JPH06111475A - 磁気テープ装置 - Google Patents

磁気テープ装置

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Publication number
JPH06111475A
JPH06111475A JP4256216A JP25621692A JPH06111475A JP H06111475 A JPH06111475 A JP H06111475A JP 4256216 A JP4256216 A JP 4256216A JP 25621692 A JP25621692 A JP 25621692A JP H06111475 A JPH06111475 A JP H06111475A
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JP
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magnetic tape
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recorded
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Application number
JP4256216A
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English (en)
Inventor
Shigeki Nabeshima
茂樹 鍋島
Hiroaki Kato
博明 加藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気テープ上の各データブロックに対して再
生と記録回数の把握を可能とし、かつ再生と記録の制限
を加えることを可能とする磁気テープ装置を得る。 【構成】 磁気テープ22に対するディジタル信号の記
録実施回数を示す管理情報をシステム制御回路12の制
御によりサブコード生成部13より生成して磁気ヘッド
21を介して磁気テープ22上の所定のエリアに記録
し、ディジタル信号の記録時に、ディジタル信号の記録
と同時に管理情報を磁気ヘッド21で読み出して、シス
テム制御回路12で更新し、更新した回数を所定エリア
に記録する。 【効果】 磁気テープの劣化と使用頻度が把握できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気テープに対し
て、ディジタル情報の記録と再生を行う磁気テープ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気テープの所定のトラックにデータを
ディジタル記録する装置が実用化され、たとえば、R−
DAT(回転式ディジタル・オーディオ・テープレコー
ド)システムとして知られている。このディジタル磁気
テープ装置は、従来のアナログ録音とは異なり、録音再
生による信号劣化が少ないため、高密度記録ができる
他、後追い録音、あるいはサブエリアを用いた高速サー
チや選曲などの各種変種を容易に行うことができるとい
う利点を有する。したがって、このようなディジタル磁
気テープ装置は、上記したR−DATのように、オーデ
ィオ記録の用途のみならず、グラフイックやその他のデ
ィジタルデータの記録再生にも適用することができる。
【0003】さて、このようなR−DATに代表される
ディジタル磁気テープ装置では、通常走行する磁気テー
プに対して、回転ヘッドを斜めに走査させるいわゆるヘ
リカルスキャン方式が用いられている。このヘリカルス
キャン方式では、磁気テープ上にテープ走行方向に対し
て、僅かに傾いた直線の長いトラックが形成されてい
る。
【0004】このようなヘリカルスキャン方式における
トラックは、一般にデータをディジタル記録するための
PCM(メイン)エリアとこのデータの特性を示すサブ
コード信号をディジタル記録するためのサブエリアから
なるテープフォーマットを有し、これを磁気テープ上に
順次形成することにより、データ記録が行われるように
なっている。
【0005】また、各データはそれぞれのトラックに設
けられたサブエリアのサブコード信号により管理され
る。たとえば、記録されるデータが複数のデータブロッ
クである場合、各データブロックの番号および各データ
ブロックを制御するための情報が必要なトラックのサブ
エリアに記録されることになる。
【0006】ここで、データブロック番号は、各々区切
られたデータごとに必要なトラックのサブコードエリア
に順次記録されるようになっており、これを順次サーチ
して所望のデータブロックを記録再生することが可能で
ある。このデータブロックは、実際に主にディジタル信
号を記録再生するデータエリアと、データエリアを制御
するための制御エリアにより構成することが可能で、デ
ータエリアおよび制御エリアを個々に記録再生すること
も可能である。
【0007】また、先頭データブロックの前、すなわ
ち、磁気テープ始端部にリードインエリアおよび最終デ
ータブロックの後に、リードアウトエリアを設け、これ
らのエリアに管理情報などを記録し、これらのエリアに
記録された管理情報などを再生することも可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気テープ装置
では、磁気テープに対する記録実施回数または再生実施
回数を把握することができなかった。また、記録された
信号に対して、記録可否または再生可否の制限を加える
ことができなかったという問題点があった。なお、近似
技術として、特開平1−113960号公報、特開平2
−50364号公報などがある。
【0009】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、主信号を記録した回数を検知す
ることができ、磁気テープの劣化状態および使用頻度を
把握することができる磁気テープ装置を得ることを目的
としており、また、主信号を再生した回数を検知するこ
とができ、磁気テープの劣化状態と使用頻度を把握する
ことができる磁気テープ装置を得ることを目的としてお
り、さらに、磁気テープ上のデータを非消去化させるこ
とが可能となる磁気テープ装置を得ることを目的として
おり、さらに、磁気テープ上のデータを秘密化させるこ
とができる磁気テープ装置を得ることを目的としてお
り、加えて、ブロック化されたデータごとのテープ劣化
状態および使用頻度の把握や非消去化、秘密化が可能と
なるとともに、同一ブロック内での記録、再生により実
施させることができる磁気テープ装置を得ることを目的
としており、また所定記録回数を越えたことを検知する
ことができ、磁気テープの劣化したことを検知できる磁
気テープ装置を得ることを目的としており、加えて、所
定再生回数を越えたことを検知することができ、磁気テ
ープが劣化したことを検知することができる磁気テープ
装置を得ることを目的としており、さらに、記録実施不
可能状態を検知することができ、消去防止をしているデ
ータであるか、否かを把握することが可能となる磁気テ
ープ装置を得ることを目的としており、また、再生実施
不可能状態を検知することができる磁気テープ装置を得
ることを目的としており、また、劣化した磁気テープへ
の記録を防止するとともに、不用意なデータの消去を防
止することができる磁気テープ装置を得ることを目的と
しており、加えて、劣化した磁気テープの再生を防止す
ることができるとともに、秘密化されたデータの再生を
防止することができる磁気テープ装置を提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気テー
プ装置は、磁気ヘッドを介して磁気テープにディジタル
信号の記録時にディジタル信号を記録するとともにこの
ディジタル信号の記録実施回数を示す管理情報を磁気テ
ープの所定エリアに記録する記録手段と、ディジタル信
号の記録時ごとに管理情報を読み出して更新するととも
に、この更新した回数も上記所定エリアに磁気ヘッドに
対して記録させる記録用更新回数記録手段とを設けたも
のである。
【0011】また、磁気ヘッドを介して磁気テープにデ
ィジタル信号を記録するとともに、このディジタル信号
が記録された磁気テープに対する再生実施回数を示す管
理情報を磁気テープの所定エリアに記録する記録手段
と、ディジタル信号の再生時にこのディジタル信号を再
生するとともに、上記管理情報を読み出して更新し、こ
の更新した回数を磁気ヘッドに対して上記所定エリアに
記録させる記録用更新回数記録手段とを設けたものであ
る。
【0012】さらに、磁気ヘッドを介して磁気テープに
ディジタル信号の記録時に次回以降の磁気テープに対す
る記録の可否を示す管理情報を磁気テープの所定エリア
に記録する記録手段とを設けたものである。
【0013】加えて、磁気テープにディジタル信号の記
録時にディジタル信号の再生の可否を示す管理情報を磁
気テープの所定エリアに記録する記録手段を設けたもの
である。
【0014】また、記録実施回数を示す管理情報、再生
実施回数を示す管理情報、記録の可否を示す管理情報、
再生の可否を示す管理情報のそれぞれがブロック化され
た主信号ごとに磁気テープのこのブロック化された主信
号外の所定エリアに記録する記録手段を設けたものであ
る。
【0015】さらに、記録実施回数を示す管理情報、再
生実施回数を示す管理情報、記録の可否を示す管理情
報、再生の可否を示す管理情報のそれぞれが磁気テープ
に記録されたデータエリアと制御エリアにより構成され
た複数のデータブロック内の制御エリア内に記録する記
録手段を設けたものである。
【0016】加えて、ディジタル信号の記録実施回数を
示す管理情報が所定記録実施回数を越えたことを示す信
号を出力する制御手段を設けたものである。
【0017】また、所定再生実施回数を越えたことを示
す信号を出力する制御手段を設けたものである。
【0018】さらに、次回以降の記録の可否を示す管理
情報が記録されている場合にその旨を示す信号を出力す
る制御手段を設けたものである。
【0019】加えて、再生の可否を示す管理情報を再生
して再生不可が記録されている場合にその旨を示す信号
を出力する制御手段を設けたものである。
【0020】また、所定記録実施回数を越えたことを示
す信号を出力する記録用更新回数記録手段と、記録不可
を示す信号を出力する記録手段と、所定記録実施回数を
越えたことを示す信号または記録不可を示す信号が出力
されると表示手段にアラーム表示を行うとともに磁気テ
ープへの記録を行わないようにする制御手段とを設けた
ものである。
【0021】さらに、所定再生実施回数を越えたことを
示す信号を出力する再生用更新回数記録手段と、再生不
可が記録されていることを示す信号を出力する記録手段
と、所定再生実施回数を越えたことを示す信号または再
生不可が記録されていることを示す信号が出力される
と、表示手段にアラーム表示を行わせ、再生を実施しな
いようにする制御手段とを設けたものである。
【0022】
【作用】上記のように構成された磁気テープ装置の記録
手段は、磁気テープにディジタル信号の記録時に、ディ
ジタル信号を磁気ヘッドにより記録させるとともに、デ
ィジタル信号の記録実施回数を示す管理情報を磁気テー
プの所定のエリアに記録し、記録用更新回数記録手段に
より、ディジタル信号の記録時ごとに管理情報を読み出
して更新し、この更新した回数を磁気ヘッドに対して所
定エリアに記録させ、ディジタル信号を記録した回数の
検知を可能にする。
【0023】また、記録手段は磁気テープにディジタル
信号を記録するとともにディジタル信号が記録された磁
気テープに対する再生実施回数を示す管理情報を磁気テ
ープの所定エリアに記録し、ディジタル信号を再生する
ときに、再生用更新回数記録手段でディジタル信号を再
生するとともに、再生実施回数を示す管理情報を読み出
して更新し、この更新した回数を磁気ヘッドに対して上
記所定エリアに記録させ、ディジタル信号を再生した回
数の検知を可能にする。
【0024】さらに、記録手段により、磁気ヘッドに対
して、磁気テープにディジタル信号を記録させる際に、
磁気テープの所定エリアに、次回以降のディジタル信号
を磁気テープに記録できるか否かを示す管理情報を記録
することにより、この管理情報の再生により、磁気テー
プ上に記録されているディジタル信号を消去しないよう
にさせることを可能とする。
【0025】加えて、記録手段は、磁気ヘッドに対して
磁気テープにディジタル信号を記録させる際に、磁気テ
ープの所定エリアにディジタル信号を再生することがで
きるか、否かを示す管理情報を記録し、再生時にこの管
理情報からディジタル信号の再生をできないようにし
て、ディジタル信号の秘密化を可能とする。
【0026】また、磁気テープにブロック化されて記録
されたディジタル信号の各ブロックごとに対応して、こ
のブロック化されたディジタル信号外の所定のエリア
に、記録実施回数を示す管理情報、再生実施回数を示す
管理情報、記録の可否を示す管理情報、再生の可否を示
す管理情報を記録手段により記録することにより、ブロ
ック化されたディジタル信号ごとの磁気テープの劣化、
使用頻度の把握と、ブロック化されたディジタル信号ご
との非消去化、秘密化の判別を可能にする。
【0027】さらに、磁気テープにディジタル信号を記
録するデータエリアと制御エリアにより構成された複数
のデータブロック内の制御エリア内に、記録実施回数を
示す管理情報、再生実施回数を示す管理情報、記録の可
否を示す管理情報、再生の可否を示す管理情報の制御コ
ードを記録し、ブロック化されたデータごとの磁気テー
プの劣化状態、使用頻度の把握、ディジタル信号の非消
去化、秘密化を行うことを可能とする。
【0028】加えて、記録用更新回数記録手段が所定記
録実施回数を越えた場合に、その旨を示す信号を制御手
段より出力することにより、磁気テープの劣化を知るこ
とが可能となる。
【0029】また、再生用更新回数記録手段が、所定再
生実施回数を越えた場合に、その旨を示す信号を制御手
段より出力することにより、磁気テープの劣化を知るこ
とが可能となる。
【0030】さらに、記録手段は、次回以降の記録の可
否を示す管理情報が記録されていることを示す信号を制
御手段より出力することにより、記録実施が不可能の場
合も検知することが可能となり、磁気テープに記録され
ているディジタル信号消去防止をしているデータである
か、否かの把握を可能とする。
【0031】加えて、記録手段により、再生の可否を示
す管理情報を再生して、再生不可のディジタルデータが
記録されていると、その旨を示す信号を制御手段より出
力し、記録されているディジタルデータが秘密にすべき
データであるか、否かの識別が可能となる。
【0032】また、記録用更新回数記録手段が所定記録
実施回数を越えると、その旨を示す信号を制御手段より
出力すると、表示手段にアラームが表示され、劣化した
磁気テープの記録を防止し、かつ不用意なディジタルデ
ータの消去を防止する。
【0033】さらに、再生用更新記録手段による所定再
生実施回数を越えた場合に、再生不可能を示す信号を制
御手段より出力し、表示手段にアラームを表示すること
により、劣化した磁気テープの再生を防止するととも
に、秘密化されたディジタル信号の再生を防止する。
【0034】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例を示すブロック図
であり、図1における11は信号処理部であり、制御手
段としてのシステム制御回路12の制御のもとに、入力
されたディジタル記録信号に所定の信号処理を施して出
力するようになっている。
【0035】システム制御回路12には、サブコード生
成部13が接続されており、サブコード生成部13はシ
ステム制御回路12の制御により、サブコードを加算器
14に出力するようにしている。加算器14は信号処理
部11からの出力とサブコード生成部13の出力とを加
算して、その加算結果を変調器15に出力するようにな
っている。
【0036】変調器15で所定の変調を受けた信号は記
録用アンプ16で所定のレベルに増幅された後、切換回
路17を介して、記録再生部18に入力されるようにな
っている。この記録再生部18は回転ドラム19に18
0度対向して担持された二つの磁気ヘッド21に供給さ
れるようになっている。
【0037】上記切換回路17には、システム制御回路
12から回転ドラム19の回転に同期したヘッド切換信
号(図示せず)が入力され、このタイミングで二つの磁
気ヘッド21の切換えが行われる。磁気ヘッド21は図
示しない駆動モータにより回転制御される供給リール3
5から巻取りリール36へと走行する磁気テープ22と
接触しながら、これらの走行方向に対して所定の角度で
横切るようにヘリカルスキャンするようになっている。
これにより、磁気テープ22上にこの角度でトラックが
形成され、データが順次記録されるようになっている。
【0038】上記供給リール35および巻取りリール3
6の近傍には、それぞれの回転数を検出するセンサ3
7,38が取り付けられている。これらのセンサ37,
38からは供給リール35、巻取りリール36の回転数
に応じた周波数のパルス信号39,40がそれぞれシス
テム制御回路12に出力するようになっている。
【0039】また、上記記録再生部18には、メカニズ
ム制御駆動回路25が接続されており、このメカニズム
制御駆動回路25はシステム制御回路12の制御のもと
に、供給リール35、巻取りリール36などの駆動制御
を行うものである。
【0040】図2は上記磁気テープ22の記録フォーマ
ットを示すものであり、この図2に示すように、磁気テ
ープ22上には、テープ走行方向Tと角度θをなすよう
にして、多数のトラック41が隣接して形成されてい
る。各トラック41は中央部に設けられたPCM(メイ
ン)エリア42、その両側に設けられたATF(オート
マチックトラックファインディング)43、さらに、そ
の両側に設けられたサブエリア44から構成される。
【0041】これらのうち、PCMエリア42はディジ
タル信号そのものを記録する記録領域、ATFエリア4
3はトラッキングに必要な情報を記録する領域である。
また、サブエリア44はデータブロック番号およびデー
タブロックを制御するための情報を記録する領域であ
る。
【0042】ここで、再び説明を図1に戻す。この図1
において、切換回路17には、再生アンプ21の入力端
が接続されており、再生用アンプ26は記録再生部18
から切換回路17を経て、再生信号が入力されるように
なっている。この再生信号を再生用アンプ26で増幅し
て、復調器27に出力するようになっている。復調器2
7は再生用アンプ26で増幅された再生信号を復調し
て、信号処理部28に出力するようになっている。
【0043】信号処理部28はシステム制御回路12の
制御のもとに、復調器27で復調された再生信号の所定
の信号処理を行って、ディジタル再生信号として出力す
るようになっている。また、この信号処理部28には、
サブコード検出部29が接続されている。サブコード検
出部29は信号処理部28に入力された再生信号から各
種のサブコード信号を検出し、システム制御回路12に
出力するようにしている。
【0044】システム制御回路12は、操作部30から
入力された指示に基づいて各部を制御し、再生,記録,
高速サーチなどの動作制御を行うほか、表示部31への
各種情報表示を行うようにしている。さらに、システム
制御回路12には、記憶部32が接続されており、この
記憶部32には、再生および記録動作に係わる各種のプ
ログラムやデータが格納されるようになっている。な
お、33はシステム制御回路12から出力される外部出
力信号である。
【0045】上記システム制御回路12、信号処理部1
1、加算器14、サブコード生成部13、変調器15、
記録用アンプ16、切換回路17、記録再生部18、再
生用アンプ26、復調器27、信号処理部28、サブコ
ード検出部29の系で、ディジタル信号を記録する記録
手段としての機能を有するようになっている。
【0046】また、ディジタル信号の記録時ごとに、こ
の管理情報を読み出して、更新するとともに、この更新
した回数も上記磁気テープの所定エリアに記録させる記
録用更新回数記録手段としての機能を有するようになっ
ている。さらに、磁気テープ22に対する再生実施回数
を示す管理情報を磁気テープの所定エリアに記録する記
録手段としての機能を有するとともに、この管理情報を
読み出して更新し、更新した回数を磁気テープ22に記
録する再生用更新回数記録手段としての機能を有するよ
うになっている。
【0047】また、ディジタル信号の記録時に、次回以
降の記録の可否を示す管理情報、ディジタル信号の再生
の可否を示す管理情報の記録を行う記録手段としての機
能も有する。
【0048】図3はこの磁気テープ装置の外観斜視図で
ある。この磁気テープ装置には、磁気テープ22を着脱
するための挿入口34、各種情報を表示する表示部3
1、複数の操作キーや数値データを入力するためのテン
キーを備えた操作部30などが設けられている。
【0049】図5はこの磁気テープ装置の全体の概略フ
ローチャートを示すものであり、操作部30の操作キー
の入力を行い、各々の操作キーに対応した各処理を行う
ようになっている。
【0050】次に、動作について説明する。まず、請求
項1の発明に対応する動作について説明する。磁気テー
プ22上に既に記録済みのディジタル信号に対して、新
たにディジタル信号を記録する際は、前記ディジタル信
号を記録するとともに、所定エリア、たとえば、リード
インエリアやリードアウトエリアを再生し、前記ディジ
タル信号に対する記録実施回数を示すコードを読み出
し、このコードを更新し、更新したコードを前記所定エ
リアに記録する。
【0051】ここで、記録済みのディジタル信号に対す
る記録とは、オーバライト、すなわち、前記ディジタル
信号の書き替えを意味する。なお、新規磁気テープにデ
ィジタル信号を記録する際は、記録実施回数の初期値を
示すコードを所定エリアに記録する。また、前記記録実
施回数を示す管理情報を記録する所定エリアは、図6
(a)に示すように、ディジタル信号を記録するエリア
の前部、図6(b)に示すように、ディジタル信号を記
録するエリアの後部、あるいは図6(c)に示すよう
に、ディジタル信号エリアを記録するエリアの中間部の
いずれであってもよい。
【0052】次に、実施例1の動作について図3、図
5、図8を用いて説明する。まず、図3に示す操作部3
0の記録キーが図5のステップS10で操作されて入力
されると、ステップS11で記録処理を実行する。この
記録処理ルーチンは図8のフローチャートに示されてい
る。
【0053】上記記録キーが入力されると、図8のステ
ップS100でディジタル信号を記録するエリアの検索
を開始し、ステップS101で検索が終了すると、磁気
テープ22上にディジタル信号の記録をステップS10
2で開始する。次いで、ステップS103でディジタル
信号の記録が終了すると、ステップS104で所定エリ
アの検索を開始する。この所定エリアの検索がステップ
S105で終了すると、この所定エリアのトラック41
(図2)の所定個所に既に記録済みの記録実施回数を示
すコードの読出しをステップS106で開始する。
【0054】この読出しが終了すると(ステップS10
7)、ステップS108でこのコードを更新し、更新し
たコードをステップS109で前記所定エリアのトラッ
ク41の所定個所への記録を開始する。ステップS11
0でこの記録が終了すると、前記記録キーの操作に対す
る一連の処理が終了する。
【0055】実施例2.次に、請求項2の発明に対応す
る実施例の動作について説明する。磁気テープ22上に
既に記録済みのディジタル信号を再生する際には、前記
ディジタル信号を再生するとともに、所定エリア、たと
えば、リードインエリアやリードアウトエリアを再生
し、前記ディジタル信号に対する再生実施回数を示すコ
ードを読み出し、このコードを更新し、更新したコード
を前記所定エリアに記録する。なお、新規磁気テープに
ディジタル信号を記録する際は、再生実施回数の初期値
を示すコードを所定エリアに記録する。
【0056】また、前記再生実施回数を示す管理情報を
記録する所定エリアは図6(a)に示すように、ディジ
タル信号を記録するエリアの前部、図6(b)に示すよ
うに、ディジタル信号を記録するエリアの後部、図6
(c)に示すように、ディジタル信号を記録するエリア
の中間部のいずれであってもよい。
【0057】次に、この実施例2の詳しい動作について
図3、図5、図9を用いて説明する。図3に示す操作部
30の再生キーが図5のステップS10で入力される
と、図5のステップS12の再生処理を実行する。この
再生処理の処理ルーチンは図9のフローチャートに示さ
れている。
【0058】次に、この図9のフローチャートに沿って
再生処理について説明する。前記再生キーが入力される
と、ディジタル信号を再生するエリアの検索をステップ
S120で開始し、ステップS121で検索が終了する
と、磁気テープ22上のディジタル信号の再生をステッ
プS122で開始する。この再生がステップS123で
終了すると、所定エリアの検索をステップS124で開
始する。ステップS125で検索が終了すると、前記所
定エリアを再生し、この所定エリアのトラック41の所
定個所にすでに記録済みの再生実施回数を示すコードの
読み出しをステップS126で開始する。
【0059】この読み出しがステップS127で終了す
ると、このコードをステップS128で更新し、その更
新したコードを前記所定エリアのトラック41の所定個
所への記録をステップS129で開始する。この記録が
ステップS130で終了すると、前記再生キーの入力に
対する一連の処理が終了する。
【0060】実施例3.次に、請求項3の発明に対応す
る実施例の動作について説明する。磁気テープ22上に
既に記録済みのディジタル信号に対する記録実施可否を
示すコードを所定エリア、たとえば、リードインエリア
やリードアウトエリアに記録する。ここで、記録済みの
ディジタル信号に対する記録とは、オーバライトすなわ
ち、前記ディジタル信号の書き替えを意味する。なお、
新規磁気テープにディジタル信号を記録する際は、記録
実施可能または不可能状態のどちらか、すなわち可否を
示すコードを所定エリアに記録する。
【0061】また、前記記録実施可否を示す管理情報を
記録する所定エリアは図6(a)に示すように、ディジ
タル信号を記録するエリアの前部、図6(b)に示すよ
うに、ディジタル信号を記録エリアの後部、図6(c)
に示すように、ディジタル信号を記録するエリアの中間
部のいずれであってもよい。
【0062】次に、この実施例3の詳しい動作について
図3、図5、図10を用いて説明する。まず、図3に示
す操作部30の記録実施可能コード記録キーが図5のス
テップS10で入力され、図5のステップS13で記録
実施可能状態を示すコード記録処理を実行する。
【0063】図10はこのコード記録処理の処理ルーチ
ンを示すフローチャートであり、この図10において、
まずステップS140で記録実施可能コード記録キーが
入力されて、所定エリアの検索を開始する。この検索が
ステップS141で終了すると、記録実施可能状態であ
ることを示すコードを前記所定エリアのトラック41の
所定個所にステップS142で記録開始する。この記録
がステップS143で終了すると、前記記録実施可能コ
ード記録キーの入力に対する一連の処理が終了する。
【0064】次に、図3に示す操作部30の記録実施不
可コード記録キーが図5のステップS10で入力される
と、図5のステップS14で記録実施不可状態を示すコ
ード記録処理を実行する。図11はこのコード記録処理
ルーチンを示すフローチャートであり、この図11に沿
って説明する。
【0065】前記記録実施不可コード記録キーが入力さ
れると、図11のフローチャートのステップS150で
所定エリアの検索を開始し、ステップS151で検索が
終了すると、記録実施不可状態であることを示すコード
を前記所定エリアのトラック41の所定個所にステップ
S152で記録開始する。この記録がステップS153
で終了すると、前記記録実施不可コード記録キーの入力
に対する一連の処理が終了する。これらにより、前記記
録済みのディジタル信号に対する記録実施可否状態を変
更することが可能である。
【0066】実施例4.次に、請求項4の発明に対応す
る実施例の動作について説明する。磁気テープ22上に
既に記録済みのディジタル信号に対する再生実施可否を
示すコードを所定エリア、たとえば、リードインエリア
やリードアウトエリアに記録する。なお、新規磁気テー
プに記録する際は、再生実施可能または不可能状態のど
ちらかを示すコードを所定エリアに記録する。また、前
記再生実施可否を示す管理情報を記録する所定エリア
は、図6(a)に示すように、ディジタル信号を記録す
るエリアの前部、図6(b)に示すように、ディジタル
信号を記録するエリアの後部、あるいは図6(c)に示
すように、ディジタル信号を記録するエリアの中間部の
いずれであってもよい。
【0067】次に、この実施例の詳しい動作について、
図3、図5、図12、図13を用いて説明する。まず、
図3に示す操作部30の再生実施可能コード記録キーが
図5のステップS10で入力されると、図5のステップ
S15の再生実施可能状態を示すコード記録処理を実施
する。
【0068】図12はこのコード記録処理ルーチンを示
すフローチャートであり、この図12において、前記再
生実施可能コード記録キーが入力されると、ステップS
160で所定エリアの検索を開始する。ステップS16
1で検索が終了すると、再生実施可能状態であることを
示すコードを前記所定エリアのトラック41の所定個所
にステップS162で記録開始する。この記録がステッ
プS163で終了すると、前記再生実施可能コード記録
キー入力に対する一連の処理が終了する。
【0069】次に、図3に示す操作部30の再生実施不
可コード記録キーが図5のステップS10で入力される
と、図5のステップS16で再生実施不可状態を示すコ
ード記録処理を実行する。図13はこのコード記録処理
ルーチンを示すフローチャートである。この図13にお
いて、前記再生実施不可コード記録キーが入力される
と、ステップS170で所定エリアの検索を開始し、ス
テップS171で検索が終了すると、再生実施不可状態
であることを示すコードを前記所定エリアのトラック4
1の所定個所にステップS172で記録開始する。この
記録がステップS173で終了すると、前記再生実施不
可コード記録キーの入力に対する一連の処理が終了す
る。これらのことにより、前記記録済みのディジタル信
号に対する再生実施可否状態を変更することが可能であ
る。
【0070】実施例5.次に、請求項5の発明に対応す
る実施例の動作について説明する。図7(a)に示すよ
うなブロック化されたデータブロックを磁気テープ22
上に複数個記録することとし、各々のデータブロックの
ディジタル信号に対し、記録(記録済みのディジタル信
号に対する書き替え)または再生を実施する。
【0071】ここで、各々のデータブロックに対する制
御コード、すなわち、請求項1ないし請求項4の発明に
対応する各実施例1〜実施例4の説明で述べた記録実施
回数、再生実施回数、記録実施可否状態および再生実施
可否状態を示すコードを設け、これらの制御コードを所
定エリア、たとえば図5(a)に示すリードインエリア
や、リードアウトエリアに記録を行い、また、制御コー
ドの再生を行う。なお、新規磁気テープにディジタル信
号を記録する際は、記録および再生実施回数の初期値を
示すコードを所定エリアに記録する。
【0072】また、記録および再生実施可能または不可
能状態のどちらかを示すコードを所定エリアに記録す
る。さらに、前記制御コードである管理状態を記録する
所定エリアは、図6(a)に示すように、ディジタル信
号を記録するエリアの前部、図6(b)に示すように、
ディジタル信号を記録するエリアの後部、または図6
(c)に示すように、ディジタル信号を記録するエリア
の中間部のいずれであってもよい。
【0073】第1に記録実施回数における実施例を図
3、図5、図14を用いて説明する。図3に示す操作部
30のテンキーにより、所望データブロックを選択し、
図5のステップS10で記録キーが入力されると、図5
のステップS17の記録処理を実行する。
【0074】図14はこの記録処理ルーチンを示すフロ
ーチャートであり、この図14において、前記記録キー
が入力されると、テンキーにより選択された所望データ
ブロックの検索をステップS180で開始する。この検
索がステップS181で終了すると、データブロックに
ディジタル信号の記録をステップS182で開始する。
次いで、ステップS183で記録が終了すると、ステッ
プS184で所定エリアの検索を開始する。ステップS
185でこの所定エリアの検索が終了すると、ステップ
S186で前記所定エリアのトラック41の所定個所に
既に記録済みの記録実施回数を示すコードの読み出しを
開始する。
【0075】次いで、ステップS187でこの読出しが
終了すると、ステップS188でこのコードを更新し、
更新したコードを前記所定エリアのトラック41の所定
個所への記録をステップS189で開始する。更新した
コードの記録がステップS190で終了すると、前記記
録キーに対する一連の処理が終了する。
【0076】第2に再生実施回数における実施例を図
3、図5、図15を用いて説明する。図3に示す操作部
30のテンキーにより所望データブロックを選択し、図
5のステップS10で再生キーが入力された際は、図5
のステップS12の処理を実行する。
【0077】図15はステップS12の再生処理ルーチ
ンを示すフローチャートである。前記再生キーが入力さ
れると、テンキーにより選択された所望データブロック
の検索をステップS200で開始する。この所望データ
ブロックの検索がステップS201で終了すると、デー
タブロックのディジタル信号の再生をステップS202
で開始する。再生がステップS202で終了すると、所
定エリアの検索をステップS204で開始し、この検索
がステップS205で終了すると、前記所定エリアのト
ラック41の所定個所に記録済みの再生実施回数を示す
コードの読み出しをステップS206で開始する。
【0078】このコードの読出しがステップS207で
終了すると、このコードの更新をステップS208で更
新し、更新したコードをステップS209で前記所定エ
リアのトラック41の所定個所への記録を開始する。こ
の更新したコードの記録がステップS210で終了する
と、前記再生キーに対する一連の処理が終了する。
【0079】第3に、記録実施可否状態における実施例
について、図3、図5、図16、図17を用いて説明す
る。まず、図3に示す操作キー30のテンキーより所望
データブロックを選択し、記録実施可能コード記録キー
が図5のステップS10で入力された際は、ステップS
13で記録実施可能状態を示すコード記録処理を実行す
る。
【0080】図16はこのコード記録処理の処理ルーチ
ンを示すフローチャートである。上記記録実施可能コー
ド記録キーが入力されると、図16のステップS220
で所定エリアの検索を開始し、この所定エリアの検索が
ステップS221で終了すると、記録実施可能状態であ
ることを示すコードを前記所定のエリアのトラック41
の所定個所に記録をステップS222で開始する。この
記録がステップS223で終了すると、前記記録実施可
能コード記録キーの入力に対する一連の処理が終了す
る。
【0081】次に、図3に示す操作部30のテンキーに
より、所望のデータブロックを選択し、記録実施不可コ
ード記録キーが図5のステップS10で入力された際
は、図5のステップS14の記録実施不可状態を示すコ
ード記録処理を実行する。
【0082】図17はこの記録実施不可状態を示すコー
ド記録処理の処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。前記記録実施不可コード記録キーが入力されると、
図17のステップS230で所定エリアの検索を開始す
る。この所定エリアの検索がステップS231で終了す
ると、記録実施不可状態であることを示すコードを前記
所定エリアのトラック41の所定個所にステップS23
2で記録開始する。この記録がステップS233で終了
すると、前記記録実施不可コード記録キーの入力に対す
る一連の処理が終了する。これらにより、前記記録済み
の所望データブロックのディジタル信号に対する記録実
施可否状態を変更することが可能である。
【0083】第4に再生実施不可状態における実施例を
図3、図5、図18、図19を用いて説明する。まず、
図3に示す操作部30のテンキーにより所望のデータブ
ロックを選択し、再生実施可能コード記録キーが図5の
ステップS10で入力された際は、図5のステップS1
5で再生実施可能状態を示すコード記録処理を実行す
る。
【0084】図18はこの再生実施可能状態を示すコー
ド記録処理ルーチンを示すフローチャートである。前記
再生実施可能コード記録キーが入力されると、図18の
ステップS240で所定エリアの検索を開始し、この所
定エリアの検索がステップS241で終了すると、再生
実施可能状態であることを示すコードを前記所定エリア
のトラック41の所定個所にステップS242で記録開
始する。この記録がステップS243で終了すると、前
記再生実施可能コード記録キーの入力に対する一連の処
理が終了する。
【0085】次に、図3に示す操作部30のテンキーに
より、所望のデータブロックを選択し、再生実施不可コ
ード記録キーが図5のステップS10で入力された際
は、図5のステップS16の再生実施不可状態を示すコ
ード記録処理を実行する。
【0086】図19はこの再生実施不可状態を示すコー
ド記録処理ルーチンを示すフローチャートである。前記
再生実施不可コード記録キーが入力されると、所定エリ
アの検索を図19のステップS250で開始し、ステッ
プS251でこの所定エリアの検索が終了すると、再生
実施不可状態であることを示すコードを前記所定エリア
のトラック41の所定個所にステップS252で記録を
開始する。この記録がステップS253で終了すると、
前記実施不可コード記録キーの入力に対する一連の処理
が終了する。これらにより、前記記録済みの所望データ
ブロックのディジタル信号に対する再生実施可否状態を
変更することが可能である。
【0087】実施例6.次に、請求項6の発明に対応す
る実施例について説明する。図7(b)に示すように、
ブロック化されたディジタル信号を記録するデータエリ
アと前記データエリアに関する制御コード、すなわち請
求項1〜請求項4に記載した記録実施回数を示すコー
ド、再生実施回数を示すコード、記録実施可否状態を示
すコード、再生実施可否状態を示すコードを記録する制
御エリアで構成されたデータブロックを磁気テープ22
上に複数個記録するとともに、各々のデータブロック内
のデータエリアおよび制御エリアを個々に記録または再
生を行う。
【0088】なお、新規磁気テープにディジタル信号を
記録する際は、データブロックのデータエリアに前記デ
ィジタル信号を記録するとともに、記録および再生実施
回数の初期値を示すコードを、また記録および再生実施
可能または不可状態のどちらかを示すコードを、その該
当するデータブロックの制御エリアに記録する。
【0089】第1に記録実施回数における実施例を図
3、図5、図20を用いて説明する。図3に示す操作部
30のテンキーにより、所望のデータブロックを選択
し、記録キーが図5のステップS10で入力された際
は、図5のステップS11の記録処理を実行する。
【0090】図20はこの記録処理の処理ルーチンを示
すフローチャートである。前記記録キーが入力される
と、テンキーにより選択された所望データブロックのデ
ータエリアの検索をステップS260で開始する。この
データエリアの検索がステップS261で終了すると、
データブロックのデータエリアにステップS262でデ
ィジタル信号の記録を開示する。この記録がステップS
263で終了すると、前記所望データブロックの制御エ
リアの検索をステップS264で開始する。
【0091】この検索がステップS265で終了する
と、前記制御エリアを再生し、前記制御エリアのトラッ
ク41の所定個所に既に記録済みの記録実施回数を示す
コードの読み出しをステップS266で開始する。この
読み出しがステップS267で終了すると、このコード
の更新をステップS268で更新し、更新したコードを
前記制御エリアのトラック41の所定個所への記録をス
テップS269で開始する。この記録がステップS27
0で終了すると、前記記録キーに対する一連の処理が終
了する。
【0092】第2に再生、実施回数における実施例を図
3、図5、図21を用いて説明する。図3に示す操作部
30のテンキーにより、所望のデータブロックを選択
し、再生キーが図5のステップS10で入力された際
は、図5のステップS12の再生処理を実行する。
【0093】図21はこの再生処理の処理ルーチンを示
すフローチャートである。前記再生キーが入力される
と、テンキーにより選択された所望データブロックのデ
ータエリアの検索を図21のステップS280で開始す
る。このデータエリアの検索がステップS281で終了
すると、データブロックのデータエリアのディジタル信
号の再生をステップS282で開始する。ステップS2
83で再生が終了すると、前記所望データブロックの制
御エリアの検索をステップS284で開始する。
【0094】この検索がステップS285で終了する
と、前記制御エリアを再生し、前記制御エリアのトラッ
ク41の所定個所に既に記録済みの再生実施回数を示す
コードの読み出しをステップS286で開始する。この
読み出しがステップS287で終了すると、このコード
を更新し、更新したコードを前記制御エリアのトラック
41の所定個所への記録をステップS289で開始す
る。この記録がステップS290で終了すると、前記再
生キーに対する一連の処理が終了する。
【0095】第3に記録実施可否状態における実施例を
図3、図5、図22、図23を用いて説明する。まず、
図3に示す操作部30のテンキーにより所望のデータブ
ロックを選択し、記録実施可能コード記録キーが図5の
ステップS10で入力された際は、図5のステップS1
3の記録実施可能状態を示すコード記録処理を実行す
る。
【0096】図27はこのコード記録処理の処理ルーチ
ンを示すフローチャートである。前記記録実施可能コー
ド記録キーが入力されると、所望データブロックの制御
エリアの検索を図22のステップS300で開始する。
この検索がステップS301で終了すると、記録実施可
能状態であることを示すコードを前記制御エリアのトラ
ック41の所定個所にステップS302で記録開始す
る。この記録がステップS303で終了すると、前記記
録実施可能コード記録キーの入力に対する一連の処理が
終了する。
【0097】次に、図3に示す操作部30のテンキーに
より所望のデータブロックを選択し、記録,実施不可コ
ード記録キーが図5のステップS10で入力されると、
図5のステップS14の記録実施不可状態を示すコード
記録処理を実行する。
【0098】図23はこの記録実施不可状態を示すコー
ド記録処理の処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。前記記録実施不可コード記録キーが入力されると、
所望データブロックの制御エリアの検索をステップS3
10で開始し、この検索がステップS311で終了する
と、記録実施不可状態であることを示すコードを前記制
御エリアのトラック41の所定個所にステップS312
で記録開始する。この記録がステップS313で終了す
ると、前記記録実施不可コード記録キーに対する一連の
処理が終了する。これらにより、前記記録済みの所望デ
ータブロックのデータエリアのディジタル信号に対する
記録実施可否状態を変更することが可能である。
【0099】第4に、再生実施可否状態における実施例
を図3、図5、図24、図25を用いて説明する。ま
ず、図3に示す操作部30のテンキーにより所望のデー
タブロックを選択し、再生実施可能コード記録キーが図
5のステップS10で入力された際は、図5に示すステ
ップS15の再生実施可能状態を示すコード記録処理を
実行する。
【0100】図24はこの再生実施可能状態を示すコー
ド記録処理の処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。前記再生実施可能コード記録キーが入力されると、
所望のデータブロックの制御エリアの検索をステップS
320で開始する。この検索がステップS321で終了
すると、再生実施可能状態であることを示すコードを前
記制御エリアのトラック41の所定個所にステップS3
22で記録を開始する。この記録がステップS323で
終了すると、前記再生実施可能コード記録キーの入力に
対する一連の処理が終了する。
【0101】次に、図3に示す操作部30のテンキーに
より、所望のデータブロックを選択し、再生実施不可コ
ード記録キーが図5のステップS10で入力されると、
図5のステップS16で示す再生実施不可状態を示すコ
ード記録処理を実行する。
【0102】図25はこの再生実施不可状態を示すコー
ド記録処理の処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。前記再生実施不可コード記録キーが入力されると、
所望のデータブロックの制御エリアの検索をステップS
330で開始する。この検索がステップS331で終了
すると、再生実施不可状態であることを示すコードを前
記制御エリアのトラック41の所定個所にステップS3
32で記録開始する。この記録がステップS333で終
了すると、前記再生実施不可コード記録キーの入力に対
する一連の処理が終了する。これらにより、前記記録済
みの所望のデータブロックのデータエリアのディジタル
信号に対する再生実施可否状態を変更することが可能で
ある。
【0103】実施例7.次に請求項7の発明に対応する
実施例の動作について説明する。磁気テープ22上に既
に記録済みのディジタル信号に対する記録実施回数を示
すコードを所定エリア、たとえば、リードインエリアや
リードアウトエリアを再生することにより、読み出し、
その読み出した記録実施回数が所定回数を越えている場
合には、これを示す信号をシステム制御回路12から出
力する。
【0104】この実施例の動作を図1、図3、図5、図
26を用いてさらに詳細に説明する。図3に示す操作部
30の記録実施回数確認キーが図5のステップS10で
入力された際は、図5のステップS17の記録実施回数
確認処理を実行する。
【0105】図26はこの記録実施回数確認処理の処理
ルーチンを示すフローチャートである。前記記録実施回
数確認キーが入力されると、所定のエリアの検索をステ
ップS340で開始し、この検索がステップS341で
終了すると、所定エリアを再生し、前記所定エリアのト
ラック41の所定個所に既に記録済みの記録実施回数を
示すコードの読み出しをステップS342で開始する。
【0106】この読み出しがステップS343で終了す
ると、このコードが所定回数を越えているか、否かをス
テップS344で比較し、越えている場合には、所定回
数を越えていることを示す外部出力信号33(図1)を
ステップS345でシステム制御回路12から出力す
る。また、この所定回数を越えていることをシステム制
御回路12により記憶部32に記憶することも可能であ
る。さらに、前記動作により得た記録実施回数を図1お
よび図3の表示部31に表示することも可能である。以
上で、前記記録実施回数確認キーの入力に対する一連の
処理が終了する。
【0107】実施例8.次に、請求項8の発明に対応す
る実施例の動作について説明する。磁気テープ22上に
既に記録済みのディジタル信号に対する再生実施回数を
示すコードを所定エリア、たとえば、リードインエリア
やリードアウトエリアを再生することにより、読み出
し、その読み出した再生実施回数が所定回数を越えてい
る場合は、これを示す信号をシステム制御回路12から
出力する。
【0108】この実施例の詳細な動作を図1、図3、図
5、図27を用いて説明する。図3に示す操作部30再
生実施回数確認キーが図5のステップS10で入力され
た際は、図5のステップS18の再生実施回数確認処理
を実施する。
【0109】図27はこの再生実施回数確認処理のフロ
ーチャートを示す。前記再生実施回数確認キーが入力さ
れると、所定エリアの検索を図27のステップS350
で開始する。この検索がステップS351で処理する
と、所定エリアを再生し、前記所定エリアのトラック4
1の所定個所に既に記録済みの再生実施回数を示すコー
ドの読み出しをステップS352で開始する。この読み
出しがステップS353で終了すると、このコードが所
定回数を越えているか、否かをステップS354で比較
し、その比較の結果、所定回数を越えている場合には、
これを示す信号を図1のシステム制御回路12からステ
ップS355で外部出力信号33として出力する。
【0110】また、この所定回数を越えていることを図
1のシステム制御回路12により記憶部32に記憶する
ことも可能である。さらに、前記動作により得た再生実
施回数を図1および図3の表示部31にシステム制御回
路12により表示することも可能である。以上で前記再
生実施回数確認キーの入力に対する一連の処理が終了す
る。
【0111】実施例9.次に、請求項9の発明に対応す
る実施例の動作について説明する。磁気テープ22上に
既に記録されているディジタル信号に対する記録実施可
否状態を示すコードを所定エリア、たとえば、リードイ
ンエリアやリードアウトエリアを再生することにより、
読み出し、この読み出したコードが記録実施可否状態を
示すコードであった場合には、このことを示す信号をシ
ステム制御回路12から出力する。
【0112】次に、この実施例の動作の詳細を図1、図
3、図5、図28を用いて説明する。図3に示す操作部
30の記録実施可否状態確認キーが図5のステップS1
0で入力されると、図5のステップS19の記録実施可
否状態処理を実行する。
【0113】図28はこの記録実施可否状態処理ルーチ
ンを示すフローチャートである。前記記録実施可否状態
確認キーが入力されると、所定エリアの検索をステップ
S360で開始する。この検索がステップS361で終
了すると、所定エリアを再生し、前記所定エリアのトラ
ック41の所定個所に既に記録済みの記録実施可否状態
を示すコードの読み出しをステップS362で開始す
る。この読み出しがステップS363で終了すると、こ
のコードが記録実施可否状態を示すコードであると、ス
テップS364で判断すると、これを示す信号を図1の
システム制御回路12から外部出力信号33として出力
する。また、このことは、システム制御回路12から記
憶部32に記憶することも可能である。以上で前記記録
実施可否状態確認キーの入力に対する一連の処理が終了
する。
【0114】実施例10.次に、請求項10の発明に対
応する実施例の動作について説明する。前記磁気テープ
22上に既に記録済みのディジタル信号に対する再生実
施可否状態を示すコードを所定エリア、たとえばリード
インエリアやリードアウトエリアを再生することによ
り、読み出し、この読み出したコードが再生実施可否状
態を示すコードであった場合には、これを示す信号を出
力する。
【0115】次に、この実施例の動作の詳細を図1、図
3、図5、図29を用いて説明する。図3に示す操作部
30の再生実施可否状態確認キーが図5のステップS1
0で入力されると、図5のステップS20の再生実施可
否確認処理を実行する。
【0116】図29はこの再生実施可否確認処理の処理
ルーチンを示すフローチャートである。前記再生実施可
否状態確認キーが入力されると、図29のステップS3
70で所定エリアの検索を開始する。この検索がステッ
プS371で終了すると、所定エリアを再生し、前記所
定エリアのトラック41の所定個所に既に記録済みの再
生実施可否状態を示すコードの読み出しをステップS3
72で開始する。
【0117】この読み出しがステップS373で終了す
ると、この読み出されたコードが再生実施否状態を示す
コードであるかをステップS374で比較し、その比較
の結果、再生実施否状態を示すコードであった場合に
は、これを示す信号を図1のシステム制御回路12から
外部出力信号33として、ステップS375で出力す
る。また、このことをシステムの制御回路12により、
記憶部32に記憶することも可能である。以上で、前記
再生実施可否状態確認キーの入力に対する一連の処理が
終了する。
【0118】実施例11.次に、請求項11の発明に対
応する実施例の動作について説明する。磁気テープ22
上に既に記録済みのディジタル信号に対して、新たにデ
ィジタル信号を記録する際に、前記既に記録済みのディ
ジタル信号に対する記録実施回数を示すコードが所定回
数を越えている場合、あるいは前記既に記録済みのディ
ジタル信号に対する記録実施可否状態を示すコードが記
録実施否状態を示すコードである場合には、アラーム表
示を行うとともに、新たなディジタル信号の記録を実施
しない。
【0119】また、所定回数を越えていない場合、ある
いは記録実施可状態を示すコードである場合には、新た
なディジタル信号の記録を実施する。この実施例は、図
5に示すステップS11の記録処理にステップS117
の記録実施回数確認処理を付加したものである。
【0120】次に、この実施例の記録実施回数確認処理
を付加した動作の詳細について、図1、図3〜図5、図
8、図26、図30を用いて説明する。図3に示す操作
部30の記録キーが図5のステップS10で入力される
と、図5のステップS11の記録処理を実行する。
【0121】図30はこの記録処理の処理ルーチンを示
すフローチャートである。前記記録キーが入力される
と、図26に示す記録実施回数確認処理を図30のステ
ップS380で実行する。この確認処理では、既に記録
済みのディジタル信号に対する記録実施回数を示すコー
ドが所定回数を越えている場合には、これを示す信号
を、図1のシステム制御回路12から外部出力信号33
として出力する。また、これを図1の記憶部32にシス
テム制御回路12により記憶する。
【0122】もし、所定回数を越えていないとステップ
S381で判断すると、図1および図3の表示部31に
図4(a)に示すような表示をステップS382で行
い、新たなディジタル信号の記録は行わない。また、ス
テップS381の判断の結果、所定回数を越えていない
場合は、図8に示すフローチャートの記録処理にて、新
たなディジタル信号の記録をステップS383で実行す
る。これにより、劣化した磁気テープ22への記録を防
止することができる。以上で、前記記録キーの入力に対
する一連の処理が終了する。
【0123】次に、記録実施可否状態確認処理を付加し
た実施例を図1、図3〜図5、図8、図28、図31を
用いて説明する。図3に示す操作部30の記録キーが図
5のステップS10で入力されると、図5のステップS
11の記録処理を実行する。
【0124】図31はこの記録処理の処理ルーチンを示
すフローチャートである。前記記録キーが入力される
と、図28に示す記録実施可否状態確認処理を図31の
ステップS390で実行する。この確認処理では、既に
記録済みのディジタル信号に対する記録、実施可否状態
を示すコードが記録実施否状態を示すコードであるとス
テップS391で判断した場合は、これを示す信号を図
1のシステム制御回路12から外部出力信号33として
出力する。また、システム制御回路12は図1に示す記
憶部32にこれを記憶する。
【0125】もし、ステップS391で記録実施不可状
態であると判断した場合には、システム制御回路12は
図1、図3の表示部31に、図4(c)に示すような表
示をステップS392で行い、新たなディジタル信号の
記録を実行しない。一方、ステップS391の判断の結
果、記録実施可能状態である場合には、図8に示す記録
処理にて、新たなディジタル信号の記録をステップS3
93で実行する。これにより、不用意な磁気テープ22
への記録を防止することができる。以上で前記記録キー
の入力に対する一連の処理が終了する。
【0126】実施例12.次に、請求項12の発明に対
応する実施例の動作について説明する。磁気テープ22
上に既に記録済みのディジタル信号に対して、前記記録
済みのディジタル信号を再生する際、前記既に記録済み
のディジタル信号に対する再生実施回数を示すコードが
所定回数を越えている場合、あるいは越えていない場
合、あるいは前記既に記録済みのディジタル信号に対す
る再生実施可否状態を示すコードが再生実施否状態を示
すコードである場合には、表示部31にアラーム表示を
行うとともに、前記既に記録済みのディジタル信号の再
生を実施しない。また、所定回数を越えていない場合、
あるいは再生実施可状態を示すコードである場合には、
前記既に記録済みのディジタル信号の再生を実施する。
【0127】この実施例は図5に示すステップS12の
再生処理に図5のステップS18の再生実施回数確認処
理あるいは図5のステップS20の再生実施可否状態確
認処理を付加したものである。
【0128】次に、この再生実施回数確認処理を付加し
た動作を図1、図3〜図5、図9、図27、図32を用
いて説明する。図3に示す操作部30の再生キーが図5
のステップS10で入力されると、図5のステップS1
2の再生処理を実行する。
【0129】図32はこの再生処理の処理ルーチンを示
すフローチャートである。前記再生キーが入力される
と、図27に示す再生実施回数確認処理を図32のステ
ップS400で実行する。この確認処理では、既に記録
済みのディジタル信号に対する再生実施回数を示すコー
ドが所定回数を越えている場合には、これを示す信号を
図1のシステム制御回路12から外部出力信号33とし
て出力し、また、図1の記憶部32にこのことを記憶す
る。
【0130】もし、ステップS401で所定回数を越え
ている場合には、図1および図3の表示部31に図4
(b)に示すような表示をステップS402で行い、前
記既に記録済みのディジタル信号の再生は実施しない。
一方、ステップS401で所定回数を越えていない場合
には、図9に示す再生処理にて、前記既に記録済みのデ
ィジタル信号の再生をステップS403で実施する。こ
れにより、劣化した磁気テープ22からの再生を防止す
ることができる。以上で前記再生キーの入力に対する一
連の処理が終了する。
【0131】次に、再生実施可否状態確認処理を付加し
た実施例の動作を図1、図3〜図5、図9、図29、図
33を用いて説明する。図3に示す操作部30の再生キ
ーが図5のステップS10で入力されると、図5のステ
ップS12の再生処理を実行する。
【0132】図33はこの再生処理の処理ルーチンを示
すフローチャートである。前記再生キーが入力される
と、図29に示す再生実施可否状態確認処理を図33の
ステップS410で実行する。この確認処理では、既に
記録済みのディジタル信号に対する再生実施可否状態を
示すコードが再生実施否状態を示すコードである場合
は、このことを示す信号を図1のシステム制御部12か
ら外部出力信号33として出力する。また、システム制
御回路12は記憶部32にこのことを記憶する。
【0133】もし、図33のステップS411で再生実
施不可状態である場合には、図1および図3の表示部3
1に図4(d)に示すような表示をステップS412で
行い、前記既に記録済みのディジタル信号の再生を実施
しない。一方、ステップS411で再生実施可能状態で
ある場合には、図9に示す再生処理にて、前記既に記録
済みのディジタル信号の再生をステップS413で実施
する。これにより、不用意に磁気テープ22からの再生
を防止することが可能である。以上で、前記再生キーの
入力に対する一連の処理が終了する。
【0134】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0135】磁気テープに対するディジタル信号の記録
実施回数を示す管理情報を磁気テープ上の所定エリアに
記録し、ディジタル信号を磁気テープに記録する場合
に、ディジタル信号の記録と同時に所定エリアに記録さ
れている記録実施回数を読み出して更新し、その更新し
た回数もこの所定エリアに記録することにより、磁気テ
ープに記録したディジタル信号の回数を検知することが
でき、磁気テープの劣化状態および使用頻度を把握する
ことができる。
【0136】また、ディジタル信号が記録された磁気テ
ープに対する再生実施回数を示す管理情報を磁気テープ
上の所定エリアに記録するとともに、ディジタル信号の
再生時にその再生実施回数を読み出して更新し、その更
新した回数もこの所定エリアに記録することにより、デ
ィジタル信号の再生回数を検知でき、磁気テープの劣化
状態および使用頻度を把握することができる。
【0137】さらに、磁気テープにディジタル信号を記
録する際に、次回以降のこの磁気テープに記録の可否を
示す管理情報を磁気テープ上の所定エリアに記録するこ
とにより、磁気テープ上のディジタル信号の非消去化を
可能とすることができる。
【0138】加えて、磁気テープ上に記録されたディジ
タル信号の再生の可否を示す管理情報を磁気テープの所
定エリアに記録することにより磁気テープ上のディジタ
ル信号を秘密化させることができる。
【0139】また、記録実施回数、再生実施回数、記録
可否、再生可否を示す管理情報のそれぞれが、磁気テー
プに記録した複数のデータブロックに対してこのデータ
ブロック外の所定エリアに記録することにより、データ
ブロックごとの磁気テープの劣化状態および使用頻度を
把握することができるとともに、データブロックごとに
非消去化および秘密化を行うことができる。
【0140】さらに、データエリアと制御エリアにより
構成された複数のデータブロックを磁気テープ上に記録
するとともに、記録実施回数、再生実施回数、記録可
否、再生可否を示す管理情報をこの各データブロック内
の制御エリアに記録することにより、データブロックご
との磁気テープの劣化状態および使用頻度の把握や、非
消去化、秘密化させることができるとともに、同一デー
タブロック内での記録、再生により実施させることがで
きる。
【0141】加えて、所定記録回数を越えたことを知ら
せる信号を制御手段から出力することにより、磁気テー
プが劣化したことを検知することができる。
【0142】また、所定再生実施回数を越えたことを示
す信号を制御手段から出力されるようにすることによ
り、所定再生回数を越えたことを検知することができ、
したがって、磁気テープが劣化したか、否かを知ること
ができる。
【0143】さらに、記録可否を示すコードを再生し、
記録否が記録されており場合には、その記録否を示す信
号を制御手段から出力することにより、記録実施不可状
態を検知することが可能となり、したがって、消去防止
しているデータであるか、否かを把握することができ
る。
【0144】加えて、再生可否を示すコードを再生し、
再生否が記録されている場合には、そのことを示す信号
を制御手段より出力することにより、再生実施不可状態
を知ることができ、磁気テープに記録されているデータ
が秘密化されているか、否かを知ることができる。
【0145】また、記録不可を示す信号が出力された際
に、制御手段によりアラーム表示を行わせるとともに、
記録を実施しないようにすることにより、劣化した磁気
テープへの記録を防止するとともに、不用意なデータの
消去を防止することができる。
【0146】さらに、再生不可を示す信号が制御手段か
ら出力された場合、アラーム表示を行うとともに、再生
を実施しないようにすることにより、劣化した磁気テー
プの再生を防止するとともに、秘密化されたデータの再
生を防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の磁気テープ装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】この発明の磁気テープ装置に適用される磁気テ
ープの記録フォーマットを示す説明図である。
【図3】この発明の磁気テープ装置の外観斜視図であ
る。
【図4】この発明の磁気テープ装置における表示部の表
示例を示す説明図である。
【図5】この発明の磁気テープ装置全体の動作の流れを
示す概略フローチャートである。
【図6】この発明の磁気テープ装置に適用される磁気テ
ープのディジタル信号エリアと管理情報エリアの配置関
係を示す説明図である。
【図7】この発明の磁気テープ装置に適用される磁気テ
ープの記録状態の概念を示す説明図である。
【図8】この発明の実施例1の磁気テープ装置の動作の
流れを示すフローチャートである。
【図9】この発明の実施例2の磁気テープ装置の動作の
流れを示すフローチャートである。
【図10】この発明の実施例3の磁気テープ装置の記録
実施可能状態の場合の動作の流れを示すフローチャート
である。
【図11】この発明の実施例3の磁気テープ装置の記録
実施不可能状態の場合の動作の流れを示すフローチャー
トである。
【図12】この発明の実施例4の磁気テープ装置の再生
実施可能状態の場合の動作の流れを示すフローチャート
である。
【図13】この発明の実施例4の磁気テープ装置の再生
実施不可能状態の場合の動作の流れを示すフローチャー
トである。
【図14】この発明の実施例5の磁気テープ装置におけ
る記録処理の動作の流れを示すフローチャートである。
【図15】この発明の実施例の磁気テープ装置における
再生処理の動作の流れを示すフローチャートである。
【図16】この発明の実施例5の磁気テープ装置におけ
る記録実施可能状態を示すコード記録処理の動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図17】この発明の実施例5の磁気テープ装置におけ
る記録実施不可能状態を示すコード記録処理の動作の流
れを示すフローチャートである。
【図18】この発明の実施例5の磁気テープ装置におけ
る再生実施可能状態を示すコード記録処理の動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図19】この発明の実施例5の磁気テープ装置におけ
る再生実施不可状態を示すコード記録処理の動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図20】この発明の実施例6の磁気テープ装置におけ
る記録処理の動作の流れを示すフローチャートである。
【図21】この発明の実施例6の磁気テープ装置におけ
る再生処理の動作の流れを示すフローチャートである。
【図22】この発明の実施例6の磁気テープ装置におけ
る記録実施可能状態を示すコード記録処理の動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図23】この発明の実施例6の磁気テープ装置におけ
る記録実施不可状態を示すコード記録処理の動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図24】この発明の実施例6の磁気テープ装置におけ
る再生実施可能状態を示すコード記録処理の動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図25】この発明の実施例6の磁気テープ装置におけ
る再生実施不可状態を示すコード記録処理の動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図26】この発明の実施例7の磁気テープ装置におけ
る記録実施回数確認処理の動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図27】この発明の実施例8の磁気テープ装置におけ
る再生実施回数確認処理の動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図28】この発明の実施例9の磁気テープ装置におけ
る記録実施可否状態確認処理の動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図29】この発明の実施例10の磁気テープ装置にお
ける再生実施可否状態確認処理の動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図30】この発明の実施例11の磁気テープ装置にお
ける記録実施回数確認処理を付加した場合の記録処理の
動作の流れを示すフローチャートである。
【図31】この発明の実施例11の磁気テープ装置にお
ける記録実施可否状態確認処理を付加した場合の記録処
理の動作の流れを示すフローチャートである。
【図32】この発明の実施例12の磁気テープ装置にお
ける再生実施回数確認処理を付加した場合の再生処理の
動作の流れを示すフローチャートである。
【図33】この発明の実施例12の磁気テープ装置にお
ける再生実施可否状態確認処理を付加した場合の再生処
理の動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 信号処理部 12 システム制御回路 13 サブコード生成部 14 加算器 15 変調器 16 記録用アンプ 17 切換回路 18 記録再生部 19 回転ドラム 21 磁気ヘッド 22 磁気テープ 25 メカニズム制御駆動回路 26 再生用アンプ 27 復調器 28 信号処理部 29 サブコード検出部 30 操作部 31 表示部 32 記憶部 35 供給リール 36 巻取りリール 41 トラック
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】磁気テープの所定のトラックにデータを
ディジタル記録する装置が実用化され、たとえば、R−
DAT(回転式ディジタル・オーディオ・テープレコー
)システムとして知られている。このディジタル磁気
テープ装置は、従来のアナログ録音とは異なり、録音再
生による信号劣化が少ないため、高密度記録ができる
他、後追い録音、あるいはサブエリアを用いた高速サー
チや選曲などの各種編集を容易に行うことができるとい
う利点を有する。したがって、このようなディジタル磁
気テープ装置は、上記したR−DATのように、オーデ
ィオ記録の用途のみならず、グラフイックやその他のデ
ィジタルデータの記録再生にも適用することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、磁気テープへディジタル信号を
記録した回数または磁気テープからディジタル信号を再
生した回数を磁気テープに記録することとし、磁気テー
プの劣化状態および使用頻度の把握が可能であり、劣化
した磁気テープへのディジタル信号の記録または、劣化
した磁気テープからのディジタル信号の再生を防止する
ことが可能な磁気テープを提供することを目的とし、加
えて、磁気テープ上のディジタル信号に対する記録実施
可否状態または再生実施可否状態を示すコードを磁気テ
ープに記録することとし、磁気テープ上のディジタル信
号の不用意な消去または、再生を防止することが可能で
ある磁気テープ装置を提供することを目的とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気テー
プ装置は、磁気ヘッドを介して磁気テープにディジタル
号を記録するとともにこのディジタル信号の記録実施
回数を示す管理情報を磁気テープの所定エリアに記録す
第1の記録手段と、ディジタル信号の記録時ごとに管
理情報を読み出して更新するとともに、この更新した回
数を上記所定エリアに磁気ヘッドを介して記録させる
2の記録手段とを設けたものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、磁気ヘッドを介して磁気テープにデ
ィジタル信号を記録するとともに、このディジタル信号
が記録された磁気テープに対する再生実施回数を示す管
理情報を磁気テープの所定エリアに記録する第1の記録
手段と、ディジタル信号の再生時にこのディジタル信号
を再生するとともに、上記管理情報を読み出して更新
し、この更新した回数を磁気ヘッドを介して上記所定エ
リアに記録させる第2の記録手段とを設けたものであ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】さらに、磁気ヘッドを介して磁気テープ
に既に記録済みのディジタル信号に対する次回以降の磁
気テープに対する記録の可否を示す管理情報を磁気テー
プの所定エリアに記録する記録手段とを設けたものであ
る。なお、記録済みのディジタル信号に対する記録と
は、オーバーライト、すなはち、前記ディジタル信号の
書換えを意味する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】加えて、磁気テープ上に既に記録済みのデ
ィジタル信号に対する次回以降の再生の可否を示す管理
情報を磁気テープの所定エリアに記録する記録手段を設
けたものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、記録実施回数、再生実施回数、記録
の可否、再生の可否を示す管理情報のそれぞれがブロッ
ク化された主信号ごとに生成され、これらの管理情報を
磁気テープのこのブロック化された主信号外の所定エリ
アに記録する記録手段を設けたものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】さらに、記録実施回数、再生実施回数、
録の可否、再生の可否を示す管理情報のそれぞれが、デ
ータエリアと制御エリアにより構成された複数のデータ
ブロックごとに生成され、これらの管理情報を前記デー
タブロックの制御エリア内に記録する記録手段を設けた
ものである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】加えて、ディジタル信号の記録実施回数を
示す管理情報を読出し、この読出した管理情報から所定
記録実施回数を越えている否かを判定し、記録実施回数
が所定値を越えている場合これを表示するようにした
のである。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】また、ディジタル信号の再生実施回数を示
す管理情報を読出し、この読出した管理情報から所定再
生実施回数を越えている否かを判定し、再生実施回数が
所定値を越えている場合これを表示するようにしたもの
である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】さらに、磁気テープ上のディジタル信号に
対する次回以降の記録の可否を示す管理情報を読出し、
この読出した管理情報から次回以降の記録不可と判定し
た場合、その旨を表示するようにしたものである。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】加えて、磁気テープ上のディジタル信号に
対する次回以降の再生の可否を示す管理情報を読出し、
この読出した管理情報から次回以降の再生不可と判定し
た場合、その旨を表示するようにしたものである。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また、 磁気テープの所定エリアに記載さ
れた記録実施回数を示す管理情報を読み出し、この読み
出した管理情報から所定記録実施回数が所定値を越えて
いると判定した場合、また、磁気テープの所定エリアに
記載された次回以降の記録再生の可否を示す管理情報を
読み出し、この読み出した管理情報から次回以降の記録
不可を示していると判定した場合、アラーム表示を行な
うとともに、磁気テープにディジタル信号の記録を実施
しないようにしたものである。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】さらに、 磁気テープの所定エリアに記載
された再生実施回数を示す管理情報を読み出し、この読
み出した管理情報から所定再生実施回数が所定値を越え
ていると判定した場合、また、磁気テープの所定エリア
に記載された次回以降の再生の可否を示す管理情報を読
み出し、この読み出した管理情報から次回以降の再生不
可を示していると判定した場合、アラーム表示を行なう
とともに、磁気テープにディジタル信号の再生を実施し
ないようにしたものである。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【作用】この発明に係る磁気テープ装置は、磁気テープ
上へのディジタル信号の記録に対する記録実施回数を示
す管理情報を磁気テープの所定のエリアに記録し、記録
用更新回数記録手段により、ディジタル信号の記録時ご
とに管理情報を読み出して更新し、この更新した回数を
所定エリアに記録することにより、前記磁気テープ上へ
のディジタル信号の記録を実施した回数の検知を可能に
する。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】また、磁気テープ上へのディジタル信号の
再生に対する再生実施回数を示す管理情報を磁気テープ
の所定のエリアに記録し、再生用更新回数記録手段によ
り、ディジタル信号の記録時ごとに管理情報を読み出し
て更新し、この更新した回数を所定エリアに記録するこ
とにより、前記磁気テープ上へのディジタル信号の再生
を実施した回数の検知を可能にする。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】さらに、磁気テープ上の既に記録済みのデ
ィジタル信号に対する次回以降の記録の可否を示す管理
情報を磁気テープの所定エリアに記録するようにしたの
で、この管理情報を再生することにより、磁気テープ上
に既に記録されているディジタル信号を消去しないよう
にさせることを可能とする。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】加えて、磁気テープ上の既に記録済みのデ
ィジタル信号に対する次回以降の再生の可否を示す管理
情報を磁気テープの所定エリアに記録するようにしたの
で、この管理情報を再生することにより、磁気テープ上
に既に記録されているディジタル信号の秘密化を可能と
する。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】また、記録実施回数、再生実施回数、記録
の可否、再生の可否を示す管理情報のそれぞれが、ブロ
ック化された複数のディジタル信号ごとに生成され、こ
れらの管理情報を前記ブロック化されたディジタル信号
外の所定エリアに記録することにより、ブロック化され
たディジタル信号ごとの磁気テープの劣化、使用頻度、
ブロック化されたディジタル信号ごとの非消去化、秘密
化の把握が可能となる。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】さらに、記録実施回数、再生実施回数、記
録の可否、再生の可否を示す管理情報のそれぞれが、デ
ータエリアと制御エリアにより構成される複数のデータ
ブロックごとに生成され、これらの管理情報を前記デー
タブロック内の制御エリアに記録することにより、前記
データブロックごとの磁気テープの劣化、使用頻度、非
消去化、秘密化の把握が同一データブロック内での記
録、再生のみにより可能となる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】加えて、所定エリアに記録された記録実施
回数を示す管理情報を読出し、この読出した管理情報か
ら所定記録実施回数を越えているか否かを判定し、この
判定結果を表示することににより、磁気テープが劣化し
ているか否かを磁気テープ使用者が把握可能となる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】また、所定エリアに記録された再生実施回
数を示す管理情報を読出し、この読出した管理情報から
所定再生実施回数を越えているか否かを判定し、この判
定結果を表示することににより、磁気テープが劣化して
いるか否かを磁気テープ使用者が把握可能となる。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】さらに、磁気テープ上のディジタル信号に
対する次回以降の記録の可否をを示す管理情報を読出
し、この読出した管理情報から次回以降の記録の可否を
判定し、この判定結果を表示することにより、前記ディ
ジタル信号が消去防止をしているデータであるか否かを
磁気テープ使用者が把握可能となる。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】加えて、磁気テープ上のディジタル信号に
対する次回以降の再生の可否をを示す管理情報を読出
し、この読出した管理情報から次回以降の再生の可否を
判定し、この判定結果を表示することにより、前記ディ
ジタル信号が秘密にすべきデータであるか否かを磁気テ
ープ使用者が把握可能となる。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】また、所定エリアに記録された記録実施回
数を示す管理情報を読出し、この読出した記録実施回数
が所定記録実施回数を越えた場合、あるいは磁気テープ
上のディジタル信号に対する次回以降の記録の可否を示
す管理情報が記録不可を示している場合、磁気テープへ
の記録を実施しないようにするとともに、アラーム表示
することににより、劣化した磁気テープの記録を防止
し、かつ不用意なディジタルデータの消去を防止するこ
とが可能となる。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】さらに、所定エリアに記録された再生実施
回数を示す管理情報を読出し、この読出した再生実施回
数が所定記録実施回数を越えた場合、あるいは磁気テー
プ上のディジタル信号に対する次回以降の再生の可否を
示す管理情報が再生不可を示している場合、磁気テープ
からの再生を実施しないようにするとともに、アラーム
表示することににより、劣化した磁気テープからの再生
を防止あるいは秘密化されたディジタル信号の再生を防
止することが可能となる。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】ここで、再び説明を図1に戻す。この図1
において、再生用アンプ26は記録再生部18から切換
回路17を経て、再生信号が入力されるようになってい
る。この再生信号を再生用アンプ26で増幅して、復調
器27に出力するようになっている。復調器27は再生
用アンプ26で増幅された再生信号を復調して、信号処
理部28に出力するようになっている。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】上記システム制御回路12、信号処理部1
1、加算器14、サブコード生成部13、変調器15、
記録用アンプ16、切換回路17、記録再生部18、再
生用アンプ26、復調器27、信号処理部28、サブコ
ード検出部29の系で、ディジタル信号を記録再生する
記録再生手段としての機能を有するようになっている。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】また、ディジタル信号の記録時ごとに、こ
の管理情報を読み出して、更新するとともに、この更新
した回数も上記磁気テープの所定エリアに記録させる記
録用更新回数記録手段としての機能を有するようになっ
ている。さらに、磁気テープ22に対する再生実施回数
を示す管理情報を磁気テープの所定エリアに記録すると
ともに、この管理情報を読み出して更新し、更新した回
数を磁気テープ22に記録する再生用更新回数記録手段
としての機能を有するようになっている。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】お、新規磁気テープにディジタル信号を
記録する際は、記録実施回数の初期値を示すコードを所
定エリアに記録する。また、前記記録実施回数を示す管
理情報を記録する所定エリアは、図6(a)に示すよう
に、ディジタル信号を記録するエリアの前部、図6
(b)に示すように、ディジタル信号を記録するエリア
の後部、あるいは図6(c)に示すように、ディジタル
信号エリアを記録するエリアの中間部のいずれであって
もよい。
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】実施例2.次に、請求項の発明に対応す
る実施例の動作について説明する。磁気テープ22上に
既に記録済みのディジタル信号を再生する際には、前記
ディジタル信号を再生するとともに、所定エリア、たと
えば、リードインエリアやリードアウトエリアを再生
し、前記ディジタル信号に対する再生実施回数を示すコ
ードを読み出し、このコードを更新し、更新したコード
を前記所定エリアに記録する。なお、新規磁気テープに
ディジタル信号を記録する際は、再生実施回数の初期値
を示すコードを所定エリアに記録する。
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】実施例3.次に、請求項の発明に対応す
る実施例の動作について説明する。磁気テープ22上に
既に記録済みのディジタル信号に対する記録実施可否を
示すコードを所定エリア、たとえば、リードインエリア
やリードアウトエリアに記録する。ここで、記録済みの
ディジタル信号に対する記録とは、オーバライトすなわ
ち、前記ディジタル信号の書き替えを意味する。なお、
新規磁気テープにディジタル信号を記録する際は、記録
実施可能または不可能状態のどちらか、すなわち可否を
示すコードを所定エリアに記録する。
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】次に、この実施例3の詳しい動作について
図3、図5、図10、図11を用いて説明する。まず、
図3に示す操作部30の記録実施可能コード記録キーが
図5のステップS10で入力され、図5のステップS1
3で記録実施可能状態を示すコード記録処理を実行す
る。
【手続補正35】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】実施例4.次に、請求項の発明に対応す
る実施例の動作について説明する。磁気テープ22上に
既に記録済みのディジタル信号に対する再生実施可否を
示すコードを所定エリア、たとえば、リードインエリア
やリードアウトエリアに記録する。なお、新規磁気テー
プに記録する際は、再生実施可能または不可能状態のど
ちらかを示すコードを所定エリアに記録する。また、前
記再生実施可否を示す管理情報を記録する所定エリア
は、図6(a)に示すように、ディジタル信号を記録す
るエリアの前部、図6(b)に示すように、ディジタル
信号を記録するエリアの後部、あるいは図6(c)に示
すように、ディジタル信号を記録するエリアの中間部の
いずれであってもよい。
【手続補正36】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】実施例5.次に、請求項の発明に対応す
る実施例の動作について説明する。図7(a)に示すよ
うなブロック化されたデータブロックを磁気テープ22
上に複数個記録することとし、各々のデータブロックの
ディジタル信号に対し、記録(記録済みのディジタル信
号に対する書き替え)または再生を実施する。
【手続補正37】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】ここで、各々のデータブロックに対する制
御コード、すなわち、請求項1または請求項2の発明に
対応する各実施例1〜実施例4の説明で述べた記録実施
回数、再生実施回数、記録実施可否状態および再生実施
可否状態を示すコードを設け、これらの制御コードを所
定エリア、たとえば図(a)に示すリードインエリア
や、リードアウトエリアに記録再生を行う。なお、新規
磁気テープにディジタル信号を記録する際は、記録およ
び再生実施回数の初期値を示すコードを所定エリアに記
録する。
【手続補正38】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】第1に記録実施回数の更新における実施例
を図3、図5、図14を用いて説明する。 図3に示す
操作部30のテンキーにより、所望データブロックを選
択し、図5のステップS10で記録キーが入力される
と、図5のステップS11の記録処理を実行する。
【手続補正39】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】第2に再生実施回数の更新における実施例
を図3、図5、図15を用いて説明する。 図3に示す
操作部30のテンキーにより所望データブロックを選択
し、図5のステップS10で再生キーが入力された際
は、図5のステップS12の再生処理を実行する。
【手続補正40】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正内容】
【0077】図15はステップS12の再生処理ルーチ
ンを示すフローチャートである。前記再生キーが入力さ
れると、テンキーにより選択された所望データブロック
の検索をステップS200で開始する。この所望データ
ブロックの検索がステップS201で終了すると、デー
タブロックのディジタル信号の再生をステップS202
で開始する。再生がステップS203で終了すると、所
定エリアの検索をステップS204で開始し、この検索
がステップS205で終了すると、前記所定エリアのト
ラック41の所定個所に記録済みの再生実施回数を示す
コードの読み出しをステップS206で開始する。
【手続補正41】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正内容】
【0079】第3に、記録実施可否を示す情報記録にお
ける実施例について、図3、図5、図16、図17を用
いて説明する。まず、図3に示す操作キー30のテンキ
ーより所望データブロックを選択し、記録実施可能コー
ド記録キーが図5のステップS10で入力された際は、
ステップS13で記録実施可能状態を示すコード記録処
理を実行する。
【手続補正42】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】第4に再生実施可否を示す情報記録におけ
る実施例を図3、図5、図18、図19を用いて説明す
る。まず、図3に示す操作部30のテンキーにより所望
のデータブロックを選択し、再生実施可能コード記録キ
ーが図5のステップS10で入力された際は、図5のス
テップS15で再生実施可能状態を示すコード記録処理
を実行する。
【手続補正43】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正内容】
【0087】実施例6.次に、請求項の発明に対応す
る実施例について説明する。図7(b)に示すように、
ブロック化されたディジタル信号を記録するデータエリ
と請求項1または請求項2に記載した記録実施回数を
示すコード、再生実施回数を示すコード、記録実施可否
状態を示すコード、再生実施可否状態を示すコード等を
含む前記データエリアに記録されたデータに関する制御
コードを記録する制御エリアで構成されたデータブロッ
クを磁気テープ22上に複数個記録するとともに、各々
のデータブロック内のデータエリアおよび制御エリアを
個々に記録または再生を行う。
【手続補正44】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0089
【補正方法】変更
【補正内容】
【0089】第1に記録実施回数の更新における実施例
を図3、図5、図20を用いて説明する。 図3に示す
操作部30のテンキーにより、所望のデータブロックを
選択し、記録キーが図5のステップS10で入力された
際は、図5のステップS11の記録処理を実行する。
【手続補正45】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】変更
【補正内容】
【0090】図20はこの記録処理の処理ルーチンを示
すフローチャートである。前記記録キーが入力される
と、テンキーにより選択された所望データブロックのデ
ータエリアの検索をステップS260で開始する。この
データエリアの検索がステップS261で終了すると、
データブロックのデータエリアにステップS262でデ
ィジタル信号の記録を開始する。この記録がステップS
263で終了すると、前記所望データブロックの制御エ
リアの検索をステップS264で開始する。
【手続補正46】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正内容】
【0092】第2に再生実施回数の更新における実施例
を図3、図5、図21を用いて説明する。図3に示す操
作部30のテンキーにより、所望のデータブロックを選
択し、再生キーが図5のステップS10で入力された際
は、図5のステップS12の再生処理を実行する。
【手続補正47】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正内容】
【0094】この検索がステップS285で終了する
と、前記制御エリアを再生し、前記制御エリアのトラッ
ク41の所定個所に既に記録済みの再生実施回数を示す
コードの読み出しをステップS286で開始する。この
読み出しがステップS287で終了すると、このコード
の更新をステップS288で更新し、更新したコードを
前記制御エリアのトラック41の所定個所への記録をス
テップS289で開始する。この記録がステップS29
0で終了すると、前記再生キーに対する一連の処理が終
了する。
【手続補正48】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0095
【補正方法】変更
【補正内容】
【0095】第3に記録実施可否を示す情報記録におけ
る実施例を図3、図5、図22、図23を用いて説明す
る。まず、図3に示す操作部30のテンキーにより所望
のデータブロックを選択し、記録実施可能コード記録キ
ーが図5のステップS10で入力された際は、図5のス
テップS13の記録実施可能状態を示すコード記録処理
を実行する。
【手続補正49】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】変更
【補正内容】
【0096】図22はこのコード記録処理の処理ルーチ
ンを示すフローチャートである。前記記録実施可能コー
ド記録キーが入力されると、所望データブロックの制御
エリアの検索を図22のステップS300で開始する。
この検索がステップS301で終了すると、記録実施可
能状態であることを示すコードを前記制御エリアのトラ
ック41の所定個所にステップS302で記録開始す
る。この記録がステップS303で終了すると、前記記
録実施可能コード記録キーの入力に対する一連の処理が
終了する。
【手続補正50】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正内容】
【0097】次に、図3に示す操作部30のテンキーに
より所望のデータブロックを選択し、記録実施不可コー
ド記録キーが図5のステップS10で入力されると、図
5のステップS14の記録実施不可状態を示すコード記
録処理を実行する。
【手続補正51】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正内容】
【0099】第4に、再生実施可否を示す情報記録にお
ける実施例を図3、図5、図24、図25を用いて説明
する。まず、図3に示す操作部30のテンキーにより所
望のデータブロックを選択し、再生実施可能コード記録
キーが図5のステップS10で入力された際は、図5に
示すステップS15の再生実施可能状態を示すコード記
録処理を実行する。
【手続補正52】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0103
【補正方法】変更
【補正内容】
【0103】実施例7.次に請求項の発明に対応する
実施例の動作について説明する。磁気テープ22上に既
に記録済みのディジタル信号に対する記録実施回数を示
すコードを所定エリア、たとえば、リードインエリアや
リードアウトエリアを再生することにより、読み出し、
その読み出した記録実施回数が所定回数を越えている場
合には、これを示す信号をシステム制御回路12から出
力する。
【手続補正53】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0107
【補正方法】変更
【補正内容】
【0107】実施例8.次に、請求項の発明に対応す
る実施例の動作について説明する。磁気テープ22上に
既に記録済みのディジタル信号に対する再生実施回数を
示すコードを所定エリア、たとえば、リードインエリア
やリードアウトエリアを再生することにより、読み出
し、その読み出した再生実施回数が所定回数を越えてい
る場合は、これを示す信号をシステム制御回路12から
出力する。
【手続補正54】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0111
【補正方法】変更
【補正内容】
【0111】実施例9.次に、請求項の発明に対応す
る実施例の動作について説明する。磁気テープ22上に
既に記録されているディジタル信号に対する記録実施否
状態を示すコードを所定エリア、たとえば、リードイン
エリアやリードアウトエリアを再生することにより、読
み出し、この読み出したコードが記録実施可否状態を示
すコードであった場合には、このことを示す信号をシス
テム制御回路12から出力する。
【手続補正55】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0113
【補正方法】変更
【補正内容】
【0113】図28はこの記録実施可否状態処理ルーチ
ンを示すフローチャートである。前記記録実施可否状態
確認キーが入力されると、所定エリアの検索をステップ
S360で開始する。この検索がステップS361で終
了すると、所定エリアを再生し、前記所定エリアのトラ
ック41の所定個所に既に記録済みの記録実施可否状態
を示すコードの読み出しをステップS362で開始す
る。この読み出しがステップS363で終了すると、こ
のコードが記録実施否状態を示すコードであると、ステ
ップS364で判断すると、これを示す信号を図1のシ
ステム制御回路12から外部出力信号33として出力す
る。また、このことは、システム制御回路12から記憶
部32に記憶することも可能である。以上で前記記録実
施可否状態確認キーの入力に対する一連の処理が終了す
る。
【手続補正56】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0114
【補正方法】変更
【補正内容】
【0114】実施例10.次に、請求項の発明に対応
する実施例の動作について説明する。前記磁気テープ2
2上に既に記録済みのディジタル信号に対する再生実施
可否状態を示すコードを所定エリア、たとえばリードイ
ンエリアやリードアウトエリアを再生することにより、
読み出し、この読み出したコードが再生実施否状態を示
すコードであった場合には、これを示す信号を出力す
る。
【手続補正57】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0118
【補正方法】変更
【補正内容】
【0118】実施例11.次に、請求項の発明に対応
する実施例の動作について説明する。磁気テープ22上
に既に記録済みのディジタル信号に対して、新たにディ
ジタル信号を記録する際に、前記既に記録済みのディジ
タル信号に対する記録実施回数を示すコードが所定回数
を越えている場合、あるいは前記既に記録済みのディジ
タル信号に対する記録実施可否状態を示すコードが記録
実施否状態を示すコードである場合には、アラーム表示
を行うとともに、新たなディジタル信号の記録を実施し
ない。
【手続補正58】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0119
【補正方法】変更
【補正内容】
【0119】また、所定回数を越えていない場合、ある
いは記録実施可状態を示すコードである場合には、新た
なディジタル信号の記録を実施する。この実施例は、図
5に示すステップS11の記録処理にステップS17
記録実施回数確認処理あるいはステップS19の記録実
施可否状態確認処理を付加したものである。
【手続補正59】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0122
【補正方法】変更
【補正内容】
【0122】もし、所定回数を越えていとステップS
381で判断すると、図1および図3の表示部31に図
4(a)に示すような表示をステップS382で行い、
新たなディジタル信号の記録は行わない。また、ステッ
プS381の判断の結果、所定回数を越えていない場合
は、図8に示すフローチャートの記録処理にて、新たな
ディジタル信号の記録をステップS383で実行する。
これにより、劣化した磁気テープ22への記録を防止す
ることができる。以上で、前記記録キーの入力に対する
一連の処理が終了する。
【手続補正60】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0124
【補正方法】変更
【補正内容】
【0124】図31はこの記録処理の処理ルーチンを示
すフローチャートである。前記記録キーが入力される
と、図28に示す記録実施可否状態確認処理を図31の
ステップS390で実行する。この確認処理では、既に
記録済みのディジタル信号に対する記録実施可否状態を
示すコードが記録実施否状態を示すコードであるとステ
ップS391で判断した場合は、これを示す信号を図1
のシステム制御回路12から外部出力信号33として出
力する。また、システム制御回路12は図1に示す記憶
部32にこれを記憶する。
【手続補正61】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0126
【補正方法】変更
【補正内容】
【0126】実施例12.次に、請求項の発明に対応
する実施例の動作について説明する。磁気テープ22上
に既に記録済みのディジタル信号に対して、前記記録済
みのディジタル信号を再生する際、前記既に記録済みの
ディジタル信号に対する再生実施回数を示すコードが所
定回数を越えている場合、あるいは前記既に記録済みの
ディジタル信号に対する再生実施可否状態を示すコード
が再生実施否状態を示すコードである場合には、表示部
31にアラーム表示を行うとともに、前記既に記録済み
のディジタル信号の再生を実施しない。また、所定回数
を越えていない場合、あるいは再生実施可状態を示すコ
ードである場合には、前記既に記録済みのディジタル信
号の再生を実施する。
【手続補正62】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0143
【補正方法】変更
【補正内容】
【0143】さらに、記録可否を示すコードを再生し、
記録否を示すコードが記録されている場合には、その記
録否を示す信号を制御手段から出力することにより、記
録実施不可状態を検知することが可能となり、したがっ
て、消去防止しているデータであるか、否かを把握する
ことができる。
【手続補正63】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0144
【補正方法】変更
【補正内容】
【0144】加えて、再生可否を示すコードを再生し、
再生否を示すコードが記録されている場合には、そのこ
とを示す信号を制御手段より出力することにより、再生
実施不可状態を知ることができ、磁気テープに記録され
ているデータが秘密化されているか、否かを知ることが
できる。
【手続補正64】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0145
【補正方法】変更
【補正内容】
【0145】また、所定記録回数を越えたことを示す信
号あるいは記録不可を示す信号が出力された際に、制御
手段によりアラーム表示を行わせるとともに、記録を実
施しないようにすることにより、劣化した磁気テープへ
の記録を防止するとともに、不用意なデータの消去を防
止することができる。
【手続補正65】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0146
【補正方法】変更
【補正内容】
【0146】さらに、所定再生回数を越えたことを示す
信号あるいは再生不可を示す信号が制御手段から出力さ
れた場合、アラーム表示を行うとともに、再生を実施し
ないようにすることにより、劣化した磁気テープの再生
を防止するとともに、秘密化されたデータの再生を防止
することが可能である。
【手続補正66】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の磁気テープ装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】この発明の磁気テープ装置に適用される磁気テ
ープの記録フォーマットを示す説明図である。
【図3】この発明の磁気テープ装置の外観斜視図であ
る。
【図4】この発明の磁気テープ装置における表示部の表
示例を示す説明図である。
【図5】この発明の磁気テープ装置全体の動作の流れを
示す概略フローチャートである。
【図6】この発明の磁気テープ装置に適用される磁気テ
ープのディジタル信号エリアと管理情報エリアの配置関
係を示す説明図である。
【図7】この発明の磁気テープ装置に適用される磁気テ
ープの記録状態の概念を示す説明図である。
【図8】この発明の実施例1の磁気テープ装置の動作の
流れを示すフローチャートである。
【図9】この発明の実施例2の磁気テープ装置の動作の
流れを示すフローチャートである。
【図10】この発明の実施例3の磁気テープ装置の記録
実施可能状態を示すコード記録処理の動作の流れを示す
フローチャートである。
【図11】この発明の実施例3の磁気テープ装置の記録
実施不可能状態を示すコード記録処理の動作の流れを示
すフローチャートである。
【図12】この発明の実施例4の磁気テープ装置の再生
実施可能状態を示すコード記録処理の動作の流れを示す
フローチャートである。
【図13】この発明の実施例4の磁気テープ装置の再生
実施不可能状態を示すコード記録処理の動作の流れを示
すフローチャートである。
【図14】この発明の実施例5の磁気テープ装置におけ
る記録処理の動作の流れを示すフローチャートである。
【図15】この発明の実施例の磁気テープ装置におけ
る再生処理の動作の流れを示すフローチャートである。
【図16】この発明の実施例5の磁気テープ装置におけ
る記録実施可能状態を示すコード記録処理の動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図17】この発明の実施例5の磁気テープ装置におけ
る記録実施不可能状態を示すコード記録処理の動作の流
れを示すフローチャートである。
【図18】この発明の実施例5の磁気テープ装置におけ
る再生実施可能状態を示すコード記録処理の動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図19】この発明の実施例5の磁気テープ装置におけ
る再生実施不可状態を示すコード記録処理の動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図20】この発明の実施例6の磁気テープ装置におけ
る記録処理の動作の流れを示すフローチャートである。
【図21】この発明の実施例6の磁気テープ装置におけ
る再生処理の動作の流れを示すフローチャートである。
【図22】この発明の実施例6の磁気テープ装置におけ
る記録実施可能状態を示すコード記録処理の動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図23】この発明の実施例6の磁気テープ装置におけ
る記録実施不可状態を示すコード記録処理の動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図24】この発明の実施例6の磁気テープ装置におけ
る再生実施可能状態を示すコード記録処理の動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図25】この発明の実施例6の磁気テープ装置におけ
る再生実施不可状態を示すコード記録処理の動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図26】この発明の実施例7の磁気テープ装置におけ
る記録実施回数確認処理の動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図27】この発明の実施例8の磁気テープ装置におけ
る再生実施回数確認処理の動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図28】この発明の実施例9の磁気テープ装置におけ
る記録実施可否状態確認処理の動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図29】この発明の実施例10の磁気テープ装置にお
ける再生実施可否状態確認処理の動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図30】この発明の実施例11の磁気テープ装置にお
ける記録実施回数確認処理を付加した場合の記録処理の
動作の流れを示すフローチャートである。
【図31】この発明の実施例11の磁気テープ装置にお
ける記録実施可否状態確認処理を付加した場合の記録処
理の動作の流れを示すフローチャートである。
【図32】この発明の実施例12の磁気テープ装置にお
ける再生実施回数確認処理を付加した場合の再生処理の
動作の流れを示すフローチャートである。
【図33】この発明の実施例12の磁気テープ装置にお
ける再生実施可否状態確認処理を付加した場合の再生処
理の動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】 11 信号処理部 12 システム制御回路 13 サブコード生成部 14 加算器 15 変調器 16 記録用アンプ 17 切換回路 18 記録再生部 19 回転ドラム 21 磁気ヘッド 22 磁気テープ 25 メカニズム制御駆動回路 26 再生用アンプ 27 復調器 28 信号処理部 29 サブコード検出部 30 操作部 31 表示部 32 記憶部 35 供給リール 36 巻取りリール 41 トラック
【手続補正67】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドを介し、磁気テープにディジ
    タル信号を記録する磁気テープ装置において、上記磁気
    ヘッドを介して上記磁気テープにディジタル信号の記録
    時にディジタル信号を記録するとともにこのディジタル
    信号の記録実施回数を示す管理情報を上記磁気テープの
    所定エリアに記録する記録手段と、上記ディジタル信号
    の記録時ごとに上記管理情報を読み出して更新するとと
    もにこの更新した回数も上記磁気ヘッドに対して上記所
    定エリアに記録させる記録用更新回数記録手段とを備え
    たことを特徴とする磁気テープ装置。
  2. 【請求項2】 磁気ヘッドを介し、磁気テープ上に記録
    されたディジタル信号を再生する磁気テープ装置におい
    て、上記磁気ヘッドを介して磁気テープにディジタル信
    号を記録するとともに、このディジタル信号が記録され
    た上記磁気テープに対する再生実施回数を示す管理情報
    を上記磁気テープの所定エリアに記録する記録手段と、
    上記ディジタル信号の再生時にこのディジタル信号を再
    生するとともに上記管理情報を読み出して更新し、この
    更新した回数を上記磁気ヘッドに対して上記磁気テープ
    の所定エリアに記録させる再生用更新回数記録手段とを
    備えたことを特徴とする磁気テープ装置。
  3. 【請求項3】 磁気ヘッドを介し、磁気テープ上にディ
    ジタル信号を記録する磁気テープ装置において、上記磁
    気ヘッドを介して上記磁気テープにディジタル信号の記
    録時に次回以降の上記磁気テープに対する記録の可否を
    示す管理情報を上記磁気テープの所定エリアに記録する
    記録手段を備えたことを特徴とする磁気テープ装置。
  4. 【請求項4】 磁気ヘッドを介し、磁気テープ上のディ
    ジタル信号を再生する磁気テープ装置において、磁気テ
    ープに上記ディジタル信号の記録時に上記ディジタル信
    号の再生の可否を示す管理情報を上記磁気テープの所定
    エリアに記録する記録手段を備えたことを特徴とする磁
    気テープ装置。
  5. 【請求項5】 上記記録実施回数を示す管理情報、上記
    再生実施回数を示す管理情報、上記記録の可否を示す管
    理情報、上記再生の可否を示す管理情報のそれぞれが、
    ブロック化されたディジタル信号ごとに上記磁気テープ
    のこのブロック化されたディジタル信号外の所定エリア
    に記録手段により記録されることを特徴とする請求項1
    または2または3または4記載の磁気テープ装置。
  6. 【請求項6】 上記記録実施回数を示す管理情報、上記
    再生実施回数を示す管理情報、上記記録の可否を示す管
    理情報、上記再生の可否を示す管理情報のそれぞれが、
    上記磁気テープにデータエリアと制御エリアにより構成
    された複数のデータブロック内の制御エリア内に上記記
    録手段により記録することを特徴とする請求項1または
    2または3または4記載の磁気テープ装置。
  7. 【請求項7】 上記記録用更新回数記録手段が上記ディ
    ジタル信号の記録実施回数を示す管理情報を所定記録実
    施回数を越えて記録を実施すると制御手段によりその旨
    を示す信号を出力することを特徴とする請求項1記載の
    磁気テープ装置。
  8. 【請求項8】 上記再生用更新回数記録手段が所定再生
    実施回数を越えて再生すると、制御手段によりその旨を
    示す信号を出力することを特徴とする請求項2記載の磁
    気テープ装置。
  9. 【請求項9】 上記記録手段が、次回以降の記録の可否
    を示す管理情報を記録している場合にその旨を示す信号
    を制御手段より出力することを特徴とする請求項3記載
    の磁気テープ装置。
  10. 【請求項10】 上記記録手段は再生の可否を示す管理
    情報を再生して再生不可のディジタルデータを記録して
    いる場合にその旨を示す信号を制御手段より出力するこ
    とを特徴とする請求項4記載の磁気テープ装置。
  11. 【請求項11】 上記記録用更新回数記録手段による所
    定記録実施回数を越えたことを示す信号を上記制御手段
    が出力した場合または上記記録手段が記録不可を示す信
    号を上記制御手段が出力した場合、上記制御手段は表示
    手段にアラーム表示を行わせて、かつ記録を実施しない
    ようにすることを特徴とする請求項7または9記載の磁
    気テープ装置。
  12. 【請求項12】 上記再生用更新回数記録手段による所
    定再生実施回数を越えたことを示す信号を上記制御手段
    から出力した場合または上記記憶手段が再生不可を示す
    信号を出力した場合に上記制御手段により、アラーム表
    示を行わせるとともに再生を実施しないようにすること
    を特徴とする請求項8または10記載の磁気テープ装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11283295A (ja) * 1998-03-31 1999-10-15 Sanyo Electric Co Ltd 磁気記録再生装置
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