JPH0611711U - 歯科用の印象収納庫 - Google Patents

歯科用の印象収納庫

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JPH0611711U
JPH0611711U JP5623892U JP5623892U JPH0611711U JP H0611711 U JPH0611711 U JP H0611711U JP 5623892 U JP5623892 U JP 5623892U JP 5623892 U JP5623892 U JP 5623892U JP H0611711 U JPH0611711 U JP H0611711U
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JP5623892U
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English (en)
Inventor
一成 城田
Original Assignee
城田電気炉材株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波による発振装置を用いた加湿器を利用
することなく、収納庫内の底部に装設せる水槽内に水を
張りこれを電熱ヒーターにより加熱して発生させる水蒸
気により、収納庫内を所定の湿度に保持する形態としな
がら、水を殆んど補給しないで、収納庫内を100%に
近い湿度に保持し得るようにする。 【構成】 上面側が開放する箱状に形成した外箱1内
に、合成樹脂材により上面側に開放口2aを具備する水
密なホッパー状に形成せる印象収納ホッパー2を、内箱
状に嵌装し、その印象収納ホッパー2内には、底部に少
量の水を張り込むとともに採取した印象を保持するトレ
ー8を載置せしめる架台7を配設し、上面側の開放口2
aには合成樹脂材よりなる蓋体3を嵌装し、外箱1の内
腔で、前記印象収納ホッパー2の底面に当接する部位
に、その印象収納ホッパー2内に張込んだ水を26度C
乃至32度C程度の範囲に昇温せしめる能力に設定した
電熱ヒーター4を配設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、歯科の治療において、義歯・クラウン等を作るために、患者の歯か ら採取した印象を、それに石膏を流して石膏型を成形する工程を行なうまでの間 、乾燥による収縮が生じないように、加湿状態として収納保存せしめておく、歯 科用の印象収納庫についての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
患者の歯から採取した印象を、それに石膏を流し込む工程を行なうまでの間、 一時的に収納して加湿状態に保存しておく歯科用の印象収納庫は、従前のものに あっては、実公昭56−28980号公報にあるように、トレーに印象材を盛っ てトレーごと患者の口の中に挿入することで採取した印象をそのトレーごと収納 する密閉可能な箱状の収納庫と、超音波による発振装置で振動する振動板により 、水を超微細粒子の霧状にして吹き出す加湿器とを組合わせて、その加湿器から 霧状に吹き出される水の超微細粒子により、収納庫内の湿度を飽和状態に保持せ しめるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従前の歯科用の印象収納庫は、収納した印象が乾燥により収縮して狂いを生ぜ しめるようになるのを避けるため、収納庫内の湿度を飽和状態に保持せしめるの に、超音波による発振装置を利用して水を超微細粒子の霧状に吐出する加湿器を 用いていることから、収納庫内の湿度の保持が、超音波による発振装置で振動す る振動板の性能に左右されることになり、調整がむづかしいことで性能が安定し ない問題がある。
【0004】 このことから、収納庫の内部に水槽を設け、これを電熱ヒーターにより加熱し て水蒸気を発生させ、これにより収納庫内の湿度を飽和乃至飽和に近い状態に保 持せしめる手段が試みられてきている。しかし、この手段は、収納庫内の湿度を 確実に飽和に近い状態に保持せしめるために、水蒸気の発生量を多くするよう電 熱ヒーターによる加熱温度を高くすると、収納庫内の温度が、寒天・アルギン酸 を主体としている印象材に許容される60度Cの上限温度を越えるようになって 、収納している印象に狂いを生ぜしめるようになるので、電熱ヒーターによる加 熱の温度制御がむづかしい問題がある。また、前記上限温度に達しないように電 熱ヒーターの作動を制御した場合においても、水の消耗が甚しく、絶えず水を補 給してやらないと、空だきの状態となって収納庫内を乾燥状態とするので、水槽 内の水の管理が面倒になる問題がある。
【0005】 本考案は、従前手段に生じているこれらの問題を解消せしめるためになされた ものであって、安定した性能を発揮するよう、超音波による発振装置を用いた加 湿器を利用することなく、収納庫内の底部に装設せる水槽内に水を張りこれを電 熱ヒーターにより加熱して発生させる水蒸気により、収納庫内を所定の湿度に保 持する形態としながら、温度制御が簡単で、かつ、水の管理を簡略にして、収納 庫内を100%に近い湿度に保持し得るようにする新たな手段を提供することを 目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
しかして、本考案は、上述の目的のために種々の研究を重ねて得られた知見に より完成したものである。即ち、患者の歯の印象を採取した印象材を、一時的に 収納して、乾燥がない状態に保持せしめておくための収納庫は、収納して保存す る印象材に、乾燥による変形収縮が生じないようにするためのものであり、内部 の雰囲気が、飽和またはそれに近い湿度に保存されていればよいものであること 、そして、このようにするには、収納庫が印象材を収納した状態で内部を気密に 保持し得るようになっていれば、それの内部に少量の水を張り込んでおいて、収 納庫全体を、昇温させるようにすることで、効率良く収納庫内の雰囲気を飽和な いし、飽和に近い状態に保持できること、そして、このとき、収納庫の加温を、 26度C〜32度Cの極く低い温度範囲となるように設定すると、効率が良くな り、殆んど水の補給を行なわないで、収納庫内を飽和ないし飽和に近い状態に保 持し得ることが判ってきたことから、収納庫を、合成樹脂材により上方が開放す る水密ホッパーに形成して、それの内腔の底部に少量の水を張り、上面の開放口 を開閉自在の蓋体で気密に蓋し、この状態において、収納庫の底面の下方に、収 納庫内の水を26度C〜32度C程度の低い温度範囲に昇温させる程度の小さい 能力の電熱ヒーターを配設して、この電熱ヒーターにより常時加温するようにし たところ、ヒーターによる加温の温度コントロールを行なわず、しかも収納庫内 に対する水の補給を殆んど行なわないで、その収納庫内の湿度を飽和状態乃至そ れに近い状態に長時間に保持せしめ得るようになる結果が得られたことによるも のである。
【0007】 そして、このことから、本考案においては、前述の目的を達成するための手段 として、上面側が開放する箱状に形成した外箱内に、合成樹脂材により上面側に 開放口を具備する水密なホッパー状に形成せる印象収納ホッパーを、内箱状に嵌 装し、その印象収納ホッパー内には、底部に少量の水を張り込むとともに採取し た印象を保持するトレーを載置せしめる架台を配設し、上面側の開放口には合成 樹脂材よりなる蓋体を嵌装し、外箱の内腔で、前記印象収納ホッパーの底面に当 接する部位に、その印象収納ホッパー内に張込んだ水を26度C乃至32度C程 度の範囲に昇温せしめる能力に設定した電熱ヒーターを配設してなる歯科用の印 象収納庫を提起するものである。
【0008】
【実施例】
次に実施例を図面に従い詳述する。 図1は本考案を実施せる歯科用の印象収納庫の蓋を外した状態の斜視図、図2 は同上のセット途上の状態における一部破断した斜視図で、同図において、1は ボディを構成する外箱、2は外箱1内に装脱自在に落し込むように嵌合する印象 収納ホッパー、3は印象収納ホッパー2の上面側の開放口2aを開閉自在に蓋す る蓋体である。
【0009】 外箱1は、合成樹脂材または金属材等の適宜の資材により、上面側が開口10 する四角な箱状に形成してあり、内部には、プレート状に形成したヒーター4が 配設され、外面の正面側には、そのヒーター4に対する通電をオン・オフするス イッチSWが装設してある。
【0010】 前記ヒーター4は、熱伝導性の良い金属板で、薄い平箱状に形成したケース4 0内に電熱ヒーターを収蔵せしめて構成してあって、それのボディとなる薄い平 箱状のケース40は、それの周縁部が、外箱1内の底部に立設した支柱11・1 1に上下可動に支持され、かつ、ばね12・12により上昇側に付勢してある( 図3)。このヒーター4は、それの上面に載置される印象収納ホッパー2内の底 部に、水Wを,水深が1〜2cm程度となるよう少量張込んだ状態において、この 収納ホッパー2の全体を、26度C〜32C度程度の範囲の温度に昇温させる能 力のものに設定してあり、現実には、100V・10Wの電熱ヒーターが使用さ れている。
【0011】 印象収納ホッパー2は、合成樹脂材により、前記外箱1の内側に嵌合する水密 な内箱状に形成してあって、上面側の開放口2aには、該印象収納ホッパー2を 、図3に示す如く外箱1内に落し込んだときに、外箱1の上面側の開口10の口 縁に係止するよう外周に向け張出す鍔部20が形設してある。そして、該印象収 納ホッパー2は、前記鍔部20により外箱1の内側に吊下げた状態としたときに 、底面が前述のヒーター4の上面に圧接して、そのヒーター4をばね12・12 の付勢に抗して押し下げていく深さに形成してあり、これにより、該印象収納ホ ッパー2の底面が、それの下方に配位して外箱1内の底部に設けたヒーター4に 密着していくようにしてある。
【0012】 また、該印象収納ホッパー2の内腔の底部には、該印象収納ホッパー2内に張 られる水Wのレベルを検知するレベルセンサ5が設けてある。50・50はこの レベルセンサ5の接触端子片で、印象収納ホッパー2の底面に側方に突出するよ うに設けてあり、外箱1の内腔の底面に前述のヒーター4と並列するように配設 されて、バネ51・51により上昇側に付勢されている接触端子52・52と衝 合することで、レベルセンサ5が前述のヒーター4の下方に配設されている制御 装置6と接続する状態となり、検出結果を外箱1の外面に設けた表示ランプ53 ・54に表示するようになる。
【0013】 7は、印象収納ホッパー2内に、患者の歯から採取した印象を、それを保持す るトレー8ごと収納させるときに、その印象が、印象収納ホッパー2内の底に張 っておく水Wのレベルより上方に位置する状態として支承するよう、印象収納ホ ッパー2内に装脱自在に装入した印象載置用の架台で、目抜板または網状体によ り棚枠状に形成してある。
【0014】 印象収納ホッパー2の上面側の開放口2aを開閉自在に蓋する蓋体3は、透明 な合成樹脂材により周縁部が、前記開放口2aの周縁に形成されている鍔部20 の上面に重合してその開放口2aを密閉状態とする透明板に形成してある。
【0015】 9は、電源コードである。
【0016】 このように構成せる実施例装置は次のように作用する。 使用するときは、電源コード9を電源ソケットに接続し、印象収納ホッパー2 内の底に1cm乃至2cm程度の水位になるよう少量の水Wを張り込み、印象収納ホ ッパー2の上面側の開放口2aを蓋体3により閉塞して、スイッチSWをオンと する。
【0017】 これにより、印象収納ホッパー2は、外周が外箱1で覆われた状態で、それの 底面の下方に配設されたヒーター4により全体が加温され、内腔の底部に張込ん だ水は、このヒーター4による加温で気化蒸発して、印象収納ホッパー2内に充 満していき、その印象収納ホッパー2内の湿度を、その温度における飽和状態と していく。
【0018】 このとき、ヒーター4による加温作動が、印象収納ホッパー2内の水を、合成 樹脂材よりなる印象収納ホッパー2ごと、26度C乃至32度Cの極く低い温度 範囲において昇温させていくように設定してあることで、過剰に蒸発して復水す る蒸気の量が著しく少ないことから、印象収納ホッパー2内は、そこに張り込ん だ水に殆んど消耗を生ぜしめずに、飽和乃至飽和に近い湿度に保持されるように なる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による歯科用の印象収納庫は、印象を収納する印 象収納ホッパー2が、収納した印象を加湿する蒸気を発生させる水槽を兼ねてい て、この印象収納ホッパー2の底面を、それの内腔の底部に1〜2cm程度の水W を張り込んで上部の開放口2aを蓋体3で密閉した状態として、該印象収納ホッ パー2内の水を26度C〜32度Cの範囲程度に昇温させる能力に設定した電熱 ヒーター4により加温することで、該印象収納ホッパー2内部に張り込んでおい た水Wから気化蒸発する水蒸気により、印象収納ホッパー2の内部の雰囲気を湿 度100%乃至これに近い湿度に保持せしめるようにしているのだから、その水 蒸気の発生量が、26度C〜32度Cの範囲の比較的低い温度における飽和蒸気 圧をつくるための少量でよいことになるので、温度制御手段を格別設けることな く、かつ、印象収納ホッパー2内に張り込んだ水Wに殆んど消耗を生ぜしめずに 、印象収納ホッパー2内を飽和乃至飽和に近い湿度に保持せしめるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施せる歯科用の印象収納庫の蓋体を
開放させた状態の斜視図である。
【図2】同上歯科用の印象収納庫の印象収納ホッパーを
外箱から抜き上げた状態における一部破断した斜視図で
ある。
【図3】同上歯科用の印象収納庫の縦断側面図である。
【図4】同上歯科用の印象収納庫の縦断正面図である。
【符号の説明】
SW…スイッチ、W…水、1…外箱、10…開口、11
…支柱、12…ばね、2…印象収納ホッパー、2a…開
放口、20…鍔部、3…蓋体、4…ヒーター、40…ケ
ース、5…レベルセンサ、50…接触端子片、51…バ
ネ、52…接触端子、53・54…表示ランプ、6…制
御装置、7…架台、8…トレー、9…電源コード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面側が開放する箱状に形成した外箱1
    内に、合成樹脂材により上面側に開放口2aを具備する
    水密なホッパー状に形成せる印象収納ホッパー2を、内
    箱状に嵌装し、その印象収納ホッパー2内には、底部に
    少量の水を張り込むとともに採取した印象を保持するト
    レー8を載置せしめる架台7を配設し、上面側の開放口
    2aには合成樹脂材よりなる蓋体3を嵌装し、外箱1の
    内腔で、前記印象収納ホッパー2の底面に当接する部位
    に、その印象収納ホッパー2内に張込んだ水を26度C
    乃至32度C程度の範囲に昇温せしめる能力に設定した
    電熱ヒーター4を配設してなる歯科用の印象収納庫。
JP5623892U 1992-07-17 1992-07-17 歯科用の印象収納庫 Pending JPH0611711U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013100332A1 (ko) * 2011-12-27 2013-07-04 오스템임플란트 주식회사 치과용 임플란트를 위한 가습챔버

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