JPH0611463A - 密封容器液量検査装置 - Google Patents
密封容器液量検査装置Info
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- JPH0611463A JPH0611463A JP16775592A JP16775592A JPH0611463A JP H0611463 A JPH0611463 A JP H0611463A JP 16775592 A JP16775592 A JP 16775592A JP 16775592 A JP16775592 A JP 16775592A JP H0611463 A JPH0611463 A JP H0611463A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 缶ジュースなどの密封容器の液量を製造コン
ベアライン上でチェックし、液量が少ない不合格品をチ
ェック位置から離れた位置で排斥する密封容器液量検査
装置において、コンベアの速度変化に伴う不合格品排斥
タイミング（遅延時間）の変化を操作者の手間なくし
て、コンベア走行中に調整可能とする。 【構成】 コンベア速度に応じて、不合格品検知による
排斥信号を受けてから排斥器駆動信号を出力するまでの
遅延時間を制御し、排斥器への排斥器駆動信号の出力タ
イミングを不合格品の排斥位置通過時に合致させる排斥
器駆動タイミング制御回路を設ける。
ベアライン上でチェックし、液量が少ない不合格品をチ
ェック位置から離れた位置で排斥する密封容器液量検査
装置において、コンベアの速度変化に伴う不合格品排斥
タイミング（遅延時間）の変化を操作者の手間なくし
て、コンベア走行中に調整可能とする。 【構成】 コンベア速度に応じて、不合格品検知による
排斥信号を受けてから排斥器駆動信号を出力するまでの
遅延時間を制御し、排斥器への排斥器駆動信号の出力タ
イミングを不合格品の排斥位置通過時に合致させる排斥
器駆動タイミング制御回路を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、缶ジュースなどの密封
容器の液量を製造コンベアライン上で順次チェックし、
液量が所定値以外と判定された不合格密封容器について
チェック位置から所定距離離れた位置に設置された排斥
器によりコンベア上から排斥する密封容器液量検査装置
に係り、特にコンベアの速度変化に伴い生ずる不合格密
封容器排斥タイミングの調整の手間をなくし、操作性を
向上した密封容器液量検査装置に関するものである。
容器の液量を製造コンベアライン上で順次チェックし、
液量が所定値以外と判定された不合格密封容器について
チェック位置から所定距離離れた位置に設置された排斥
器によりコンベア上から排斥する密封容器液量検査装置
に係り、特にコンベアの速度変化に伴い生ずる不合格密
封容器排斥タイミングの調整の手間をなくし、操作性を
向上した密封容器液量検査装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】密封容器液量検査装置においては、製造
コンベアライン上を流れてくる密封容器の液量チェック
を行い、液量合否判定（液量が所定値（特定の値又は特
定の範囲値）又はその許容値内にある（合格）か、それ
以外にある（不合格）かの判定）を行った後、不合格密
封容器（以下、不合格品という）についてはコンベア上
からエアシリンダによる押出しなどの手段（排斥器）で
排斥を行っている。
コンベアライン上を流れてくる密封容器の液量チェック
を行い、液量合否判定（液量が所定値（特定の値又は特
定の範囲値）又はその許容値内にある（合格）か、それ
以外にある（不合格）かの判定）を行った後、不合格密
封容器（以下、不合格品という）についてはコンベア上
からエアシリンダによる押出しなどの手段（排斥器）で
排斥を行っている。
【０００３】この不合格品の排斥は、密封容器液量検査
装置の構造上の制約（液量検査装置本体と排斥器を隣接
配置するための空間上の問題、あるいは液量検査をＸ線
を用いて行う場合におけるＸ線洩れ防止構成の必要上な
ど）から液量チェック後、直ちに行うことができない。
このため、液量検査装置本体から充分離れ、排斥された
不合格品が液量検査装置本体に衝突しない位置で不合格
品の排斥を行っている。
装置の構造上の制約（液量検査装置本体と排斥器を隣接
配置するための空間上の問題、あるいは液量検査をＸ線
を用いて行う場合におけるＸ線洩れ防止構成の必要上な
ど）から液量チェック後、直ちに行うことができない。
このため、液量検査装置本体から充分離れ、排斥された
不合格品が液量検査装置本体に衝突しない位置で不合格
品の排斥を行っている。
【０００４】このように不合格品の排斥が液量チェック
後、直ちに行うことができない場合には、不合格品は液
量チェック位置から適宜距離だけ離れた位置で、コンベ
ア速度に応じたタイミングで排斥されることになる。
後、直ちに行うことができない場合には、不合格品は液
量チェック位置から適宜距離だけ離れた位置で、コンベ
ア速度に応じたタイミングで排斥されることになる。
【０００５】図５はこの種の密封容器液量検査装置の要
部を示すブロック図、図６は同上装置の動作説明のため
のタイムチャートである。図５において、１１は速度制
御可能のコンベア（図示せず）によって順次搬送される
密封容器（図示せず）の液量をそのコンベア上で順次チ
ェックし、その液量が所定値以外と判定したときに排斥
信号Ｓ１を出力する液量チェック・排斥信号出力回路
で、液量合否判定回路１１ａ及び排斥信号発生回路１１
ｂからなる。１２はこの液量チェック・排斥信号出力回
路１１からの排斥信号Ｓ１を受けてから所定時間遅延し
て排斥器駆動信号Ｓ２を出力する遅延回路で、クロック
パルス発生回路１２ａ及びパルスカウント回路１２ｂか
らなる。
部を示すブロック図、図６は同上装置の動作説明のため
のタイムチャートである。図５において、１１は速度制
御可能のコンベア（図示せず）によって順次搬送される
密封容器（図示せず）の液量をそのコンベア上で順次チ
ェックし、その液量が所定値以外と判定したときに排斥
信号Ｓ１を出力する液量チェック・排斥信号出力回路
で、液量合否判定回路１１ａ及び排斥信号発生回路１１
ｂからなる。１２はこの液量チェック・排斥信号出力回
路１１からの排斥信号Ｓ１を受けてから所定時間遅延し
て排斥器駆動信号Ｓ２を出力する遅延回路で、クロック
パルス発生回路１２ａ及びパルスカウント回路１２ｂか
らなる。
【０００６】１３はこの遅延回路１２からの排斥器駆動
信号Ｓ２を受けてその液量が所定値以外と判定された不
合格品（図示せず）を液量チェック位置から所定距離離
れた排斥位置で前記コンベア上から排斥する排斥器であ
る。
信号Ｓ２を受けてその液量が所定値以外と判定された不
合格品（図示せず）を液量チェック位置から所定距離離
れた排斥位置で前記コンベア上から排斥する排斥器であ
る。
【０００７】このような構成において、不合格品の排斥
は次のように行われる。まず、液量合否判定回路１１ａ
の不合格判定結果により、排斥信号発生回路１１ｂから
排斥信号Ｓ１が発生する。次に、排斥信号Ｓ１が発生す
るとパルスカウント回路１２ｂはクロックパルス発生回
路１２ａからのクロックパルスＣＰの取り込みを開始
し、カウント動作を始める。
は次のように行われる。まず、液量合否判定回路１１ａ
の不合格判定結果により、排斥信号発生回路１１ｂから
排斥信号Ｓ１が発生する。次に、排斥信号Ｓ１が発生す
るとパルスカウント回路１２ｂはクロックパルス発生回
路１２ａからのクロックパルスＣＰの取り込みを開始
し、カウント動作を始める。
【０００８】パルスカウント回路１２ｂには、液量チェ
ック位置から排斥位置までの距離に応じた所定のカウン
ト値（ここでは２０４８）が予めプリセットされてお
り、そのプリセット値にカウントが達するとパルスカウ
ント回路１２ｂは排斥器駆動信号Ｓ２を出力する。これ
により排斥器１３は不合格品を製造コンベアライン上よ
り排斥する。
ック位置から排斥位置までの距離に応じた所定のカウン
ト値（ここでは２０４８）が予めプリセットされてお
り、そのプリセット値にカウントが達するとパルスカウ
ント回路１２ｂは排斥器駆動信号Ｓ２を出力する。これ
により排斥器１３は不合格品を製造コンベアライン上よ
り排斥する。
【０００９】排斥信号Ｓ１が発生してから排斥器駆動信
号Ｓ２が発生するまでの時間遅れ（遅延時間）はクロッ
クパルスＣＰの周期ｔとパルスカウント回路１２ｂのプ
リセット値の積で定まる。コンベア速度に対応した排斥
タイミング（遅延時間）にするには、上記クロックパル
スＣＰの周期ｔをコンベア速度に対応した値に設定して
おけばよい。
号Ｓ２が発生するまでの時間遅れ（遅延時間）はクロッ
クパルスＣＰの周期ｔとパルスカウント回路１２ｂのプ
リセット値の積で定まる。コンベア速度に対応した排斥
タイミング（遅延時間）にするには、上記クロックパル
スＣＰの周期ｔをコンベア速度に対応した値に設定して
おけばよい。
【００１０】なお、排斥信号Ｓ１とクロックパルスＣＰ
に同期のずれΔｔがあり、このずれがそのまま排斥器駆
動信号Ｓ２の発生のずれとなるが、その値はクロックパ
ルスＣＰの周期ｔ以下（ここでは１／２０４８以下）で
あるので実質上問題はない。
に同期のずれΔｔがあり、このずれがそのまま排斥器駆
動信号Ｓ２の発生のずれとなるが、その値はクロックパ
ルスＣＰの周期ｔ以下（ここでは１／２０４８以下）で
あるので実質上問題はない。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】前述のように排斥タイ
ミング（遅延時間）はコンベア速度により決められる。
このため、インバータ制御方式の採用によりコンベア速
度を任意に制御可能とし、生産速度にフレキシブル性を
もたせた製造ラインでは、排斥タイミング（遅延時間）
も任意に調整、例えばコンベア速度が遅くなった時には
排斥タイミング（遅延時間）を長くとり、またコンベア
速度が速くなった時には排斥タイミング（遅延時間）を
短くする調整が必要になる。
ミング（遅延時間）はコンベア速度により決められる。
このため、インバータ制御方式の採用によりコンベア速
度を任意に制御可能とし、生産速度にフレキシブル性を
もたせた製造ラインでは、排斥タイミング（遅延時間）
も任意に調整、例えばコンベア速度が遅くなった時には
排斥タイミング（遅延時間）を長くとり、またコンベア
速度が速くなった時には排斥タイミング（遅延時間）を
短くする調整が必要になる。
【００１２】製造コンベアラインにおいては、この調整
をコンベアを停止させることなく、速度変更の都度手動
で行うことは実際上不可能であり、従来、この点につい
ての改善が要望されていた。
をコンベアを停止させることなく、速度変更の都度手動
で行うことは実際上不可能であり、従来、この点につい
ての改善が要望されていた。
【００１３】本発明の目的は、何らの手間を要すること
なく、コンベア走行中、その速度の変化に応じて排斥タ
イミング（遅延時間）が調整され、生産速度に充分フレ
キシブル性をもたせた製造ラインを達成できる密封容器
液量検査装置を提供することにある。
なく、コンベア走行中、その速度の変化に応じて排斥タ
イミング（遅延時間）が調整され、生産速度に充分フレ
キシブル性をもたせた製造ラインを達成できる密封容器
液量検査装置を提供することにある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】上記目的は、速度制御可
能のコンベアと、このコンベアによって順次搬送される
密封容器の液量をそのコンベア上で順次チェックし、そ
の液量が所定値以外と判定したときに排斥信号を出力す
る液量チェック・排斥信号出力回路と、この液量チェッ
ク・排斥信号出力回路からの排斥信号を受けてから所定
時間遅延して排斥器駆動信号を出力する遅延回路と、こ
の遅延回路からの排斥器駆動信号を受けてその液量が所
定値以外と判定された不合格密封容器を液量チェック位
置から所定距離離れた排斥位置で前記コンベア上から排
斥する排斥器とを備えた密封容器液量検査装置におい
て、前記コンベアの速度を検出し、検出されたコンベア
速度に応じて前記遅延回路の遅延時間を制御し、前記排
斥器への排斥器駆動信号の出力タイミングを前記不合格
密封容器の排斥位置通過時に合致させる排斥器駆動タイ
ミング制御回路を設けることにより達成される。
能のコンベアと、このコンベアによって順次搬送される
密封容器の液量をそのコンベア上で順次チェックし、そ
の液量が所定値以外と判定したときに排斥信号を出力す
る液量チェック・排斥信号出力回路と、この液量チェッ
ク・排斥信号出力回路からの排斥信号を受けてから所定
時間遅延して排斥器駆動信号を出力する遅延回路と、こ
の遅延回路からの排斥器駆動信号を受けてその液量が所
定値以外と判定された不合格密封容器を液量チェック位
置から所定距離離れた排斥位置で前記コンベア上から排
斥する排斥器とを備えた密封容器液量検査装置におい
て、前記コンベアの速度を検出し、検出されたコンベア
速度に応じて前記遅延回路の遅延時間を制御し、前記排
斥器への排斥器駆動信号の出力タイミングを前記不合格
密封容器の排斥位置通過時に合致させる排斥器駆動タイ
ミング制御回路を設けることにより達成される。
【００１５】
【作用】前記排斥器駆動タイミング制御回路は、コンベ
ア速度を検出し、検出されたコンベア速度に応じて前記
遅延回路の遅延時間を制御し、前記排斥器への排斥器駆
動信号の出力タイミングを前記不合格密封容器の排斥位
置通過時に合致させる。これにより、コンベア走行中、
その速度の変化に応じて排斥タイミング（遅延時間）が
自動調整され、生産速度に充分フレキシブル性をもたせ
た製造ラインが達成される。
ア速度を検出し、検出されたコンベア速度に応じて前記
遅延回路の遅延時間を制御し、前記排斥器への排斥器駆
動信号の出力タイミングを前記不合格密封容器の排斥位
置通過時に合致させる。これにより、コンベア走行中、
その速度の変化に応じて排斥タイミング（遅延時間）が
自動調整され、生産速度に充分フレキシブル性をもたせ
た製造ラインが達成される。
【００１６】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図１は、本発明による密封容器液量検査装置の一
実施例の要部を示すブロック図、図２は同じく斜視図で
ある。これら両図において、１１及び１３は図５と同様
である。１２も図５と同様に遅延回路を示すが、ここで
はそのクロックパルス発生回路１２ａは出力クロックパ
ルスＣＰの周期が後述ロータリエンコーダからの出力信
号に応じて可変であり、排斥器駆動タイミング制御回路
１４の一部をも構成している。
する。図１は、本発明による密封容器液量検査装置の一
実施例の要部を示すブロック図、図２は同じく斜視図で
ある。これら両図において、１１及び１３は図５と同様
である。１２も図５と同様に遅延回路を示すが、ここで
はそのクロックパルス発生回路１２ａは出力クロックパ
ルスＣＰの周期が後述ロータリエンコーダからの出力信
号に応じて可変であり、排斥器駆動タイミング制御回路
１４の一部をも構成している。
【００１７】排斥器駆動タイミング制御回路１４は、コ
ンベア速度を検出し、検出されたコンベア速度に応じて
遅延回路１２の遅延時間を制御し、排斥器１３への排斥
器駆動信号Ｓ２の出力タイミングを不合格品の排斥位置
通過時に合致させる。ここでは、コンベア速度を検出す
るロータリエンコーダ１４ａと、このロータリエンコー
ダ１４ａからの出力信号Ｓ３に応じて出力クロックパル
スＣＰの周期が変化する前記クロックパルス発生回路１
２ａとで構成されている。
ンベア速度を検出し、検出されたコンベア速度に応じて
遅延回路１２の遅延時間を制御し、排斥器１３への排斥
器駆動信号Ｓ２の出力タイミングを不合格品の排斥位置
通過時に合致させる。ここでは、コンベア速度を検出す
るロータリエンコーダ１４ａと、このロータリエンコー
ダ１４ａからの出力信号Ｓ３に応じて出力クロックパル
スＣＰの周期が変化する前記クロックパルス発生回路１
２ａとで構成されている。
【００１８】２１はＸ線照射，検出装置（図示せず）な
どを備えた液量検査装置本体、２２は速度制御可能のコ
ンベア、２３はこのコンベア２２によって順次搬送され
る、検査対象である密封容器、２４はコンベアガイド、
２５はコンベア２２の駆動源である可変速モータ、２６
は減速機である。この減速機２６の回転軸（コンベア駆
動軸）には前記ロータリエンコーダ１４ａが連結されて
いる。
どを備えた液量検査装置本体、２２は速度制御可能のコ
ンベア、２３はこのコンベア２２によって順次搬送され
る、検査対象である密封容器、２４はコンベアガイド、
２５はコンベア２２の駆動源である可変速モータ、２６
は減速機である。この減速機２６の回転軸（コンベア駆
動軸）には前記ロータリエンコーダ１４ａが連結されて
いる。
【００１９】上述構成において、コンベア２２により搬
送される密封容器２３の液量が液量検査装置本体２１で
チェックされる。ここで、コンベア２２は減速機２６を
介して可変速モータ２５により駆動される。コンベア２
２の速度の変更は可変速モータ２５の回転数を変えるこ
とにより行われるが、この回転数（回転数変化）は減速
機２６の回転軸に連結されたロータリエンコーダ１４ａ
で検出される。
送される密封容器２３の液量が液量検査装置本体２１で
チェックされる。ここで、コンベア２２は減速機２６を
介して可変速モータ２５により駆動される。コンベア２
２の速度の変更は可変速モータ２５の回転数を変えるこ
とにより行われるが、この回転数（回転数変化）は減速
機２６の回転軸に連結されたロータリエンコーダ１４ａ
で検出される。
【００２０】ロータリエンコーダ１４ａは可変速モータ
２５の回転数（コンベア速度）に応じた出力信号Ｓ３を
クロックパルス発生回路１２ａに与える。これによりク
ロックパルス発生回路１２ａからのクロックパルスＣＰ
の周期が制御される。
２５の回転数（コンベア速度）に応じた出力信号Ｓ３を
クロックパルス発生回路１２ａに与える。これによりク
ロックパルス発生回路１２ａからのクロックパルスＣＰ
の周期が制御される。
【００２１】パルスカウント回路１２ｂのプリセット値
は一定であるから、クロックパルスＣＰの周期が可変速
モータ２５の回転数に応じて制御されると、この遅延回
路１２での遅延時間も可変速モータ２５の回転数（コン
ベア速度）に応じて制御される。すなわちパルスカウン
ト回路１２ｂは、クロックパルス発生回路１２ａからの
クロックパルスＣＰをカウントし、プリセット値（ここ
では２０４８）に達すると排斥器駆動信号Ｓ２を出力す
る。これにより排斥器１３は不合格品を製造コンベアラ
イン上より排斥する。
は一定であるから、クロックパルスＣＰの周期が可変速
モータ２５の回転数に応じて制御されると、この遅延回
路１２での遅延時間も可変速モータ２５の回転数（コン
ベア速度）に応じて制御される。すなわちパルスカウン
ト回路１２ｂは、クロックパルス発生回路１２ａからの
クロックパルスＣＰをカウントし、プリセット値（ここ
では２０４８）に達すると排斥器駆動信号Ｓ２を出力す
る。これにより排斥器１３は不合格品を製造コンベアラ
イン上より排斥する。
【００２２】この際、排斥器駆動タイミング制御回路１
４は、コンベア速度を検出し、検出されたコンベア速度
に応じて遅延回路１２の遅延時間を制御し、排斥器１３
への排斥器駆動信号Ｓ２の出力タイミングを不合格品の
排斥位置（排斥器１３設置位置又はその近傍）通過時に
合致させる。
４は、コンベア速度を検出し、検出されたコンベア速度
に応じて遅延回路１２の遅延時間を制御し、排斥器１３
への排斥器駆動信号Ｓ２の出力タイミングを不合格品の
排斥位置（排斥器１３設置位置又はその近傍）通過時に
合致させる。
【００２３】これにより、コンベア走行中、その速度の
変化に応じて排斥タイミング（遅延時間）が自動調整さ
れ、生産速度に充分フレキシブル性をもたせた製造ライ
ンが達成される。
変化に応じて排斥タイミング（遅延時間）が自動調整さ
れ、生産速度に充分フレキシブル性をもたせた製造ライ
ンが達成される。
【００２４】上記排斥器駆動タイミング制御回路１４及
び遅延回路１２の動作を図３及び図４を併用して以下に
詳述する。減速機２６の回転軸（コンベア駆動軸）に連
結されたロータリエンコーダ１４ａの出力信号Ｓ３はク
ロックパルス発生回路１２ａに与えられ、クロックパル
ス発生回路１２ａからのクロックパルスＣＰの周期を制
御する。
び遅延回路１２の動作を図３及び図４を併用して以下に
詳述する。減速機２６の回転軸（コンベア駆動軸）に連
結されたロータリエンコーダ１４ａの出力信号Ｓ３はク
ロックパルス発生回路１２ａに与えられ、クロックパル
ス発生回路１２ａからのクロックパルスＣＰの周期を制
御する。
【００２５】ここで、ロータリエンコーダ１４ａの出力
信号Ｓ３の周期と、これによるクロックパルス発生回路
１２ａからのクロックパルスＣＰの周期の比が１：１で
対応して変化するものとし、また、ロータリエンコーダ
１４ａの出力信号Ｓ３が減速機２６の回転軸（コンベア
駆動軸）１回転当たり１０００パルス発生するものとす
る。
信号Ｓ３の周期と、これによるクロックパルス発生回路
１２ａからのクロックパルスＣＰの周期の比が１：１で
対応して変化するものとし、また、ロータリエンコーダ
１４ａの出力信号Ｓ３が減速機２６の回転軸（コンベア
駆動軸）１回転当たり１０００パルス発生するものとす
る。
【００２６】これによれば、あるコンベア速度ｖ１〔ｍ
／分〕でのコンベア駆動軸の回転数をｎ１〔回／秒〕と
すると出力信号Ｓ３、換言すればクロックパルスＣＰは
ｎ１〔回／秒〕×１０００〔パルス／回〕＝１０００×
ｎ１〔パルス／秒〕のパルス信号になる。この時のクロ
ックパルスＣＰの周期ｔ１は１／（１０００×ｎ１）に
なる。この場合の排斥信号Ｓ１が発生して排斥器駆動信
号Ｓ２が発生するまでの時間遅れ（遅延時間）は２０４
８×｛１／（１０００×ｎ１）｝＝２．４８／ｎ１
〔秒〕になる（図３参照）。
／分〕でのコンベア駆動軸の回転数をｎ１〔回／秒〕と
すると出力信号Ｓ３、換言すればクロックパルスＣＰは
ｎ１〔回／秒〕×１０００〔パルス／回〕＝１０００×
ｎ１〔パルス／秒〕のパルス信号になる。この時のクロ
ックパルスＣＰの周期ｔ１は１／（１０００×ｎ１）に
なる。この場合の排斥信号Ｓ１が発生して排斥器駆動信
号Ｓ２が発生するまでの時間遅れ（遅延時間）は２０４
８×｛１／（１０００×ｎ１）｝＝２．４８／ｎ１
〔秒〕になる（図３参照）。
【００２７】いま、コンベア速度が上記の値の１／２
（ｖ２＝（１／２）×ｖ１〔ｍ／分〕）になったとする
と、コンベア駆動軸の回転数も１／２（ｎ２＝（１／
２）×ｎ１〔回／秒〕）になる。この時のクロックパル
スＣＰは１０００×ｎ２＝１０００×（１／２）×ｎ１
＝５００×ｎ１〔パルス／秒〕のパルス信号になり、そ
の周期ｔ２は１／（５００×ｎ１）になる。この場合の
排斥信号Ｓ１が発生して排斥器駆動信号Ｓ２が発生する
までの時間遅れ（遅延時間）は２０４８×｛１／（５０
０×ｎ１）｝＝４．０９６／ｎ１〔秒〕となる（図４参
照）。
（ｖ２＝（１／２）×ｖ１〔ｍ／分〕）になったとする
と、コンベア駆動軸の回転数も１／２（ｎ２＝（１／
２）×ｎ１〔回／秒〕）になる。この時のクロックパル
スＣＰは１０００×ｎ２＝１０００×（１／２）×ｎ１
＝５００×ｎ１〔パルス／秒〕のパルス信号になり、そ
の周期ｔ２は１／（５００×ｎ１）になる。この場合の
排斥信号Ｓ１が発生して排斥器駆動信号Ｓ２が発生する
までの時間遅れ（遅延時間）は２０４８×｛１／（５０
０×ｎ１）｝＝４．０９６／ｎ１〔秒〕となる（図４参
照）。
【００２８】すなわち、コンベア速度が遅くなった場合
にはこれに対応して排斥タイミング（遅延時間）を長く
し、コンベア速度が遅くなった場合には逆に排斥タイミ
ング（遅延時間）を短くする。
にはこれに対応して排斥タイミング（遅延時間）を長く
し、コンベア速度が遅くなった場合には逆に排斥タイミ
ング（遅延時間）を短くする。
【００２９】なお、ロータリエンコーダ１４ａの出力信
号Ｓ３の周期と、これによるクロックパルス発生回路１
２ａからのクロックパルスＣＰの周期の比が１：１で対
応して変化する場合のクロックパルス発生回路１２ａの
存在意義は、ロータリエンコーダ１４ａの出力信号Ｓ３
をパルスカウント回路１２ｂでカウントし易くするため
である。したがって、これを達成できるのであれば、ク
ロックパルス発生回路１２ａに代えて波形整形回路など
を用いてもよい。ロータリエンコーダ１４ａの出力信号
Ｓ３が歪のない波形で得られるならば、クロックパルス
発生回路１２ａを省略し、ロータリエンコーダ１４ａの
みで排斥器駆動タイミング制御回路１４を構成してもよ
い。
号Ｓ３の周期と、これによるクロックパルス発生回路１
２ａからのクロックパルスＣＰの周期の比が１：１で対
応して変化する場合のクロックパルス発生回路１２ａの
存在意義は、ロータリエンコーダ１４ａの出力信号Ｓ３
をパルスカウント回路１２ｂでカウントし易くするため
である。したがって、これを達成できるのであれば、ク
ロックパルス発生回路１２ａに代えて波形整形回路など
を用いてもよい。ロータリエンコーダ１４ａの出力信号
Ｓ３が歪のない波形で得られるならば、クロックパルス
発生回路１２ａを省略し、ロータリエンコーダ１４ａの
みで排斥器駆動タイミング制御回路１４を構成してもよ
い。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ンベアの速度を検出し、検出されたコンベア速度に応じ
て、排斥信号を受けてから排斥器駆動信号を出力するま
での遅延時間を制御し、排斥器への排斥器駆動信号の出
力タイミングを不合格品の排斥位置通過時に合致させる
ようにしたので、操作者の手間を要することなく、コン
ベア走行中、その速度の変化に応じて排斥タイミング
（遅延時間）が調整され、生産速度に充分フレキシブル
性をもたせた製造ラインを達成できるという効果があ
る。
ンベアの速度を検出し、検出されたコンベア速度に応じ
て、排斥信号を受けてから排斥器駆動信号を出力するま
での遅延時間を制御し、排斥器への排斥器駆動信号の出
力タイミングを不合格品の排斥位置通過時に合致させる
ようにしたので、操作者の手間を要することなく、コン
ベア走行中、その速度の変化に応じて排斥タイミング
（遅延時間）が調整され、生産速度に充分フレキシブル
性をもたせた製造ラインを達成できるという効果があ
る。
【図１】本発明装置の一実施例の要部を示すブロック図
である。
である。
【図２】同じく斜視図である。
【図３】本発明装置の動作を説明するためのタイムチャ
ートである。
ートである。
【図４】本発明装置の動作を説明するためのタイムチャ
ートである。
ートである。
【図５】従来装置の要部を示すブロック図である。
【図６】従来装置の動作説明のためのタイムチャートで
ある。
ある。
１１ 液量チェック・排斥信号出力回路 １１ａ 液量合否判定回路 １１ｂ 排斥信号発生回路 １２ 遅延回路 １２ａ クロックパルス発生回路 １２ｂ カウント回路 １３ 排斥器 １４ 排斥器駆動タイミング制御回路 １４ａ ロータリエンコーダ Ｓ１ 排斥信号 Ｓ２ 排斥器駆動信号 ＣＰ クロックパルス ２１ 液量検査装置本体 ２２ コンベア ２３ 密封容器 ２４ コンベアガイド ２５ 可変速モータ ２６ 減速機
Claims (1)
- 【請求項１】 速度制御可能のコンベアと、このコンベ
アによって順次搬送される密封容器の液量をそのコンベ
ア上で順次チェックし、その液量が所定値以外と判定し
たときに排斥信号を出力する液量チェック・排斥信号出
力回路と、この液量チェック・排斥信号出力回路からの
排斥信号を受けてから所定時間遅延して排斥器駆動信号
を出力する遅延回路と、この遅延回路からの排斥器駆動
信号を受けてその液量が所定値以外と判定された不合格
密封容器を液量チェック位置から所定距離離れた排斥位
置で前記コンベア上から排斥する排斥器とを備えた密封
容器液量検査装置において、前記コンベアの速度を検出
し、検出されたコンベア速度に応じて前記遅延回路の遅
延時間を制御し、前記排斥器への排斥器駆動信号の出力
タイミングを前記不合格密封容器の排斥位置通過時に合
致させる排斥器駆動タイミング制御回路を具備すること
を特徴とする密封容器液量検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16775592A JPH0611463A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 密封容器液量検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16775592A JPH0611463A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 密封容器液量検査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0611463A true JPH0611463A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=15855499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16775592A Pending JPH0611463A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 密封容器液量検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0611463A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004037259A (ja) * | 2002-07-03 | 2004-02-05 | Hitachi Eng Co Ltd | 大量生産製品の検査装置及び製品のチェックシステム |
| JP2009082763A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-23 | Shibuya Kogyo Co Ltd | 物品検査装置 |
| CN109092709A (zh) * | 2018-08-09 | 2018-12-28 | 珠海格力智能装备有限公司 | 螺丝检测方法及装置 |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP16775592A patent/JPH0611463A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004037259A (ja) * | 2002-07-03 | 2004-02-05 | Hitachi Eng Co Ltd | 大量生産製品の検査装置及び製品のチェックシステム |
| JP2009082763A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-23 | Shibuya Kogyo Co Ltd | 物品検査装置 |
| CN109092709A (zh) * | 2018-08-09 | 2018-12-28 | 珠海格力智能装备有限公司 | 螺丝检测方法及装置 |
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