JPH06114186A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機

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JPH06114186A
JPH06114186A JP26470392A JP26470392A JPH06114186A JP H06114186 A JPH06114186 A JP H06114186A JP 26470392 A JP26470392 A JP 26470392A JP 26470392 A JP26470392 A JP 26470392A JP H06114186 A JPH06114186 A JP H06114186A
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JP
Japan
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balancer
inner cover
basket
end surface
washing
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Application number
JP26470392A
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English (en)
Inventor
Etsuro Hirose
悦朗 広瀬
Takeshi Fukuchi
毅 福地
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インナーカバーの裏面とバスケット上部のバ
ランサーとの対向部の段差や間隙の大小をなくし、衣類
がバスケットと外槽との間に脱落することを防止する。 【構成】 外枠1内に防振支持され上部に内蓋10b付
きのインナーカバー10を有する外槽6と、この外槽6
内に支持され底部にパルセータ9を具備し上部開口部周
縁にバランサー8を具備した回転自在のバスケット7
と、これら外槽6およびバスケット7を垂直姿勢から水
平姿勢に回動する手段とを備えた洗濯乾燥機において、
前記インナーカバー10裏面における、該インナーカバ
ー10とバランサー上端面8aとの間隔の大きい部位の
前記バランサー上端面8aに対向する部分に、頂面10
gを平面としたアタッチメント10cを設け、該頂面1
0gとバランサー上端面8aとの間隔を所定のギャップ
2に保つようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用の洗濯から乾燥
までを行う洗濯乾燥機に係り、特にバスケットの上縁か
ら外槽内部へ衣類が落ちこむことを防止するのに好適な
洗濯乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洗濯乾燥機は一般に、上部にトップカバ
ー、下部にベースを有する外枠と、この外枠内に防振支
持され上部に内蓋付きのインナーカバーを有する外槽
と、この外槽内に支持された内槽であって、底部にパル
セータ(撹拌翼)とフランジを具備し、上部開口部周縁
にバランサーを具備した回転自在のバスケットとを備
え、洗いから脱水工程までは外槽およびバスケットを垂
直状態にして行い、乾燥工程は外槽およびバスケットを
水平状態にして行う、所謂回動式洗濯兼乾燥機となって
いる。
【0003】従来の洗濯乾燥機における、インナーカバ
ーとバスケット上部のウォーターバランサー(以下単に
バランサーという)との関係を図14ないし図17を参
照して説明する。図14は、一般的な洗濯乾燥機のトッ
プカバーを外して見た平面図、図15は、図14のO−
H断面の要部拡大図、図16は、図14のO−J断面の
要部拡大図、図17は、図14のO−K断面の要部拡大
図である。
【0004】図15,16,17において、6は外槽、
8は、バスケットの上部開口部周縁に設けたバランサ
ー、10は、外槽6の上部にあるインナーカバー、10
aは、インナーカバー10の内側を折り曲げて半月状の
開口を形成した衣類投入口、10bは、衣類投入口10
aを覆う内蓋である。インナーカバー10は、プラスチ
ック成形品かステンレス板等でできており、表面の外観
を良くするため裏面の形状は凹状(皿状)に形成されて
いる。内蓋10bも図14に示すようにヒンジ取り付け
その他の理由で半月状になるのが一般的である。
【0005】したがって、回転体であるバスケット上部
開口部周縁に設けたバランサー8と、非回転体である前
記インナーカバー10との間隔が、図14,15,16
に示すように一定ではない。図15に示す断面(図14
のO−H断面)では、衣類投入口10aがバスケット上
部開口の縁と同心状になっており、インナーカバー10
の前記衣類投入口10a形成部とバランサー8上端面と
の間隔は所定の最小間隙(ギャップ)T2となってい
る。T1はインナーカバー10裏面とバランサー8上端
面との間隔(T2より大きい間隙)である。
【0006】図16に示す断面(図14のO−J断面)
は、内蓋10bに把手がある部分であり、内蓋10bと
ほぼ相似の衣類投入口10aとバスケット上部開口の縁
との間には空間がある。また、図17に示す断面(図1
4のO−K断面)は、半月状の衣類投入口10aと円形
のバスケット上部開口の縁との形状の違いのため、バス
ケット上部に空間がある。図16,17におけるインナ
ーカバー10裏面とバランサー8上端面との間隔はT1
となっている。
【0007】図15に示す前記ギャップT2は、バスケ
ット回転時の振れ等により当たりが生じて異音を発生す
るようなことがなく、かつ、外槽6とバスケットとの間
に衣類が落下しないように所定の最小間隙に設定されて
いる。しかし、インナーカバー10と内蓋10b、およ
び内蓋10bとバスケット上部開口との相対的な形状の
相違から、図16,図17に示すごとく、部分的に断面
によっては、衣類投入口10aとバランサ8とがずれ、
インナーカバー10裏面とバランサー8上端面との間隔
がT1と大きくなる。特に、水平姿勢となる乾燥工程で
は、図16に矢印Q1→Q2で示す如く衣類がバスケット
と外槽6との間に飛びだして落下する(脱落する)とい
う問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、外槽
およびバスケットを水平姿勢にして乾燥工程を行うと、
バスケット内の衣類が間隔T1とギャップT2との段差部
分に引掛り、間隔T1の大きい部分からバスケットと外
槽との間に脱落する。そして、それを取り出すために
は、製品を分解しなければならず、また、取り出しても
衣類が破損する恐れもあり、非常に大きな問題であっ
た。
【0009】そこで、衣類の脱落防止を図って、例え
ば、実開昭62−76987号公報には、バランサー上
面にリング状の凹部を形成し、インナーカバー内周縁か
ら前記凹部入り込むリブを下方に延設したものが開示さ
れている。また、例えば、実開昭62−115886号
公報には、バランサーの内周面にリング状突出リブを設
けてカバー側の縁板と係合するようにしたものが開示さ
れている。いずれも、バランサーあるいはインナーカバ
ーに特別の加工を加えているので、構成が複雑、原価高
となることは避けられず、また、外観の見栄えの面でも
配慮されていになかった。
【0010】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、インナーカバーの裏面とバス
ケット上部のバランサーとの対向部の段差や間隙の大小
をなくし、衣類がバスケットと外槽との間に脱落するこ
とを防止するとともに、インナーカバーの外観を損ねる
ことのない洗濯乾燥機を提供することを、その目的とす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る洗濯乾燥機の構成は、上部にトップカ
バー、下部にベースを有する外枠と、この外枠内に防振
支持され上部に内蓋付きのインナーカバーを有する外槽
と、この外槽内に支持され底部に撹拌翼を具備し上部開
口部周縁にバランサーを具備した回転自在のバスケット
と、これら外槽およびバスケットを垂直姿勢から水平姿
勢に回動する手段とを備えた洗濯乾燥機において、前記
インナーカバー裏面における、該インナーカバーとバラ
ンサー上端面との間隔の大きい部位の前記バランサー上
端面に対向する部分に、頂面を平面とした平面構成体を
設け、該頂面とバランサー上端面との間隔を所定の小間
隙に保つようにしたものである。
【0012】よに詳しくは、上記目的を達成するため
に、インナーカバーを板金製とし、このインナーカバー
裏面におけるバランサー上端面に対向する部分に、別体
の平面構成体を固定し、この平面構成体とバランサー上
端面との間隔を一定にしたものである。また、インナー
カバーを合成樹脂製とし、このインナーカバー裏面にお
けるバランサー上端面に対向する部分に、先端が平面状
となるリブを形成し、このリブとバランサー上端面との
間隔を一定にしたものである。
【0013】さらに、上記目的を達成するために、イン
ナーカバーを板金製とし、このインナーカバー裏面にお
けるバランサー上端面に対向する部分に、先端が平面状
となる押し出し形成のリブを形成し、このリブとバラン
サー上端面との間隔を一定にしたものである。
【0014】
【作用】上記技術的手段による働きは次のとおりであ
る。外槽およびバスケットを水平姿勢にして乾燥工程を
行うと、バスケット内の大小の衣類のうち、特に小さい
衣類が、間隔T1とギャップT2との段差部分に引掛り、
ギャップが一定以上に大きい部分(間隔T1)からバス
ケットと外槽との間に脱落する。本発明によれば、前記
の段差をなくし、ギャップを一定にするため、衣類の脱
落という致命的不具合を無くすことができ、インナーカ
バーの外観も損なうことがない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図13
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係る
洗濯乾燥機の洗濯時の内部縦断面図、図2は、図1の洗
濯乾燥機の、洗濯時における同機の外枠をはがして見た
正面図、図3は、同機のトップカバーを外して見た要部
平面図、図4は、図1の洗濯乾燥機の、乾燥時における
同機の外枠をはがして見た正面図、図5は、図2の同機
の底側から見た底面図、図6は、図2の同機のトップカ
バーを外して見た平面図、図7は、図2の同機のA−G
矢視断面図、図8は、本発明の一実施例の制御回路図、
図9は、本発明の一実施例の動作サイクルを示す説明
図、図10は、本発明の一実施例の操作パネルの正面
図、図11は、図6のO−J断面の要部拡大図、図12
は、図6のO−K断面の要部拡大図、図13は、本発明
の他の実施例を示す図6のO−J断面の要部拡大図であ
る。
【0016】図1ないし図7に示す本実施例の洗濯乾燥
機は、上部にトップカバー1a、下部にベース1cを有
する鋼板製箱型の外枠1内に、吊り棒2および防振ばね
3によって、回動ベース4を介して回動ビーム5が一体
的に固着された外槽6を防振支持したものである。外槽
6内には、横断面形状がほぼ同形で、かつ、洗濯,脱水
および乾燥を兼ねる回転槽であるバスケット7が支持さ
れている。バスケット7の上部開口部周縁には、流体バ
ランサー(以下単にバランサーいう)8を摩擦溶着また
はねじ結合により取り付けている。バスケット7内の側
壁には、乾燥時の布回転用に縦リブ状のリフター7aを
複数個設けている。
【0017】図1に示すように、リフター7a間には多
数の溝7bを等間隔に設け、この溝7bには多数の脱水
孔7cを穿孔している。バスケット7の内底中央には、
大形のパルセータ9(撹拌翼)を回転自在に装着する凹
部7dを形成しており、この凹部7dはパルセータ9が
洗濯物(衣類)を巻き込まないためのものである。この
凹部7dの外周部付近の剛性がバスケット7の倒れ方向
の剛性に重要な役割を果たしている。そのため、本実施
例では、バスケット7のフランジ7eを円板形にすると
ともに、バスケット7の底面凹部外周より外側の平坦部
まで伸ばし、バスケット7の凹部最外周部においてバス
ケット7とフランジ7eをねじ等で結合する構造として
いる。
【0018】外槽6の上端には、外槽6とバスケット7
との間に衣類が落下するのを防止するために、インナー
カバー10を固定する。このインナーカバー10には、
図6に破線で示す半月形状の衣類投入口10aが設けて
あり、水平姿勢で乾燥工程を行うとき、衣類が飛散する
のを防止するために内蓋10bを設けている。
【0019】インナーカバー10の裏面には、該インナ
ーカバー10とバランサー8上端面との間隔の大きい部
位の、前記バランサー上端面に対向する部分に、頂面を
平面とした平面構成体を設けて、該頂面とバランサー上
端面との間隔を所定の小間隙に保つようにしている。平
面構成体の詳細を図6、および図11ないし図13に示
す。
【0020】インナーカバー10の裏面における、該イ
ンナーカバー10とバランサー8上端面8aとの間隔の
大きい部位は、先の図16,17に示した間隔T1とな
る部分である。この部位の前記バランサー上端面8aに
対向する部分に、頂面10gを平面とした平面構成体を
設けて、該頂面10gとバランサー上端面8aとの間隔
を所定の最小間隙、ギャップT2に保つようにしてい
る。
【0021】図11に示す断面(図6のO−J矢視断
面)、すなわち内蓋10bの把手のある部位には、板金
製インナーカバー10がバスケット7のバランサー上端
面8aと対向する部分に、図6に破線で示す円弧状で頂
面10gを平面とした別体の平面構成体に係るアタッチ
メント10cをねじ10eにて固定している。アタッチ
メント10cの頂面10gとバランサー上端面8aとの
間隔は一定のギャップT2となっている。
【0022】また、図12に示す断面(図6のO−K矢
視断面)、すなわち内蓋10bの存在しない範囲では、
板金製インナーカバー10がバスケット7のバランサー
上端面8aと対向する部分に、図6に破線で示すほぼ半
円に近い円弧状で頂面10gを平面とした別体の平面構
成体に係るアタッチメント10dをねじ10eにて固定
している。アタッチメント10cの頂面10gとバラン
サー上端面8aとの間隔は一定のギャップT2となって
いる。
【0023】さらに、図13には、平面構成体の他の例
を示している。図13に示す断面(図6のO−J矢視断
面)、すなわち内蓋10bの把手のある部位には、板金
製インナーカバー10がバスケット7のバランサー上端
面8aと対向する部分に、図6に破線で示す円弧状で頂
面10gを平面とした平面構成体に係る押し出しリブ1
0fを塑性加工により形成している。押し出しリブ10
fの頂面10gとバランサー上端面8aとの間隔は一定
のギャップT2となっている。
【0024】外槽6の外底部には、パルセータ9および
バスケット7を回転するための駆動装置11を鋼板製の
ベース12を介して取り付ける。ベース12は、ほぼ箱
形状をしており、ねじ等により外槽6の外底部(回動ビ
ーム)に固定する。駆動装置11は、図5に示すよう
に、洗濯,脱水用のモータ12aと乾燥用のモータ12
bおよびクラッチ機構13と、モータ12a,12bの
回転をクラッチ機構13に伝える伝達機構14a,14
bと、バスケット7の回転を止めるブレーキ装置15
と、モータ12aの回転を減速してパルセータ9に伝え
る減速機構16とを備えている。
【0025】前記外槽6の外周部前後2ヵ所には図2お
よび図5に示すごとく、溶接等により回動ビーム5を固
定する。この回動ビーム5の中央部には、回動軸5a
(図7参照)を溶接等により固定する。回動軸5aに
は、回動ベース4中央部に設けた軸受部4aを嵌合さ
せ、押え板4bをねじ等にて固定し、軸方向の動きを拘
束する。これらの軸受機構部は、外槽6の前後部に各々
1ヵ所設けている。
【0026】17はクランクで、両端にメタル18が圧
入固着されている。メタル18の一方は回動ベース4上
に設けたクランク軸19に、他方は回動モータ20に一
体的に設けたアーム21上のクランク軸22に回動自在
に嵌入されている。23は、前記ベース12にねじ等に
より固着されたモータベースで、回動モータ20がねじ
等にて固定されている。
【0027】24は送風機で、その吸引口25と前記外
槽6の下端に設けられた排気口26とがダクト27によ
りそれぞれ気密に接続されている(図6参照)。乾燥工
程時には、このダクト27中を熱風が循環する。図1に
示す28は、乾燥工程時に熱風を供給するシーズヒータ
ーで、前記外槽6の底部に固定されている。
【0028】図8に、本洗濯乾燥機の結線図を示す。回
路を大別すると、入力関係回路、出力関係回路、負荷関
係回路(アクチュェータを含む)およびその他の回路か
らなっている。
【0029】入力関係回路としては、外枠1の蓋1bの
開閉時と脱水時にバスケット7が高速回転し、衣類のア
ンバランスにより外槽6が振動したとき、その振動の大
小によりON,OFFする安全スイッチ29、洗濯時に
外槽6に供給される水を検知する水位センシング回路3
0、50/60Hzの信号をマイコン31に送っている
Hzの信号回路32、入力スイッチ読み込み回路33、
ドアースイッチ取り込み回路34、電流センシング回路
35、布量センシング回路36、温度センサ37、湿度
センサ38、湿度センシング回路39等の入力スイッチ
回路がある。
【0030】また、出力関係回路としては、マイコン3
1からの信号を増幅する6相クロック回路40、進行お
よび時計表示回路41、負荷群を駆動するために増幅回
路とスイッチング回路とを備えた駆動回路42、ブザー
43、発振回路44等の出力回路がある。
【0031】次に、負荷関係回路として、洗濯モータ1
2a、給水弁45,46、洗剤投入Mg(マグネット)
47、ソフナMg48、排水モータ49と連動するバル
ブ状態検知スイッチ50、洗い→すすぎ→脱水のいわゆ
る洗濯工程が終了後、外槽6を回動する回動モータ2
0、回動モータ20を傾斜状態でロックするモータロッ
クMg51、外槽6の回動位置をマイクロスイッチ等で
検知する位置センサ52、クラッチMg53、乾燥モー
タ12b、シーズヒータ28からなるヒータ(1)5
4、ヒータ(2)55等から負荷回路は形成される。
【0032】さらに、その他の回路として、マイコン3
1の基本クロックを作るクロック発生回路56、電源ス
イッチ57の投入時にマイコン31を初期状態にするた
めのリセット回路58、マイコン31が暴走状態となっ
たときに電源スイッチ57をオートオフスイッチ59で
自動的に切る暴走検知回路60を有し、オートオフスイ
ッチ59の他の動作は、全ての運転終了後一定時間経過
して電源スイツチ57をOFFさせる機能も有する。
【0033】61は、予約運転、すなわち一定時間後運
転するサイクル時に使用するオートオンリレーで、一定
時間後ONする機能を有する。その他各部に電力を供給
する電源回路62から構成されている。以上の回路は、
ハード的には、表示と操作パネルを有するメンブレン基
板63電子回路を有するメイン基板64と、負荷および
アクチュェータ65等により構成される。
【0034】本洗濯乾燥機の動作サイクル表の一例を図
9に示す。動作工程として、洗濯工程66と乾燥工程6
7があり、動作サイクルは、大別すると一気通貫洗乾サ
イクル(全自動サイクル)と手動サイクルに分けられ
る。一気通貫洗乾サイクルは洗濯工程から乾燥工程まで
を一気に通して、しかも全自動で行うもので、洗濯工程
のどろんこ68、標準69、おいそぎ70、ウール71
と乾燥工程の念入り72、標準73、仕上げ74、アイ
ロン75から構成され、各サイクルの動作時間は図8の
斜線の如くなっている。
【0035】次に操作パネルの一例を図10に示す。7
6は電源ボタンで、洗乾(洗濯乾燥の略称)ボタン7
7、洗濯ボタン78、乾燥ボタン79、スタートおよび
一時停止ボタン80と表示LEDが、布量チェック用L
ED81が1個、洗濯サイクル用LED82が4個、乾
燥サイクル用のLED83が4個、および残時間表示と
予約タイマ表示84が操作パネル表面に設けてある。ま
た、カバー(図示せず)内に、時間設定ボタン85、す
すぎボタン86、つけおきボタン87、予約タイマボタ
ン88、排水ボタン89を設けてある。本実施例の洗濯
乾燥機は、上記の如き構成となっている。
【0036】以下その動作を各図を参照して説明する。
まず、概念的な基本動作を説明すると、洗乾工程の内、
洗い→すすぎ→脱水の洗濯工程66わ外槽6が垂直姿勢
の状態、すなわち図2の状態で行い、それを回動してほ
ぼ水平姿勢にした状態、すなわち図4の状態で乾燥工程
67を行い、終了後回動させて図2の状態に戻し、洗濯
から乾燥までの1サイクルが終了する。さらに上記基本
動作を詳しく述べると、まず蓋1b,内蓋10bを開
き、衣類をバスケット7に投入する。投入完了後、内蓋
10bと蓋1bをそれぞれ閉じる。
【0037】操作パネルの洗乾ボタン77を押し、スタ
ートボタン80を押すと、洗濯サイクルが標準69で、
乾燥サイクルが標準73の洗乾サイクルでスタートし、
洗濯工程66と乾燥工程67とを行い、洗乾サイクルが
終了し、衣類が洗濯され、乾燥された状態で取り出すこ
とができる。
【0038】このとき、洗い→すすぎ→脱水は前述の如
く、外槽6(内部のバイケット7を含み、以下単に外槽
という)は垂直姿勢で行われ、乾燥工程67に移る直前
に、回動モータ20に通電され、リンク機構により外槽
6がほぼ水平に傾斜回動される。外槽6がほぼ水平姿勢
になると、位置センサ52にて回動モータ20が停止
し、モータロックMg51により、回動モータ20がロ
ックされ、乾燥工程67が行われる。この乾燥工程67
は、乾燥モータ12bにてバスケット7が低速で回転さ
れるので、バスケット7内の衣類は回転方向に持ち上げ
られ、バスケット7の最上部近くで自然落下すると同時
に、衣類に均等に温風が当たることにより、衣類はムラ
なく乾燥される。
【0039】次に、他の洗乾サイクルの操作を説明する
と、例えば、洗濯サイクルを標準69以外で行う場合
は、まず洗乾ボタン77を押し、洗濯ボタン78を押し
て所望の洗濯サイクルを選び、スタートボタン80を押
すと、洗濯サイクルが所望のサイクルで標準73の洗乾
サイクルを行うことができる。その他、乾燥サイクルの
みを変える場合も、洗濯サイクルと乾燥サイクル両方を
変える場合も前述と同一手順で行えば、所望の洗乾サイ
クルが実行可能である。また、他の単独サイクル、例え
ば洗濯サイクルのみ、乾燥サイクルのみ等は所望のボタ
ンのみを押し、スタートボタン80を押すと、所望のサ
イクルが実行できる。
【0040】次に、本発明の特徴である衣類の脱落防止
について述べる。本実施例では、前述のように、インナ
ーカバー10の裏面における、該インナーカバー10と
バランサー8上端面8aとの間隔の大きい部位は、前記
バランサー上端面8aに対向する部分に、頂面10gを
平面とした平面構成体として、アタッチメント10c,
10dあるいは押し出しリブ10fを設けて、該頂面1
0gとバランサー上端面8aとの間隔を所定の最小間
隙、ギャップT2に保つようにしている。
【0041】そこで、本実施例によれば、インナーカバ
ー10の裏面とバスケット上部のバランサー8との対向
部の段差や間隙の大小をなくし、平面構成体の頂面10
gとバランサー上端面8aとの間隔を所定の最小間隙、
ギャップT2に保つようにしたので、特に外槽6および
バスケット7を水平姿勢にして乾燥工程を行っていると
き、バスケット7内の衣類が遠心力等で外槽6とバスケ
ット7との間に落下するという致命的不具合を無くすこ
とができる。また、インナーカバー10の外観を損ねた
り、水のたまりを発生することがないという効果も生ま
れる。
【0042】なお、上述の実施例では、インナーカバ
ー,平面構成体は板金製のもの説明したが、本発明はこ
れに限らず、プラスチック成形品でも差し支えない。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、インナーカバーの裏面とバスケット上部のバラン
サーとの対向部の段差や間隙の大小をなくし、衣類がバ
スケットと外槽との間に脱落することを防止するととも
に、インナーカバーの外観を損ねることのない洗濯乾燥
機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る洗濯乾燥機の洗濯時の
内部縦断面図である。
【図2】図1の洗濯乾燥機の、洗濯時における同機の外
枠をはがして見た正面図である。
【図3】同機のトップカバーを外して見た要部平面図で
ある。
【図4】図1の洗濯乾燥機の、乾燥時における同機の外
枠をはがして見た正面図である。
【図5】図2の同機の底側から見た底面図である。
【図6】図2の同機のトップカバーを外して見た平面図
である。
【図7】図2の同機のA−G矢視断面図である。
【図8】本発明の一実施例の制御回路図である。
【図9】本発明の一実施例の動作サイクルを示す説明図
である。
【図10】本発明の一実施例の操作パネルの正面図であ
る。
【図11】図6のO−J断面の要部拡大図である。
【図12】図6のO−K断面の要部拡大図である。
【図13】本発明の他の実施例を示す図6のO−J断面
の要部拡大図である。
【図14】一般的な洗濯乾燥機のトップカバーを外して
見た平面図である。
【図15】図14のO−H断面の要部拡大図である。
【図16】図14のO−J断面の要部拡大図である。
【図17】図14のO−K断面の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 外枠 1a トップカバー 1b 蓋 1c ベース 2 吊り棒 3 防振ばね 4 回動ベース 6 外槽 7 バスケット 8 バランサー 8a 上端面 9 パルセータ 10 インナーカバー 10a 衣類投入口 10b 内蓋 10c,10d アタッチメント 10f 押し出しリブ 10g 頂面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部にトップカバー、下部にベースを有
    する外枠と、この外枠内に防振支持され上部に内蓋付き
    のインナーカバーを有する外槽と、この外槽内に支持さ
    れ底部に撹拌翼を具備し上部開口部周縁にバランサーを
    具備した回転自在のバスケットと、これら外槽およびバ
    スケットを垂直姿勢から水平姿勢に回動する手段とを備
    えた洗濯乾燥機において、 前記インナーカバー裏面における、該インナーカバーと
    バランサー上端面との間隔の大きい部位の前記バランサ
    ー上端面に対向する部分に、頂面を平面とした平面構成
    体を設け、 該頂面とバランサー上端面との間隔を所定の小間隙に保
    つようにしたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 【請求項2】 インナーカバーを板金製とし、このイン
    ナーカバー裏面におけるバランサー上端面に対向する部
    分に、別体の平面構成体を固定し、この平面構成体とバ
    ランサー上端面との間隔を一定にしたことを特徴とする
    請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 【請求項3】 インナーカバーを合成樹脂製とし、この
    インナーカバー裏面におけるバランサー上端面に対向す
    る部分に、先端が平面状となるリブを形成し、このリブ
    とバランサー上端面との間隔を一定にしたことを特徴と
    する請求項1記載の洗濯乾燥機。
  4. 【請求項4】 インナーカバーを板金製とし、このイン
    ナーカバー裏面におけるバランサー上端面に対向する部
    分に、先端が平面状となる押し出し形成のリブを形成
    し、このリブとバランサー上端面との間隔を一定にした
    ことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
JP26470392A 1992-10-02 1992-10-02 洗濯乾燥機 Pending JPH06114186A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109208253A (zh) * 2017-07-05 2019-01-15 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机平衡环及洗衣机

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