JPH06110309A - 静電荷像現像装置と2色画像形成装置及び電子写真装置 - Google Patents

静電荷像現像装置と2色画像形成装置及び電子写真装置

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JPH06110309A
JPH06110309A JP4256625A JP25662592A JPH06110309A JP H06110309 A JPH06110309 A JP H06110309A JP 4256625 A JP4256625 A JP 4256625A JP 25662592 A JP25662592 A JP 25662592A JP H06110309 A JPH06110309 A JP H06110309A
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JP
Japan
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developer
image
carrying
voltage
bias signal
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Withdrawn
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JP4256625A
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English (en)
Inventor
Hisao Okada
久雄 岡田
Takao Kumasaka
隆夫 熊坂
Noboru Tokuyasu
徳安  昇
Susumu Tateyama
晋 立山
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Koki Holdings Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静電荷像担持体あるいは感光体及び現像剤担
持体の表面形状によって現像剤層と静電荷像担持体ある
いは感光体との間隔にバラッキが生じても静電荷像担持
体あるいは感光体上に静電荷像を高濃度で現像すること
ができること。 【構成】 直流電源9及び交流電源8から発生する交流
バイアス信号の周波数を500Hz乃至2000Hzに
設定し、交流バイアス信号の電圧レベルとして、電圧の
時間平均値を感光体ドラム1の非画像部電位と画像部電
位との間でかつ画像部電位より非画像部電位側に偏位し
た値に設定すると共に、電圧のピーク・ツー・ピーク値
を300V以上でかつ時間平均値と画像部電位との差の
2倍以下の値に設定し、感光体ドラム1と現像ロール4
との現像ギャップを250μm乃至350μmに設定
し、現像ギャップGの拡大を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電荷像現像装置と2色
画像形成装置及び電子写真装置に係り、特に、非磁性一
成分現像剤を用いて静電荷像担持体に非接触で静電荷像
を現像するに好適に静電荷像現像装置と2色画像形成装
置及び電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビームプリンタ、複写機などの電
子写真装置において、感光ドラムなどの静電荷像担持体
に非接触で静電荷像を現像する方法として、特開平4−
19677号公報に記載されているように、矩形波バイ
アスを用いた現像方法が知られている。この現像方法に
おいては、現像剤(トナー)として、単位質量当たりの
電荷量が5μC/g乃至20μC/gのものを用い、現
像剤層と静電荷像担持体(感光ドラム)との間隔を30
μm乃至250μmの範囲、好ましくは60μm乃至1
40μmの範囲に設定し、現像剤担持体(現像ロール)
に印加するバイアス電圧の周波数を300Hz乃至15
00Hzの範囲に設定し、かつバイアス電圧の平均電圧
が現像剤の帯電極性と逆極性になるようにデューテイ比
を1対1からずらした矩形波バイアスを用いている。こ
の現像方法によれば高画質で滑らかな画像を得ることが
できる。
【0003】上記従来技術のように、現像剤層と静電荷
像担持体との間隙を一定値に保っような現像方法を用い
た場合には、現像剤層と静電荷像担持体との間隔は、静
電荷像担持体と現像剤担持体とが向い合う部分全体にわ
たって常に一様に保っことが要求される。すなわち、静
電荷像担持体と現像剤担持体とが向い合う部分全体に渡
って間隔を一様に保っことができなければ、間隔の広い
部分に対応する画像が薄く、間隔が狭い部分に対応する
画像が濃くなり、最終的に得られる画像は濃度ムラが多
いものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、静電荷像担持体として、ベルト状感光体を用いたと
きに、ベルトに撓みが発生したり、ベルトの裏面側にゴ
ミなどの異物が混入したりしたとき、あるいはドラム状
感光体を用いた場合でも、ドラム状感光体の表面や現像
ロールの表面にうねりや凹凸などが生じたときについて
充分配慮されておらず、現像剤層と静電荷像担持体との
間隔を30μm乃至250μmの範囲に設定したので
は、ベルトの撓みや感光体表面のうねりあるいは凹凸に
よっては現像剤層と静電荷像担持体との間隔を設定範囲
に保っことができず、画像に濃度ムラが発生する恐れが
ある。
【0005】本発明の目的は、静電荷像担持体あるいは
感光体及び現像剤担持体の表面形状によって現像剤層と
静電荷像担持体あるいは感光体との間隔にバラッキが生
じても静電荷像担持体あるいは感光体上に静電荷像を高
濃度で現像することができる静電荷像現像装置と2色現
像形成装置及び電子写真装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、第1の装置として、非磁性現像剤を収納
する現像剤収納手段と、画像情報に応じた電位の静電荷
像を担持した静電荷像担持体と一定の間隙を保って配置
された現像剤担持体を有し現像剤収納手段からの現像剤
を現像剤担持体の表面に担持する現像剤担持手段と、静
電荷像担持体の静電荷像と同一極性の直流電圧に交流電
圧が重畳された交流バイアス信号を現像剤担持体に印加
するバイアス信号発生手段とを備え、前記静電荷像担持
体と現像剤担持体との間隙を250μm乃至350μm
に設定し、前記交流バイアス信号の周波数を500Hz
乃至2000Hzに設定し、前記交流バイアス信号の電
圧レベルとして、電圧の時間平均値を静電荷像担持体の
非画像部電位と画像部電位との間で且つ画像部電位より
非画像部電位側に偏位した値に設定すると共に電圧のピ
ーク・ツー・ピーク値を300V以上で且つ前記時間平
均値と前記画像部電位との差の2倍以下の値に設定して
構成されている静電画像現像装置を構成したものであ
る。
【0007】第2の装置として、非磁性一成分現像剤を
収納する現像剤収納手段と、現像剤収納手段に収納され
た現像剤を指定の位置まで搬送する現像剤搬送手段と、
画像情報に応じた電位の静電荷像を担持した静電荷像担
持体と一定の間隙を保って配置された現像剤担持体を有
し現像剤搬送手段により搬送された現像剤を現像剤担持
体の表面に担持する現像剤担持手段と、静電荷像担持体
の静電荷像と同一極性の直流電圧に交流電圧が重畳され
た交流バイアス信号を現像剤担持体に印加するバイアス
信号発生手段とを備え、前記静電荷像担持体と現像剤担
持体との間隙を250μm乃至350μmに設定し、前
記交流バイアス信号の周波数を500Hz乃至2000
Hzに設定し、前記交流バイアス信号の電圧レベルとし
て、電圧の時間平均値を静電荷像担持体の非画像部電位
と画像部電位との間で且つ画像部電位より非画像部電位
側に偏位した値に設定すると共に電圧のピーク・ツー・
ピーク値を300V以上で且つ前記時間平均値と前記画
像部電位との差の2倍以下の値に設定して構成されてい
る静電画像現像装置を構成したものである。
【0008】第1または第2の装置を含む第3の装置と
して、非磁性一成分現像剤として、電荷質量比の絶対値
が2μC/g乃至8μC/gの現像剤を用いている静電
荷像現像装置を構成したものである。
【0009】第4の装置として、第1現像剤を収納する
第1現像剤収納手段と、画像情報に応じた電位の静電荷
像を担持した静電荷像担持体に近接して配置された第1
現像剤担持体を有し第1現像剤収納送手段からの第1現
像剤を第1現像剤担持体の表面に担持する第1現像剤担
持手段と、静電荷像担持体の静電荷像と同一極性のバイ
アス信号を第1現像剤担持体に印加する第1バイアス信
号発生手段と、第1現像剤とは色素が異なる非磁性一成
分の第2現像剤を収納する第2現像剤収納手段と、第2
現像剤収納手段に収納された第2現像剤を指定の位置ま
で搬送する第2現像剤搬送手段と、画像情報に応じた電
位の静電荷像を担持した静電荷像担持体と一定の間隙を
保って配置された第2現像剤担持体を有し第2現像剤搬
送手段により搬送された第2現像剤を第2現像剤担持体
の表面に担持する第2現像剤担持手段と、静電荷像担持
体の静電荷像と同一極性の直流電圧に交流電圧が重畳さ
れた交流バイアス信号を第2現像剤担持体に印加する第
2バイアス信号発生手段とを備え、前記静電荷像担持体
と第2現像剤担持体との間隙を250μm乃至350μ
mに設定し、前記交流バイアス信号の周波数を500H
z乃至2000Hzに設定し、前記交流バイアス信号の
電圧レベルとして、電圧の時間平均値を静電荷像担持体
の非画像部電位と画像部電位との間で且つ画像部電位よ
り非画像部電位側に偏位した値に設定すると共に電圧の
ピーク・ツー・ピーク値を300V以上で且つ前記時間
平均値と前記画像部電位との差の2倍以下の値に設定し
て構成されている2色画像形成装置を構成したものであ
る。
【0010】第5の装置として、第1現像剤を収納する
第1現像剤収納手段と、第1現像剤収納手段に収納され
た第1現像剤を指定の位置まで搬送する第1現像剤搬送
手段と、画像情報に応じた電位の静電荷像を担持した静
電荷像担持体に近接して配置された第1現像剤担持体を
有し第1現像剤搬送手段により搬送された第1現像剤を
第1現像剤担持体の表面に担持する第1現像剤担持手段
と、静電荷像担持体の静電荷像と同一極性のバイアス信
号を第1現像剤担持体に印加する第1バイアス信号発生
手段と、第1現像剤とは色素が異なる非磁性一成分の第
2現像剤を収納する第2現像剤収納手段と、第2現像剤
収納手段に収納された第2現像剤を指定の位置まで搬送
する第2現像剤搬送手段と、画像情報に応じた電位の静
電荷像を担持した静電荷像担持体と一定の間隙を保って
配置された第2現像剤担持体を有し第2現像剤搬送手段
により搬送された第2現像剤を第2現像剤担持体の表面
に担持する第2現像剤担持手段と、静電荷像担持体の静
電荷像と同一極性の直流電圧に交流電圧が重畳された交
流バイアス信号を第2現像剤担持体に印加する第2バイ
アス信号発生手段とを備え、前記静電荷像担持体と第2
現像剤担持体との間隙を250μm乃至350μmに設
定し、前記交流バイアス信号の周波数を500Hz乃至
2000Hzに設定し、前記交流バイアス信号の電圧レ
ベルとして、電圧の時間平均値を静電荷像担持体の非画
像部電位と画像部電位との間で且つ画像部電位より非画
像部電位側に偏位した値に設定すると共に電圧のピーク
・ツー・ピーク値を300V以上で且つ前記時間平均値
と前記画像部電位との差の2倍以下の値に設定して構成
されている2色画像形成装置を構成したものである。
【0011】第4または第5の装置を含む第6の装置と
して、第1現像剤として、電荷質量比の絶対値が10μ
C/g乃至30μC/gの現像剤を用い、第2現像剤と
して、電荷質量比の絶対値が2μC/g乃至8μC/g
の現像剤を用いている2色画像形成装置を構成したもの
である。
【0012】第7の装置として、感光体表面を帯電する
帯電手段と、帯電手段により帯電された感光体の表面に
画像情報に応じた光を照射する露光手段と、露光手段に
より光の照射された感光体に対して現像剤を付着する現
像手段と、現像手段により感光体に付着された現像剤を
記録紙上に転写する転写手段と、感光体を帯電手段から
露光手段、現像手段を介して転写手段側へ順次移送する
移送手段と、を備えた電子写真装置において、前記現像
手段は、非磁性一成分現像剤を収納する現像剤収納手段
と、現像剤収納手段に収納された現像剤を指定の位置ま
で搬送する現像剤搬送手段と、画像情報に応じた電位の
静電荷像を担持した感光体と一定の間隙を保って配置さ
れた現像剤担持体を有し現像剤搬送手段により搬送され
た現像剤を現像剤担持体の表面に担持する現像剤担持手
段と、感光体の静電荷像と同一極性の直流電圧に交流電
圧が重畳された交流バイアス信号を現像剤担持体に印加
するバイアス信号発生手段とを備え、前記感光体と現像
剤担持体との間隙を250μm乃至350μmに設定
し、前記交流バイアス信号の周波数を500Hz乃至2
000Hzに設定し、前記交流バイアス信号の電圧レベ
ルとして、電圧の時間平均値を感光体の非画像部電位と
画像部電位との間で且つ画像部電位より非画像部電位側
に偏位した値に設定すると共に電圧のピーク・ツー・ピ
ーク値を300V以上で且つ前記時間平均値と前記画像
部電位との差の2倍以下の値に設定して構成されている
電子写真装置を構成したものである。
【0013】第7の装置を含む第8の装置として、非磁
性一成分現像剤として、電荷質量比の絶対値が2μC/
g乃至8μC/gの現像剤を用いている電子写真装置を
構成したものである。
【0014】第9の装置として、感光体表面を帯電する
第1帯電手段と、第1帯電手段により帯電された感光体
の表面に画像情報に応じた光を照射する第1露光手段
と、第1露光手段により光の照射された感光体に対して
第1現像剤を付着する第1現像手段と、第1現像手段に
より第1現像剤の付着された感光体の表面を帯電する第
2帯電手段と、第2帯電手段により帯電された感光体の
表面に光を照射する第2露光手段と、第2露光手段によ
り光の照射された感光体に対して第2現像剤を付着する
第2現像手段と、第1現像手段と第2現像手段により感
光体に付着された各現像剤を記録紙上に転写する転写手
段と、感光体を第1帯電手段から第1露光手段、第1現
像手段、第2帯電手段、第2露光手段、第2現像手段を
介して転写手段側へ順次移送する移送手段と、を備えた
電子写真装置において、前記第1現像手段は、第1現像
剤を収納する第1現像剤収納手段と、第1現像剤収納手
段に収納された第1現像剤を指定の位置まで搬送する第
1現像剤搬送手段と、画像情報に応じた電位の静電荷像
を担持した感光体に近接して配置された第1現像剤担持
体を有し第1現像剤搬送手段により搬送された第1現像
剤を第1現像剤担持体の表面に担持する第1現像剤担持
手段と、感光体の静電荷像と同一極性のバイアス信号を
第1現像剤担持体に印加する第1バイアス信号発生手段
とを備え、前記第2現像手段は、 第1現像剤とは色素
が異なる非磁性一成分の第2現像剤を収納する第2現像
剤収納手段と、現像剤収納手段に収納された第2現像剤
を指定の位置まで搬送する第2現像剤搬送手段と、画像
情報に応じた電位の静電荷像を担持した感光体と一定の
間隙を保って配置された現像剤担持体を有し第2現像剤
搬送手段により搬送された第2現像剤を現像剤担持体の
表面に担持する第2現像剤担持手段と、感光体の静電荷
像と同一極性の直流電圧に交流電圧が重畳された交流バ
イアス信号を現像剤担持体に印加する第2バイアス信号
発生手段とを備え、前記感光体と現像剤担持体との間隙
を250μm乃至350μmに設定し、前記交流バイア
ス信号の周波数を500Hz乃至2000Hzに設定
し、前記交流バイアス信号の電圧レベルとして、電圧の
時間平均値を感光体の非画像部電位と画像部電位との間
で且つ画像部電位より非画像部電位側に偏位した値に設
定すると共に電圧のピーク・ツー・ピーク値を300V
以上で且つ前記時間平均値と前記画像部電位との差の2
倍以下の値に設定して構成されている電子写真装置を構
成したものである。
【0015】第9の装置を含む第10の装置として、第
1現像剤として、電荷質量比の絶対値が10μC/g乃
至30μC/gの現像剤を用い、第2現像剤として、電
荷質量比の絶対値が2μC/g乃至8μC/gの現像剤
を用いている電子写真装置を構成したものである。
【0016】
【作用】前記した手段によれば、現像剤担持体に印加す
る交流バイアス信号の周波数を500Hz乃至2000
Hzに設定し、交流バイアス信号の電圧レベルとして、
電圧の時間平均値を静電荷像担持体あるいは感光体の非
画像部電位と画像部電位との間でかつ画像部電位より非
画像部電位側に偏位した値に設定すると共に、電圧のピ
ーク・ツー・ピーク値を300V以上でかつ時間平均値
と画像部電位との差の2倍以下の値に設定したため、静
電荷像担持体あるいは感光体と現像剤担持体(現像剤
層)との間隔を250μm乃至350μmに設定して
も、静電荷像担持体あるいは感光体上の静電荷像の静電
荷像を高濃度で現像できることが確認された。このよう
に、現像ギャップを従来の3倍乃至4倍に拡大できるの
で、現像ギャップが変動しても、その変動は現像ギャッ
プに対して相対的に1/3乃至1/4に小さくなり、画
像濃度の変動を抑制できる。
【0017】従って、ベルト状感光体を用いた静電荷像
現像装置などにおいて、ベルトがたわんだり、ベルト裏
面にゴミなどが付着したりしても、現像ギャップが拡大
されているためベルト状感光体上の静電荷像を高濃度で
現像することができる。またドラム状感光体を用いた静
電荷像現像装置などにおいても、ドラム状感光体の表面
あるいは現像ロールの表面にうねりが生じたり凹凸が生
じたりしても、現像ギャップが拡大されているため、ド
ラム状感光体上の静電荷像を高濃度で現像することがで
きる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。 (第1実施例)図1は、静電荷像現像装置を電子写真装
置に適用したときの実施例を示す構成図である。図1に
おいて、感光ドラム1は、静電荷像担持体としてセレン
感光体を用いて構成されており、移送手段によって回転
間に支持されていると共に、一定方向に回転されるよう
になっている。感光ドラム1の周囲には帯電器(図示省
略)、露光器(図示省略)、現像機2、転写器(図示省
略)、定着機(図示省略)が配置されている。
【0019】感光体ドラム1の表面は帯電器によって一
様に帯電され、その後露光器によって画像情報に対応し
た露光が行なわれる。そしてこれらの処理が行われる
と、感光体ドラム1上には静電荷像が形成される。この
静電画像の画像部電位Vrは、セレン感光体を用いた反
転現像を行なう場合には約50Vで、非画像部電位Vs
は約750Vである。そして帯電工程及び露光工程が終
了した後感光体ドラム1は現像機2側に移送される。
【0020】現像機2はブレイド3、現像ロール4、搬
送ロール5、撹拌羽根6、ホッパ7、交流電源8、直流
電源9を備えて構成されており、現像ロール4と感光体
ドラム1とが一定の現像ギャップGを保って配置されて
いる。ホッパ7は、非磁性のトナーのみから成る一成分
現像剤を収納する現像剤収納手段として構成されてお
り、ホッパ7内には撹拌羽根6、搬送ロール5、現像ロ
ール4が収納されている。撹拌羽根6はホッパ7内の現
像剤を撹拌して搬送ロール5側へ送給するように構成さ
れている。搬送ロール5はスポンジあるいはブラシなど
で構成されており、現像ロール4と接触した状態で現像
ロール4とは逆方向に回転し、撹拌羽根6で撹拌された
現像剤を現像ロール4側へ送給するようになっている。
すなわち搬送ロール5は撹拌羽根6と共に、ホッパ7内
の現像剤を現像ロール4側へ搬送する現像剤搬送手段と
して構成されている。
【0021】現像ロール4は、現像剤担持体として、搬
送ロール4と接触した状態で回転可能に構成されてお
り、現像ロール4の上部には現像ロール4の表面に均一
な現像剤層を形成するためのブレイド3が配置されてい
る。そして現像ロール4上に送給された現像剤は搬送ロ
ール5との摩擦によって帯電されるようになっている。
また現像ロール4と搬送ロール5には交流電源8及び直
流電源9からの交流バイアス信号が供給されている。こ
の交流バイアス信号は、直流電源9の出力電圧500V
に交流電源8の交流電圧が重畳されて形成されている。
そして交流電源8の周波数は数Hzから数kHzの範囲
で調整可能であり、かつ電圧のレベルが0V〜数千Vボ
ルトの範囲で調整可能に構成されている。すなわち交流
電源8と直流電源9はバイアス信号発生手段として構成
されている。
【0022】上記構成において、交流バイアス信号の電
圧のピーク・ツー・ピーク値や周波数を種々換えると共
に現像ギャップGを種々換えて実験を行なったところ、
図2に示されるような実験結果が得られた。図2におい
て、曲線Aは、バイアス信号として直流電圧500Vの
みを用いたときの特性であり、現像ギャップGの増加に
伴なって画像濃度が減少することが理解される。
【0023】次に、直流電圧500Vに周波数2kHz
の交流電圧を重畳し、交流電圧のレベルを400Vpp
から1000Vppまで変化させたところ、曲線B,
C,D,Eに示されるような特性が得られた。これらの
特性曲線から、交流電圧のピーク・ツー・ピーク値を大
きくするに従って、現像ギャップGの拡大に伴なう画像
濃度の低下割り合いが小さくなってくることが理解され
る。また現像ギャップGを250μmより狭くすると、
曲線Fで示されるように、直流電圧500Vに交流電圧
800Vppを重畳した場合には、本来現像されてはな
らない非画像部がカブリとして現像された。これは、記
録用紙上に白地の汚れとなり好ましくない。
【0024】これらの実験結果から、直流電圧500V
に交流電圧を重畳することは、現像ギャップGの拡大に
伴なう画像濃度の低下割り合いを小さくすることはでき
るが、現像ギャップGが狭いときには、非画像部にカブ
リを生じさせることになるということが理解される。
【0025】次に、現像ギャップGを300μmとし、
交流電圧のレベルを種々変化させて画像濃度を測定した
ところ、図3に示されるような実験結果が得られた。
【0026】図3から、交流電圧のピーク・ツー・ピー
ク値を大きくしていくと、画像濃度が高くなることが理
解される(曲線G)。また交流電圧のピーク・ツー・ピ
ーク値が、感光体ドラム1の画像部電位Vr(50V)
と、交流バイアス信号の直流電圧500V(交流バイア
ス信号の時間平均値)の2倍より大きくなると、曲線H
で示されるように、非画像部にカブリが生じることが理
解される。このカブリは、トナーの電荷質量比Q/Mの
絶対値が8μC/gより大きい場合に生じることが確認
された。これは、交流電圧のピーク・ツー・ピーク値が
大きくなると、交流バイアス信号の瞬時値が大きくな
り、現像ロール4上の比較的電荷量の大きなトナーも感
光体ドラム1で現像され、交流バイアス信号の瞬時値が
小さくなったときには交流バイアス信号の直流成分が非
画像部電位に変位しているため、電荷質量比の大きいト
ナーが感光体ドラム1から現像ロール4へ戻らないこと
が原因と考えられる。
【0027】そこで、トナーの電荷質量比Q/Mや交流
バイアス信号のレベル及び現像ギャップGを種々換えて
実験を行なったところ、現像ギャップGが250μmか
ら350μmの範囲であれば、画像濃度が高く、カブリ
がない良好な画像が得られた。
【0028】すなわち、画像剤(トナー)として電荷質
量比Q/Mの絶対値が2μC/g乃至8μC/gのトナ
ーを用い、交流バイアス信号の周波数を500Hz乃至
2000Hz範囲で、電圧の時間平均値が感光体ドラム
1の非画像部電位(約750V)を画像部電位(50
V)の間で、かつ画像部電位より比画像部電位に偏位し
ており、電圧のピーク・ツー・ピーク値が300V以上
で時間平均値(500V)と画像部電位(50V)との
差(450V)の2倍の値(900V)以下の交流バイ
アス信号を用いる。
【0029】上記実施例によれば、現像ギャップGを2
50μmから350μmの範囲に設定しても、画像濃度
が高くカブリがない良好な画像が得られるため、感光体
としてベルト状感光体を用いたときに、ベルトに撓みが
発生したり、ベルトの裏面にゴミなどが付着したりして
も、画像濃度が安定した現像を行なうことができる。ま
た感光体としてドラム状感光体を用いたときに、感光体
や現像ロールの表面にうねりや凹凸が生じても、画像濃
度の安定した現像を行なうことができる。
【0030】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
を図4乃至図6に従って説明する。本実施例は、感光体
状色重ね方式の多色画像形成装置を電子写真装置に適用
したものである。図4において、電子写真装置は、感光
体ドラム1、第1帯電器11、第1露光器12、第1現
像機13、第2帯電器15、第2露光器16、第2現像
機32、転写器17、定着機18などを備えて構成され
ており、セレン感光体で構成された感光体ドラム1の周
囲に、第1帯電器11、第1露光器12、第1現像機1
3、第2帯電器15、第2露光器16、第2現像機3
2、転写器17、定着機18が配置されている。そして
第1現像機13と第2現像機32によって2色画像形成
装置が構成されている。
【0031】感光体ドラム1は、移送手段によって回転
可能に支持されて第1帯電器11から第1露光器12側
へ順次移送されるように構成されている。そして感光体
ドラム1は、まず第1帯電器11によってその表面が一
定の電位に一様に帯電されるようになっている。第1帯
電器11によって帯電された感光体ドラム1の表面に
は、第1露光器12から画像情報に応じた光が照射され
て露光されるようになっている。露光された感光体ドラ
ム1は第1現像機13側へ移送され、第1現像機13に
よって感光体ドラム1上の静電荷像が現像される。第1
現像機13は直流電源14、現像ロール19などを備え
ており、第1現像機13内に収納された第1現像剤(本
実施例の場合は黒色)が現像ロール19によって感光体
ドラム1上に付着されるようになっている。このとき現
像ロール19にはバイアス電圧として直流電源14から
の直流電圧が印加されている。この第1現像機13には
ホッパ、撹拌器、搬送ロール、ブレードなどが設けられ
ているが(図示省略)、第1現像機13においては、第
1露光器12で形成された潜像に対して黒色の現像が行
われる。
【0032】第1現像機13による現像工程が終了した
感光体ドラム1は第2帯電器15側へ移送され、第2帯
電器15によってその表面が一様に帯電される。第2帯
電器15によって帯電された感光体ドラム1は第2露光
器16側へ移送され、第2露光器16により第二色目の
カラーに対する潜像が形成される。第2露光器16によ
って露光された感光体ドラム1は第2現像機32側に移
送され、第2現像機32により第二色目のカラーに対す
る現像が行なわれる。すなわち第2現像機32内には第
2現像剤として、赤、青、緑などのうち指定のカラーの
現像剤が収納されており、この現像剤が現像ロール33
を介して感光体ドラム1の表面に付着されるようになっ
ている。このとき、現像ロール33には、交流電源8、
直流電源からの交流バイアス信号が印加されている。ま
たこの第2現像機32は前記実施例における現像機2と
同一のもので構成されており、現像ロール33が感光体
ドラム1に対して一定の現像ギャップGを保って配置さ
れている。
【0033】第2現像機32により黒とカラーの2色の
画像が現像された感光体ドラム1は転写器17側に移送
され、感光体ドラム1上に付着された黒とカラーの2色
の画像が転写器17によって記録用紙20上に転写され
る。転写器17により2色の画像が転写された記録用紙
20は定着機18側に順次移送それ、定着機18によっ
て2色画像が記録用紙20に固定され、記録用紙20上
には2色画像により画像情報が印刷されることになる。
【0034】ここで、2色画像形成装置を電子写真装置
に適用するに際しては、第2現像機32で2色目の現像
を行なうときに、感光体ドラム1上にすでに形成されて
いる第一色目の画像を乱さないことが重要である。そこ
で、本実施例においては、第2現像機32として、感光
体ドラム1にトナーを接触させずにカラー画像に対応す
る静電荷像をカラートナーで現像するという非接触現像
方式を採用している。なお、第1現像機13において
は、現像剤が感光体ドラム1に接触して良いので、第1
現像機13としては、キャリアとトナーからなる二成分
現像剤を用いた磁気ブラシ現像装置を用いることができ
る。
【0035】上記構成において、交流バイアス信号のピ
ーク・ツー・ピーク値に対する画像濃度を測定したとこ
ろ、図5に示されるような実験結果が得られた。図5に
おいて、曲線Iは、第二色目のカラー画像の濃度であ
り、交流電圧のピーク・ツー・ピーク値が大きくなるに
従って画像濃度が高くなることが理解される。また曲線
Kで示されるように、交流電圧のピーク・ツー・ピーク
値が大きくなりすぎると、非画像部にカブリが生じるこ
とがわかった。一方、第一色目の黒画像は、曲線Jで示
されるように、交流電圧のピーク・ツー・ピーク値が大
きくなると画像濃度が若干低下してくることが理解され
る。これは、交流電圧のピーク・ツー・ピーク値が大き
くなると、交流バイアス信号の瞬時値が小さくなったと
きには、感光体ドラム1上に付着している黒トナー像の
電位より現像ロール33の電位が低い状態が発生し、感
光体ドラム1上の比較的電荷量の小さな黒トナーが感体
体ドラム1から引き離されることが原因と考えられる。
実際、黒画像の濃度が低下した場合に、第2現像機32
の現像ロール33の表面を観察すると、黒トナーが混入
していたことが分かった。
【0036】次に、直流電圧500Vに800Vppの
交流電圧を重畳した交流バイアス信号を用い、現像ギャ
ップGを種々換えて実験を行なったところ、図6に示さ
れるような実験結果が得られた。図6の曲線Mから、本
発明を適用した第2現像機32を用いて現像を行なう
と、カラー画像濃度は現像ギャップGの拡大に対しても
低下の割り合いが小さいことが理解される。一方、現像
ギャップGが250μmより狭くなると、曲線Nで示さ
れるように、カブリが発生すると共に、曲線Lで示され
るように、黒現像濃度も低下することが理解される。こ
のカブリの発生は、カラートナー中の比較的電荷量の大
きなトナーが原因である。一方、黒画像濃度の低下は、
現像ギャップGが狭くなると、交流バイアス信号の瞬時
値が小さくなったときに、第2現像機32の現像ロール
33の電位の方が低くなるが、現像ギャップGが狭いほ
ど感光体ドラム1上の比較的電荷量の小さな黒トナーを
感光体ドラムから引き離すように、電界が大きくなるた
めである。これらの実験結果から、第1現像に用いる現
像剤は電荷質量比がある程度大きい方が第2現像時に第
一色目の黒画像を劣化させないことが分った。
【0037】次に、第1現像機13による第一色目と第
2現像機32による第二色目について、トナーの電荷質
量比や交流バイアス信号のレベル、周波数、現像ギャッ
プGの大きさを種々換えて実験を行なったところ、以下
に示すような実験結果が得られた。
【0038】まず、第1現像については、トナーの電荷
質量比を10μC/g乃至30μC/gとし、バイアス
信号としては直流電圧のみで、その値は前記実施例と同
じ潜像電位条件の場合は非画像部表面の電位Vsよりは
50V以上低くければ良く、更に、トナーが感光体ドラ
ム1表面に充分接触する現像ギャップに設定すれば、充
分な濃度の画像が得られることが分かった。
【0039】次に、第2現像に関しては、前記実施例と
同じ条件によって良好な画像を得ることが確認された。
【0040】本実施例によれば、第1現像及び第2現像
における条件を満足することによって、2色画像形成装
置を電子写真装置に適用しても、黒とカラーの画像濃度
が高くカブリがない良好な画像を得ることができる。従
って、本実施例によれば、感光体としてベルト状感光体
を用いたりドラム状感光体を用いても、前記実施例と同
様に、画像濃度が安定した現像を行なうことができる。
【0041】なお、本実施例では、第一色目の第1現像
機13として、キャリアとトナーから成る2成分現像剤
を用いた磁気ブラシ現像装置を用いることで説明した
が、第1現像機13としては、第2現像機32と同じよ
うに、非磁性1成分現像剤を用いた非接触現像を行う現
像機を用いることも可能である。この場合、現像剤の電
荷質量比、交流バイアス信号、現像ギャップの条件を同
じように設定してもよい。また現像剤の電荷質量比は、
現像時には第2現像と同じ程度の2μC/g乃至8μC
/gであるが、第2帯電器15で再び感光体ドラム1の
表面を一様に帯電する際には、感光体ドラム1上の現像
剤にも電荷が付与され、電荷質量比が10μC/g乃至
15μC/g程度に大きくなる。従って、前述したよう
に、第2現像においては、第一色目の黒画像を劣化させ
ることがない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
交流バイアス信号として一定の条件を設定し、現像剤担
持体と静電荷像担持体との現像ギャップを拡大するよう
にしたため、静電荷像担持体や現像剤担持体の表面形状
にバラッキが生じても、画像濃度が安定した現像を行な
うことができる。従って、静電荷像担持体あるいは現像
剤担持体の加工精度を低くおさえることができ、製造コ
ストの低減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す構成図である。
【図2】第1実施例における現像ギャップと画像濃度に
対するバイアス信号の特性図である。
【図3】第1実施例における交流電圧のピーク・ツー・
ピーク値と画像濃度との関係を示す特性図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す構成図である。
【図5】第2実施例における交流電圧のピーク・ツー・
ピーク値と画像濃度との関係を示す特性図である。
【図6】第2実施例における現像ギャップと画像濃度と
の関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 現像機 3 ブレード 4 現像ロール 5 搬送ロール 6 撹拌羽根 7 ホッパ 8 交流電源 9 直流電源 11 第1帯電器 12 第1露光器 13 第1現像機 14 直流電源 15 第2帯電器 16 第2露光器 17 転写器 18 定着機 19 現像ロール 32 第2現像機 33 現像ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳安 昇 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 立山 晋 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立工機株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性現像剤を収納する現像剤収納手段
    と、画像情報に応じた電位の静電荷像を担持した静電荷
    像担持体と一定の間隙を保って配置された現像剤担持体
    を有し現像剤収納手段からの現像剤を現像剤担持体の表
    面に担持する現像剤担持手段と、静電荷像担持体の静電
    荷像と同一極性の直流電圧に交流電圧が重畳された交流
    バイアス信号を現像剤担持体に印加するバイアス信号発
    生手段とを備え、前記静電荷像担持体と現像剤担持体と
    の間隙を250μm乃至350μmに設定し、前記交流
    バイアス信号の周波数を500Hz乃至2000Hzに
    設定し、前記交流バイアス信号の電圧レベルとして、電
    圧の時間平均値を静電荷像担持体の非画像部電位と画像
    部電位との間で且つ画像部電位より非画像部電位側に偏
    位した値に設定すると共に電圧のピーク・ツー・ピーク
    値を300V以上で且つ前記時間平均値と前記画像部電
    位との差の2倍以下の値に設定して構成されている静電
    画像現像装置。
  2. 【請求項2】 非磁性一成分現像剤を収納する現像剤収
    納手段と、現像剤収納手段に収納された現像剤を指定の
    位置まで搬送する現像剤搬送手段と、画像情報に応じた
    電位の静電荷像を担持した静電荷像担持体と一定の間隙
    を保って配置された現像剤担持体を有し現像剤搬送手段
    により搬送された現像剤を現像剤担持体の表面に担持す
    る現像剤担持手段と、静電荷像担持体の静電荷像と同一
    極性の直流電圧に交流電圧が重畳された交流バイアス信
    号を現像剤担持体に印加するバイアス信号発生手段とを
    備え、前記静電荷像担持体と現像剤担持体との間隙を2
    50μm乃至350μmに設定し、前記交流バイアス信
    号の周波数を500Hz乃至2000Hzに設定し、前
    記交流バイアス信号の電圧レベルとして、電圧の時間平
    均値を静電荷像担持体の非画像部電位と画像部電位との
    間で且つ画像部電位より非画像部電位側に偏位した値に
    設定すると共に電圧のピーク・ツー・ピーク値を300
    V以上で且つ前記時間平均値と前記画像部電位との差の
    2倍以下の値に設定して構成されている静電画像現像装
    置。
  3. 【請求項3】 非磁性一成分現像剤として、電荷質量比
    の絶対値が2μC/g乃至8μC/gの現像剤を用いて
    いる請求項1または2記載の静電荷像現像装置。
  4. 【請求項4】 第1現像剤を収納する第1現像剤収納手
    段と、画像情報に応じた電位の静電荷像を担持した静電
    荷像担持体に近接して配置された第1現像剤担持体を有
    し第1現像剤収納送手段からの第1現像剤を第1現像剤
    担持体の表面に担持する第1現像剤担持手段と、静電荷
    像担持体の静電荷像と同一極性のバイアス信号を第1現
    像剤担持体に印加する第1バイアス信号発生手段と、第
    1現像剤とは色素が異なる非磁性一成分の第2現像剤を
    収納する第2現像剤収納手段と、第2現像剤収納手段に
    収納された第2現像剤を指定の位置まで搬送する第2現
    像剤搬送手段と、画像情報に応じた電位の静電荷像を担
    持した静電荷像担持体と一定の間隙を保って配置された
    第2現像剤担持体を有し第2現像剤搬送手段により搬送
    された第2現像剤を第2現像剤担持体の表面に担持する
    第2現像剤担持手段と、静電荷像担持体の静電荷像と同
    一極性の直流電圧に交流電圧が重畳された交流バイアス
    信号を第2現像剤担持体に印加する第2バイアス信号発
    生手段とを備え、前記静電荷像担持体と第2現像剤担持
    体との間隙を250μm乃至350μmに設定し、前記
    交流バイアス信号の周波数を500Hz乃至2000H
    zに設定し、前記交流バイアス信号の電圧レベルとし
    て、電圧の時間平均値を静電荷像担持体の非画像部電位
    と画像部電位との間で且つ画像部電位より非画像部電位
    側に偏位した値に設定すると共に電圧のピーク・ツー・
    ピーク値を300V以上で且つ前記時間平均値と前記画
    像部電位との差の2倍以下の値に設定して構成されてい
    る2色画像形成装置。
  5. 【請求項5】 第1現像剤を収納する第1現像剤収納手
    段と、第1現像剤収納手段に収納された第1現像剤を指
    定の位置まで搬送する第1現像剤搬送手段と、画像情報
    に応じた電位の静電荷像を担持した静電荷像担持体に近
    接して配置された第1現像剤担持体を有し第1現像剤搬
    送手段により搬送された第1現像剤を第1現像剤担持体
    の表面に担持する第1現像剤担持手段と、静電荷像担持
    体の静電荷像と同一極性のバイアス信号を第1現像剤担
    持体に印加する第1バイアス信号発生手段と、第1現像
    剤とは色素が異なる非磁性一成分の第2現像剤を収納す
    る第2現像剤収納手段と、第2現像剤収納手段に収納さ
    れた第2現像剤を指定の位置まで搬送する第2現像剤搬
    送手段と、画像情報に応じた電位の静電荷像を担持した
    静電荷像担持体と一定の間隙を保って配置された第2現
    像剤担持体を有し第2現像剤搬送手段により搬送された
    第2現像剤を第2現像剤担持体の表面に担持する第2現
    像剤担持手段と、静電荷像担持体の静電荷像と同一極性
    の直流電圧に交流電圧が重畳された交流バイアス信号を
    第2現像剤担持体に印加する第2バイアス信号発生手段
    とを備え、前記静電荷像担持体と第2現像剤担持体との
    間隙を250μm乃至350μmに設定し、前記交流バ
    イアス信号の周波数を500Hz乃至2000Hzに設
    定し、前記交流バイアス信号の電圧レベルとして、電圧
    の時間平均値を静電荷像担持体の非画像部電位と画像部
    電位との間で且つ画像部電位より非画像部電位側に偏位
    した値に設定すると共に電圧のピーク・ツー・ピーク値
    を300V以上で且つ前記時間平均値と前記画像部電位
    との差の2倍以下の値に設定して構成されている2色画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 第1現像剤として、電荷質量比の絶対値
    が10μC/g乃至30μC/gの現像剤を用い、第2
    現像剤として、電荷質量比の絶対値が2μC/g乃至8
    μC/gの現像剤を用いている請求項4または5記載の
    2色画像形成装置。
  7. 【請求項7】 感光体表面を帯電する帯電手段と、帯電
    手段により帯電された感光体の表面に画像情報に応じた
    光を照射する露光手段と、露光手段により光の照射され
    た感光体に対して現像剤を付着する現像手段と、現像手
    段により感光体に付着された現像剤を記録紙上に転写す
    る転写手段と、感光体を帯電手段から露光手段、現像手
    段を介して転写手段側へ順次移送する移送手段と、を備
    えた電子写真装置において、 前記現像手段は、非磁性一成分現像剤を収納する現像剤
    収納手段と、現像剤収納手段に収納された現像剤を指定
    の位置まで搬送する現像剤搬送手段と、画像情報に応じ
    た電位の静電荷像を担持した感光体と一定の間隙を保っ
    て配置された現像剤担持体を有し現像剤搬送手段により
    搬送された現像剤を現像剤担持体の表面に担持する現像
    剤担持手段と、感光体の静電荷像と同一極性の直流電圧
    に交流電圧が重畳された交流バイアス信号を現像剤担持
    体に印加するバイアス信号発生手段とを備え、前記感光
    体と現像剤担持体との間隙を250μm乃至350μm
    に設定し、前記交流バイアス信号の周波数を500Hz
    乃至2000Hzに設定し、前記交流バイアス信号の電
    圧レベルとして、電圧の時間平均値を感光体の非画像部
    電位と画像部電位との間で且つ画像部電位より非画像部
    電位側に偏位した値に設定すると共に電圧のピーク・ツ
    ー・ピーク値を300V以上で且つ前記時間平均値と前
    記画像部電位との差の2倍以下の値に設定して構成され
    ている電子写真装置。
  8. 【請求項8】 非磁性一成分現像剤として、電荷質量比
    の絶対値が2μC/g乃至8μC/gの現像剤を用いて
    いる請求項7記載の電子写真装置。
  9. 【請求項9】 感光体表面を帯電する第1帯電手段と、
    第1帯電手段により帯電された感光体の表面に画像情報
    に応じた光を照射する第1露光手段と、第1露光手段に
    より光の照射された感光体に対して第1現像剤を付着す
    る第1現像手段と、第1現像手段により第1現像剤の付
    着された感光体の表面を帯電する第2帯電手段と、第2
    帯電手段により帯電された感光体の表面に光を照射する
    第2露光手段と、第2露光手段により光の照射された感
    光体に対して第2現像剤を付着する第2現像手段と、第
    1現像手段と第2現像手段により感光体に付着された各
    現像剤を記録紙上に転写する転写手段と、感光体を第1
    帯電手段から第1露光手段、第1現像手段、第2帯電手
    段、第2露光手段、第2現像手段を介して転写手段側へ
    順次移送する移送手段と、を備えた電子写真装置におい
    て、 前記第1現像手段は、第1現像剤を収納する第1現像剤
    収納手段と、第1現像剤収納手段に収納された第1現像
    剤を指定の位置まで搬送する第1現像剤搬送手段と、画
    像情報に応じた電位の静電荷像を担持した感光体に近接
    して配置された第1現像剤担持体を有し第1現像剤搬送
    手段により搬送された第1現像剤を第1現像剤担持体の
    表面に担持する第1現像剤担持手段と、感光体の静電荷
    像と同一極性のバイアス信号を第1現像剤担持体に印加
    する第1バイアス信号発生手段とを備え、 前記第2現像手段は、 第1現像剤とは色素が異なる非
    磁性一成分の第2現像剤を収納する第2現像剤収納手段
    と、現像剤収納手段に収納された第2現像剤を指定の位
    置まで搬送する第2現像剤搬送手段と、画像情報に応じ
    た電位の静電荷像を担持した感光体と一定の間隙を保っ
    て配置された現像剤担持体を有し第2現像剤搬送手段に
    より搬送された第2現像剤を現像剤担持体の表面に担持
    する第2現像剤担持手段と、感光体の静電荷像と同一極
    性の直流電圧に交流電圧が重畳された交流バイアス信号
    を現像剤担持体に印加する第2バイアス信号発生手段と
    を備え、前記感光体と現像剤担持体との間隙を250μ
    m乃至350μmに設定し、前記交流バイアス信号の周
    波数を500Hz乃至2000Hzに設定し、前記交流
    バイアス信号の電圧レベルとして、電圧の時間平均値を
    感光体の非画像部電位と画像部電位との間で且つ画像部
    電位より非画像部電位側に偏位した値に設定すると共に
    電圧のピーク・ツー・ピーク値を300V以上で且つ前
    記時間平均値と前記画像部電位との差の2倍以下の値に
    設定して構成されている電子写真装置。
  10. 【請求項10】 第1現像剤として、電荷質量比の絶対
    値が10μC/g乃至30μC/gの現像剤を用い、第
    2現像剤として、電荷質量比の絶対値が2μC/g乃至
    8μC/gの現像剤を用いている請求項9記載の電子写
    真装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100460976B1 (ko) * 2002-07-02 2004-12-09 삼성전자주식회사 비접촉 현상방식 화상형성장치 및 그 컬러화상 현상방법
US7672604B2 (en) * 2005-03-16 2010-03-02 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image forming method using electrostatic transport and hopping
US8170454B2 (en) 2008-09-11 2012-05-01 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus and image forming method

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