JPH06115012A - 積層体 - Google Patents
積層体Info
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- JPH06115012A JPH06115012A JP27158692A JP27158692A JPH06115012A JP H06115012 A JPH06115012 A JP H06115012A JP 27158692 A JP27158692 A JP 27158692A JP 27158692 A JP27158692 A JP 27158692A JP H06115012 A JPH06115012 A JP H06115012A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】鉛化合物および過酸化物を必須成分とするクロ
ロスルフォン化ポリオレフィン組成物とジアミン系加硫
促進剤を必須成分とする含フッ素エラスマ−組成物を用
いて成形してなる積層体。 【効果】実用上充分な接着力を有する積層体を得る。
ロスルフォン化ポリオレフィン組成物とジアミン系加硫
促進剤を必須成分とする含フッ素エラスマ−組成物を用
いて成形してなる積層体。 【効果】実用上充分な接着力を有する積層体を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクロロスルフォン化ポリ
オレフィン組成物と含フッ素エラストマ−組成物を用い
て成形してなる積層体に関するものである。さらに詳し
くは、クロロスルフォン化ポリオレフィン層と含フッ素
エラストマ−層とが強固に接着した積層体に関するもの
である。この積層体からなる製品には、たとえば内層が
含フッ素エラストマ−で外層がクロロスルフォン化ポリ
オレフィンからなる自動車用燃料ホ−ス,ダイヤフラ
ム,パッキン,シ−トが挙げられる。
オレフィン組成物と含フッ素エラストマ−組成物を用い
て成形してなる積層体に関するものである。さらに詳し
くは、クロロスルフォン化ポリオレフィン層と含フッ素
エラストマ−層とが強固に接着した積層体に関するもの
である。この積層体からなる製品には、たとえば内層が
含フッ素エラストマ−で外層がクロロスルフォン化ポリ
オレフィンからなる自動車用燃料ホ−ス,ダイヤフラ
ム,パッキン,シ−トが挙げられる。
【0002】
【従来の技術】含フッ素エラストマ−はフッ素原子によ
り特異な性質を示すことが知られており、ゴム材料の中
では飛び抜けた耐熱性,耐油性,耐薬品性を持つことを
特徴とする。このため、耐熱性,耐油性,耐薬品性を必
要とするホ−ス類,シ−トには格好の材料であるが、反
面一般のゴム材料と比べて余りにもコストが高い。
り特異な性質を示すことが知られており、ゴム材料の中
では飛び抜けた耐熱性,耐油性,耐薬品性を持つことを
特徴とする。このため、耐熱性,耐油性,耐薬品性を必
要とするホ−ス類,シ−トには格好の材料であるが、反
面一般のゴム材料と比べて余りにもコストが高い。
【0003】このため、含フッ素エラストマ−と他の材
料との複合体を形成して含フッ素エラストマ−の使用量
を制限する方法がよく用いられている。例えば、自動車
用燃料ホ−スにおいて、燃料油に接する内層を含フッ素
エラストマ−組成物とし、外層を耐候性,耐オゾン性に
優れたクロロスルフォン化ポリエチレン組成物とするこ
とが考えられる。しかし、含フッ素エラストマ−組成物
とクロロスルフォン化ポリエチレン組成物とにおいて、
強固に接着した積層体を得ることは困難である。 そこ
で、特開昭63−051134号公報には、鉛化合物お
よび過酸化物を必須成分とするクロロスルフォン化ポリ
オレフィン組成物と含フッ素エラストマ−組成物を用い
て成形した積層体が提案されている。
料との複合体を形成して含フッ素エラストマ−の使用量
を制限する方法がよく用いられている。例えば、自動車
用燃料ホ−スにおいて、燃料油に接する内層を含フッ素
エラストマ−組成物とし、外層を耐候性,耐オゾン性に
優れたクロロスルフォン化ポリエチレン組成物とするこ
とが考えられる。しかし、含フッ素エラストマ−組成物
とクロロスルフォン化ポリエチレン組成物とにおいて、
強固に接着した積層体を得ることは困難である。 そこ
で、特開昭63−051134号公報には、鉛化合物お
よび過酸化物を必須成分とするクロロスルフォン化ポリ
オレフィン組成物と含フッ素エラストマ−組成物を用い
て成形した積層体が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来方法では、
含フッ素エラストマ−組成物とクロロスルフォン化組成
の加硫接着による積層体の製造方法は、ポリアミン加硫
タイプ含フッ素エラストマ−には著しい効果を持ってい
るが、ポリオ−ル加硫タイプ含フッ素エラストマ−には
効果が不十分であり、実用面で問題を抱えていた。
含フッ素エラストマ−組成物とクロロスルフォン化組成
の加硫接着による積層体の製造方法は、ポリアミン加硫
タイプ含フッ素エラストマ−には著しい効果を持ってい
るが、ポリオ−ル加硫タイプ含フッ素エラストマ−には
効果が不十分であり、実用面で問題を抱えていた。
【0005】本発明は、クロロスルフォン化ポリオレフ
ィン組成物と含フッ素エラストマ−組成物の積層体にお
いて、ポリオ−ル加硫タイプ含フッ素エラストマ−組成
物に対しても十分強固に接着可能でかつ実用性のあるク
ロロスルフォン化ポリオレフィン組成物を提供すること
にある。しかし、このことがポリアミン加硫タイプ含フ
ッ素エラストマ−組成物,過酸化物加硫タイプ含フッ素
エラストマ−組成物への利用を制限するものではない。
ィン組成物と含フッ素エラストマ−組成物の積層体にお
いて、ポリオ−ル加硫タイプ含フッ素エラストマ−組成
物に対しても十分強固に接着可能でかつ実用性のあるク
ロロスルフォン化ポリオレフィン組成物を提供すること
にある。しかし、このことがポリアミン加硫タイプ含フ
ッ素エラストマ−組成物,過酸化物加硫タイプ含フッ素
エラストマ−組成物への利用を制限するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らはクロロスル
フォン化ポリオレフィン組成物と含フッ素エラストマ−
組成物の加硫接着について、鋭意検討を行った結果、鉛
化合物と過酸化物を必須成分とするクロロスルフォン化
ポリオレフィン組成物とジアミン系加硫促進剤を必須成
分とする含フッ素エラストマ−組成物の組み合わせにお
いてのみ、強固な加硫接着が得られることを見出し本発
明をなすに至った。
フォン化ポリオレフィン組成物と含フッ素エラストマ−
組成物の加硫接着について、鋭意検討を行った結果、鉛
化合物と過酸化物を必須成分とするクロロスルフォン化
ポリオレフィン組成物とジアミン系加硫促進剤を必須成
分とする含フッ素エラストマ−組成物の組み合わせにお
いてのみ、強固な加硫接着が得られることを見出し本発
明をなすに至った。
【0007】即ち、本発明は鉛化合物および過酸化物を
必須成分とするクロロスルフォン化ポリオレフィン組成
物とジアミン系加硫促進剤を必須成分とする含フッ素エ
ラストマ−組成物を用いて成形してなる積層体である。
以下に本発明を詳細に説明する。
必須成分とするクロロスルフォン化ポリオレフィン組成
物とジアミン系加硫促進剤を必須成分とする含フッ素エ
ラストマ−組成物を用いて成形してなる積層体である。
以下に本発明を詳細に説明する。
【0008】本発明に使用されるクロロスルフォン化ポ
リオレフィンとは、ポリオレフィンを塩素化およびクロ
ロスルフォン化することによって得られるものであり、
一般に、塩素量が10〜60wt%,イオウ量が0.3
〜3.0wt%のものである。
リオレフィンとは、ポリオレフィンを塩素化およびクロ
ロスルフォン化することによって得られるものであり、
一般に、塩素量が10〜60wt%,イオウ量が0.3
〜3.0wt%のものである。
【0009】最も代表的なものは、ポリエチレンを塩素
化およびクロロスルフォン化して得られるクロロスルフ
ォン化ポリエチレンである。さらに、ポリオレフィンと
してエチレン・ブテン−1共重合体,エチレン・プロピ
レン共重合体,エチレン・酢酸ビニル共重合体のような
共重合体を用いて塩素化およびクロロスルフォン化して
得られるクロロスルフォン化エチレン・ブテン−1共重
合体,クロロスルフォン化エチレン・プロピレン共重合
体,クロロスルフォン化エチレン・酢酸ビニル共重合体
等を含むものとする。
化およびクロロスルフォン化して得られるクロロスルフ
ォン化ポリエチレンである。さらに、ポリオレフィンと
してエチレン・ブテン−1共重合体,エチレン・プロピ
レン共重合体,エチレン・酢酸ビニル共重合体のような
共重合体を用いて塩素化およびクロロスルフォン化して
得られるクロロスルフォン化エチレン・ブテン−1共重
合体,クロロスルフォン化エチレン・プロピレン共重合
体,クロロスルフォン化エチレン・酢酸ビニル共重合体
等を含むものとする。
【0010】本発明で言うクロロスルフォン化ポリオレ
フィン組成物は、鉛化合物および過酸化物を必須成分と
するが、必要に応じて補強剤,充填剤,加硫剤,加硫助
剤,加硫促進剤,加硫遅延剤,可塑剤,加工助剤,安定
剤,着色剤等の配合剤を加えて用いられる。
フィン組成物は、鉛化合物および過酸化物を必須成分と
するが、必要に応じて補強剤,充填剤,加硫剤,加硫助
剤,加硫促進剤,加硫遅延剤,可塑剤,加工助剤,安定
剤,着色剤等の配合剤を加えて用いられる。
【0011】鉛化合物には、たとえば三塩基性マレイン
酸鉛,二塩基性フタル酸鉛,三塩基性硫酸鉛,二塩基性
亜燐酸鉛,二塩基性ステアリン酸鉛,ステアリン酸鉛,
リサ−ジ,鉛丹,鉛白等がある。
酸鉛,二塩基性フタル酸鉛,三塩基性硫酸鉛,二塩基性
亜燐酸鉛,二塩基性ステアリン酸鉛,ステアリン酸鉛,
リサ−ジ,鉛丹,鉛白等がある。
【0012】但し、特に好ましい接着性を有するもの
は、三塩基性マレイン酸鉛,二塩基フタル酸鉛,三塩基
性硫酸鉛に代表される塩基性鉛化合物である。これらの
鉛化合物はクロロスルフォン化ポリオレフィン100重
量部に対し10〜100重量部、好ましくは20〜70
重量部添加される。
は、三塩基性マレイン酸鉛,二塩基フタル酸鉛,三塩基
性硫酸鉛に代表される塩基性鉛化合物である。これらの
鉛化合物はクロロスルフォン化ポリオレフィン100重
量部に対し10〜100重量部、好ましくは20〜70
重量部添加される。
【0013】過酸化物としては、たとえばジクミルパ−
オキサイド,ジ(t)ブチルパ−オキサイド,α・α´
ビス(t−ブチルパ−オキシ)p−ジイソプロピルベン
ゼン,2・5−ジメチル−2・5ジ(t−ブチルパ−オ
キシ)ヘキサン,2・5−ジメチ−2・5ジ(t−ブチ
ルパ−オキシ)ヘキシン−3,2・5−ジメチル−2・
5ジ(ベンゾイルパ−オキシ)ヘキサン等が挙げられ
る。
オキサイド,ジ(t)ブチルパ−オキサイド,α・α´
ビス(t−ブチルパ−オキシ)p−ジイソプロピルベン
ゼン,2・5−ジメチル−2・5ジ(t−ブチルパ−オ
キシ)ヘキサン,2・5−ジメチ−2・5ジ(t−ブチ
ルパ−オキシ)ヘキシン−3,2・5−ジメチル−2・
5ジ(ベンゾイルパ−オキシ)ヘキサン等が挙げられ
る。
【0014】過酸化物はクロロスルフォン化ポリオレフ
ィン100重量部に対し0.5〜20重量部、好ましく
は2〜10重量部用いられる。
ィン100重量部に対し0.5〜20重量部、好ましく
は2〜10重量部用いられる。
【0015】一般に過酸化物加硫においては、上述の過
酸化物の他に二重結合を有する架橋助剤が用いられるこ
とが多いが本発明においてもトリアリルシアヌレ−ト,
トリアリルイソシアヌレ−ト,トリメチロ−ルプロパン
トリマタクリレ−ト等の架橋助剤を用いることは望まし
いことである。
酸化物の他に二重結合を有する架橋助剤が用いられるこ
とが多いが本発明においてもトリアリルシアヌレ−ト,
トリアリルイソシアヌレ−ト,トリメチロ−ルプロパン
トリマタクリレ−ト等の架橋助剤を用いることは望まし
いことである。
【0016】クロロスルフォン化ポリオレフィンの加硫
系には、一般にa)ジペンタメチレンチウラムテトラス
ルフィド(加硫促進剤TRA),テトラメチルチウラム
ジスルフィド(加硫促進剤TT)およびエチレンチオウ
レア(加硫促進剤#22)に代表されるイオウ系加硫促
進剤によるもの、b)マレイミドを用いるもの、c)過
酸化物を用いるものの3通りがある。
系には、一般にa)ジペンタメチレンチウラムテトラス
ルフィド(加硫促進剤TRA),テトラメチルチウラム
ジスルフィド(加硫促進剤TT)およびエチレンチオウ
レア(加硫促進剤#22)に代表されるイオウ系加硫促
進剤によるもの、b)マレイミドを用いるもの、c)過
酸化物を用いるものの3通りがある。
【0017】本発明は、c)過酸化物を用いるものに該
当するが、過酸化物加硫系を用いても、鉛化合物を含ま
なければ強力な接着強度は得られない。鉛化合物を用い
た過酸化物加硫を行う場合においてのみ、クロロスルフ
ォン化ポリオレフィン層と含フッ素エラストマ−層は強
固に加硫接着する。
当するが、過酸化物加硫系を用いても、鉛化合物を含ま
なければ強力な接着強度は得られない。鉛化合物を用い
た過酸化物加硫を行う場合においてのみ、クロロスルフ
ォン化ポリオレフィン層と含フッ素エラストマ−層は強
固に加硫接着する。
【0018】クロロスルフォン化ポリオレフィン組成物
に用いられる補強剤,充填剤としては、たとえばカ−ボ
ンブラック,ホワイトカ−ボン,炭酸カルシウム,クレ
−,タルク,酸化チタン等がある。
に用いられる補強剤,充填剤としては、たとえばカ−ボ
ンブラック,ホワイトカ−ボン,炭酸カルシウム,クレ
−,タルク,酸化チタン等がある。
【0019】加硫剤,架橋助剤は、前述の、過酸化物,
二重結合を有する架橋助剤の他に、マグネシウム,水酸
化カルシウム,酸化カルシウム等の金属酸化物が挙げら
れる。
二重結合を有する架橋助剤の他に、マグネシウム,水酸
化カルシウム,酸化カルシウム等の金属酸化物が挙げら
れる。
【0020】可塑剤としては、フタル酸エステル,セバ
シン酸エステル,各種プロセスオイル,塩素化パラフィ
ン等が挙げられる。
シン酸エステル,各種プロセスオイル,塩素化パラフィ
ン等が挙げられる。
【0021】加工助剤には、低分子量ポリエチレン,多
価アルコ−ル,金属石鹸等がある。安定剤としては、ジ
ブチルジチオカルバミン酸ニッケル(NBC),アミン
系,フェノ−ル系の老化防止剤が挙げられる。
価アルコ−ル,金属石鹸等がある。安定剤としては、ジ
ブチルジチオカルバミン酸ニッケル(NBC),アミン
系,フェノ−ル系の老化防止剤が挙げられる。
【0022】着色剤としては、各種の無機顔料,有機顔
料が挙げられる。
料が挙げられる。
【0023】本発明に使用される含フッ素エラストマ−
とは、ポリオ−ル加硫タイプビニリデンフルオリド〜ヘ
キサフロロプロペン系ゴム,ポリオ−ル加硫タイプビニ
リデンフルオリド〜クロロトリフロロエチレン系ゴム,
ポリオ−ル加硫タイプビニリデンフルオリド〜ペンタフ
ロロプロペン系ゴム等がある。
とは、ポリオ−ル加硫タイプビニリデンフルオリド〜ヘ
キサフロロプロペン系ゴム,ポリオ−ル加硫タイプビニ
リデンフルオリド〜クロロトリフロロエチレン系ゴム,
ポリオ−ル加硫タイプビニリデンフルオリド〜ペンタフ
ロロプロペン系ゴム等がある。
【0024】本発明で言う含フッ素エラストマ−組成物
は、ジアミン系加硫促進剤を必須成分とするが、必要に
応じて受酸剤,充填剤,加硫剤および加工助剤等の配合
剤が加えられる。
は、ジアミン系加硫促進剤を必須成分とするが、必要に
応じて受酸剤,充填剤,加硫剤および加工助剤等の配合
剤が加えられる。
【0025】ジアミン系加硫促進剤には、たとえばヘキ
サメチレンジアミンカ−バメ−ト(商品名,ダイアック
#1),N・N´,−ジシンナミリデン−1・6−ヘキ
サメチレンジアミン(商品名,ダイアック#3)4・4
−ビス(アミノシクロヘキシル)メタンカ−バメ−ト
(商品名,ダイアック#4),ヘキサメチレンジアミ
ン,トリエチレンテトラミン,テトラエチレンペンタミ
ンがある。
サメチレンジアミンカ−バメ−ト(商品名,ダイアック
#1),N・N´,−ジシンナミリデン−1・6−ヘキ
サメチレンジアミン(商品名,ダイアック#3)4・4
−ビス(アミノシクロヘキシル)メタンカ−バメ−ト
(商品名,ダイアック#4),ヘキサメチレンジアミ
ン,トリエチレンテトラミン,テトラエチレンペンタミ
ンがある。
【0026】但し、特に好ましいものは、加硫接着性,
加工安全性に優れるヘキサメチレンジアミンカ−バメ−
ト,N・N´,−ジシンナミリデン−1・6−ヘキサメ
チレンジアミン,4・4−ビス(アミノシクロヘキシ
ル)メタンカ−バメ−トである。
加工安全性に優れるヘキサメチレンジアミンカ−バメ−
ト,N・N´,−ジシンナミリデン−1・6−ヘキサメ
チレンジアミン,4・4−ビス(アミノシクロヘキシ
ル)メタンカ−バメ−トである。
【0027】これらのジアミン系加硫促進剤はクロロス
ルフォン化ポリオレフィン100重量部に対し0.1〜
10重量部、好ましくは0.3〜3重量部添加される。
ルフォン化ポリオレフィン100重量部に対し0.1〜
10重量部、好ましくは0.3〜3重量部添加される。
【0028】受酸剤には、マグネシア,リサ−ジ,水酸
化カルシウム,酸化カルシウム等がある。
化カルシウム,酸化カルシウム等がある。
【0029】充填剤としては、カ−ボンブラック,タル
ク,ホワイトカ−ボン,炭酸カルシウム,クレ−,硫酸
バリウム,水酸化アルミニウム等がある。
ク,ホワイトカ−ボン,炭酸カルシウム,クレ−,硫酸
バリウム,水酸化アルミニウム等がある。
【0030】可塑剤および加工助剤としてはシリコ−ン
油,ステアリン酸,低分子量ポリエチレンが挙げられ
る。
油,ステアリン酸,低分子量ポリエチレンが挙げられ
る。
【0031】本発明をなすに当たり、重要なことはクロ
ロスルフォン化ポリオレフィン組成物において鉛化合物
と過酸化物加硫を用い、含フッ素エラストマ−組成物に
おいてジアミン加硫促進剤を用いた場合においてのみ、
クロロスルフォン化ポリオレフィン組成物と含フッ素エ
ラストマ−組成物は強固に加硫接着することであり、こ
れらのいづれが欠けても両組成物間の強固な接着は出来
ない。
ロスルフォン化ポリオレフィン組成物において鉛化合物
と過酸化物加硫を用い、含フッ素エラストマ−組成物に
おいてジアミン加硫促進剤を用いた場合においてのみ、
クロロスルフォン化ポリオレフィン組成物と含フッ素エ
ラストマ−組成物は強固に加硫接着することであり、こ
れらのいづれが欠けても両組成物間の強固な接着は出来
ない。
【0032】積層方法としては、特に制限はなく加硫接
着する前に、クロロスルフォン化ポリオレフィン組成物
層と含フッ素エラストマ−組成物層が密着された状態を
作る方法であれば良い。たとえばホ−ス成形には二重押
し出し法が挙げられる。
着する前に、クロロスルフォン化ポリオレフィン組成物
層と含フッ素エラストマ−組成物層が密着された状態を
作る方法であれば良い。たとえばホ−ス成形には二重押
し出し法が挙げられる。
【0033】積層成形されたクロロスルフォン化ポリオ
レフィン組成物層と含フッ素エラストマ−組成物層を加
硫接着する方法としては、蒸気缶加硫,熱空気加硫,プ
レス加硫等が挙げられる。
レフィン組成物層と含フッ素エラストマ−組成物層を加
硫接着する方法としては、蒸気缶加硫,熱空気加硫,プ
レス加硫等が挙げられる。
【0034】また、クロロスルフォン化ポリオレフィン
組成物層と含フッ素エラストマ−組成物層の間にナイロ
ン,テトロン,アラミドのような繊維を介在させて構造
物の強度を増加させることも可能である。
組成物層と含フッ素エラストマ−組成物層の間にナイロ
ン,テトロン,アラミドのような繊維を介在させて構造
物の強度を増加させることも可能である。
【0035】
【実施例】本発明を以下の実施例によって更に詳しく説
明するが、これは本発明の理解を助けるための例であ
り、本発明はこれらの実施例により何等の制限を受ける
ものではない。
明するが、これは本発明の理解を助けるための例であ
り、本発明はこれらの実施例により何等の制限を受ける
ものではない。
【0036】実施例,比較例,参考例に示す組成物(表
1および表2に記載)は、8インチ・オ−プロ−ルを使
用して各々混練し、さらに各々シ−ト状に分出し作業を
行い、次にこれら分出されたクロロスルフォン化ポリエ
チレン組成物シ−トと含フッ素エラストマ−組成物シ−
トを任意の組み合せによって室温で室温で密着させたの
ち、上記加熱式プレス機で加硫接着することにより積層
体を得た。
1および表2に記載)は、8インチ・オ−プロ−ルを使
用して各々混練し、さらに各々シ−ト状に分出し作業を
行い、次にこれら分出されたクロロスルフォン化ポリエ
チレン組成物シ−トと含フッ素エラストマ−組成物シ−
トを任意の組み合せによって室温で室温で密着させたの
ち、上記加熱式プレス機で加硫接着することにより積層
体を得た。
【0037】積層体をインチ幅に切断し、50mm/分
の引張速度で180度剥離を行い、各々の積層体の加硫
接着力を測定した。
の引張速度で180度剥離を行い、各々の積層体の加硫
接着力を測定した。
【0038】試験結果を表3に示す。
【0039】表3より実施例は比較例および参考例に比
べて、強固な接着力を持つことが分かる。
べて、強固な接着力を持つことが分かる。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の鉛酸化物および過酸化物を必須成分とするクロロスル
フォン化ポリオレフィン組成物とジアミン系加硫促進剤
を必須成分とする含フッ素エラストマ−組成物の積層体
は、十分に実用に供する加硫接着力を持った積層体であ
ることが分かる。
の鉛酸化物および過酸化物を必須成分とするクロロスル
フォン化ポリオレフィン組成物とジアミン系加硫促進剤
を必須成分とする含フッ素エラストマ−組成物の積層体
は、十分に実用に供する加硫接着力を持った積層体であ
ることが分かる。
Claims (5)
- 【請求項1】鉛化合物および過酸化物を必須成分とする
クロロスルフォン化ポリオレフィン組成物とジアミン系
加硫促進剤を必須成分とする含フッ素エラスマ−組成物
を用いて成形してなる積層体。 - 【請求項2】クロロスルフォン化ポリオレンフィンがク
ロロスルフォン化ポリエチレンである請求項1に記載の
積層体。 - 【請求項3】含フッ素エラストマ−がポリオ−ル加硫タ
イプ含フッ素エラストマ−である請求項1に記載の積層
体。 - 【請求項4】鉛化合物が、三塩基性マレイン酸鉛,二塩
基性フタル酸鉛,あるいは三塩基性硫酸鉛から選ばれる
ものである請求項1に記載の積層体。 - 【請求項5】ジアミン系加硫促進剤がヘキサメチレンジ
アミンカ−バメ−ト,N・N´−ジシンナミリデン−1
・6−ヘキサメチレンジアミン,あるいは4・4−ビス
(アミノシクロヘキシル)メタンカ−バメ−トから選ば
れるものである請求項1に記載の積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27158692A JPH06115012A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27158692A JPH06115012A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 積層体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06115012A true JPH06115012A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17502148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27158692A Pending JPH06115012A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06115012A (ja) |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP27158692A patent/JPH06115012A/ja active Pending
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