JPH06112052A - 変圧器 - Google Patents

変圧器

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JPH06112052A
JPH06112052A JP25940792A JP25940792A JPH06112052A JP H06112052 A JPH06112052 A JP H06112052A JP 25940792 A JP25940792 A JP 25940792A JP 25940792 A JP25940792 A JP 25940792A JP H06112052 A JPH06112052 A JP H06112052A
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JP
Japan
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tank
transformer
transformer main
main bodies
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP25940792A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Furukoshi
郁夫 古越
Kiminori Ito
公則 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH06112052A publication Critical patent/JPH06112052A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タンク内に収容された複数の変圧器本体の温
度を略均一化する。 【構成】 タンク11内には、鉄心12aにコイル12
bを装着してなる変圧器本体12B,12A,12Cが
略平行に配設されており、変圧器本体12B,12A,
12Cの並び方向に対向するタンク11の両側壁11
c,11cには、放熱器15,15が設けられている。
また、変圧器本体12B,12Cを台座13上に載置す
ることにより、変圧器本体12B,12Cの下面とタン
ク11のベース11bとの間に、空間部14,14が設
けられており、放熱器15,15からタンク11内の下
部に流出した温度の低い油の一部は、空間部14,14
を通って変圧器本体12A部分にも行きわたる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄心にコイルを装着し
てなる変圧器本体を、タンク内に複数収容することによ
り構成された変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】多相整流回路に用いられる変圧器には、
電源側の高調波を減少させるために、コイルの位相をず
らした複数の変圧器本体から構成されたものがある。例
えば、36相整流を行う場合、その整流回路がグレッツ
結線であれば、コイルの直流側を三角および星形結線す
ると共に交流側に10度ずつの位相差を設けた3台の変
圧器本体から構成される変圧器が用いられる。この種変
圧器には、3台の変圧器本体を独立してタンク内に配置
することにより構成されるものと、3台の変圧器本体を
同一のタンク内に収容することにより構成されるものが
あるが、通常、設置スペース低減のために、後者の構成
が採用される。以下、この変圧器の具体的構成につい
て、図4を参照しながら説明する。
【0003】即ち、冷却媒体としての油が封入された矩
形箱状をなすタンク1内には、鉄心2aにコイル2bを
装着してなる変圧器本体2A,2B,2Cが略平行に配
設されており、これら変圧器本体2A,2B,2Cの並
び方向に対向するタンク1の両側壁1a,1aには、夫
々放熱器3,3が設けられている。
【0004】上記構成によれば、変圧器本体2A,2
B,2C周辺の油は、矢印で示すように、変圧器本体2
A,2B,2Cの熱により暖められて上昇し、タンク1
の上部から放熱器3内に流入して冷却され、放熱器3内
を下降する。この後、その油は、タンク1内の下部に流
出し、再び、変圧器本体2A,2B,2Cにより暖めら
れて上昇する。而して、タンク1内の油は、上記一連の
動作を繰り返すことにより、変圧器本体2A,2B,2
Cを冷却しながら、タンク1内と放熱器3との間を循環
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、放熱器3,3からタンク1内の下部に流出
された油の流れが、両側に配置された変圧器本体2A,
2Cにより妨げられるために、中央に配置された変圧器
本体2B部分に温度の低い油が流れ難くなっている。
【0006】このため、変圧器本体2Bの温度が、変圧
器本体2A,2Cの温度に比べて高くなるので(油の平
均温度に対する変圧器本体2A,2Cの温度上昇を
「1」とすると、変圧器本体2Bの温度上昇は、実験的
に「1.2〜1.3」となる)、変圧器本体2Bの温度
を基準として、この温度が許容値内に収まるように、放
熱器3,3の設計を行う必要がある。すると、放熱器
3,3が大形化され、変圧器全体が大形化してしまうと
共に、その分、コスト高になる。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、複数の変圧器本体の温度を略均一化
することにより、小形化およびコストダウンを図り得る
変圧器を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、タンクと、こ
のタンク内に略平行に配設され鉄心にコイルを装着して
なる複数の変圧器本体と、これら変圧器本体の並び方向
に対向する前記タンクの両側壁に設けられ前記タンク内
に封入された冷却媒体を上部から流入させて下部から流
出させる放熱器とを備えた変圧器において、前記放熱器
が設けられた前記タンクの両側壁側に位置する前記変圧
器本体の下面と前記タンクの底面との間に、前記冷却媒
体が流通する空間部を設けたところに特徴を有する。
【0009】
【作用】上記手段によれば、タンクの両側壁側に位置す
る変圧器本体の下面とタンクの底面との間に、空間部が
設けられているので、放熱器から流出される温度の低い
冷却媒体の一部は、前記空間部を通って、中央部に位置
する変圧器本体部分にも行きわたる。その結果、両側壁
側に位置する変圧器本体の温度と、中央に位置する変圧
器本体の温度とが略均一化される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図1ないし図
3を参照して説明する。まず、図1および図2におい
て、矩形箱状をなすタンク11の底板11aには、板状
のベース11bが敷設されており、この場合、ベース1
1bがタンク11の底面に相当する。このベース11b
の略中央部には、変圧器本体12Aが配設されている。
変圧器本体12Aは、三相三脚型の鉄心12aの脚部夫
々にコイル12bを装着してなるものであり、鉄心12
aの上,下端部には、夫々断面略コ字状をなすクランプ
12c,12cが取付けられている。そして、このクラ
ンプ12cをタンク11のベース11bに取付けること
により、変圧器本体12Aがタンク11内に固定されて
いる。
【0011】タンク11のベース11bには、両側壁1
1c,11c側に位置して、略コ字状をなす一対の台座
13,13が夫々固定されている。このうち一方側の台
座13,13上には、変圧器本体12Aと略平行に変圧
器本体12Bが載置され、他方側の台座13,13上に
は、変圧器本体12Aと略平行に変圧器本体12Cが載
置されており、これによって、変圧器本体12B,12
Cの下面とタンク11のベース11bとの間には、図3
に示すように、夫々空間部14,14が形成されてい
る。
【0012】尚、変圧器本体12B,12Cは、上記変
圧器本体12Aと同一構成のものであり、下部のクラン
プ12c,12cが台座13,13に固定されている。
【0013】変圧器本体12A,12B,12Cの並び
方向に対向するタンク11の両側壁11c,11cに
は、図1および図2に示すように、複数の放熱器15,
15が設けられている。放熱器15は、タンク11の両
側壁11c,11cの上部および下部に取付けられた上
部ヘッダ15aおよび下部ヘッダ15bと、これらヘッ
ダ15a,15bに取付けられた偏平で中空状の多数の
放熱板15cからなるものである。また、タンク11内
には、冷却媒体としての油が封入されている。
【0014】次に上記構成の作用について説明する。変
圧器本体12A,12B,12C周辺の油は、図1に矢
印で示すように、変圧器本体12A,12B,12Cか
らの熱により暖められて上昇し、放熱器15,15の上
部ヘッダ15a,15aから放熱板15c,15c内に
流入する。この後、放熱板15c,15c内に流入した
温度の高い油は、放熱板15c,15cから放熱するこ
とにより冷却され、放熱板15c内を下降し、放熱器1
5,15の下部ヘッダ15b,15bからタンク11内
の下部に流出される。
【0015】そして、タンク11内の下部に流出された
温度の低い油の一部は、変圧器本体12B,12C部分
に行きわたるので、変圧器本体12B,12Cの熱によ
り再び暖められて上昇する。さらに、下部ヘッダ15b
からタンク11内に流出された残りの油は、空間部1
4,14を通って変圧器本体12A部分に行きわたり、
変圧器本体12Aの熱により暖めれて上昇する。
【0016】而して、タンク11内の油は、上記一連の
動作を繰り返すことにより、変圧器本体12A,12
B,12Cを冷却しながら、タンク11内と放熱器1
5,15との間を循環する。
【0017】上記実施例によれば次の効果を奏する。即
ち、タンク11の両側壁11c,11c側に位置する変
圧器本体12B,12Cの下面と、タンク11のベース
11bとの間に、空間部14,14を設けたので、放熱
器15,15からタンク11内の下部に流出された温度
の低い油の一部は、空間部14,14を通って、中央部
に位置する変圧器本体12A部分にも行きわたるように
なる。
【0018】その結果、両側壁11c,11c側に位置
する変圧器本体12B,12Cの温度と、中央に位置す
る変圧器本体12Aの温度とが略均一化される(実験的
には、油の平均温度に対する変圧器本体12Aの温度上
昇が、従来の「1/1.2〜1/1.3」になる)。従
って、高温になる中央の変圧器本体の温度を基準とし
て、放熱器の設計を行う必要があった従来に比べ、放熱
器15を小形化でき、ひいては、全体の小形化およびコ
ストダウンを図り得る。
【0019】ところで、変圧器本体12A,12B,1
2Cの発生損失をH(熱量)とした場合、発生損失Hが
大である程、空間部14の開口面積A(=空間部14の
高さ寸法h×幅寸法W)も大にする必要があり、開口面
積Aは発生損失Hに比例する。また、タンク11内の上
部と下部との温度差をΔtとした場合、Δtが大である
程、変圧器本体12A,12B,12Cの冷却が良好に
行われていることになるので、開口面積Aは小でも良
く、開口面積Aは温度差Δtに反比例する。
【0020】従って、これらの性質に基づいて、発生損
失H,温度差Δtから開口面積Aを決定し、その開口面
積Aから空間部14の高さ寸法h,幅寸法Wを求めれ
ば、比較的小な開口面積Aであっても、効率的に変圧器
本体12Aを冷却することができるようになる。
【0021】尚、上記実施例においては、冷却媒体とし
て油を用いたが、例えば、SF等の絶縁ガスを用いて
も良い。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の変圧器によれば、放熱器が設けられたタンクの両側壁
側に位置する変圧器本体の下面とタンクの底面との間
に、冷却媒体が流通する空間部を設けたので、両側壁側
に位置する変圧器本体の温度と、中央に位置する変圧器
本体の温度とが略均一化されるようになり、その結果、
装置の小形化およびコストダウンを図り得るという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断正面図
【図2】図1のイ−イ線に沿う断面図
【図3】図2のロ−ロ線に沿う部分断面図
【図4】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
11はタンク、11bはベース(底面),11cは側
壁、12Aないし12Cは変圧器本体、12aは鉄心、
12bはコイル、14は空間部、15は放熱器を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクと、このタンク内に略平行に配設
    され鉄心にコイルを装着してなる複数の変圧器本体と、
    これら変圧器本体の並び方向に対向する前記タンクの両
    側壁に設けられ前記タンク内に封入された冷却媒体を上
    部から流入させて下部から流出させる放熱器とを備えた
    ものにおいて、前記放熱器が設けられた前記タンクの両
    側壁側に位置する前記変圧器本体の下面と前記タンクの
    底面との間に、前記冷却媒体が流通する空間部を設けた
    ことを特徴とする変圧器。
JP25940792A 1992-09-29 1992-09-29 変圧器 Pending JPH06112052A (ja)

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JP25940792A JPH06112052A (ja) 1992-09-29 1992-09-29 変圧器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017188650A (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. 高圧インバータシステムの油入式位相シフト変圧器
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