JPH0611489B2 - 二軸混練機 - Google Patents

二軸混練機

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JPH0611489B2
JPH0611489B2 JP9203589A JP9203589A JPH0611489B2 JP H0611489 B2 JPH0611489 B2 JP H0611489B2 JP 9203589 A JP9203589 A JP 9203589A JP 9203589 A JP9203589 A JP 9203589A JP H0611489 B2 JPH0611489 B2 JP H0611489B2
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blades
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rotor
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正夫 森山
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、プラスチック,ゴム等の粘稠材料をこね混ぜ
る混練機(ニーダ)のロータ軸に関する。
<従来の技術> 従来のバッチ式混練機は、通常は平行二軸ロータ型であ
って、そのロータ軸は一端から、中央部に至る2個のブ
レードが互に位相をずらせて設けられている構造のもの
が多用されていた。
<発明が解決しようとする課題> 従来型のロータでは、各ブレードが材料を中央部へ送り
込むため、混練能率の高い個所が容器中央部に集中する
きらいがあった。これに対し、一端から中央部をこえて
伸びる大形ブレードと、他端から中央に達しない小形ブ
レードを設けることが考えられるが、両ブレードに発ず
る推力が不均衡となってシャフトに大きな推力が生ずる
という新たな問題が生ずる。
そこで、本発明は、従来に比べて混練効果が大幅に向上
し、しかも、ブレードに生ずる推力が相殺されてシャフ
トの推力が従来程度に小さく、さらに、従来の2枚ブレ
ードの小容量から4枚のブレードの大容量のものに至る
広範囲に適用できる混練機の提供を課題とする。
<課題を解決するための手段> 本発明の二軸混練機は、混練すべき材料を収容する容器
内に、プレードをもつ平行二軸ロータが設けられた装置
において、上記二軸ロータはいずれも、1個の大形ブレ
ードと2個の小形ブレードを有し、上記容器の一方の壁
面に近接して上記二軸ロータの一方が有する大形ブレー
ドの外端と上記二軸ロータの他方が有する2個の小形ブ
レードの外端が位置しており、上記容器の他方の壁面に
近接して上記二軸ロータの他方が有する大形ブレードの
外端と上記二軸ロータの一方が有する2個の小形ブレー
ドの外端が位置していることを特徴としている。
<作用> 材料が充填された混練容器内でロータ軸が回転すると、
材料は、これを軸方向のみについて説明すると、大形ブ
レードにより一端から中央部をこえて大きく送られ、位
相の異なる2個の小形ブレードにより他端から中央に向
けて二度に分けて小さく戻される。平行二軸型において
は、もう一本のロータ軸が容器中心を対称点として点対
称に配設されるから、材料は、もう一本のロータ軸の大
形ブレードにより、他端から中央部をこえて大きく戻さ
れ、位相の異なる2個の小形ブレードにより一端から中
央へ向けて二度に分けて小さく送られる。また、容器内
のある定位置について説明すると、材料は、一方のロー
タ軸の小形ブレード、他方のロータ軸の大形ブレード、
一方のロータ軸のもう一つの小形ブレードによる押圧力
を受けるが、一方のロータ軸のブレードの山が他方のロ
ータ軸のブレード間の谷にくい込む両ロータの接点にお
いて、このようなくい込みが、ロータ軸の1回転中に6
回行われる。その結果、従来に比べて、材料は大きく速
い運動を強いられ、しかも、その間に強い圧縮力と剪断
力を受けて能率のよい混練が進行する。
<実施例> 第1図に本発明実施例の縦断面図を示し、第2図に第1
図の容器内の平面図を示し、第3図に第2図のABCD
断面図を示す。
材料を収容する容器1の相対する二側壁2A,2Bに平
行二軸ロータ軸5(5A,5B)が貫通し、この各ロー
タ軸5は軸受4A,4Bにより支持され、歯車、減速機
等の伝達機構を介してモータ(図示せず)により回転駆
動される。ロータ軸5が二側壁2A,2Bを貫通する個
所には材料の漏洩を防止する封止装置が設けられ、ま
た、容器1の上部には材料を加圧するため油圧シリンダ
により上下方向に変位する、加圧蓋6が設けられてい
る。
平行二軸ロータ軸5A,5Bはそれぞれ1個の大形ブレ
ード7A,7Bと2個の小形ブレード8A,8Bおよび
9A,9Bを備えている。大形ブレード7Aと7Bはそ
の根幹部の軸方向長さが相等しく、容器の二側壁2A,
2B間距離Wの1/2よりも長く、好ましくは3/5ないし4/
5の範囲であり、小形ブレード8A,8Bはその根幹部
の軸方向長さが相等しく、二側壁間距離Wの1/2よりも
短く、好ましくは1/5ないし1/2の範囲である。もう一つ
の小形ブレード9Aと9Bはその軸方向長さが相等し
く、前述の小形ブレード8A,8Bよりも長い。容器の
一方の側壁2Aに近接して、一方のロータ軸5Aが有す
る大形ブレード7Aの外端と、他方のロータ5Bが有す
る2個の小形ブレード8B,9Bの外端が位置してお
り、容器の他方の外壁2Bに近接して、他方のロータ軸
5Bが有する大形ブレード7Bの外端と、一方のロータ
軸5Aが有する2個の小形ブレード8A,9Aの外端が
位置している。各ロータ軸とも、大形ブレードの根幹部
の軸方向長さと小形ブレードの根幹部の軸方向長さの和
は、容器の二側壁間距離Wよりもやや大きく、その結
果、大形ブレードの内端部と2個の小形ブレードの内端
部とは、第4図から明らかなように、軸方向の同じ座標
上に共存する。またこの共存位置において、第3図に示
すように、1個の大形ブレード7A(又は7B)と2個
の小形ブレード8A,9A(又は8B,9B)は互にほ
ぼ120゜位相差をもって配設されており、各ブレードの
稜線は、第4図に展開図で示すように、ロータ軸の回転
により材料を中央へ送る向きの進み角をもつらせん状に
形成されている。また、2個の小形ブレード8,9のう
ち先行するブレード8は追従するブレード9に比べてや
や短い。従って材料は、大形ブレード7により一端から
中央部をこえて大きく送られたのち、先行するブレード
8により小さく戻され、更に追従するブレード9により
再度小さく戻される。
本発明のブレードは種々な形状により実施することがで
き、例えばブレード根幹部の長さに対しブレード稜線の
長さを非常に短く形成することもできる。そのため、小
形ブレードの稜線の長さが容器壁間距離wの1/2よりも
短いにもかかわらずその根幹部の長さがw/2よりも大き
くなる場合もある。また同様に、大形ブレードの稜線の
長さがw/2と等しいかw/2よりもやや小さくなる場合もあ
る。要するに、大形ブレードと小形ブレードの間に相対
的な大小関係があればよい。しかし、好ましい大小関係
は、2個の小形ブレードの長さの和が大形ブレードの長
さにほぼ等しいときである。
二軸ロータ5A,5Bの軸間距離は第3図に示すよう
に、その外周回転軌跡がオーバーラップしている場合
と、第5図に示すように、オーバーラップしていない場
合がある。オーバーラップしていない場合は、二軸ロー
タ5A,5Bの回転速度を非同一にして、例えば回転速
度比を3:5にして実施することができる。
また、本発明のロータ軸のブレードは、駆動軸と、鋳
造、熔接等により一体に製作してもよく、或いは、本発
明シャフトが特開昭63-297003号公報に開示しているよ
うに、真直形シャフトにブレードを具備したブレード付
き円筒体を嵌合・固着することにより実施してもよい。
この場合は同一形状寸法のブレード付き円筒体を、その
嵌合の向きを反対にして製作することができる。
さらに、本発明のブレード内部に、ブレードを冷却又は
加熱する熱媒通路を形成することもできる。前述したブ
レード付き円筒体を用いれば、ブレード稜線の表層部近
傍にも熱媒通路を容易に形成することができる。
<発明の効果> 本発明によれば、1個の大形ブレードと2個の小形ブレ
ードを互に位相を異ならせて一本のロータ軸上に配設し
ているので、混練容器内の材料は、作用の項で説明した
通り、軸方向に大きく送り、戻されながら、ロータ軸の
1回転中に最大6回の強い圧縮力と剪断力を受けるな
ど、混練が高能率に行われる。また、大形ブレードによ
り生ずる推力と2個の小形ブレードにより生ずる推力が
相殺されるのでロータ軸に生ずる推力は小さくなり、軸
受構造が簡単になることは勿論のこと、機械の摩擦が少
く寿命が長くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の縦断面図、 第2図は第1図の容器内の平面図、 第3図は第2図のA−B−C−D断面図、 第4図はロータ軸の展開図、 第5図は本発明の他の実施例を示す横断面図である。 1……混練容器 2A,2B……容器の二側壁 5,5A,5B……ロータ軸 7,7A,7B……大形ブレード 8,8A,8B……小形ブレード 9,9A,9B……小形ブレード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】混練すべき材料を収容する容器内に、ブレ
    ードをもつ平行二軸ロータが設けられた装置において、
    上記二軸ロータはいずれも、1個の大形ブレードと2個
    の小形ブレードを有し、上記容器の一方の壁面に近接し
    て上記二軸ロータの一方が有する大形ブレードの外端と
    上記二軸ロータの他方が有する2個の小形ブレードの外
    端が位置しており、上記容器の他方の壁面に近接して上
    記二軸ロータの他方が有する大形ブレードの外端と上記
    二軸ロータの一方が有する2個の小形ブレードの外端が
    位置していることを特徴とする二軸混練機。
  2. 【請求項2】上記二軸ロータが、二本の駆動軸と、その
    駆動軸に嵌合する円筒体と、その円筒体と一体形成され
    た上記大形および小形のブレードより成る、第1項記載
    の二軸混練機。
  3. 【請求項3】上記大形ブレードの根幹部の長さが容器壁
    間距離の1/2よりも長く、上記小形ブレードの根幹部の
    長さが容器壁間距離の1/2よりも短い、第1項または第
    2項記載の二軸混練機。
JP9203589A 1989-04-11 1989-04-11 二軸混練機 Expired - Lifetime JPH0611489B2 (ja)

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JP9203589A JPH0611489B2 (ja) 1989-04-11 1989-04-11 二軸混練機

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JP9203589A JPH0611489B2 (ja) 1989-04-11 1989-04-11 二軸混練機

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JPH02269012A JPH02269012A (ja) 1990-11-02
JPH0611489B2 true JPH0611489B2 (ja) 1994-02-16

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CN1093791C (zh) * 1995-04-24 2002-11-06 株式会社神户制钢所 密闭型搅拌装置
JP2007130952A (ja) * 2005-11-14 2007-05-31 Moriyama:Kk 密閉式混練機
CN103331123A (zh) * 2013-05-08 2013-10-02 南通密炼捏合机械有限公司 色母料专用捏炼机搅拌桨

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JPH02269012A (ja) 1990-11-02

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