JPH06111864A - 電力ケーブル分岐部の絶縁蓋 - Google Patents

電力ケーブル分岐部の絶縁蓋

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JPH06111864A
JPH06111864A JP25628892A JP25628892A JPH06111864A JP H06111864 A JPH06111864 A JP H06111864A JP 25628892 A JP25628892 A JP 25628892A JP 25628892 A JP25628892 A JP 25628892A JP H06111864 A JPH06111864 A JP H06111864A
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Mochiharu Miura
望東 三浦
Eiji Handa
英二 半田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便な手段により確実に、絶縁蓋の内部導電
層と分岐部本体のメス接触子導体との接触を保つことが
できる経済性の良い電力ケーブル分岐部の絶縁蓋を提供
すること。 【構成】 ゴム等の弾性部材で形成され、内部導電層3
3、外部導電層31、絶縁層32とを備えた絶縁蓋30
は、電力ケーブルのプラグイン型分岐接続部に分岐接続
体が接続されていないとき、分岐部本体1の外周に密着
して装着される。内部導電層33にはスプリング・バ
ネ、板バネ等で形成された導電性弾性部材34が取り付
けられており、導電性弾性部材34により、内部導電層
33と分岐部本体1のメス接触子導体5とを電気的に接
続する。導電性弾性部材34を用いたので、絶縁蓋30
の内部導電層33とメス接触子導体5との電気的接触を
確実に保つことができるとともに、絶縁蓋30を安価に
構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴムもしくはプラスチ
ックで絶縁された電力ケーブル分岐部の絶縁蓋に関し、
特に、本発明は高電圧のビル用ハーネス・ケーブルのプ
ラグイン型分岐部の絶縁蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高電圧のビル用ハーネス・ケーブ
ルの分岐部として、プラグイン型分岐部が使用されるよ
うになってきている。図2は上記したプラグイン型分岐
部の構成を示す図であり、同図において、1は分岐部本
体、2はスペーサ、3は熱収縮チューブ、4は分岐導体
を接続するための分岐スリーブ、5はメス接触子導体、
5’はそのチューリップ・コンタクト、6は分岐接続部
であるL型接続部本体、7はスペーサ、8は熱収縮チュ
ーブ、9は分岐電力ケーブルの導体を接続するための圧
縮端子、10はL型接続部本体6のオス接触子、11は
L型接続部本体6を固定するためのフランジ、12は外
部導電層、13は内部導電層、14は幹線電力ケーブ
ル、15は分岐線電力ケーブルである。
【0003】同図に示すように、プラグイン接続部は分
岐部本体1と分岐接続部を構成するプラグ側のL型接続
部本体6から構成されている。分岐部本体1において、
幹線電力ケーブル14の導体には分岐スリーブ4が圧着
等の手段で取り付けられ、分岐スリーブ4にはチューリ
ップ・コンタクト5’を備えたメス接触子導体5が取り
付けられている。また、チューリップ・コンタクト5’
の周囲にはバネが設けられており、L型接続部本体6の
オス接触子を拘束接触できるように構成されている。
【0004】L型接続部本体6において、分岐電力ケー
ブル15の導体には圧縮端子9が接続されており、圧縮
端子9にはネジ等の手段によりオス接触子10が接続さ
れている。L型接続部本体6の接続時、L型接続部本体
6はフランジ11により分岐部本体1に固定され、L型
接続部本体6のオス接触子10は分岐部本体1のチュー
リップ・コンタクト5’に挿入・接触され電気的に導通
する。
【0005】また、分岐部本体1とL型接続部本体6に
は、外部導電層12と内部導電層13が設けられてお
り、それぞれ、ケーブル・シース、充電部に電気的に接
続されている。ところで、上記したプラグイン型分岐部
において、L型接続部本体6が分岐部本体1に接続され
ていない状態では、分岐部本体1の接続部分が開放状態
となり、水分等が浸入したり、あるいは、充電部が露出
し危険であるとともに、電気的に不安定になる。
【0006】このため、従来、L型接続部本体6が接続
されていない状態においては、分岐部本体1の開放部分
に図3に示す絶縁蓋を被せ、耐水性を保つとともに、電
気的に安定な状態を確保していた。図3は従来用いられ
ていた上記絶縁蓋を示す図であり、同図において、20
は絶縁蓋本体、21は外部導電層、22は絶縁層、23
は内部導電層、24はオス接触子であり、外部導電層2
1,絶縁層22,内部導電層23はゴム等の弾性変形可
能な部材で形成されている。
【0007】内部導電層23はオス接触子24と電気的
に接続され、また、外部導電層21は図2に示した分岐
部本体1に装着されたとき、分岐部本体1の外部導電層
と電気的に接続される。図3に示した絶縁蓋20は、図
2の分岐部本体1にL型接続部本体6が接続されていな
いとき、分岐部本体1の開放部分に装着され、絶縁蓋2
0のオス接触子24は分岐部本体1のチューリップ・コ
ンタクト5’と接触する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示し
た絶縁蓋20は、出荷時、高圧ハーネス・ケーブルの分
岐部本体1の全てに装着され、布設工事において上記絶
縁蓋20が除去されて、L型接続部本体6がプラグイン
される。このため、布設後、上記絶縁蓋20はほとんど
のものが不要となる。
【0009】しかるに、図3に示した従来の絶縁蓋は、
絶縁蓋とはいえ、オス接触子24が設けられるなど、接
続部としての電気的仕様が満足されるように構成されて
おり、使用される期間が短期間であるにもかかわらず、
高価であり、経済性の悪いものであった。本発明は上記
した従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、オ
ス接触子など高価な手段を用いず、簡便な手段により確
実に、絶縁蓋の内部導電層と分岐部本体のメス接触子導
体との接触を保つことができる経済性の良い電力ケーブ
ル分岐部の絶縁蓋を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1の発明は、内部導電層33と、外
部導電層31と、内部導電層33と外部導電層31間に
設けられた絶縁層32とを備え、電力ケーブルのプラグ
イン型分岐接続部の分岐部本体1の外周に密着して装着
される電力ケーブル分岐部の絶縁蓋30において、内部
導電層33に導電性弾性部材34を取り付け、導電性弾
性部材34により、内部導電層33と分岐部本体1のメ
ス接触子導体5とを電気的に接続したものである。
【0011】本発明の請求項2の発明は、請求項1の発
明において、導電性弾性部材34をスプリング・バネで
構成したものである。本発明の請求項3の発明は、請求
項1の発明において、導電性弾性部材34を板バネで構
成したものである。本発明の請求項4の発明は、請求項
1の発明において、導電性弾性部材34を絶縁蓋を構成
する弾性部材より軟らかい導電性ゴムで形成したもので
ある。
【0012】
【作用】本発明の請求項1ないし請求項4の発明におい
ては、絶縁蓋30の内部導電層33に、スプリング・バ
ネ、板バネ、もしくは、絶縁蓋を構成する弾性部材より
軟らかい導電性ゴム等で形成された導電性弾性部材34
を取り付け、導電性弾性部材34により、内部導電層3
3と分岐部本体1のメス接触子導体5とを電気的に接続
したので、絶縁蓋30の内部導電層33とメス接触子導
体5との電気的接触を確実に保つことができるととも
に、絶縁蓋30に高価なオス接触子を設ける必要がな
く、絶縁蓋30を安価に構成することができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の1実施例を示す図であり、同
図において、1は、図2に示した分岐部本体であり、図
2に示したものと同一のものには同一の符号が付されて
おり、3は熱収縮チューブ、5はメス接触子導体、5’
はチューリップ・コンタクト、11はフランジ、12は
外部導電層、13は内部導電層である。
【0014】また、30はゴム等の弾性部材で形成さ
れ、分岐部本体1の外周に密着して装着される略有底円
筒形状の絶縁蓋であり、31は外部導電層、32は絶縁
層、33は内部導電層、34は導電性部材から形成され
たスプリング・バネである。同図において、絶縁蓋30
の内部導電層33の内面中心部には突起部が設けられ、
突起部にはスプリング・バネ34が装着されており、ス
プリング・バネ34は、その外径が分岐部本体のチュー
リップ・コンタクト5’の内径より小さく形成されてい
る。
【0015】なお、本実施例においては、スプリング・
バネ34としてステンレスで形成されたスパイラル径1
3mmφ、コイル素線径が1.4mmφのものを用い
た。また、スプリング・バネ34の長さは、その伸長状
態で分岐部本体1の開放部深さより長く、絶縁蓋30を
分岐部本体1へ装着し、フランジ11により締めつけ固
定することにより、スプリング・バネ34が収縮し、ス
プリング・バネ34の他端は分岐部本体1のメス接触子
導体5と接触する。
【0016】このため、絶縁蓋30の装着時には、絶縁
蓋30の内部導電層33は上記スプリング・バネ34を
介して分岐部本体の導体と電気的に接続され、また、絶
縁蓋30の外部導電層31は、分岐部本体1の外部導電
層12と電気的に接触し、電気的に安定な状態が確保さ
れる。上記したように、本実施例においては、絶縁蓋3
0の内部導電層と分岐部本体の導体との電気的接触を確
保する手段としてスプリング・バネを用いているので、
従来例に示したように高価なオス接触子を用いる必要が
なく、絶縁蓋を安価に製造することができる。
【0017】なお、上記実施例においては、分岐部本体
1のメス接触子導体5と絶縁蓋30の内部導体33の接
触を確保する手段として、スプリング・バネ34を用い
る例を示したが、スプリング・バネ34に換え、例え
ば、次の手段を用いることもできる。 板バネの一方端を絶縁蓋30の内部導電層33に取
り付け、他端を例えばU字状に形成して、分岐部本体1
のメス接触子導体5と接触させる。 絶縁蓋30を形成するゴムより軟らかい導電性ゴム
等を内部導電層33に取り付け、上記導電性ゴム等の他
端を分岐部本体1のメス接触子導体5と接触させる。
【0018】また、上記導電性弾性部材の形状は、ジク
ザク状に形成したバネを用いるなど、その他、周知な任
意の形状とすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明においては、絶縁蓋の内部導電層に、スプリング
・バネ、板バネ、もしくは、絶縁蓋を構成する弾性部材
より軟らかい導電性ゴム等で形成された導電性弾性部材
を取り付け、導電性弾性部材により、内部導電層と分岐
部本体のメス接触子導体とを電気的に接続したので、分
岐部本体のメス接触子の挿入深さに大きく関係せずに、
絶縁蓋の内部導電層とメス接触子導体との電気的接触を
確実に保つことができる。
【0020】また、絶縁蓋に高価なオス接触子を設ける
必要がなく、絶縁蓋30を安価に構成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】本発明が適用されるプラグイン型分岐部の構成
を示す図である。
【図3】従来の絶縁蓋の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 分岐部本体 5 メス接触子導体 5’ チューリップ・コンタクト 11 フランジ 12,31 外部導電層 13,33 内部導電層 30 絶縁蓋 32 絶縁層 34 スプリング・バネ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部導電層(33)と、外部導電層(31)と、
    内部導電層(33)と外部導電層(31)間に設けられた絶縁層
    (32)とを備え、 電力ケーブルのプラグイン型分岐接続部の分岐部本体
    (1) の外周に密着して装着される電力ケーブル分岐部の
    絶縁蓋において、 内部導電層(33)に導電性弾性部材(34)を取り付け、導電
    性弾性部材(34)により、内部導電層(33)と分岐部本体
    (1) のメス接触子導体(5) とを電気的に接続することを
    特徴とする電力ケーブル分岐部の絶縁蓋。
  2. 【請求項2】 導電性弾性部材(34)がスプリング・バネ
    で構成されていることを特徴とする請求項1の電力ケー
    ブル分岐部の絶縁蓋。
  3. 【請求項3】 導電性弾性部材(34)が板バネで構成され
    ていることを特徴とする請求項1の電力ケーブル分岐部
    の絶縁蓋。
  4. 【請求項4】 導電性弾性部材(34)が絶縁蓋を構成する
    弾性部材より軟らかい導電性ゴムで形成されていること
    を特徴とする請求項1の電力ケーブル分岐部の絶縁蓋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9444176B2 (en) 2013-06-28 2016-09-13 Thomas & Betts International, Llc Electrical connector having cold shrink component

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9444176B2 (en) 2013-06-28 2016-09-13 Thomas & Betts International, Llc Electrical connector having cold shrink component

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