JPH0611578Y2 - 架装置の転倒防止構造 - Google Patents

架装置の転倒防止構造

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JPH0611578Y2
JPH0611578Y2 JP4407987U JP4407987U JPH0611578Y2 JP H0611578 Y2 JPH0611578 Y2 JP H0611578Y2 JP 4407987 U JP4407987 U JP 4407987U JP 4407987 U JP4407987 U JP 4407987U JP H0611578 Y2 JPH0611578 Y2 JP H0611578Y2
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JP
Japan
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rack device
rack
installation
floor
casters
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JP4407987U
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JPS63152275U (ja
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雅生 菅谷
重行 鈴木
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 本考案は架或いは筐体構造で、底部に移動用のキャスタ
と、据付調整用の台足とを備えた、比較的背の高い電子
装置の構造に係り、裾側壁に出張って防止金具を設け、
転倒防止作用を行わせた構造で、これにより、架装置の
移送時の傾き、および据付後の振動衝撃に対しても、転
倒および位置ずれ等の防止作用が成される。
〔産業上の利用分野〕
本考案は電子装置で比較的背の高い,キャスタ付き架装
置の構造に係り、移送作業中の傾きや、据付後の振動衝
撃に対する、架装置の転倒防止構造に関す。
コンピュータや通信回線の普及により、情報通信が社会
活動に与える影響は益々大きくなりつつあり、国内,国
外を問わず、その安全維持に対する要望が強まりつつあ
り、特に地震に対する耐震仕様が、比較的背の高い架或
いは筐体構造の架装置について、強く要求されている。
また、輸出用装置では、特に米国のUL規格が厳しく、
この認定を取得することがビジネス上必須となってい
る。
〔従来の技術〕
第3図(a)に従来の一例の架装置の移送状態、同図(b)に
同据付状態、同図(c)に同抽出し型の架装置の移送状
態、同図(d)に同抽出し型の架装置の据付状態を示す。
図(a)に示される如くに、電子装置は比較的背の高い筐
体構造の架装置11に収容されており、その架装置11の底
部に、複数のキャスタ2と、据付用で螺入されたレベル
調整可能な複数の台足3とが備えてある。
台足3をねじ込んで、その頭部が移送時に邪魔にならな
い程度に、床面から浮かせた状態で、架装置11を据付位
置まで移動させ、所定位置に停止させたら、台足3をね
じ戻し調整して、架装置11を完全垂設と、隣とのレベル
合わせを行う。
この時、全キャスタ2共床面から浮かし、全台足3で均
等に架装置11の重量を支える如く行う。この後、図(b)
に示される如くに、架装置11を固定するため、固定金具
5を用いて、床面に架装置11の下部を固定させている。
また、図(c)、図(d)の如く、取扱上実装された大形パネ
ル9を抽出した時、大きな重心の移動を伴う構造の架装
置12では、据付前の試験時にも必要なため、転倒防止の
支え用の支持金具6を下部片面に常設したものもある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
かように、据付後の耐震仕様は満足しているが、 (1)正規の据付に至るまでの過程、例えばキャスタ2に
よる走行移動、での転倒防止は殆ど考慮されていなかっ
た。
(2)台足3を用いて、移送時の傾きの支えとすることも
可能であるが、重量装置では台足3に変形を来したり、
この防止のためには過剰の強度を持たせることになり、
使用しなかった。
(3)取扱上重心移動を伴う特別な架装置12に設ける支持
金具6は、据付後も同じ状態で取付けられており、その
出張りに足を引っ掛ける恐れがあり危険である。
等の問題点があった。
本考案は上記問題点を無くし、架装置の移送時も、据付
後も転倒防止作用をなす、架装置の新構造を提案するも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
第2図に示す如く、底部に移動用キャスタ2および個々
に上下方向移動可能に螺入された支持用台足3をそれぞ
れ複数備えた架装置1において、キャスタ2による移動
方向に向けて架装置1下部側面に床面から所定高さで出
張らせた上昇位置と台足3による床面への架装置支持状
態で床面へ接触固定させ得る下降位置とに選択移動させ
て架装置1に固定し得る複数の転倒防止用の防止金具4
を該架装置1の下部側面に設けた、本考案の架装置の転
倒防止構造により解決されさる。
〔作用〕
即ち、架装置の裾側壁に出張って防止金具が取付けられ
るので、底部内に位置する台足より、転倒防止効果は大
きく、且つ据付固定用も兼ねてコストアップも抑えてお
り、目的は達成される。
キャスタ2付き架装置1は、重量装置では非常に取扱上
便利であるが、床面接触が底面積より内方に位置し、傾
き易く、転倒し易い状態となる。
また、据付状態では、別の上下可動の台足3を調整し
て、キャスタ2を浮かせ、荷重を支えて動きを止めると
共に、架装置1を垂設しレベル合わせを行っており、こ
の台足3を用いて、移送時の傾きの支えとするには、前
述の如く問題がある。
そこで、架装置1の裾側壁に防止金具4を出張って外付
けすれば、移送時には、先端部が支えになって傾きを制
限させて、転倒の防止作用を成し、据付時には、位置を
下げて防止金具4の下面を床面に接触させて、ねじ等で
床に固定することにより、架装置1を床面に強固に固定
させることが出来る。
この防止金具4は、底面より出張って支えるので、台足
3に比べ、強度は少なくて済み、更に、可動部が無いの
で安全率も下げることが出来、小形で大きな作用を成す
ことが出来、据付後に足を引っ掛ける危険も殆ど無くす
ることが出来る。
かくして、架装置の移送時の転倒防止も果たし、据付時
には架装置を床へ強固に固定させることが出来、且つ、
コストアップも抑えられる。
〔実施例〕
以下図面に示す実施例によって本考案を具体的に説明す
る。
全図を通し同一符合は同一対称物を示す。
第1図は本考案の一実施例の防止金具の斜視図、第2図
は本考案の一実施例の架装置で、(a)は移送状態の前面
図、(b)は同側面図、(c)は移送傾き時の作用図、(d)は
据付状態の前面図、(e)は同側面図を示す。
実施例の電子装置は、外形幅90×奥50×高200cm、重量4
00kg以下の架装置1で、底部に4個のキャスタ2と、調
整可能に螺入された4個の台足3と、更に、裾前後壁面
に4個の防止金具4を外付けに出張らしてねじ止めして
ある。
この防止金具4は、第1図のように、左右に2個の長円
穴42を設けた長四角の取付け板41の中央部に、両側を折
曲して補強させ、中心に円穴44を開けた支え板43が、直
角に端部を熔接してあり、取付け板41の反対面を取付け
面45として、架装置1の裾壁面に当て、長円穴42にねじ
を通して締着して防止金具4が取付けられる。
据付前は、移送用として支え板43の下面46が床面から所
定に揚がった位置に固定させる。
かくして、架装置1の裾壁面から支え板43が出張り、傾
きに対して、その先端部が床面に当たり支えて転倒の防
止作用を果たす。
実施例では、400kgの架装置1の奥行方向10度の傾きで
転倒しなくするのに、防止金具4の支え板43の出張りは
45mm、同下面46と床面間は20mmで済む程の小ささであっ
た。
以上の如くに、キャスタ2による移動方向に向けて架装
置1の下部側面に床面から所定高さで出張らせた上昇位
置することで移動時の転倒が防止され、台足3による床
面への架装置1支持状態でレベル調整した状態の据付時
には、防止金具4の固定ねじを緩めて長円穴42に添っ
て下降位置とし、下面46を床面に接触させて穴44に
ねじを通し床面に締着させる。この後長円穴42のねじ
を締め付けることで、架装置1は完全に床に固定され、
不用意な外力や地震などによって転倒することなく安全
なものとなる。以上のように、上昇位置と、下降位置と
に選択的に防止金具4を架装置1に固定することで、移
動時ならびに据付固定時の何れに対しても安全性が確保
される。
上記の実施例は一例を示し、防止金具4の形状、固定の
方法および使用位置と個数、架装置1の仕様は上記に限
定するものではない。
〔考案の効果〕
以上の如く、本考案により、架装置の移送時の転倒防止
が果たせ、据付時には床へ強固に固定させることが出
来、据付後の振動衝撃に対しても、転倒および位置ずれ
等を防止することが出来、且つコストアップも抑えら
れ、その効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の防止金具の斜視図、 第2図は本考案の一実施例の架装置、 第3図は従来の一例の架装置の転倒防止構造である。 図において、 1,11,12は架装置、2はキャスタ、 3は台足、4は防止金具、 5は固定金具、6は支持金具、 9は大形パネル、 41は取付け板、42は長円穴、 43は支え板、44は穴、 45は取付け面、46は下面である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部に移動用キャスタ(2)および個々に
    上下方向移動可能に螺入された支持用台足(3)をそれ
    ぞれ複数備えた架装置(1)において、 キャスタ(2)による移動方向に向けて架装置(1)下
    部側面に床面から所定高さで出張らせた上昇位置と台足
    (3)による床面への架装置支持状態で床面へ接触固定
    させ得る下降位置とに選択移動させて架装置(1)に固
    定し得る複数の転倒防止用の防止金具(4)を該架装置
    (1)の下部側面に設けたことを特徴とする架装置の転
    倒防止構造。
JP4407987U 1987-03-25 1987-03-25 架装置の転倒防止構造 Expired - Lifetime JPH0611578Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4407987U JPH0611578Y2 (ja) 1987-03-25 1987-03-25 架装置の転倒防止構造

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JP4407987U JPH0611578Y2 (ja) 1987-03-25 1987-03-25 架装置の転倒防止構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63152275U JPS63152275U (ja) 1988-10-06
JPH0611578Y2 true JPH0611578Y2 (ja) 1994-03-23

Family

ID=30861548

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4407987U Expired - Lifetime JPH0611578Y2 (ja) 1987-03-25 1987-03-25 架装置の転倒防止構造

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JP (1) JPH0611578Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018167336A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 ブラザー工業株式会社 工作機械

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018167336A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 ブラザー工業株式会社 工作機械

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Publication number Publication date
JPS63152275U (ja) 1988-10-06

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