JPH06111991A - Ｘ線発生装置 - Google Patents
Ｘ線発生装置Info
- Publication number
- JPH06111991A JPH06111991A JP4282186A JP28218692A JPH06111991A JP H06111991 A JPH06111991 A JP H06111991A JP 4282186 A JP4282186 A JP 4282186A JP 28218692 A JP28218692 A JP 28218692A JP H06111991 A JPH06111991 A JP H06111991A
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- Japan
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- insulating
- ray tube
- container
- monotank
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Abstract
(57)【要約】
【目的】Ｘ線管と、高電圧発生装置もしくはＸ線制御装
置を一体の容器に収納したＸ線発生装置の小型，軽量化
をはかることを目的とする。 【構成】一体の容器の内部を油密壁で二分し、一方には
Ｘ線管とＸ線管を動作させる部品を収納して絶縁油を充
填し、他方には高電圧発生装置等を収納して絶縁ガスを
充填し、さらに油密壁に高圧絶縁端子を取り付けて高電
圧発生装置よりＸ線管に高電圧を供給する。
置を一体の容器に収納したＸ線発生装置の小型，軽量化
をはかることを目的とする。 【構成】一体の容器の内部を油密壁で二分し、一方には
Ｘ線管とＸ線管を動作させる部品を収納して絶縁油を充
填し、他方には高電圧発生装置等を収納して絶縁ガスを
充填し、さらに油密壁に高圧絶縁端子を取り付けて高電
圧発生装置よりＸ線管に高電圧を供給する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、Ｘ線管及び高電圧発生
装置並びにＸ線制御装置を一体とした、一体形Ｘ線発生
装置の構造に関する。
装置並びにＸ線制御装置を一体とした、一体形Ｘ線発生
装置の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】一体形Ｘ線発生装置（以下、モノタンク
と呼ぶ）の従来構造例としては、実公平1−26080号公報
や実公昭56−54555 号公報に開示されている。両者と
も、単一容器の内部にＸ線管及び高電圧発生装置等を一
緒に組み込み、絶縁油を満たした構造を採用している。
と呼ぶ）の従来構造例としては、実公平1−26080号公報
や実公昭56−54555 号公報に開示されている。両者と
も、単一容器の内部にＸ線管及び高電圧発生装置等を一
緒に組み込み、絶縁油を満たした構造を採用している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記モノタンクでは、
歯科用や回診車のように平均入力の比較的小さい用途に
使用される場合は発熱の問題は少なかったが、近年見ら
れるような繰り返し撮影の増加や、パルス撮影等の術式
の変化、大容量Ｘ線管球への需要の変化等により、Ｘ線
管の発熱による高電圧発生装置等の温度上昇の問題、及
び冷熱の繰り返しによる絶縁油の絶縁劣化が及ぼす高電
圧発生装置等の耐電圧劣化の問題が生じている。しか
も、モノタンクの絶縁油の量も増加するため、筺体が大
きくなり、かつ全体が重くなるという問題も生じてい
る。
歯科用や回診車のように平均入力の比較的小さい用途に
使用される場合は発熱の問題は少なかったが、近年見ら
れるような繰り返し撮影の増加や、パルス撮影等の術式
の変化、大容量Ｘ線管球への需要の変化等により、Ｘ線
管の発熱による高電圧発生装置等の温度上昇の問題、及
び冷熱の繰り返しによる絶縁油の絶縁劣化が及ぼす高電
圧発生装置等の耐電圧劣化の問題が生じている。しか
も、モノタンクの絶縁油の量も増加するため、筺体が大
きくなり、かつ全体が重くなるという問題も生じてい
る。
【０００４】本発明は上記の問題を解決し、軽量かつ小
型のモノタンクを提供することを目的とする。
型のモノタンクを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の手段
により達成される。モノタンク容器の内部を油密壁によ
り二分し、その一方にＸ線管及びステータコイル，Ｘ線
放射窓，ゴムベローズ，ステータ駆動電源に接続する低
圧端子，不要Ｘ線防護のための鉛筒等、Ｘ線管を動作さ
せるための部品を収納して絶縁油で充填し、他方には高
電圧発生装置又はＸ線制御装置等のＸ線管に高電圧を供
給する部分を収納して絶縁ガスを充填し、前記油密壁部
にＸ線管に高電圧を供給する端子を設ける（請求項
１）。
により達成される。モノタンク容器の内部を油密壁によ
り二分し、その一方にＸ線管及びステータコイル，Ｘ線
放射窓，ゴムベローズ，ステータ駆動電源に接続する低
圧端子，不要Ｘ線防護のための鉛筒等、Ｘ線管を動作さ
せるための部品を収納して絶縁油で充填し、他方には高
電圧発生装置又はＸ線制御装置等のＸ線管に高電圧を供
給する部分を収納して絶縁ガスを充填し、前記油密壁部
にＸ線管に高電圧を供給する端子を設ける（請求項
１）。
【０００６】絶縁油を充填した容器の一部に絶縁油の出
入り口を設け、該出入り口に外部の油冷却器を連結し、
絶縁油の循環，冷却ができるようにする（請求項２）。
入り口を設け、該出入り口に外部の油冷却器を連結し、
絶縁油の循環，冷却ができるようにする（請求項２）。
【０００７】
【作用】本発明によれば、モノタンク容器の内部が油密
壁によってＸ線管の部分と高電圧発生装置の部分とが分
離されるので、Ｘ線管動作時の温度上昇及び冷熱サイク
ルによる絶縁油の絶縁劣化が高電圧発生装置等に影響す
ることがなく、絶縁油を充填する量もＸ線管側の容器の
みで済むため、筺体の大きさと重量の増大を防止するこ
とができる。また、外部から絶縁油の循環・冷却をする
ことにより、Ｘ線管の冷却性能が向上し、更に充填する
絶縁油の量を必要最小限にできるので、モノタンク全体
を小型軽量化することができる。
壁によってＸ線管の部分と高電圧発生装置の部分とが分
離されるので、Ｘ線管動作時の温度上昇及び冷熱サイク
ルによる絶縁油の絶縁劣化が高電圧発生装置等に影響す
ることがなく、絶縁油を充填する量もＸ線管側の容器の
みで済むため、筺体の大きさと重量の増大を防止するこ
とができる。また、外部から絶縁油の循環・冷却をする
ことにより、Ｘ線管の冷却性能が向上し、更に充填する
絶縁油の量を必要最小限にできるので、モノタンク全体
を小型軽量化することができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図３を用い
て説明する。
て説明する。
【０００９】図１は本発明の一実施例の断面図を示した
ものである。角形の形状をしたモノタンク容器１は油密
壁２によって二分される。図示上部の容器１ａには、Ｘ
線管３，陽極駆動用のステータコイル４，これら両者を
絶縁し支持するためのステータ絶縁筒５ａ，アノード絶
縁筒５ｂ，Ｘ線管３の陰極部を絶縁支持するカソード絶
縁筒５ｃ，ステータ駆動電源を導入するための端子７，
利用Ｘ線を外部に導くＸ線放射窓８，不要Ｘ線を防護す
るための鉛筒９ａ及び鉛板９ｂ，絶縁油の体積変化を吸
収するためのゴムベローズなどの部品を収納し、これら
の部品を絶縁，冷却するために絶縁油１０を充填する。
ものである。角形の形状をしたモノタンク容器１は油密
壁２によって二分される。図示上部の容器１ａには、Ｘ
線管３，陽極駆動用のステータコイル４，これら両者を
絶縁し支持するためのステータ絶縁筒５ａ，アノード絶
縁筒５ｂ，Ｘ線管３の陰極部を絶縁支持するカソード絶
縁筒５ｃ，ステータ駆動電源を導入するための端子７，
利用Ｘ線を外部に導くＸ線放射窓８，不要Ｘ線を防護す
るための鉛筒９ａ及び鉛板９ｂ，絶縁油の体積変化を吸
収するためのゴムベローズなどの部品を収納し、これら
の部品を絶縁，冷却するために絶縁油１０を充填する。
【００１０】また、図示下部の容器１ｂには、高電圧発
生用の主変圧器１３，Ｘ線管フィラメント電源用のフィ
ラメント変圧器１２，主変圧器１３の出力を整流する整
流器１４などの部品を気密にして収納し、これらの部品
を絶縁，冷却するために六フッ化イオウ等の絶縁ガス１
５を、外部から圧力弁１６を経由して約５kg／cm2 の圧
力になるようにして充填する。油密壁２には、Ｘ線管３
の陽極，陰極に高電圧を、フィラメントにフィラメント
電圧を導入するための高圧絶縁端子６を設ける。
生用の主変圧器１３，Ｘ線管フィラメント電源用のフィ
ラメント変圧器１２，主変圧器１３の出力を整流する整
流器１４などの部品を気密にして収納し、これらの部品
を絶縁，冷却するために六フッ化イオウ等の絶縁ガス１
５を、外部から圧力弁１６を経由して約５kg／cm2 の圧
力になるようにして充填する。油密壁２には、Ｘ線管３
の陽極，陰極に高電圧を、フィラメントにフィラメント
電圧を導入するための高圧絶縁端子６を設ける。
【００１１】Ｘ線放射窓８のモノタンク容器１への取付
け例を図２に示す。図２は図１の長手方向から見た配置
図である。Ｘ線放射窓８はＸ線透過性の良いプラスチッ
クから成り、モノタンク容器１のほぼ中間の側壁に形成
され、高圧絶縁端子，端子７とＸ線放射窓８とが互いに
影響しないように取り付けられる。
け例を図２に示す。図２は図１の長手方向から見た配置
図である。Ｘ線放射窓８はＸ線透過性の良いプラスチッ
クから成り、モノタンク容器１のほぼ中間の側壁に形成
され、高圧絶縁端子，端子７とＸ線放射窓８とが互いに
影響しないように取り付けられる。
【００１２】図３は、高圧絶縁端子６の構造例を示した
断面図である。高圧絶縁端子６の絶縁物６ａはプラスチ
ック等で構成され、高電圧を接続する端子部の周辺部に
凸状部を持ち、端子部とアース間の絶縁に必要な沿面距
離を確保している。高電圧の授受を行う金属棒６ｂが絶
縁物６ａの中央部に埋め込まれている。この金属棒６ｂ
は、冷熱による寸法変化によりリークを起こさないよう
に中央部を細くして絶縁物６ａに埋め込まれている。金
属棒６ｂの両端部には、高電圧導線の取付けを容易に
し、かつその長さを短くするために、貫通穴６ｃを設け
ている。金属棒６ｂは陽極用の高圧絶縁端子では単数、
陰極用の高圧絶縁端子では複数必要となる。
断面図である。高圧絶縁端子６の絶縁物６ａはプラスチ
ック等で構成され、高電圧を接続する端子部の周辺部に
凸状部を持ち、端子部とアース間の絶縁に必要な沿面距
離を確保している。高電圧の授受を行う金属棒６ｂが絶
縁物６ａの中央部に埋め込まれている。この金属棒６ｂ
は、冷熱による寸法変化によりリークを起こさないよう
に中央部を細くして絶縁物６ａに埋め込まれている。金
属棒６ｂの両端部には、高電圧導線の取付けを容易に
し、かつその長さを短くするために、貫通穴６ｃを設け
ている。金属棒６ｂは陽極用の高圧絶縁端子では単数、
陰極用の高圧絶縁端子では複数必要となる。
【００１３】次に、本発明の他の実施例を図４に示す。
モノタンク容器１は上記の如く二分して形成し、絶縁油
１０を充填した例の容器１ａの一部に絶縁油１０の出入
り口１７を設ける。この出入り口１７の光に油冷却器１
８を連結し、絶縁油１０を油冷却器１８に送り、そこで
冷却してモノタンク容器に戻し循環・冷却を行う。
モノタンク容器１は上記の如く二分して形成し、絶縁油
１０を充填した例の容器１ａの一部に絶縁油１０の出入
り口１７を設ける。この出入り口１７の光に油冷却器１
８を連結し、絶縁油１０を油冷却器１８に送り、そこで
冷却してモノタンク容器に戻し循環・冷却を行う。
【００１４】
【発明の効果】本発明により、以下の効果が得られる。 １．Ｘ線管とＸ線管を動作させる部品を油密壁によって
分離することにより、Ｘ線管動作時の発熱の影響及び冷
熱サイクルによる絶縁油の絶縁劣化が高電圧発生装置等
に影響することがなくなり、絶縁油の量もモノタンクの
一部に充填するだけで済むため、筺体の大きさと重量の
増大を防止できる。 ２．モノタンクの外部から絶縁油の循環，冷却をするこ
とにより、Ｘ線管の冷却性能が向上し、更に充填した絶
縁油の量を必要最小限にできるので、モノタンク全体を
小型にできる。
分離することにより、Ｘ線管動作時の発熱の影響及び冷
熱サイクルによる絶縁油の絶縁劣化が高電圧発生装置等
に影響することがなくなり、絶縁油の量もモノタンクの
一部に充填するだけで済むため、筺体の大きさと重量の
増大を防止できる。 ２．モノタンクの外部から絶縁油の循環，冷却をするこ
とにより、Ｘ線管の冷却性能が向上し、更に充填した絶
縁油の量を必要最小限にできるので、モノタンク全体を
小型にできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示した断面図である。
【図２】Ｘ線放射窓のモノタンク容器への取付け例を示
したものである。
したものである。
【図３】高圧絶縁端子の構造例を示したものである。
【図４】本発明の他の実施例を示したものである。
１ モノタンク容器 １ａ モノタンク容器の一部 １ｂ モノタンク容器の一部 ２ 油密壁 ３ Ｘ線管 ４ ステータコイル ６ 高圧絶縁端子 ７ 端子 ８ Ｘ線放射窓 ９ａ 鉛筒 ９ｂ 鉛板 １０ 絶縁油 １５ 絶縁ガス １６ 圧力弁 １７ 出入り口 １８ 油冷却器
Claims (2)
- 【請求項１】一体に形成された容器の内部を油密壁によ
り二分し、その一方にＸ線管及びＸ線管を動作させるた
めの部品を収納して絶縁油を充填し、他方には高電圧発
生装置又はＸ線制御装置等のＸ線管に高電圧を供給する
部分を収納して絶縁ガスを充填し、前記油密壁部にＸ線
管に高電圧を供給する端子を設けたことを特徴とするＸ
線発生装置。 - 【請求項２】絶縁油を充填した容器の一部に絶縁油の出
入り口を設け、該出入り口に外部の油冷却器を連結し、
絶縁油の循環，冷却をできるようにしたことを特徴とす
る請求項１記載のＸ線発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4282186A JPH06111991A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | Ｘ線発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4282186A JPH06111991A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | Ｘ線発生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06111991A true JPH06111991A (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=17649199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4282186A Pending JPH06111991A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | Ｘ線発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06111991A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002141193A (ja) * | 2000-07-26 | 2002-05-17 | Koninkl Philips Electronics Nv | ハイブリッド絶縁体を設けた高電圧発生器 |
| KR100660307B1 (ko) * | 1997-10-09 | 2007-04-25 | 지이 메디칼 시스템즈 에스아 | 고전압전력공급유닛용모듈식지지체 |
| JP2010080254A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Jobu:Kk | Ｘ線発生装置及びｘ線検査装置 |
| WO2012011404A1 (ja) * | 2010-07-21 | 2012-01-26 | 株式会社ジョブ | Ｘ線発生装置 |
| CN102595753A (zh) * | 2012-01-06 | 2012-07-18 | 同方威视技术股份有限公司 | 辐射器件安装箱以及x射线发生器 |
| JP2012146656A (ja) * | 2011-01-12 | 2012-08-02 | Panalytical Bv | Ｘ線シャッタ構成 |
| KR101374058B1 (ko) * | 2012-10-26 | 2014-03-12 | 주식회사엑스엘 | 일체형 엑스선 발생장치 |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP4282186A patent/JPH06111991A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100660307B1 (ko) * | 1997-10-09 | 2007-04-25 | 지이 메디칼 시스템즈 에스아 | 고전압전력공급유닛용모듈식지지체 |
| JP2002141193A (ja) * | 2000-07-26 | 2002-05-17 | Koninkl Philips Electronics Nv | ハイブリッド絶縁体を設けた高電圧発生器 |
| JP2010080254A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Jobu:Kk | Ｘ線発生装置及びｘ線検査装置 |
| WO2012011404A1 (ja) * | 2010-07-21 | 2012-01-26 | 株式会社ジョブ | Ｘ線発生装置 |
| JP2012028093A (ja) * | 2010-07-21 | 2012-02-09 | Jobu:Kk | Ｘ線発生装置 |
| US8517607B2 (en) | 2010-07-21 | 2013-08-27 | Job Corporation | X-ray generation device |
| JP2012146656A (ja) * | 2011-01-12 | 2012-08-02 | Panalytical Bv | Ｘ線シャッタ構成 |
| CN102595753A (zh) * | 2012-01-06 | 2012-07-18 | 同方威视技术股份有限公司 | 辐射器件安装箱以及x射线发生器 |
| WO2013102426A1 (zh) * | 2012-01-06 | 2013-07-11 | 同方威视技术股份有限公司 | 辐射器件安装箱以及x射线发生器 |
| US9263226B2 (en) | 2012-01-06 | 2016-02-16 | Nuctech Company Limited | Radiation device installation housing and X-ray generator |
| KR101374058B1 (ko) * | 2012-10-26 | 2014-03-12 | 주식회사엑스엘 | 일체형 엑스선 발생장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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