JPH0611066U - 非接触型ｉｄ識別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成で複数のＩＤ情報のうち任意のＩＤ
情報を切り換え出力可能とする非接触型ＩＤ識別装置を
提供する。 【構成】複数のの異なるＩＤ情報をメモリ手段に格納し
ておき、該メモリ手段から切換手段により任意に１つの
ＩＤ情報を選択し無線回線を介して出力可能としてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】 この考案は非接触型ＩＤ識別装置に関し、特に複数種類のＩＤ情報を簡易に出 力可能とする非接触型ＩＤ識別装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】 識別装置側から電波や光等を利用した無線回線を介して質問信号を被識別側に 送出し、該被識別側から上記質問信号に応答して同様に無線回線を介して送出さ れた該被識別側特有に予め定められたＩＤ情報を受信して、特定ＩＤの識別動作 を行う非接触型ＩＤ識別装置は、近年、入出力ゲート開閉制御、物品の搬送制御 等きわめて広い分野にわたる利用が促進されている。 従来のこの種の非接触型ＩＤ識別装置は、被識別側に予め只一つのＩＤ情報を 出力する手段を内蔵させ、質問信号に応答して該１つのＩＤ情報を出力させるも のであった。 【０００３】 【考案が解決しようとする課題】 上述のように従来の非接触型ＩＤ識別装置は、出力できるＩＤ情報は予め定め られた只一であった。 ところで、ＩＤ情報は、通常、適用されているシステムと一対一で設定されて いるため、複数のシステムのそれぞれについて識別システムが機能するには１つ の被識別側について複数のＩＤ情報を用意しておく必要がある。例えば、特定人 に対して、それぞれ異なるＩＤ識別システムが適用される複数の施設について入 出力ゲート開閉制御を行わせようとするには、複数の施設のそれぞれに対応して 予め定めたＩＤ情報を個別にもたなければならず、装置が大型化し、コスト面で も問題も生じていた。 【０００４】 そこで、この考案の目的は、簡単な構成で複数のＩＤ情報のうち任意のＩＤ情 報を切り換え出力可能とする非接触型ＩＤ識別装置を提供することにある。 【０００５】 【課題を解決するための手段】 前述の課題を解決するため、この考案による非接触型ＩＤ識別装置は、 無線回線を介して送出される質問信号に応答してＩＤ情報を無線回線を介して 送出し、該ＩＤ情報を識別する非接触型ＩＤ識別装置において、 複数の異なるＩＤ情報を格納するＩＤメモリ手段と、 該ＩＤメモリ手段にアクセスして前記複数の異なるＩＤ情報のうちから１つの ＩＤ情報を選択して出力する切換手段と、 を備えて構成される。 【０００６】 【作用】 この考案では、複数の異なるＩＤ情報をメモリ手段に格納しておき、該メモリ 手段から切換手段により任意に１つのＩＤ情報を選択し無線回線を介して出力可 能としている。 【０００７】 【実施例】 次に、この考案の実施例について図面を参照しながら説明する。 図１は、この考案による非接触型ＩＤ識別装置の一実施例を示す被識別側の構 成図である。 識別装置側（図示せず）から電波信号の形態で出力される質問信号は、被識別 側のアンテナ１で受信され、デュープレクサ２を介して受信回路３に供給される 。受信回路３で所定の受信処理が施された受信信号は、復調回路４で復調され、 制御回路５に送出される。制御回路５は、該復調信号を解読し、質問信号である と認識すると、データメモリ８に対してＩＤ情報の読み出しを指示する。 【０００８】 データメモリ８には、複数の（本例では３種類の）ＩＤ情報ＩＤ（１）〜ＩＤ （３）がアドレス対応で格納されており、メモリアドレス制御回路９から出力さ れるメモリアドレスに対応したアドレスのＩＤ情報が選択出力される。メモリア ドレス制御部９は、スイッチ１０の操作により任意に制御され、メモリ制御部９ から出力されるアドレスに対応してデータメモリ８から所定のＩＤ情報が読み出 されて制御部５を介して変調回路７に供給される。 変調部７は、制御部５から 出力されるＩＤ情報をキャリア信号で変調して送信部６で所定の送信処理を施し た後、デュープレクサ２を介してアンテナ１に送出する。アンテナ１からは、上 記ＩＤ情報が、上記質問信号に対する応答信号として識別装置側に無線信号の形 態で出力される。 【０００９】 識別装置側では、アンテナ１を介して送出された無線信号を受信し、復調、解 読処理を施してＩＤ情報を得て該ＩＤ情報が、例えば入出力ゲート開放を許容し ても良いか否かを判断し、許容しても良ければ、入出力ゲートを開放するような 制御を行わせる。 【００１０】 【考案の効果】 以上説明したように、この考案による非接触型ＩＤ識別装置は、複数の異なる ＩＤ情報をメモリ手段に格納しておき、該メモリ手段から切換手段により任意に １つのＩＤ情報を選択し無線回線を介して出力可能としているので、使用性が格 段に改善される。

【図面の簡単な説明】 【図１】本考案による非接触型ＩＤ識別装置の一実施例
を示す構成ブロック図である。 【符号の説明】 １ アンテナ ２ デュ
ープレクサ ３ 受信回路 ４ 復調
回路 ５ 制御回路 ６ 送信
回路 ７ 変調回路 ８ ＩＤ
データメモリ ９ メモリアドレス制御回路 １０ スイ
ッチ

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 無線回線を介して送出される質問信号に応答してＩＤ情
   報を無線回線を介して送出し、該ＩＤ情報を識別する非
   接触型ＩＤ識別装置において、 複数の異なるＩＤ情報を格納するＩＤメモリ手段と、 該ＩＤメモリ手段にアクセスして前記複数の異なるＩＤ
   情報のうちから１つのＩＤ情報を選択して出力する切換
   手段と、 を備えて成ることを特徴とする非接触型ＩＤ識別装置。