JPH0611121Y2 - チエンソー - Google Patents

チエンソー

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JPH0611121Y2
JPH0611121Y2 JP8608288U JP8608288U JPH0611121Y2 JP H0611121 Y2 JPH0611121 Y2 JP H0611121Y2 JP 8608288 U JP8608288 U JP 8608288U JP 8608288 U JP8608288 U JP 8608288U JP H0611121 Y2 JPH0611121 Y2 JP H0611121Y2
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JP
Japan
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drive link
support groove
middle plate
plate
guide bar
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP8608288U
Other languages
English (en)
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JPH0210001U (ja
Inventor
大成 広瀬
Original Assignee
杉原林機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ガイドバー本体の周縁にソーチエンを回動
自在に備えたチエンソーにおいて、ソーチエンのドライ
ブリンクとガイドバー本体のドライブリンク用支持溝の
嵌合機構に関する。
チエンソーは、伐木、枝払い、原木横切りなどに使用さ
れていることは周知のとおりである。
しかしながら、この考案では従来の利用分野はもとよ
り、とりわけ金属、プラスチックス、冷凍食品、一次処
理済みの木材板、ガラス、コンクリート、石、陶片タイ
ル、硬質ゴムなどの切断に供されるほか、彫刻用や外科
手術用としても適用され、一般的には小型の被切断物に
供されるが、必ずしもその用途について制限するもので
はない。
(従来の技術) この種のチエンソーに関する先行技術の文献を考案者は
知らないが、一般的に知られているものは第7図および
第8図に示されるとおり、0.3mm程度の比較的薄い金
属による両側の外板30間にその外板30の高さに比較
してやや高さの低い肉厚0.9mm程度の中板32が支持
され、両外板30と中板32によって構成されるガイド
バー本体34の周縁に断面凹状のドライブリンク用支持
溝36を設けることが広く知られている。
そしてこのガイドバー本体34のドライブリンク用支持
溝36内に肉厚0.88mm程度のソーチエン40のドラ
イブリンク38が嵌合され、ドライブリンク38の底側
を前記したガイドバー本体34の中板32の外側面に沿
わせて図示を省略したが、モータなどの駆動源を介して
回動させるものであることは知られるとおりである。
通常ドライブリンク38と中板32は単にプレス加工に
よって製造されているに過ぎなく、その切断部は二次加
工されることなく、水平のままである。
従って、ドライブリンク38と中板32の対向面は互い
に水平の状態でクリアランスを設けることなく単に接触
しながら摺動される。
(考案が解決しようとする課題) 従来のチエンソーにあっては、ドライブリンク38は、
単にガイドバー本体34の両側の外板30間に支持さ
れ、ドライブリンク38の中板32側は、中板32の外
周縁との間に間隙を設けることなく支持されているに止
まり、ドライブリンク38の中板32側は切断作業中の
負荷により中板32のドライブリンク38側の面に強く
押し付けるられて摺動されるから(第8図参照)、使用
上ソーチエン40ーを回転させた場合、ソーチエン40
は切削抵抗を受け、必然的に左右に揺動しながらガイド
バー本体34の周縁を高速回転することは回避できな
い。
このためドライブリンク38の切断刃42の切断能力は
低下し、横負荷の増加を回避できないから、更にドライ
ブリンク38の横振れが徐々に増大する(第9図および
第10図参照)。
その結果、ドライブリンク38の中板32側の付近の一
部が両側の外板30の中板32寄りの部分に接触するた
め、図示するように外板30の中板32寄りの部分を磨
滅させることになり、磨滅部Bを発生することになり、
またドライブリンク38が揺動するため、ドライブリン
ク38の支持溝36(第8図参照)の開口部付近に位置
する外板30の内側部分も磨滅され、磨滅部Aが発生す
ることになる(第11図および第12図参照)。
そして更にドライブリンク38の左右方向への揺動が一
層増大するため、前記した外板30の磨滅部A、Bの拡
大はもちろん、両側の外板30は平行な状態から支持溝
36の開口部側に掛けて開く状態を呈することになり外
板30が破損したり、併せてサイドリンク44の破損も
回避できない(第13図参照)。
かくしてガイドバーはその機能を奏することが不可能に
なることはもちろん、短時間に機能を失うという決定的
な問題点があった。
この考案は、ドライブリンクの揺動を抑制することによ
り、ドライブリンクの安定、確実な高速回転を図り、寿
命の長期化を得ることを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案はガイドバー本体の周
縁に断面凹状のドライブリンク用支持溝を備え、その支
持溝内には駆動源を介して回動されるソーチエンのドラ
イブリンクを回動自在に嵌合支持したチエンソーにおい
て、ドライブリンク用支持溝底面と同底面が対向するド
ライブリンク対向面との間には互いに対応する形態でも
って嵌合しあう嵌合機構を形成している。
(作用) 上記構成としたことにより、ガイドバー本体のドライブ
リンク用支持溝内に嵌合支持されたドライブリンクは、
支持溝底面との間に形成された嵌合機構により妄動的な
横振れが防止される。
以下にこの考案の詳細を図面を参照して説明する。
(実施例1) この考案は、前記したとおり必ずしも小型のものに制限
する趣旨ではないことを説明したが、説明の便宜上例え
ば、無端状のソーチエン18の全長が約50cm程度のも
のについて説明する。
この実施例は、第1図に示されるものであり、ガイドバ
ー本体16を構成する外板10が一定の間隔を隔てて互
いに平行に設けられ、これらの両側の外板10間には、
外板10の高さよりやや低い中板12が設けられ、これ
らの両側の外板10と中板12によってガイドバー本体
16の周縁に断面凹状のドライブリンク支持溝14が設
けられている。
しかしながら、第1図によって明らかなとおり中板12
の外側端つまりドライブリンク支持溝14の底面は中板
12の内側に向けて弯曲され断面円弧状に設けられてい
る。
他方、ドライブリンク支持溝14内に挿入されるソーチ
エン18のドライブリンク20の中板12側の端は、前
記した中板12の外側端の形態に対応され、対称に中板
12側に向けて弯曲され断面円弧状に膨出して設けられ
ている。
従ってドライブリンク20と中板12の対向面は互いに
対称な形態で嵌合機構として構成されている。
この種の小型のチエンソーにおいては、ドライブリンク
支持溝の幅が狭く、外板部分や中板部分の肉厚が薄いた
め、一般的に薄い金属をプレス加工処理により設けるこ
とが普通であり、ガイドバー本体16の構成は、二枚の
外板10と一枚の中板12が組み合わせられる例につい
て説明した。
しかし必ずしもガイドバー本体16を三枚の薄い金属板
により構成することにのみ制限する趣旨ではなく、比較
的厚い金属板の周縁を切削させてドライブリンク支持溝
を設けることも考案者は予定している。
なお図面上ドライブリンク20の上方の両側に示されて
いるものは隣接するドライブリンク20を結合するため
のサイドリンク22の一部であり、サイドリンク22と
ドライブリンク20はピン24によって自由状態に結合
されている。また図示を省略してあるが、ガイドバー本
体16の一側にモータなどの駆動源が設けらることはい
うまでもないし、以下の実施例についても説明を省略し
てあるが同じである。
(実施例2) この例は、第2図に示されるもので基本的構成は、実施
例1と同じである。
ドライブリンク20と中板12の対向面を互いに対称な
形態の嵌合機構として構成するため、ドライブリンク2
0の中板12側は断面三角状に突起させて設けられ、他
方、中板12のドライブリンク20側は、ドライブリン
ク20の三角突起と対称的に内側に向けて断面三角状に
窪ませてある。
(実施例3) この例は、第3図に示されるものでやはり実施例1や実
施例2とその基本的構成を同じくしている。
ドライブリンク20の中板12側は、断面凸状に設けら
れ、他方、中板12のドライブリンク20側は、その凸
状に対称させて凹部として構成されている。
(実施例4) この例は、第4図に示されるものであり実施例1〜3と
基本的構成を共通にしている。
ドライブリンク20の中板12側を、断面円弧状に膨出
しており、他方、中板12のドライブリンク20側は、
その円弧状の膨出構成に対称して内側に窪み円弧状に弯
曲されている。
(実施例5) 前記した実施例1〜4は、夫々ドライブリンク20の中
板12側が中板12に向けて突起し、中板12側には対
称的に窪みの形態のある嵌合機構を挙げたが、この例と
次の実施例6では、前記した実施例1〜4の構成とは反
対にドライブリンク20の中板12側が断面三角状の凹
部として構成され、他方、中板12のドライブリンク2
0側が対称的に断面三角状の凸部として構成され、両者
の対向面は互いに対称な形態の嵌合機構として設けられ
ている(第5図参照)。
(実施例6) この例は、第6図に示されるもので、基本的構成を実施
例5と共通にしている。
ドライブリンク20の中板12側は断面凹部として構成
され、他方、中板12のドライブリンク20側は、その
凹部と対称的に断面凸部として構成されている。
なお実施例2〜実施例6を表した第2図〜第6図に示さ
れる符号「14」はドライブリンク用支持溝、「16」
はガイドバー本体、「18」はソーチエン、「22」は
サイドリンク、「24」はピンを夫々示しており、実施
例1と共通の構成であるから、各実施例の説明では省略
してある。
この考案では、ソーチエン18の切断刃の構成について
省略してあるが、その構成は原則的に従来品の切断刃4
2の構成を利用でき(第7図参照)、用途に応じて設計
変更することは自由である。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によればソーチエンの回動
時においてドライブリンクはドライブリンク用支持溝底
面との間に形成された嵌合機構によってドライブリンク
用支持溝の機能破壊に繋がる妄動的な横振れを防止でき
るので、チエンソーの切断機能の向上化及び寿命の長期
化を図れるとともに、チエンソーの小型化をも図ること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図はこの考案の実施例1〜6を示す要
部拡大断面図、第7図は従来例の要部拡大正面図、第8
図は第7図の拡大要部縦断面図、第9図ないし第13図
は従来技術の作用を説明する拡大要部断面図である。 (主要部分の符号の説明) 10……外板、12……中板 14……ドライブリンク用支持溝 16……ガイドバー本体 18……ソーチエン 20……ドライブリンク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドバー本体(16)の周縁に断面凹状
    のドライブリンク用支持溝(14)を備え、その支持溝
    (14)内には駆動源を介して回動されるソーチエン
    (18)のドライブリンク(20)を回動自在に嵌合支
    持したチエンソーにおいて、 ドライブリンク用支持溝(14)底面と同底面が対向す
    るドライブリンク(20)対向面との間には互いに対応
    する形態でもって嵌合しあう嵌合機構を形成したことを
    特徴とするチエンソー。
JP8608288U 1988-06-28 1988-06-28 チエンソー Expired - Lifetime JPH0611121Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8608288U JPH0611121Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 チエンソー

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JP8608288U JPH0611121Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 チエンソー

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Publication Number Publication Date
JPH0210001U JPH0210001U (ja) 1990-01-23
JPH0611121Y2 true JPH0611121Y2 (ja) 1994-03-23

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ID=31310727

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JP8608288U Expired - Lifetime JPH0611121Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 チエンソー

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JPH0210001U (ja) 1990-01-23

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