JPH0611477B2 - 薄切り片間への密着防止片装着装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主として、生ハム、スモークサーモン、チーズ
等を薄くスライスした薄切り片の密着防止に関するもの
である。

〔従来の技術〕

チーズ、生ハム等の薄切り片を積み重ね、又は鱗状に並
べ真空包装した場合、薄切り片同士のベト付、及び真空
包装の圧力等により、密着してしまい、分離する時、破
損しやすく、苦労する。

そこで、薄切り片同士の密着を防止するため、薄切り片
と薄切り片の間を極薄フイルム等からなる密着防止片で
仕切り、薄切り片同士の接触を防ぎ、薄切り片同士の密
着を防止することが行われている。

従来、薄切り片間に密着防止片を自動的に装着して行く
装置として、特開昭５９−９３２９７号公報、および、
特公昭４５−１６０７１号公報にそれぞれ記載されてい
る技術がある。

すなわち、前者には、薄切りハムの素材になるハムの最
先端に、密着防止片の素材になる巻紙（長尺フイルム）
の一端部をジェット気流により押し付けて接着させ、ハ
ムの最先端部をスライスするための刃物により、ハムに
接着された巻紙を切断することにより、薄切りハム間に
紙片（密着防止片）を装着させるようにした技術、が記
載されている。

また、後者には、薄切り片がナイフから投げ出される
際、長尺フイルムの一端部を所定の長さに切断するや否
や、この切断により形成されたカットシートを密着防止
片として、投げ出された薄切り片の通路に加速して放出
することにより、薄切り片間に密着防止片を挿入する技
術、が記載されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、前記従来技術においては、次のような問題点が
ある。

前者においては、長尺フイルムをジェット気流によりハ
ムの先端面に密着させるため、風の影響を受け易い作業
環境等によっては、長尺フイルムについての密着ミスや
切断ミスが発生し易く、また、食品衛生上問題がある。

後者においては、長尺フイルムの一端部を所定の長さに
切断するや否や、この切断により形成された密着防止片
としてのカットシートを薄切り片の通路に加速して放出
する必要があるため、カットシートを加速放出するため
の構造が複雑になるばかりでなく、密着防止片の素材に
なるフイルムが極薄い場合や、風の影響を受け易い作業
環境等によっては、密着防止片の供給ミスが発生し易い
という問題点がある。

本発明の目的は、これらの問題点を解決し、密着防止片
の素材になるフイルムの送り出しとともに、その水平方
向の支持を風の補助なしに、密着防止片の剛性を利用し
て確保することができる薄切り片間への密着防止片装着
装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕 本発明に係る薄切り片間への密着防止片装着装置は、薄
切り片１３、１３間へ密着防止片１４を順次装着して行
く薄切り片間への密着防止片装着装置において、 前記密着防止片１４の素材になる長尺フイルム６が巻装
されており、このフイルム６の一端を繰り出すロール７
と、 ロール７から繰り出されたフイルム６を吸着して、一方
向に移送するコンベヤーベルト８と、 コンベヤーベルト８の下流側端外に配設されて、コンベ
ヤーベルト８の下端部から突出するように送り出された
フイルム６の上に前記薄切り片１３をコンベヤーベルト
８の移送に連動して順次載せて行く薄切り片供給装置
と、 コンベヤーベルト８の下流側端外における前記薄切り片
供給装置との間に配設されて、コンベヤーベルト８から
突き出された状態のフイルム６を切断し、前記薄切り片
供給装置から供給されて来る薄切り片１３の下面に密着
防止片１４を形成する刃３および４と、 少なくとも一部が薄切り供給装置の真下に位置するよう
に配設されて、供給作動に伴って落下して来る薄切り片
１３を密着防止片１４を介して受け取る受け取り装置と
を備えており、 前記コンベヤーベルト８の下流側端部の上面に樋形整形
板５が前記刃３および４の下流側端付近まで突出するよ
うに配設されており、樋形整形板５はその縦断面形状が
円弧形状の樋形状に形成されていることを特徴とする。

〔作用〕

前記した手段によれば、密着防止片１４の素材である長
尺フイルム６はコンベヤーベルト８に吸着されて移送さ
れることにより、ロール７から自動的に繰り出されて行
く。

コンベヤーベルト８の下流側端までピッチ送りされた長
尺フイルム６は樋形整形板５上から薄切り片供給装置の
真下の外側まで突き出される。この際、突き出されたフ
イルム６は樋形整形板５によって樋形に整形されるた
め、それ自体の剛性を高められた状態になる。したがっ
て、突き出されたフイルム６自体が腰折れしたり、ズレ
たりすることはない。

長尺フイルム６が突き出されると、薄入り片供給装置に
よって薄切り片１３が突き出されたフイルム６上に供給
されるとともに、突き出されたフイルム６の薄切り片１
３の上流側が刃３および４によって切断される。

薄切り片１３はフイルム６が切断されて成る密着防止片
１４の上に載った状態で、受け取り装置に落下する。そ
して、受け取り装置において、前回受け取られた薄切り
片１３と今回受け取られた薄切り片１３との間には密着
防止片１４が介在した状態になるため、薄切り片１３と
１３との間には密着防止片１４が挟み込まれた状態にな
り、この密着防止片１４によって薄切り片１３と１３と
の間の密着が防止されることになる。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例である薄切り片間への密着防
止片装着装置を示す正面図、第２図は密着防止フイルム
供給装置を示す正面図、第３図はその側面図、第４図は
その平面図である。第５図は本発明の他の実施例である
薄切り片間への密着防止片装着装置を示す正面図であ
る。

本実施例において、本発明に係る薄切り片間への密着防
止片装着装置は、ハム等のような被切物１２を薄切り
し、その薄切り片１３、１３間に極薄のフイルム６から
なる密着防止片１４を装着するものとして構成されてい
る。この薄切り片間への密着防止片装着装置は密着防止
フイルム供給装置が薄切り片供給装置に設備されてい
る。

第２図〜第４図に示されているように、密着防止フイル
ム供給装置はコンベヤーベルト８を備えており、コンベ
ヤーベルト８は前後で一対のコンベヤー駆動ロール１
９、１９に巻き掛けられている。また、コンベヤーベル
ト８は下流側端部を除く上面だけが開口されているコン
ベヤーベルト保持枠９にエンドレス状に巻き掛けられて
いる。コンベヤーベルト８には細孔１７が多数個、移送
方向に配列されて保持枠９の上面開口において、保持枠
９内に連通するように開設されている。保持枠９には吸
気管１０が流体連結されており、吸気管１０はブロワー
（図示せず）等に接続されることにより保持枠９内を減
圧排気するようになっている。

コンベヤーベルト８の少なくとも一方のロール１９はサ
ーボモータ等を備えている駆動装置（図示せず）により
間欠回転されるように構成されている。コンベヤーベル
ト８の一部には定寸送りロール１１が連動回転するよう
に外接されており、このロール１１にはコンベヤ一定寸
送りカム（図示せず）が一体回転するように固着されて
いる。このカム（図示せず）にはコンベヤ一定寸送りス
イッチ（図示せず）が連動するように配設されており、
このスイッチに基づいてコンベヤーベルト８の駆動装置
における間欠送りの起動および停止が制御されるように
なっている。

コンベヤーベルト保持枠９の下方にはフイルム６のロー
ル７が設備されており、このロール７は回転自在に軸架
されている。ロール７には密着防止片１４の素材になる
極薄のフイルム６が巻装されており、フイルム６はその
巻き終り端部が繰り出されるようになっている。そし
て、繰り出されたフイルム６はコンベヤーベルト８にお
ける移送方向の上流側端部上に巻き掛けられて、コンベ
ヤーベルト８上にその細孔１７により吸着保持されるよ
うになっている。

コンベヤーベルト８における下流側端部には薄切り片供
給装置が設備されている。本実施例において、この供給
装置は被切物保持板を備えており、この保持板は円柱形
状態のハム等のような被切物１２を垂直に立てた状態で
保持し、下方向にピッチ送りするように構成されてい
る。また、この保持板の下端には丸刃物１が設備されて
おり、この丸刃物１はコンベヤーベルト８の間欠送りに
連動して、その送り方向と平行方向に進退するように構
成されている。そして、その丸刃物１は回転しながら前
進することにより、被切物３の端部を厚み規制板２が規
定する所定厚さの薄切り片１３に切断するようになって
いる。この切断に伴って、薄切り片１３はコンベヤーベ
ルト８から供給されたフイルム６上に順次載せられて行
く。

また、コンベヤーベルト８における下流側端部外には、
固定ハサミ刃３および可動ハサミ刃４が設備されてお
り、この刃３、４はコンベヤーベルト８から突出された
状態のフイルム６を切断することにより、薄切り片供給
装置から落下して来る薄切り片１３の下面に密着防止片
１４を実質的に形成して装着するようになっている。

さらに、薄切り片供給装置の真下には、丸刃物１の離反
移動に伴って落下して来る薄切り片１３を密着防止片１
４を介して受け取る受け取り装置としての受皿１５が設
備されており、この受皿１５は垂直方向に移動するよう
に構成されている。また、受皿１５の近傍には高さセン
サースイッチ１６が設備されており、このスイッチ１６
によって受皿１５はその上の薄切り片１３と密着防止フ
イルム６との間隔が一定になるように制御されることに
なる。

本実施例において、コンベヤーベルト８の下流側端部に
おける上面には樋形整形５が下流方向に水平に突出する
ように支持されており、その下流側端が固定ハサミ刃３
および可動ハサミ４の手前まで延在されている。この樋
形整列板５は平面視がコ字形状で側面断面形状が円弧形
状の板形状に形成されている。すなわち、樋形整形板５
はコンベヤーベルト８によって送られて来たフイルム６
を円滑に受け渡たされて、フイルム６を樋形状に整形し
て下流方向に送り出し得るように配置かつ構成されてい
る。

次に作用を説明する。

コンベヤーベルト支持枠９に支持されるコンベヤーベル
ト８には第３図及び第４図に示すように中央部に細孔１
７があけられていて、コンベヤーベルト支持枠９に設け
られた吸気管１０からの吸気によりコンベヤーベルト８
の上面に位置している密着防止フイルム６が吸着され
る。つまり、密着防止フイルム６はコンベヤーベルト８
と同時同様に動きをするわけである。

コンベヤーベルト８の動きと可動ハサミ刃４の動きとは
スライサーの丸刃物１の動きに関連していてスライサー
の丸刃物１が右に移動して（第１図）被切物１２を切裁
し、最右端に位置した時、発する信号で可動ハサミ刃４
は上昇して固定ハサミ刃３と接触し、瞬時に密着防止フ
イルム６を切断する。つまり、薄切り片１３を密着防止
フイルム６の上に落下した直後に、可動ハサミ４は密着
防止フイルム６を切断する。

可動ハサミ刃４が下降したスタート位置にもどると、コ
ンベヤーベルト８の発進の信号が出され、コンベヤーベ
ルト８は移動を始め、同時に、密着防止フイルム６も送
り出される。この時、コンベヤーベルト８に接触して回
転する定寸ロール１１も回転を開始する。定寸ロール１
１が一回転すると、定寸ロール１１に固着されたカム、
定寸ロールカム、及び、これにより作動する定寸ロール
スイッチの働きによりコンベヤーベルト８いの動きは停
止する。可動ハサミ刃４とコンベヤーベルト８の動きは
スライサーの丸刃物１の動きに連動して反復されるわけ
であるが、可動ハサミ刃４とコンベヤーベルト８との動
きはスライサーの丸刃物１のもどり行程の時間内に作動
しなければならない。

一方、コンベヤーベルト８の上面には、第３図、第４図
に示すように樋状に形成され、且つ、コンベヤーベルト
８の吸気孔１７が作用する部分を切除されたコの字形の
樋形整形板５が装備されているため、密着防止フイルム
６は樋口形整形板５の上面を通過し、通過しながら樋状
に曲げられて整形されることになる。そして、樋状に整
形された密着防止フイルム６は折れにくく、コンベヤー
ベルト８により急速に送り出されても腰折せず、２００
mm位は水平方向にはねだしができ、又、そのまま保持さ
れる。この場合、断続的且つ急速に送り出しても、密着
防止フイルム６はコンベヤーベルト８にあけられた吸気
孔１７からの吸気により吸着されているから、スリップ
することなく、又蛇行もなく、正確に送り出される。

他方、密着防止フイルムロール７はコンベヤーベルト８
に圧接支持されているから、スタート時のショック、又
停止時の回り過ぎ等もなく、円滑にフイルム６の供給が
行われる。

以上のようにして、コンベヤーベルト８から樋形整形板
５を介して突き出された密着防止フイルム６に薄切り片
１３が供給されて乗せられるとともに、その上流側端部
が刃３、４によって切断されると、密着防止片１４が形
成されるとともに、この密着防止片１４上に薄切り片１
３が乗せられた状態になる。そして、薄切り片１３を乗
せた密着防止片１４は薄切り片受皿１５（後述するよう
に、鱗列の場合はコンベヤーベルト１８）に、又は、先
行した薄切り片１３に受け取られる。

又、薄切り片受皿１５は、薄切り片受皿１５上の薄切り
片１３の高さを感知する高さセンサースイッチ１６に作
動により、薄切り片受皿１５上の薄切り片１３の上端と
密着防止フイルム６との間隔を常に一定に保つ。

なお、第５図に示す様に薄切り片供給装置の下方に装設
されたコンベヤーベルト１８の上に薄切り片１３を落下
させる事により、薄切り片１３を鱗状に整列させ得るよ
うに構成してもよい。

以上、説明したようにして隣接する薄切り片の間に極薄
フイルムから成る密着防止片を挿入したような状態で、
多数枚の薄切り片を積み重ね、又は、鱗状に整列させて
行くことができる。

ところで、密着防止フイルム６はコンベヤーベルト、又
はロール等によって引出し水平方向に送り出しても垂れ
下がってしまい、送り出せないものである。そこで、水
平方向に送り出し、送り出したフイルムを水平方向に保
持するためには、前述のようにブロワー等の風を水平方
向に送ることにより、フイルムの垂れ下がるのを防がな
ければならない。しかし、風を当てると、衛生面、温度
管理面、等、種々の問題点があるのは前述した通りであ
る。

又、この種の薄切り片間への密着防止装着装置に組込ま
れているスライサーは、被切物を水平方向に保持し、水
平方向に給送し、被切物保持箱を水平方向に移動し、垂
直方向に同位置で回転する刃物で切裁するものである
（バーケルタイプ、ビゼルバタイプ）。この種のスライ
サーは薄切り片を自動的に整列させるには被切物を切裁
しながら、薄切り片を多数の針を備えたスダレ状の薄切
り片保持具により、被切物保持箱に対し反転させ落下さ
せている。この落下点に前述の風を利用した密着防止フ
イルム供給装置が装置されることにより、薄切り片間へ
の密着防止片装着装置が構成されている。これらの反転
落下装置は針で薄切り片を保持するため、生ハムのよう
な薄く、軟かい薄切り片の場合は保持しきれず、途中で
脱落してしまい使用できない。又、凍結したものも薄切
り片が反転する際折り曲げられるため、割れやすい。

又、コンベヤー上に吸着された密着防止フイルム上に薄
切り片を順次落下させ、順次移送し切断装置を通過し整
列板まで移送した後、密着防止フイルムを切断する直前
に整列板を移動して落下させ積み並べる薄切り片間への
密着防止片装着装置が特願昭６２−３１８５５０号（特
開平１−１６４５９６号）に提案されている。この薄切
り片間への密着防止片装着装置においては、密着防止フ
イルム上の薄切り片を移送するため、凍結されて粘り気
の少ない薄切り片等は密着防止フイルムとにズレを生
じ、このズレが積み並べのズレになる場合がある。

本実施例によれば、これら多数の欠点を以上説明したよ
うに除去することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、密着防止片の素
材である長尺のフイルムは送り出され途中において樋形
整形板によって長さ方向の曲げ剛性が大きくなる形状に
整形されるため、風を受け易い作業環境等であっても、
送り出される途中において長尺のフイルムの腰折れ現象
が発生することはない。したがって、その腰折れ現象の
発生を防止するのに風圧等を使用しなくとも済むため、
薄切り片が食品である場合においては、その食品薄切り
片間に密着防止片を衛生を維持しつつ自動的に装着する
ことができる。

また、密着防止片の素材である長尺のフイルムに薄切り
片が載せられた以後に、長尺のフイルムが切断されて密
着防止片が実質的に形成されるため、薄切り片の下に予
め切断されたカットシートを密着防止片として移動させ
て供給する場合に比べて、密着防止片の素材である長尺
のフイルムを薄切りの片の下に高速にて供給することが
できる。しかも、長尺フイルムは樋形整形板によって長
さ方向の曲げ剛性が大きくなる形状に整形されるため、
密着防止片の素材である長尺フイルムの供給速度をより
一層高めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である薄切り片間への密着防
止片装着装置を示す正面図である。 第２図は密着防止フイルム供給装置を示す正面図、第３
図はその側面図、第４図はその平面図である。 第５図は本発明の他の実施例である薄切り片間への密着
防止片装着装置を示す正面図である。 １……スライサーの刃物、２……厚み規制板、３……固
定ハサミ刃、４……可動ハサミ刃、５……樋形整形板、
６……密着防止フイルム、７……フイルムロール、８…
…コンベヤーベルト、１１……定寸ロール、１２……被
切物、１３……薄切り片、１４……密着防止片、１５…
…受皿（薄切り片受け取り装置）、１６……高さセンサ
ースイッチ、１８……コンベヤーベルト。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】薄切り片１３、１３間へ密着防止片１４を
   順次装着して行く薄切り片間への密着防止片装着装置に
   おいて、 前記密着防止片１４の素材になる長尺のフイルム６が巻
   装されており、このフイルム６の一端を繰り出すロール
   ７と、 ロール７から繰り出されたフイルム６を吸着して、一方
   向に移送するコンベヤーベルト８と、 コンベヤーベルト８の下流側端外に配設されて、コンベ
   ヤーベルト８の下端部から突出するように送り出された
   フイルム６の上に前記薄切り片１３をコンベヤーベルト
   ８の移送に連動して順次載せて行く薄切り片供給装置
   と、 コンベヤーベルト８の下流側端外における前記薄切り片
   供給装置との間に配設されて、コンベヤーベルト８から
   突き出された状態のフイルム６を切断し、前記薄切り片
   供給装置から供給されて来る薄切り片１３の下面に密着
   防止片１４を形成する刃３および４と、 少なくとも一部が薄切り供給装置の真下に位置するよう
   に配設されて、供給作動に伴って落下して来る薄切り片
   １３を密着防止片１４を介して受け取る受け取り装置と
   を備えており、 前記コンベヤーベルト８の下流側端部の上面に樋形整形
   板５が前記刃３および４の下流側端付近まで突出するよ
   うに配設されており、樋形整形板５はその縦断面形状が
   円弧形状の樋形状に形成されていることを特徴とする薄
   切り片間への密着防止片装着装置。