JPH06111004A - 3次元ボリュームデータの動き補償予測方式 - Google Patents

3次元ボリュームデータの動き補償予測方式

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JPH06111004A
JPH06111004A JP4259966A JP25996692A JPH06111004A JP H06111004 A JPH06111004 A JP H06111004A JP 4259966 A JP4259966 A JP 4259966A JP 25996692 A JP25996692 A JP 25996692A JP H06111004 A JPH06111004 A JP H06111004A
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映史 森松
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章 中川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力画面及び参照画面におけるそれぞれの3
次元立体表示方式の1種である3次元ボリュームデータ
の動き補償予測方式に関し、奥行き階層に対する相関等
を利用したり、適応的な動き補償を行うことにより演算
量を削減する。 【構成】 立方体又は直方体に区切り、適応的に切り口
の平面を変えて動き補償を行うか、或いは2次元の動き
ベクトルを元に3次元の動きベクトルを求めるか、或い
は一部の入力画面又は動きベクトルから予測画面を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は3次元ボリュームデータ
の動き補償予測方式に関し、特に奥行き階層を有する3
次元立体画像表示用ボリュームデータの各階層のデータ
に対して動き補償予測を行う方式に関するものである。
【0002】3次元ボリュームデータとは、3次元立体
画像表示用データの1種であり、3次元空間内の各点が
値を持つものである。この画像データの現れ方により、
次の3つに分けることができる。
【0003】被写体の表面のみならず、中身の画像デ
ータをも持つ場合:CTスキャン等で得られた3次元画
像データは、被写体の中身まで透視するため中身の情報
を持っており医療向けの画像データとして扱われること
が多い。 被写体の表面のみの画像データを持つ場合:被写体の
画像データを、違う角度から複数台のカメラを用いて取
り込み、奥行き推定した場合。このため、被写体の中身
の画像データは無い(これはヌル・データ又はNULL
と称される)。 被写体を或る方向から見たときの表面の画像データだ
けを持つ場合:被写体の画像データを、或る角度から1
台又は複数台のカメラを用いて取り込み、奥行き推定し
た場合。このため、被写体をその方向から見たときの表
面の画像データのみが存在し、当然、中身の画像データ
は無く、ヌル・データである。
【0004】このように、3次元ボリュームデータは奥
行き階層を有するため従来の2次元画像データと比較し
て種々の利用が期待されており、従ってその符号化方式
も最適なものとする必要がある。
【0005】
【従来の技術】図24は従来から良く知られている符号
化方式としての平面画像の動き補償予測方式をブロック
図で示したもので、この方式では、メモリ51に記憶し
た過去の画像(参照画像)と入力画像とを或るブロック
についてブロックマッチング部52でブロックマッチン
グを行う。最も良く標準化等で採用されているブロック
サイズは16×16画素である。
【0006】このブロックマッチングによりブロックマ
ッチング部52からは動きベクトルが検出され、この動
きベクトルは受信側に伝送されると共に可変遅延部53
に送られ、ここで参照画面を該動きベクトル分だけ可変
遅延させて入力画面との差分(予測画面)をとる。
【0007】この予測画面は符号化部54で符号化さ
れ、可変長符号化部(VLC)55デ可変長符号化され
て伝送される。また、上記の参照画面を得るため、ロー
カルデコーブ部(復号化部)56でローカルデコードを
行う。
【0008】上記のブロックマッチングの一連の操作の
一例が図25のフローチャートに示されており、この例
では上記の通り入力画像FL と参照画像FR とを用いて
動き補償するものである。
【0009】そして、サーチ範囲をx方向に対し±S
x、y方向に対し±Syとし、ブロックの大きさをx方
向に対しBx、y方向に対しByとし(ステップS20
0)、両画像の差分の絶対値をブロック全体に対して評
価関数を絶対値誤差(二乗誤差でもよい)として積和し
た初期値SUM1を求め(ステップS201)、これを
各ブロック毎に行い(ステップS202)、更にステッ
プS203での比較を行って値が最小となるようなベク
トルを上記のサーチ範囲に渡ってサーチすることにより
上記の動きベクトルVx,Vyを求めている(ステップ
S204)。このブロックマッチングは公知の方式であ
る。
【0010】図26は図24に示したブロックマッチン
グ部52の回路ブロック図を示したもので、入力画像F
L と参照画像FR との二乗誤差の累積によって算出した
値を最小にするベクトルを選択する事によって求められ
る。図中、図25のステップS2〜S4及び動きベクト
ル出力SUM1が対応して示されており、またカウンタ
は図25中のパラメータKx ,Ky をインクリメントす
るために用いられている。
【0011】そして、このような平面画像に対する動き
補償予測を3次元ボリュームデータに適用するときに
は、3次元ボリュームデータのxy面、yz面、又はz
x面に関して奥行き階層毎に行っていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来で
は、平面画像における動き補償と同様に、動き補償を行
っていた。つまり、3次元ボリュームデータの特徴であ
る、奥行き方向に対して単に階層毎の平面的な動き補償
を行うだけであり、奥行き階層に対する相関等を利用し
たり、適応的に動き補償を行うことをしなかった。
【0013】このため、データの量が膨大である3次元
ボリュームデータにおいては、動き補償ベクトルの数も
多くなり、ベクトルの数が多くなっても効率が上がらな
かっただけでなく、3次元データを3次元のままマッチ
ングをとっていたため、マッチングに要する計算量が膨
大なものとなっていた。
【0014】従って本発明は、入力画面及び参照画面に
おけるそれぞれの3次元立体表示方式の1種である3次
元ボリュームデータの動き補償予測方式において、奥行
き階層に対する相関等を利用したり、適応的な動き補償
を行うことにより演算量を削減することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】上記のような問
題点に対しては次の解決策が考えられる。 本発明(その1):評価関数を用いて適応的に2次元
平面に切断して(切り口の方向を変えて)、動き補償予
測を行う; 本発明(その2):適応的あるいは非適応的に2次元
平面に切断して、動き補償予測を行い、求められた複数
の動きベクトルを元に3次元の動きベクトルを求める; 本発明(その3):補間等により、ある一部のベクト
ルから予測画面を形成するか、或いは予測画面形成用の
動きベクトルを求める;
【0016】以下、上記の本発明による解決手段をそれ
ぞれ説明する。本発明(その1):図1 本発明に係る3次元ボリュームデータの動き補償予測方
式(その1)では、その解決手段として図1に原理的に
示すように、立方体あるいは直方体に区切られたブロッ
クを奥行き階層毎の3つの2次元平面データに切断する
第1及び第2のスキャンコンバータ1,2と、該入力画
面の該3つの2次元平面データの内、平坦な性質を有す
る切り口になるものが最も多い平面をその種類と共に優
先的に選択出力すると共に該平面の種類に従って参照画
面の平面データを該第2のスキャンコンバータ2より選
択出力させる評価部3と、該評価部3及び該第2のスキ
ャンコンバータ2で選択された平面データ同士を比較し
て動きベクトルを生成するブロックマッチング部4とを
備え、該平面の種類及び動きベクトルを受信側に伝送す
るように構成したものである。
【0017】この図1の構成の作用を説明すると、ま
ず、入力画面および過去の参照画面(原画あるいは再生
画)の3次元ボリュームデータを立方体あるいは直方体
のブロックに区切った形でそれぞれ第1及び第2のスキ
ャンコンバータ1,2に入力する。第1のスキャンコン
バータ1からはxy平面、yz平面、zx平面の3種類
のスキャン結果(奥行き階層kに切断した平面データ)
が出力されて評価部3に入力される。
【0018】評価部3では、第1のスキャンコンバータ
1からの平面データの内、動き補償を行うのに最適なス
キャン方法(動き補償ベクトルが小さくなるようなスキ
ャン方法)として、例えば平坦な性質を有する切り口に
なるものが最も多い複数の平面を選んでブロックマッチ
ング部4に与えると共に、その結果を受信側に伝送する
と共に第2のスキャンコンバータ2に与えて対応する平
面の参照画面データを選択させ、この参照画面データを
ブロックマッチング部4に与える。
【0019】ブロックマッチング部4では公知のブロッ
クマッチングを行い、その結果得られる動きベクトルを
出力し伝送する。尚、この動きベクトルと参照画面とを
得て通常の如く予測画面を生成することができる。
【0020】本発明(その2):図2 本発明に係る3次元ボリュームデータの動き補償予測方
式(その2)では、その解決手段として図2に原理的に
示すように、立方体あるいは直方体に区切られたブロッ
クを奥行き階層毎の3つの2次元平面データに切断する
第1及び第2のスキャンコンバータ1,2と、該入力画
面の該3つの2次元平面データの内、平坦な性質を有す
る切り口になるものが多い複数の平面をその種類と共に
優先的に選択出力すると共に該平面の種類に従って参照
画面の平面データを該第2のスキャンコンバータ2より
選択出力させる評価部3と、該評価部3及び該第2のス
キャンコンバータ2で選択された平面データ同士を同で
平面の種類毎に比較してそれぞれの動きベクトルを生成
するブロックマッチング部4と、各動きベクトルと該選
択された平面の種類とから3次元動きベクトルを計算し
て出力する3次元動きベクトル計算部5とを備え、該3
次元動きベクトルを受信側に伝送するように構成してい
る。
【0021】この図2の構成の作用を説明すると、ま
ず、入力画面および参照画面(原画あるいは再生画)の
3次元ボリュームデータを立方体あるいは直方体のブロ
ックに区切った形でそれぞれ第1及び第2のスキャンコ
ンバータ1,2に入力する。第1のスキャンコンバータ
1からはxy平面、yz平面、zx平面の3種類のスキ
ャン結果(奥行き階層kに切断した平面データ)が出力
されて評価部3に入力される。
【0022】評価部3では、第1のスキャンコンバータ
1からの平面データの内、動き補償を行うのに最適なス
キャン方法として、例えば平坦な性質を有する切り口に
なるものが多い「複数の」平面を選んで(図9参照)ブ
ロックマッチング部4に与えると共に、その結果を第2
のスキャンコンバータ2に与えて対応する「複数」の同
じ平面の参照画面データを選択させ、この参照画面デー
タをブロックマッチング部4に与える。
【0023】ブロックマッチング部4では、選択された
同じ平面同士を比較して公知のブロックマッチングを行
い、その結果得られる複数の動きベクトルを出力する。
【0024】そして、この複数の動きベクトルと選択さ
れた平面の種類とを3次元動きベクトル計算部5に与え
ることにより、3次元での動きベクトルを計算し受信側
に伝送する。
【0025】尚、この3次元動きベクトルとスキャンコ
ンバータ2に入力前の立方体又は直方体ブロックの参照
画面とを得て予測画面を生成することができる。
【0026】本発明(その3):図3 本発明に係る3次元ボリュームデータの動き補償予測方
式(その3)では、その解決手段として図3に原理的に
示すように、図1及び図2に示した原理図において、入
力画面及び参照画面のそれぞれの平面データに対して間
引きを行う間引き部6−1〜6−3を設けることによ
り、間引いた平面データより対応する動きベクトルを算
出して、上記の本発明(その1,その2)のように2次
元又は3次元の動きベクトルとすることができ、以て演
算量を削減している。
【0027】その他の本発明の好ましい態様 本発明(その3)では、ブロックマッチング部4を第1
のブロックマッチング部としたとき、該入力画面に対す
る間引き部6−1,6−3で間引かれずに残った入力画
面と間引かれた入力画面とをブロックマッチングするこ
とにより間引きベクトルを生成して受信側に伝送する第
2のブロックマッチング部40を設けることができる。
【0028】また本発明(その3)では、該第1のブロ
ックマッチング部4が、求まった複数の動きベクトルの
平面間の平均値又は距離の加重平均から求まっていない
動きベクトルを求めることができる。
【0029】更に本発明(その1〜その3)では、平坦
な性質を有する切り口の代わりに、エッジ部を含む切り
口を優先的に選択してもよく、この場合の評価関数とし
て画像の性質を示す分散を用いることができる。
【0030】更に本発明(その1〜その3)では、評価
部3が、予め優先的に選択する平面を決めていてもよ
い。
【0031】更に本発明(その1〜その3)では、ブロ
ックマッチング部4が、求まった複数の動きベクトルの
平均値、最大値、最小値、及び中央値のいずれかを3次
元の動き補償ベクトルとしてもよい。
【0032】更に本発明(その3)では、該入力画面の
一部に対してx軸方向、y軸方向、及びz軸方向の内の
1つ以上の方向に補間フィルタをかけることにより予測
画面を生成するか、或いは該間引きベクトルと間引きさ
れずに残っている入力画面とにより予測画面を生成する
予測画面生成部8を備えることができる。
【0033】更に上記の予測画面生成部8が、該入力画
面の空間的に両側に存在する符号化済の予測画面の少な
くとも片方の画面の加重平均をとった結果を予測画面と
し、その予測画面の誤差が最小となる予測画面を選択す
るようにすることができる。
【0034】
【実施例】本発明(その1)の実施例:図4〜図8 図4〜図6のフローチャートは、図1に示した本発明に
係る3次元ボリュームデータの動き補償予測方式(その
1)における評価部3の実施例を示したもので、入力画
面の立方体のデータをOB(8,8,8)、参照画面
(例えば原画又はローカルデコード(再生)画面)の立
方体のデータをRB(8,8,8)とする8×8×8の
ブロックである(図4のステップS1)。即ち、各ブロ
ックは図1においてk=8であり、奥行き階層が「8」
の立方体ブロックを仮定している。尚、ここでは立方体
を例にとるが、直方体でもよい。
【0035】このような入力画面及び参照画面の立方体
ブロックはそれぞれスキャンコンバータ1,2(図1)
に与えられ、これにより得られた入力画面の平面データ
を、XY平面については、OBxy1〜OBxy8(入
力画面)、RBxy1〜RBxy8(参照画面)、YX
平面については、OByz1〜OByz8(入力画
面)、RByz1〜RByz8(参照画面)、ZX平面
については、OBzx1〜OBzx8(入力画面)、R
Bzx1〜RBzx8(参照画面)とする(ステップS
2)。
【0036】そして、この実施例による評価部3では、
動き補償を行うブロックの画質が平坦な性質を持つよう
な切り口を選択する。このようにすると、マッチングし
た結果、大きな動きベクトルが選ばれないことが多く、
情報量の削減を図ることができる。或いは変形例とし
て、エッジ部を含む切り口を選択してもよい。このよう
にすると、ミスマッチの少ない正確な動きベクトルを選
択することができる。
【0037】この実施例では、ブロックが平坦な性質を
持つかエッジ部の性質を持つかを、公知の方式である
「分散」を用いる。もちろん、画像の性質を知る公知の
別の評価関数を用いても構わない。図7のステップ31
〜S35には公知の分散の求め方がフローチャートで示
されており、まず、分散を求めようとするブロックをB
(8,8)とする。また、AVEはブロック内平均値
を、VARは分散を求めるパラメータである(ステップ
S31)。
【0038】そして、ブロック内の画素値AVEを累積
し(ステップS32)、画素数(8×8)で除算して平
均値を算出する(ステップS33)。次に、各画素値B
(i,j)をブロック内平均値AVEで減算した値を二
乗して累積することにより分散VARを求める。
【0039】このような手順で、入力画面であるOBx
y1〜OBxy8,OByz1〜OByz8,OBzx
1〜OBzx8の分散を計算し、VAROBxy1〜V
ARxy8,VAROByz1〜VARyz8,VAR
OBzx1〜VARzx8とする(図5のステップS
3)。
【0040】また、各切り口における平坦なブロックと
判定された平面の数をそれぞれUxy,Uyz,Uzx
とし、また、平坦部、エッジ部の閾値をTH1,TH2
とする。
【0041】まず、XY平面の分散VAROBxyが、
閾値TH1より小さくなる数をカウントし、Uxyとす
る(ステップS4〜S9)。YZ平面、ZX平面につい
ても、同様にカウントし、Uyz、Uzxとする(ステ
ップS10〜S21)。
【0042】そして、Uxy,Uyz,Uzxのうち、
最大値をとる平面を選択する(ステップS22〜S2
6)。
【0043】一方、上述した変形例として、エッジ部と
判定された平面の数をカウントするためには、上記のス
テップS6,S12,S18においてそれぞれVARO
BがTH1以上でTH2以下か否かの判定に変えれば良
い。
【0044】〔回路例〕図8は上記の実施例の機能を示
す回路ブロック図であり、まず、入力をスキャンコンバ
ータ1,2でxy平面、yz平面、zx平面に分離し
て、画素の累積をとり、1/8×8の計算をすることに
より、それぞれ分散計算のためのブロック内平均値計算
を行う。次に、画素値から平均値を減算して二乗するこ
とにより分散VAROBを求める。求めた分散と閾値T
H1(TH2)とを比較して、比較結果を累積し、各切
り口における平坦なブロックと判定された平面の数を示
す評価関数Uを求め、各平面のUを比較して、どの平面
を用いるかを判定する。
【0045】尚、上記の実施例により評価部3から出力
された平面データとスキャンコンバータ2から出力され
た平面データとを入力するブロックマッチング部4での
ブロックマッチング動作は図25に示した従来例と同様
である。
【0046】本発明(その2)の実施例:図9〜図1
図9〜図10のフローチャートは、図2に示した本発明
に係る3次元ボリュームデータの動き補償予測方式(そ
の2)における評価部3及びブロックマッチング部4の
実施例を示したもので、ここでは、3種ある平面(x
y,yz,zx)の内、2種類を選んで選択し、それぞ
れマッチングを行うものである。
【0047】即ち、図9(a) に概念的に示すように、ま
ず、上記の実施例で得られた評価関数Uxy,Uyz,
Uzx(図5〜図6参照)を用い(ステップS41)、
Uの値の大きい方から2種類の平面を使う(ステップS
42〜S46)。このようにして決定された平面の種類
(2種類)を示すフラグが評価部3から3次元動きベク
トル計算部5及びスキャンコンバータ2に与えられると
共にその2種類の平面データがブロックマッチング部4
に与えられる。
【0048】この図9(a) のフローチャートに対応する
回路ブロック図が同図(b) に示されており、まず、評価
関数Uxy,Uyz,Uzxを比較部にて比較した後、
比較部の出力をスイッチとして、入力画面、参照画面共
に同じ切り口の平面を選んで、同じ切り口同士でブロッ
クマッチングをとっている。
【0049】このブロックマッチング部4には、評価部
3からの2種類の平面データとこれらの種類に対応する
参照画面の平面データとが入力され、公知の方法で2種
類の平面に関してのブロックマッチングを行うことによ
り動きベクトル(ステップS51参照)が計算されるこ
ととなる。従って、2種類の平面データ同士の場合には
2回ブロックマッチングが行われることとなる。
【0050】図10に示す3次元動きベクトル計算部5
の実施例では、XY平面とYZ平面が評価部3で選択さ
れた場合の3次元動きベクトルを計算する場合を示して
おり、XY平面で求められた動きベクトルをそれぞれV
Bxy1(VXYx1,VXYy1)〜VBxy8(V
XYx8,VXYy8)、YZ平面で求められた動きベ
クトルをそれぞれVByz1(VYZx1,VYZy
1)〜VByz8(VYZx8,VYZy8)とする
(ステップS51)。
【0051】そして、X方向の動きベクトルについて
は、VBxy1〜VBxy8のX成分(VXYx1〜V
XYx8)、Z方向の動きベクトルについては、VBy
z1〜VByz8のZ成分VYZx1〜VYZx8)、
Y方向の動きベクトルについては、VBxy1〜VBx
y8及びVByz1〜VByz8のY成分(VXYy1
〜VXYy8,VYZy1〜VYZy8)の平均値を求
めて3次元の動きベクトルVx,Vy,Vzとする(ス
テップS52〜S56,S57〜S61,S62〜S6
6)。
【0052】図11には、図10に示した3次元の動き
ベクトルを算出するフローチャートに対応する回路ブロ
ック図が示されており、VXYxは累算して1/8すれ
ばVXとなり(図11(a) )、VYZzも累算して1/
8すればVZとなる(同(c))。また、VXYyとVY
Zyを加算した値を累算して1/16すると、VYとな
る(同(b) )。
【0053】尚、この変形例として、上記の平均値の代
わりに最大値、最小値、又は中央値をとる方式があり、
これらのバリエーションのフローチャートがそれぞれ図
12〜図14に続けて示されている。
【0054】まず、最大値の場合は、図12(a) のフロ
ーチャートに示す如く、VYZzi(i=1〜8)の絶
対値とVZ(初期値0)を比較して(ステップS72)
VYZziの絶対値が大きければVZ=VYZziの絶
対値として更新処理を続ければ(ステップS73)、最
後には一番大きいVYZziの絶対値が残る(ステップ
S74〜S76)。
【0055】図12(b) には同図(a) に示したフローチ
ャートに対応する回路ブロック図が示されており、比較
器とセレクタから構成され、VYZziの絶対値とVZ
の比較結果はセレクタにより再びVZとしてフィードバ
ックされる。
【0056】最小値の場合も図13に示すように同様に
行う。ただし、VZの初期値はa(aは動きベクトルが
取り得る値よりも大きい値)、VYZziの絶対値が小
さければ更新を行う(ステップS72a〜S73)。こ
の図13の最小値の場合も図12(b) に示す回路ブロッ
ク図と同様に示すことができる。
【0057】中央値の場合は、図14(a) に示すよう
に、奥行き階層が「8」であるため、その中央値(3又
は4)として最大値を3回求める(ステップS77〜S
79)が、求める度に、最大値となった値を除外する。
そうして3回目に最大となった値を中央値とする(ステ
ップS80)。
【0058】この場合の回路ブロック図が同図(b) に示
されており、最大値を得る過程は同様であるが、最大値
をとるiをフィードバックして、セレクタを通すことに
よって値を出力させない(0を出力する)ようにしてい
る。
【0059】尚、上記の実施例では、2つの平面を選択
してブロックマッチングを行ったが、3つの平面全てに
対してブロックマッチングを行ってもよい。
【0060】(1) 本発明(その3)の実施例(その
1):図15 上記の実施例においてはブロックマッチングを行う対象
を適応的に変化させているが、この実施例では、対象と
する平面(間引く平面)を適応的でなく、固定にしてい
る(上記の実施例でも固定的にすることができる)。こ
れは、適応的に行わなければ、判定回路が不要となり、
ハードウェアが簡易なものとなるからである。
【0061】図15は本発明に係る3次元ボリュームデ
ータの動き補償予測方式(その3)の実施例(その1)
を示したフローチャートであり、まず、ここでは、スキ
ャンコンバータ1から出力されたxy平面,yz平面,
zx平面を間引き部6−1(図3)において、xy平面
のブロックOBxy1〜OBxy8のうち、OBxy
2、OBxy6を用い、また、yz平面のブロックOB
yz1〜OByz8のうち、OByz2とOByz6を
用い、また、zx平面のブロックOBzx1〜OBzx
8のうち、OBzx2とOBzx6を用いるように間引
き(ステップS81)、演算量の削減を図っている。
【0062】そして、これら6平面についてブロックマ
ッチング部4において上記と同様の公知のブロックマッ
チングを行い、動きベクトルを算出する。この場合、O
Bxy2,OBxy6,OByz2,OByz6,OB
zx2,OBzx6の動きベクトルをそれぞれVBXY
2(VXYx2,VXYy2),VBXY6(VXYx
6,VXYy6),VBYZ2(VYZy2,VYZz
2),VBYZ6(VYZy6,VYZz6),VBZ
X2(VZXz2,VZXx2),VBZX6(VZX
z6,VZXx6)とする(ステップS82)。このと
き、ブロックマッチング部4の前においても間引き部6
−2により間引き部6−1と同様の間引き動作が行われ
る。
【0063】尚、この間引き部6−1はブロックマッチ
ング部の前に設置されればどこでもよく、図3に示すよ
うに間引き部6−3を評価部3とブロックマッチング4
0,4との間に設けてもよい。
【0064】このように動きベクトルを求めた後、図1
の場合のように2次元動きベクトルのまま出力するか、
あるいは図2の場合のように2次元動きベクトルと評価
部3で選択された平面の種類とにより3次元ベクトル計
算部5において3次元動きベクトルを求めて出力を行う
(ステップS83)。この動きベクトルの求め方は、平
面を間引いている以外、上記の実施例と相違は無い。
【0065】また、予測画面も予測画面生成部7におい
て上記の2次元又は3次元動きベクトルを用いて生成さ
れることとなる。
【0066】(2) 本発明(その3)の実施例(その
2):図16〜図18 この実施例は、求めていない動きベクトルを、既に求め
てある動きベクトルから求めるものである。求めてある
動きベクトルとは、図15に示した動きベクトルVBX
Y2(VXYx2,VXYy2),VBXY6(VXY
x6,VXYy6),VBYZ2(VYZy2,VYZ
z2),VBYZ6(VYZy6,VYZz6),VB
ZX2(VZXz2,VZXx2),VBZX6(VZ
Xz6,VZXx6)を指している。
【0067】更に、上下左右端を除いて、隣接したブロ
ック(これらのブロックを集合して入力画面全体の画像
となる)で既に動きベクトルが求めてある場合も用い
る。これら隣接したブロックの動きベクトルを、図16
(a) に示すように、UBXY2(UXYx2,UXYy
2),UBXY6(UXYx6,UXYy6),また同
図(b) に示すように、UBYZ2(UYZy2,UYZ
z2),UBYZ6(UYZy6,UYZz6),更に
同図(c) に示すように、UBZX2(UZXz2,UZ
Xx2),UBZX6(UZXz6,UZXx6)とす
る。
【0068】次にブロックマッチング部4において、求
めていない動きベクトルを加重平均により求める(図1
7)。これは一種の補間動作であり、この加重平均によ
り求められた動きベクトルは、送信側と受信側で共通に
持ち得る値である。従って、予測値を算出するために用
いるが、伝送する必要は無い。
【0069】即ち、図17は、全ての平面、全ての動き
ベクトルに対して同様の処理をするため、xy平面のx
動きベクトルを求めるフローチャートを示しており、求
めようとする動きベクトルのある平面に一番近い、既に
求めた動きベクトルを有する平面を用いる。
【0070】従って、VXYx1を求める際にはVXY
x2,UXYx6を、VXYx3〜VXYx5を求める
際にはVXYx2,VXYx6を、VXYx7,VXY
x8を求める際にはVXYx6,UXYx2を用い(ス
テップS91)、距離の加重平均をとる(ステップS9
2)。そして、2次元動きベクトルのまま、或いは3次
元ベクトル計算部5において3次元動きベクトルを求め
る(ステップS93)。
【0071】このように、近い動きベクトルは、似通っ
た値を取るという動きベクトルの性質を用いている。
【0072】〔回路例〕図18は図17のフローチャー
トに対応する回路ブロック図を示したもので、加算器、
乗算器、除算器(ビットシフト)から構成される簡単な
回路となる。
【0073】(3) 本発明(その3)の実施例(その
3):図19〜図20 この実施例では上記の実施例(その2)と異なり、求め
ていない動きベクトルを求めて全平面を処理するのでは
なく、動き補償も符号化も間引いた状態で行い、ローカ
ルデコード、或いは受信側で復号化して表示する際に補
間を行って「予測画面」を生成しようとするものであ
る。このような補間を行うために公知の補間フィルタを
用いる。
【0074】図19はこの実施例のフローチャートを示
したもので、まず、間引き部6−3で間引かれた後、図
3に点線で示したように予め符号化した入力画面(平面
ブロック)をOBxy2(8,8),OBxy6(8,
8),OByz2(8,8),OByz6(8,8)と
し、求める立方体をB(8,8,8)として図3に点線
で示した予測画面生成部8に入力する(ステップS10
1)。尚、予測画面生成部8が使用されるときには予測
画面生成部7は使用されず、逆も同様である。
【0075】ここで、考え易くするため、立方体Bをy
軸と垂直に輪切りにする。この結果、B1(x,z)=
B(x,1,z),…,B8(x,z)=B(x,8,
z)とする。このとき、すでに符号化済のデータは、そ
れぞれ、OBxy2(x,1),OBxy6(x,
1),OByz2(1,z),OByz6(1,z),
…,OBxy2(x,8),OBxy6(x,8),O
Byz2(8,z),OByz6(8,z)となる(ス
テップS102)。
【0076】さて、B1〜B8の各平面について補間フ
ィルタをかける。まずxy方向に補間フィルタをかけ、
次にyz方向に補間フィルタをかけ、再びxy方向に補
間フィルタをかける。
【0077】図20(a) 〜(d) には図19に示した補間
フィルタによる補間動作が順次示されており、図19の
ステップS103に示す順序で符号化済みの平面ブロッ
クデータに対して補間動作が行われる。また、公知では
あるが、補間フィルタの一例が図20(e) に示されてい
る。
【0078】(4) 本発明(その3)の実施例(その
4):図21〜図22 この実施例は上記の実施例(その3)と同様、求めてい
ない動きベクトルを求めて全平面を処理するのではな
く、動き補償も符号化も間引いた状態で行い、ローカル
デコード、あるいは受信側で復号化して表示する際に補
間を行うものである。但し、実施例(その3)と異な
り、補間を行うために、補間フィルタを用いて補間する
のではなく、符号化済の入力画面から片方向あるいは両
方向の間引き動きベクトルをブロックマッチング部40
で検出し、予測画面生成部8で予測を行おうとするもの
である。
【0079】図21はこの実施例による予測画面生成部
8のフローチャートを示したもので、この実施例では、
xy方向の平面についてのみ述べるが、他の平面でも、
またそれらを組み合わせても同様に行うことができる。
【0080】既に符号化済の入力ブロックをOBxy
2,OBxy6、また、既に符号化済の周囲の入力ブロ
ックをUBxy2,UBxy6とする(ステップS11
1)。
【0081】これらの間のブロックについて予測画面を
生成しなければならないが、それぞれ一番近い符号化済
の入力平面ブロックを使う。このため、間引き部6−3
で間引かれる入力画面OBxy1の予測画面を得る場合
には、評価部3より入力される入力画面OBxy1に対
して間引き部6−3で間引かれずに残った入力画面OB
xy2,OBxy6を参照画面として(図22参照)ブ
ロックマッチング部40でブロックマッチングし、この
入力画面することにより間引きベクトル(動きベクト
ル)が生成されて受信側に伝送される。
【0082】同様に、入力画面OBxy3〜OBxy5
の予測画面を得る場合には、間引かれずに残った入力画
面OBxy2,OBxy6を参照画面としてブロックマ
ッチングし、更に入力画面OBxy7,OBxy8の予
測画面を得る場合には、間引かれずに残った入力画面O
Bxy6,UBxy2を参照画面としてブロックマッチ
ングして間引きベクトルを生成する(ステップS11
2)。
【0083】このようにして生成された間引きベクトル
は間引かれずに残った上記の入力画面と共に予測画面生
成部8に与えられ、これによりそれぞれ例えば入力画面
OBxy1−入力画面UBxy6,入力画面OBxy1
−OBxy2の関係により予測画面RB1(8,8),
RB2(8,8)を生成する(ステップS113〜S1
21)。ここでは、片方向の予測画面(2種)と、両方
向の予測画面について、予測誤差を計算し、誤差が最小
となる予測方式を採用している。
【0084】尚、上記の「符号化」処理は間引きベクト
ルと共に予測画面生成したものに対して行ってもよい。
【0085】(5) 本発明(その3)の実施例(その
5):図23 この実施例では間引く平面を固定でなく適応的とするも
のであり、この実施例のフローチャートが図23に示さ
れている。
【0086】このように適応的な間引きを行う際、入力
の画像の性質を調べ、細かい模様などであれば間引く平
面を少なくして補間の際のミスマッチを防ぎ、また、平
坦な部分であれば間引く平面を多くして補間の際のミス
マッチを小さくすることが好ましい。
【0087】まず、入力画面(立方体)OB(8,8,
8)の分散VARを求め(ステップS132)、分散V
ARと閾値THとの大小比較を行う(ステップS13
3)。
【0088】この結果、VAR>THのときは、細かい
模様であるとして、例えば,xy平面上のOBxy2,
OBxy4,OBxy6,OBxy8を間引き、OBx
y1,OBxy3,OBxy5,OBxy7は残して処
理する(ステップS134)。
【0089】そうでなければ,例えば,xy平面上のO
Bxy2〜OBxy4,OBxy6〜OBxy8を間引
き、OBxy1,OBxy5は残して処理する(ステッ
プS135)。
【0090】これ以降は、上記の実施例と同様に行うこ
とができる。
【0091】
【発明の効果】以上のように本発明に係る3次元ボリュ
ームデータの動き補償予測方式によれば、立方体又は直
方体に区切り、適応的に切り口の平面を変えて動き補償
を行うか、或いは2次元の動きベクトルを元に3次元の
動きベクトルを求めるか、或いは一部の入力画面又は動
きベクトルから予測画面を形成するように構成したの
で、より効率的な動き補償動きベクトルの検出、演算量
の削減、情報量の削減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る3次元ボリュームデータの動き補
償予測方式(その1)の原理構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明に係る3次元ボリュームデータの動き補
償予測方式(その2)の原理構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明に係る3次元ボリュームデータの動き補
償予測方式(その3)の原理構成を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明(その1)の評価部の実施例のフローチ
ャート図(その1)である。
【図5】本発明(その1)の評価部の実施例のフローチ
ャート図(その2)である。
【図6】本発明(その1)の評価部の実施例のフローチ
ャート図(その3)である。
【図7】本発明に用いる分散計算の実施例を示したフロ
ーチャート図である。
【図8】本発明(その1)の評価部の回路ブロック図で
ある。
【図9】本発明(その2)の評価部及びブロックマッチ
ング部の概念図である。
【図10】本発明(その2)の3次元動きベクトル計算
部の実施例のフローチャート図である。
【図11】本発明において3次元動きベクトル計算部の
実施例の回路ブロック図である。
【図12】本発明(その2)の3次元動きベクトル計算
部の変形例(最大値をとる場合)を示したフローチャー
ト図である。
【図13】本発明(その2)の3次元動きベクトル計算
部の変形例(最小値をとる場合)を示した図である。
【図14】本発明(その2)の3次元動きベクトル計算
部の変形例(中央値をとる場合)を示した図である。
【図15】本発明(その3)の実施例(その1)を示し
たフローチャート図である。
【図16】本発明(その3)の実施例(その2)の説明
図である。
【図17】本発明(その3)の実施例(その2)を示し
たフローチャート図である。
【図18】本発明(その3)の実施例(その2)の回路
ブロック図である。
【図19】本発明(その3)の実施例(その3:予測画
面生成)を示したフローチャート図である。
【図20】本発明(その3)の実施例(その3)の説明
図である。
【図21】本発明(その3)の実施例(その4:予測画
面生成)を示したフローチャート図である。
【図22】本発明(その3)の実施例(その4)の説明
図である。
【図23】本発明(その3)の実施例(その5)を示し
たフローチャート図である。
【図24】従来から良く知られた平面データ用の動き補
償予測方式を示したブロック図である。
【図25】従来から良く知られたブロックマッチングと
動き補償ベクトル検出のフローチャート図である。
【図26】従来から良く知られたブロックマッチングと
動き補償ベクトル検出の回路ブロック図である。
【符号の説明】
1,2 スキャンコンバータ 3 評価部 4,40 ブロックマッチング部 5 3次元動きベクトル計算部 6−1〜6−3 間引き部 7,8 予測画面生成部 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
フロントページの続き (72)発明者 松田 喜一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画面及び参照画面におけるそれぞれ
    の3次元立体表示方式の1種である3次元ボリュームデ
    ータの動き補償予測方式において、 立方体あるいは直方体に区切られたブロックを奥行き階
    層毎の3つの2次元平面データに切断する第1及び第2
    のスキャンコンバータ(1,2) と、 該入力画面の該3つの2次元平面データの内、平坦な性
    質を有する切り口になるものが最も多い平面をその種類
    と共に優先的に選択出力すると共に該平面の種類に従っ
    て参照画面の平面データを該第2のスキャンコンバータ
    (2) より選択出力させる評価部(3) と、 該評価部(3) 及び該第2のスキャンコンバータ(2) で選
    択された平面データ同士を比較して動きベクトルを生成
    するブロックマッチング部(4) と、 を備え、該平面の種類及び動きベクトルを受信側に伝送
    することを特徴とした3次元ボリュームデータの動き補
    償予測方式。
  2. 【請求項2】 入力画面及び参照画面におけるそれぞれ
    の3次元立体表示方式の1種である3次元ボリュームデ
    ータの動き補償予測方式において、 立方体あるいは直方体に区切られたブロックを奥行き階
    層毎の3つの2次元平面データに切断する第1及び第2
    のスキャンコンバータ(1,2) と、 該入力画面の該3つの2次元平面データの内、平坦な性
    質を有する切り口になるものが多い複数の平面をその種
    類と共に優先的に選択出力すると共に該平面の種類に従
    って参照画面の平面データを該第2のスキャンコンバー
    タ(2) より選択出力させる評価部(3) と、 該評価部(3) 及び該第2のスキャンコンバータ(2) で選
    択された平面データ同士を同で平面の種類毎に比較して
    それぞれの動きベクトルを生成するブロックマッチング
    部(4) と、 各動きベクトルと該選択された平面の種類とから3次元
    動きベクトルを計算して出力する3次元動きベクトル計
    算部(5) と、 を備え、該3次元動きベクトルを受信側に伝送すること
    を特徴とした3次元ボリュームデータの動き補償予測方
    式。
  3. 【請求項3】 該平坦な性質を有する切り口の代わり
    に、エッジ部を含む切り口を優先的に選択することを特
    徴とした請求項1又は2に記載の3次元ボリュームデー
    タの動き補償予測方式。
  4. 【請求項4】 該評価部(3) が、その評価関数として画
    像の性質を示す分散を用いることを特徴とした請求項1
    又は2に記載の3次元ボリュームデータの動き補償予測
    方式
  5. 【請求項5】 該評価部(3) が、予め優先的に選択する
    平面を決めていることを特徴とした請求項1又は2に記
    載の3次元ボリュームデータの動き補償予測方式。
  6. 【請求項6】 該ブロックマッチング部(4) が、求まっ
    た複数の動きベクトルの平均値、最大値、最小値、及び
    中央値のいずれかを3次元の動き補償ベクトルとする請
    求項2に記載の3次元ボリュームデータの動き補償予測
    方式。
  7. 【請求項7】 該入力画面及び参照画面のそれぞれの平
    面データに対して間引きを行う間引き部(6-1,6-2,6-3)
    を設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに
    記載の3次元ボリュームデータの動き補償予測方式。
  8. 【請求項8】 該ブロックマッチング部(4) を第1のブ
    ロックマッチング部としたとき、該入力画面に対する間
    引き部(6-1,6-3) で間引かれずに残った入力画面と間引
    かれた入力画面とをブロックマッチングすることにより
    間引きベクトルを生成して受信側に伝送する第2のブロ
    ックマッチング部(40)を設けたことを特徴とした請求項
    7に記載の3次元ボリュームデータの動き補償予測方
    式。
  9. 【請求項9】 該第1のブロックマッチング部(4) が、
    求まった複数の動きベクトルの平面間の平均値又は距離
    の加重平均から求まっていない動きベクトルを求めるこ
    とを特徴とした請求項8に記載の3次元ボリュームデー
    タの動き補償予測方式。
  10. 【請求項10】該入力画面の一部に対してx軸方向、y
    軸方向、及びz軸方向の内の1つ以上の方向に補間フィ
    ルタをかけることにより予測画面を生成する予測画面生
    成部(8) を備えたことを特徴とする請求項8に記載の3
    次元ボリュームデータの動き補償予測方式。
  11. 【請求項11】該間引きベクトルと間引きされずに残っ
    ている入力画面とにより予測画面を生成する予測画面生
    成部(8) を備えたことを特徴とする請求項8に記載の3
    次元ボリュームデータの動き補償予測方式。
  12. 【請求項12】該予測画面生成部(8) が、該入力画面の
    空間的に両側に存在する符号化済の予測画面の少なくと
    も片方の画面の加重平均をとった結果を予測画面とし、
    その予測画面の誤差が最小となる予測画面を選択するこ
    とを特徴とした請求項11に記載の3次元ボリュームデ
    ータの動き補償予測方式。
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