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 21
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 24
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 10
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 5
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 3
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
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- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
- Earth Drilling (AREA)
- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、さく岩機やブレーカ等の液圧式打
撃装置の切換弁機構に関し、特に、ピストンとは
別個にバルブフランジを設け、バルブプラグを嵌
着して、このバルブフランジとバルブプラグとの
間に円筒状の切換弁を摺嵌する弁室を形成し、切
換弁を常時一方に付勢する弁規制液室とピストン
の往復動で開閉される制御ポートに連通して切換
弁を移動させる弁制御液室とで切換弁の制御を行
うことにより、切換弁の小形軽量化を図り、打撃
装置の効率を向上させるものである。
撃装置の切換弁機構に関し、特に、ピストンとは
別個にバルブフランジを設け、バルブプラグを嵌
着して、このバルブフランジとバルブプラグとの
間に円筒状の切換弁を摺嵌する弁室を形成し、切
換弁を常時一方に付勢する弁規制液室とピストン
の往復動で開閉される制御ポートに連通して切換
弁を移動させる弁制御液室とで切換弁の制御を行
うことにより、切換弁の小形軽量化を図り、打撃
装置の効率を向上させるものである。
従来、さく岩機やブレーカ等には、シリンダ内
に前後に小径部を有するピストンを摺嵌して前部
液圧室と後部液圧室とを形成し、後部液圧室に円
筒状の切換弁をピストンと同心状に摺嵌し、この
切換弁の前後方向への移動によつて後部液圧室の
液圧を高圧と低圧とに切り換えてピストンを往復
動させる打撃装置や、シリンダにバルブプラグを
嵌着して、バルブプラグ外周とシリンダ内周との
間に円筒状の切換弁をピストンと同心状に摺嵌す
る弁室を形成し、前部液圧室及び後部液圧室から
弁室へ、ピストンの往復動に伴つて開閉される弁
切換用の液圧通路を設けて切換弁を移動させピス
トンの往復動を制御する打撃機構が用いられてい
る。
に前後に小径部を有するピストンを摺嵌して前部
液圧室と後部液圧室とを形成し、後部液圧室に円
筒状の切換弁をピストンと同心状に摺嵌し、この
切換弁の前後方向への移動によつて後部液圧室の
液圧を高圧と低圧とに切り換えてピストンを往復
動させる打撃装置や、シリンダにバルブプラグを
嵌着して、バルブプラグ外周とシリンダ内周との
間に円筒状の切換弁をピストンと同心状に摺嵌す
る弁室を形成し、前部液圧室及び後部液圧室から
弁室へ、ピストンの往復動に伴つて開閉される弁
切換用の液圧通路を設けて切換弁を移動させピス
トンの往復動を制御する打撃機構が用いられてい
る。
ところが、このように切換弁をピストンと同心
状に設ける打撃機構は、さく岩機やブレーカ等が
大形化し、ピストンが大径になると切換弁の径も
大きくなり質量が増加する。切換弁の質量の増加
により慣性が大になると切り換えの応答性が低下
し打撃効率の向上を阻害する。
状に設ける打撃機構は、さく岩機やブレーカ等が
大形化し、ピストンが大径になると切換弁の径も
大きくなり質量が増加する。切換弁の質量の増加
により慣性が大になると切り換えの応答性が低下
し打撃効率の向上を阻害する。
そこで、切換弁の大径化をさけるためには、ピ
ストンと別個にスプール弁を設けた打撃装置が使
用されている。
ストンと別個にスプール弁を設けた打撃装置が使
用されている。
しかしながら、このような切換弁別置形の打撃
機構では、中実のスプール弁を使用する場合、液
圧通路が複雑で錯綜し、かつ弁内の通路流路が狭
く大量の圧液を短時間で切り換えることができな
い。流路断面積を大きくしようとすればスプール
の大径化をまねき質量が増加し応答性を低下させ
る。
機構では、中実のスプール弁を使用する場合、液
圧通路が複雑で錯綜し、かつ弁内の通路流路が狭
く大量の圧液を短時間で切り換えることができな
い。流路断面積を大きくしようとすればスプール
の大径化をまねき質量が増加し応答性を低下させ
る。
中実のスプールに代え中空のスプールを使用す
る場合も、流路の高圧、低圧の切り換えにより法
線方向の荷重変動を生ずるため、強度上肉薄とす
ることができず、大幅な軽量化は困難であり、バ
ルブ応答特性の変更を行うためのバルブ切換受圧
面積の変更、即ちバルブ端面の径の変更も困難で
あつた。
る場合も、流路の高圧、低圧の切り換えにより法
線方向の荷重変動を生ずるため、強度上肉薄とす
ることができず、大幅な軽量化は困難であり、バ
ルブ応答特性の変更を行うためのバルブ切換受圧
面積の変更、即ちバルブ端面の径の変更も困難で
あつた。
この発明は、切換弁別置形の打撃装置における
かかる問題を解決するものである。
かかる問題を解決するものである。
而して、この発明は、液圧通路構成を簡略化す
ると共に、切換弁を肉薄、軽量化して応答性を向
上させることにより、高い効率の得られる液圧式
打撃装置の切換弁機構を提供することを目的とす
る。
ると共に、切換弁を肉薄、軽量化して応答性を向
上させることにより、高い効率の得られる液圧式
打撃装置の切換弁機構を提供することを目的とす
る。
この発明では、前後に小径部を有するピストン
をシリンダ内に摺嵌して前部液圧室と後部液圧室
とを形成し、切換弁で一方の液圧室の液圧を高圧
と低圧とに切り換えてピストンを往復動させる液
圧式打撃装置において、シリンダ外に中空のバル
ブフランジを設け、このバルブフランジ内にバル
ブプラグを嵌着してバルブプラグ外周とバルブフ
ランジ内周との間に円筒状の切換弁を摺嵌する弁
室を形成し、前記切換弁を常時一方に付勢する弁
規制液室と、ピストンの往復動によつて開閉され
る制御ポートに連通して切換弁を移動させる弁制
御液室とを設けると共に、切換弁の移動によつて
高圧回路と低圧回路とに切換連通されて前記一方
の液圧室の給排液を行う給排液通路をバルブプラ
グ内に設けている。
をシリンダ内に摺嵌して前部液圧室と後部液圧室
とを形成し、切換弁で一方の液圧室の液圧を高圧
と低圧とに切り換えてピストンを往復動させる液
圧式打撃装置において、シリンダ外に中空のバル
ブフランジを設け、このバルブフランジ内にバル
ブプラグを嵌着してバルブプラグ外周とバルブフ
ランジ内周との間に円筒状の切換弁を摺嵌する弁
室を形成し、前記切換弁を常時一方に付勢する弁
規制液室と、ピストンの往復動によつて開閉され
る制御ポートに連通して切換弁を移動させる弁制
御液室とを設けると共に、切換弁の移動によつて
高圧回路と低圧回路とに切換連通されて前記一方
の液圧室の給排液を行う給排液通路をバルブプラ
グ内に設けている。
この液圧式打撃装置の切換機構は、シリンダ内
の一方の液圧室の液圧を、ピストンと別個に設け
た切換弁で高圧と低圧とに切り換えてピストンを
往復動させる。切換弁の切り換えは、弁制御液室
と連通する制御ポートをピストンの往復動で開閉
することにより、弁規制液室で一方に付勢されて
いる切換弁を移動させて行われ、高圧回路と低圧
回路とを給排液通路を介して液圧室に連通させ
る。ここではピストンが大径であつても、切換弁
は大径ではなく、また、法線方向の荷重変動がバ
ルブプラグで指示されるため、肉薄で軽量化され
ていて、応答性に優れ、迅速な切り換えが行われ
る。
の一方の液圧室の液圧を、ピストンと別個に設け
た切換弁で高圧と低圧とに切り換えてピストンを
往復動させる。切換弁の切り換えは、弁制御液室
と連通する制御ポートをピストンの往復動で開閉
することにより、弁規制液室で一方に付勢されて
いる切換弁を移動させて行われ、高圧回路と低圧
回路とを給排液通路を介して液圧室に連通させ
る。ここではピストンが大径であつても、切換弁
は大径ではなく、また、法線方向の荷重変動がバ
ルブプラグで指示されるため、肉薄で軽量化され
ていて、応答性に優れ、迅速な切り換えが行われ
る。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明
する。
する。
第1図はこの発明の一実施例である液圧式打撃
機構の構成を示す縦断面図であり、シリンダ1内
にはピストン2が前後方向へ往復動可能に摺嵌さ
れ、シリンダ1の後部にピストンプラグ12が嵌
着されている。ここで、第1図イはピストン2が
前進した状態を、第1図ロはピストン2が後退し
た状態を夫々示している。ピストン2は、大径部
2a、前方小径部2b、後方小径部2cを有し、
この径の相違により前部液圧室3と後部液圧室4
とを形成している。後方小径部2cは、前方小径
部2bより更に径が小さく、従つて、ピストン2
は、後部液圧室4側の受圧面積が前部液圧室3側
に受圧面積より大である。前部液圧室3は、高圧
回路6によつて液圧源(図示せず)と接続されて
いる。
機構の構成を示す縦断面図であり、シリンダ1内
にはピストン2が前後方向へ往復動可能に摺嵌さ
れ、シリンダ1の後部にピストンプラグ12が嵌
着されている。ここで、第1図イはピストン2が
前進した状態を、第1図ロはピストン2が後退し
た状態を夫々示している。ピストン2は、大径部
2a、前方小径部2b、後方小径部2cを有し、
この径の相違により前部液圧室3と後部液圧室4
とを形成している。後方小径部2cは、前方小径
部2bより更に径が小さく、従つて、ピストン2
は、後部液圧室4側の受圧面積が前部液圧室3側
に受圧面積より大である。前部液圧室3は、高圧
回路6によつて液圧源(図示せず)と接続されて
いる。
このシリンダ1の後部上方には、中空のバルブ
フランジ7が立設されており、このバルブフラン
ジ7内にバルブプラグ8が嵌着されている。
フランジ7が立設されており、このバルブフラン
ジ7内にバルブプラグ8が嵌着されている。
バルブプラグ8は、下方の外径を小さくして、
その外周とバルブフランジ7の内周との間に、円
筒状の切換弁5を摺嵌する弁室17を形成してい
る。第2図は、弁室17の部分拡大断面図であ
る。弁室17の外側には、上部に低圧ポート1
4、その下方に高圧ポート13、弁制御ポート
0、低圧ポート22が順に設けられており、高圧
ポート13は高圧回路6により液圧源(図示せ
ず)と接続され、低圧ポート14,22は低圧回
路10によりタンク(図示せず)に接続され、弁
制御ポート20は弁制御通路26によりシリンダ
1の前部に設けられた制御ポート28,36に接
続されている。
その外周とバルブフランジ7の内周との間に、円
筒状の切換弁5を摺嵌する弁室17を形成してい
る。第2図は、弁室17の部分拡大断面図であ
る。弁室17の外側には、上部に低圧ポート1
4、その下方に高圧ポート13、弁制御ポート
0、低圧ポート22が順に設けられており、高圧
ポート13は高圧回路6により液圧源(図示せ
ず)と接続され、低圧ポート14,22は低圧回
路10によりタンク(図示せず)に接続され、弁
制御ポート20は弁制御通路26によりシリンダ
1の前部に設けられた制御ポート28,36に接
続されている。
弁室17の内側には、給排液室18が設けられ
ており、バルブプラグ8内には、この給排液室1
8を後部液圧室4と常時連通させる給排液通路2
4が設けられている。
ており、バルブプラグ8内には、この給排液室1
8を後部液圧室4と常時連通させる給排液通路2
4が設けられている。
切換弁5の外周は、後方が大径になるよう段付
とし、この段部に弁規制液室25が形成されてお
り、また、切換弁5の内周は、前方が小径となる
ように段付とし、この段部に弁制御液室23が形
成されている。弁制御液室23側の受圧面積は弁
規制液室25側の受圧面積より大きい。切換弁5
には、下進位置で高圧ポート13を給排液室18
へ、上進位置で低圧ポート14を給排液室18へ
と切り換えて連通させる給排液切換孔19が穿設
されており、また、弁制御ポート20と弁制御液
室23とを連通させる弁制御孔27が穿設されて
いる。弁規制液室25は常時高圧ポート13に連
通している。
とし、この段部に弁規制液室25が形成されてお
り、また、切換弁5の内周は、前方が小径となる
ように段付とし、この段部に弁制御液室23が形
成されている。弁制御液室23側の受圧面積は弁
規制液室25側の受圧面積より大きい。切換弁5
には、下進位置で高圧ポート13を給排液室18
へ、上進位置で低圧ポート14を給排液室18へ
と切り換えて連通させる給排液切換孔19が穿設
されており、また、弁制御ポート20と弁制御液
室23とを連通させる弁制御孔27が穿設されて
いる。弁規制液室25は常時高圧ポート13に連
通している。
シリンダ1には前述の如く、制御ポート28,
36が設けられ、更にその後方に低圧回路10を
介してタンクに接続される排液ポート32が設け
られている。第1の制御ポート28は、ピストン
2の前後進によつて開閉される。ピストン2の大
径部2aには、ピストン2の前進位置で第2の制
御ポート36と排液ポート32とを連通させる溝
33が設けられている。21は高圧用アキユーム
レータ、15は低圧用アキユームレータである。
36が設けられ、更にその後方に低圧回路10を
介してタンクに接続される排液ポート32が設け
られている。第1の制御ポート28は、ピストン
2の前後進によつて開閉される。ピストン2の大
径部2aには、ピストン2の前進位置で第2の制
御ポート36と排液ポート32とを連通させる溝
33が設けられている。21は高圧用アキユーム
レータ、15は低圧用アキユームレータである。
次に動作を説明する。
切換弁5が下方にある状態では、高圧ポート1
3と給排液室18とが給排液切換孔19を介して
連通しているので、後部液圧室4と前部液圧室3
とは、共に高圧回路6に連通する。このとき、ピ
ストン2の後部液圧室4側の受圧面積は、前部液
圧室3側の受圧面積より大であるから、ピストン
2は前進する。この状態では、第1図ロの如く第
1の制御ポート28が前部液圧室3側に開かれて
おり、第2の制御ポート36がピストン2の大径
部2aで閉じられているので、弁制御通路26、
弁制御ポート20を介して前部液圧室3と連通し
ている弁制御液室23は高圧となつている。従つ
て、弁規制液室25と弁制御液室23とは共に高
圧であり、弁制御液室23側の受圧面積が弁規制
液室25側の受圧面積より大であるため切換弁5
は下方に保持されている。
3と給排液室18とが給排液切換孔19を介して
連通しているので、後部液圧室4と前部液圧室3
とは、共に高圧回路6に連通する。このとき、ピ
ストン2の後部液圧室4側の受圧面積は、前部液
圧室3側の受圧面積より大であるから、ピストン
2は前進する。この状態では、第1図ロの如く第
1の制御ポート28が前部液圧室3側に開かれて
おり、第2の制御ポート36がピストン2の大径
部2aで閉じられているので、弁制御通路26、
弁制御ポート20を介して前部液圧室3と連通し
ている弁制御液室23は高圧となつている。従つ
て、弁規制液室25と弁制御液室23とは共に高
圧であり、弁制御液室23側の受圧面積が弁規制
液室25側の受圧面積より大であるため切換弁5
は下方に保持されている。
ピストン2が前進すると、第1図イの如く、ピ
ストン2の大径部2aで第1の制御ポート28が
閉じられ、第2の制御ポート36が溝33を介し
て排液ポート32と連通するので弁制御通路2
6、弁制御液室23が低圧となる。このとき弁規
制液室25は高圧のままであるから、切換弁5は
上昇する。切換弁5が上昇すると、給排液切換孔
19によつて給排液室18が低圧ポート14に連
通されるので、後部液圧室4は低圧回路10に連
通する。
ストン2の大径部2aで第1の制御ポート28が
閉じられ、第2の制御ポート36が溝33を介し
て排液ポート32と連通するので弁制御通路2
6、弁制御液室23が低圧となる。このとき弁規
制液室25は高圧のままであるから、切換弁5は
上昇する。切換弁5が上昇すると、給排液切換孔
19によつて給排液室18が低圧ポート14に連
通されるので、後部液圧室4は低圧回路10に連
通する。
前進したピストン2はロツド(図示せず)を打
撃して前進を停止し、後部液圧室4が低圧となつ
ているため後退を始める。
撃して前進を停止し、後部液圧室4が低圧となつ
ているため後退を始める。
ピストン2が後退すると、第1の制御ポート2
8が前部液圧室3側に開かれ、第2の制御ポート
36が大径部2aで閉じられるため、弁制御通路
26を介して弁制御液室23が再び高圧となり切
換弁5が下降する。
8が前部液圧室3側に開かれ、第2の制御ポート
36が大径部2aで閉じられるため、弁制御通路
26を介して弁制御液室23が再び高圧となり切
換弁5が下降する。
切換弁5が下降すると給排液室18が高圧ポー
ト13と連通し、後部液圧室4の圧力が上昇し
て、慣性により後退を続けようとするピストン2
は制動を受け、後退の運動エネルギーが高圧液の
形で高圧用アキユムレータ21に蓄積される。後
退を停止したピストン2は再び前進行程に入り同
様のサイクルが繰り返される。
ト13と連通し、後部液圧室4の圧力が上昇し
て、慣性により後退を続けようとするピストン2
は制動を受け、後退の運動エネルギーが高圧液の
形で高圧用アキユムレータ21に蓄積される。後
退を停止したピストン2は再び前進行程に入り同
様のサイクルが繰り返される。
なお、この実施例では、切換弁は立向きに設け
られているが、横向きに配置することも可能であ
る。
られているが、横向きに配置することも可能であ
る。
この発明の液圧式打撃装置の切換弁機構は、上
述の如く構成されているため、構造が簡単で加工
工数が低減される。また、ピストンが大径となつ
ても切換弁を大径とする必要はなく、しかも切換
弁を肉薄としても強度上の問題も生じないため軽
量化が可能で応答性が向上し、高い効率の液圧式
打撃装置が得られる。
述の如く構成されているため、構造が簡単で加工
工数が低減される。また、ピストンが大径となつ
ても切換弁を大径とする必要はなく、しかも切換
弁を肉薄としても強度上の問題も生じないため軽
量化が可能で応答性が向上し、高い効率の液圧式
打撃装置が得られる。
第1図は、この考案の一実施例である液圧式打
撃機構の構成を示す縦断面図、第2図は、弁室の
部分拡大断面図である。 図中、1はシリンダ、2はピストン、3は前部
液圧室、4は後部液圧室、5は切換弁、6は高圧
回路、7はバルブフランジ、8はバルブプラグ、
10は低圧回路、17は弁室、23は弁制御液
室、24は給排液通路、25は弁規制液室、2
8,36は制御ポートである。
撃機構の構成を示す縦断面図、第2図は、弁室の
部分拡大断面図である。 図中、1はシリンダ、2はピストン、3は前部
液圧室、4は後部液圧室、5は切換弁、6は高圧
回路、7はバルブフランジ、8はバルブプラグ、
10は低圧回路、17は弁室、23は弁制御液
室、24は給排液通路、25は弁規制液室、2
8,36は制御ポートである。
Claims (1)
- 1 前後に小径部を有するピストンをシリンダ内
に摺嵌して前部液圧室と後部液圧室とを形成し、
切換弁で一方の液圧室の液圧を高圧と低圧とに切
り換えてピストンを往復動させる液圧式打撃装置
において、シリンダ外に中空のバルブフランジを
設け、該バルブフランジ内にバルブプラグを嵌着
してバルブプラグ外周とバルブフランジ内周との
間に円筒状の切換弁を摺嵌する弁室を形成し、前
記切換弁を常時一方に付勢する弁規制液室と、ピ
ストンの往復動によつて開閉される制御ポートに
連通して切換弁を移動させる弁制御液室とを設け
ると共に、切換弁の移動によつて高圧回路と低圧
回路とに切換連通されて前記一方の液圧室の給排
液を行う給排液通路をバルブプラグ内に設けたこ
とを特徴とする液圧式打撃装置の切換弁機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11119385A JPS61270085A (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 | 液圧式打撃装置の切換弁機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11119385A JPS61270085A (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 | 液圧式打撃装置の切換弁機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61270085A JPS61270085A (ja) | 1986-11-29 |
JPH0516990B2 true JPH0516990B2 (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=14554851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11119385A Granted JPS61270085A (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 | 液圧式打撃装置の切換弁機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61270085A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE527921C2 (sv) * | 2004-10-20 | 2006-07-11 | Atlas Copco Rock Drills Ab | Slagverk |
-
1985
- 1985-05-23 JP JP11119385A patent/JPS61270085A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61270085A (ja) | 1986-11-29 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |