JPH06115168A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH06115168A
JPH06115168A JP4298131A JP29813192A JPH06115168A JP H06115168 A JPH06115168 A JP H06115168A JP 4298131 A JP4298131 A JP 4298131A JP 29813192 A JP29813192 A JP 29813192A JP H06115168 A JPH06115168 A JP H06115168A
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JP
Japan
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input
plate
characters
tape
character set
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Application number
JP4298131A
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English (en)
Inventor
Masayuki Takayama
昌之 高山
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転体などの位置に基づいて仮名文字等を入
力し、テープに印字を行なう記録装置で、ROMパック
などで新たな文字セットの入力が可能となった場合の入
力操作を容易にする。 【構成】 回転体5の外周に入力要素である仮名文字や
特殊記号などを記載した表示リング7を着脱可能に設
け、ROMパック20を装着して特殊文字、記号、絵文
字など新たな文字セットの入力を可能とする場合には、
この表示リング7を交換する。交換した表示リング10
7には、入力可能な要素が記載されており、直接これを
入力することが可能となる。更に、表示リング7を装置
本体側に設ければ、記載する文字・記号・図形を正立状
態で記載できるので、入力が容易となる。特殊文字や記
号などでは、倒立位置での読み取りが困難な場合がある
ので、この利点は大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置に関し、詳し
くは回転あるいは摺動等の移動可能な移動体の移動位置
もしくはキーボードにより文字・記号・図形のうち少な
くとも一種を含む文字セットから入力要素を特定し、こ
の入力要素もしくは入力要素から仮名−漢字変換等によ
り変換された文字列をテープに印字して排出する記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テープに所定の文字を印字する記
録装置としては、文字を入力するのにキーボードを用い
るもの、もしくは図7に示すように、ひら仮名と数種の
記号を記載した円柱状のダイヤルDを備え、このダイヤ
ルDの回転位置により、入力するひら仮名を特定するも
のが知られている。図7に示した構成では、装置本体側
Cには、ダイヤルDの位置を特定する矢印等の符号Aが
付いており、ダイヤルD上の文字をこの符号の位置を合
わせて確定キーKを押すと、その文字が入力される。入
力された文字(仮名)は、更に仮名漢字変換キーGを操
作することにより漢字に変換され、印字キーPを操作す
ることで、テープTに印字される。なお、テープは、裏
面に接着剤が予め塗布されており、そのままバインダー
の背表紙やビデオテープなどに貼り付けることができる
ものや、ラミネートテープなど各種の形態が知られてい
る。
【0003】かかる記録装置は、印字用の文字もしくは
文字列は、キーボードから入力するか、仮名文字が配列
されたダイヤルを操作することで入力する。後者の構成
では、キーボード上の数十のキーから所望の文字を探し
てキーを操作する必要がなく、キーボード操作に慣れて
いない人でも、容易に使用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、入力要
素を、記録装置内蔵のROMに記憶された仮名文字等に
限定せず、外部記憶媒体を用いて拡張しようとした場
合、このプレート上の記載が入力要素の拡張に対応でき
ないという問題があった。通常、記録装置の内部には、
入力する仮名文字等に対応した文字セットを記憶したR
OMが存在する。従って、入力する文字がひら仮名もし
くはひら仮名に対応したカタカナである場合には問題な
いが、ギリシャ文字、ローマ文字、図記号、各種シンボ
ル等をICカードやROMバックなどの外部記憶媒体の
形態で供給し、印字可能にしようとすると、これらの文
字・シンボルを入力するのが極めて困難であるという問
題があった。ダイヤル上に記載されたひら仮名とこれら
の文字・シンボルとの対応表を添付し、使用者はこの対
応表を見て入力を行なうか、いちいち仮名−漢字変換を
利用してシンボルを特定するといった多大な手間を必要
としていたのである。
【0005】なお、図7に示すダイヤルDの径を大きく
して、最初から特殊文字などを記載して置くことも考え
られはするが、完全な拡張にはならないこと、装置が大
きくなること、選択する入力要素の数が増えて選択しに
くいことなどから現実的な解決とならない。しかも、特
殊文字や図形・記号などは、上下左右の別が通常の文字
ほどはっきりしていないから、入力位置に置かれた文字
以外の文字は、ダイヤルの回転位置に応じた向きで表示
される装置の場合、読み取りが困難であると言う問題も
あった。例えば、ギリシャ文字の「Γ」が最初から記載
されていた場合、これが入力位置と隔たった位置にあれ
ば「L」の文字と紛らわしい。他の文字も同様に、ダイ
ヤルの回転に応じて、種々の角度となる。このため、特
殊文字や記号・図形などを順次入力しようとすると、選
択する入力要素の数が余り多くなると、次に入力しよう
としている文字・図形・記号を探すのが、困難になるの
である。
【0006】本発明の記録装置は、こうした問題を解決
し、キーボードもしくは移動体を用いて入力要素の特定
を行なうものにおいて、新たな文字セットの入力を容易
とすることを目的としてなされ、次の構成を採った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の記録装置は、装
置本体に設けられた移動体の移動位置もしくはキーボー
ドの操作により、文字・記号・図形のうち少なくとも一
種を含む文字セットから入力要素を特定する入力手段
と、該入力された要素もしくは該要素に従って得られる
文字、記号もしくは図形をテープに印字して排出するテ
ープ印字手段とを備えた記録装置において、前記入力手
段により呼出可能な文字セットの表示を変更可能とした
ことを特徴とする。
【0008】ここで、文字セットの表示の変更は、ディ
スプレイを設けて行なっても良いし、呼出可能な文字セ
ットに対応した入力要素を記載したプレートを着脱自在
に取り付けることによって実現してもよい。前者の場
合、新たな入力要素の入力が可能となったとき、新たな
入力要素をディスプレイ上に表示して移動体の移動位置
により特定できるものとすればよく、後者の場合、新た
な入力要素を記載したプレートをそれまで使用していた
プレートに替えて、あるいはそれに重ねて取り付けるも
のとすれば良い。
【0009】移動体は、装置本体に対して摺動自在なス
ライドバーや自由曲線に沿って移動可能なものであって
も良いし、回転可能な回転体であっても良い。回転体の
場合、回転は全周に亘るものであっても良いし、一定の
角度内の回転であっても差し支えない。また、前者の場
合、回転体の回転方向が一方に限定されていても差し支
えない。移動体の形態としては、厚みのある柱体であっ
ても良いし、円盤状など板状のものであっても差し支え
ない。更に、現実に物体が移動しなくとも、ディスプレ
イ上の表示により移動するようなものであっても差し支
えない。、例えば、カーソルキーやライトペン、感圧ペ
ンあるいは音声による指示などで左右・上下あるいは回
転方向に移動するもの等が考えられる。もとより、これ
らに限定されるものではなく、使用者にものの移動とし
て認識可能なものであれば採用することができる。
【0010】入力要素を記載したプレートは、移動体上
に設けても良いし、移動体の外周の少なくとも一部であ
って装置本体側に設けても良い。前者にあって移動体が
回転体であれば、プレート上の文字は放射上に配置・記
載され、後者にあってはプレート上の文字は読み易い方
向に揃えて配置・記載されることになる。このプレート
は、プラスチックや金属などの実際に文字セットが記載
されたものであっても良いが、記述したように、液晶な
どのディスプレイとし、外部記憶媒体の挿入やスイッチ
の切換により新たな文字セットが表示される構成として
も良い。
【0011】
【作用】以上のように構成された本発明の記録装置は、
入力手段により呼出可能な文字セットの表示を変更可能
としている。従って、入力しようとする要素を拡張する
場合に容易に対応することができる。かかる文字セット
の表示の変更は、例えば入力しようとする文字セットに
対応した入力要素を記載したプレートを着脱自在に取り
付けることで容易に実現可能である。
【0012】更に、入力要素を移動体上ではなく、移動
体の外周の少なくとも一部であって装置本体側に設け、
各入力要素を同方向に向けて配置・記載すれば、入力手
段により、移動体の移動位置に基づいて、文字・記号・
図形のうち少なくとも一種を含む文字セットから入力要
素を特定する時、現在入力可能な文字セットを、移動体
の外周に、移動体の移動に伴って移動することなく常時
表示しておくことができる。この結果、入力しようとす
る入力要素を容易に特定することができ、この要素もし
くはこの要素に従って得られる文字、記号もしくは図形
を、使い勝手よく、テープに印字して排出することがで
きる。もとより、キーボードの周りに、キートップの形
状に対応する開口を備えたプレートを載置する構成とし
た場合も、このプレート上に文字、記号もしくは図形を
記載をしておけば、入力が容易となることは同様であ
る。
【0013】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図1は、実施例としてのテープ印字装置の外観
図、図2は、その内部構成を示すブロック図である。
【0014】図示するように、テープ印字装置1は、ケ
ース3と、ケース3の中央右側に設けられた回転体5
と、回転体5の外周に着脱自在に取付けられた表示リン
グ7と、回転体5の左側に設けられた各種操作ボタン1
0と、16×16ドットの文字3桁分の大きさを有する
3桁の表示パネル15とを備える。更に、ケース3の上
部には、ROMパック20が装着されるROMパック挿
入部25が設けられている。表示リング7は、切欠7a
が設けられており、装置本体の溝部への位置合わせは容
易である。表示リング7が正規の位置に装着されたと
き、表示リング7上の文字は、総て装置の上下方向に向
いて記載されている。
【0015】この外、ケース3内には、数枚の回路基板
やプリンタ等が組み込まれている。全体の電気的な概略
構成を、図2に示す。即ち、このテープ印字装置1に
は、ROM,RAM,入出力ポートを一体に組み込んだ
1チップマイクロコンピュータ(以下、MPUと呼ぶ)
31、操作ボタン10が配設されたキーボード部32、
3種類のドット構成の文字・記号・図形計4300種を
記憶するマスクROM35、ROMパック20が装着さ
れる外部入出力コネクタ40、液晶表示パネル15を駆
動する表示部41、サーマルヘッド43を備えテープT
に熱転写により印字を行なうプリンタ部45、各種検出
を行なう検出部47、装置全体にバッテリBTからの電
力を安定化して供給する電源部49を備える。
【0016】各部の構成と、MPU31の入出力ポート
との接続について説明する。キーボード部32は、9個
の操作ボタン10の他、回転体5の回転位置を検出する
6ビットのエンコーダ51と、電源スイッチ52とを備
える。エンコーダ51からの6ビットの信号は、直接M
PU31のポートPA1なしPA6に入力されている。
エンコーダ51の分解能が6ビットであることから、M
PU31は、この信号、即ち、回転体5の回転位置に基
づいて、64個の入力要素を判別することができる。操
作ボタン10は、3×3のマトリックスを組んでおり、
3本のスキャンラインはポートPC1ないしPC3に、
3ビットのデータラインはポートPA7ないしPA9に
接続されている。電源スイッチ52は、MPU31のノ
ンマスカブルインターラプトNMIに接続されている。
MPU31は、電源スイッチ52が操作されると、マス
クできない割込を起動し、電源の投入もしくは電源断の
処理を行なう。
【0017】なお、操作ボタン10のスキャンラインが
接続されたMPU31のポートPC1ないしPC3は、
操作ボタン10のキーイメージを取り込む際には出力ポ
ートとして用いられているが、電源投入直後には、入力
ポートとして設定され、使用される。これらのポートP
C1ないしPC3には、検出部47の3つのジャンパ線
J1ないしJ3が接続されており、入力ポートに設定す
ることで、ジャンパ線J1ないしJ3がグランドレベル
に接続されているか否かを読み込むことができる。ジャ
ンパ線J1ないしJ3は、サーマルヘッド43の抵抗
値、即ち発熱量のバラツキを補正するためのものであ
り、テープ印字装置1の出荷前にサーマルヘッド43の
抵抗値を測定して、その設定が行なわれている。MPU
31は、ジャンパ線J1ないしJ3の設定を見て、サー
マルヘッド43の駆動時間、即ち発熱量を制御し、印字
の濃さのバラツキを防止している。ジャンパ線J1ない
しJ3の状態を取り込んだ後は、ポートPC1ないしP
C3は、出力ポートに切り換えられ、操作ボタン10の
キーイメージの取り込みに用いられる。
【0018】プリンタ部45による印字は熱転写により
行なわれるから、印字の濃さは、サーマルヘッド43の
通電時間のみならず、外気温,駆動電圧によっても変動
する。これらを検出するのが、検出部47の温度検出回
路54、電圧検出回路55である。これらの回路54,
55の出力は、MPU31の2チャンネルのアナログ−
ディジタル変換入力ポートAD1,AD2に接続されて
いる。MPU31は、このポートAD1,2の電圧をデ
ィジタル信号に変換して読み取ることにより、サーマル
ヘッド43の通電時間を制御している。なお、検出部4
7には、ケース3の背面に設けられた図示しないリセッ
トスイッチの操作によりリセット信号を発生するリセッ
ト回路57と、テープTと熱転写用のインクリボンRと
を内蔵したテープカセットCTの種別を検出する検出器
59も設けられている。後述するように、テープカセッ
トCTには、テープ幅による種別が存在するので、検出
器59はこれを検出するものである。
【0019】マスクROM35は、明朝体で16×1
5、24×24、36×36の3種類の書体の仮名、漢
字、特殊文字のセットを記憶する8メガビットのマスク
ROMであり、21ビットのアドレスバスAD、8ビッ
トのデータバスDA、チップセレクト信号CS、出力イ
ネーブル信号OEが、MPU31のポートPD0ないし
PD30に接続されている。これらの信号は、そのまま
外部入出力コネクタ40にも接続されているから、外部
入出力コネクタ40に装着されたROMパック20も、
マスクROM35と同様アクセスすることができる。マ
スクROM35もしくはROMパック20から読み出さ
れた文字のドットデータは、MPU31と共に表示部4
1のLCDコントローラ61にも入力されている。
【0020】表示部41は、このLCDコントローラ6
1の他、表示パネル15の16本のコモンラインをドラ
イブするドライバ62も備える。LCDコントローラ6
1は、MPU31のポートPE1ないしPE4およびデ
ータバスDAに接続されており、データバスDAを介し
て書き込まれた3桁分の文字のドットパターンを保持
し、これを50本のセグメントに展開すると共に、コモ
ンラインをドライブして、時分割で表示パネル15に表
示を行なう。MPU31は、キーボード部32から入力
され、変換キーなどの操作により得られた文字列を内部
のRAMに記憶しており、その内の3桁分の文字を表示
パネル15に表示する。MPU31は、印刷キーが操作
されると、内部のRAMに記憶した文字列を指定された
書式でプリンタ部45によりテープTに印刷する。
【0021】テープTへの印刷を行なうプリンタ部45
は、機構的には、テープカセットCTに収納されたイン
クリボンRを用いてテープTに印字を行なうサーマルヘ
ッド43、サーマルヘッド43との間にテープT,イン
クリボンRを挟持してこれを搬送するプラテン70、プ
ラテン70を駆動するモータ72を備える。テープカセ
ットCTは、ケース3左側部に設けられたボタン75を
操作して裏蓋77 を開けることで、装置本体にセット
される。セットされた状態では、テープカセットCTに
収納されたインクリボンRおよびテープTを、サーマル
ヘッド43とプラテン70との間に挟持する。
【0022】プリンタ部45には、このサーマルヘッド
43を駆動するプリンタコントローラ81、モータ72
を駆動するモータドライバ82が内蔵されている。これ
らのモータドライバ82およびプリンタコントローラ8
1は、MPU31のポートPF1ないしPF8に接続さ
れている。プリンタコントローラ81は印字すべきデー
タを、テープTの縦1列のドットデータとして、MPU
31からシリアル転送により受け取り、サーマルヘッド
43を駆動する。サーマルヘッド43の通電時間が電圧
やヘッドの特性により可変されることは既に説明した。
また、モータドライバ82は、MPU31からの指示を
受け、テープTへの印字に同期してモータ72を駆動
し、テープTを搬送する。
【0023】モータ72は、2相励磁のステッピングモ
ータであり、各相の励磁タイミングもMPU31により
制御される。なお、テープカセットCTには、内蔵テー
プTの幅によ5種類存在し、サーマルヘッド43および
プラテン70に装着されたテープカセットCTの種別に
より、モータ72の回転トルクの制御が行なわれてい
る。テープカセットCTの種別は検出器59により検出
され、テープTの幅が広い場合は、搬送に大きな力が必
要になることから、モータ72の駆動トルクを大きくし
ているのである。
【0024】本実施例のテープ印字装置1で、テープT
に文字列を印字するには、次のように操作する。まず、
電源スイッチ52を押して装置全体に電源を投入する。
この状態で、テープ印字装置1は、回転体5による文字
の入力を受け付けるから、回転体5を回転し、回転体5
上に刻印された指示マーク91を表示リング7上に記載
された文字の内、所望の文字に合わせる。回転体5は全
体を持って回転しても良いし、回転体5の指示マーク9
1の反対側に設けられた窪み92に指を合わせて回転し
ても良い。
【0025】所望の文字に指示マーク91を合わせたと
き、回転体5の回転位置はエンコーダ51により検出で
きるから、MPU31は、回転体5の回転位置に応じて
表示パネル15に指示されている文字を表示する。な
お、表示は、確定前の文字であることを示すために、反
転文字や下線付きの文字として表示することが望まし
い。回転体5を所望の文字を指示する位置に合わせた
ら、操作ボタン10の内の確定キーを操作する。この操
作により、指示された仮名文字もしくはアルファベット
が1文字選択され、MPU31内蔵のRAMの入力文字
バッファ領域に記憶される。確定に伴い文字は、通常の
状態で表示される。
【0026】同様の操作を必要な回数繰り返した後、操
作ボタン10の内の変換キーを操作すると、それまでに
確定された文字列に基づいて仮名−漢字変換が行なわれ
る。変換された漢字が所望のものではなく、同音異義後
による複数の候補が存在する場合には、回転体5を時計
周りに回転すると、順次、次の候補以下が表示パネル1
5に表示される(反時計周りに回転すると、前候補が再
度表示される)。所望の漢字が得られたところで確定キ
ーを操作すると、表示されている漢字が確定し、MPU
31の内蔵RAMの確定文字列バッファ領域に記憶され
る。
【0027】こうした操作を必要な回数繰り返した後、
操作ボタン10の内、印刷キーを操作すると、確定文字
列バッファ領域内の文字列を呼び出し、プリンタ部45
を用いてテープTに印字を行なう。所定の文字列を印字
した後、テープTは、裁断に必要な距離だけ更に搬送さ
れるから、ここでカッターボタン90を操作して図示し
ないカッター刃をテープTに押し当て、テープTを切断
する。印字に先だって、印字される文字の大きさ、縦
横、段数、文字間隔、濃さ、網掛けなどの指定を、必要
に応じて行なう。これらの指定は、操作ボタン10の内
のモードキーを押すことにより、書式設定モードに入っ
てなされるが、本発明には直接関係しないので、詳細な
説明は省略する。
【0028】テープ印字装置1に内蔵される文字は、マ
スクROM35に記憶された明朝体の仮名、漢字、記号
等、計4300種であるが、ROMパック20を装着す
ることにより、増やしたり変更したりすることができ
る。例えば、ゴシック体の漢字等を記憶したROMパッ
ク20を装着すれば、モードキーの操作により切り換え
られるフォント指定モードにおいて、「ゴシック」を指
定することで、表示および印字フォントをゴシック体に
することができる。
【0029】また、ROMパック20には、特殊文字や
図記号を記憶したものがあり、これを外部入出力コネク
タ40に装着すれば、ギリシャ文字,ローマ字,地図記
号,絵文字など様々な文字,記号,図形を、テープTに
印刷することができる。その場合、本実施例では、図3
に示すように、ROMパック120に専用の表示リング
107が付属する。標準で添付されている表示リング7
は、ケース3に設けられた溝部にはめ込まれているか
ら、標準の表示リング7を外して、専用の表示リング1
07に交換するのは容易である。併せて特殊文字用のR
OMパック120を装着すると、特殊文字や図記号等を
直接入力することが可能となる。
【0030】以上のように構成された本実施例のテープ
印字装置1によれば、入力要素である仮名文字やアルフ
ァベット、記号などが回転体5側ではなくケース3側に
記載されているので、読み取りが容易で、入力要素を回
転体5により指示し易いという利点がある。しかも、R
OMパック120の装着に併せて表示リング107を専
用のものにしているので、特殊文字や記号・図形などの
入力が極めて容易である。また、表示リング7,107
には、位置合わせ用の切欠7a,107aが設けられて
いるので、本体に対する位置合わせも容易である。
【0031】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。例えば、図4に
示すように、回転体205上に表示リングの収納溝20
0を設け、ここに表示リング207を取り付ける構成と
しても良い。この場合には、表示リング207上の文字
は、表示リング207の中心点から放射線状に配置され
る。
【0032】また、移動体は、回転体5のように現実に
回転等の運動可能なものである必要はなく、図5に示す
ように、カーソルキー310もしくは311により、時
計周りもしくは反時計周りに、液晶パネル300上を移
動する表示物305であっても差し支えない。この実施
例では、表示リングも液晶パネル300上の表示307
として実現されており、図記号等のROMパック20を
装着すると、この表示307が自動的に切り替わるよう
構成すれば、リングの取り替えなどの手間を要しない。
【0033】また、図6に示すように、テープ印字装置
に回転体に替えてキーボード400を設け、文字などの
入力要素を、キーボード400から入力する形態をとる
ことも可能である。この場合には、通常入力される文字
などはキーボード400に直接記載しておき、特殊文字
などをROMパックなどの形態で供給する場合には、こ
れに応じたプレート405を用意し、キーボード400
に重ね合わせて載置する。プレート405は、キーボー
ド400のキートップの形状に応じた位置に開口が設け
られているので、プレート405をキーボード400に
重ね合わせると、プレート405は、ぴったりと嵌ま
り、キーボード400の操作に障害を生じることはな
い。
【0034】なお、この例では、プレート405を透明
もしくは半透明とし、キーボード400側に記載された
通常の入力用文字列も視認できるものとしても良い。キ
ーボード400側の記載が認識できれば、例えばキーボ
ード400のいずれかのキーを操作することで、入力要
素を通常の文字セットとROMパックで供給する特殊記
号のセットとに切り換え可能な構成を採った場合、いち
いちプレート405を外したり嵌めたりする必要がない
ので、使い勝手に優れる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明の記録装置で
は、移動体の移動位置もしくはキーボードの操作に基づ
いて特定されて入力される入力要素の表示を変更可能と
したので、入力要素を特定のセットに限定する必要がな
く、種々のバリエーションを実現することができるとい
う優れた効果を奏する。例えば、入力可能な文字・図形
・記号等のセットをICカードやフレキシブルディス
ク、あるいはROMパックなどの形態で供給するものと
した場合、新たに供給可能となったセットに対応した表
示に切り換えることで、入力は極めて容易となる。表示
の切換は、例えば入力要素が記載されたプレートを取り
替えることで、極めて容易に実現することができる。
【0036】また、入力要素の表示位置を移動体の外周
で装置本体側に設ける態様で実施すれば、表示に必要な
構造が簡易となるばかりでなく、表示される文字等を正
立させることができ、文字等の読み取りが容易となる。
特に、上下左右の別が文字ほど明瞭でない図形・記号の
場合、この利点は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるテープ印字装置の外観
を示す斜視図である。
【図2】実施例としてのテープ印字装置の内部構成を示
すブロック図である。
【図3】テープ印字装置に供給されるROMパックとこ
れに付属する表示リングの一例を示す説明図である。
【図4】テープ印字装置の他の構成例を示す斜視図であ
る。
【図5】テープ印字装置の表示に液晶パネルを用いた実
施例を示す説明図である。
【図6】入力要素の入力にキーボードを用いた実施例を
示す説明図である。
【図7】テープに文字等を記録する装置の従来構成を例
示する説明図である。
【符号の説明】
1 テープ印字装置 3 ケース 5 回転体 7 表示リング 10 操作ボタン 15 表示パネル 20 ROMパック 25 ROMパック挿入部 31 MPU 32 キーボード部 35 内蔵ROM 40 外部入出力コネクタ 41 表示部 43 サーマルヘッド 45 プリンタ部 47 検出部 49 電源部 51 エンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 3/12 G

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に設けられた移動体の位置もし
    くはキーボードの操作により、文字・記号・図形のうち
    少なくとも一種を含む文字セットから入力要素を特定す
    る入力手段と、 該入力された要素もしくは該要素に従って得られる文
    字、記号もしくは図形をテープに印字して排出するテー
    プ印字手段とを備えた記録装置において、 前記入力手段により呼出可能な文字セットの表示を変更
    可能としたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録装置であって、 前記入力手段により呼出可能な文字セットに対応した入
    力要素を記載したプレートを着脱自在に取り付けたこと
    を特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の記録装置であって、 前記移動体が装置本体に対して回転自在な回転体とし、 前記プレートを、該回転体の外周の少なくとも一部であ
    って前記装置本体側に設けると共に、該プレート上に前
    記各入力要素を、同方向向きに記載し、 前記回転体上には、前記プレート上の入力要素を指示可
    能な指示要素を設けた記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の記録装置であって、 装置本体内に、 かな文字の文字セットを記憶した記憶手段と、 該文字セットとは異なる文字セットを、外部記憶手段に
    より供給可能なインタフェースとを備え、 該外部記憶手段を前記インタフェースに装着したとき、
    該外部記憶手段に記憶された文字セットに対応するプレ
    ートを、取り付け可能とした記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の記録装置であって、 前記プレートを、前記移動体上にその外周に沿って外周
    の少なくとも一部に設けると共に、 前記移動体の外周であって前記装置本体側の所定の場所
    に、前記プレート上の入力要素を指示可能な指示要素を
    設けた記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の記録装置であって、 前記移動体が装置本体に対して回転自在な回転体とし、 前記プレートを、該回転体上にその外周に沿って少なく
    とも一部に設けると共に、該プレート上に前記各入力要
    素を、放射状に記載し、 前記回転の外周であって前記装置本体側の所定の場所
    に、前記プレート上の入力要素を指示可能な指示要素を
    設けた記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の記録装置であって、 前記入力手段により呼出可能な文字セットに対応した入
    力要素を表示可能なディスプレイを備えた記録装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001087629A1 (en) * 2000-05-16 2001-11-22 Binney & Smith Inc. Ink jet marker
US6422698B2 (en) 1997-04-28 2002-07-23 Binney & Smith Inc. Ink jet marker
JP2009501642A (ja) * 2005-07-14 2009-01-22 プロヴォ クラフト アンド ノヴェルティ インコーポレイテッド 電気切断装置及び切断方法
JP2011251456A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Brother Industries Ltd 印刷システム、入力装置

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