JP2750395B2 - カットシート製造装置 - Google Patents

カットシート製造装置

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JP2750395B2 JP2229585A JP22958590A JP2750395B2 JP 2750395 B2 JP2750395 B2 JP 2750395B2 JP 2229585 A JP2229585 A JP 2229585A JP 22958590 A JP22958590 A JP 22958590A JP 2750395 B2 JP2750395 B2 JP 2750395B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カットシート製造装置に関し、特に、薄切
り片間にその密着を防止するための密着防止片を順次装
着して行く薄切り片間への密着防止片装着装置に使用す
るのに好適なものに係り、例えば、生ハム、スモークサ
ーモン、チーズ等、薄くスライスした食品薄切り片の密
着防止に利用して有効なものに関する。
〔従来の技術〕
生ハム、スモークサーモン、チーズ等の食品薄切り片
を鱗状、又は、積み重ね、真空包装した場合、開封して
盛付する時、薄切り片同士がベト付及び真空包装時の圧
力により、密着してしまい薄切り片が分離しにくく、破
損してしまいロスになってしまう事が多い。また、食品
薄切り片の分離は非常に時間がかかるものである。
そこで、一般に、一定幅で長尺のフイルムを所定の長
さに切断し、このカットシートを食品薄切り片の間に挿
入したような状態にし、挿入されたカットシートにより
食品薄切り片同士の接触を防ぎ密着を防止することが、
実施されている。
従来、カットシートを製造するとともに、このカット
シートを食品薄切り片の間に挿入して行く装置として、
特開昭59−93297号公報、および、特公昭45−16071号公
報にそれぞれ記載されている技術がある。
すなわち、前者には、薄切りハムの素材になるハムの
最先端に、密着防止片の素材になる巻紙(長尺フイル
ム)の一端部をジェット気流により押し付けて接着さ
せ、ハムの最先端部をスライスするための刃物により、
ハムに接着された巻紙を切断することにより、薄切りハ
ム間に紙片(カットシート)を装着させるようにした技
術、が記載されている。
また、後者には、薄切り片がナイフから投げ出される
際、長尺フイルムの一端部を所定の長さに切断するや否
や、この切断により形成されたカットシートを密着防止
片として、投げ出された薄切り片の通路に加速して放出
することにより、薄切り片間に密着防止片を挿入する技
術、が記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前記従来技術においては、次のような問題点
がある。
前者においては、長尺フイルムをジェット気流により
ハムの先端面に密着させるため、風の影響を受け易い作
業環境等によっては、長尺フイルムについての密着ミス
や切断ミスが発生し易く、また、食品衛生上問題があ
る。
後者においては、長尺フイルムの一端部を所定の長さ
に切断するや否や、この切断により形成されたカットシ
ートを薄切り片の通路に加速して放出する必要があるた
め、カットシートを加速放出するための構造が複雑にな
るばかりでなく、カットシートの素材になるフイルムが
極薄い場合や、風の影響を受け易い作業環境等によって
は、カットシートの供給ミスが発生し易い。
本発明の第1の目的は、構造簡単にして、カットシー
トを確実に製造かつ供給することができるカットシート
製造装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、極薄いフイルムであっても、
作業環境等の影響を受けずにカットシートを連続して製
造することができるカットシート製造装置を提供するこ
とにある。
本発明の第3の目的は、薄切り片間への密着防止片装
着装置に適用するのに好適なカットシート製造装置を提
供することにある。
本発明の第4の目的は、食品衛生上支障のない薄切り
片間への密着防止片装着装置に使用するのに好適なカッ
トシート製造装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るカットシート製造装置は、一定幅で長尺
のフイルムを所定の長さに切断してカットシートを製造
するカットシート製造装置において、 前記フイルムが巻装されているリールを回転自在に保
持し、フイルムの一端を繰り出すリール保持装置と、 このリール保持装置から繰り出されたフイルムを吸着
して、一方向に移送するコンベアベルトと、 コンベアベルトの下流側端の前後位置にその移送方向
と平行に敷設されており、コンベアベルトの下流側端か
ら送り出されるフイルムに接して、このフイルムを長さ
方向の曲げ剛性が大きくなる形状に整形する整形部材
と、 この整形部材の下流側端の前後位置にその移送方向と
平行に、かつ、その方向へ往復移動するように敷設され
ており、コンベアベルトにより送り出されて整形部材で
整形されフイルムを支持して下流側へ案内する案内部材
と、 案内部材の移動軌道の途中に配設されており、案内部
材が後退した際にフイルムを幅方向に切断する刃物とを
備えていることを特徴とする。
〔作用〕
前記した手段によれば、カットシートの素材である長
尺のフイルムはコンベアベルトに吸着されて移送される
ことにより、リールから自動的に繰り出されて行くた
め、フイルムの送給構造はきわめて簡単化される。
フイルムは送り出される途中において整形部材により
長さ方向の曲げ剛性が大きくなる形状に整形されるとと
もに、切断刃物間を往復移動する案内部材により支持さ
れるため、風を受け易い作業環境等にあっても、送り出
される途中において腰折れ現象が発生することはない。
したがって、フイルムは刃物に常に適正に供給されるた
め、カットシートの製造運転を休止することなく継続す
ることができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例である薄切り片間への密着
防止片装着装置に使用されるカットシート製造装置を示
す一部省略斜視図、第2図はその薄切り片間への密着防
止片装着装置を示す一部切断正面図、第3図はその一部
省略平面図、第4図、第5図、第6図および第7図はそ
の作用を説明するための各拡大部分正面断面図、であ
る。
本実施例において、本発明に係るカットシート製造装
置10は、薄切り片間への密着防止片装着装置1に使用す
るのに適するように構成されている。そして、薄切り片
間への密着防止片装着装置1は、食品としてのハムを順
次薄く切断して行くとともに、一定幅で長尺のフイルム
を所定の長さに切断してカットシートを順次製造して行
き、そのカットシートを密着防止片として各薄切りハム
間に装着して行く装置として構成されている。
この薄切り片間への密着防止片装着装置1に使用され
るカットシート装置10は、機枠11を備えており、機枠11
上にはコンベアベルト保持枠12が水平に支持されてい
る。この保持枠12は機枠11の一端部(以下、後端部とす
る。)から前端部付近まで延設されており、下面だけが
開口されている。この保持枠12には吸気管13が流体連結
されており、吸気管13はブロワ(図示せず)等に接続さ
れることにより保持枠12内を減圧排気するようになって
いる。そして、このコンベアベルト保持枠12にはコンベ
アベルト14が前後方向に走行し得るようにエンドレス状
に巻き掛けられている。コンベアベルト14には小孔15が
多数個、保持枠12の下面開口において保持枠12内に連通
するように、全面にわたって開設されている。
コンベアベルト14は後端部側に架設された回転軸16が
サーボモータ17、伝動装置およびクラッチ装置等(図示
せず)を備えている駆動装置により間欠回転させること
により、間欠送りされるように構成されている。コンベ
アベルト14の駆動装置には制御用ロータ18が付設されて
おり、このロータ18の近傍には光学式センサ等から成る
コンベア定寸送りセンサ19がロータ18の回転角を検出す
るように配設されている。このセンサ19の位置検出に基
づいてコンベアベルト駆動装置における間欠送りの起動
および停止等が制御されるようになっている。
機枠11にはリール保持装置20がコンベアベルト14の後
端部上方に設備されており、このリール保持装置20はフ
イルムリール21を回転自在に軸架して保持するように構
成されている。また、このリール保持装置20はリール21
を着脱自在に保持するように構成されており、所望に応
じてリール21を交換し得るようになっている。フイルム
リール21にはフイルム22が巻装されており、フイルム22
は透明樹脂が用いられて、その厚さが20μm程度で、一
定幅の長尺テープ形状に一体成形されている。フイルム
22は所定の長さに切断されることにより、カットシート
の一例である密着防止片23を構成することになる。この
フイルム22はその巻き終り端部がリール21から繰り出さ
れるようになっており、繰り出されたフイルム22の端部
はコンベアベルト14における後端反転部に巻き掛けられ
て、コンベアベルト14の表面にその小孔15群により吸着
保持されるようになっている。
他方、機枠11の前端部には固定刃物24がフイルム22の
移送路の真上を横断するように架設されて固定されてお
り、この固定刃物24に隣接する位置の真下には可動刃物
25が配設されている。この可動刃物25はその一端が回転
自在に枢支されており、その自由端が前記コンベアベル
ト駆動装置に連動されたリンク装置26により開閉操作さ
れるように構成されている。そして、可動刃物25の開閉
作動により、可動刃物25と固定刃物24とは互いに協働し
てフイルム22を、幅方向の一方の端から他方の端に向け
て剪断するようになっている。この剪断により、後述す
るように所定長さに送り出されたフイルム22が短手方向
に切断されるため、所定の大きさのカットシートの一例
である密着防止片23が製造されることになる。
また、機枠11の前端部には整形部材としての整形板31
がフイルム22の移送路の真下を横断するように架設され
て固定されており、この整形板31は前記コンベアベルト
14の中間位置から固定刃物24の付近まで延設されてい
る。この整形板31はコンベアベルト14によって送り出さ
れて来るフイルム22に対して下から摺接するように水平
に配設されており、全長にわたって樋形状に形成されて
いる。整形板31は樋形状に形成されていることにより、
摺接したフイルム22を樋形状に変形させるようになって
いる。さらに、機枠11の前端部には、整形板31と協働し
てまたは単独で整形部材を構成する整形ピース32が複数
個(本実施例では、3個。)、フイルム22の移送路の真
上を横断する方向に並べられて移送路の方向にそれぞれ
延在するように配されて固定されており、この整形ピー
ス32群は整形板31と平行に対向されている。この整形ピ
ース32群はコンベアベルト14から送り出されて来るフイ
ルム22に対して上から摺接するように水平に配設されて
いる。整形ピース32群は中央部に配された整形ピース32
が低く、その両脇部に配された各整形ピース32が中央部
のものよりも高くそれぞれ配置されることにより、摺接
したフイルム22を下側の整形板31と協働して樋形状に変
形させるようになっている。
機枠11の前端部における整形板31の下には、案内部材
としての案内板33がフイルム22の移送路の真下を横断す
るように架設されて、機枠11に形成されたガイド溝35に
摺接自在に嵌合されることにより前後方向に往復移動し
得るように支持されている。この案内板33は整形板31の
前端部から固定刃物24を越えて後記する薄切り片供給装
置の位置まで移動し得るように、機枠11に摺動自在支持
されている。また、この案内板33はコンベアベルト駆動
装置に駆動するリンク装置等(図示せず)により往復駆
動されるように構成されているとともに、カム等から構
成された制御装置により、コンベアベルト14および可動
刃物25に連携して往復動するように制御される。
この案内板33はコンベアベルト14によって整形板31か
ら送り出されて来るフイルム22に対して下から摺接する
ように、機枠11に水平に支持されており、整形板31と略
等しい樋形状に全長にわたって形成されている。そし
て、案内板33は樋形状に形成されていることにより、整
形板31および整形ピース32によって整形されたフイルム
22の樋形状を維持し得るようになっている。さらに、案
内板33には小径34が多数個、全体にわたって開設されて
おり、この小孔34群により案内板33は静電気が帯電する
のを可及的に抑制されるようになっている。
本実施例において、機枠11の前端部外方には薄切り片
供給装置40が設備されている。この供給装置40は被切断
食品保持部材(ハム保持部材ということがある。)42は
備えており、この保持部材42は被切断食品としてのハム
43を垂直に立てた状態で保持し、下方向にピッチ送りす
るように構成されている。また、このハム保持部材42の
下端には食品刃物41が設備されており、この食品刃物41
はコンベアベルト14の間欠送りに連動して、その送り方
向と平行方向に進退するように構成されている。そし
て、食品刃物41は回転しながら前進することにより、ハ
ム43の下端部を所定厚さの薄切り片(以下、薄切りハム
という。)44に切断するようになっている。この切断に
伴って、薄切りハム44はこの薄切りハム供給装置40に送
給された密着防止片23上に順次切り落とされて行く。
機枠11の前端部外方における薄切りハム供給装置40の
真下には整列装置50が設備されており、この整列装置50
は薄切りハム供給装置40から落下して来る薄切りハム44
を密着防止片23を介して受け取る受け皿51を備えてい
る。この整列装置50において、受け皿51はエレベータ装
置52(一部のみが図示されている。)により上下方向に
間欠送りされるように構成されており、受け取った薄切
りハム44をそれぞれの間に密着防止片23を挟み込んだ状
態で上下方向に積み重ねて整列させて行くように構成さ
れている。
次に作用を説明する。
駆動装置によりコンベアベルト14が間欠送り作動され
ると、リール21から繰り出されてコンベアベルト14に吸
着されたフイルム22は、第5図に示されているように、
間欠送りされる長さだけコンベアベルト14の前端部から
前方に送り出される。このとき、第4図に示されている
ように、前回の作動により、フイルム22の先端は固定刃
物24の位置に対向された状態になっている。
コンベアベルト14の前端部から送り出されると、フイ
ルム22は整形板31および整形チップ32群に摺接すること
により、これら整形板31および整形チップ32群に倣って
樋形状に整形される。
また、第5図に示されているように、フイルム22がコ
ンベアベルト14から送り出されるのに伴って、案内板33
がコンベアベルト駆動装置と連携されてコンベアベルト
14の前方へ移動される。この案内板33の移動はコンベア
ベルト14の間欠送りに連動されているため、コンベアベ
ルト14から送り出されるフイルム22は、この案内板33に
より下から支えられつつ前方へ案内される状態になる。
このとき、案内板33は整形板31に相似する樋形状に形成
されているため、整形板31および整形チップ32によって
整形されたフイルム22の樋形状は、この案内板33によっ
て全体にわたって適正に維持される。
コンベアベルト14の間欠送り作動に伴って、案内板33
に案内されつつ送り出されたフイルム22の先端部は、第
5図に示されているように、固定刃物24と可動刃物25と
間を通過される。コンベアベルト14による間欠送り作動
が停止された時、フイルム22の先端部は刃物24、25から
所定長さだけ送り出された状態になっている。この所定
長さは、ハム43の直径よりも若干程度長くなるように送
り寸法が設定されている。
フイルム22が所定長さ送り出されると、第6図に示さ
れているように、案内板33がコンベアベルト駆動装置の
連携により、復帰方向に移動される。この案内板33の復
帰移動に伴って、フイルム22の刃物22の刃物24、25の間
から先方に突き出された先端部は下からの支持を失う
が、送り出されたフイルム22が全長にわたって樋形状に
整形されているため、腰折れ現象を発生することはな
い。すなわち、フイルム22がこのように樋形状に整形さ
れていると、長手方向についての曲げ剛性が高められる
ため、送り出されたフイルム22はたとえ厚さが薄く、か
つ、スパン長さが長くとも、腰折れ現象を発生すること
はない。
案内板33が刃物24、25の間を元の方向へ通過すると、
第7図に示されているように、可動刃物25がセンサ19に
基づいく制御装置により切断作動され、フイルム22が固
定刃物24と可動刃物25との協働によって切断される。こ
のようにしてフイルム22の両刃物24、25間からの突出し
部分が両刃物により切断されることにより、カットシー
トの一例である密着防止片23が製造されることになる。
ちなみに、可動刃物25の開閉作動中、案内板33は復帰移
動または往行移動されるように制御されるようになって
いる。
この可動刃物25の切断作動に連携されて、第7図に示
されているように、薄切りハム供給装置40における食品
刃物41回転しつつ往復運動され、ハム保持部材42に保持
されたハム43がこの食品刃物41により所定の厚さに切断
されることにより、薄切りハム44が切り落とされる。
切り落とされた薄切りハム44の落下点には、前述した
作動により密着防止片23が製造かつ供給されるため、薄
切りハム44は密着防止片23の上に落下し、密着防止片44
の上に載置された状態になる。そして、薄切りハム44を
載置した密着防止片23は、整列装置50の受け皿51に落下
して受け皿51上に受け取られることにより整列される。
このとき、受け皿51上に先行の薄切りハム44が載置され
ていると、今回、薄切りハム44を載置して落下した密着
防止片23は、先行の薄切りハム44と、今回の薄切りハム
44との間に実質的に挿入された状態になる。
このようにして、フイルム22およびハム43についての
切断作動が終了すると、再び、コンベアベルト14がコン
ベアベルト駆動装置によって間欠送り作動される。以
降、前記した作動が繰り返されることにより、密着防止
片23が製造かつ供給されるとともに、上下の薄切りハム
44、44間に順次挿入されて行く。
なお、密着防止片としてのカットシート23の長さが変
更される場合には、コンベアベルト14の送り寸法が変更
調整される。また、カットシート23の幅が変更される場
合には、当該幅に対応した幅のフイルムリール21が選定
されて、リール保持装置20において変換される。
前記実施例によれば次の効果が得られる。
(1) カットシートの素材である長尺のフイルムは送
り出される途中において整形部材により樋形状に整形さ
れるとともに、切断刃物間を往復移動する案内部材によ
り支持されるため、風を受け易い作業環境等であって
も、送り出される途中において腰折れ現象が発生するこ
とはない。したがって、フイルムは刃物に常に適正に供
給されるため、カットシートの製造運転を休止すること
なく継続することができる。
(2) 長尺フイルムの給送に、長尺フイルムをコンベ
アベルトで吸着移送する方法が採用されているため、機
構上、間欠運動する長尺フイルムのイナーシャの問題、
および、フイルムの弛みの問題を解決することができ、
非常に簡易な構造で故障がない長尺フイルム送給手段を
得ることができる。
(3) 鋏様の剪断刃物によってフイルムを幅方向に切
断する構成であるため、幅が必要最小限度のフイルムを
使用することができる。また、カットシートの長さを決
定するフイルムの送り寸法も、コンベアベルトの間欠送
り作動により正確に規定することができるため、幅およ
び長さのいずれにつても寸法精度が良好になり、フイル
ムの無駄を省くことができ、経済的である。
(4) 薄切りハム等の薄切り片の製造工程と、カット
シートの製造工程とが分離されているため、薄切り片供
給装置からカットシート製造装置を分離することがで
き、カットシートの製造速度を1分間に100枚程度まで
高めることができ、非常に能率的である。
(5) 食品の薄切り片間にフイルムから成る密着防止
片が装着されていると、密着防止片で隔離されたハム、
スモークサーモン、チーズ等は、フイルムにより両面が
空気と隔絶された状態になっているため、乾燥も少な
く、鮮度維持にも非常に有効であり、また、真空包装開
封後の盛付に際しても短時間で何の苦もなく、薄切り片
を分離することができるため、破損等のロスの発生を回
避することができ、盛付をきれいに、かつ、清潔に実行
することができる。
(6) 冷蔵庫保存に際しても両面が空気に触れないか
ら乾燥しにくいため、目減りしにくく、鮮度保持にも偉
力を発揮する。
なお、本発明の前記実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能
であることはいうまでもない。
例えば、整形部材としては、整形板および整形ピース
の両方を併用するに限らず、いずれか一方を使用しても
よい。
また、整形部材および案内部材はフイルムを樋形状に
整形するように構成するに限らず、波板形状等に整形す
るように構成してもよく、要は、長尺フイルムの長さ方
向の曲げ剛性を高めることができる形状に整形するよう
に構成すればよい。
案内部材には板材により形成するに限らず、網材や、
棒材の組立体等により形成してもよい。
フイルムは樹脂製のフイルムに限らず、紙製のフイル
ム等であってもよい。
コンベアベルト等は水平に敷設するに限らず、傾斜さ
せて敷設してもよい。
フイルムを切断する刃物は、剪断刃物を使用するに限
らず、レーザを利用した刃物等を使用してもよい。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発
明をその背景となった利用分野である薄切り片間への密
着防止片装着装置に適用した場合について説明したが、
それに限定されるものではなく、紙製のカットシート等
を製造するカットシート製造装置全般に適用することが
できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、カットシート
の素材である長尺のフイルムは送り出される途中におい
て整形部材により、長さ方向の曲げ剛性が大きくなる形
状に整形されるとともに、切断刃間を往復移動する案内
部材により支持されるため、風を受け易い作業環境等で
あっても、送り出される途中において腰折れ現象が発生
することはない。したがって、フイルムは刃物に常に適
正に供給されるため、カットシートの製造運転を休止す
ることなく継続することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である薄切り片間への密着防
止片装着装置に使用されるカットシート製造装置を示す
一部省略斜視図、第2図はその薄切り片間への密着防止
装着装置を示す一部切断正面図、第3図はその一部省略
正面図、第4図、第5図、第6図および第7図はその作
用を説明するための各拡大部分正面断面図、である。 10……薄切り片間への密着防止片装着装置、11……機
枠、12……コンベアベルト保持枠、13……吸気管、14…
…コンベアベルト、15……小孔15、16……回転軸、17…
…サーボモータ、18……制御用ロータ、19……コンベア
定寸送りスイッチ、20……リール保持装置、21……フイ
ルムリール、22……フイルム22、23……密着防止片(カ
ットシート)、24……固定刃物、25……可動刃物、26…
…リンク装置、31……整形板(整形部材)、32……整形
ピース(整形部材)、33……案内板(案内部材)、34…
…小孔、35……ガイド溝、40……薄切り片供給装置、41
……食品刃物、42……被切断食品保持部材、43……ハム
(被切断食品)、44……薄切りハム(薄切り片)、50…
…整列装置、51……受け皿、52……エレベータ装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定幅で長尺のフイルムを所定の長さに切
    断してカットシートを製造するカットシート製造装置に
    おいて、 前記フイルムが巻装されているリールを回転自在に保持
    し、フイルムの一端を繰り出すリール保持装置と、 このリール保持装置から繰り出されたフイルムを吸着し
    て、一方向に移送するコンベアベルトと、 コンベアベルトの下流側端の前後位置にその移送方向と
    平行に敷設されており、コンベアベルトの下流側端から
    送り出されるフイルムに接して、このフイルムを長さ方
    向の曲げ剛性が大きくなる形状に整形する整形部材と、 この整形部材の下流側端の前後位置にその移送方向と平
    行に、かつ、その方向へ往復移動するように敷設されて
    おり、コンベアベルトにより送り出されて整形部材で整
    形されたフイルムを支持して下流側へ案内する案内部材
    と、 この案内部材の移動軌道の途中に配設されており、案内
    部材が後退した際にフイルムを幅方向に切断する刃物と
    を備えていることを特徴とするカットシート製造装置。
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