JPH0611126Y2 - ル−タ−におけるアジャスト機構 - Google Patents

ル−タ−におけるアジャスト機構

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JPH0611126Y2
JPH0611126Y2 JP1987121680U JP12168087U JPH0611126Y2 JP H0611126 Y2 JPH0611126 Y2 JP H0611126Y2 JP 1987121680 U JP1987121680 U JP 1987121680U JP 12168087 U JP12168087 U JP 12168087U JP H0611126 Y2 JPH0611126 Y2 JP H0611126Y2
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JP
Japan
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nut
guide bolt
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JP1987121680U
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JPS6427204U (ja
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重三郎 物部
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Ryobi Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ルーターにおける切込み深さを調整する為の
本体のアジャスト機構に関する。
〔従来の技術〕
従来のルーターにおけるアジャスト機構は、第6図に例
示した如く、ベースa上に起立並設した一対のコラム
b,b′に、押し上げ付勢用バネc,c′を介在して本
体dを上下動自在にして、かつクランプeにより緩,締
自在に外装し、上記両コラムb,b′の内何れか一方の
コラムb′にスタッドボルトfを挿通し、その本体dを
貫通した上端にナットgを螺進退自在に螺合し、該ナッ
トgを廻すことによって、上記本体dをバネ力により上
方へ、又そのバネ力に抗して下方へ夫々移動することで
ビットiによる切込み深さを調整する構成である。
かくして、切込み深さを調整する為の操作手順は次の通
りである。
切込み深さを深くする場合は、 クランプcを緩める。本体dをバネ力に抗して所望
位置近くまで押し下げる。クランプを締める。ナッ
トgを本体dに接するまで螺動して下降する。クラン
プeを緩める。ナットfを廻して微調整する。クラ
ンプeを締めつける。
切込み深さを浅くする場合は、 所望位置までナットgを螺動して上昇させる。クラ
ンプeを緩める。バネ力で本体dは押し上げられるの
で所望位置に停止させる。クランプeを締める。ナ
ットfを本体dに接触するまで螺動下降させる。クラ
ンプeを緩める。ナットfを螺動して微調整する。
クランプeを締めつける。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら従来のアジャスト機構は、上述の如く、ナ
ットgを螺動することによって本体dを移動する為、例
えば、切込み深さを浅く、かつ早く調整する場合には、
予め、ナットgを所望位置近くまで螺動させておく必要
があったり、又切込み深さを深く調整する場合は、本体
dを移動した後、その位置までナットgを螺動しなけれ
ばならず、当該切込み深さ調整操作が非常に面倒で時間
がかゝるといった問題点がある。
本考案はルーターのアジャスト機構において、クランプ
レバー及びアジャストピンの押し込み操作によってガイ
ドボルトとナットとの噛合を解除し、本体を所望位置ま
で移動した後、ガイドボルトとナットを噛合し、次いで
ツマミによりガイドボルトを廻して微調整するようにし
て、切込み深さの変更及び調整を簡単な操作手順によっ
て容易に、かつ短時間に行ない得るようにしたアジャス
ト機構を提供しようとするのが、その目的である。
〔問題点を解決する為の手段〕
即ち本考案はモーター7及びビット12等を具有する本
体4の上下動位置を噛み外し自在に噛合するアジャスト
機構により調整可能なルーターにおいて、ベース1上に
起立並設され、押し上げ付勢用のバネ6,6′を介在し
て本体4を上下動自在にして、かつクランプレバー26
により緩,締自在に外装した一対のコラム3,3′の
内、その何れか一方のコラムにガイドボルト14を軸方
向へ固定した状態で回転自在に挿通し、その本体を貫通
した上端にツマミ16を固定すると共に、該ガイドボル
トに、ネジ孔18aの略一半をガイドボルトとの逃し部
18bに形成したナット18を噛み外し自在に噛合し、
該ナットを上記本体のコラム挿通孔5′と同軸上に画成
したナット室19に軸方向へ固定して横移動自在に内装
し、圧縮バネ23により横方向へ付勢せしめて上記ガイ
ドボルトに噛合保持可能に形成すると共に、そのバネ力
に抗して横移動してガイドボルトとの噛合を解除可能な
るよう当該ナットにアジャストピン21を固定すると共
に、ナット室から外側へ突出させて構成し、上記問題点
を解決したのである。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述すれば、第1
図ないし第5図(A)、(B)に示したように、中心にビット
挿通孔(図示せず)を有するベース1の左右両側にはボ
ス部1a、1aが設けてあり、該各ボス部1a、1aに
夫々の下端を嵌合し、抜止ピン2等により固定して円筒
形状の一対のコラム3、3′が垂直に起立並設させてあ
る。
上記一対のコラム3、3′と適合するコラム挿通孔5、
5′が本体4の左右両側部に夫々縦設され、該挿通孔
5、5′をもって上記本体4は上記コラム3、3′に、
本体押し上げ付勢用のバネ6、6′を夫々介在して上下
動自在に外装させてある。
上記本体4は、モーター7を内蔵したモーターケース8
の下端に、左右両側へ操作ハンドル9、9を夫々突設し
た支持部材10が一体に固定させてあり、該支持部材10に
モーター軸7aが軸受11を介在して回転自在に支持され
ており、該モーター軸7aの先端には、ビット12を脱着
する為のチャック13が付設させてある。
上記一対のコラム3、3′の内、一方のコラム3、図示
例では第1図において左側のコラム3と本体4のコラム
挿通孔5に内装される上記バネ6は、下端を抜止ピン
(図示せず)に、上端をコラム挿通孔5の閉鎖端を形成
している頂壁5aに夫々支持させてある。
そして、他方のコラム3′、つまり第1図において右側
のコラム3′と、上記本体4のコラム挿通孔5′にはガ
イドボルト14が上下方向に固定した状態で回転自在に挿
通させてあり、その上端を、上記本体4におけるコラム
挿通孔5′の頂壁5aに穿設した孔15から上方へ突出さ
せてツマミ16が廻り止めピン17等によって固定されてい
る。
又、上記ガイドボルト14には、第5図(A)、(B)に明示し
た如く、ネジ孔18aの一半をガイドボルト14との逃し部1
8bに形成してあるナット18が第3図、第4図に明示した
如く、横方向へ移動することで噛み外し自在に噛合させ
てあり、該ナット18を、上記本体4におけるコラム挿通
孔5′の上端部に、かつ、同コラム挿通孔5′と同軸上
に画成したナット室19に軸方向へ固定して、かつ、少な
くともナット18をガイドボルト14に対して噛み外しする
のに十分な寸法だけ横移動可能なるよう内装させてあ
る。
従って、上記ガイドボルト14は、ナット室19の底壁19a
に穿設した貫通孔20に挿通してナット室19を貫通させて
あるので上記バネ6′は、上記ガイドボルト14に外装し
て、上記コラム3′とコラム挿通孔5′に内装させ、上
端をナット室19の底壁19aに、下端を上記ガイドボルト1
4の頭部14aに夫々支持させてある。
又、上記ナット18の逃し部18bは、ネジ孔18aのネジ山
を、その高さ以上に欠除して形成させてある。
又、上記ナット18の逃し部18bが設けられている側の外
側にはアジャストピン21が横方向へ突出して一体に形成
させてあり、該アジャストピン21は、上記ナット室19の
側壁に貫通した横孔22に摺動可能に挿通して外側へ突出
させてあり、該アジャストピン21に圧縮バネ23を外装し
て介在させ、該圧縮バネ23にて上記ナット18をガイドボ
ルト14と噛合する方向へ付勢させてあり、これによりナ
ット18は第3図のようにガイドボルト14と噛合(固定)
した状態に保持されている。
図示例では、上記横孔22を段付孔に形成してあり、一
方、上記アジャストピン21の外端部には肩部21aが形成
してあり、上記圧縮バネ23をアジャストピン21に外装
し、一端を横孔22の段部22aに、他端を上記肩部21aに夫
々支持させてあり、これによりナット18、アジャストピ
ン21は第3図において右方向へ弾撥付勢されている。
又、上記アジャストピン21の突出端には、ゴム、軟質プ
ラスチック等からなる緩衝用ツマミ24が装着させてあ
る。
又、前記本体4の支持部材10にはネジ孔25が、上記コラ
ム挿通孔5′に連通して横設してあり、該ネジ孔25にク
ランプレバー26の螺捧部26aが、上記本体4とコラム
3′とを緩,締可能に螺合させてある。
尚、図示例では、上記コラム3′の下端を段付孔27に形
成し、該段付孔27にガイドボルト14の頭部14aを嵌合さ
せ、該ガイドボルト14の軸方向位置決めの為に、段付孔
27の下方にスペーサー28を嵌合させ、該スペーサー28を
ベース1に抜止めピン2にて支持させてあるが、上記ボ
ルト14の軸方向位置決め及び上方への抜け止め手段は図
示例に限ることはなく、ボルト14が定位置で回転自在に
支持可能であればよいから、その構成は任意である。
次に本案アジャスト機構における切込み深さの変更及び
調整する際の操作手順を説示する。
切込み深さを深くする場合は、先ずクランプレバー26を
第1図の位置から矢印イ方向へ回転してコラム3′と本
体4との締め付けを緩める。
次いで、アジャストピン21を圧縮バネ23のバネ力に抗し
て押し込むと第4図の如くナット18はガイドボルト14よ
り噛合いが解除されるので、この状態で本体4をバネ力
に抗して所望位置まで押し下げることができる。
本体4を所望位置まで押し下げたならば、アジャストピ
ン21の押し込みを解くと、ナット18はバネ力によって復
帰しガイドボルト14と噛合して固定される。
次にツマミ16によってガイドボルト14を回転すると、上
記ナット18に対してボルト14はコラム3′及びベース1
と一体的に移動し、切込み深さの微調整が行われる。こ
のようにして切込み深さを所望深さに調整した後は、ク
ランプレバー26を反矢印イ方向に回動して本体4とコラ
ム3′を固定する。
次に切込み深さを浅くする場合は、上述と同様にクラン
プレバー26を操作してコラム3′と本体4との締め付け
を緩めたならば、次にアジャストピン21を押し込み、ナ
ット18とガイドボルト14の噛合を解除する。
すると、本体4はバネ6,6′によって押し上げられる
から、所望位置に本体4を停止した後、アジャストピン
21の押し込みを解き、ナット18とガイドピン14を噛合さ
せて固定する。
次いでツマミ16を操作してボルト14を回転させ、微調整
を行なう。
次いで、クランプレバー26を操作してコラム3′と本体
4を固定する。
このようにして、ビット12による切込み深さを深く、又
は浅く任意に調整することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係るルーターにおけるアジ
ャスト機構は構成したから、先ずクランプレバー26を緩
め、次にアジャストピン21を押し込み操作することによ
り本体4とコラム3′及びナット18の固定を解除したな
らば、切込み深さを深くする場合は本体4を所望位置ま
で押し下げ、切込み深さを浅くする場合は本体4がバネ
力にて押し上げられるので、所望位置で停止させた後、
アジャストピン21の押し込みを解くことでナット18とガ
イドボルト4が噛合して固定し、ツマミ16にてガイドボ
ルト14を回転すると、同ボルト14の螺動により、本体4
及びナット18と、ガイドボルト14、コラム3、3′、ベ
ース1は相対的に移動して微調整が行われ、 次にクランプレバー26にて本体4とコラム3′を固定す
ることで切込み深さの変更及び微調整を完了することが
できるのであって、この操作回数は従来例よりも少なく
なるだけでなく、一度に早く切込み深さを浅く変更する
際、従来例では、ナットを所望位置まで予め移動させて
おき、本体を移動後、再度所望位置までナットを移動し
なければならなかったが、本案によれば、かゝる時間の
かゝる操作を省略できるので、切込み深さの変更を素早
く、かつ短時間に行なうことができ、又アジャストピン
21の押し込み、又はその押し込みを解除することでナッ
ト18とガイドボルト14、つまり本体4とコラム3′の固
定解除と固定を極めて簡単、かつ容易に行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るルーターにおけるアジャスト機構
の実施例を一部断面して示す正面図、第2図は同実施例
を一部断面して示す側面図、第3図は第1図におけるII
I−III線横断面図、第4図は第3図と同一位置で切断し
た作動状態の横断面図、第5図(A)、(B)は同実施例にお
けるナットの横断面図と縦断側面図、第6図は従来のル
ーターにおけるアジャスト機構を一部断面して示す正面
図である。 1…ベース、4…本体 3、3′…コラム、5′…コラム挿通孔 6、6′…バネ、7…モーター 12…ビット、14…ガイドボルト 16…ツマミ、18…ナット 18a…ネジ孔、18b…逃し部 19…ナット室、21…アジャストピン 23…圧縮バネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モーター7及びビット12等を具有する本
    体4の上下動位置を噛み外し自在に噛合するアジャスト
    機構により調整可能なルーターにおいて、ベース1上に
    起立並設され、押し上げ付勢用のバネ6,6′を介在し
    て本体4を上下動自在にして、かつクランプレバー26
    により緩,締自在に外装した一対のコラム3,3′の
    内、その何れか一方のコラムにガイドボルト14を軸方
    向へ固定した状態で回転自在に挿通し、その本体を貫通
    した上端にツマミ16を固定すると共に、該ガイドボル
    トに、ネジ孔18aの略一半をガイドボルトとの逃し部
    18bに形成したナット18を噛み外し自在に噛合し、
    該ナットを上記本体のコラム挿通孔5′と同軸上に画成
    したナット室19に軸方向へ固定して横移動自在に内装
    し、圧縮バネ23により横方向へ付勢せしめて上記ガイ
    ドボルトに噛合保持可能に形成すると共に、そのバネ力
    に抗して横移動してガイドボルトとの噛合を解除可能な
    るよう当該ナットにアジャストピン21を固定すると共
    に、ナット室から外側へ突出させてなることを特徴とす
    るルーターにおけるアジャスト機構。
JP1987121680U 1986-10-15 1987-08-07 ル−タ−におけるアジャスト機構 Expired - Lifetime JPH0611126Y2 (ja)

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JPS6427204U JPS6427204U (ja) 1989-02-16
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