JPH06111061A - 手動読取り装置 - Google Patents

手動読取り装置

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JPH06111061A
JPH06111061A JP3061648A JP6164891A JPH06111061A JP H06111061 A JPH06111061 A JP H06111061A JP 3061648 A JP3061648 A JP 3061648A JP 6164891 A JP6164891 A JP 6164891A JP H06111061 A JPH06111061 A JP H06111061A
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JP3061648A
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Hiroshi Nishikawa
寛 西川
Takeshi Hasegawa
毅 長谷川
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 原稿に装置が押し付けられてから読取り走査
のための光源を点灯することにより、オペレータが確実
に原稿に接触して読取りが行われているかどうかを認識
できるようにした手動読取り装置を提供することを目的
とする。 【構成】 手動により原稿上を走査して原稿画像を読取
る手動読取り装置であって、リードスイッチ90により
原稿に押付けられたことを検知すると、タイマによる計
時を開始して、光源2を間欠的に点灯して原稿を照射す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は手動読取り装置に関し、
特に原稿画像上を手動により走査させて原稿画像のイメ
ージを光電変換して入力する手動読取り装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿画像上を手動で走査してその
イメージを読取って、その原稿画像に記録されている文
字を認識する文字認識装置がある。このような文字認識
装置の一例として、例えば特開昭63−76566号公
報に記載されているような、手動により文字を読取る装
置がある。これによれば、読取り走査の開始時、まず読
取ボタンを押下することより、原稿を照射するLEDア
レイが点灯される。そして、手動による走査が開始され
ると、その走査に応じて原稿に接触して回転するローラ
に連結されたエンコーダ等よりの信号により、手動によ
り移動された移動距離が検出される。そして、このエン
コーダよりの信号に同期して、LEDアレイからの光が
照射された原稿画像の反射光をCCDセンサ等により読
取り、光電変換されたイメージ信号として入力してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、原稿画像の読取り走査中に、この手動文字読取
り装置が原稿より離れても、オペレータはそのことを認
識することができない。このため、手動による走査時に
装置が原稿より離れると、上記ローラが原稿と接触しな
くなるためローラが回転しなくなり、エンコーダユニッ
トから信号が出力されなくなる。これにより、原稿イメ
ージの読取り処理が実行されなくなる。このような場合
には、原稿イメージが全く、或はその一部分しか読取ら
れないため、文字認識不良が発生する等の不具合が生じ
ていた。
【0004】本発明は上述従来例に鑑みてなされたもの
で、原稿に装置が押し付けられてから読取り走査のため
の光源を点灯することにより、オペレータが確実に原稿
に接触して読取りが行われているかどうかを認識できる
ようにした手動読取り装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の手動読取り装置は以下の様な構成からなる。
即ち、手動により原稿上を走査して原稿画像を読取る手
動読取り装置であって、原稿に押付けられたことを検知
する検知手段と、前記原稿に光を照射する照射手段と、
前記照射手段により照射された原稿よりの反射光強度を
基に原稿画像を光電的に読み取る読取り手段と、前記検
知手段により原稿に押付けられたことが検知されると、
前記照射手段により前記原稿を間欠的に照射させるよう
に制御する制御手段とを有する
【0006】
【作用】以上の構成において、装置が原稿に押付けられ
たことを検知すると、原稿に光を照射する照射手段によ
り、その原稿を間欠的に照射させるように動作する。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0008】図2及び図3は本実施例の手動文字読取り
装置の構成を示す概略断面図である。
【0009】図2は、手動文字読取り装置の光学系の断
面形状を示し、87は上ケース、88は底ケースを示
し、これらケース87,88は、原稿走査時、原稿10
0に対してほぼ直角に置かれて走査される。2は、例え
ばLEDアレイ等の光源で、図示しない制御信号により
点灯されて、原稿紙面上を照射している。3はCCD等
のセンサユニットであり、原稿上のイメージからの白画
素と黒画素とに対応した反射光を入射して光電変換を行
い、原稿イメージに対応した電気信号を出力している。
89はレンズで、原稿画像のイメージをセンサユニット
3の光電変換素子上に結像させている。
【0010】次に、図3は手動による装置の走査を検出
するための機構部を示した図である。図3において、1
はエンコーダユニットで、原稿走査時、ローラ92が原
稿面上に押し付けられて手動による原稿面上の走査が行
われると、その走査に応じて回転する。この回転がギア
93,95,96で増幅されてエンコード板97に伝達
される。このエンコード板97の回転は、フォトインタ
ラプタ94によりタイミング信号に変換され、後述する
制御回路へ伝達される。90はリードスイッチで、エン
コーダユニット1のローラ92が原稿面上に密着し、エ
ンコーダユニット1全体が、図3の右方向、即ち装置内
へ押し込まれることによりオン状態になる。こうして、
リードスイッチ90がオン状態になると、光源2が点灯
される。この時の動作を、図1以下の図面を参照して説
明する。 <手動読取り装置の説明 (図1)>図1(A)(B)
は本実施例の手動読取り装置の制御回路の構成を示すブ
ロック図で、この装置は手動走査によりイメージを読取
って文字を認識し、その認識結果である単語の意味を表
示器32に表示することができる。なお、前述の図2及
び図3と共通する部分は同じ番号で示している。
【0011】図1(A)において、1は、前述したよう
に、手動により走査した際、その走査に同期して回転す
るローラ92を備え、その回転をフォトインタラプタ9
4で検知して手走査に同期した信号を出力するエンコー
ダユニットである。光源2は、例えば高輝度発光ダイオ
ードを複数並べたLEDアレイにより構成されている。
3は原稿上のイメージ上の光源2よりの光が照射されて
いる部分よりの反射光を光電変換により電気信号に変
え、電圧増幅してシリアル出力するラインセンサユニッ
トである。
【0012】次に、このラインセンサユニット3の構成
を説明する。4は受光する光の強弱即ち、白画素部分は
強輝度で、黒画素部分は弱い輝度で入射してくる光を一
定時間蓄積し、白画素に対しては高い電位を、黒画素に
対しては低い電位を記憶する複数のセルを備えた光電変
換素子である。5はシフトレジスタで、光電変換素子4
から出力される各セルの電位をパラレルに入力し、直列
に1セル分ずつ順番に出力している。6は増幅器で、シ
フトレジスタ5からの出力を増幅している。7は出力バ
ッフアで、増幅器6により増幅されたアナログ信号を外
部回路に出力するために電流増幅している。8はコンパ
レータで、センサユニット3の外部に設けられた閾値回
路9により決められた2値化のための閾値信号と、増幅
器6により増幅されたアナログ信号とを比較してイメー
ジデータの2値化を行い、2値化されたイメージ信号を
出力している。
【0013】9は閾値回路で、センサユニット3よりの
アナログ信号をもとに閾値レベルを決定しており、アナ
ログ信号の中で高い電位は白画素、低い電位は黒画素と
判定するように、その中間電位を前述のコンパレータ8
に供給している。10はシフトレジスタ5の転送クロッ
クであるφCLKを2分周するためのフリップフロッ
プ、11はフリップフロップ10により2分周されたク
ロック信号により、コンパレータ8により2値化された
イメージ信号VDの奇数番目の画素の2値レベルを記憶
するフリップフロップである。12はフリップフロップ
11からの奇数番目の画素と、2値化されたイメージ信
号出力VDの偶数番目の画素との論理和をとるORゲー
トである。
【0014】図1(B)において、13は後述する割込
入力ポート、割込制御回路、クロックパルス発生器、命
令デコーダ、タイマ群、レジスタ群、ALU、入力ポー
ト、出力ポート及びイメージ入力シフトレジスタを含む
大規模集積回路(LSI)によりなるマイクロ・プログ
ラム方式により実行処理する制御回路である。
【0015】14はクロックパルス発生器で、水晶発振
器15の遅延時間に基づいて一定周期のパルス信号を発
生しており、内部演算処理の基本クロック信号を発生す
ると共に、シフトレジスタ5の転送クロックであるφC
LK信号を発生している。16は割込み入力ポートで、
手動走査に同期したエンコーダ1からの信号を入力して
いる。この割込み入力ポート16に同期信号が入力され
ると、割込制御回路17に割込み信号が出力される。こ
れにより、現在実行中のマイクロプログラムの手順が一
時中断され、エンコーダ1よりの割込に応じた処理のマ
イクロプログラムが実行される。
【0016】18はタイマで、時間を計時して一定時間
後に割込信号を出力する。このタイマ18による計時
は、リードスイッチ90がオンされると光源2を一定時
間毎に点灯する際に使用される。19はタイマ18と同
様に、時間を計時して一定時間後に割込信号を出すタイ
マである。このタイマ19は、割込入力ポート16で受
付けたエンコーダ1からの割込信号に応じて計時をスタ
ートし、一定時間後に割込信号を出力している。これに
より、センサユニット3からの出力イメージ信号VDを
後述するRAM29の内部に格納する処理、及び光源2
の点灯処理を実行すると共に、タイマ19のカウント中
にエンコーダ1からの割込があった時にそれを検出し、
手動走査による機器の走査速度が早すぎることを検知し
て、後述するRAM29の内部の記憶する処理を実行す
る。
【0017】20は命令デコーダで、RAM29内に格
納されているマイクロプログラムを順次呼び出して実行
する際、そのマイクロプログラムを受取り、デコードし
て各レジスタや制御ユニット等を制御する信号を出力し
ている。21は内部バスラインで、命令デコーダ20か
らの制御信号により、各種レジスタへの転送や演算処理
時データが通過する内部データバスラインと、マイクロ
プログラム命令の1つであるブランチ命令時等に飛先ア
ドレスを計算したり、割込時に割込アドレスを呼び出し
た時にアドレスデータが出力される内部アドレス・パス
ライン等を含んでいる。22はAレジスタで、各種マイ
クロプログラム命令時に汎用レジスタとして使用され
る。23は演算ユニットで、各種マイクロプログラムの
演算命令時に、その加減算を実行する。
【0018】24はインデックス(X)レジスタで、後
述するRAM29のアドレスごとに割付けられた記憶部
の位置を間接的にアドレス指定する。25はイメージ入
力シフトレジスタで、前述したイメージ信号出力VDを
OR処理するORゲート12からの出力信号を受取って
いる。26は入力ポートで、キーボード33及びリード
スイッチ90よりの信号を入力している。27は出力ポ
ートで、キースキヤン信号をキーボード33に送出し、
また光電変換素子4に蓄積されている電荷をシフトレジ
スタ5にパラレル出力すると共に、光電変換素子4の蓄
積電荷をクリアする信号φTRを出力する出力ポートで
ある。
【0019】28は外部アドレスバスと外部データバス
ラインを含む外部バスラインである。29はランダムア
クセスメモリ(RAM)で、アドレスごとに割付けられ
た書込み及び読出し可能な記憶部であり、このRAM2
9は、データ及び判定結果を示すフラグを記憶してお
り、状態をカウント値により記憶するカウンタ、一時記
憶のためのレジスタとしても使用される。30は各種処
理手順を細分化し、順次実行されるマイクロプログラム
及び認識辞書や英和辞書をコード化して格納しているリ
ードオンリメモリ(ROM)である。31は表示制御回
路で、処理結果をバスライン28より受取って表示器3
2に表示するための信号レベルに変換している。32は
表示器で、前述したCPU13、ROM30、RAM2
9により処理した結果を表示している。33はキーボー
ドで、電源オン/オフスイッチやアルファベットキー等
を含んでいる。34は前述した各回路に電力を供給する
電源回路である。90はリードスイッチで、ローラ92
が原稿に押し付けられることによりオン状態になる。
【0020】上記構成において、リードスイッチ90が
オンになった時の処理流れを図4のフローチャートに示
し、装置を手動により走査させた時にエンコーダ1から
の出力信号に基く割込処理の流れを図5のフローチャー
トに示す。また、図6はタイマ18による割込処理の流
れを示し、図7はタイマ19による割込処理の流れを示
す。
【0021】まず、図4のフローチャートを参照して、
リード・スイッチ90により、装置のローラ92が原稿
100に押付けられたことが検知された時の処理の流れ
を説明する。
【0022】まず、リードスイッチ90がオンになる
と、ステップS1でエンコーダ1よりの割込を許可する
よう割込制御回路17を制御する。ステップS2では、
タイマ18による計時をスタートし、一定時間毎に光源
2を点灯するのを制御するためのカウンタであるTMA
Cをクリアする。ステップS3では、イメージ信号を取
込んでRAM29の特定アドレス位置に格納するとき使
用するカウンタUCNTをクリアし、又エンコーダの受
付回数をカウントするカウンタINT2Cをクリアす
る。次にステップS4に進み、エンコーダ1よりの同期
信号の周期が速すぎた時、即ち、手動による走査速度が
速すぎた時にカウントアップするカウンタERRC1か
らERRC10を“0”にクリアし、そのERRC1〜
ERRC10のいずれをカウントアップするかを指定す
るカウンタEPTRを“1”にする。またこの時、走査
したイメージを単語として切り出した結果、1単語の切
り出し時に“1”になるフラグFCHAを“0”にす
る。更に、手動走査の走査スピードが速すぎた場合に、
エラーとなるエラーフラグであるFERRを“0”にク
リアする。
【0023】ステップS5では、1単語の切り出しが終
了したかを調べ、1単語の切り出しが終了していないと
きはステップS6に進み、イメージ信号を格納するRA
M29の指定位置が一杯になった(640以上)かどう
かを判定し、格納位置をカウントするカウンタUCNT
が“640”以上になつたことを検出するとステップS
8に進む。1単語の切り出しが終了しておらず、またR
AM29の指定位置が一杯になっていない時はステップ
S7に進み、リードスイッチ90がオンかどうか、即
ち、この装置が原稿に押し付けられているかを調べ、リ
ードスイッチ90がオンの時はステップS16に進む。
【0024】ステップS16では、イメージ信号の格納
位置をカウントするカウンタUCNTの値と、文字切り
処理の終了部分をカウントするカウンタDEVCの値と
を比較する。一致していれば取込イメージが全て文字切
り処理されていることを示しているためステップS5に
戻り、前述した処理を実行する。一方、不一致ならば、
即ち取込イメージで文字切り処理されていない部分があ
る場合はステップS17に進み、文字の輪郭を追跡して
輪郭追跡終了により1つの文字が切り出せたと判断する
アルゴリズムに基く文字切り処理を行なう。次にステッ
プS18では、文字と文字との間のスペースを比較し
て、極端に広いスペースがきたときに単語間のスペース
がきたと判断する単語切り出し処理を行なう。これらス
テップS17及びステップS18の処理は、一般的な文
字切り及び単語の切り出し処理であるため、詳細な説明
を省略する。
【0025】次に、ステップS19〜S23は、この装
置を手走査する走査スピードが早すぎた場合に、そのエ
ラーフラグであるFERRをセットする処理である。
【0026】ステップS20では、速すぎエラーの数を
カウントする10本のカウンタで構成されたカウンタ群
ERRC1〜10の位置を指定するポインタEPTR
が、文字切り処理の終了部分をカウントするカウンタD
EVCの値を“64”で割った値よりも小さいかどうか
を判別する。即ち、速すぎエラーのカウンタ群ERRC
の判別が必要な場合はステップS21に進み、既に判別
が終了している場合はステップS5に戻る。
【0027】ステップS21は、ポインタEPTRを更
新する処理であり、文字切り処理の終了部分をカウント
するカウンタDEVCを“64”で割った値をポインタ
EPTRに入れる。次にステップS22に進み、速すぎ
エラーのカウンタ群ERRCのポインタEPTRが指し
示すカウンタが予め定められた値である“4”よりも小
さいかどうかを判別する。ステップS22で“4”より
も小さい時は、装置の手走査する走査スピードが文字切
りや文字認識するのに十分処理可能であることを示して
いるためステップS5に戻る。一方、ステップS22で
“4”よりも大きい時は、装置を手走査する走査スピー
ドが速すぎることを示しているためステップS23に進
んで、速すぎエラーフラグFERRを“1”にする。そ
して、ステップS24では、ステップS19で単語切り
出しが完了し、或いは速すぎエラーフラグFERRがセ
ットされた時に、単語の切り出し終了を示すフラグFC
HAをセットする。ここで重要なことは、単語の切り出
し終了後は、ステップS20〜ステップS23の処理で
ある走査スピードが速すぎたことを検出する処理を行な
わず、単語切り出し終了後の速すぎエラーの数をカウン
トするカウンタ群ERRCの値が“4”以上の大きな値
であっても速すぎエラーフラグFERRをセットしない
ことである。
【0028】次にステップS5〜ステップS24のルー
プを繰返し実行して、文字切り処理及び単語切りを行な
った後、ステップS5〜ステップS24のうちのいずれ
かでループを脱出するとステップS8に進み、イメージ
信号を格納する位置をカウントするカウンタUCNTが
予め定められた値である“5”よりも小さいかどうかを
判別する。これはユーザが装置を手走査する前に装置の
原稿に対する位置合せ等を行うする際に、原稿に装置を
押し付けたり、離したりしてリードスイッチ90のオン
・オフが行われる場合がある。このような場合に、文字
読取装置等における長い処理ルーチンが実行されている
と、オンされたリードスイッチ90の処理を実行する前
に装置の走査距離が長くなってしまう。この結果、イメ
ージが途中からしか取り込めなくなり、誤認識の原因に
なってしまう。
【0029】このため、ステップS8では、カウンタU
CNTが“5”以下のほとんど走査されていない時は何
もしないでリードキー90のオン処理を終了している。
これにより、再度リードキー90がオンされると、直に
リードキーの入力処理を実行することができるため、原
稿イメージの読取りを、再度最初から行なうことが可能
となる。UCNTが“5”以下でないときはステップS
9に進み、速すぎエラーフラグであるFERRがオンか
どうかを判別する。オン即ち、“1”の場合はステップ
S10に進み、速すぎエラー時のメッセージ“ゆっくり
引いて下さい”を表示する。
【0030】一方、ステップS9でエラーフラグFER
Rがオフ“0”の時はステップS11に進み、認識処理
及び英和辞書検索等の処理を行なう。ステップS11で
は、文字切り処理された個々の文字の特徴を抽出してR
OM30内の文字認識辞書部分と比較し、最も特徴が似
ている文字を認識文字とする認識処理を行なう。次にス
テップS12に進み、その認識した結果、最適文字がな
いかどうかを判断し、認識できなかった時はステップS
15に進み、装置を手走査した時にみだれたイメージが
とり込まれてしまつたと判別して、再入力指示のメッセ
ージ“再入力して下さい”を表示する。
【0031】一方、ステップS12で認識できた時はス
テップS13に進み、認識した文字列である単語をRO
M30内の英和辞書部分内で検索処理を行なって一致し
た単語を選び、ステップS14では、その単語の意味等
の情報を表示器32に表示する。
【0032】図5は本実施例の手動読取り装置を手走査
した時に、エンコーダ1からの出力信号に基づいて実行
される割込処理を示すフローチャートである。
【0033】割り込みが発生するとステップS21に進
み、エンコーダ1の割込回数をカウントするカウンタI
NT2Cを+1する。次にステップS22に進み、カウ
ンタINT2Cの値が予め定められた値“5”よりも小
さいかどうかを判別し、小さい時は何もせず処理を終了
する。カウンタINT2Cの値が“5”よりも大きい時
はステップS23に進み、INT2Cの値が“5”と等
しいかを判別し、等しい時はステップS29に進み、タ
イマ18の動作停止及び光源2の消灯を行なう。このタ
イマ18はリードスイッチ90がオンになることにより
計時を開始しており、リードスイッチ90がオンになっ
たことをオペレータに認識させるため、光源2をダイナ
ミックに点灯する処理を実行するのに使用する。なお、
この動作の詳細は図6を参照して後述する。なお、ステ
ップS29でタイマ18の動作を停止するのは、INT
2Cが“5”以上の時は、装置の実際の読取り走査がス
タートしていることを表しているため、これ以降のイメ
ージ取り込みのための光源2の点灯タイミングは、タイ
マ19による計時を基に行なうためである。
【0034】ステップS23でカウンタINT2Cの値
が“2”でない時はステップS24に進み、光源2が点
灯しているかどうかを判別する。点灯中であればステッ
プS27に進み、イメージ信号を格納する毎に+1され
てRAM29の格納位置をカウントしているカウンタU
CNTの値を“64”で割り、その整数部をXレジスタ
X24に入れる。ステップS28で、このXレジスタ2
4が指し示すERRCにより指示されたエラーカウンタ
の値をインクリメントする。これは、エンコーダ1によ
る割り込みが速すぎたため、速すぎエラーをカウントす
るカウンタ群ERRCをインクリメントする処理であ
る。
【0035】一方、ステップS24で光源2が消灯して
いる時はステップS25に進み、蓄積時間経過後である
ため、次のイメージを取込むために所定の蓄積時間だけ
光源2を点灯させるため、タイマ19による計時をスタ
ートする。そして、ステップS26で光源2を点灯す
る。これにより、定められた蓄積時間後、タイマ19が
カウント終了して割込を発生して、図7のフローチャー
トで示すイメージ取込及び光源2の消灯処理を行なう。
尚、以上説明した光源2が点灯しているかどうかの判定
処理は、機器の走査が速いと、予め定められている光電
変換素子4のデータ蓄積時間に相当している光源2の点
灯時間内に、エンコーダ1よりの割込が発生する可能性
があるため、この場合にはエラーとしてエラーカウンタ
ERRCの値をインクリメントさせるものである。尚、
前述の図4(A)(B)のリードスイッチ90の入力処
理のフローチャートを参照して説明したが、このステッ
プS28の処理によってインクリメントされるカウンタ
群ERRCを使って、速すぎエラー処理が実行される。
【0036】図6はタイマ18による割込み処理の流れ
を示すフローチャートで、リードスイッチ90がオンに
なった後、1/8のデューテイでダイナミックに光源を
点灯し、リードスイッチ90がオン状態であることをオ
ペレータに知らしめるための処理を表している。
【0037】タイマ18による割り込みが発生するとス
テップS41に進み、タイマ18の発生回数をカウント
するカウンタTMACをインクリメント(+1)する。
ステップS42では、カウンタTMACの値が“7”か
どうかを判別し、“7”であればステップS45に進ん
で光源2を点灯する。カウンタTMACの値が“7”で
ない時はステップS43に進み、カウンタTMACの値
が“0”かを判別し、“0”であればステップS44に
進んで、光源2を消灯する。
【0038】以上の処理により、タイマ18による割込
み毎にカウンタTMACを“0”〜“7”の間でカウン
トして、このカウンタTMACの値が“7”から“0”
になるときに光源2を点灯する。これにより、1/8の
デューテイで光源2を点灯することができるようにな
る。
【0039】図7はタイマ19による割込処理を示すフ
ローチャートで、装置の手動走査により開始される図5
に示すエンコーダ割込処理のステップS25にて、一定
時間毎のタイマ19の計時を開始し、一定時間後、タイ
マ19が割込を発生してイメージの取込み及び光源2の
消灯等の処理を示している。
【0040】まずステップS51で、イメージ信号の格
納位置をカウントしているカウンタUCNTを+1す
る。ステップS52では、カウンタUCNTと共に、取
り込んだイメージをRAM29内のイメージ格納位置に
ストアするためのポインタであるカウンタDTPTRを
“0”にクリアする。ステップS53,S54では、出
力ポート27からの出力線であるφTRを“1”→
“0”にして、光電変換素子4に蓄積されている電荷を
シフトレジスタ5にパラレルで出力し、ORゲート12
を介してイメージ入力シフトレジスタ25にシリアルシ
フトできるようにしている。
【0041】ステップS55〜ステップS59は、イメ
ージ入力シフトレジスタ25から、RAM29内のイメ
ージ格納場所であるイメージバッファに格納する処理流
れを示している。まずステップS55で、シリアルでの
入力を許可し、シフトレジスタ5からIMGSR25に
シリアルで入力されたイメージデータを、ステップS5
6でAレジスタ22に格納する。このとき、カウンタU
CNTの値は、イメージ信号の格納位置の主走査方向、
即ち手動で移動する方向のデータ数をカウントしてお
り、カウンタDTPTRは副走査方向、即ちシフトレジ
スタ5が1度に記憶するバイト数をカウントしている。
いま、シフトレジスタ5の段数は9バイトであるためD
TPTRが9回カウントされることにより1列分のイメ
ージデータが取込まれる。これにより、カウンタDTP
TRが9カウントアップされると、カウンタUCNTの
1回分に相当している。従って、RAM29内のイメー
ジ格納場所であるIMGBUFの位置を指し示すには、
ステップS57でカウンタUCNTの値を9倍し、かつ
その乗算結果にDTPTRの値を加えることにより求め
ることができる。その結果は、Xレジスタ24に格納さ
れてインデックス値が決定される。
【0042】こうして、ステップS56でAレジスタ2
2に格納されたイメージを、ステップS58でXレジス
タ24が指し示すIMGBUFにストアする。又、この
とき次の1バイトを取込むために、カウンタDTPTR
が+1される。次にステップS59に進み、1列分のイ
メージデータの取込が終了したかどうかをカウンタDT
PTRが“9”かどうかにより判別する。ステップS5
9でDTPTRの値が“9”でなければ1列分のイメー
ジデータの取込が終了していないことを示しているた
め、ステップS55〜S59の処理ループを繰り返す。
【0043】一方、カウンタDTPTRの値が“9”で
あればステップS60に進み、1列分のイメージデータ
の取込が終了したことを示し、ステップS60以下の処
理に進む。まずステップS60で光源2を消灯する。ス
テップS61〜S63では、タイマ19の割込処理中に
エンコーダが移動して、INT2の割込が発生した時に
速すぎエラーをカウントするカウンタ群ERRCのいず
れかをインクリメントする。ステップS61では、IN
T2の割込を判別し、割込がなければタイマ19の割込
処理を終了する。割込みがあればステップS62に進
み、イメージ信号の格納位置をカウントしているカウン
タUCNTを“64”で割り、その整数部をXレジスタ
24にストアする。次にステップS63に進み、Xレジ
スタ24が指し示すカウンタ群ERRCのいずれかをイ
ンクリメントする。
【0044】以上述べたごとく本実施例によれば、図4
のステップS2でタイマ18による計時をスタートし、
図6のフローチャートで示すタイマ18による割込を可
能として、図6のステップS45の光源2の点灯処理
と、ステップS44の消灯処理を繰り返すことにより、
リードスイッチ90のオン状態に応じて光源2を1/8
デューティで間欠的に点灯することができる。 <他の実施例>図8(A)(B)は本発明の第2の実施
例の手動読取り装置のリードスイッチ90がオンになっ
た時の処理を示すフローチヤート、図9はエンコーダ1
よりの割り込み処理を示すフローチャートである。な
お、これら図8及び図9において、前述の図4及び図5
のフローチャートと共通する部分は同じステップS番号
で示し、それらの説明を省略する。
【0045】この第2の実施例では、ステップS2’で
リードスイッチ90がオンになったことが検知されると
光源2を点灯し、オペレータに読取が可能になったこと
を知らせている。こうして点灯された光源2は、図9の
ステップS30において、エンコーダ1よりの割込み回
数をカウントするINT2Cの値が“5”の時に消灯さ
れる。又、図8のステップS25で、主走査方向のデー
タ数を計数しているカウンタUCNTの値が“5”以下
の、走査位置の位置決め動作等の場合にも消灯される。
【0046】以上説明したように、第2の実施例によれ
ば、リードスイッチ90がオンになったことにより光源
2が連続点灯され、第1の実施例と比べタイマ18の処
理がなくなり、処理が簡単になる。
【0047】以上説明したように本実施例によれば、エ
ンコーダユニット1のローラが押し込まれることにより
光源を点灯して読取り走査を開始することにより、ロー
ラが原稿面上に密着しているかどうかを、オペレータが
確認できる効果がある。
【0048】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。又、本発明はシステム或は装置にプログラ
ムを供給することによつて達成される場合にも適用でき
ることは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、原
稿に装置が押し付けられてから読取り走査のための光源
を点灯することにより、オペレータが確実に原稿に接触
して読取りが行われているかどうかを認識できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の手動読取り装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本実施例の手動読取り装置の光学系の断面図で
ある。
【図3】本実施例の手動読取り装置のエンコーダ機構の
断面図である。
【図4】本実施例の手動読取り装置においてリードスイ
ッチがオンになった時の処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】本実施例の手動読取り装置において、エンコー
ダが回転した時に生じる割込処理を示すフローチャート
である。
【図6】本実施例の手動読取り装置におけるタイマ18
による割込処理のフローチャートである。
【図7】本実施例の手動読取り装置におけるタイマ19
による割込処理のフローチャートである。
【図8】第2の実施例におけるリードスイッチがオンに
なった時の処理手順をしめすフローチャートである。
【図9】第2の実施例におけるエンコーダから割込信号
が発生した時の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 エンコーダユニット 2 光源(LED) 3 センサ 13 CPU 17 割り込み制御回路 18,19 タイマ 25 イメージ入力シフトレジスタ 29 ランダムアクセスメモリ(RAM) 31 表示制御回路 32 表示器 33 キーボード 34 電源回路 90 リードスイッチ 92 ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動により原稿上を走査して原稿画像を
    読取る手動読取り装置であって、 原稿に押付けられたことを検知する検知手段と、 前記原稿に光を照射する照射手段と、 前記照射手段により照射された原稿よりの反射光強度を
    基に原稿画像を光電的に読み取る読取り手段と、 前記検知手段により原稿に押付けられたことが検知され
    ると、前記照射手段により前記原稿を間欠的に照射させ
    るように制御する制御手段と、 を有することを特徴とする手動読取り装置。
  2. 【請求項2】 前記検知手段は前記原稿に接触して回転
    するローラと、前記ローラの回転に応じて電気信号を発
    生するエンコーダユニットとを備え、前記制御手段は前
    記エンコーダユニットからの電気信号が所定回数発生す
    るまでは周期的、又は連続的に前記照射手段により原稿
    の照射を行い、前記電気信号が前記所定回数発生した後
    は、前記電気信号に応じて前記照射手段による原稿照射
    を行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の手
    動読取り装置。
JP3061648A 1991-03-26 1991-03-26 手動読取り装置 Withdrawn JPH06111061A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7362477B2 (en) 2002-05-31 2008-04-22 Fujitsu Limited Image reader

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Effective date: 19980514