JPH06113207A - 固体撮像装置の駆動方法と信号処理方法 - Google Patents

固体撮像装置の駆動方法と信号処理方法

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JPH06113207A
JPH06113207A JP4256019A JP25601992A JPH06113207A JP H06113207 A JPH06113207 A JP H06113207A JP 4256019 A JP4256019 A JP 4256019A JP 25601992 A JP25601992 A JP 25601992A JP H06113207 A JPH06113207 A JP H06113207A
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祐二 松田
Toshiya Fujii
俊哉 藤井
Yasutoshi Yamamoto
靖利 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号が飽和レベルに達する強い光入射条件下
でも画像の再生を可能とし、ダイナミックレンジを広げ
る。 【構成】 各ビットを形成する転送ゲート4にパルス印
加用電極G1〜G4を接続し、さらにそのうちの電極
1,G3を読み出しゲート2に接続した。電極G1,G3
にハイレベルのパルスを所定の時間間隔で印加し、フィ
ールド期間からこれらパルス間隔の時間を差し引いた間
に、フォトダイオード1に蓄積された信号電荷を垂直転
送部3に読み出す。引き続いて、上記パルスの印加間隔
の間に、フォトダイオード1に蓄積された信号電荷を垂
直転送部3に読み出し、この信号電荷を先に読み出した
信号電荷に加算する。このようにして加算された垂直転
送部3の信号電荷を、転送期間に、一行ずつ順次水平転
送部5に転送し、出力部6から出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一体型ビデオカメラ等に
利用できる固体撮像素子の駆動方法と信号処理に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、固体撮像素子は一体型ビデオカメ
ラの撮像部などに広く実用に供されている。その中でも
インターライン転送方式CCD(Charge Coupled Devic
e)型固体撮像素子(以下IT−CCDという)は、低
雑音特性を有することから、特に注力されている。
【0003】以下、従来の固体撮像素子について図面を
参照しながら説明する。図8は従来の固体撮像素子の構
成を示す模式図である。図8において、1は光電変換機
能を有するフォトダイオード、2はフォトダイオード1
に蓄積された信号電荷を読み出すエンハンスメントMO
S(Metal Oxide Semiconductor)型トランジスタから
なる読み出しゲート、3は信号電荷を垂直方向に転送す
る埋め込み型チャンネル構成の垂直転送部、4は垂直転
送を制御する垂直転送ゲート、5は信号電荷を水平方向
に転送する水平転送部、6は出力部である。
【0004】なお、垂直転送部3は、垂直方向に向けて
隣り合う4個の転送ゲート4を含んで1ビットが形成さ
れる4ゲート1ビット構成である。また、垂直転送部3
は読み出しゲート2が1ビット当たり2個付設された構
成となっている。さらに、各ビットを形成する転送ゲー
ト4にはパルス印加用電極G1〜G4が接続されるととも
に、電極G1,G3は読み出しゲート2にも接続される。
【0005】図9は、上記の電極G1〜G4にそれぞれ印
加するパルスφ1〜φ4のタイミングを示す図である。電
極G1に印加するパルスφ1と電極G3に印加するパルス
φ3は読み出しと転送を制御する。それらがハイレベル
のときに読み出しがなされ、ミドルレベルとローレベル
のときに転送がなされる。電極G2に印加するパルスφ2
と電極G4に印加するパルスφ4とは転送を制御する。そ
れらがハイレベルとローレベルのときに転送がなされ
る。
【0006】以上のように構成された従来の固体撮像装
置ついて、以下その動作を説明する。
【0007】まず、時刻t1のとき、パルスφ1,φ2
ハイレベルになり、フォトダイオード1に蓄積された信
号電荷が垂直転送部3に読み出され、その後垂直方向に
隣り合う2個の信号電荷を混ぜ合わせる。つぎに時刻t
2のときにパルスφ1〜φ4が転送期間になり、信号電荷
が1水平のブランキング期間に一段ずつ転送され、さら
に水平転送部5および出力部6を介して出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の固体撮像素子では、通常、ノイズ電子数10
0eに対して、フォトダイオード1および垂直転送部3
で蓄積できる最大信号電荷量は1×104〜1×105
程度である。また、ダイナミックレンジは40〜60d
Bと低くなる。そのため、高輝度の被写体を撮像した場
合、画像つぶれが生じて画質をいちじるしく低下すると
いう問題点を有していた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の固体撮像装置の
駆動方法は、二次元状に配列してなる光電変換部と、前
記光電変換部で形成された信号電荷を転送する転送部
と、前記光電変換部と前記転送部とを結合させて信号電
荷の読み出しを制御する読み出しスイッチ部とを備え、
信号電荷を読み出す一周期の間に少なくとも第1の読み
出しと第2の読み出しとを行い、前記第1の読み出しと
前記第2の読み出しとでおのおの読み出された信号電荷
を前記転送部上で加算する。
【0010】本発明の固体撮像装置の信号処理方法は、
二次元状に配列してなる光電変換部と、前記光電変換部
で形成された信号電荷を転送する転送部と、前記光電変
換部と前記転送部とを結合させて信号電荷の読み出しを
制御する読み出しスイッチ部とを備え、信号電荷を読み
出す一周期の間に少なくとも第1の読み出しと第2の読
み出しとを行い、前記第1の読み出しと前記第2の読み
出しとでおのおの読み出された信号電荷を前記転送部上
で加算し、前記加算された電荷信号と基準電圧発生部か
ら発生させた基準電圧との差を出力する演算部を備えて
いる。
【0011】また、二次元状に配列してなる光電変換部
と、前記光電変換部でそれぞれ発生した信号電荷を独立
に転送する転送部と、前記光電変換部と前記転送部とを
結合し、前記光電変換部に蓄積された信号電荷の読み出
しを制御する読み出しスイッチ部とを備え、信号電荷を
読み出す一周期の間に、少なくとも第1の読み出しと第
2の読み出しとを行い、前記第1の読み出しにより読み
出された信号電荷と前記第2の読み出しにより読み出さ
れた信号電荷とをそれぞれ独立に読み出し前記第1の読
み出しにより読み出された信号電荷が飽和しておれば、
前記第2の読み出しにより読み出される信号電荷に所定
の信号処理を行う。
【0012】さらに、二次元状に配列してなる光電変換
部と、前記光電変換部で発生した信号電荷を独立に転送
する転送部と、前記光電変換部と前記転送部とを結合
し、前記光電変換部に蓄積された信号電荷の読み出しを
制御する読み出しスイッチ部とを備え、信号電荷の読み
出しを行う一周期の間に、少なくとも第1の読み出しと
第2の読み出しとを行い、前記第1の読み出しにより読
み出される信号電荷と前記第2の読み出しにより読み出
される信号電荷とをそれぞれ独立に読み出し、前記第1
の読み出しにより読み出された信号電荷が不飽和の状態
であれば、前記第1の読み出しにより読み出される信号
電荷から前記第2の読み出しにより読み出される信号電
荷を減算処理する。
【0013】
【作用】本発明の構成によれば、信号が飽和レベルに達
している場合においても、第2の読み出しによる短い蓄
積時間の信号のデータにより疑似的なガンマー特性が得
られ、高輝度部の画像を再生することができ、ダイナミ
ックレンジを大幅に改善することができる。信号が飽和
レベルに達している場合においても、第2の読み出しに
よる短い蓄積時間の信号のみを演算処理することにより
得られ、高輝度部の画像を精度よく再生することがで
き、ダイナミックレンジを大幅に改善することができ
る。
【0014】また、信号が飽和レベルに達している場合
においても、第2の読み出しによる短い蓄積時間の信号
のみを独立に得られ、高輝度部の画像を精度よく再生す
ることができ、ダイナミックレンジを大幅に改善するこ
とができる。
【0015】さらに、信号が飽和レベルに達していない
場合に、第1の読み出しによる信号から第2の読み出し
による信号を減算することにより、低輝度部の画像から
スミア等のノイズをキャンセルすることができ、画質を
大幅に改善することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0017】本駆動方法に用いる固体撮像装置は図8に
示したものと同様の固体撮像装置を用いる。図1は本発
明の第1の実施例における固体撮像装置の駆動方法と信
号処理の概略図である。
【0018】図1において、図4の電極G1〜G4にそれ
ぞれ印加するパルスφ1〜φ4のタイミングを示す図と、
1は比較的弱い入射光のときにフォトダイオード1に
蓄積される信号電荷、Q2は比較的強い入射光のときに
フォトダイオード1に蓄積される信号電荷である。図2
は、信号出力の光電変換特性を示す。
【0019】まず、時刻t1のとき、パルスφ1,φ3
ハイレベルになり、フィールド期間(約16.7×10
-3秒)−(t2−t1)間、フォトダイオード1に蓄積さ
れた信号電荷が垂直転送部3に読み出される。つぎに時
刻t2のときパルスφ1,φ3がハイレベルになり、(t2
−t1)間、フォトダイオード1に蓄積された信号電荷
が垂直転送部3に読み出され、時刻t1のときに読み出
された信号電荷に加算される。つぎに時刻t3のときに
パルスφ1,φ2,φ3,φ4が転送期間になり、垂直転送
部3の信号電荷が一行ずつ順次水平転送部5に転送し、
出力部6より出力される。このときのフォトダイオード
1に蓄積された信号電荷は、比較的弱い入射光のとき
は、Q1に示すように時間に比例した信号電荷が蓄積さ
れる。比較的強い入射光のときは、Q2に示すように時
間に比例した信号電荷が蓄積される。比較的強い入射光
のQ2の場合、時刻t1のときまでに蓄積された信号電荷
2Aは飽和レベルに達しており、高照度信号の情報を持
たない。時刻t2のときまでに蓄積された信号電荷Q2B
は蓄積時間が短いので、飽和レベルに達しておらず、高
照度信号の情報を持つ。出力部6より出力される信号電
荷は、図2に示すように(Q2A+Q2B)となり、疑似的
なガンマー処理した信号出力が得られる。
【0020】以上のように本実施例では、読み出しパル
スを1周期の間に2回出力する駆動と、信号処理により
従来飽和レベルに達している比較的強い入射光において
も信号を再生することができ、ダイナミック特性を大幅
に拡大することができる。
【0021】以下、本発明の第2の実施例について、図
面を参照しながら説明する。本駆動方法に用いる固体撮
像装置はやはり図8に示すのと同様の固体撮像装置を用
いる。図3は本発明の実施例における固体撮像装置の駆
動方法と信号処理の概略図である。図3において、1は
光電変換機能を有するフォトダイオード、2はフォトダ
イオード1に蓄積された信号電荷を読み出すエンハンス
メントMOS型トランジスタの読み出しゲート、3は信
号電荷を垂直方向に転送する埋め込み型チャンネル構成
の垂直転送部、4は垂直転送を制御する垂直転送ゲー
ト、5は信号電荷を水平方向に転送する水平転送部、6
は出力部、7は飽和レベルを発生させる基準電圧発生
部、8は信号と基準電圧の差を演算する演算処理部、9
は信号出力部である。
【0022】上記電極G1〜G4にそれぞれ印加するパル
スφ1〜φ4のタイミングを示す図と、フォトダイオード
1に蓄積された信号電荷で比較的弱い入射光のときのQ
1と、比較的強い入射光のときのQ2は図1と同じであ
る。
【0023】まず、時刻t1のときパルスφ1,φ3がハ
イレベルになり、フィールド期間(約16.7×10-3
秒)−(t2−t1)間、フォトダイオード1に蓄積され
た信号電荷が垂直転送部3に読み出される。つぎに時刻
2のときパルスφ1,φ3がハイレベルになり、(t2
1)間、フォトダイオード1に蓄積された信号電荷が
垂直転送部3に読み出され、時刻t1のときに読み出さ
れた信号電荷に加算される。つぎに時刻t3のときにパ
ルスφ1〜φ4が転送期間になり、垂直転送部3の信号電
荷が一行ずつ順次水平転送部5に転送し、出力部6より
出力される。このときのフォトダイオード1に蓄積され
た信号電荷は、比較的弱い入射光のときは、Q1に示す
ように時間に比例した信号電荷が蓄積される。比較的強
い入射光のときは、Q2に示すように時間に比例した信
号電荷が蓄積される。比較的強い入射光のQ2の場合、
時刻t1のときまでに蓄積された信号電荷Q2Aは飽和レ
ベルに達しており、高照度信号の情報を持たない。時刻
2のときまでに蓄積された信号電荷Q2Bは蓄積時間が
短いので、飽和レベルに達しておらず、高照度信号の情
報を持つ。出力部6より出力される信号電荷は、(Q2A
+Q2B)となる。つぎに、演算処理部8において、基準
電圧発生部7からの飽和レベル(Q2A)に対応する基準
電圧と差を取り、高照度信号の情報を持つ信号電荷Q2B
を抽出する。これを蓄積時間比(t2−t1)/{(フィ
ールド期間−(t2−t1)}で求まる係数により増幅
し、信号出力部9より出力する。
【0024】以上のように本実施例では、2回目に読み
出した信号に蓄積時間比により演算を行い、従来飽和レ
ベルの信号を精度よく再生でき、飽和特性を大幅に拡大
することができる。
【0025】以下、本発明の第3の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図4は本発明の実施例にお
ける固体撮像装置の構成を示す概略図である。図4にお
いて、1は光電変換機能を有するフォトダイオード、2
はフォトダイオード1に蓄積された信号電荷を読み出す
エンハンスメントMOS型トランジスタの読み出しゲー
ト、3は信号電荷を垂直方向に転送する埋め込み型チャ
ンネル構成の垂直転送部、4は垂直転送を制御する垂直
転送ゲート、5は信号電荷を水平方向に転送する水平転
送部、6は出力部である。
【0026】なお、垂直転送部3は、垂直方向に向けて
隣り合う6個の転送ゲート4を含んで1ビットが形成さ
れる6ゲート1ビット構成である。また垂直転送部3は
読み出しゲート2が1ビット当たり2個付設された構成
となっている。さらに、各ビットを形成する転送ゲート
にはパルス印加用電極G1〜G6が接続されるとともに、
電極G2,G5は読み出しゲート2にも接続されている。
【0027】図5は本発明の第3の実施例で示した固体
撮像装置の駆動方法と信号処理を説明するための概略図
である。図5において、上記電極G1,G2,G3,G4
5,G6に印加するパルスφ1,φ2,φ3,φ4,φ5
φ6のタイミングを示す。
【0028】まず、時刻t1のとき、パルスφ2,φ3
ハイレベルになり、フィールド期間(約16.7×10
-3秒)−(t5−t1)間、n行目のフォトダイオード1
に蓄積された信号電荷が垂直転送部3に読み出される。
つぎに時刻t2のときパルスφ1〜φ6が転送期間にな
り、垂直転送部3の信号電荷が1段転送される。つぎに
時刻t3のときパルスφ5がハイレベルになり、フィール
ド期間(約16.7×10-3秒)−(t7−t3)間、
(n+1)行目のフォトダイオード1に蓄積された信号
電荷が垂直転送部3に読み出される。つぎに時刻t4
ときパルスφ1〜φ6が転送期間になり、垂直転送部3の
信号電荷が1段転送される、つぎに時刻t5のとき、パ
ルスφ2がハイレベルになり、(t5−t1)間、フォト
ダイオード1に蓄積された信号電荷が垂直転送部3に読
み出される。つぎに時刻t6のときパルスφ〜φ6が転送
期間になり、垂直転送部3の信号電荷が1段転送され
る。つぎに時刻t7のとき、パルスφ5がハイレベルにな
り、フィールド期間(約16.7×10-3秒)−(t7
3)間、(n+1)行目のフォトダイオード1に蓄積
された信号電荷が垂直転送部3に読み出される。つぎに
時刻t8のときにパルスφ1〜φ6が転送期間になり、垂
直転送部3の信号電荷が一行ずつ順次水平転送部5に転
送し、出力部6より出力される。このときのフォトダイ
オード1に蓄積された信号電荷は、比較的弱い入射光の
ときには、Q1に示すように時間に比例した電荷量とな
る。比較的強い入射光のときには、Q2に示すように時
間に比例した電荷量が蓄積される。比較的強い入射光の
2の場合、蓄積時間の長い時刻t1もしくは時刻t3
ときに蓄積された信号電荷は飽和レベルに達しており、
高照度信号の情報を持たない。しかし、蓄積時間の短い
時刻t5もしくは時刻t7のときに蓄積された信号電荷は
飽和レベルに達しておらず、高照度信号の情報を持つ。
【0029】以上のように本実施例では、読み出しパル
スを1周期の間に2回出力する駆動により、従来飽和レ
ベルに達している比較的強い入射光においても信号を再
生することができ、ダイナミック特性を大幅に拡大する
ことができる。
【0030】以下、本発明の第4の実施例について、図
面を参照しながら説明する。本駆動方法に用いる固体撮
像装置および駆動方法は第3の実施例と同じである。
【0031】図6は本発明の実施例における、固体撮像
装置の信号処理を示すブロック図である。図7は本発明
の実施例における、信号出力の画素単位の信号波形を示
す図である。図6において、8は減算処理する演算処理
部である。9は信号出力部、10は1H期間(63×1
-6秒)信号を遅延させる遅延線である。
【0032】まず、第3の実施例と同様にして駆動した
ときのフォトダイオード1に蓄積された信号電荷は、比
較的弱い入射光のとき(信号が飽和していないとき)
の、蓄積される信号電荷Q1およびQ2は図7に示すよう
に、蓄積時間の長いQ2の場合、蓄積された信号電荷Q
2Sigとスミア成分QSmearの情報を持つ。蓄積時間の短
いQ1の場合、短い時間に蓄積された信号電荷Q1Sig
スミア成分QSmearの情報を持つ。それぞれの信号を演
算処理部9により減算することにより、QSmearを除去
した信号電荷を得ることができる。
【0033】以上のように本実施例では、減算処理部に
より減算することにより、QSmearを除去した信号電荷
を得ることができ、撮像特性を大幅に改善することがで
きる。
【0034】なお、実施例ではIT−CCDを用いて説
明しているが、電荷蓄積型のイメージセンサーであれば
XYアドレスタイプや、LA−CCD(Line-Address)
型であっても同様の効果を得ることは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】本発明は、飽和信号レベルとスミア特性
を大幅に向上することができ、その実用的効果は大なる
ものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における固体撮像素子の
駆動パルス波形図
【図2】本発明の第1の実施例における信号出力の光電
変換特性図
【図3】本発明の第2の実施例における固体撮像素子の
概略平面図と信号処理のブロック図
【図4】本発明の第3の実施例における固体撮像素子の
概略平面図
【図5】本発明の第3の実施例における固体撮像素子の
駆動パルス波形図
【図6】本発明の第4の実施例における固体撮像素子の
概略平面図と信号処理のブロック図
【図7】本発明の第4の実施例における信号出力の光電
変換特性図
【図8】従来の固体撮像素子の概略平面図
【図9】従来の固体撮像素子の駆動パルス波形図
【符号の説明】
1 フォトダイオード 2 読み出しゲート 3 垂直転送部 4 垂直転送ゲート 5 水平転送部 6 出力部 7 基準電圧発生部 8 演算処理部 9 信号出力部 10 遅延線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二次元状に配列してなる光電変換部と、前
    記光電変換部で形成された信号電荷を転送する転送部
    と、前記光電変換部と前記転送部とを結合させて信号電
    荷の読み出しを制御する読み出しスイッチ部とを備え、
    信号電荷を読み出す一周期の間に少なくとも第1の読み
    出しと第2の読み出しとを行い、前記第1の読み出しと
    前記第2の読み出しとでおのおの読み出された信号電荷
    を前記転送部上で加算することを特徴とする固体撮像装
    置の駆動方法。
  2. 【請求項2】前記第1の読み出しから前記第2の読み出
    しを行うまでの間、前記転送部による信号電荷の転送を
    停止することを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置
    の駆動方法。
  3. 【請求項3】前記第1の読み出しと前記第2の読み出し
    とで読み出される信号電荷の蓄積時間がそれぞれ異なる
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置の駆動方
    法。
  4. 【請求項4】二次元状に配列してなる光電変換部と、前
    記光電変換部で形成された信号電荷を転送する転送部
    と、前記光電変換部と前記転送部とを結合させて信号電
    荷の読み出しを制御する読み出しスイッチ部とを備え、
    信号電荷を読み出す一周期の間に少なくとも第1の読み
    出しと第2の読み出しとを行い、前記第1の読み出しと
    前記第2の読み出しとでおのおの読み出された信号電荷
    を前記転送部上で加算し、前記加算された電荷信号と基
    準電圧発生部から発生させた基準電圧との差を出力する
    演算部を備えことを特徴とする固体撮像装置の信号処理
    方法。
  5. 【請求項5】前記基準電圧の値が、信号電荷が飽和する
    値であることを特徴とする請求4記載の固体撮像装置の
    信号処理方法。
  6. 【請求項6】前記信号電荷が飽和する値より大きい値で
    あれば、前記信号電荷と前記基準電圧との減算処理を行
    い、前記第2の読み出しにより読み出される信号電荷を
    出力することを特徴とする請求項4記載の固体撮像装置
    の信号処理方法。
  7. 【請求項7】前記演算部での演算処理は、前記第1の読
    み出しにより読み出された信号電荷の蓄積時間と、前記
    第2の読み出しにより読み出された信号電荷の蓄積時間
    との比率で求まる係数により行うことを特徴とする請求
    項4記載の固体撮像装置の信号処理方法。
  8. 【請求項8】二次元状に配列してなる光電変換部と、前
    記光電変換部でそれぞれ発生した信号電荷を独立に転送
    する転送部と、前記光電変換部と前記転送部とを結合
    し、前記光電変換部に蓄積された信号電荷の読み出しを
    制御する読み出しスイッチ部とを備え、信号電荷を読み
    出す一周期の間に、少なくとも第1の読み出しと第2の
    読み出しとを行い、前記第1の読み出しにより読み出さ
    れた信号電荷と前記第2の読み出しにより読み出された
    信号電荷とをそれぞれ独立に読み出し、前記第1の読み
    出しにより読み出された信号電荷が飽和しておれば、前
    記第2の読み出しにより読み出される信号電荷に所定の
    信号処理を行うことを特徴とする固体撮像装置の信号処
    理方法。
  9. 【請求項9】二次元状に配列してなる光電変換部と、前
    記光電変換部で発生した信号電荷を独立に転送する転送
    部と、前記光電変換部と前記転送部とを結合し、前記光
    電変換部に蓄積された信号電荷の読み出しを制御する読
    み出しスイッチ部とを備え、信号電荷の読み出しを行う
    一周期の間に、少なくとも第1の読み出しと第2の読み
    出しとを行い、前記第1の読み出しにより読み出される
    信号電荷と前記第2の読み出しにより読み出される信号
    電荷とをそれぞれ独立に読み出し、前記第1の読み出し
    により読み出された信号電荷が不飽和の状態であれば、
    前記第1の読み出しにより読み出される信号電荷から前
    記第2の読み出しにより読み出される信号電荷を減算処
    理することを特徴とする固体撮像装置の信号処理方法。
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